おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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resaca
2004年07月24日 (土)
おいらが数少ない人にできる自慢の一つに「resaca(二日酔い)にならない」というのがある。

飲んで酔いつぶれようが、吐きまくろうが、寝て起きたらけろっとしている。二日酔いで頭痛がするなんてことはかつて一度もない。2時間としか寝てなくて、酒臭かったり、なんとなくまだ酒が残っているという程度は当然あるが、皆のいうところの「二日酔いでつらい」というのはない。

日本でも飲んだくれで、こっちでも飲んだくれのおいらにとっては、ほとんど「鬼に金棒」状態で、だからこそ毎日飲むことができる。酒を飲むことが「天職」なんじゃないかとさえ思える。

そんなおいらがresacaになった。おそらく二日酔いになる人からみたらものすごい軽度で康雄あたりにまた「そんなん序の口だ。レベル1だ。基本中の基本だ」とかいわれそうだが、おいらにとってはショックだった。

頭はまったくいたくない。ただ・・・なんか・・・けだるい・・・体が重い・・・胸のあたりが・・・なんていうか・・・う〜ん、なんて説明していいのかよくわからない。

こっちに来てからしょっちゅうVinoを飲んでいるが、昨夜のFiestaではBoca(Jerezのブランデー)をボトル一本飲んでしまった。かなりの安酒らしい。おそらくそれが原因だろう。安酒は悪酔いすると聞いたことがある。

二日酔いで椅子にへたり込むおいらを見て、Manoloは・・・

「ついに正樹がresacaになった!おれは嬉しいよ!スペインで初めてじゃないか?お祝いするか!」

「なんの祝いだ!」とつっこむ元気もないほど重症のおいら。

「2人とも週末はよく二日酔いになってるけど、こんなに嫌なもんなんだ・・・」
「そうだぞ・・・」
「かわいそうに・・・。今日は2人とも二日酔いじゃないの?」
「おれは二日酔いだ」とManolo
「おれは何故か大丈夫だ」とsanti
「正樹・・・もううちらは年なんだよ・・・」と抱擁してくるManolo

「年じゃねぇ〜!」と払いのける元気もないほど重症のおいら。


二日酔いは、それが原因でイマイチ食べる気が起きなかったArroz Negroを食べたら何故かかなり良くなった。二日酔いって食べると治るもんなのか?おいらだけなのか?とにかく、断然楽になったから良しとした。


今日は皆、一日中停滞していた。時間を間違えて(正確には知らされてなく)ダイキ君が遊びにきたが、みな疲れていてあまり相手もできず、みな各部屋で寝てしまった。かいそうなことをしたが・・・疲れていたので致し方なし。

Manoloは一日中おいらがresacaになったことを大喜びしていた。「もう治った」っていってるにもかかわらず、おいらが他のことで元気がなく黙っているのを見て、まだ二日酔いが続いていると思って異常に優しくしてきたのには笑えた。いや、泣けた。

夜はいつものように映画を見に行く。タイの映画「talking dick」。タイトルのまんま、かなりどきつい映画だろうが、かなり楽しみにしていた。なのに・・・何故か上映中止で違う映画になっていた。

結局みたのは「VISITOR Q」という映画。どういう縁か日本の映画だった。内容は・・・なんていうか・・・おそらく推測するにtalking dickをみても、ここまでどきつくなかったんではないか?というくらいどきつい映画だった。内田春菊がでている時点で、推して知るべしといった感じだ。

面白かったんだけど・・・暴力的、エロティックすぎという印象のほうがどうしても強くなってしまう。点数でいうと・・・3.0点という感じだろうか。

【参照】
http://www.jrss.co.jp/cinerocket/lovecinema/6saku/miike.html


なんか今週は少々忙しすぎ。今はひたすら休みたい。休みたい。休みたい。

さて・・・とりあえず、Vinoでもまったり飲むとするか。

二つのFiesta(後編)
2004年07月23日 (金)
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ということで、続きを書く。

9時半頃、tomokitoのPISOに着く。夜になったというのに暑く、さらに少々急いだのもあって着いた時には汗だらだらでぐったり状態であった。

今回のFiestaはお初の人が多く、一通り自己紹介をすまと、一気に飯を食べまくる。ここぞとばかりに食べまくる。というのも、tomokitoは料理がうまい。レパートリーの豊富さもさることながら、味付けも絶妙だったりする。うちでは肉がつかえないので、日本食を作っても魚や野菜を使うことが多いが、今回の料理は肉を使ったものが多かったので、それも食べまくった理由かもしれない。

tomokitoのFiestaには1時間半くらい参加して、Mi KyungのFiestaのために家に戻る。

お手伝い要員のマリちゃんはすでに酔っぱらっていた。Jasonが作ったあの甘いアルコールが原因だろう。ジンベースのカクテルで、Sangria同様飲みやすい。だからこそこの手の酒は危険だったりする。ジュースみたいに飲んでしまうと、あとから一気に酔いが回る。

マリちゃんはもともと酒は強くない方で、ビール数杯で赤くなる。そして、最近知ったのだが、マリちゃんは悪酔いする。からみ酒というか・・・。

なんかちょっかいだしてきては「私よってないよ〜げへっ!」ということ幾度。OpenCorにタバコを買いにいったときに、お手伝いへのお駄賃にチュッパチャップスをかってあげたのだが、いつもより早く、ガリガリ噛んでたし。もともと素で阿呆なのだが、酔うとその阿呆さ加減がさらに増す。見ていて面白いには面白いが、たまにウザイ(笑)

