おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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蓄膿
2007年07月26日 (木)
原因はまったくもって不明だが、頭痛といえない頭痛のもとは「蓄膿」のようだ。頭痛だと思っていたけど、正確に痛さの場所を探すと頭よりだいぶ下がって、右目の下のほっぺたの上あたり。鼻の奥も痛い。プールとかに入って鼻に水が入ってしまい、つ〜ん・・・っなる状態が何時間も続くという感じ。まったくもって集中できない。

朝と夜はなぜか平気なのだが、痛石積み電車から降りると徐々に痛み始める。クーラーが悪いのか、はたまた座って下向いて目をつむっているから、膿とかが移動するのだろうか?

病院にいったわけじゃないから、本当に蓄膿かどうかわからないが、ネットで調べたら「急性蓄膿」みたいなのがあり、症状もなんかぴったりなような気がするのでたぶんそうなんだろう。原因はまったくもって不明と書いたが、冷静に考えると心当たりがなくもない。月曜あたりに耳鼻科にいってみようと思う。

石積み。

会話がないない騒いでいたが、今日はおいらあてに電話がジャンジャンなった。そろそろリニューアルサイトがアップされるということで、現時点でのものが石積み場内出回ってるらしい。麻呂がなにやら大仰なことを宣伝をしているらしい。

会話ができるのは嬉しいのだが、どうも話がちぐはぐで頭を悩ます。今までWEBを専門でやっている人がいなかったから、ここぞとばかりに「専門にきこう!」みたいな流れになっている。それはそれで別にいいのだが、入って3週間。おいらはまだうちの石積み場が何をやっているのかほとんどわかっていない。何を扱っているかはわかっているが、それがどんなものなのか全くわからんのだ。

だのに・・・内容に関わるところを「おまかせで!」とまるで寿司屋の板さんに頼むみたいに頼んでくるのだ。各ページの関連リンクなども「あったほうがいいですよ〜」と勝手に作ったのだが、その関連づけを頼まれたりもする。

一番困るのが、おいらは知らなかったのだが、各ページに担当があるようなのだ。コラムとか著書がいるものならわかるが、社員募集はどこどこの部署、取り扱い商品はそこそこの部署、説明会などはどれどれの部署、顧客用のリンクはあっち、お客様の声はそっち・・・と別々に注文がくる。WEBサイトなんて統一感をださなきゃいけないのに、そんなにバラバラできたらちぐはぐになるよ・・・打ち合わせもしてないのに・・・。でも、それでなるほどなっとく・・・どうして旧サイトはあそこまでコードからしてちぐはぐなのか・・・それはおそらく部署部署でバラバラにページを作って、トップページからそれぞれをリンクさせただけなのだろう。うぐむ〜。

そういえば、デザインについてもたまに頼まれるのだが、電話だけをかけてくる人は打ち合わせをしてないからこれまでの流れをまったく把握していないのと、おいらの権限がどこまであるのかを理解していないため、「え〜っと・・・それはおいらにはわからないんですよ〜」と答えざるを得ないことも多い。バベルの塔はワークフロー命みたいなところがあるから、ワークフローに入っていない異分子なおいらに対してどのように注文していいのかもわからないようだ。そして、おいらも何が何だかわからない。いま、おいらを組み込んだワークフローを作ろうとしているらしいのだが・・・。

そんなわけで、2ヶ月短期の予定だったが「延長」することになっている模様。そんな匂いがプンプンしていた(2ヶ月とは思えない将来的な構想を何度もきかされていたり)が、実際に延長となると迷うところだ。

まず、スーツがない。ないから買わないといけない。スーツだとクールビズみたいに安くは住まないだろう。2年くらい石積むならOKだが、半年くらいで「じゃっ!」とか契約着られたらスーツ買い損だ。まぁ、買ったら買ったらで次回からの選択肢が増えるのは確かだが、スーツをきる石積みを好んで選ぶとは思えないしな〜。

あとバビロニア自体、まだ楽しめてないがやはり人が多すぎる・・・どうでもいいが、朝の人混みに紛れて、たまに柱の影ですでに疲れ果てた感じで座っている外国人観光客なんかを見かけるのだが、そんなときはいつも心の中で「人おおすぎてごめんよ〜!!」と謝ってしまう。おいらは悪くないが・・・「こんなとこいないで九州いきな〜高千穂とかさ〜」って思ってしまう。逆にたくましいのが台湾人だか中国人だかのアジア人集団観光客。早朝のものすごい流れの人混みの中に、旗をもって岩のようにたつ添乗員。その説明を聞いている観光客。たくましいわ〜。

