おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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バレンシアにいってみた。
2006年03月28日 (火)
grp0328170649.jpg 640×480 30K昨日、ちょっとバレンシアにいってみた。無駄に大金払ってみもした。そんでもって、酒屋にいったがEstherはいなかった。ジュリアとかいう女がいた。ジュリアなんて名前スペインにはないのに・・・フリアならまだしも・・それでも聞いたことないけど。

そのジュリアに貢いでみたけど、まだ顔は覚えてくれてないようだ。何杯もすすめるもんだから、散財してしまった。Vinoの味はまったくわからなかった。

バレンシアが羊毛が特産だなんて初めてしった。やっぱサフランは高い。

ついでにバルセロナにもいってみたがたどり着けなかった。

夢のようでいて、本当の話。


今日も帰宅が11時をすぎた。

今日はWindowsで作業をすることがあったので、そちらにかまけていたら、Macが嫉妬したのか、知らない間にフリーズ。

時計は何度見ても8時47分を指していたのだが、仕事に集中しすぎてて、1分も進んでいないことに気づかず。本当に。9時になったら絶対帰ってやる・・・と思っていたのだが、6度目くらいにMacがフリーズしていることに気づく。

Windowsの時計をみたら10時近かった。

泣きそうになった。

でも、半年後には、えらい金持ちになっている気がしてきた。

20eurosのVinoとか、あたりまえに買えちゃうくらいだ。

考えただけで、身もだえてしまう。エクスタシーだ。成金だ。

でも、つらいので、ちょっとだけ計算してみちゃおうと思う。

一日24時間・・・ひくことの・・・睡眠時間5時間では19時間。

残り19時間・・・ひくことの・・・通勤時間往復2時間半では16時間半。

まだまだ残ってる16時間半・・・ひくことの・・・石積み拘束時間12時間では・・・

4時間半

飯に1時間、メールの返事に30分だとすると・・・遊べるのは3時間。

一日で自分の自由な時間が3時間!!!!!!

ねぇ、これって普通なの?本当に普通なの?どうして、みんな愚痴言わないでいられるの?

こちとら、最近の日記、愚痴ばかりだよ。


追記
賽の河原のサクラが6分咲きといった感じ。すぐ近くに右よりな方のための神社があるのだが、とても綺麗。皇居までいったらもっと綺麗なんだろうか?

ちょっと心が癒されたので、携帯で写真をとってManoloに送ってみた。

mira!Ay!Que Bonito!!

って。

そしたら、Manoloからも写真が送れてきた。

ハルが、ろうそくを吹き消している写真

3月1日で3才になったからだろうか?でも、メールのタイトルは、クリスマスの写真となっていた。懐かしい顔ぶれのうつったFiestaの写真も添付されていたし・・・。

う〜ん、サクラの季節にクリスマスの写真か。

まぁ、ともかく、ハルとサクラの勝負は、ハルの勝ち。かわいすぎる。

あまりにもかわいいので、久しぶりに写真のせてみる。

にゃ〜〜〜!!!

ちゃんとみたら蝋燭3本だから、やっぱり誕生日だろうな〜。タイトルが違うだけで・・・。

そうだ、京都へ行こう!
2006年03月27日 (月)
ちょっと日記書いてないな〜って思ったら、もう2週間もたってたのね・・・光陰矢のごとしとかいうけど、もうそんなもんじゃないね。TEPCOひかり並の速さだよ。あ、やっぱやめた。よく文字面みたら「光陰矢のごとし」の方が速そうだ。

しかしなんていうの・・・

スペインと日本の、この時間感覚の格差ってなんなの?

ただたんに石積んでるから早いの?いやいや、それだけじゃないだろ〜。歩く速度も、日が沈む早さも、担当の石が回ってくる早さも、終電の時間も全然早い。なのに、通勤時間は長い。

何かが間違ってるような気がしないでもないが、たぶん間違っているのはおいらの方なんだろうけど、そう思いたくない。

とにかく、絶対スペインの時間の方が緩やかなのは間違いない。

もう以前みたいに書けなかった日記を書く気力なんて沸いてこないから、ここで軽く記録しておく。思い出した順に適当に書く。


ロスト イン オオミヤした。かのオーソンウェールズもオオミヤを舞台にした物語を作ろうと試みたが失敗したといわれる、あのオオミヤだ。埼玉県のオオミヤ。

話すと長くなるが、神保町でとてつもなく素敵なお店を発見。以前一度通り過ぎているお店。そこのおばちゃんはスペインのセニョーラみたいで、なんとも愛くるしい。博多出身のおばちゃんで、40年近く東京にいるのに、未だ博多弁。直す気がないらしい。というか、なおしたくないんだろう。

