おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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BoomBoom師走
2006年12月04日 (月)
メモったはいいけど、もう書く気なし。とりあえず、リセットして仕切り直し。

ちなみに今日はなぜかケンさんの「男の滑走路」な気分なので久しぶりに大音量で聞いている。

とりあえず、つい最近やってしまった失敗を書いておく。失敗というかなんというか、すでに「恒例」というか「習慣」になりつつあるため、気持ち的にはネタというよりは、「戒め」として残しておく。

今度は丸ノ内線とやら。

自慢じゃないけど、東京近郊に30年以上住んでいるのだが、路線図には恐ろしく疎い。理由はすぐ見当がつく。働いたことないから。あと、やっぱり3年以内間にえらく変わってしまったから。「東京メトロ」とかって、たぶんなのだが・・・おいらがいない間にできたモンだと思う。前はなかったもん。で、うちの路線と伊勢崎線とかがつながったのもしらんかった。

まぁ、いいわけはいい。

1日の金曜日。うちの石積み場では送別会なるものなぞないので、一緒に昼飯食べたOL仲間であるラクシュミさんとヘケットさんと送別会をすることにする。幹事は一人石積み場に残されたおいらのみ。とりあえず、おいらの送別会も含めて残り2回やる予定。

7時。スペインVinoがおいらを呼んでいたのでソッコウで退石積み場。

「TSUTAYAでCD借りたいんだよね〜」とつぶやいていたBoom Boom SatellitesのCDをバルタサールが借りておいてくれたので、iPodにすぐさま入れる。アルバム一枚いれるなんて「侘び寂び」がないといったが、前言撤回。そういうこともある。というか、しょうがないことが判明。

おいらにしては珍しく「うるさ系」の曲で、どちらかというとシャカリキシュガーボーイ(意味不明だが)の頃に聞いていたような曲だ。知ったきっかけはこれ。びっくりすることに一年くらいたってるのか・・・。

話は飛びまくるが、このブレンダって、今のメナードのCMで「サンキューメナード!」とかいってる彼女じゃないかと思うのだが、まだ調べてない。Super Guapaだ。ハワイというと、小錦、武蔵丸(似てると言われたことがある)、カメハメは大王、ジェイシーメイビアノリコしかイメージがわからない。

そのBoomBoomSatellitesの曲があまりにノリノリなので・・・ノリノリすぎて鼓動が早くなりおじいちゃん大変なのだが・・・石積み場から送別会会場となる四ッ谷三丁目まで歩くことにする。駅にして二駅なのに160円払うのアホらしいし、南北線が深すぎてイヤだし、どうせ歩くなら外の方が楽しい。ってことで、Googleマップで調べるとかなり近いことが判明。こりゃ歩くしかないということになったわけだ。

普段、メトロを使うのでJR方面にはいかないのだが、あの辺は何とも心躍る。石積み場の近くにも大使館はあるが、ローマ法王庁大使館とかルクセンブルク大使館とかベルギー大使館とか、かなり楽しげ。大使館なんて普段お世話にならないが、名前をみるとなんかこれから旅するような気がするのはおいらだけだろうか?たぶん、おいらだけなんだろう。ちなみに、パキスタン大使館は緑色ですごい綺麗。自動販売機まで緑なのだ。カンボジア大使館は・・・なんか病院の窓口みたいだった・・・ビザとるところだけなのか?スペイン大使館はあまりスペインぽくない。どうでもいいが。

とりあえずBoomBoom歩く。ノリノリで歩く。鼓動をバクバクいわせながら歩く。

と、目測で30分〜40分くらいかかると思っていた道のりが20分ちょっとで到着してしまい、寒い中30分待つ羽目になった。しかも、iPodが突然のフリーズ。「ぬわ〜〜〜!!」と、うろ覚えの強制終了をいろいろ試すが、なかなか治らない。「あれ?なんだっけ・・・holdにして、メニュー+再生/停止を6秒だったような・・・」。いろいろ試してなんとか復活したころには待ち合わせ時刻になっていた。結局、どれで戻したかイマイチ覚えてない。

会場は四ッ谷三丁目の「Taperia」。気に入っているスペイン料理屋の一つだ。

ついてそうそうおみやげをもらう。伊豆と北海道。ラクシュミさんからは猫の手型のライター(爪が出る)と灰皿をいただく。さるぼぼ灰皿もそうだったのだが、煙草をもみ消すところに猫やらさるぼぼがいると不憫で使えないので、小物入れとして使うことにする。猫の手ライターは黒猫の手だったので、クマの手ライターということになった。

ヘケットさんからはコロポックルのストラップをもらう。というのもおいらが「コロポックルコロポックル」と叫んでいたから。ご丁寧にアイヌ語のメッセージ付き。

コロポックル=コロ ポク ウン クル(グル)=フキ 下 住む 人=出会った人に幸運を運ぶといわれています。

だそうだ。

コロポックルはかなり小さいころから好きなのだが、意味はしらなんだよ。

あと「まりも茶ん」とやらをもらう。

フ「え〜〜〜〜!!!マリモをお茶で呑むの?」
ヘ「そんなわけないじゃないですか!!!」

・・・超自然天然感電不思議娘のヘケットさんに常識説かれた。ショックでかい。

抹茶と梅と昆布のブレンドティーらしい。マリモのところはとろろ昆布なんだってさ。へぇ〜って感じ。

まぁ、スペイン料理をおいしく食す。送別会なのであまり酒は呑まず。スペインVinoのすばらしさを教える程度にしておいた。

当時の昼休みを思い出しつつ談笑にふけると、店長のカルロスが叫ぶ。

カ「Ya doce y media!!」
ラ「え?なんていったの?」
フ「もう、12時半だよ〜!だって。ははは。スペインでよくある冗談だよ。だって、さっき時計みたとき10時半だったやん」
ヘ「でも、本当に12時半ですよ・・・」
フ「え?嘘・・・って、帰れないやん」
ヘ「私たちも・・・」
フ「え〜〜!!ってこういうのって、女の子が「あたしそろそろ終電があるから〜」って帰るもんなんじゃないのか〜〜〜っ!またやっちゃったじゃん・・・(明日朝から秋葉原に買い物に行こうと思ってたのに・・・)」

フ「カルロス・・・うちら、もう電車ないよ〜」
カ「どうするの?」
フ「しょうがないから朝までその辺で呑んでいくよ・・・」

不幸中の幸いで、朝までやってそうな店はいくらでもあったので、適当な店に入り飲み直す。

途中、ラクシュミさんのNovioが迎えに来ることになり、なんとか便乗しようとヘケットさんと努力したが、さすがにUtielまで強引につれていくこともできずあきらめることにする。

それでも、やはりあきらめきれず、店の人に「すぐ戻りますから〜」と鞄をおいたまま(スペインだったらあり得ないが)、「挨拶するよ〜!」とラクシュミさんのNovioの待つところまで2人でついて行く。

そして、うれしそうに帰るラクシュミさん。

マレデデウ!