Mi KyungのFiestaはおおいに盛り上がった。santiの兄弟やtomokitoたちも最終的に来てくれたので、なんだかんだで総勢20人くらいきたのではないだろうか。Valenciaではあまり見ることのない韓国人にもたくさん会えたし。皆まじめだった(笑)

今回のFiestaでも一応Barを開店したのだが、お客は全員好き勝手に酒を造ってくれたので仕事はほとんどなかった。

おいらはBACOというJerezのブランデーをロックでひたすら飲む。普段だったらVinoなのだが、あまりに蒸し暑くてぬるいVinoを飲む気分ではなかった。結局、そのBACOを1人でほぼボトル一本空けてしまった。おかげで後半はかなりの酔っぱらいになってしまった。

Barの仕事がなかったので、DJを頑張ったのだが・・・

面白い!

変な言い方だが、客が自分のかけた曲によって操られているようにみえて楽しかった。日本の曲が意外と人気だったので、アップテンポなくるりの「ワンダーフォーゲル」、「GO BACK TO CHINA」やスピッツの・・・なんだっけ・・・・小銭チャラチャラ〜♪って歌とか、お馴染みの深田恭子の「キミノヒトミニコイシテル」(Dollsのおかげでおいらの周りではかなり有名になっている。踊り付きで)、Birdの「マインドトラベル」などなどをかける。

チラクがいたので、モンスーン・ウェディングの曲も何度かかける。インドの曲はやはり踊りに向いているらしく、みなノリノリで踊る。おいらに操られているのも気づかず踊る。楽しそうに踊る。そして、それみておいらも踊る。ナヨナヨと踊る。

酒を飲んでは踊り、踊っては酒を飲み。そしてたまに話して、また飲んで、踊って・・・酒も良い具合に回ってきて、笑うわ、泣くわ・・・の大狂乱。

しかし・・・大狂乱の宴は突然終焉を迎えた。

6時過ぎ・・・誰かがPISOの扉を叩く。

ドンドンドン!ドンドンドン!

誰も開けに行かない(笑)

なぜなら酔っぱらっているから。

みなSalonの窓から下を見下ろして

「あ〜警察だ〜!警察だ〜!」と何故か喜んでいる。

まだ叩き続ける音が響いている。

しかし、誰も開けない。意地でも開けない。

なぜなら・・・・しこたま飲んでいるから。

すると・・・・突然・・・


電気が消えた(笑)


policia(警察)がヒューズを抜き取ったらしい。

しかし、皆、動じない。

なぜなら、酔っぱらいだから。

電気無しの状態でFiestaはほんのしばらく続いたが、音楽もないので7時くらいには解散したらしい。

おいらは、電気が消えた直後、どうもベッドにいったらしい。

覚えてない。

気づいたらベッドの上にいた。


追記
これまでFiestaにpoliciaが来たのを見たのは3回目だが、うちのPISOに来たのは初めてのこと。うちのPISOの住人は寛容な人ばかりで、たまに大騒ぎのFiestaをやっても気にしない。毎日だと流石に嫌がられるだろうが・・・。ただ、1人だけ、うちの階の真下にちょっと頭のおかしい女の人が住んでいて、今回は彼女がおそらくちくったのだろう・・・とまことしやかにささやかれている。Manolo曰く「土曜日じゃなくて、金曜日だったからかもな。」とのことだが、そんなん関係あるんだろうか?(笑)また、policiaがヒューズをとるなんていう行為は普通じゃないらしい。おそらく開けなかったから怒ったのかも(笑)

二つのFiesta
2004年07月23日 (金)
今日は2つのFiestaに参加しないといけないので早めに日記を書く。

一つはtomokitoの誕生日Fiesta。今日が誕生日とのこと。

もう一つはMi Kyungの誕生日Fiesta。誕生日は今月21日。

Mi Kyungが仕事の関係上Fiestaができるかどうか微妙だったため、見事にかち合ってしまった。普段だったら合同にするか、お互いに相談してずらしたりするの誕生日のだが、その機会に恵まれずこのような結果に。

ちなみに、おいらの誕生月である4月は誕生日の人が多く、毎年4月はえらいことになる。毎週誕生日Fiestaという感じで、ヘトヘト。

二週間後にはManoloの誕生日Fiestaがひかえている。Manoloは友達が多いだけに(Manoloの生徒もくる場合もあったりして)、いまからそのことを考えると頭痛がする。準備から買い出し、戦後処理・・・。ものすごい楽しいFiestaになることは間違いないのだが・・・そのための労力も半端ない。

困ったことに、うちらの意志に反して、我が家で開かれるFiestaは何故か毎回「ラブホテル化」することが多い。もうスペイン人怖すぎ・・・

人のベッドでやるな〜〜!!ぐすん(;´Д⊂

話を戻す。

今回のFiestaのかち合いは少々具合が悪かったりする。なぜなら共通の友達が多いから、Mi Kyungとtomokito自体もすごく仲がいいので、お互いの誕生日Fiestaに参加できないという状態になってしまい、2人とも切ないようだ。まぁ、仕方がないといえば仕方がないのだが。