たぶん、○○チャ!といっているんだろうけど、それを連発する。そして、素で「ばってん」きいたのは実はこれが初めての経験かもしれない。おいらは九州の人にあうと、かならず「ばってんばってん」いうのだが、「それ使い方違う!」といつもつっこまれる。が、相手は例文は出してくれるのだが、リアルな会話では使ってくれないので、なんとなくつかめないでいた方言だ。この店に通えば博多弁をマスターできるかもしれない。

とにかく素敵な店だ。名前は教えたくないのだが、ネタ的に面白いので書いてしまおう。「光源氏」

「なんで?」ってきいたら、「うちの旦那、昔もんのすごいもてたっちゃよ!だから、店の名前つけるときっちゃ、光源氏にしたっちゃ」(「ちゃ」はおいらの記憶で付け足してます)とのこと。

閉店までの間おばちゃんと軽く語ると、もう気分は最高潮。おぐりは門限があるので別れたが、おいらはまだ飲み足りない。時間は23時。

手当たり次第に電話してとりあえず一人確保。

新宿から慣れない埼京線に乗る。が、実はその電車・・・湘南新宿ラインとかいう電車。そんな話聞いてない。

赤羽すぎたら、「次ぎは〜大宮とか言われ、うなだれる。そして、悪いことは続くもので、その電車、なにやら前の電車の関係で途中線路の上で立ち往生。20分近く止まって、大宮についていたときは、それにのって戻る予定だった京浜東北線も終わっていた。

大宮に一人取り残される。むんに電話。

お「ねぇねぇ〜むんの家からさ〜大宮まで車でどれくらい?」

さぐりを入れる。

む「う〜ん、そうだね〜2時間半くらいかな〜」

1時間以上はかかると思っていたが、2時間以上とは想定外。

お「すまん!なんでもないです。」

その後、お互いWILLCOMなのをいいことに、滅多にしない長電話・・・といっても30分くらいだがをして、善後策を考えるが、結局みつからないまま電話を切る。

とりあえず駅近辺をさまようが、東口あたりで、大量のポン引きに声をかけられブルーになる。というか、みなおいらを変な目で見てくる。

「なにこの男、同じところうろうろしてるのかしら・・・」

みたいな。

しょうがねぇ〜だろ〜〜〜!!!行くところ思いつかね〜んだから!っていうか、かえりてぇ〜んだよ!ぼけ〜!

そんなおいらを逆なでするように、無神経に声をかけてくる兄ちゃんたち。

「一本どう?」

ゴザもった夜鷹でもいたら、江戸時代にタイムスリップしたみたいな気持ちにもなって考えるが、そんな・・・おまえいつの時代の人間だよ!と思わされるような、詫びも寂びもあったもんじゃない、勧誘は完無視。

30分以上、大宮をさまよったあと、結局最初にタクシーの値段を聞いたおっちゃんに声をかけることにする。もちろん、「負けてくれ!」と頼むつもりで。

が、本当にギリギリらしく、1000円は負けてくれたがそれ以上は無理。なんとか都心まで歩ける距離まではタクシーでいくことにする。

タクシーの中でも、おっちゃんに愛想を振りまきつつ、タクシー運転手という職業についていろいろつっこんだ質問をして楽しむ。6000円分、もととらなくては!という気持ちで。運がよければ、「しょうがねぇな〜、最初にいってたところまでつれていってやるか〜」といってくれることを期待したが、きっちり最初の契約した場所でおろされる。

そこからひたすらてくてく歩いて都心を目指す。途中、人の良さそうな兄ちゃんとかに道を尋ねながら。一人は車でおいかけてきて、「兄ちゃん!ここ右やぞ!」(別に関西弁ではないが)と教えてくれる親切な兄ちゃんもいた。でも、どうせだったら、その車に乗せてくれればうれしいのに・・・とも思った。

夜中の2時半・・人通りは全くない道を歩きつつ、いろいろ考える

滋賀県への小旅行は中止になってしまったが、まさか、こんな予定外の小旅行をする羽目になるとは思いもしなかったさ。



以前タクシーの中で知り合った道産子マルちゃんに誘われPaella Fiestaに参加。人が作るPaellaも面白そうだ!と、久しぶりにTortillaを作ってFiesta会場に向かったが・・・Paella作り途中の会場にいってしまい・・・