飲み直す。

今回の送別会で気づいたのだが、どうもおいらは酒を呑んで酔いつぶれているというよりも、呑んでいようが呑んでいまいが、3時前後になると眠くなるらしい。それもどうしようもないくらいの眠気。当然酒がそれを手伝うが、酒は眠りの深さに関係しているようだ。おそらく、石積み続けている限り、規則正しい生活をしている限り、おいらは3時くらいになると眠くなるようだ。あとはやっぱり三十路の呪いだろうな。なんだかんだいって。

どれくらいの間寝たかわからないが、ヘケットさんいわく「すんなり起きた」ということなので、大して寝ていないと思われる。いや、寝たかもしれんが、当然覚えてない。

店をでて始発に乗るべくてくてく歩く。おそろしく寒い。やはり冬はこうでなくっちゃ〜という寒さだが、薄着できたのことをちょっと後悔。

ヘケットさんはこのあたりの住人なので、道には詳しい。

フ「どこ向かってるの?」
ヘ「四ッ谷です」
フ「四ッ谷ねぇ〜。どうやってかえるんだ?赤坂見附から帰るつもりなんだけど」
ヘ「丸ノ内線なので赤坂見附通りますよ」
フ「ほほう。じゃ、よろしく〜」

と水先案内人として認めたのだが、さっき路線図をみたらおいらは四ッ谷までいかなくて、すぐそばの「四谷三丁目」でよかったことが判明。まぁ、どこでもいいんだけどさ。

ヘケットさんは逆方面。しかも15分待ち。おいらは1分待ち。すまんね〜と思いながら電車に乗る。

一駅なので、すぐ降りて、銀座線乗り場を探す。ちゃんと「銀座線」と矢印がでているのだが、いつまでたっても見つからない。駅員さんに尋ねることにする。

フ「すいませ〜ん、銀座線ってどこから乗ればいいんですか?」
店「え〜っとですね〜ここからだと・・・赤坂見附で降りてそこからです」
フ「????」

一応お礼を言い、ホームにいく。

フ「赤坂見附ってここじゃないの?」

ホームの看板(駅名が書いてあるやつ。なんていうかわからん)を見る。

南阿佐ヶ谷

「阿佐ヶ谷?南?阿佐ヶ谷って拓也が住んでるところ?どこだ??」

路線図を見る。

う〜ん、う〜〜〜ん、う〜〜〜〜〜〜ん!!!!

「東京メトロは複雑怪奇なり」 by 平沼平沼騏一郎

本気で考える。

おいらは寝たつもりはまったくない。たった一駅なのだ、たった一駅。なのに、乗り過ごしたとこじゃなくって、二回も通り過ぎてるってどういうことよ!!

四ッ谷で乗り間違えたか?いや、そりゃない。だってヘケットさんが「こっちです」といって水先案内してくれたわけだから。そうなるとおいらのせいやん。

まぁ、三浦海岸に行くよりマシと思えば、へっちゃらである。こうやって、一つ一つ路線図を覚えて日本人になっていくのだ。これで丸ノ内線、四ッ谷と四ッ谷三丁目と赤坂見附と南阿佐ヶ谷の位置関係はもう覚えた。

次は何線で乗り過ごしてやろうか・・・というくらいの意気込みだ。

たぶん5時ちょっと過ぎの始発に乗ったのに、家に着いたのは7時半くらい。2時間半か〜。意外と近いな。

帰って早々、ムクが足下をじゃれつく。足音にめざといのだ。

ム「散歩?散歩?」
フ「すまんムク・・・小旅行から帰ってきたばかりなんだよ・・・」
ム「どこ?」
フ「南阿佐ヶ谷」
ム「あ〜、丸ノ内線の!!」
フ「やるな、おぬし・・・」

なんて独りごちて寝た。


で、今日の日記。

の前に、納得いかないことを一つ。

iPodが傷つかないようにするためのケースをヨドバシカメラに買いに行ったのだが・・・確かにutilな気はするのだが・・・どうして、どうして、あれが3400円もするんだ?薄っぺらいフィルター(780円)とかなり迷ったが、長い目でみてプラスチックケースにした。装着してご満悦なのだが、やはり3400円が頭に残る。だって、ちょっと良いRibera del dueroのVinoより高いんだぞ(日本価格で)!!納得いくわけないわな。

それにひきかえ、CD-Rのメディア・・・20枚で890円って・・・いつのまにそんなに安くなったの???一枚約45円やん!!!!スペインももうそれくらい安くなってるのかな〜。FnacのCD-Rはいつも高いな〜と思ってたんだよね。質悪いし。

今度こそ今日の日記。

今日はすばらしいことに、みなが石積みがちょうど切れたところに、打ち合わせでおいらに石を投げつけてくるクーフーリンさんやゴブリンさんが出払ってしまったため、自習しながら、メールを書きまくる。IKEAの写真を送ったあとすぐに返事がきたが、そのままほったらかしにしてしまっていたManoloにもメールを送る。久しぶりのスペイン語でのメール(コスタには書いているが)で、ちょっと緊張する。明らかにcだかsだかわからなくなってきている。あと動詞の活用。結果的にあっているのだが、イマイチ自信がもてないため、ネットで活用を調べる羽目になった。

これはいかん。だいぶいかん。

まぁ、もともと書くのは苦手なんだけどね。

ゴブリン君が帰ってきやしないかとヒヤヒヤしつつも、無事定時の7時に石積み終えて帰宅。マングースみて、そのあと、ついでにマングースがでていたSMAP×SMAPまでみてしまう。玉木宏が結構面白かった。っていうか、上野樹里がスウィングガールズに出ているのにもびっくりしたが、玉木宏が「ウォーターボーイズ」にでているのを知ってもっとびっくり。やつがそうだったのか・・・。いや〜そうだったのか〜。もともとお笑い系なのかね〜彼。ドラマの役だと、なんとなくあらぽんを連想させるのだが・・・。

なんだかんだで12月に突入。そして、お約束なのか、日本の風物詩なのか、歳時記的なものなのかわからないが、みなのメールの出だしはだいたいにおいて「もう師走になっちゃいましたね〜」みたいな感じで始まる。なんか、久しぶりに日本を感じてちょっと楽しい。

是非ともそれを延長させて、「もう11月だね〜」じゃなくって、「もうそろそろ霜月ですね」とか、やっと「やっとGWのある皐月ですね!」とか「葉月には海に行きましたか?」とか言って欲しい。是非ともやって欲しい。「誕生日、卯月でしたよね?」とかいう感じで誕生日を覚えられていたら、おいらソッコウで惚れるかもしれん。いや、マジで・・・。さ〜困った。どうするオレ・・・。