参加する方も大変で、9時半からがtomokitoのFiesta。でもって、11時半からがMi KyungのFiesta。準備を手伝う関係もあり、tomokitoの方のFiestaにはおそらく1時間くらいしかいられない。

家で時間があるのはおいらだけなので、朝からFiestaの準備をする。テーブルなどに紙のテーブルクロスを敷き(汚れ防止と掃除を楽にするため)、酒を設置する。

その後、簡単な料理を作る。

いつものポテトサラダとtortillaがラクチンなので選んだが・・・tortillaは鍋にひっついてえらい不細工になってしまった。

味はしっかりtortillaでうまかったのだが、あまりに不細工で人様に出せる代物じゃなかったので、泣きながら昼食代わりに食べてやった。

テフロンがはげていないちゃんとしたフライパンを買ってこないと・・・毎回こんなんじゃ困る。

今日のValenciaは世界中で(もしかしたらヨーロッパ中で)もっとも気温が高い都市だったらしい。45度だそうだ。しかも、むちゃくちゃな湿気付き。料理しているだけでもう汗だらだらだらだら。ほとんどサウナ状態。T-シャツがあっという間にぐっしょりになった。ダイエットにはいいかもしれない・・・。マリちゃんに教えてあげよう。


現在、18時26分。これからシャワーを浴びて・・・・tomokitoへのプレゼントに美味いVinoを買って・・・それから・・・・。

こんな生活しててなんだが、まったりする時間が最近なさ過ぎる気がする。

あ〜海でのんびり昼寝したい!!

(書けたら)つづく・・・・

Hasta la vista!Takako!
2004年07月22日 (木)
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ってことで、寝ないで空港に行く。朝6時に到着。

見送りにきたのは、アルベルトと登紀子ちゃんとマリちゃんとおいらの4人。今はすでに日本にいるTomokito(2人いる)の時と違って、涙の別れではなかった。よかったよかった。

それよりも貴子ちゃんが荷物に関してかなり心配していのが印象的。旅慣れていないようだ。おそらくその緊張感もあって、別れの実感がないのだろう。

見送りも終わり、市街についた時にはお腹ペコペコで、うっかりBarをはしごする。一軒目のBarでCervezaとEmpanadilla。二軒目でCerveza。寝るための準備をする。時間はだいたい9時頃。

10時半頃床につく。そのまま爆睡して4時半に一度目覚めるが、面倒くさいので2度寝。起きたのは7時ちょっとまえだった。

ということで、書くことはほとんどなかったりする。う〜ん、素晴らしい一日だ。今日は鼻歌まじりで日記が書ける。なんかし・あ・わ・せ。

例の如く映画を見る。23時からのやつ。今回みたのはセルビア・モンテネグロの映画で「JAGODA U SUPERMARKETU」というやつ。スペイン語でいうと、「JAGODA EN EL SUPERMERCADO」。日本語訳だと、スーパーマーケットのハゴダ(ジャゴダ?)となる。

民主化直後のユーゴの話。アメリカの製品が売っているスーパーマーケットに民主化に反対する1人の軍人が抵抗のためにスーパーをハイジャックする。当初は人質の1人だったそのスーパーの店員JAGODAとその軍人はスーパーに立てこもり、その顛末を描いている。日本でやるかどうかわからないが、ネタバレになるのは嫌なので、詳しくはかかない。

いや〜、昨日の映画が重かっただけにすごい楽しめた。字幕が早すぎたのもあったが、十分理解できたし、面白かった。セルビア・モンテネグロの映画なんてみたことないという理由でみただけなので、意表をついた楽しさであった。なんでも主演の俳優は相当有名らしい。アンダーグラウンドでも出演しているとのこと。監督、俳優、音楽とすべてをこなすようだ。

この映画何がよかったって、最初は1人の登場人物にしかすぎなかった彼らが徐々に魅力的に見えてくると言うろころ。かつての日本のように、民主化に反対する人々の雰囲気も笑えるくらいよくわかったし・・・。スーパーをハイジャックされて頑張ってるのは軍事警察(?)だけで、民衆はそれを囃しながら、ハイジャック犯を応援している。その模様がまた面白い。

90分と字幕を追いかける時間としては十分適度な時間だったし、テンポもよく、飽きることなくみることができた。点数としては3.9点(5点満点)。高得点だ。もう一度みても十分楽しめそうだ。舞台的には「Goodbye Lenin!」に似ている気がしないでもない。描き方はことなるが・・・。

映画から帰ってきてMi Kyungとマリちゃんとおいらの部屋でVino de Toroをやりつつ話す。久しぶりにMi Kyungとまったりすることができた。ここんところ彼女は毎日仕事でゆっくり話す時間もなかったし・・・。スペイン語レベルが似ているので彼女との話はまったく緊張感なく、のんびり話すことができる。話していることもほぼ100%理解できるし。


あ〜なんか書くことがない一日ってホントいい。

貴子ちゃんは今頃シンガポールだろうか?今頃泣いてるだろうか?それとも未だに荷物の心配をしているのだろうか?

がんばってくれ・・・貴子ちゃん!

