おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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スペインのカラオケ・・・
2004年08月03日 (火)
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最近、仕事からかってきたMi Kyungと一緒においらの部屋で一杯やることが多い。仕事は楽しいながらも、ストレスがたまっているようで、1時半頃へとへとになって帰ってくるのに、「正樹・・・Vino飲む?」と誘ってくる。

酒の誘いを断ることなんてできるはずもなく、一緒に飲むのだが・・・。昨夜はほとんど拉致に近かった(^_^;)

旅行の件でケニーとチャットしなければいけなかったというのに、

「正樹〜いつ一緒に飲むんだ〜」
「もう飲んでるやん!ちょっとまって・・・大事な話なんよ」
「ちょっとって・・・もう5回くらい聞いてるよ〜」
「あ〜わかった、わかった、ちょっとまってよ・・・」

ケニーに明日また話そうと謝る。

その傍らで

「あと5秒!5、4、3・・・」

とカウントダウンを始めるMi Kyung。

しかも、10秒以内にやめないと

「なぐるよ!」
「パソコン消すよ!」

と脅してくる。そんな彼女はすでに良い感じで酔っぱらってる。

あう〜〜もう完全にJefa(女上司)だ〜〜〜!

ちなみに、昨夜映画をみて、そのまま泊まっていくことになったマリちゃんも、寝ていたのに強制的にたたき起こされていた。

Jefa同席のもと、飲みは5時近くまで続いた・・・・。


19時半に授業が終わったマリちゃんと今日はお休みのMi Kyungと一緒に飲みに行くという話になったので、待ち合わせ場所の学校に向かう。

学校近くのLizarranというお店に入り、CervezaをJarraで注文。3人だと寂しいので、tomokitoとJasonも呼ぶ。すると・・・偶然、台湾人のビビアンと・・・その友達のアルジェリアの男性も店に入ってくる。

tomokitoとJasonもやってきて、一気にReunion de asiaticosになる。

アルジェリア人の彼を除けば、日本人3人、韓国人1人、台湾人1人、香港生まれのフランス人1人という何とも奇妙な組み合わせ。

ビビアンは最近仲良くなった子で、まだスペイン語は流暢とはいかないが、かなり面白い子だ。アルジェリア人の彼はもともとcostaにいっていたらしいが、おいらは初めて見る。そして、アルジェリアの人間と話すのも初めて。Jasonとはフランス語で話していて、なんか、お〜〜!って感じだった。

tomokitoやビビアンたちと別れて、3人で河岸を替えて、さらに飲み続ける。クソ暑く、また湿気もある日だったので、Vinoではなく、ひたすらCerveza。

なんか、夏が終わったらビール腹ならぬ、Cerveza腹になりそうで怖い。

23時半、学校に再び行く。昨夜同様、半分拉致な形でカラオケにいくことになったからだ。当然、Guia(ガイド)はManolo・・・(^_^;)

学校前には大量の生徒がいた。総勢40人近くはいたんじゃないだろうか。ぞろぞろ、Avenida de Aragonにあるカラオケに向かう。

スペインでもカラオケはカラオケで、看板には「KARAOKE」と書いてある。今や世界共通の単語だ。

ただ、システムは大きく異なる。完全にスペインにあわせた形だ。

日本のように個室に別れておらず、ちょっとしたDiscoteca(ディスコ)みたいに広いスペースがある。日本で言うなら、カラオケ・スナック(?)みたいなのを想像すればいい。つまり、知らない人の前で歌うのだ。友達同士で・・・なんてことはできない。もしかしたら個室で友達だけで・・・というカラオケも存在するのかもしれないが、今回行った場所もそうだし、以前いった場所も同じような形だ。スペイン人が「カラオケ」といったら、この手のカラオケを想像する。

店には普通のDiscotecaみたいに、飲み物を注文するカウンターがあり、スペースの周りにソファーやら椅子がおいてある。キャパは・・・200人くらいの広さだと思われる。それかもっとか・・・。

曲が載っている本は・・・・

恐ろしく薄い

レストランのメニュー並。

正確には数えてないが、各ページ33曲で24ページあったので、単純計算で792曲。ただ、ぎっちり埋まってないページなどもあったので、実際は700曲程度なのではないだろうか。日本みたいに「通信カラオケ」なんて高度なシステムはなく、新譜なんてものはおそらく存在しないだろう。おいらも知ってる曲がないかどうか調べてみたが、ほとんど知らない曲だった。いってしまえば、古い曲が多い。


歌は、スペイン語の歌がほとんどで、あとはイタリア語、フランス語の歌が各1ページから2ページくらいあって、4〜5ページくらい英語の曲だった。何故かドイツ語の曲はなかったし、ましてや日本の歌もなかった。カラオケは日本産なのに!