どうするオレ・・・で思い出したが、Fiesta de Navidad企画を着々と進めているのだが、これがおいらの師走な原因な気がする。長尾と一緒にやろうと仙台の時に話したのがきっかけだったのだが、長尾らしからぬ石積みっぷりなため、ついでに出張らしいので、結局おいら一人でやる羽目になった。

時間がないので結構頭を悩ませているのだが、久しぶりの友達とのメールでのやりとりは案外楽しかったりする。近況聞けるし。結婚ラッシュがあったな〜と思ったら、今度は周りでNovio、Noviaが出来はじめている模様。よきことかな。

あ、結婚ラッシュで思い出したが、ミヤケが予定より早く子供が生まれたとのこと。25時間の長丁場とメールに書いてあったが、文字見ただけで血の気が引いた。25時間って・・・あんた・・・Vino25時間呑み続けるだけでも大変なのに、子供うむのに25時間って・・・男が女に勝てない理由がよくわかる。すごすぎ。

話を戻す。

毎年・・・といっても、去年復活したばかりなのだが・・恒例でプレゼント交換をやっている。1500円〜2000円くらいの値段設定。で、先日yahooニュースをみていたら、タカラがライフカードの「どうするオレ!」のカードを出すというを知った。日記でもたまに使ってしまうくらい、また桜井幸子の薄幸さが好きなおいらとしては、「こ、今年のプレゼントはこれがいいのでは!」と思ったのだが、周りからのブーイングが怖くてうかつに手が出せないでいる。しかし、クリスマスプレゼントごときでまともなもの買ってもな〜遊ばないとな〜ってのもある。しかも、値段も1575円と値段設定にぴったり。

ちなみに、去年は、スペインから帰ってきたばかりで、「すこしはスペインにかぶれているところをみせなくてわっ!」と、厳選スペインVino(二本で2000円ってところがすでに厳選ではないのだが・・・)を買い、見事数日後にスペインに戻るアサコちゃんに当たってしまい頭を抱えたという苦い想い出がある。

さ〜て今年はどうしよう。

Fiestaもあるし、日本人に戻るために、同じく去年、十年ぶりくらいに復活させた年賀状もかかんといかん。しかも、住所手書きやし。その前にまず住所きかんといかんし・・・。デザインはもう考えた。今日考えた。あまりにリアルすぎて年賀状っぽくなくなりそうだが、まぁいいでしょ。その前に元ネタ探さないとな〜。かわいい年賀状を作ってやる・・・と意気込んではいるが、時間なくって、おざなりになるのが目に見える・・・はぁ。

あといくつ寝るとお正月〜♪

あといくつ寝るとスペイン?

カウントダウン・・・石積み終わるまで、あと:57日!!

すげ〜急に現実味帯びてきた。

96→30000
2006年11月29日 (水)
今日・・・木曜だと思ったら水曜日やんか〜。31日まであると思ってフライングした。やべ、あと2日あるの?最近気づいたけど、土日本気で遊ぶとその週実はちょっとつらかったりする。人生、思いこみでいきてきたので、気づかないように、気づかないように・・・気づいても気づかないふりしていたが、今日、曜日を間違えることによって気づかされてしまった。でも、これは齢を積んだせいではない。石積みの疲れが蓄積していっただけで、3月に1ヶ月かけてリセットすれば元に戻るはず。そう思いこむ。

話は飛ぶが、ねねちんがクリスマス近くにスペインにいくらしい。バルセロナとスペイン北部。バルセロナのクリスマスシーズンは歩いているだけで楽しい。特にカテドラル前のクリスマスグッズ売り場は、日本と違って超リアルな、生きたクリスマスグッズが売られているもんだから、買う気はないのだがウキウキしてしまう。日本でクリスマスを祝うなとかそういうことをいいたいんではなく、なんとなくだが、クリスマスには石の建物が似合うのだ。木造にはちょっと生えないのだ。Aunqueクリスマスの飾りがもみの木だったとしても・・・偏見といわれればそうなのだが、おいらの中ではそうなのだ。

クリスマスシーズンのスペインは、友達が一斉に帰ってしまったりなどして、なんとなく寂しいクリスマス・・・スペイン留学初めてすぐに迎えたあのmercadonaでステーキ肉買ってきてむしゃむしゃ寂しく食べた、あのクリスマスを思い出してしまう。まぁ、あれはあれで楽しかったけど、クリスマス=贅沢な飯=肉っていうのが、なんとも詫びしかったな〜。PISOに住んでたイタリア人もドイツ人も実家に帰っちゃったし・・・あ、でもUVA12粒食べて楽しかった想い出もあるか・・・。

ってことで、今年はちょっと大きいFiesta de Navidadをやることにする。去年はクリスマスど真ん中にやってブ〜イング続出だったので、今年はずらす。まだ動けてないけどさ。

まぁ、いい。そんなことを書こうと思ってるんじゃない。

なんだっけ。

あ〜そうだ。スペイン時代は貧乏だったのだ。とにかく貧乏だったのだ。留学当初はそれはそれは金持ちだったけど、まぁ、石積まないで生きていれば、日々マイナスなわけで、それが3年も続けば、数字の桁も徐々に減っていくわけで・・・。

3年目あたりになると本気で貧乏で、その日の煙草を買うのにも事欠く始末。一時帰国したときとかにあわててバイトして稼いだりもしたけど、まぁ、おいつかないわな。いくらバレンシアの家賃が安いといったって。

Vinoの値段も10eurosまではさすがに行かないが、普通に5eurosとか8eurosのVinoを安い安いと呑んでいたが、後半の方は3eurosのVinoでさえ「清水Vino」になっていたわけだ。

まだちょいPijoなころ・・・いうたら、まだ貯蓄が底をつきかける前のこと・・・5euros緒くらいのVinoをみたタカシ君に「ずいぶんPijoなVino呑んでんなぁ〜」といわれて、「え〜〜そうかな〜」と返したことがあったが、そういったタカシ君の気持ちが痛いほどよくわかるようになったわけだ。

このあたりから貧乏を楽しむということにする。いうたら「清貧」や。清貧が貧乏を楽しむことかどうかは別として、自分をそう称していた時代があるわけだ。

VinoはMercadonaのVino自体がPijoな部類にはいり、近くのBodegaに空になった2Lのペットボトルをもっていき、1L=1.2eurosのVinoを2Lいれてもらう。瓶Vino2.5本弱分で2.4euros。格安だ。それを日々のVinoにして、タカシ君やら友達がきたときはMercadonaやBodegaで売っているちゃんとした瓶にはいったVinoを買うというような生活に変わった。