慌ただしい一日
2004年07月21日 (水)
今、切ない気分でPaco de LuciaのCDを聞いている。

明日Paco de Luciaのコンサートがあるのだが、ごちゃごちゃいろいろあったせいですっかり忘れていて、今日慌ててEl Corteに買いにいったのだが・・・

売り切れてた_| ̄|○

Santi曰く、スペインでチケットが売り切れることは珍しいらしい。さすがはPaco de Luciaというべきか・・・。前日に買いにいったおいらが悪いと言えば悪いのだが・・・。

チケットの値段が思っていたよりも高くて40euros前後(5000円強)ということもあって、少々迷っていたのだが、日本じゃまず見ることができないと思って決断したばかりだっただけに、買えないとなると余計悔しい、というかがっかりだ。

あ〜がっかりだ〜。


今日はなんとも慌ただしい一日だった。普段から一日に複数の約束はいれないようにしているのだが、今日は半強制的に予定が入ってしまった。

まず、4時頃、マリちゃんが学校でみつけてきたIntercambio(情報交換?)の相手にあう。彼は大阪に3年ほど住んでいたらしく、日本語を忘れないために日本人を探しており、costaにチラシを貼ったらしい。

会ってみると、おいらよりは年齢は一つ上で、現在Valenciaで警察官をやっているとのことだった。悪いことはしてないが、ちょっとビクビクしてしまった。帰ってきて2年経つが日本語は十分はなせるし、スペイン語も丁寧なので良く聞き取れる。落ち着いたタイプで、年齢も近いので、今後連絡をとってちょくちょく会いたいと思う。

マジでスペイン語の勉強しないといけない・・・とまた最近改めて焦り始めている。全く話せなかった昔に比べて、明らかに進歩が亀の歩みになりつつあるから・・・。どうも、魅惑のpalabrasばかり練習しているのがいけないようだ。

Hostia!

彼とは一時間くらい話したあと別れる。で、Fnacに行って今日誕生日のMi Kyungにプレゼントを買う。インド音楽のCD二枚組。FangoriaのDVDを見つけたが金がないので後日買うことにする。

そのまま、El CorteにPaco de Luciaのチケットを買いにいくが・・・冒頭の通り。失意のまま映画館へ。

cafeでマリちゃんと今日見る映画を選ぶ。

ポルトガル・・・・フランス・・・オーストラリア・・・ブラジル・・・・ポーランド・・・・スペイン・・・アメリカ・・・。

9時半から貴子ちゃんのDespedidaがあるため、時間は1時間半しかない。ポーランドの映画はかなり引かれたが2時間以上だったので却下。で、95分と時間も適度で、スペインにも近く、先日足を踏み入れたのもあって、ポルトガルの映画にする。

タイトルは「A PASSAGEM DA NOITE」(スペイン語:PASAJE NOCTURNO)。日本語だとなんて訳していいのか分からない。夜の旅みたいな感じになるんだろうか?単語の意味はわかるのだが・・・。う〜ん。

知らないので、運が良いといえるのかわからないが、監督と俳優の舞台挨拶をみることができた。

映画は・・・・結構面白かったけど、結構重い内容だった。ある高校生(たぶん)の女の子がレイプによってできた子供を親や友達に隠しつつ、誰にも相談できない状態が続くが、お腹はどんどん大きくなっていく。かたや、薬物をやっているレイプ犯も母親がレイプした日の同時刻あたりに誰かによって殺害されてしまい、自分が犯人として疑われてしまう。自分のアリバイを証明するために、そのレイプした子を見つけ出たが・・・彼女は「彼のことは知らない」と言い続ける・・・。映画は彼女の心の葛藤(?)を描きつつ進んでいく。ちょうど先日読んだ「氷点」におけるテーマ「原罪」を扱っているようにもみえなくない。

関係ないが、ポルトガル語がスペイン語に似ているのもあり、字幕をみなくても何となく理解できた。でも、フランス語にも近い気がするのは気のせいだろうか?

この映画、もしアメリカ映画で有名どころの俳優や女優を使っていたら「はいはい、良くある話ね」という感じに思えたかもしれないが、知らない国が舞台で俳優も全く知らないと言うこともあり、妙にリアルに感じた。

点数にして2.8点(5点満点)てところだろう。

明日は・・・・おそらくインドの映画あたりを見に行く予定。

映画が終わったあと、貴子ちゃんのDespedidaの会場であるハラサンという韓国料理屋に行く。うちから3分くらいの場所だ。

日本人ばかりだと思っていたのだが、思いの外、スペイン人などもいた。

貴子ちゃんを筆頭に、名前は知らないが日本人とスペイン人のハーフの女の子、その彼氏(スペイン人)、登紀子ちゃん、スペイン人のアレハンドロ(?たしか?)、フランス人のJason、Tomokito、くみこさん、スペイン人のSergio、さおりさん、インド人のチラク、マリちゃん、そしておいらの計13名。

くみこさんは、マリちゃんと初対面だったらしいが、おいらのサイトでいろいろ知っていたため妙な状態になっていた。マリちゃん・・・すまん。きっとやりづらいだろう・・・・かわいそうに。って、おいらが書くのやめればいいのだが、流石にそういう訳にもいかず・・・。そういえば、今日も「あたしを出すのを一週間に一回にして!」と言われたが、思い切り断った。おいらも葛藤状態だ。

