おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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出奔日決定!!!
2005年02月02日 (水)
ドンドンドンパフパフ♪

2月9日〜♪

毎度のことながら、あまりに突然で、各方面から小さな「苦情」が来てるが、無視。

だって、スペインを出発するときには「1月頭に帰ってくる」っていったわけだから、すでに1ヶ月以上延びてることになるわけだし・・・。

チケットは昨日とったやつはキャンセルして、KLMにしてみた。値段は大して変わらなかったが、一度も乗ったことないから。あと、9日の便があったから。


で、1つ悲しいというか、自分のバカさ加減に呆れるできごとがあった。

これまで何度かスペインを往復しているのだが・・・マイレージはためてこなかった。というのも、おいらがよく使うトラベルコちゃんでは、どの会社を見ても「マイレージ」の項目に「なし」になっていたからだ。

スペインでおいらは「駄目もとで、とりあえず言ってみる」という特技を覚えた。

メニューに書いて無くても、言ってみたらあったり、Postre(デザート)いらないから、Cafeにしてくれ・・・と頼んだらOKだったり、レンタカー借りるときでも、ホテル予約するときも、「こうして欲しいな〜」みたいのがあったら、とりあえず聞いてみるとなんとかなったりするから。

で、聞いてみた。

お「マイレージは・・・駄目なんでしょうか?」
店「個人でやってくださるんでしたら大丈夫ですよ」
お「え?え?え?でも、サイトのほうには「なし」とかかれてたんですが・・・」
店「ええ、それはうちではやらないってことで、空港のカウンターで個人的にやってくだされば問題ないです」
お「え?え?え?・・・そうなんですか・・・」
店「ええ」
お「ちなみに、KLMだとどこのカードが・・・」
店「少々お待ちください・・・」
お「ええ」
店「そうですね〜KLMですと、KLMがやってるやつがいいですね」
お「それは・・・今から作って出国に間に合いますかね?」
店「大丈夫だと思いますよ。ワーク○○(忘れた)ってのがそうですね」
お「ありがとうございます」

てなわけで、マイレージ・・・大丈夫だったらしい。

なんか、ちょっとショック。

これまでのスペイン往復の回数から考えると・・・アジアくらい余裕だったんじゃないの?

あ〜泣ける・・・泣ける・・・。

でも、気づいただけマシとするか。しょうがない。

そういえば、前々から書こうと思っていた、今回の「出稼ぎの日々」の一日のタイムスケジュールをかいておこう。


■11:00〜13:00
起床。
朝飯を兼ねた昼食をとる。
テレビがついていれば、昼のベタベタなドラマをなんとなく見る。
風呂は基本的に朝風呂。シャワーだけが多い。冬場は寒い。

■13:30〜14:00
出社時間は適当。だいたい2時〜3時の間を目指して出社。
電車の中の30分はHさんから借りた漫画を読む。
たまにうっかりニヤニヤしてしまい、周りを見回すこともある。
服は毎日ほとんど同じ。シャツと下着以外。母親に嘆かれること幾度。

■14:30〜15:00
バーバーパパの匂いで毎日立ちくらみ&小走り
会社は駅から歩いて8分くらいの距離。
会社に到着する。
誰もいなければ、ラジオやらコピー機の電源をいれる。
Mさんもだいたい同じ時間にくるが、おいらよりはちょっと早いことが多い。
とりあえず、まったりコーヒー。

■15:00〜19:30
ひたすら、黙々と仕事。
たまに、雑談。
盛り上がると雑談ばかり。
小休憩は各自好きなときにとる。体伸ばしたり。
BGMはJ-WAVEかその辺にあるCD。
Hさんの趣味でまったりした曲が多い。
Hさんがいないときはちょっとうるさめの曲

■19:30〜20:30
夕食。
時間は忙しさによるが、だいたいこの時間が目安。
会社近くの店を適当に選んで行く。
おかげでいろいろと詳しくなる。
が、忙しいときは仕事もできる社員食堂「ジョナサン」
席はだいたい決まっている。
いろんなテーマが話題になるが、どれも興味深い話ばかり。
つまり、変わり者が多いんだと思う。
お気に入りは「鶏」関係の料理。
ついつい、みぞれ煮か鶏モモを頼んでしまう。
ご飯は大盛り。おかげでよく肥えてしまった。
食後、近くのコンビニで「食玩」探し。

■20:30〜24:15
再び仕事。
序盤はこのあたりになるとタバコがつきてくる。
だいたい一日一箱半ペースだった。
が、終盤は何故か減る。
一日1箱で余るようになる。
びっくり。
勝手に23:00をおいらのCDタイムに設定。
最初が「chai」。
お次が「あらぽんCD」。
さらに「ベルヴィル・ランデブーのサントラ」。
最近は「Fiona Apple」。
終電に間に合うように会社を出て小走りで駅に向かう。
働きはじめの頃は、途中のタイ系マッサージの人に
「おにいさん、おにいさん・・・マッサージ・・・」
首ふる。
が、最近では同じ服を着ている効果か、話しかけられなくなった。