自宅でできるバイトをし、その収入まで友達に100eurosとかお金を借り、収入が入ったらお金を返すという自転車操業的な生活に突入。いかん、このままでは帰国が早まる!!と始めたのがガイドのバイト。時間は腐るほどあるので、趣味と実益を兼ねた素敵なバイトであった。他のガイドサイトをみて相場をみ、それより値段をだいぶさげた設定にした。それまで遊びにきていた日本人(社会人)の金使いをみて、「これは全く問題ないだろ〜」という値段だ。彼らが簡単に使うお金はおいらにとっては家賃並の値段であったので、いつも彼らが金を湯水のように使うのをみて「ニッポンジン、カネモチネ〜!」と何度思ったことか・・・。

まぁ、バレンシアに来る日本人なんてそうはいないでしょ〜とダメもとで、でも動かないよりマシでしょ〜と、ガイドのルートを考えたり、絶対初めての人じゃいけないような、または見つけられないような場所を発掘していった。それがBodega PascualなどのBodegaたちであり、El Palmarやら、ガイドには載っていない観光名所であった。

行く前やら、友達が遊びにくるときなどには「ホント地球の○き方はバレンシア少ないな〜!」と不満タラタラであったが、おいらがガイド業で身を立てれたのも、今日本に帰ってきてからも遊べる友達ができたのも、このサイトやっていて、しばしばメールで質問をもらえるのは、その紙面が少ないおかげといえるやもしれん。これがマドリッドやバルセロナだったら、企業やら、バルセロナやマドリッドを拠点にしている人間にはとてもじゃないけど勝てるわけないし初めての観光客でも短い旅行日程を余裕でカバーできるくらいの情報が地球の○き方にもある。

おいらにとっては、ビバ!バレンシア!バレンシア様々なわけだ。

いや、まて。そんなことを買いたいわけではない。今日はねねちんとのメールでスペイン話をしてしまったため、煙草を吸ってはぼ〜っとスペインを想ひ、ぼ〜っとコーヒーを呑んではスペインを懐かしみ、ぼ〜っと電車に乗ってはスペインに涙し・・・だったから、ちょっとオセンチなんざんすね〜。

で、本題に戻そう。

先週、うちに東方三博士のバルタザールが遊びにきて、ちょっと早いがクリスマスプレゼント・・・いや、なぜか誕生日プレゼントをくれた。「遅くなったな・・・」と。

iPod(30G)だ。

あまりに高価な品物に目が点。「ええええ?なんで?なんなの?え?」と動揺しまくり。

いや、確かにかなり前の日記でiPod nanoにするべきか、コストパフォーマンスを重視してiPod(30Gb)にするか、思い切って60GBにするか、はたまた、意表ついてカエラちゃんがCMしているGigabeatにするかとかって書いたが、結局、金貯めないといかんし、IKEAいったら欲しい家具できちゃって当面の問題は部屋の模様替えってことになったり、洋服もすり切れてきてまともにきれるのなくなってきたし、メガネも"にゅう"みたいの入りまくりでどうしようもないし・・・と、貧乏性なおいらは、

「96MB(64MB+32MBの増設)のRio500でいいもん・・・これちょうど通石積み場の片道時間で一週してキリがいいし、単3電池だし、昔流行ったスケルトンだし・・・たとえこのご時世にMB単位のMP3プレイヤーもってなくたって、かれこれこれ7、8年使ってて愛着もあるんだもん、壊れてないもん、たとえ壊れてもスケルトンじゃないけど、なぜかもう一個あるもん」

と世間というものを知りつつある思春期の子供のように耐えてきたのだ。いや、正確には耐えてきたわけではない。いまあるモノでなんとかなる場合は、後回し後回しにしてしまう性格なので、実は「iPod欲しいな〜」とは想いながらも、なんとかなったのだ。あらぽんとは違うのだ。

そんなおいらの手に、おむすびころりんとiPod(30GB)が!!

これは進化とか変化とかではなく、もうエボリューションなわけだ。

いうたら、シュードラからバラ・・・いやクシャトリア・・・いや、この表現は辞めておこう・・・浪人から家老・・・なんかジジ臭い・・・・ファミコンからPS3・・・そのまんまやん・・・違う・・・まぁ、いい・・・96万パワーが3億パワーになったわけだ・・・悪魔将軍どころか、フェニックスや神もびっくりだ。

これがどれくらいすごいエボリューションかわからない人にはまったくわからないだろう。

これが徐々に大きくなっていっているなら、それは変化であり、ちょっとした進化程度でことは済むのだが、これはビックバン並の大変革なのだ。

具体的に数値を残しておこう。

前のRio500の場合、持ち運べる曲は平均して20曲。5MBくらい(5分くらいの曲)が20曲だ。この20曲というのは、石積み場までの片道でちょうど聞き終わるくらいの曲数だ。約1時間。で、帰りも当然聞くので、行きと帰りは同じ曲を聴くことになる。

人間こうなると必至になるわけだ。すぐ飽きるような曲はいれなくなる。別に転送が面倒なわけではないが、60分のカセットテープに1秒も無駄なく、完全に計算して、片面30分・・・実際には31、2分・・・これはまぁ諸刃の剣で、たまに計算あやまって最後の最後で数行切れるなんてことにもなるのだが・・・をいれるわけなので、時間がないと、なかなか曲を入れ替えないのだ。

ぴったり96MBに収まるように、自分の大好きな厳選した曲を20曲分詰めるのだ。

これは先ほどかいたスペイン貧乏時代に似ているのだ。

20eurosを机の上に置き、それを見つめつつ部屋をウロウロウロウロし、どうやって有意義に使おうか・・・そういうことに一日を費やすのだ。冗談じゃなくって、本気でだ。その20eurosで煙草を買い、食料品を買い、たまにはPijoにVinoを買い・・・そうやって過ごしていたのだ。

このRio500というものはその延長で、20曲に命を賭けているといっても過言ではない。

だから、iPodを手に直前まで聞いていた20曲は、もうつけいる隙がないほど完璧な20曲なのだ。まぁ、1曲分のスペースは、その時期時期ではまってる曲をいれたりするが、あとはもう動かない。不動だ。

ちなみに、おいらは石積み場にはいって一年が過ぎたが、半年以上前からその20曲は変わってない。本当に。

で、iPod30Gb。

いや、実際問題すごすぎる。何曲いれてもなくなる気配がしない。「何曲いれても」と書いたが、初日に通石積み場用の曲をエレヒールしたのだが、120曲で限界に達してしまった。

好きな曲は他にもたくさんあるのだが、石積み場に行く前というのは自分を鼓舞しないといけないため、寝ているムクのようにうっとりする曲をいれては、これから石積みに向かう自分への鼓舞BGMにならない。だから、選曲は主にラテン系のものが多くなる。スペイン系・・・フラメンコとか・・・セルジオ・メンデスなんかもとても良い。間違っても東川亜希子の曲をいれたりしてはいかん。日本人だったらくるりだな。くるり。Go Back to chinaあたりは最高だ。