チラクの「tiquismiquis」ネタでツボにはまってしまい、しばらく笑いが止まらず腹が痛くなったりもしたが、12時半頃Despedidaは無事に終了した。

帰り際、貴子ちゃんに「masaquito・・・masaquito・・・」と猫なで声で呼ばれる。貴子ちゃんがおいらにそんな声を出すことはありえないので、嫌〜な予感がしたのだが・・・・

「明日空港まで見送りにきてくれる?」
「・・・・な、何時?」
「朝5時に登紀子の家にいくから・・・う〜ん」
「ご、5時!!!朝の?」
「6時くらいかな?」

流石にここで断れるほど心冷たい人間ではないので
「vale・・・いくよ。」と返事した。

ということで、今日は寝ないことに決めた。寝たら絶対に起きれないから。徹夜だったら得意なので、迷わずそちらを選んだ。

問題は金だ・・・倹約しないといけないし、よくわからないがまたお金が微妙におろせない状態になってしまっていて、来月中旬まで50eurosで生活しないといけない状態。空港までタクシーでだいたい13euros。往復で26euros。

絶対生活できない

なので、同じく見送りにいくといっていたマリちゃんを強制連行し一緒にタクシーをシェアすることにする。13euros・・・・空港でcafe飲むからもう少しかかるだろう。あ、帰りは電車でいいのか・・・ってことは20euros弱?

なんとかなるかな?ならないだろうな〜。

1時半にMi Kyungが帰ってきて誕生日の極小Fiestaをやる。知らずに帰ってきたMi Kyungはびっくりしつつも喜んでいた。

PISOのメンバー4人だけでチョコレートケーキを囲みプレゼントを渡す。おいらはCDだったが、Manoloたちはセクシーなスカートとキャミソール(?)みたいなシャツ。

韓国語で誕生日の歌を歌い(かなり適当だが)、29という蝋燭を吹き消す。

小さいながらもとても素敵なFiesta。

なんか家族みたいだった。

写真はそのときの模様。Santiがさりげなく蝋燭で「92」を作っているのが笑える。
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強すぎる昆布だし
2004年07月20日 (火)
っくりすることが3つあった。

亀太郎がちょっと見ない間に巨大になっていて、獰猛さが増していた。

買ってきたときはスギョン(仮)と同じ大きさだで、手に載せてみないとどっちがどっちだかわからなかったのだが、今は上から見ただけでどっちが亀太郎かすぐにわかるようになった。

亀太郎はスギョンのぶんの餌までうばってガツガツ食べるからでかくなったのは考えるまでもなくわかるのだが、甲羅まで一緒にでかくなることに、当たり前のことなのに

っくりした。


結婚式で友人代表のスピーチ(?)を突然頼まれてっくりした。

以前も「馴れ初めスピーチ」を頼まれたことがあったが、今回は何を話して良いのかさっぱりわからず1人机に座ってうなる。

冠婚葬祭系は疎いので、たまたまMSNにはいってきた友人女性Nに訪ねる。

「友人代表のスピーチって何話せばいいの?」
「そうだねぇ・・一般的には、友人との出会いから始まって、心に残るエピソードとか語ったりするよね。」
「あ〜、なるほど!なるほど!それなら簡単だ!くさるほどエピソードあるから」
「じゃ、話すこと困らないね」
「いや、逆にありすぎて困る」

「あとさ、その友達の名前呼ぶときとかさ・・・最初に前置きつけていえば、呼び捨てしていいもん?」
「呼び捨てで良いと思うよ。その方が友達らしいし。
確かこの間出た、結婚パーティーでも、女の子が挨拶したんだけど、呼び捨てだったよ」
「なるほど、なるほど」

「何分くらい?10分?30分?2時間?」
「二時間やってみてください(怒)」
「できちゃうんですが・・・おいら」
「この前行ったのは、結婚披露パーティで、ごく簡単なものだったから、5分位だったけど、正式の披露宴だったら、10分〜15分位なのかな。」
「なるほど、なるほど」

情報収集完了。何ネタ話そうか考え中、考え中、考え中。


母親が9月くらいにスペインに遊びにくることになった。去年の時点で何度も誘っていたが、ここにきて突然なのでっくりした。

しかし、仕事バカの父親はやっぱり来ないらしい。残念無念。もう一度工場を燃やせばくるんだろうか?(笑)地元民が集まるBarについれていって同化させたかたんだけどな〜。あの顔なら、なんの違和感もないだろう。カルタとかドミノやっちゃったりして・・・昼真っからCarajillo。美味いJamonとかも食べさせたかった・・・。cafe del duendeにもつれていきたかった・・・。旅慣れしている母親だと、ガイドとして、イマイチ面白みにかける。


昼頃一度帰ってきたManoloに

「正樹!もし時間があったら素麺のつゆを作ってくれ!今日の晩飯は素麺を食べるから・・・」

と頼まれる。

「素麺のつゆ」なんて、そのまま同名の物をスーパーで買ってくるもんとしか思ってなかったので、突然頼まれてっくり。

とはいえ、ここで「作れない!」というのも日本人として、侍として悔しいので、「あいよ!」と二つ返事で答える。

でもって、とりあえず作ってみることに。

水・・・醤油・・・酒・・・味醂・・・昆布・・・・鰹節・・・あっ、切れてるんだ・・・まぁ、鰹だしでごまかそう。

みるみるうちに貴重な日本調味料が減っていく。

あ〜調理酒が〜!
あ〜味醂が〜!
あ〜醤油が〜!