■24:15〜01:05
電車。
始発ができたおかげで途中から座れるようになった。
行きと同様、漫画を読む。
ほんといろいろ読んだ。会社の漫画はほぼ制覇。
ゆんぼくん、サイコ、20世紀少年、太陽の黙示録、
ファンタジーもの多数、弥次喜多inDEEP・・・などなど。

■01:05〜01:45
とりあえず、PCの電源をつける。
起動している間にcocinaに行き、夜食
おかげで、さらに肥えた。アゴがちょっと気になり出す。
が、腹減ってるので喰う。
気持ちよさそうに寝ている「おまけ」を起こして遊ぶ。
「なんだよ〜」という目で見られる。
が、気持ちいいみたいでゴロゴロ。
そうなったら、捨てる。

■01:45〜03:30
音楽をかける。
日記を書き始める。
時間は日によるが15分〜30分くらい。
たまってると泣ける。
その後、メールと掲示板への返事。
掲示板は寂しいことが多い(;´Д⊂
きたメールの返事は基本的にその日に全部書くようにしている。
が、たまに考えないといけないやつは後日に回す。
なので、たまに返事を忘れるメールがあったりする。
たまに怒られる。

■03:30〜06:00
自由な時間。
友達のサイトを見たり、ニュースをチェックする。
音楽聞いてぼ〜っとしたりもする。
調べものしたりもする。
考え事は・・・あまりしない。
しなくちゃいけなくても、思考能力ないからできない。
耳かきが好きなので毎日している。
疲れてる時は布団に入って音楽を聴きながら本か漫画を読む。
調子に乗ると7時過ぎくらいまで起きてしまうときもある。
が、太陽見ると「あ〜やっちゃった〜」と思う年頃なので、6時までには寝るようにしている。
酒は家ではまず飲まないが、お茶が切れてるときは飲んだりする。

■06:00〜11:00
爆睡・・・はあまりできてない。
悪夢が多い。最近なぜか。
枕は何故か5つもある。
1つは抱き枕。
さるぼぼ(結構でかい)と一緒に寝ている。
手がとがっててたまに刺さる。


う〜ん、書いてみた思ったが・・・一日中パソコンの前なのか・・・おいら。寝ている時間と電車の中以外。計算するのやめよ。


一応今日の日記。
3時くらいまで爆睡。
充電完了。
車でマリ邸へ見舞い&看病へ行く。やさしさは×333くらい。
BGMは「Fiesta Vol.01」。Monsoon Weddingの曲でチラグと8(Ocho)を想い出す。まだBuleriaって流行ってるんだろうか?スペインで・・・。
熱は1度くらい下がっていたがまだ8度以上あったので寝させる。
DVDコンポが届いていた。羨ましい。
「配線の仕方がわからないからやれ」と当たり前のように命令され、配線。
ちょっと楽しむ。(配線好き)
病人そっちのけでDVDコンポで遊ぶ。
遊び尽くした後、チケットをとる。
で、病人用買い出し。
テレビ見てぼ〜〜〜っとする。
「風呂にはいっていいか?」と許可を求められる。
よくわからないので「駄目!」と答えたが、よくわからなくなって「まぁ、いいんじゃない?」と最後には許可を出す。
家からもってきた雑誌をぼ〜っと読む。
テレビを見る。
看病に飽きた頃帰ってきた。1時頃。
熱は上がったり下がったりでよくわからなかったが、だいぶ楽になったとのこと。
家についてむんと「送別会じゃないけど飲み会」の打ち合わせをする。



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やさしさ×666
2005年02月01日 (火)
机の真下に小さい黒いつぶつぶがものすごく大量に落ちているのを発見。
不思議に思い、机の真裏をのぞき込むと・・・

これまたものすご〜〜〜〜い数の虫の巣(地蜘蛛の巣みたいの)がこびりついてるのを発見。マジで気持ち悪いほどの数。でもって、1つ1つはけっこうでかい。

それを掃除機で一気に吸い取りはじめる。

ジェノサイド〜〜〜!

だが、いくつかは間に合わず中からウレタン素材っぽい感じの蝶とも蛾ともつかぬ変な虫が孵ってしまい、おいらを攻撃してくる。

手でつかんで応戦するもむなしく、次から次へと蹴りをいれてくる変な虫。

とにかく肌触りが気持ち悪い上に手で握りつぶしてもへこたれない。

ウレタン素材だから?

そこで目が覚めた。時計を見ると8時45分。

「なんかすんげ〜〜〜気持ち悪い夢〜もう最悪・・・」と二度寝。

次起きたら12時だった。

二度寝したにもかかわらず、しっかり覚えている悪夢・・・

や、病んでる・・・絶対おいら病んでる・・・

最近、とみに夢見が悪い。いったいなんなんだ?

天才「しりあがり寿」の「弥次喜多 in DEEP」のせいなんだろうか?あの漫画、前作同様、もう涙を流して感動するほど面白いが、タイトル通りDEEPすぎて、そんな夢をみたんだろうか?