マ「Paella作れます?」
お「まぁ・・・あっちで作ってたからね〜」

その二言だけで、なんとなく作る羽目に。

Paellaパンなぞ洒落たものはあるはずもなく、ナベで作ったのだが・・・調味料系が・・・特にPimenton(パプリカの粉)がなく、一人「こんなことなら家からもってくるんだった・・・」と後悔。

スペイン人としてのプライドをかけて必死にPaellaの味に近づけるが、まぁ、どうしようもない。食べられる味にはしたので、思いの外好評ではあったが、もう見た目は「リゾット」

参加者の中にはイタリア留学してた人間が二人ほどいたので、問題にはならなかったが、このPaellaをスペインでPaellaとして出したら、一生なにか言われるに違いない・・・そんな感じのPaellaであった。味は別にまずいわけではない。いや、本当に。でも、Paellaじゃないの。

あ、そうだ・・・そんなことよりも、おいらが精魂込めて作ったTortilla・・・ものすごい好評だったのだが・・・

女A「このキッシュ食べた?」
女B「このキッシュ、おいしい!!!!!」

キッシュじゃねぇ〜〜〜〜!!!!!!!Tortillaじゃ〜〜〜〜!!

と3度ほど叫ぶ羽目になった。

しかも、「え?これスペイン料理?」と、以前スペインを周遊したことのあるちょっと風変わりな雰囲気をもった女の子に言われる。

女B「え・・・でもスペインでみなかったよ〜」

嘘つけ〜〜〜〜!!!!スペインでTortillaがないBarを探すのは、日本で醤油をおいてない家庭を見つけることくらい難しいぞ!!!

と心の中で叫んだ。

自分の名誉のためにいっておくが、久しぶりに作ったといえども、今回のTortillaは味、形とも、最高のできであったのだ。

なんか、類は友を呼ぶのか・・・マルちゃん同様、変わった子が多かった・・・。バレンタインデーによくコンビニで売ってる小さいチョコ・・・名前なんだっけ・・・マリちゃんがしょっちゅう買ってるヤツ・・・あ〜ど忘れ・・・プチチョコじゃなくって・・・チロルチョコだ!を2000個買ったとかいってるし。常に引き出しの中には箱買いしたチロルチョコが400個ほど入ってるとかなんとか。そんな彼女は、桃井かおり似なのだが、似て非なるものなので、桃丼というあだ名を付けて差し上げた。



金の使い道が見あたらないので、最近呑むたびにおごってしまっているのだが、一昨日くらいに予備校時代の友達と呑んで、おごったら

「ダメだよ〜〜!もう30才なんだから、なんかあったときのタメにためておかなくっちゃ〜!結婚することになったときに必要だよ!」

とか言われる。そんな彼女は、結婚したくてしょうがないらしい。

おいらにとっての「なにかあっるとき」というのはスペインに行くときだ。そのスペインもまだまだ遠い先の話な感じ。だから、金の使い道が思い当たらないのだ。半分やけになっておごってるのもあるのだが、そう現実的なことをいわれてしまうと、余計つらくなってしまう。

一ヶ月働いたご褒美に、誰かにおごったっていいじゃないか!金を服とかに使わなくたっていいじゃないか!恩返しさせてくれたっていいじゃないか!


とはいえ、あまりにその日言われまくったので、貯金してやることにした。貯金用の口座開いてやることにした。まだ見えぬスペイン大陸が見えるその日まで。

金のつかみ道がない男に貯金させたら・・・怖いぞ。絶対。


あっ・・・タイトルに書いたこと書くの忘れてるやん。


呑めども呑めども、遊べども遊べども、心が癒されないので、京都に車でいくことにした。仏みて心癒すことにする。神護寺の大量の仏像とか、東寺の帝釈天とか・・・あ〜ガンダーラ顔好きだ〜!