鍋にぶち込み沸騰するまで煮立てる火を止める。

味を見る。

・・・・・こ、昆布の味しかせん!!!

なぜだ!中国産の昆布だからか?それとも昆布入れすぎ?昆布あなどりすぎ?

映画にいくので遊びにきていたマリちゃんにも味見。

「あっ、昆布や」

そのまんまかい!

これが日本であったら「失敗、失敗」と流しに捨てて、もう一度チャレンジするところだが、貴重な調味料を無駄にはできないので、なんとか味を調えて「素麺つゆ」らしくするが・・・どうしても「昆布の味」が強すぎる。薄とか濃いとかの問題じゃなくって、何故かほんのり「苦い」

苦いんだったら砂糖だ〜と砂糖を大量に投入。味醂が入ってるからまぁ同じようなもんだろう・・・ということで。

なんとか体裁が・・・いや昆布味を薄めることはできたが、相変わらず味を支配してるのは昆布。

これ以上いじくって、得体のしれない液体になるのもこまったので、Manoloにお詫びの置き手紙を残す。

Manoloへ

つゆ、作ったんだけど・・・・あまり美味くできなかった。ごめん。おいしくない・・・っていうかまずいです。これは素麺つゆじゃないです。
なんでかおいらもわからない。中国産昆布のせいだと思うんだけど・・・(※昆布のせいにして逃げる)。
もし食べれたら使ってくれていいけど、無理だったらそのまま放っておいて。おいらが処理するから。

正樹


置き手紙を書き、8時からの映画に行く。

今、うちの近くの映画館で映画祭みたいのをやっている。なんでも25周年らしいが、なにが25周年だかはわからない。ただ、一本2.4euros(300円くらい?)でみれるし、スウェーデンやらモロッコやらノルウェーやらイスラエルやらチュニスやらシリアやらスロヴァキアやらチリやらボリビアやらと、日本で滅多にみるチャンスのない国の映画がみられる。日本や韓国の映画も2本ずつくらいある。

こっちの映画館は広いくせに人がほとんどいなくて貸し切り状態で気持ちが良い。しかも安い。ポップコーンもMedio(Mサイズ)で、おそらく日本のLLくらいの大きさがある。しょっぱすぎたりすることがあるのが難だが。

お約束のコーラとポップコーンを買って館内に入る。

今回見に来たのは「HAZAN」という日本の映画。実話を元にした映画ということだ。HAZANは「波山」とかき、陶芸家の名前。時代は明治後期あたりだ。

スペイン語の勉強も兼ねて・・・とこの映画を選んだのだが、英語字幕は普通にスクリーン上にあるのだが、スペイン語字幕の方はさらにその下の特別な電光装置に表示されるという形で、下すぎてとてもじゃないけど見てられなかった。

結局映画だけ見た感じ。


映画のほうは・・・・う〜ん・・・イマイチ。日本映画にありがちな「いわずもがな」系で、外国人に理解できるかどうかは謎。奥さんの台詞は多いが、旦那の波山の台詞なんてほとんどない。「すまん」しかいってなかったような・・・。タイトルがアルファベットで書かれていることと、映画の中でも以上に日本ぽいシーンや小道具などがでてくることからも、最初から外国向けに作られた映画なのかもしれない。それを意識しすぎたせいか、日本人のうちらには少々やりすぎの様な気がした。

内容は美味しんぼの海原雄山とその妻の名が売れるまでの苦労話といった感じ。ある日素人の波山が仕事を辞めて陶芸家になるといって、奥さん、子供達を道連れに金沢から東京にやってきて、うんたらかんたら・・・という話。米も買えず、外には借金取り・・・・。

よくある話だ。

点数にして、1.9点(5点満点)。


1ヶ月ぶりくらいにTomokitoとJasonにあう。いつものbodega、「Labrador」。まだ完全復活したわけじゃないので、Vinoは控えめに3人でBottela2本といったところ。久しぶりの出会いに話に花が咲くが、Jasonは当然日本語は話せないので基本的にスペイン語になる。隣に座っていた客がアジア人3人がスペイン語で話しているのを聞いて目を丸くしていた。

閉店間際。いつものように突然人に話しかけられる。

「どこからきたの?」
「日本だよ。で、彼はフランス」
「私の名前はMateo」
「あ、イタリア人だね」
「そうそう」

おいらはイタリア人が話すスペイン語のイントネーションは嫌いではない。絶対にイタリアが抜けないところがいい。アクセントが最後の方で必ず一度上がるのだ。すべて「ボンジョ〜〜ルノ〜!」の雰囲気になるといってもいいくらいだ。

「どこの都市?」
「横浜」
「横浜!!知ってるよ!いったことないけど」
「え?ほんと?」
「君は?」
「大阪」
「あ〜大阪〜!知ってるよ!」
「まじで〜??」(イタリア人だから調子を合わせてると思って疑う)
「富田林でしょ・・・」

ぐふっ!