自覚症状のない鬱病ってことはないよな?鬱病ってもっとすごいって聞くし・・・。

病んでいないことを本気で祈る。


今日は、マリちゃんの引っ越しのお手伝い。バイト代はすでに焼き肉で済んでいるため気合いをいれて出発する。曲は先日コンタクトを無くした原因となった「Fiona Apple」の「Fast As You Can」。

道はなんとなくわかるのだが、せっかく住所を聞いたのでナビに入力し、それに従っていくことにしたのだが・・・。

この、バカチンがぁ〜!

とナビに憤ること十数回。

渋滞を避けてくれるのはいいのだが、あまりに突然すぎるし、その次に出す道があまりにもひどすぎる。もうちょっと賢くなろうよ・・・(最新のは知らんけどさ)。

間違って戻にしても、左折左折で戻れば済むのを、無理矢理大通り使ってリカバーしようとするもんだから、「え〜〜〜なんでそんな方いくんだよ〜!そっちいったら三軒茶屋ついちゃんじゃんかよ〜!」となる。

そして、おいらを一番起こらせたのが、有料道路を使おうとしたことだ。

たかだか150円とか200円くらいの有料道路だから使ってしまえ〜とでも思ったのかよ!

悪いね、おいらの財布には150円もないんだよ!!悔しかったら、有料道路を使ったルートを検索する前に「お金ありますか?」と聞いてみろ。

そしたら、素直に「ごめん・・・ありません」と丁寧に謝ってやるよ。でもって、「ちっ、しょうがねぇ〜な〜、この貧乏人が・・・違う道検索してやるよ・・・」と罵倒されても許してやるよ。

まったく・・・40分くらいでつくはずが、1時間10分もかかったじゃねぇか。

しかも、最後の方は、おまえ無視して、地図だけ使わせて貰って、自分でルート作ったからなんとかなったが、おまえの作ったルートじゃ、もっと時間かかってたよ。

このバカチンが!

まぁ、またチャンスやるから今度はちゃんとしたナビしてみろや。


ということで、どうにかこうにか、新マリ邸到着。電話で呼び出し、旧マリ邸へ。

「ごめん・・・今日寝坊して、何もやってないの・・・」とのことだったが、本当に、ものの見事に何もやっていなかった。本は散らばり、服はまだ掛かっていて、洗濯物は散乱し・・・・

「なにやっとんじゃ、われ〜!!!普通やっとくだろ〜!!引っ越しを甘くみるな〜!!」とキレる。

家の家業の関係上、引っ越しに向いた車が手に入りやすいため、おいらは引っ越しの手伝いはかなりの数こなしている、ある意味「引っ越しの素人プロフェッショナル」。もちろん、お代は飯おごり。

今回の引っ越しはかなり規模が小さいので、さっさと片づけて遊ぼうと思っていたのに・・・この始末。

鬼教官のように指図をし、チャクチャクチャクと引っ越しを済ませる。段ボールさえないので、隣の何屋かわからんが、勝手に突入し段ボールもゲット。

トランクにそれらをすべて詰め込むと・・・あ〜ら不思議、計ったようにぴったり〜。

やっぱ、おいら・・・プロフェッショナルだ・・・とご満悦。

気分もよくなったので、「よくこのしごきに耐えた・・・よくやった」と褒めて使わし、新マリ邸へ再び戻る。

トランクの荷物をすべて運び終わったあと、しみじみとマリちゃんの新居を見学。

し、新築って・・・・すごいのね・・・広いし、綺麗だし、なんか・・・Que Moderna!!って感じだ。

おいらのスペインの部屋もかなり気に入ってるが、ちょっとこんなところで一人暮らしがしてみたくなってしまった。一国一城ていうのか?こういうのって・・・。

すごい使いやすそうだし、Paella作るには十分なくらいのキッチンだし、6、7人だったら友達呼べそうだし・・・。

羨ましいかも。

テレビがつかない・・・というので、ついでにそれもみてあげたのだが・・・

電源のコンセントつけただけでテレビがみれるかどアホ〜〜!とまたキレる。

そんなのおいらを無視して、「なんか、コードがたくさんあまってるんだけど・・・」とマリちゃん。

はいはい、おいらがわる〜ござんした・・・と諦めて、配線作業。

「わ〜い、映った、映った〜!すごい、すご〜い」と喜ぶマリちゃん。

アンテナ用のケーブル一本さしただけなのだが、言わないでおいた。おいらの威厳のために。


お「さ〜て、散歩いこう、散歩!開拓だ、開拓!」

実はそれが一番やりたかった。知らない街の開拓ほど楽しいことはない。

マ「あ、でも姐御の本買ったほうがいいんじゃない?」
お「あ、そうだ!大学だ、大学・・・近いんだっけ?」
マ「近いよ。車ならすぐ」
お「よし、じゃいこう!」
マ「5時までだから、急がなくっちゃ」
お「うし!」
マ「いま何時?」
お「しらん」
マ「・・・・4時55分・・・」
お「・・・・・・さ〜、散歩、散歩!開拓開拓!」
マ「・・・・だね」
お「って、なんか顔赤くない?」
マ「赤い?なんか熱いけど・・・」
お「そういえば、昨日頭痛いとかいってなかった?」
マ「うん・・・」
お「って、風邪引いてるんじゃないの?」
マ「風邪・・・かな・・・」
お「って、熱あるんじゃない?」
マ「あるのかな?」
お「7度4分と見た!!計れ〜〜!!!」