で、なんだっけ・・・あ、そうだ。葛藤だ。葛藤。

もし延長するなら一日一時間くらいの残業はしたいかな。今も別にダメとはいわれていないからやっても問題ないんだろうけど、残業する意味もないので5時半には帰ってしまう。で、今日知ったのだが、規定外時間なんたら・・・みたいなのがあって、あまり長時間石積みすぎると休暇をとらないといけなくなるらしい。デザイン会社しかしらんから、そんなのあるのしらんかったよ。それで麻呂は締め切り間近だというのに休暇をとらないといけないらしい。嬉しさと申し訳なさが入り交じったような雰囲気でおいらにそう説明してくれた。

入ったばかりのころから、有給休暇を皆がばっちり取っているのをみて「すげ〜石積み場だな〜」って驚いていたが、そういう理由もあるのだろう。「有給休暇って使って当然の権利でしょ!」と現実に対して不満ブ〜ブ〜であったが、まさに理想というか、当然の環境がうちにはある。日雇いじゃなくって、正石積み職人も当然のように5時半に帰る人もいるし、帰っても「まじであいつ帰るのかよ・・・」的な理不尽なプレッシャーを含み視線も全くない。

ってことで、おいらにとってどっちがいいのか未だよくわからないので、もう少し様子を見ることにする。でも、有給がとれるってことは、気兼ねなくスペインに行けるってことだよな〜。それはかなりでかい気がする・・・。

受付嬢。そろそろあだ名をつけるべきか?

いつもはたぶん3つくらいある椅子の真ん中に座っているのだが、今日はなぜか一番左の席に座っていた。しかも、今日のアルカイックスマイルは不調で、伏し目がちな感じで何かをやっていた。たぶんクロスワードだ!!と勝手に確信した。相変わらず退屈そうだが、昼飯の時にちらっとみたら、守衛のおじさんと話していて、なぜかほっとした。

そういえば、マリカルメンに受付嬢の話をしたら「そんなの狙ってるに決まってるでしょ〜!友達の友達でいるけど、たいていその子を見初めた誰かが合コンとかセッティングして商社の人とかと結婚するらしいよ〜」とリアルな世界の話をされた。
「友達の友達」ってところもそうだが、世間一般でいうところの「噂」やら「やっかみ」やら「イメージ」やら「偏見」やらが入り交じったデータのような気もする。

こうやって毎日数秒を数回見ていると、夏休みの朝顔とか向日葵とかへちまを観察しているような気分になってくる。観察日記も書いてるし。大きな変化がないから、徐々に飽きつつもあるが、夏が終わるまでは気合いで続けてやる。

明日は金曜日・・・だけど、おとなしくしていよう。蓄膿だし。

2007年07月24日 (火)
なんとか、週末の2日分の日記が書けた。かなり手抜きだけど致し方ない。

今朝、久しぶりの天気にバレンシアを思い出し、気分揚々と石積み場にでかけたのだが、通石積み電車をおりた途端、頭痛とも言えないような頭痛が。滅多にないので頭痛には抵抗力がない。なんかイヤな感じ。体には嘘つけているけど、心には嘘つけてないのでは・・・「これって時季外れの5月病?」と思い悩んでいると、母親に一蹴された。

「あんた、それ・・・典型的なクーラー病よ!」

「え"え"え"え"〜〜〜クールビズなのに〜?28度設定なのに?っていうか、いままでクーラー病だと思っていたのはなんなのさ〜!」

まぁ、言われてみたらクーラーのばっちりきいた電車から降りた時、同じく冷え冷えのドトールから出た時・・・変な倦怠感を感じた気がしないでもないが・・・。

クーラー病ってどう治せばいいの?だって、毎日の生活で電車とドトールは絶対いかなくちゃいけないんだから・・・どうしようもないやん。そもそも、本当にクーラー病なのか?ママンって、たまに平気で当たり前のように「嘘」つくからな・・・。

まぁ、明日、百薬の長を呑んで治す。

あ、そうだ・・・昨日の日記で変な勘違いをしている方が数名いらしたので、この場を使って書かせていただく。というか、スペイン関係の質問ポルファボール!最近、めっきり減っちゃったよ・・・スペインの話から遠ざかってるおいらが悪いんだけど・・・。

質問自体は要約して書く。

Q.生足がいいってことですか?足首がいいってことですか?
A.え〜っと・・・勿論、足の美しさも多少関係しているのかもしれませんが「素足で靴を履いちゃってる」のがいいのです。言葉以上でも、言葉以下でもありません。