やられた。なんてマニアックな地名をあげるんだ、こいつは!

話を聞くと、小さいころに日本人の幼なじみがいたらしく、日本のことを結構しっているらしい。あと日本好きの外国人の例にもれず「漫画」が少し好きらしかった。日本にもいったことがあるらしく、東京、横浜、奈良、京都あたりをしっていた。

「一つ質問があるんだ・・・」
「なに?」
「なぜ、京都には・・・ほら・・・動物・・・なんだっけ・・・」
「鹿?」(角の物まねをしてみる)
「そうそう!その鹿が道ばたにあんなにいるんだ?」
「それは京都じゃなくって、奈良でしょ?」
「あ〜〜」(あちゃ〜というポーズのイタリア人(笑))
「奈良だ!奈良!そうだった!あれはすごい面白かったよ」

その後Tomokitoは彼と、その彼女はおいらと話す形に。しばらく話をして、Jasonをみると・・・・

すねていた(笑)

「なんで、フランスのことは何も聞いてくれないんだ!」
「・・・・イタリアとフランス近いし・・・ほら。フランスのことはいろいろ知ってるからさ〜」
「そうは思えないな〜。彼らはきっとフランスのことを何も知らない」
「今アジアは流行ってるしさ〜フランスよりは全然遠い国だからさ〜」
「いつもTomokitoといるとそうなんだ。話しかけられるはTomokitoで、俺に対しては完全無視。」
「・・・かわいそうに・・・・」

おいらも思うが、Tomokitoは人からさくっと話しかけられる隙というかカリスマが妙にある。彼女と一緒にどこかいくと、大抵オヤジとかに話しかけられるし、彼女1人でいっても大量のオヤジに話しかけられる。前はタクシーの運転手に気に入られてたし。あのニコニコ笑顔が人に好感を与えるのだろうか?

イタリア人と別れたあと、今度はLabradorの店員とおしゃべり。閉店間際のため客もうちらしかいなく、のんびりムード。

店員の1人「Jaime」(ハイメ)に漢字の入れ墨をいれたいから、名前を漢字で書いてくれと頼まれTomokitoと2人考える。

「巴威芽」
「葉伊女」

あたり。

どれを組み合わせてもOKだといったら、「葉威芽」を選んだようだ。最近は漢字で名前を書くときは、意味ではなく、見た目重視にしている。もうこれこそ「漢字!」っていうものを選ぶ。つまり画数が多い漢字。そうすると、彼らは目を丸くするし、喜ぶ。意味を聞かれたらすごい困るのだが・・・。

他にもteruel(Valenciaから北西にちょっといったところにある人口3万人くらいの小さな街)出身の3人組(Jaimeもそこ出身)がteruel自慢を始める。

「何がTipicoなの?」(何が有名なの?)と訪ねると、みな顔を合わせ苦笑い。
「Vino?Jamon?」
「おう!両方とも有名だぞ!特にJamonはどこのやつよりも美味い!」

スペイン人は基本的に愛郷心が強いので、大抵この台詞はいってくる。「この街のVinoはスペインで一番だ!」、「この街のQueso(チーズ)はスペインで一番だ!」などなど。


「もう飲むものがない・・・」とぼそっとつぶやいたら、Labradorの店長がいっぱいおごってくれた。しかも、瓶の中につけてあって、くらげみたいにぷかぷかういている「オリーブとピクルス」を指さして「なにこれ?」とTomokitoがいうと、それも1人1つずつくれた。

もらったVinoとオリーブで最後の一杯をやりLabradorを後にした。

LabradorのあとElacesinoにいってCervezaを一杯飲み家に帰ってきた。たぶん3時すぎたくらいのこと。


追記
館内でHAZANをみにきている外国人を見てマリちゃんが一言
「この人達、全員日本に興味があるのかな?」
「・・・・あんた・・・インド料理屋にいる人間が全員インドに興味があるんかい!」
「・・・・」
「うちらみたいもさっきいってたみたいに、みたこともない国の映画をみたいという理由できてるかもしれないやん」
「そっか・・・」
彼女・・・素でぼけるから面白い。

スイカ買ってきたのに・・・・(;´Д⊂
2004年07月19日 (月)
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日記をさぼったせいで一日で3日分の日記を書く羽目になった。お腹の調子が悪いとこんなところにまで影響がでるのか・・・。

前よりも大分よくなってきたお腹だが、万に備えて家で休養する。旅行から帰ってきたのが週末近くということもあって、ようやく落ち着いてまったりできる一日となった気がする。

食料品で足りない物を書き出したり、逃げる春を追いかけたり、洗濯物を取り込んだり、リンゴジュース飲んだり、日記書いたり、たまっていたメールを一気に返信したり・・・家にいながらもいい一日だった。

Mi Kyungはせっかくのお休みということで、アルブフェラまで自転車でいってきたようだ。アルブフェラは同名の湖があり、自転車で1時間半〜2時間くらいの場所。Valenciaの米所で田んぼがたくさんあり、またPaellaがおいしいことで有名な場所でもある。近くに「El Saler」という綺麗な海岸があり、その一部のプライベートビーチには「ヌーディスタ」(全裸)がいっぱいということだ。