その間にトイレ借りる

マ「・・・・8度4分・・・・」
お「・・・・え?8度?4分??」
マ「うん、8度4分・・・・」
お「ね、ね、ね、寝ろ〜〜〜〜!!!!」

引っ越しには慣れてるが、病人の扱いには全く持って慣れていない。まだ首が据わってない子供を抱くのと同じくらいどうしていいかわからない。看病した経験も、あるにはあるが、男ばかりで、もう、ひたすらあたふたあたふた。普段の666倍あたふたあたふた。だが、普段は「デリカシーがない」とか「ひどい!」とか「やさしくない!」とか罵倒されまくっているおいらだが、病人には対しては666倍やさしくなれるので、ここはしっかり看病することにする。

お「と、とにかく・・・なんか買ってくる!だから、寝てなさい!」
お「な、何か欲しいもんは?何喰いたい?何飲みたい?」

記憶の糸をたぐり寄せる・・・たしか・・・エジプトで康雄が熱出したとき・・・

お「お、おかゆだな!おかゆ!そうだ、おかゆだ!おかゆしかない!」
お「お、お、おかゆ買ってくる!」
マ「ありがと・・・」
お「あ〜〜〜、で、ごめん。」
マ「ん?」
お「お金ください。150円ないの・・・おろすところがあればおろすから・・・」

あまりにかっこわるい自分に赤面しながらも、2000円握りしめて部屋を出る。

テクテク知らない道を歩きながら考える。

そして、再びたぐり寄せる記憶の糸・・・たしか・・・ヨセミテで長尾が熱を出したときは・・・

「冷えピタだ!冷えピタ!あれは気持ちがいいらしい!!冷えピタ買うぞ!」

「おかゆ・・・冷えピタ・・・水・・・おかゆ・・・・冷えピタ・・・水・・・」呪文のように繰り返していると商店街に到着。

びみょ〜〜〜〜に、場末感漂う商店街。うちよりはマシだけど・・・。

コンビニの手前にドンキホーテのような格安商店(?)を発見し、とりあえず中に入る。

そこで、おかゆ(卵粥と白粥、各104円×4)と彼女の故郷特産の「紀州梅」(207円)を購入。合計623円也。

お次は目の前のコンビニに入る。

まずは・・・水。で・・・冷えピタ・・・た、たかい!・・・500円以上するのか・・・けど、しょうがない・・・8時間冷却だもんな・・・で、ほかには・・・ヨーグルトか!??ヨーグルトだな!アロエだ、アロエ!・・・あとは・・・なんがいいんだ?・・・・寒いとかいってたな・・・体にいい暖かい飲み物・・・紅茶?・・・たしか持ってた気が・・・・え〜〜〜〜〜・・・・ココアだ!ココア!暖まるはず!

再び記憶の糸。

たしか・・・久保がスペインにきてすぐぶったおれて・・・そんとき、長尾が「柑橘は駄目だ、柑橘は!リンゴジュースがいい」っていってたような・・・あれ?それは下痢の時だっけ?まぁ、いいや・・・下痢も風邪の症状だ。

リンゴジュースをカゴにいれる。

あとは・・・アイス?アイスは風邪にいいのか?良さそうだな・・・でも、残金が危うい。まずは計算。

え〜っと・・・1409円・・・10円はおいらがもってるから大丈夫だけど、アイスを買う余裕はない・・・。とりあえず、第一弾はここらでいいか・・・。

レジに並んでお会計。

1509円になります!!

え"?

し、しまった〜〜〜!100円計算ミス!

お気に入りの小銭入れをのぞき込む。

50円一枚、10円4枚、5円2枚・・・・計100円なり。

9円だけたりない!!!

どこかに10円くらい・・・おいらは小銭をよくポケットにいれるし・・・

こんなときに限って一円もでてこず。

すいません・・・カード使えます?

すいません・・・VISAは使えないんですよ・・・

お、お金おろしていいですか・・・

どうぞ。

9円の超過を払うために、105円の手数料を払って金をおろす。

まぁ、どっちにしろおろさないと駄目だったしな・・・と腹をくくるが、でてきたのが2000円札2枚に千円札1枚で、なんかちょっとむかつく。

その金で無事払い終わり、マリ邸に戻る。

お「お、おかゆ買ってきました・・・」
マ「3※△#■×た〜〜〜!」
お「え?なに?聞こえない。おかゆ買ってきたよ・・・」
マ「39度5分になった・・・・
お「た、た、頼むから寝てくれ。」