Q.靴ってパンプスとかでもいいのですか?
A.未だにパンプスがよくわからないのですが、サンダルはダメです。またサンダル風味もダメ。だって、あれは素足で履くモノでしょう?ヒールがあるんじゃなくって、ぺったりしたやつ。かかとのない「つっかけ」みたいな靴もダメです。

Q.「『天女の羽衣』が言えない」ってどういう意味ですか?
A.え〜っと・・・試しにご自分でいってみてください。「言えた!」と思ったら言えてるのです。言えてなかったら、それがそうです。たぶん。自分が言えてしまったら、適当な友人に言わせてみてください。言えてなかったら、それがそうです。たぶん。

Q.他に何かありますか?
A.他にもいくつかありますが、ぱっと思いつくのは「前髪を切り過ぎちゃった」人です。ホントどうでもいい人にはまったくどうでもいいことです。

Q.セクシーに思うのですか?
A.セクシーじゃないです。

Q.わかります!
A.同志ですね・・・でも、わざわざ人にいうことではないというだけで、世の中にはいっぱいいるかもしれませんね。おいらの周りの9割は首を傾げますが、一人だけ「靴」の方はわかってくれる同志がいます。


ということで、あくまで「匂い」的なものなので、説明不可能です。ってことで、これ以上重箱の隅つつかないでくださいな。なお、返事は別々にきちんと返します。


気を取り直して石積み。

やっぱり・・・・

ぬ〜〜〜〜〜る〜〜〜〜〜い〜〜〜〜!!

「あんた、楽してお金はいるならそれでいいじゃない・・・あたしと変わる?」などとママンはさらっというけど、世の中そういうもんじゃないでしょ〜。時間を切り売りしてるんだからさ〜。宝くじかって、ぽんっと1億円はいってんならわかるけどさ。

で、それ以上に・・・

会話がな〜〜〜〜〜〜い!!!

よく日記で「月曜日とか週末なにしてたか話したり・・・」なんてことかいてるけど、現実世界ではそうそうないものなのか?

会話がないのは、前々から書いているとおり、おいらが完全に一人だけの石積みをやっているからだ。周りは普通に石積みの話とか、女性同士なら「こそこそ」っと何かを話しているのだが、おいらは見事にない。「賽の河原」以上にない。

話しかけても問題はないのだが、いかんせん接点がない。石積みの話をしながら・・・打ち合わせをしながら・・・自然に雑談が・・・ってんならいいが、突然「今週末なにしてました?」とか「普段なにしてるんですか?」とか聞けないよ・・・。

今日はたまたま右斜め前にいるカワンチャ君がおいらのジャンルの質問があったらしく話しかけてきたので、ここぞとばかりに会話する。さらには、別の会社(部署)から様子をみにきた、通称「麻呂」君(おいらがつけたわけではなく、そう呼ばれていた)がやってきて軽い打ち合わせ。二つ合わせて15分もない。おいらが今日、バビロニアで口開いたのそれだけ・・・。

会話がない石積み場でないため、以前より寂しさがこみ上げてくる。すぐ隣にある別の部署のアピペさん(女性)は、おいらの目の前にいるコカトリスさんのもとにきては、ぺちゃくちゃと話していく。その数、一日10度ほど。うらやましくてしょうがない。そこへ来てぬるま湯に浸かった石・・・シクシクシクシク。

本来なら3週間もあれば、さりげなくとけ込めてしまうはずなのだが・・・なぜかバベルの塔ではそうはいかない。というか、世間一般の石積み場でも無理なのかもしれない・・・。

まぁ、ちょっとまて・・・フェルミンや・・・・耐えるのだ・・・待てば海路の日和ありだ・・・。


一度気になってしまったら、気になりだしてしまった受付嬢。今日もおいらからみたらえらく退屈そうに見える。が、顔はいつもどこみるとなく、常にアルカイックスマイルをたたえている。

「いったい一日何人の人があの受付を利用するのだろう?」

「誰もこないときは何をしてるのだろう?何を考えてるのだろう?」

気になりだしたら、頭んなかぐるぐる。

スペインのBarのおばちゃんならば、その辺で買ってきたクロスワードパズルを解いたり、ぼ〜っとテレビとか新聞を見たりしてるが、そんな様子はない。顔は常に前でアルカイックスマイル・・・。朝おいらが到着した時にはすでにいて、昼飯の時もいた。でもって、4時頃、一服しにいった時にもいた。その間、いったい何人に話しかけられたんだろうか?気になる・・・気になる・・・気になる・・・。

一日近くにひそんで、野鳥の会がもってるアレを使って数を調べたいところだが、場所が場所だけに隠れるところもない・・・っていうか、石積みでもないのにバビロニアにはいきたくない。