スペインのカラオケでは、歌のうまい、へたはほとんど関係なく、パフォーマンス(?)だけが重視されるようだ。つまり、歌ってる人はぶっちゃけ、音痴だったりする。日本みたいに、なりきったり、一生懸命上手に歌おうとすることは皆無。勢いだけで歌う。皆で盛り上がれればそれでいいのだ。

なんともスペインらしい・・・

今回はcostaの生徒で、実際に歌手(バンドかなんか?)をやってる子がいたが、彼女は歌がうまかった。というか、慣れている。日本と同じで、最初の一曲をいれるまでに結構時間がかかる。みな、なんだかんだで恥ずかしいみたいだ。正直ちょっと意外であった。スペイン人なんて、我先にと歌をいれると思ったのだが・・・。

おいらもSantiとEnriqueに拉致され、知らない曲を一緒に歌う羽目に。「おいら、この曲知らないよ!」といったら、「歌わなくていいから、腰振ってろ!」と言われた。

こ、腰ですか・・・(^_^;)


ただ、腰振ってるのもつまらんので、一緒に歌ってみたが・・・Corazon、Corazonの部分しかまともに歌えなかった。リズムは単調だったので、楽だったが。

正直、日本でもカラオケがあまり好きではないおいらにとっては、あまり楽しめる場所ではない。知ってる曲や日本の曲があれば、ネタとして歌ってみようとは思うが・・・かなり退屈

せめてFangoriaの最近の曲でもあったらよかったのに・・・・。

2時半か3時頃、退屈なのでManoloたちに別れをいっておうちに帰ってきた。

飲み足りないので部屋でRon con coka colaを飲んで寝た。

ないないづくし
2004年08月02日 (月)
どうも夏バテっぽい。

まさか〜!・・・と思いつつも、なんとなく気力がないし、寝ても疲れがとれないし、食欲もあまりないし、すぐ疲れるし・・・。症状的には夏バテっぽい。

元気だけがとりえなのに・・・。

昨夜、少々頑張り過ぎたせいということにしておこう。明日には元気になってるかもしれないし。


そういえば、先日測ったら体重が2.7kg減っていた。おそらく今は3kg以上痩せたように思われる。

マリちゃんにいろいろ聞かれる。

「いいな〜何で痩せるの〜」
「しらん」
「たばこ吸うと痩せるの?私も吸おうかな〜!」
「アホか!やめとけ!」
「タバコ吸ってる人に言われても説得力ないねん」
「アホ!吸ってるからわかるねん。いいことないよ」
「じゃ、Vinoの飲むと痩せるの?」
「しらん。別に痩せたくてVino飲んでるわけじゃない。好きだからだ」
「私もVino飲めば痩せるかな?」
「・・・ガキか!」
「モロッコでもいってお腹壊せば痩せるかな・・・」


マリちゃん・・なんでそんなに不健康な痩せ方ばかり選ぶの?


冗談はさておき、明らかにいや〜な痩せ方をしてきているので、もう体重計は怖いからのらん。まぁ、もともと太めだから、いいといえばいいのだが・・・。実際、あまり食べてないのは確か。朝喰わんし、昼は日によるし、夜は最近少なめだし・・・お菓子食べないし、チョコレート嫌いだし、水ばかり飲んでるし。

最近はないないづくしだ。

カードが使えないから、お金はおろせないので、欲しいものも買えないし、借金はおろか、下手すると家賃も払えない状態だし、電話のお金もないから友達にメッセージや電話返せないし、食欲ないから、太れないし、体力続かないし、たかし君いないから、酒飲んで憂さはらしもできないし、CDROM壊れてつかえないから、仕事もままならないし・・・・。