Rio500の一つの不満であった20曲だとどうしてもまったり系をいれざるをえない(主に菅野よう子の曲。好きすぎるので外せないまったり系のやつ)状況も、iPodだとなんのその。菅野よう子の曲のなかから、ノリノリのだけいれて、まったり系は外せるという何とも贅沢な状況。

また20曲だとどうしてもいれることができなかった「すごい好きなんだけど、毎日はきかない・・・でも、たまに猛烈に聞きたくなる曲」をいれることができてしまうのだ。

今現時点で難なのは時間がなくて「para trabajo」(石積み用)のプレイリストフォルダしか作れていなく、行きも帰りも違う曲が聴けてウキウキなのだが、うっかり帰り道にも鼓舞されてしまって「おっしゃ〜呑むか〜!」って気分にさせられながら、とぼとぼ家に帰らなければいけないこと。はやく、「para volver」(帰る用)を作らなければ。あとは、para viaje(旅用)とかpara escapar(現実逃避用)とか作らなければ、身が持たない。

なにはともあれ、違う曲が日々楽しめるというのは大容量の強みということがよ〜くわかった。

あと、案の定というかなんというか、大容量なのはいいとしても30GBはやはり多い。120曲いれたのに、まだ1割も使ってないってのはどういうこと?気が遠くなる。いうたら、インフレ状態。ドラゴンボールでいうたら、戦闘値。きん肉万でいったら超人パワーみたいなもんだ。

20eurosでの生活になれていたおいらが、突然毎日300eurosくらい・・・いやもっとか・・・が財布が財布に入っているのである。そんな大金目にしたらどうしていいのかわからなくなる。

話は戻るが、もしおいらが留学前にちゃんと社会人をやっていて(まぁ、働いてはいたが自由になる金はなかったので貧乏だった)、がっつり稼いでいたところに、突然留学していたら、「金がどんどん減っていく」という状況に耐えられないどころか、貧乏ができなかったような気がする。贅沢な暮らしになれてしまったものは、なかなか生活ランクを戻すのは難しいのだ・・・たぶん・・・贅沢な暮らししたことないからわからんが、たぶんそう。

ビデオをいれたり写真をいれたりする手もあるが、いれたところでおいらがわざわざ友達に会うたびに「ねぇねぇ〜スペインの写真みる〜」とか「動画みる〜?」とかいうとも思えない。そんなもん結婚式の写真をみせるくらい、やっちゃいけないことのような気もする。ただ、おいら個人は旅好きなので、旅の写真をみるのは好きだが。

それを回避するために、よくアルバムを丸々iPodに詰め込んでいる人を見かけるが・・・というか、それが主流というか普通なんだろうけど・・・・それだとおいらには侘び寂びがなさ過ぎるのだ。「湯水のごとく金を使う日本人」になってしまったような気がするのだ。無駄はいくない。だって、アルバム一枚の中で好きな曲ってほんの数曲でしょ?菅野よう子のCDならいざしらず、おいらはそう。アルバム一枚の中で好きな曲一曲しかなくてもCDを買っていたPijoな時代もある。

だから、選曲は厳選したいのだが・・・それやってると30GBは埋まらない。別に埋めなくてもいいが、あれば埋めたくなるのが人の性。

おそらくもうおいらは20eurosの時代には戻れないだろう。贅沢を覚えたらもうだめな人間なのだ。たとえば「宝くじで3億あたったらいいな〜」とか今言ったとしても、実際あたったら3億でも足らなくなるに違いない。おいらはたぶんそういうタイプ。

実際、石積み始めてからは1000円の重みが違う。たとえば、パスネット。最初はすげ〜びくびくして買って、買った日には、マリちゃんとかママンとかに「5000円のパスネット初めて買ったよ!!」とか騒いでいたのに、今では5000円のパスネットを買うのは余裕綽々になってしまった。

たとえば、昼飯。できるだけできるだけおさえてうどんとコーヒー(510円とか650円とか)で済ませていたが、今ではランチのマックス金額が1000円になってしまった。たまに150円とかで追加できるサービスコーヒーとか頼んじゃったりしちゃった日にゃ〜1000円超える。昼飯にだ!昼飯なんぞ、60centimoでバゲット買ってきて切り裂いて、中に残りモンのハモンとか卵とか、前の日の夕食の残り詰め込んで食べてリャいいというのに、1000円も払ってるのだ。

これを退化といわずして、なんといおう!

そういうのを聞いて「なんかフェルミンらしくな〜い。金持ちにあわな〜い!」と悲しむ輩がいるが、まさにその通り。自分が一番悲しいのだが、いわれるともっと悲しくなる。しかし、現実は現実で、あきらかに1000円の重みが変わってしまった。

今、スペインにいったら、10euros越えのVinoを買ってしまいそう。まぁ、それはそれで、味をみるにはいいんだけど・・・そういった意味じゃなくって・・・なんというか・・・。

なんかスペイン思い出して懐かしみ、ウキウキしたのはいいが、いや〜なことに気づいてしまった。

金があるのはいい。とてもいい。でも、突然3歳児に1万円札とか持たせちゃいけないのだ。おいらに20euros以上もたせちゃいけないのだ。徐々に徐々にじゃないとダメなのだ・・・。

まぁ、どうしようもないんだけどね。

それにしても、今のご時世iPodでここまで騒いでるやついないんだろうな〜。

あらぽんあたりが「アナログ人間め・・・」と笑ってそうだ。


追記
なんか簡単に書くつもりが、しこたま書いてしまった。感情の溢るるままに・・・。最近、日記書く気なくなってたからちょうどいいちゃ〜ちょうどいい。

追記2
日記で思い出したが、結構存続の危機になっている。サーバーの容量が足りなくなってきている。あらぽんは「既存のブログを利用すればいい」とかいうが、おいらのこの日記はブログではないのだ。だから、既存のブログをオリジナルにしたくないのだ。ブログと呼ばれたくないのだ。こちとら、ブログなんて言葉がないころから日記かいとんじゃ。「ブログとか持ってる?」ときかれたら、おいらはかならず「うんにゃ」って答える。「日記書いてる?」っていわれたら「ししし、くらろ!」って答える。でも、これまで「日記書いてる?」と聞いてきた人は一度もいない。みな「ブログ」という。と、天の邪鬼なおいらではあるが、ブログの機能は便利なので支店として、ここの原稿コピペして載せてるんだけどね。でも、ブログじゃないの。オリジナルはブログじゃないの。日記なの。備忘録なの。

ってことで、ちゃんと計算してないが、来年あたりで日記を書き始めてかれこれ10年になると思う。初めて公開日記かいたのが1996年くらい?スペイン中はしばらく公開はしてないが、日記はかいている。まぁ、このあたりのことはいつか書きたい。高校生くらいまでさかのぼりそうだ。そろそろ史料編纂所を作らなくてはいけないかも。というか、手帳から始まり、メモ帳、日記帳、パソコンのテキスト、今の日記・・・どうやってまとめればいいんだろう・・・。考えるのは辞めよう。