もしかしたら、彼女は「正石積み社員」ではなく、おいらと同じ「日雇い石積み職人」なのだろうか?それなら、おいらと同じ境遇とはいえ、納得できる。もしあれが一生の石積みだったら・・・などと考えたら背筋が凍った。

話しかけることもないし、ましてや顔見知りになることなどもないとは思うが、小さな楽しみができた。「あの受付を使っている人」を見るまでは観察を続けよう。まぁ、一日多くて3度だから、その場面を見るのには何ヶ月もかかるかもしれないが・・・。


最近、お気に入りの漢字ができた。



もう、見るからに炙っている感じがする漢字だ。

スペインにいるときに・・・といっても、おもに合理的にモノを考えるっぽいドイツ人とオーストリア人なのだが、漢字についてかなり説明したことがある。

常用漢字は約2000字。でもって、3000字ほど漢字を覚えていれば日常生活では困らないとかなんとかいわれているが、それを彼らにいうと「なんだそりゃ〜〜〜!」と目を丸くする。でもって、「漢字はもっとある」というと、「ふざけるな〜!」と信じなくなる。

漢字を「かっこいい」とか「面白い」というのは彼らはとても理解する。デザイン性が強いから、タトゥーにする人もいるくらいだ。まぁ、日本人はあまりやらないだろうが・・・だから、そこは理解してくれる。

だが、合理性の面で言うとアルファベットは26文字だけ覚える(言語によって数文字変わるが)だけでいいから、そっちのほうが便利だ・・・という。

ここで「そうだね・・・」っていえばいいのだが、悔しいのでそうもいかなくなる。漢字は表意文字。アルファベットは表音文字。表意文字にはメリットがある。アルファベットの羅列はタダの記号の羅列だから、何か別の単語から派生していたとしてもわからなければ全くわからない記号の集合体にしかみえない。が、漢字だったら場合によっては、普段使わなくても、書いたことなくても、見たことなくても、なんとな〜くわかってしまったりすることがある。それで説得する。

ただ、困ったことにこれを説明し始めると、「部首」とか「偏」とか、古文から篆書、隷書、楷書みたいな流れを・・・いうたら、その漢字がどうやってできたかを説明しなくてはいけなくなる。日とか月とか木とか小学生で習うようなのだったら説明できるが、おいらがもっている日本の小説なんかを持ち出し「これは?」と説明できない漢字をさされたりすると焦る。

最後のつめというか、もう一点の漢字の利点として説明するのが、「漢字を使うと文字数が少なくなる」ということ。

「外国の本は文庫本(といっていいのかしらんが)の厚さが明らかに厚いだろ?が、見よ・・・日本の文庫を・・・この薄さを!」と力説する。

なんだけど、実はこの点については、紙の厚さとか別の要素だったり、たいして変わらないとか、最悪アルファベットを使った方が実は文字数が少ない・・・とかなったりするかもしれない。勢いだけでいってるだけで、確証は全くない。根拠としているのは、三島由紀夫とか川端康成の本をスペインでみたら、日本の文庫より数段厚かった・・・というだけ。しかも、でかいし。たぶん、間違ってないとは思うんだけど、もし嘘だったらどうしよう・・・といつもビクビクしながら説明している。

大学の専攻が歴史というだけあって、いやってほど漢字はみてきて、その多さに外国人同様「多すぎだろ〜!ぼけ〜!」と何度か憤慨したことはもあるが、やっぱり漢字は面白い。そしてかっこいい。

でもって、今のおいらのお気に入りは「炙」。肉と火で「炙」る。

あ〜なんか、「炙」りてぇ〜!!


いまふと思ったけど・・・この日記をスペイン語で全部書いたらどうなるんだろ?おいらが書いたら文字数は明らかに減るだろう。スペイン語でこのニュアンスを説明するなんておいらの語学力じゃ不可能だから・・・。でも、日本語がばっちり読める、日本在住20年くらいのスペイン人に訳してもらったら・・・。スペイン在住20年の日本人でもいいや。やってみてもらいたいものだ。

才能
2007年07月23日 (月)
先週あたりから鼻ずるずるやってたのに、遊びまくってしまったら本格的にイヤな匂いがしてきた。先週末、連続で遊び過ぎた・・・しかも、前借りが雪だるま。毎日ドトールでも厳しい。