鬼教官が裏目に出た気がして、ものすごく申し訳ない気分でいっぱいになる。

とりあえず、冷えピタを貼り、リンゴジュースを大量に飲ませ、何かさらにかけるものを探すべく勝手に収納を開け、シーツを見つけ出し、紅茶を飲ませ・・・寝させる。

考えつくことすべて終了〜。もう記憶の糸をたぐり寄せても何もでてこない。

お手上げ。

そんなおいらをあざ笑うかのように、冷えピタはあっという間に熱くなっていき、なんか全く意味がない気がしてくる。

冷えピタって、何度まで想定して作ってるんだ?40度の熱でも大丈夫なのか??なんか端っこ溶けてきてる気がするんですが・・・。

8時間と書いてるくせに〜と憤りを感じつつも、もう一枚新しいやつをだし、先ほどのとローテーション。片方が熱くなるころに、もう片方は冷えているので、また貼って・・・の繰り返し。

それでもおっつかない気がしたので、さらに上から濡れタオル。水が冷たいから気持ちがいいらしい。

が、そのタオルもあっというまにぬるくなるので、何度も何度も絞っては取り替える。

ナイチンゲールってすげ〜大変。だけど、顔のあまりに尋常じゃない熱さに、焦り始める。

テレビを見ながらの看病、2時間後。

お「熱計ってください」
体「ぴぴぴ、ぴぴぴ・・・」
お「な、何度?」
マ「39度6分〜えへへへ」
お「上がってるのかい!!」
マ「すごくな〜い?」(息も絶え絶えで)
お「すごすぎる・・・」
マ「死ぬかも〜」
お「お風呂の温度並だ〜〜〜わ〜い・・・」

もう、どうしていいかわかりません。おいら。

白旗・・・・

あと、思いつくものは「薬」か「医者」しかないのだが、彼女の体は薬関係を受け付けない体らしく、飲めないらしいのだ。だから、薬を飲ますことはできない。試しに飲んでみたら?とも思うのだが、余計おかしくなっても困るし、責任もとれないので、それには従うしかなかった。

あとは医者だが、それは、明日になっても熱が下がらないようだったらの話だろう。

おいら個人の持論としては、風邪は寝て治す。薬も、医者にもいかん!というものなので、そうすることにする。

再び、テレビを見ながら冷えピタと濡れタオルの交換を繰り返し、時間が過ぎていく。

マ「水ちょうだい」
お「は、はい・・・水でございますね・・・」

リンゴジュースを買ったときについてきたストローを差し飲ませる。

で、置く。

ストロー・・・ペットボトルの中に沈没・・・そして、たゆたう・・・・

お「ぐぬお〜〜〜〜!!!こんな時に!!!!」
マ「どうしたの?」
お「なんでもないです・・・あのさ・・・ストローってあったりします?」
マ「それはもってきてない。」
お「ですよね〜。なんでもないです」
マ「ストローがどうしたの?」
お「優雅にたゆたってます・・・ペットボトルの中を・・・」
マ「(笑)」
お「大丈夫、なんとか取り出す・・・」

その後、一人ペットボトルと格闘。ペットボトルを逆さにするように飲んでみたり、指つっこんでみたり、スプーンの柄をいれてみたり・・・。

冷静になって考える。

コップに水を注いだら・・・自然と出てきた・・・。約3秒。

人間、焦ると知能が猿並になるらしい。

ここで、冷静さを取り戻す。というか、開き直る。

焦ってもしょうがない。とにかく、寝かすしかない。看病するしかない。

おかゆ(紀州梅2個入り)を作って食べさせる。マリちゃんぺろりと平らげる。40度って・・・相当苦しいはずなんだけど・・・・おいらも一度経験あるし・・・女の子の場合は食欲が勝つのか?謎は深まるばかりだが、食べれたので安心する。


冷えピタ作業以外やることもないので、このまったりした(?)時間を利用して、スペインまでのチケットをとることにする。

1社目・・・ど素人の担当に当たってしまったようで、全く相場違いの値段のチケットを勧められたためすぐに切る。なんかおいらの方が詳しいんじゃないの?というくらいの担当だった。

2社目・・・つながらず。

3社目・・・何故かBA(ブリティッシュ・エアウェイズ)ばかりを勧めてきたが、ルフトハンザで悪くない値段のやつを発見。57000円。12日の便。それをとりあえず押さえておいて貰う。明日電話してキャンセルしても大丈夫らしいので。

ということで、1つ心の荷が下り、ぶっ倒れてるマリちゃんを横目に、「よしっ!」とハイジャンプ。

そのまま、コンビニに二度目の買い出し。

リンゴジュース・・・おいらの夕食・・・タバコ・・・薬は・・・やめておこう・・・暇つぶしの漫画・・・三国志の雑誌?・・・これにしてみよう・・・あとは・・・チョコレートとか食べるのかな?風邪のときって・・・おいらは普段から食べないしな・・・わからないからやめておこう・・・・滋養強壮剤はどうだろ?・・・あれは風邪薬じゃないよな・・・ビタミンとかだもんな・・・大丈夫だよな・・・風邪にも効くってかいてるし・・・これ買おう・・・・あと炭酸欲しいっていってたから、コーラ・・・・ダイエットコーラじゃなくっていいよな・・・こんなときくらい、普通のコーラでいいだろ・・・