あ、だから、存続の危機だ・・・そっちの方が当面の問題だ・・・レンタルサーバー借りるっていったら、あらぽんに「ナンセンスざんす」とかいわれたし。ホントにどうしよう。

ギリギリギリギリジンジン♪
2006年11月27日 (月)
先週もいろいろあって書くこといっぱいなのだが、疲れてて無理ばい。

それもなんなので、センセーショナルな出来事を一つ。

祝日にセタガヤーナスの家からの帰りに電車の中で鞄をがさごそやってたら、鞄の中から得体のしれない物体が。いや、見覚えのある物体が・・・。

マグロのカマの鱗

電車の中、一人「????」。

その前の日に食べたことは覚えているのだが・・・早朝、店員さんに起こされたのも覚えているのだが・・・「お連れさまは先にかえられました」とちょっと怒気を含んで言われたのも覚えているのだが・・・「お会計はすんでおります」と追い出されたのも覚えているのだが・・・。

いつもはうっとうしいくらいサラサラな髪がカピカピになってたのは覚えてないし、マグロのカマの鱗がどうして鞄にはいってるのかも覚えてない。

ま〜人生いきてりゃ、人間だれしも、たまには鞄の中にマグロのカマの鱗が入ってることもあるよね・・・と日常化してみた。

あとはまとめて明日にでも書く。

メモ残しておこう。

・東方三博士
・96→30000
・パキスタン
・セタガヤーナ
・7年ぶり?
・郡山
・自然薯
・テニス
・浅草橋再び

こんなとこか?

あ、そうだ。忘れないうちに今日あったえぐいことを書いておく。

石積み中、いつものようにジュースを買いに行く。体を気遣ってキャンベルとやらの野菜ジュース。うまいのだ。

120円いれてボタンをおし、取り出し口に手をのばすべく体をかがめると、うしろから「カ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」という、オヤジがタンをはくときの独特の音が聞こえた。

「踏まないように気をつけよう・・・」と思うも、とどめの「ペッ!!!」が聞こえない。「なんだ?どこだ?どこにはいたんだ?」と車の脇をみると、普通の若い女の子が時間差で「ぺっ!!!」。

道路の真ん中にはかないだけでもマシだが・・・なんというか・・・あの音は完全にオヤジのそれだったよ。

男が眉毛そるわ、女がタンはくわ・・・不思議な時代だばい。

ギリギリギリギリジンジン♪ギリギリギリジンジンジン♪

頭から離れない。

女の敵は女
2006年11月21日 (火)
ここ最近、時給並の石を積んでいる自分が誇らしい。

忙しくてぶ〜ぶ〜いってるのだが、実はメリットもあったりする。10時から19時までの9時間がおいらの就業時間なのだが、それが体感時間3時間くらいとなる。席について、一つ積んでは父のため〜二つ積んでは母のため〜と石を積んでいて、気づくとおいら昼飯の時間である1時半。実際は3時間半くらいたっているのだが、気持ち的には1時間もたってないような気分。これはとてもすばらしいことだと思う。

ただ、やってもやっても石はなくならないから、「むき〜〜っ!」となるんだけど。

今日は帰り道、怖い目にあった。

退石積み場が遅かったため、帰りはあまり人もいなく、とぼとぼ歩いていると、なにやらポスターを見ている女性を発見した。普段だったら気にもとめないが、人があまりにいないから立ち止まっている人が目立ったのだ。

何をみてるんだろ〜と思って、その彼女がみているポスターに目をやると化粧品だか、雑誌かだかのポスターで、どでかく「エビちゃん」がでていた。

「エビちゃん好きなんかな〜この子・・・」と通り過ぎようとした、そのとき!!

その掲示板の片隅に予備の為にさしてあると思われる画鋲を引き抜き抜くや否や、エビちゃんの目にグサッ!!

左目キラリ。

こえ〜〜〜〜〜っ!!!

目に画鋲がさしてあったり、ボールペンなんかであけたような穴が空いていたり、鼻毛がかかれていたりするポスターなんかはよく道ばたで見かけるが、その現場をみたのは生まれて初めて。

この手のいたずらって、酔っぱらった学生集団とか、待ち合わせてる間に暇な若者とかが、「暇つぶし」にやるもんだとばかり思っていたが、それはおいらがこれまで知らなかっただけで、実はこのような女性が全部やっていたのかもしれない。

しらなんだよ、しらなんだよ、しらなんだよ!!!

一見普通の女の子でそんな風には見えなかったのに・・・怖いよ、怖いよ。

マジで怖いよ。

普段からめっぽう速い歩速をさらに速めて改札に逃げ込んださ。パスネットを買っている間に後ろから画鋲で刺されたらたまらんと、買うのをあきらめるくらい逃げたさ。

男が「女の敵」として引き合いに出されるのを良く聞くが、いやいやいやいや・・・女の敵は女ということが、わかったさ。

男のいじめよりも女のいじめの方が陰湿としばしば言われるのは、こういうところなんだろうな〜。

トゥーシューズに画鋲。

そっか、女の子って画鋲が好きなのか!あとカミソリか?古いか・・・。


帰宅後、ぼ〜っとしてるとマリちゃんから電話。面白いサイトをみつけたという。彼女の地元である「紀州弁・新宮弁」を紹介しているサイト。

方言好きということで、テストを受けてみたが、結構な確率であたり、「わからないだろ〜」と問題をだしているマリちゃんの鼻をあかす。そしておいらは「ふふふ・・・誰に方言好きを自称してないさ〜」と鼻高々。

「もうそれくらいかな〜」とテストは終了しかけたが、鼻高々なおいらは「まぁ、つづけてみ〜」と促す。

しかし・・・今度は「これはわかちゃうだろうな〜」と彼女が出す問題にほとんど答えられず。正解率10%くらい。

マ「『とごる』は?」
フ「とごる?」
マ「コーヒー、あまないとおもたら、砂糖とごったぁったわ」
フ「忘れる!」
マ「え〜〜〜!!とごるだよ〜。」
フ「え??コーヒーが甘くないと思ったら砂糖いれるの忘れた・・・じゃないの?」
マ「沈殿するだよ〜」
フ「わかるか〜!」
マ「じゃぁ、『はた』は?」
フ「はた?旗?」
マ「違う。「うちのはたにあるよ」とか言うよ」
フ「畑!!」
マ「ええ〜〜〜〜!!!」
マ「ついはたにある・・・とか」
フ「ついはた?」
マ「すぐそこ、って意味だよ」
フ「つい???はた???「つい」ってすぐってこと?」
マ「そうだよ〜」
フ「『よそごと』は?」
マ「他人事!」
フ「違う!「違うこと」ってことだよ。授業中よそごと考えるな〜とか」
マ「むむむ」
マ「『てがう』は?」
フ「あてがう?」
マ「違う」
フ「手で触れること?」
マ「違う」
フ「・・・」
フ「からかうことだよ」
マ「・・・さっきより全然難しいやんか〜!」
フ「そうかな〜」
マ「日常で頻繁につかれてるからあんたはなんとも思わないかもしれないけどさ〜」