まだ8時前だが、さっさと寝るためにさくっと書く。ようやく遊び企画盛りだくさんになってきたから。

時間は普通の人間が昼飯から帰る時間帯。おいらはそれに逆行して昼飯を食べにいったときに見かけた光景だった。

バベルの塔ビルの一階受付にすごい綺麗な子が座っていた。漂う匂いが違うので好みとかそういう類ではないのだが、とにかく隙のない顔。

ふと考える。東大に入れとか、スペイン語をマスターしろとか、弁護士になれ・・・とかだったら、時間さえ・・・10年とか20年とかかかっていいなら可能性はあるが、バベルの塔ビルの一階の受付に座れ・・・といわれたら、おいらが男とかそういうこと関係なく「無理」って即答するに違いない。

前からわかってはいたが、やはり器量の良さって才能だよな〜としみじみ思う。音楽の才能とか、絵の才能とか、文章の才能とか・・・。才能、才能ばかりいってたら、もうどうしようもなくなってくるが、持って生まれた時点で差があるのは確実だ。その中でも器量の良さって、自他ともに見つけやすい才能な気がする。

受付にいる子は、本当はそんな受付に座りたくなく、上司かなんかで「オマエが座れ」とかいわれて座ってるのかもしれないけど、上司としては適材適所だと思ってることだろう。

男女関係においては「あばたもえくぼ」とか「たで食う虫も好きずき」なんて言葉があるわけだし、その場合の「器量」は、それこそ多分に主観が入ってくるが、より多くの人が「美しい」とか「かわいい」とか思う器量ってやっぱりすごいわ。

って、おいらがそう思っただけで、実は誰も思ってないかもしれないが・・・絶対に10人いたら8人は「綺麗」というと思う。言わない2人はへそ曲がりか「好み」かどうかで選んでるんだと思う。そんな好みでいってしまったら、おいらは「天女の羽衣」がいえない子とか、素足で靴を履いてしまう子がいい。そういや、ハンガリーで丘を登っているときに、素足に靴で犬の散歩していた子がいて、その丘の風景と眺望がかなり感動的なのもあって、かなりドキドキさせられた。後ろ姿しかみてないが、かなり美しかった。写真とったくらいだ・・・。

器量と関係ないところに話がずれた。

あ、でも・・・まて・・・そんなことないか・・・・先日ミスユニバースだっけ?あれに選ばれた森某・・・謎である。美しさの前に怖さが先になってしまうのはおいらだけなのだろうか?

いやいや・・・まてまて・・・あれは世界規模での話だ。それにあれは器量だけではないという話だ。

何書きたいかわからなくなってきたが、いいたいことはマクドナルドの受付の真ん中に来る子はかわいい子と決まってるという話は本当だろう・・・ということだ。

どちらにせよ、おいらには関係ない。


先日のフットサル合宿の時、呑んでいるビールは全然違っていたが、なんどか「金麦と待ってるから〜」と叫んでみた。5、6回叫んでみた気がする。CMをみたとき「だれぞ?」と気になっていたからだ。テレビを見ないおいらが「だれぞ?」と思うことは少なくないが、見たことも聞いたこともない女優だった。

CMの時は「なかなかかわいいやないけ・・・」と思ったが、駅構内とかのポスターをみて侘び寂びが感じられず失望。「KINMUGI」の「MU」が唇の形で表現されていると気づくのに3日以上かかったのはおいらだけではないはず・・・。それがどうこうよりも、あのポスターはやり過ぎ。奥ゆかしくない。

で、合宿の最中叫んでいたら、数人から「あれ誰〜〜???」と同志からの叫びが。むんに至っては「あれ、全然萌えないよね・・・」とか言い出した。むんが自己主張することにも驚いたが、「萌え」という単語を彼が使ったことの方にびっくりした。むんにとっても、そうおう侘び寂びのないCM or ポスターだったのだろう。

昨日あたり、思い出したかのように調べてみた。「金麦」で。そんでもって、公式サイトを発見。

「壇れい」とかいう名前であった。出身は宝塚らしい。壇ふみと親戚かと思ったら違うらしい。wikipediaに書いてあった。彼女の公式ブログも発見。

全然、雰囲気違うやん!

まぁ、こっちもどうでもいいんだけど、謎が一つ解けた。

次回からは「あれ、誰〜〜〜!?」と来ても返事が返せそうだ。

寝る。

なんかポドリってきた・・・。


追記
変質者と思われそうだが、ハンガリーの写真を載せておこう。って、全然素足かどうかわからんやん・・・。こういう人って、靴臭くならんのかね〜。不思議でしょうがない。素足で靴を履けるのも才能なのだろうか・・・。
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Como puedo entenderte?
2007年07月22日 (日)
mamiさんと会う約束があった。サイトのお客さん。ご近所。前回の旅前に一度会ったことがあり、そのとき「7年前にいったバレンシアのBarを探してその名前を調べてきて。場所はたぶん・・・おそらく・・・陶芸博物館の側だと思う。メニューにアグア・デ・バレンシアがあって、打ちっ放しっぽい3階建ての店・・・」という、ミッションインポッシブルをもらった。だが、メモ魔としてはその気持ちが痛いほどわかったので、快く引き受ける。で、2日にわけて火祭り最中のバレンシアを徘徊したが、現在のバレンシアはバブル景気なので、工事中の建物が多くみつからなかった。バレンシアといえどもさすがに7年前だときついか・・・。