ないないづくしで、ええじゃないかでも踊りたい気分だ。

そういえば、嬉しいできごとがあった。

先日遊びにきた遙さんが、「日本の味詰め合わせセット はるかバージョン」を送ってくれた。酔いの席での話で、冗談半分でいっていたのだが・・・まさか、本当に送ってくれるとは思わなんだ。

そういえば、マリちゃんはあの時調子に乗って「とらやの羊羹!」とかいっていたっけ。さすがにそれは即座に却下されていた(笑)

夕方、マリちゃんにcarrefourに買い物に付き合ってというわれたので、金はないが散歩がてら付き合う。

先日マリちゃんはPISOが見つかったため、今は引っ越しやら、その準備で忙しい。シーツを買ったり、枕を買ったり、画鋲を買ったり、世界地図を買ったり(うちのbon~oを見て欲しくなったらしい(笑))などなど。

おいらは、よくわからないがついてきてもらったお礼にとCervezaをおごってもらった。buena suerte!!

・・・あとは何があったっけかな・・・。

あ〜、そうだ。近々Reunionでも作ろうかと考えている。電話だと高いから、MLでも作って連絡する形で。結構Valenciaに住んでいる日本人は多いことが判明したので、うまくいけばあつまるのではないだろうか。まだ未定中の未定だが。

まず周りの人間、1人か2人誘って始めてみようと思う。誰か入ってくれる人がいればいいけど・・・。

夜、テレビで「雨月物語」を見た。スペイン語のタイトルで「Cuentos de la luna pálida de agosto」。な・・・ながっ・・・。

どうも上田秋成の「雨月物語」の物語のいくつかをくっつけた映画っぽい。雨月物語自体読んだのは大分前なので、あまり覚えてないのだが・・。

白黒だったので、黒沢明だと思ったのだが・・・全然違ってた(笑)監督は溝口なんとかって人だった。1953年の映画。

日本の映画をみてるときに面白いのが、その訳。白黒映画で、時代はかなり古いにもかかわらず、「パパ〜ママ〜」といってると笑える。

やはり、映画はその国のオリジナルの言語でみないと駄目ということを実感。スペイン語の映画も、あの雰囲気を味わうにはやはり字幕でも厳しい。吹き替えなんてもってのほかな気がする。

まぁ、意味分からないと元も子もないんだけど。

さ〜て、明日はカラオケに強制連行される。Manoloが勝手に学校の張り紙においらの名前を書いたらしい。

う〜ん、あまりいく気分ではないんだけどな〜。

Riba-roja de Turia
2004年08月01日 (日)
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ということで、昼過ぎ・・・Valencia復興委員会の活動の一環でRiba-roja de Turiaに行ってきた。

で・・・今、「ひきこもり絵巻」に書くか、「旅絵巻」に書くか悩んでいる。

というのも・・・ぶっちゃけ、何も見るものがなかったから

旅絵巻に書くほどでもないのだが、一応遠足も旅行の一種みたいなもんだし・・・どうしよう。困った。

一日遠足にいっていたので、特にここでは書くことはなし。


夜、Manoloたちが借りてきた映画をみる。

「Que se esta cociendo?」というタイトル。アメリカの映画で原題は「What's cooking」というタイトル。

映画な気分じゃなかったが、ジャンルがコメディーということだったので見たのだが・・・

おもしろくなかった。

Thanks Giving dayの日に久しぶりに家族全員が集まり・・・でも、久しぶりにあったもんだから、自分の子供のこととかでも知らないこと一杯で・・・いろいろ問題が勃発し・・・みたいな家族ドラマ映画。複数の家族を映して、そのそれぞれの問題をおもしろおかしく?描いているっぽい。

なんか全体的に無理矢理。最後もかなり無理矢理だし。結局、ハッピーエンドかい!みたいな。

点数にして1.4点(5点満点)

他に特に語りたくもなし。

そして、今日一日についても他にとくになし。

って、もう8月??Hostia!