鼻へし折られたさ。


追記
『嫌われ松子の一生』のサントラ『嫌われ松子の歌』をゲット。いや〜かなり楽しいわ、このCD。映画を思い出して一人ニヤニヤニヤニヤ。ドラマでやっているのを一、二度みたが、やはり内田理名(だっけか?)よりも中谷美紀だな。

ま〜げ〜て〜〜〜♪の〜ば〜して〜♪お星さまをつかもぉ〜〜♪

愛はバボ〜愛はトラボ〜♪

この歌、映画のための替え歌だと思ってたけど、本当にこの歌詞なのね・・・。風呂屋の歌だったのか〜。そうだったのか〜。

借りてきてから、このCDしかきいてないさ。もうノリノリさ。

Me llamo Fermin
2006年11月20日 (月)
リハビリで石積んでいるというのに、あまりに石積みが忙しくて、日曜から次の日の石のことを考えてしまうくらい衰え切ってしまった。それもこれも、先日やめてしまった(正確には契約が切れた)ヘケットさんとラクシュミさんのしわ寄せ。

先週の金曜日の時点で、なにやらゴブリン君とクーフーリンさんでおいらの取り合いをしていたから、「来週までに話し合っておいてください。おいらはどっちでもいいんですから・・・」とリハビリ石積み職人としての存在をアピールしておいたのだが、案の定、どっちの石を優先するか決まってない状態。

こちとらマングースみたいからさっさ石積んで帰りたいというのに・・・それに、ダメ人間とはいえ、やることはちゃんとやりたいのだ。リハビリなんだから手を抜いたら自分が痛い目にあう。全権委任ってんだったらそれはそれでいいのだが、リハビリ職人には「選択権」というものがない。

朝ついてそうそうゴブリン君に聞く。

ヨ「で・・・今日はどっちやればいいんですか?どっちも締め切りえぐいじゃないですか・・・」
ゴ「クーフーリンさんの方は?」
ヨ「え?いや、水曜の打ち合わせまでに全部ですよ。今日明日はばっちりかかりますけど・・・」
ゴ「んん〜〜〜!!!!」

困るゴブリン君。しかし、その顔が「全然打ち合わせできてない」ということを如実に示していて、「またかよ・・・」とちょっとムッとする。

本当に人の使い方が下手な石積み場だと思う。なんのために土曜日、日曜日と出石積み場させてるんだか・・・。

ヨ「いや、こっちはどっちでもいいんですけど、どっちが優先なんですか?」
ゴ「優先順位は僕にはきめれないので」(小声)
ヨ「・・・・じゃ、なんでおいらが決めれるんですか!」

だから、2人切るなっていったのに・・・まぁ、経済的な事情もあるんだろうけどさ〜。マジで自転車操業だ。明らかに石積みの質も悪くなってきてる気がする。どんなにクーフーリンさんが石積みがうまくても、一日で作ればさすがにあらが目立つ。素人目でもわかる。

もうダメやな。まぁ、あと2ヶ月のおいらには関係ないけどさ。

今日、ラクシュミさんの代わりに新しく女性の派遣石積み職人がやってきたのだが、かわいそうにのっけからおいらたちのの石のチーム。少々複雑な石積みなため、きたばかりの人に「はい、これやって・・・」なんて言えるような状況ではないというのに、「じゃ、クリシュナ君と分担して、彼女にもできそうな石を渡してください」とかいわれ頭を抱える。そういうのって、時間があるときにやるんじゃないのか〜?明日締め切りだったら、人に教えてる間に自分でやった方がはやいやん。しかも、うちの石積み場のネットワークやらシステムやらから教えなくちゃいけないというのに。

ヤメヤメ。つまらん。


あまりにつまらんから、スペイン人名の謎について思い切り殴り書きしておこうと思う。思いついたままかくので、むちゃくちゃになると思われ・・・。

きっかけは、Fermin(フェルミン)。つい最近まで読んでいた「風の影」の登場人物であるFerminに似ているとお嬢にいわれたことを思い出したから。

以前、おいらのスペイン人名に関しては、以前、Manolo、Santi、Mariajo、おいらの4人で話しあったことがある。

韓国人はカトリックが多かったりして、洗礼名をもっていたりするし、ヨーロッパ人でも発音が難しい場合は、どういう根拠かわからないがスペイン人名をつけたりする人がたまにいたりする。まぁ、ヨーロッパの場合は、カールがカルロスだったり、ウィリアムがギジェルモだったりと、発音だけ変えて同じ名前という裏技というか、表技が使えるのでいいが、日本人の場合そうはいかなかったりする。

まぁ、ようは遊び半分でおいらにもスペイン人名をつけようということになったのだ。

詳細は忘れたが(多分、過去の日記にあると思われる)、SantiがFerminをものすごいおして、MariajoはJorgeをむちゃくちゃおし、ManoloはおしてはなかったがGabrielあたりをすすめてきた。

JorgeはJの発音である喉の奥の方からはき出すようにだす「ホッ」の発音が少々難しく、自分の名前なのにきちんと発音できないということで却下。SantiのFerminは、なんともPamplonaチックなので却下した。Pamplonaは留学先に考えるほど好きな街ではあったが、すでにValencianoかぶれになっていたため、義をとりやめたのだ。ということで、いかにもスペイン人っぽいGabrielということになったのだが、これはしばらく冗談で使っていたのだが、皆がマジ「え??ホント?」と驚くので、次第にいわなくなってしまった。普通の人からみればすぐにアジア人とわかるのだが、たまに「どっか混じってる?」とか、酔っぱらいに「スウェーデン人?」とか、チラクには最後まで純血日本人て信じてもらえなかったような気さえする。まぁ、いいんだけどさ。

結局、Me llamo Gabriel(私の名前はガブリエルですの意)は諸刃の剣の禁じ手となってしまったわけなのだが、風の影のFerminがかなりいい味を出していて、しかも似てるといわれちょっとうれしい気分になっているため、いまさらながらFerminを名乗ろうかと思いついたわけだ。

実際問題、日本で仕えはしないが、パソコンのハンドルネームやらメールアドレスくらいだったら使えるだろうし、日記の隠語でも使えるというのもある。日記上で、あらぽんから呼ばれる呼び名に「ヨモツシコメ」を使うのは、気分的によろしくない。ヨモツシコメはあくまで石積み場内での呼び名としてつかいたいので、前々から困っていたのだ。