合計2034円也

帰って、滋養強壮剤をビクビクしながら無理矢理飲ませ、コーラも飲ませ、寝させる。

おいらは夕食。かつてよく食べていたセブンイレブンの「お好み弁当」。安いわりにはうまい。

弁当喰いながら、テレビで知らないドラマを見る。

国仲凉子がでていた。

加藤ローサの関係か、可愛く見えてしまってびっくり。

恐るべし、ちゅらさん。

お「熱計ってください」
体「ぴぴぴ、ぴぴぴ・・・」
お「貸して・・・39度5分・・・(;´Д⊂」
マ「何度?」
お「教えない」
マ「・・・・何度?」
お「さ、39度2分です・・・少し下がったよ」

熱があると思うと精神的に良くないので嘘をつくが、どうせつくならもうちょっと低めに言えば良かったと後から気づく、未だ焦りまくりのおいら。

マ「もう帰っていいからね〜ごめんね〜」

ここで帰ると確かにいつものおいららしいが、今はやさしさ×666だし、おいらが人でなくなるので当然看病する。っていうか、顔がマジでえらいことになってきてるので、とてもじゃないけど帰れない。うなされてもいるし・・・。

三国志の漫画を読みながら時間つぶし。

あまり面白くない。っていうか、つまらない。

こりゃ、企画失敗だな・・・・。たぶん。

今日、夜会うことになっていた長尾から電話が来るが、行ける状態じゃないので、あとでまた電話をするということで、電話を切る。

そして、ナイチンゲール。

看病し始めてから7時間後の12時過ぎ・・・・

お「熱計ってくだせぇ〜」
体「ぴぴぴ、ぴぴぴ・・・」
お「お、39度1分・・・さ、下がり始めたか?」
お「滋養強壮剤が効いたか?冷えピタ効果か?」

たった4分、5分下がっただけだが、「だいぶ楽になったかも・・・」と患者マリ。

これ以上いても、寝る場所ないし、眠れないおいらがいたら電気もテレビも消せないし・・・・ということで、帰ることにする。

とりあえず、「寝て、寝て、寝まくれ!」と忠告して。

そして、最後にたぐり寄せた記憶の糸。

おいらが小さい頃風邪を引いたときによくママンから言われた言葉。

「テレビはみていいけど、絶対布団からでちゃ駄目よ!見るなら布団の中からね」

う〜ん、おいらって大人〜。

頑張ったからか、帰りのナビは素直で良い子だった。

追記
ふと、お嬢が教えてくれたことを思いだしてここにいってみた。

あまりの感動に涙でた。

でも・・・お嬢・・・壁紙・・・中谷美紀いないじゃん。訳のわからん口紅?化粧水じゃん・・・。

あと、対抗心出して「もう29歳なはずだよ〜」とかいわないように。きっとCMとった時は28歳だったんだよ。




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バーバーパパ
2005年01月31日 (月)
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今日は一応今回の出稼ぎ終了日なので、お礼と大人らしさを演出するために、何か貢ぎ物を持って行くことにする。

電車をおりテクテクと会社に向かいつつ考える。

何にしよう・・・・

階段を昇りきるといつもの「イヤな匂い」

バーバーパパみたいな名前のシュークリーム屋からの匂い。

笑顔のサンタもどきにもちょっとむかつきつつ、ふと思いつく。。

シュークリームなら3人とも喜ぶかもしれない・・・と。

おいらは中学2年生のころ、友達の家に遊びにいき、そのお母さんが出してくれた「プチシュー」を今みたいに「甘い物駄目なんですよ〜」といって断れるほど大人(?)になれていなく、無理矢理口にいれ、飲み込めず、鼻をかむフリをして「ぺ〜っ」と出し、さりげなくポケットに隠したあの時からカスタードクリームは口にしていない。

15年くらい・・・。

そして、先日(まだ書いてない金曜日の日記参照)ミスった「ラ行とワ行」の罰をおいらは受けていない。

やはりここらで誠意ちゅうもんを言葉だけでなく、態度で示さねばならん!

4つ購入〜。

504円也。

コーヒーがないと絶対泣くのはわかっていたので、まずこ〜〜〜〜いコーヒーを煎れる。

その間に、Mさん、Oさん、完食!

速すぎ。

コーヒーを煎れ終わったとも少々勇気が出ず、傍らに置いたまんま仕事をする。

タバコを一本吸い・・・・決断。

右手にコーヒー。左手にはバーバーパパ。

かぶりつく!!!!

嘘。

前歯をほんの少しだけ開けかじる。

まだカスタードには到着してない。

もう一回かじる。

予定では、空洞がありカスタードには辿り着かないはずだった。

が、口の中にねと〜〜〜〜っ!!!とカスタードが入ってきた。

一瞬にして全身サブイボ。

うげ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!コーヒー、コーヒー!