(参照:コラム:旅絵巻 Riba-roja de Turia)

Coquetear
2004年07月31日 (土)
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【coquetear】(動)(自)
1.(〜がお互いに)いちゃつく、ふざける(〜と:con)
2.(女性が)こびを売る(見せる)
3.恋をもてあそぶ
4.(一般に)もてあそぶ(〜をcon)、手を出す(〜に:con)
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最近、うちらの中で、といってもかなり内輪でしかないのだが、coquetear(コケテアール)が流行っている。

Manoloが授業でマリちゃんに(2)の意味で教えたらしい。それを先日のcafe del duendeで説明してくれたのだが・・・。

舌を出して卑猥にベロベロしたかと思うと、ペコちゃんみたいに舌をきゅっと上に上げた笑顔を見せる。

最初なにがなんだかわからず、マリちゃんにきくと同じようにManoloの真似をして、ペコちゃん顔。

ますます意味がわからじ。

結局日本語で説明してもらって「男を誘惑する」という動詞であることが判明。辞書で引くと「こびを売る」と大分柔らかいが、説明を聞くともう少し実際には意味が強いようだ。

coqueta(コケティッシュの意)の動詞版らしい。coquetaは辞書で引くと「なまめかしい」、「コケティッシュな」という形容詞的な意味と、「男たらし」、「あだっぽい女」という名詞的意味があった。

なんか、おいらが日本で使っていたコケティッシュと大分意味が違う。間違って使っていたのだろうか・・・。この前、さおりさんに「さおりさんってコケティッシュだね〜」と言ってしまったよ。

日本ではすでに死語に近い言葉のような気がするが、おいらは褒め言葉として、今でもよく使う。

ということで、最近何かにつけてはペコちゃん顔をして遊んでいる。


今日はようやく前々から行きたかったが、プラン変更でいけなかった「FARAONES」(ファラオ展)にマリちゃんを誘っていってくる。ありがたいことに無料。

Plz de virgenのすぐそばにある小さいmuseoでやっていた。エジプト神話は大分好きで以前何度か本を読んだことがあり、結構期待していたのだが・・・無料というだけあり、思ったより小さかった。

展示品はもしかして結構貴重なものだったのかもしれないが、神話の部分以外はそれほど詳しくないので、見ても「う〜ん」という感じだった。ただ、数年前にいったエジプト旅行のことを思い出してなんとなく懐かしい気分にはなれた。

今日はFARAONESのあと、先日決定したRiba-roja de TuriaへのExcursion(遠足?)を決行しようと思っていたのだが、明日帰る予定だったMaria(ポルトガル人)が、急遽今日帰ることになり、そのDespedidaの為、中止となる。

Mariaに会いにいくべく、Blasco Iban~es方面に向かい、tomokitoとJasonと合流。適当なBarでMariaを待つ。

Mariaは弟が車でValenciaに迎えにきて帰ることになっていたのだが、その車が故障してしまったため、修理をしにいく羽目になったとのこと。

主役のMariaがいないまま2時間くらい、そのBarでくっちゃべる。待てども待てどもMariaからは連絡がないので、飲んで待っていようと、いきつけのLabradorに行くが・・・夏の休暇で1ヶ月お休み。しかたがないので、以前住んでいたPISOの目の前にあるHermanosというbodegaに行くがそこもお休み。

話は飛ぶが、Valenciaの8月はお店が一斉に休暇をとるため、街が閑散とする。スペイン人は休暇で旅行や避暑地、または彼らの別荘にいってしまうので、Valenciaの街にいるのはほとんど外国人という状況になる。

困るのはうちら外国人で、いきつけの店は全部しまってしまうし、遊ぶところもなかったりするので、海にいくしかなくなる。学生は増えるのでDiscotecaなどは賑わうので、夜はそれなりに楽しかったりするが、皆で軽くTapasをつつきながら、Cerveza!というのが難しくなってしまう。もちろん、開いている店もあるのだが・・・。

話を戻す。

さらにとぼとぼ歩き、以前一度だけいったことのある「Piramide」というbodegaに行く。ここは少々高いのであまり使わないのだが、RiojaのワインがVino de casaなので、十分おいしいワインが飲める。今回は前回同様Vinoを2本頼んだのだが、何故か安かった。Vino2本とつまみ2皿で1人3.6euros。きっとつまみが高いのかもしれない・・・。