ってことで、今日からMe llamo Ferminにする。Masaquitoは実名がわかりすぎるというのもあるし・・・うん、ちょうどいい。

あ、すげ〜どうでもいいが、Masaquitoの「ito」の部分は日本におけるスペイン文法用語としては「縮小語」と呼ばれるもので、よく会話本とかでは「○○ちゃん」的な感じの役で使われてたりする。しかし、単純に「ちゃん」をつければいいわけでもなく、とにかく訳するのにむちゃくちゃ困る文法。

いい例が思いつかないが、たとえばGato(ガト)。これだと猫なのだが。Gatito(ガティート)になると猫ちゃんとなる・・・といいたいが、日本だと「にゃんこ」的な感じだと・・・思う。また、「Gordo!!」(ゴルド)と叫ぶと「デブ!」という感じになるが、Gordito(ゴルディート)になると、「おデブちゃん」的になる。

おいらは当時、キャンディキャンディーが好きな女の子に、このitoを多様されて、何が何だかわからなくなったことがあるし、南米人はとにかくなんでもかんでもこの「ito」をつける(という話を聞いた)ので、メールを読んだひにゃ〜「ちゃんちゃんちゃん」と「ちゃん」が頭から離れなくなるのだ。「ちゃん」と訳さなければいいのだが、そういうイメージで覚えてしまったため、もう無理なのだ。

このito(ちなみに、女性名詞の場合はitaになったりするが、そうじゃない場合もあり)は生物だけでなく、物質にも使えてしまうから大変なのだ。要は「小さいもの」を表現するときにつけるのだ。Pezだと魚だけど、Pecitoだと小魚になる。ようは感覚の問題。なんだろうな〜。旅立つ友達に、Regalo por favorというと「おみやげくれ〜」になるけど、「regalito por favor」というとなんとなく、ちっちゃいおみやげをイメージさせて、日本的な侘び寂びがそこに付加されるのだ。Regaitoのあとに、Pequenito(Pequen~o=小さい)をつけるとなお良し。「お〜し、買ってきてやる!」となる。もしスペイン人の女の子でこれをいってきたら、たぶんおいらはPequenitoにはんして巨大な土産をかっていくに違いない・・・。

う〜ん、なんて説明していいかわからん。

で、なんだっけ・・・あ、そうだ・・・itoの訳か・・・。

で、最近、秋田かなんかの番組をみていたら、料理中の素材としておばあちゃんが「うしっこ」とか「とりっこ」とかいってるのをみて「これだ!!!」と思ったわけ。この「っこ」の部分が、日本のitoにあたるのではないか・・・と。

ついでに、先日、おかゆを買ったときも、「おかゆさん」といっている自分の言葉をきいて「これだ!」と思ったわけ。その後「だるまさん」も思いついたのだが、これは微妙な判定。達磨の水墨画を思い出しちゃったから。

なんかどうでもいい話になってきた。

ついでについでについでに書いておくと、スペイン人名についてはある種のルールというか、決まり事みたいのがあって、その名前が男か女か見分けやすかったりする。

スペインでは名前の最後がOで終わると男性名で、Aで終わると女性名という場合が多い。男性名詞や女性名詞もこのルールにのっとってることが多い。もちろん例外は腐るほどあるし、他の文字で終わる名前もたくさんあるが、たとえば、Francisco(フランシスコ)だったら男で、Franciscaだったら女・・みたい感じ。

判別に便利なのだが、日本人にとってはたまに困ったことになる。日本の「○○子」というメジャーな名前が、スペインでは男だと思われてしまうのだ。

学校にいっていたときに、よく受付の人に呼ばれ「ねぇねぇ、この名前って男?女?」と良く聞かれた。うちらからみたら、どう見ても女の名前なのだが、彼らにしたら男の名前だと思ってしまうのだ。「これはOで終わってるけど、女なの!」っていったそばから、今度は「YOSHIHIKO」という名前がきてしまい、「これはOだけど男なの」と説明させられたことがある。

結局、日本の漢字の話から始まり、延々1時間くらい日本人名について解説したが、結局学校のメールにはアルファベットで名前が送られてくるため、「漢字でだいたいわかるんだよ〜」といっても、彼らにはどうしようもなかったわけだ。で、困りはててたら、「KAORU」という名前の人がきてしまった。

「9割方女性だけど、もしかしたら男の可能性もある」とおいらがいってしまったのが失敗だった。「なんで、男と女で同じ名前であることがあるんだ!」という疑問をもたれてしまい、説明に四苦八苦。で、再び「漢字」の説明になるのだが、漢字でも良い意味があれば、男でも女でも使う。陽とか幸とか・・・。

彼らには一生無理でしょう。

ちなみに、留学前においらのもとに届いた書類も「女性」になっていた。送った書類には「男性」とかいてあったと思うのだが、書類を打った人が当然のように女としてしまったらしい。送り直してもらっても間に合わないので、そのままいったが・・・。


スペイン人名で最初難しかったのが、Jose MariaとMaria Jose。両方とも2つで一つの名前。Maria Joseというん名前の友達(Mariajoのこと)ができてからはさすがに間違えなくなったが、Jose Mariaは男で、Maria Joseは女なのだ。前スペイン首相のAznarの名前はJose Maria。あの顔で・・・と当時は思ったもんだ。

でもって、PepeとPacoにも惑わされた。

カトリック的な理由から、FranciscoはPaco(FranciscaはPaqui)となり、JoseはPepeとなる。Pacoの方はたしか、フランシスコ・アッシジ(アッシジはとても素敵な街である)からきていて、その彼のもっていたあだ名?なのか?であるPadre de la Comunidadが語源とかなんとか・・・とSantiが講釈してくれた。Pepeは・・・同じくPadre・・・なんだっけ・・・調べるか・・・ちがった・・・Pater Putativumの頭文字をとってPepe。

かなり大御所の聖人なため、FranciscoもJose(eの上にアセント有)も大量にいるため、スペインでは道ばたやBARなどで、「Paco!」か「Pepe!」を叫べば、必ず誰かが振り向くしかけになっている。同じく多いのだが、Manuel(Manolo)。これも同じく「犬も歩けばManoloにあたる」といえるくらい。

なんか、ここまで書いて思い出したが、以前にも書いた気がする・・・このネタ・・・しかも、ほとんど同じ内容な気がする。

最近ロクなことがないな・・・。


追記
先週は「減酒」に成功。映画みながら、魯智深からもらった四国の純米酒一本と、残っていたVinoを一本飲んだが、たったそれだけなり。あ、でも水曜日があるか・・・。とにもかくも、このペースで減酒して、ダイエットに成功してやる。酒さえ減らせば、勝手に痩せそうだが・・・。

追記2
ここ最近の日記はまたまとめて書く。

追記3
結局、おいらは今日何を書きたかったんだ?



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