同じくブログつながりでマリカルメンも知っているということで、彼女も呼び3人で近所のファミレスでcafeでもしようと思っていたのだが、お子さんが急に熱を出したということで流れてしまった。

マリカルメンはすでにうちに集合してしまっていたが、ぼ〜っとして過ごすことにする。最近DVDになったツインピークスみたり。
(※ツインピークスについては苦い想い出があるのだが、それは後日かきたら書きたいけど、たぶん忘れて書かないだろう。)

夕方、マリカルメンが騒ぎだす。「IKEAにつれていけ!IKEAにつれていけ!ソファ買う。ソファァァッァ〜〜〜!」と。

「あほぅ!給料日まで金がねぇ〜つってるんだろうが〜ぼけぇ〜!何が悲しくて金なしでIKEAいくんだ!」といってはみたものの、予定をつぶしてしまったことを不憫に思い、不本意だが連れて行くことにする。あくまで荷物持ちとしてだが・・・うまいこといけば小さい植物の一つでもどさくさに紛れて買わせることができるかも・・・という皮算用もあった。

ちょうどママンがRequenaから買い物に帰ってきた。小さい鏡やら、ちょっとした生活雑貨を買いにいったのだがみつからなかったらしい。その話をきいてふと思いつく。皮算用を確かなものにしておこう。植物+αだ・・・

母親をIKEAにつれていくのは、鬼に金棒を買いにいかせるようなものなので、少々躊躇したが、一度見せておいても悪くない・・・と思い誘ってみると、「行く」との返事が。

ってことで、鬼二人con荷物もちでIKEAへと向かう。

お「そもそもソファを何で買うんだよ?」
マ「勉強しようと思って・・・ベッドじゃさすがに限界かな〜と」
お「はぁぁぁぁぁ?なんで勉強するのにソファなんだよ?」
マ「勉強しやすそうじゃん」
お「あほか。勉強は机でしろ!それか図書館かファミレスか・・・おまえさん、勉強をなめるんじゃない!大学院行ったら、それこそ毎日勉強だぞ・・・まぁ、おいらは勉強しなかったから、今の状況があるんだけどな・・・とにかく、ソファで勉強ってなに考えてるんだ」
マ「だって・・・」

まぁ、金持ってるヤツが、自分の金で何買おうとおいらの知ったこっちゃないので、言いたいことだけ言って、それ以上はつっこまなかった。

が。

マ「ねぇ〜このソファはどう?」
お「座り心地はいいね。でも、勉強するには・・・」
マ「ねぇ〜こっちソファはどう?」
お「勉強するにはいいけど・・・座り心地はちょっと固い気も・・・」
マ「じゃ、これは?」
お「う〜ん・・・悪くはないけど・・・」
お「うがぁぁぁぁぁぁ!!」

おいらに聞くなって〜の。勉強するのにソファを買いに行く人間の気持ちを理解できないっていってんだろうが〜〜!Como puedo entenderte!!

結局、女の子には良くありがち・・・・らしい・・・・最初に買いに来たものではないものをマリカルメンは購入。勉強机と椅子だ。かろうじて椅子にはソファー色がなくもないが、形状的にはソファと呼べる代物ではなく、座り心地の良い椅子。

ママンはママンで・・・「あら、どうしましょ!あたし、センスが良すぎるから、欲しいと思うモノ全部高いわ!!」と、一週間に一回は聞くような台詞を1年分くらい聞かさせられた。そういいつつも、安い生活雑貨を次から次へとカートへ放り込んでいく・・・。

なんか、どっと疲れた。

これなら鎌倉くらいまでムクの散歩したほうがつかれないんじゃないだろうか・・・と思うほどだ。

ここまでつきあってるんだから、手数料として「観賞植物」くらいOKだろう・・・とカートにいれておいた。植木鉢も一緒に。微妙に割にあってない気もするが・・・

動物園でカピバラとかウォンバットとかハリネズミとか見てるのと限りなく近い感じで、「女」という生き物をとてつもなく面白く思うのだが、やはりどうにも理解不能な点が多すぎる。中高6年間男子校じゃない人間だったら、もう少し理解出来てるものなのだろうか?慣れているものなのだろうか?これが買い物じゃなかったら、ここまで面白くないのだろうか?そもそも、女性と買い物にいき、さらには役立つ男ってどんな男なんだろうか?「自分の好きな形」、「自分の好きな色」、「自分も欲しいモノ」という観点以外で、何がアドバイスできるんだろうか?