ここでさらに1時間以上待つ。8時頃・・・Mariaから連絡があり、そのままtomokito邸でDespedidaのcena(夕食)をやることになり、うちらもついていくこととなる。

メンバーは全部で10人。tomokitoのcompaner~osであるスペイン人2人とイタリア人1人。Mariaとその弟とその彼女。そしてうちら4人という構成。

おいらはいつものポテトサラダを作り、イタリア人のLucianoはイタリア人らしくパスタ。tomokitoは普通のサラダを作り、それが夕食となった。

イタリア人の作るパスタはさぞかし本格的なんだろう・・・と彼がパスタを作るのを見る。おいらは結構というかかなりアルデンテに拘る方だ。そこまで拘らんでもいいだろう・・・というくらいに。

今回彼が作っているパスタは日本で言うと「娼婦風パスタ」。具は至ってシンプルで、簡単に作れるパスタだ。

なんとも良い匂いがしてきてかなりの期待。

パスタをゆで始めてしばらくすると・・・麺を一本取り出したかと思うと、ピッチャーのように振りかぶって、その麺を壁に投げた。

びっくり(笑)

これで落ちてこないとゆであがった証拠らしい。

が・・・

「でも、このやり方・・・あまり信用できないんだよね」

ともう一本麺をとってモグモグ食べていた。

パフォーマンスでしかないらしい(笑)

おいらもどのぐらいでパスタをあげればいいのか参考にと食べさせてもらったのだが・・・

全然、アルデンテじゃなかった!

しかも、10人分と言うこともあり、二回にわけてパスタをゆでなければいけないので、最初にゆでたヤツはザルにあげてしばらく放置したまま。

別にイタリア人全員がアルデンテに拘るわけではないらしい。まぁ、わかりきったことといえば、そうなのだが・・・なんか寂しい(;´Д⊂

でも、できあがったパスタはとてもおいしかった。


今回のDespedidaでは何故か「あっちむいてほい」と「似顔絵描き」で盛り上がる。どうもtomokitoがLucianoに教えたらしい。

彼ら(スペイン人もイタリア人も)のじゃんけんの仕方というのは、とても派手で、腕を上下に振って「じゃんけん」というのではなく、腕を八の字にブンブン振り回して「ぽんっ」と出すもんだから、迫力負けする。しかも「あっちむいてほい」がちゃんといえてないもんだから・・・タイミングがずれるずれる。

おいらはそのあっちむいてほい大会(?)でかなりの連勝を続けていたのだが、最後にtomokitoに負け、チャンピョンの座を奪われた。

似顔絵描きは、tomokitoが突然始める。MariaやJasonを書いたあと、「おれも書いてよ・・・」と注文する。

すると・・・できあがった似顔絵は・・・(上写真参照)

だ、誰だよ!!!

全員、大爆笑。

あまりに中国人ぽくて素敵なので、記念に持ち帰ることにする。

Despedidaの後半・・・誰かがプレゼントしたオルゴール付きの人形から流れる「エリーゼのために」により、Mariaの我慢していた涙が堰を切ったように流れ出し、一気に空気は重くなる。

正直、重いDespedidaは苦手だったりする。できれば、明るく別れたい。距離は関係なく、あくまで気持ちの問題なのはとてもよくわかるのだが、彼女が住んでいるのはポルトガル。会う気さえあれば、ホントいつでも会える距離なのだ。それを重い別れにしてしまうと、まるで一生会えないのではないか・・・という気がしてしまう。だから、彼女宛の手紙にも「いつでもValenciaに戻ってこいや!bodegaで待ってるで〜」と書いた。スペイン語でも一応訳しておいたが、この「軽さ」を持たせたまま書くのは無理だった。微妙に関西弁っぽいのは、タカシ君とマリちゃんのせい。


家に帰る前にGulliverで一杯やって、家に帰ってさっさと寝た。

急に思い出した・・・

マリちゃんだったと思うが、Lucianoに

「イタリア人はパスタばかり食べてるんでしょ?」とかなり偏見めいたことを言う。

おいらも調子に合わせて、
「なにいってるんだ!マリ!ピザとパスタだ!」

抵抗するLuciano。
「他にも食べるよ!」

「何?」

「ラザニアだ!」

ラザニアって・・・パスタじゃないの?