10分くらいかけて3分の1を食べ休憩。

仕事1時間

真ん中は手強かった。

皮の部分が少なすぎて、シュークリームっていうか、カスタードオンリーを食べてる感じになる。

3口くらいで再び休憩。

カップになみなみ注いだコーヒーが無くなる。

足は高速貧乏ゆすり。

落ち着かない。

気を紛らわすため、Mさんに「写真とって!写真!携帯で!このおいらの勇気ある行動を残すために!」

画質は悪いが、ゲーテの山荘とマメ本Oliveと一緒に撮影。

少し気が紛れる。

まだ半分残ってる。

耐えられなくてシューの部分をガジガジ噛じってしまっため、カスタードが表面張力ギリギリ状態。

このままぼとっ!って落ちてくれたら正当防衛なのに・・・と思いつつ、カスタードをすする。

と同時にコーヒー。

あまり減ってない。

その後はもうあまり記憶がない。

仕事しながら、思いだしたようにかじってたから。

が、心なしか、シューが湿ってきてちょっと湿ってきたため焦り出す。

最後の一くちを口に放り投げ、コーヒーで流し込む。

完食!

みなに笑われながら、「おいしそうに食べてるね〜」と応援されながら、約1時間で完食。


次喰うのは30年後くらいでいいや。


追記
仕事は・・・流石に今抜けられると痛すぎるというHさんの言葉と、おいらもミスしたままここで引き下がるわけにもいかないのもあって、もう少しだけいれることにする。あと2日くらい。

さ〜て、3日分の日記書くかな・・・・



よろしかったら投票してください。

カンフーハッスル
2005年01月30日 (日)
なんか、もう日記書くの疲れた・・・4日分とかそもそも無理。
だが、自業自得なので書く。
が、端折る。

マリちゃんとむんの3人で急遽映画にいくことになり渋谷へ。

2人をBook1stまでつきあわせてFigaroのバックナンバー(ポルトガル特集)を購入。でもって、姐御に頼まれてたスペイン語で書かれた日本語の文法書を探し、発見。

が、マリちゃんの大学で安く買える可能性があるということで、そっちで買うことにしてここでは買わず。代わりにむんに裏渋谷とかいう特集をやっていた「oz」という雑誌を買わせる。なぜなら、おいらが見たかったから。

最近洒落っ気がでてきたむんに穴場の飯屋を紹介してもらう。TSUTAYAの上にあるエレベーターじゃないといけないランチもやっている飲み屋。

安い割にはうまい。味付けは「女性用!」って感じで薄いのだが、いろいろ楽しめるし、ご飯食べ放題、飲み物飲み放題で980円なので安いと思われる。穴場だけあって空いてるのもMuy bien!3時までしかやっていないというが難だが、まぁ、使えそうなので、おいらのデートコースにいれることにした。

Mさん曰く「女の子は、自分の知らないおしゃれな店に連れて行かれると「きゃ〜〜〜〜!」となるわよっ!」とのことだしな。

まぁ、おされCafeが苦手なおいらにはとてもじゃないけど無理な注文なんだけど、おされな居酒屋はなんとかなるかもしれん。

当初、映画は「スーパーサイズミー」の予定だったのだが、おいらの「この映画はDVDでみてもいいかも・・・」という発言により、2人に「じゃ、なにみるんだよっ!」と攻められることになり、喧々囂々状態に。

いろいろ候補がですぎて、結局元に戻り「スーパーサイズミー」をみることに・・・・とチケットを買おうと思った矢先、候補にも入っていた「カンフーハッスル」のチケットの方が200円安いことがわかり、最終的にこの映画になる。

で、感想。

【カンフーハッスル】3.1点(5点満点)
悪くない。悪くないけど・・・・「ありえねぇ〜!」ってことなら、「少林サッカー」の方がありえない感が強くて面白かった。少林サッカーは小坊主がたくさんでてくる出だし(キャストとか出てくるところ)から大爆笑だったし・・・。
これは3人とも意見が一致した。

退屈することはないし、ネタ的には面白いので勧められるかといったら勧められるのだが、「少林サッカーよりはつまらないかも」と必ず注釈がつくことになるだろう。

あと思ったよりも流血多くて驚いたし、なんか微妙にシリアスな部分があったりするので、気持ち的に忙しかった。琴を使う暗殺者なんてマジでシリアスキャラなのに、倒され方はギャグだったり。

おいらの中では「実写版&中国版ドラゴンボール」って感じ。

ロードショーでもう一度みることはないが、DVDがでたら借りてもう一度くらい見てもいいかな。

見終わったあと、マリちゃんに「チャウ・シンチーに似すぎ」といわれた。髭が生えてるときの、チンピラの時にだそうだ。駄目男っぷりが似てるってことなんだろうか?

で、マリちゃんの評価は2.9点。むんは3.3点。


映画のあとはたいてい「わん」なのだが、今日は焼き肉屋に行く。安くてうまい焼き肉屋が三茶にあるので、そこに2人を連れて行く。ついでに、お嬢も誘いやってくる(なにやら一悶着あったようだが・・・(笑))


ちょっとこない間に、その焼き肉屋は改装されていて、小綺麗になってしまっていた。値段と味はかわらってなかったのでよかったのだが、あの小汚い雰囲気も好きだっただけにちょっと残念。