「服でも物でも、他人が良いっていっても、自分が気に入らなければすぐに着なくなる(使わなくなる)やん」などと現実的なことを言ってしまうおいらには一生理解できない気もする。だって、自分がVino買いに誰かといって「これどうかな?」とラベルをみせながら聞いたとしても、買う買わないはやっぱり自分の好みで買う。じゃ〜なんで聞くの?って自分で思うけど、せっかく買い物にいっても、何も聞かないのも変だし・・・そういうもんだ・・・と思うからだ。

なるほど。書いてて納得だよ。

たしかに、おいらも人間だし、男だし・・・一緒に行って聞かれれば「いや、そっちよりもこっちの方がいいんじゃない?」などと、要領よく、微妙に真剣に考えているそぶりをみせてしまったりもする。

そうだよな・・・人間関係ってそういうもんだよな。正論とか無駄だよね。そうだよね。そっかそっか。

でも、やっぱり買い物は苦手。

犬神家の一族
2007年07月21日 (土)
今日も呑み。

相手は、未だに奇妙な感覚に襲われるのだが、「賽の河原」で一緒であったラクシュミさんとヘケットさんの2人。あれだけ会話の無かった石積み場において、しかも、別々の階であったにもかかわらず呑みに行くまで仲良くなったというのは、同じ「日雇い石積み職人」であったからであろう。

きっかけは、ヘケットさんの送別会をやろうとことからはじまった。その1ヶ月か2ヶ月後にラクシュミさんの送別会もやり、終電を逃し朝まで居酒屋で寝てしまい、気づいたら南阿佐ヶ谷までいってしまった。(2006年12月4日の日記参照

で、最後はおいらの番と企画したのだが、ヘケットさんが学校(某ソフトの教習学校)で土曜日が無理ということと、おいらの出国が間近に迫っていたのもあって、出国前日(2月24日だが日記書いてなかった・・・)に送別会はやったが「3人での送別会」としては無期延期状態であった。

ということで、賽の河原をやめてからかれこれ半年が経とうとしているが、いまさらながらの送別会をやることになった。って、実際のところは、先日ラクシュミさんからメールもらって「久しぶりに呑もう」ってことになっただけなのだが・・・。

場所は渋谷の例の場所。

なんか毎回同じで手を抜いているように思えてきたが、酒をあまり呑めない人間には「梅酒」は大人気ということが最近わかってきたのだ。おいらは日本酒orVinoがあれば万々歳なので、日本酒がおいしい店、Vinoがおいてある店・・・とどちらかというと自分勝手に店を選択してきたが、そろそろおいらも大人になってきたので、相手のことを考えようと思うようになってきたのだ。だから、この店の日本酒のつぎ方が全くなってない・・・つまり、升いっぱいにまで入れない・・・というところに腹立たしく思っていても、選んでしまうのだ。

ラクシュミさんとは旅直前の送別会であったので、「ひさしぶり〜」って感じで終わったのだが、ヘケットさんの変わりようにはかなり驚かされた。痩せたというよりはやつれていた。いったい何kg減ったんだ・・・ありゃ。

原因は2ヶ月前から始めた石積みにあった。性格はまったくかわっておらず、あいかわらずの天然というか、話がかみ合わないことが多いのだが、その性格が功を奏してか、かなりえぐい石積み場であるにもかかわらず、全然悲壮感がただよってこない・・・。

彼女ももちろんおいらと同じWEB職人なのだが・・・今回入ったところには大いにだまされたらしい。某職業斡旋サイトには書いていなかったのだが、その石積み場・・・風俗サイトメインの石積み場。サイトにのっていた石積み場の概要にはYahooとか美容院とか法律事務所とかいてあったらしいが、投げられる石の9割以上はデリヘルのサイトらしい。デリヘルなるものがおいらにはよくわかっていなかったので聞いたところ、ようは女の子を配達してサービスするらしい。「サービスって?」ときいたら「サービスはサービス・・・(笑)」と帰ってきたので、いえない内容なのだろう。っていうか、「これっておいらセクハラ?」とちょっと思ってしまったので、それ以上質問できなかった。

彼女は上司のことを「店長」と呼ぶ。なぜ店長かというとかつてデリヘルの店長だったから。石積み場の社長(出資した人?)は今でも数多くのデリヘルとかホストクラブとかを経営しており、年商数億円とかなんとか・・・。