Mi Kyungは4時頃そのアルブフェラに向かっていったが、9時くらいにはすでに帰ってきていた。

「え?もう帰ってきたの?」
「うん」
「片道どれくらい?」
「う〜ん、往復で3時間強くらい」
「そんなに遠くないんだね」
「でも、交通量が多くて危ないし、大変だった」
「アルブフェラにはどれくらいいたの?」
「・・・・20分くらい」
「えええええ??20分だけ?Paellaとかcafeとかしてまったりしてこなかったの?」
「う、うん・・・だって何もなかったんだもん」
「嘘!あるよ。Paella食べるところもあるし、cafeもあるでしょ」
「うん。もう少し先にいけばあったんだけど、遠すぎて気力が・・・」
「なるほどね。で、すぐに帰ってきたんだ?」
「・・・うん」
「何かみたの?」
「あ〜〜湖だ〜〜!って感じで終わり」
「・・・・お疲れ様(^_^;)」
「ははは」


Santiは「お腹ペコペコ」「喉がカラカラ」を使いこなすことができる。それを言うときのSantiはとてもかわいい。

今日は仕事が終わったSantiとお気に入りのcafeで待ち合わせする。おいらは相談したいことがあるというえりちゃんと一緒にそのcafeにいた。

Mercadonaに一緒に買いだしに行く予定だったので、勘定を済ませて待っていると

「正樹!もう行くのか!!一杯飲ませてくれ!正樹も飲むだろ?」

話しすぎて喉がカラカラだったので
「うん、もちろん」とおいら
「喉がカラカラ」と日本語でSanti

再び席について3人で少しだけ話す。すると、Cervezaを飲んでいるSantiが

「喉がカラカラ」と再び。

「え???なに?今飲んでるのに?」
「それは知らないから言えない。過去の場合はなんて言うんだ!教えろ」
「う〜ん・・・喉がカラカラだった」
「喉がカラカラだった」と日本語でSanti
「いや、嘘・・・なんか変だ」
「喉が渇いていた」と教え直す。
「喉が渇いていた」と日本語でSanti
「うん、それならいい」
「じゃ、Mucho(すごい)ときはどういうんだ?」
「喉がすごい渇いていた・・・いや、喉が超かわいていた」
「喉が超かわいていた」と日本語でSanti

文章で書くとなんてことなくなってしまうが、Santiの発音が面白くてかなり笑えたりする。コレでSantiは「喉が渇いた」を現在形と過去形でいえることになり、調子に載る。

「もう、日本に行っても日本語の勉強しないでやっていけるぞ。完璧だ!そして毎日Fiestaだ!お腹ペコペコと喉がカラカラで十分だ。」
「Fiestaって・・・日本はFiestaないよ。」
「部屋を借りて、酒買ってFiestaをすればいい」
「・・・ごめん、Santi・・・日本の部屋は3人から5人くらいしか入れないからFiestaにならないよ」
「じゃ、でかい部屋を借りればいい。いや、でかい倉庫を借りる」
「Villarealで行ったPen~a(ペニャ)みたいなの?」
「そうだ・・・」
「う〜ん・・・あ〜でもうちの工場使って良いよ。でかいから」
「よし、そこでやるぞ!入場料は20eurosだ」
(何故円じゃなくてeuros・・・)
「でも、スピーカーは買わないとだめだよ。うちの工場にはないから」
「えり・・・えりは水着でお立ち台の上にのって踊れ」となまめかしい踊りを披露するSanti
「たかしはタンガ(T-バック)で踊る」
(※たかしはもう1人のたかし。Valenciaには2人いる)
「Manoloはガードマンだ。」
「でも、Manoloはガードマンにしては小さすぎるよ」
「大丈夫だ、サングラスとボールペンで入れ墨を書けば」
(そういう問題なのか?)
「う、うん・・・そうだね・・・」
「よし、日本でFiestaをやるぞ!!正樹、たくさん友達を呼べ!金が稼げる!」
「う、うん・・・できたらね・・・・」

もう突っ走りまくりのSanti君。日本の現状をわかっていないとは恐ろしい。遊びに来たときにがっかりしないといいけど・・・・。

えりちゃんと3時間ほど話したあと別れ、SantiとMercadonaへ。大量の食料品やら雑貨を購入し家に戻る。

途中、ManoloからSantiにメールが入った。

「映画にいきたいから、チケット買っておいてくれ!」

とのことだった。おいらも誘われたがトイレが怖いので断る。

これに悲しんだのがMi Kyung。

今日は久しぶりのお休みで、みなでまったりSandia(スイカ)を食べることを楽しみにしていたらしい。そのため、自転車でバランスをくずしながら苦労して、丸々一つスイカを買ってきていた。

映画に行くため2人いなく、おいらはお腹の関係でスイカは食べれない。

ものすごく悲しそうな顔をしながら

「せっかくスイカ買ってきたのに・・(;´Д⊂」

とManoloに泣きついていた。

気の毒に思ったManoloは

「映画から帰ってきたら食べるよ。1時には帰ってくるから・・」

とMi Kyungにいうと

「でも、明日も仕事だから早く寝ないと・・・(;´Д⊂」


不憫だ・・・Mi Kyung。


追記
旅行記は完全にお腹が治ってないため、少し延期することに決定した。

写真は冷蔵庫の中のスイカ・・・(意味なし)



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