毎回最後に頼んでいた「ナンコツ」が二種類になってしまっていて、間違った方を頼んでしまい、少々がっくり。うまかったが、いつも食べていた方がおいしかった。

代金は一人3000円。たっぷり食べて、飲んでだ。

で、おいらはマリちゃんにおごって貰い(笑)(引っ越しのお手伝い代で)、おいらはむんにおごる(PCを貰い届けて貰った代で)、お嬢は自腹。

これで、しっかり働かなければいけなくなった・・・。


なんか、いろいろあったわりにはつまらない日記だ・・・。


追記
もう、考えること、やることいっぱいすぎてつらくなってきた
チケットの電話をしまくったが、日曜だからなのかどこも電話にでてくれず。
年中無休とかって書いてあるのにっ!
マジで焦り始める日曜日。7日に帰るのは不可能っぽい。10日にはなんとかしたいが、つながった会社曰く17日とか・・・なんとかしなければ。

駄目家族
2005年01月29日 (土)
もう力尽きてる土曜日。

でも、パパンの誕生日の土曜日。

やめやめ。

渋谷にパパンの誕生日プレゼントを買いに行く。母親に「まぁ、ものはかわなくてもいいでしょ〜」と言われたが、ママンと拓也を出し抜くために、こっそり探すことにする。

とにかくパパンへのプレゼントは難しい。サラリーマンならネクタイとかって手もあるが、サラリーマンじゃないし、「欲しいもんは?」と聞いても「ない」とかいうし、音楽とか聞かんし、本も読まんし、仕事が好きな人間だからどうしようもない。唯一スキーが大好きでよく行っているが、スキーはできるが、金かかるのであまり行かないおいらにはよくわからんので、なにかっていいかわからんし・・・と悩みまくる。

無難なところで「夫婦で映画でもいけっ!」と映画のペアチケットで安くあげるという手もあったが、還暦の誕生日に「映画の券」もないよな〜。オプションでつけるならまだしも・・・と考え直す。

とりあえず、ロフトを目指し歩きつつ考える。

「あっ、時計!」

おいらもパパンも腕時計はしないのだが、時計はベタでいい。しかも還暦なら有無を言わさず記念になる。でもって、将来パパンが無くなってしまったときに、「形見」としてもらえるではないかっ!と、あれよあれよと壮大なプレゼントになってゆく。

ということで、大人にとっては安いが、おいらにとっては高いと思うくらいの金額の時計を購入。

自分にもパパンにも似合うと断言できる素晴らしい時計が買えた。

電車で家に戻り4人で「わん」へ。

バルデミだったら、酒飲みが多いので、安めにあげるために焼酎をボトルで頼みまくるのだが、今日は金の心配はいらない。

ってことで、日本酒をひたすら飲みまくる。

もう飲んで飲んで飲みまくる。

もう友達と飲んでるような気分になるくらい飲みまくる。

話題は、「我が家族の歴史」について。

少しは知ってるが、詳しくはしらない「両親のなれそめ」を深くえぐり込むようにつっこんでみたり、母親が出した15年前くらいに出した大火事(全焼)の話を掘り起こしてみたり、おじいちゃんが会社を作ったときの話を聞いたり、「何故旧我が家のベランダがべらぼうに広かったのか?」(居住スペースなみに広く、家の半分はベランダだったため、子供が20人くらい遊んでも問題なかった)という謎に迫ってみたり、パパンの哲学を聞いてみたり、ママンとパパンのバトルを煽ってみたり、パパンの商売下手をつっこんでみたり、拓也とパパンは「金がないのに、かっこつけておごりたがる」という「見栄っ張り」部分をつっこんでみたり、おいらと拓也が「いったいいつ働くのか?」ということをつっこまれたり、でも「好きなことをしていい」という承諾を再度確認したり、拓也はおいらを見捨ててるということを知ってしまったり、っていうか、スペインから帰ってくるのか帰ってこないのかはっきりしろ!と拓也に怒られたり、いかに我が家の借金がすごいかという真相を聞いたり、何も残さないから、両親が死んだら、うちら2人は滅亡・・・と脅されたり、でも、家うりゃなんとかなるから、まぁ、大丈夫でしょう〜と言う母親と、「おれは家を残したいんだよ!」とセンチメンタルなことをいう拓也がいたかと思うと、少々おいらが飲ませすぎて、パパンが徐々に眠くなり始めたり・・・

ということで、解散!

うちの家族は酒が飲めなすぎるくらい飲めないので、おいら一人

「ねぇ〜ねぇ〜、飲み足りないよ〜ん」

「飲み足りないのはあんただけ!」と車の運転でウーロン茶だけのママンに駄目出しくらう。

家に帰っても家族会議は続く。

誰も飲まないからたまるにたまっていく酒を適当に出してくる。

たまたまワイルドターキーがあったから、おいらはそれを飲む。

パパンは限界らしく先にベッドへ。

ママンと拓也と3人で話す。

1時過ぎくらいまで。

おいらが酔っぱらって眠くなり始めた頃、自然とお開き。

なんとも素敵な誕生パーティーであった。

が、うちらがいかに「駄目家族」かということがよ〜〜〜くわかった誕生パーティーでもあった。

あ、パパンは駄目じゃないか・・・。

追記
時計は予定通り大好評。「無くしたら倍返しね〜」と脅しておいたからたぶんなくさないだろう。そう祈る。



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