給料は基本給+インセンティブとかいう歩合みたいなものらしいが、担当したサイトの10%が上乗せされるらしい。サイトのデザイン料は結構高いので、さぞかし入るだろう・・・と思っていたら、様々な理由で減らされてしまうらしい。しかも万単位で。

女性だが徹夜になることもあるし、ほぼ毎日終電とのこと。男性社員の中には数日会社に寝泊まり(床らしい)する人もいるとか。

最初はとても興味深く、もしこんな体験したらそうとうな「ネタ」になるだろう・・・と楽しんでいたが、話を聞けば聞くほど、笑えなくなってきた。

その石積み場で作ったサイトの名前なんかをいくつか聞いたが、店長は怖いらしいので、ここには載せないで置く。あ、でも大丈夫な方法があるや。

「犬神家の一族」の「犬」を乳にして検索。もう片方は何がもとになってるかわからないが「モーニング娘」の「モーニング」を「目覚まし」にして検索。

犬神家の方は彼女がつくったわけではないが、両方とも帰って調べてみたら、彼女が話していた通りのサイトで大爆笑。白髪のじいさんだけ違う人が適当にデザインしたといっていたが、全くカラーが違って大爆笑。

そういや、「サービス」について調べてみたけど・・・あんぐり・・・ホントなんてもん配達してるんだか・・・。利用している人には申し訳ないが、まったくもって理解不能。

席が空いていたっぽいので、閉店までいられると思って余裕かましていたら、きっかり3時間で「帰っていただきますから・・・」と追い出される。6時から呑みはじめたので夜の9時。すぐ側に、Casa del buenoがあったので、もしかしたらアクセルソンさんがバイトしているかもしれない・・・と言ってみることに。

高いのでほとんど食べ物は何も注文せず、各人一杯・・・おいらは我慢できなくなってCruscampoを頼んでしまった。700円なり)だけで、ひたすらくっちゃべる。

ラクシュミさんからは近々結婚というめでたい話を聞いたが、ヘケットさんの方の話は、一晩かけてもネタが尽きないほど壮絶なもので、ほとんど彼女の話を聞いていたという感じであった。備品が全部「ア○ウェイ」とか、ソフトは全部コピー品とか、会話は「賽の河原」以上にないとか、店長がすげ〜怖いとか・・・・。

8月末にはやめたいらしいのだが、店長が怖くて言えないらしい。が、やめないとどうしようもない。困ったことに今回の石積み場は「日雇い石積み職人」じゃなくって「正石積み職人」。なおさらやめづらい。ただ、もっとも古株が勤続1年というから、回転ははやいのだろう・・・まぁ、そりゃそうか。

おいら個人としては、いろんな石積み場をみたくて、現在放浪しているが・・・この手のにあたってしまったらどうしよう。まぁ、「日雇い斡旋会社」が最初にみてくれるから問題ないとは思うけど・・・。

ヘケットさんがあまりにすごいネタをひっさげてきたもんだから会話はなかなかとぎれなかったのだが・・・

お「ところで、今何時よ?」
ヘ「え〜っと・・・12時10分・・・」
お「え〜〜〜!冗談でしょ?」
ラ「えっ!!!」
お「ちょっと時計みせい!・・・げ、12分やん!終電まで3分やん!無理・・・」
ヘ「私はまだ大丈夫です」
お「そりゃそうだろ・・・山の手線なら・・・」
ラ「私ももうないかも・・・」
お「いかん。さっさと会計しないと・・・」

頭の中ぐるぐる。体力的には朝まで呑むのはいいのだが、経済的に不可能。駅までの道すがら長尾に電話。つながらない。どうしようどうしよう。ラクシュミさんは彼氏だからまず間違いなく来てくれるだろう。おいら、一人で満喫かい・・・イヤだイヤだ・・・。しか〜し!長尾からまさかの折り返し電話!

お「もしもし!!今呑んでる?」
長「家だけど・・・なんだよ〜うぜぇ〜な〜」
お「ごめんごめん。声大きかった?今渋谷・・・」
長「え?渋谷?渋谷まで・・・」
お「いやいや、途中までの終電はある。そこまで・・・」
長「ならいいよ」
お「何してたの?」
長「仕事だよ・・・」
お「うぐむ・・・すまぬ・・・が、息抜きと思って・・・」
長「いいよ。出る前に電話しろよ」
お「恩にきる・・・」

ってことで、無事帰宅。

あやういところだった・・・っていうか、ほとんどアウト。今度から、携帯に目覚ましセットしておこう・・・あ、やっぱやめた・・・侘び寂びなさ過ぎる。



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