追記
Mariaを除いて(彼女は箸を使った)ポルトガル人2人とフランス人のJasonはナイフを使ってパスタを食べていた。ちょっとビックリ。

Proyecto A
2004年07月30日 (金)
何を書こうと思っていたら、急に思い出した。

一昨日の夜中の3時頃、Discotecaの帰り、飲み足りないのでCervecita一杯だけでも・・・とGulliverに寄る。

CervecitaとChorizoを頼んでタバコを一服・・・。

あたりを見回すと、今日は黒人の女性が多い。小さい店なのに4人も黒人女性がいた。1人はなんとなくputa(娼婦)っぽかった。

他の客もなんとなくいかがわしい雰囲気。Gulliver・・・あいかわらずだ。

Cervecitaを飲んでいると、隣にいた、今にもゴスペルを歌い出しそうな太めの黒人女性に突然・・・

「Chino!dame un cigarrillo!」

と言われる。

直訳してしまえば、「ねぇ、中国人。タバコ一本おくれよ」といった感じだ。

ついにいわれたか・・・

Javiにもいわれたが、今のおいらの髪型は中国人っぽいとのこと。う〜ん・・・やはりな〜。マリちゃんにも言われたし。

どうも、彼らは顔じゃなくって、髪型で中国人か日本人かを判別しているようだ。まぁ、スペイン人がどう判別しているかはわからないが・・・。

何はともあれ、中国人に間違えられるのはいい。だって、おいらも彼女がアフリカ人であるということはなんとなくわかるが、ギニアだ、コンゴだ、アルジェリアだ、と国籍までわからん。

そんなことよりも「por favor」(英語のPlease)くらいつけようや。マジで。

なんかちょっとむっとしたので、「あ〜おれ、日本人なんだけど・・・」と「Japones」(日本人)の部分だけ思い切り強調していってやった。

そしたら「あらごめんなさい・・・」みたいな表情をしたので、タバコは一応あげた。

しかし、その直後、冷静に考えたらこの怪しげな人種の集まるGulliverは、そんな礼儀がどうこうのとかで腹をたてるんだったら、最初から来ない方がいい場所であることを思い出して、ちょっと反省。

ここは「公界」であり、彼らは「道々の者」なのだ・・・。郷に入りては郷に従わないとな・・・。まぁ、おいらには無理だろうけど・・・。


今日は昨夜のSantiの話を契機に、Proyecto Aが再燃する。

スペイン語で言えば、プロイェクト アーだ。まぁ、どうでもいいが・・・。

さらに一年こっちにいるなら、多少まじめに稼がないといかん。というか、もったいない。なので、元の職業であるサイト職人の経験を生かして、なんか適当に仕事を始めることにする。宛がないわけでもないし・・・。

そうなると、デザインとか中のネタとかいろいろ考えてしまうので、一日があっというまに終わってしまった。

さらに、妄想はとどまることなく広がっていき、

「サイト作って、Vinoとかを直輸入するのも面白いな〜」
「あ〜Jamonも捨てがたい!」

と夢は広がる。

お金持ちになりたいなら、そんなことをしていてはどうしようもないが、こっちで普通に生活していくんだったら、そんなに稼がなくてもよい。せっかくスペインにいて、サイトとか作れて、時間は腐るほどあるんだったら、なんかやらないともったいない。

急にやる気がでてきたので、冷めないうちにがんばることにする。

晩飯は得意料理になった「焼き鮭の香味ソース」を久しぶりに作る。

Santiはマドリッドに旅立ったのは知っていたからいいとして、Manoloまで帰ってこない。

2人の夕食は寂しいのでマリちゃんも誘っていたからよかったものの、もし誘ってなかったら1人の夕食になっていたところだった。あぶねぇ〜。

1人で喰う夕食ほど味気ないものはない。


マリちゃんは今、1人おいらが誕生日にもらったMitologia(スペイン北の神話の本)を朗読している。スペイン語の勉強らしい。

彼女はいつも勉強している気がする・・・見習わないとな・・・。

今日はこれから、Fiestaに行くか、行くまいか悩み中。

その前にまず買ってきたVinoを空けよう。



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