ゾクゾクしてきた。

日記読んでるかしらんけど、大阪のTちゃん、そして神戸のケバビスタHよ・・・京都に呼びだすのでよろしく〜。4月の8日、9日ね〜。金曜日の仕事終わった後車で行くからね〜。つくのは8日の早朝なりよ。

やっぱ、大宮より京都でしょう。

ニニンガシはスペインにはありません。
2006年03月15日 (水)
最近の疲れはどうも石積みを本気でしすぎていることが原因っぽいので、軽く手を抜いてみた。

スペイン以前の石積み場は、10人くらいしかいないにもかかわらず、部屋は広く、さらに各個人机の両サイドがパーティッションで区切られているというとてもすばらしい環境であったもんだから、石積みの間に、思い切り自分のサイトを拡張したものだった。とはいえ、さすがに堂々と自分のサイトを開いて拡張していたわけではなく、うまいことHTMLタグなどに紛れ込ませ、日記を書いたり、石積み用ではなく、自分のサイトのタグを打っていた感じだ。


だが、今の石積み場は、同じく10人くらいなのだが、部屋はそれほど広くなく、パーティッションなんてものはもちろんなく、後ろをみても、左右を見ても前を見ても、人がいる。ちょっと背もたれに寄りかかって伸びをした日にゃ、ディスプレイは丸見え。人が歩くコースも結構近いので、タグ隠しの技をやっても、中の文章までみれてしまう距離。実際にはしっかりみないとみえないとは思うが、やはり罪悪感があるので、なかなか踏み切れないでいる。

だから、違う技を考えた。

おいらの石積みはどちらかというと、ショートカットとマウスクリックで済んでしまう作業で、キーボードを使って文字を打つということはあまりない。ないわけではないが、Photoshopを立ち上げているのに、ものすごい勢いでキーを叩いていたらおかしいわけだ(個人のサイトならともかく、石積みで作るサイトというのは、すでに打たれているテキストが用意されていて、それをコピペして入れるし・・)。

ってことで、今日使った技はよそ見技

おいらの机には二台のディスプレイがある。片方がMacintoshで、片方がWindowsだ。その二台を駆使して仕事をするわけなのだが・・・基本はMacで、Windowsはサイトの動作確認などWindowsを使わなければいけないときはもちろんのこと、作業画面でMacのディスプレイがごちゃごちゃしているときなど、Windowsの方でサイトを開きいろいろチェックしたりもする。

その実際の動作を応用し、MacでJedit(まぁ、Word Padみたいなもの)を開き、小さく隠した状態で、Windowsの画面を見ながら、Macのキーボードをひたすら叩くというもの。もちろんブラインドタッチができることが前提の技だ。キーボードの音はどちらにしろ響くのだが、それよりも目立つ動作を組み込むことによって、キーボードの音に対する疑いをそらすわけだ(実際疑われてるとは思えないが・・・)。いかにも石積みをしているように見えてなかなかよい。

今日はその技を使いながら、火祭りのネタを書きまくった。

というのも、今月19日が火祭りの最終日なのだ。zip-fmに出演したときに、ラジオを聞いて見に来てくれる人のために、泣きながら必死で書いたのだが、3回出演したうちの2回分・・・Tomatina(トマト投げ祭り)San Fermin(牛追い祭り)のことは、このサイトのコラムに書いたのに、一番肝心なLas Fallas(火祭り)については、初出演だったのと、そこまで頭が回らなかったため(zip-fmがそんなに有名だなんて知らなかったし。)、まだ書いてないことを思い出したからだ。

はっきりって、今から書いたところで、今年火祭りに参加する人は余裕でスペインにいるはずであるから、なにも急いで書かなくてもいい気もするのだが、こういうのは、思い立ったが吉日の勢いで書かないと、おいらのことだから、また来年の同じ時期に慌てているなんてこともありえない話ではない。

まぁ、そんなことどうでもいいや。

とにかく、Fallasの由来から始まり、回るコツや、ポイント、見逃しちゃいけないところ、是非体験して欲しいこと、スペイン語のプログラム解読用単語帳(?)を経験談を交えながら書くつもりで、勢いよくさぼりはじめたのはいいが、5行で終わらそうと思っていた「由来」が、いろいろネタがでてきてしまい、結構長くなってしまう。とりあえず、由来は書き終えたので、今日の日記にアップしようと思っていたが・・・・

自宅にデータ送るの忘れた

やるきEnd。


あ、そうだ。やっぱり、毎日の疲れは、石積みへ集中しすぎということが判明。今日まで昼休みと約3時間おきくらいの一服以外は、本気で・・・マジで本気で石を積んでいてしまったのだ。おいらとしたことが、気負いすぎていた。慣れず、さらに不得手な石積みを任されていたというプレッシャーもあったんだろう。

やっぱり息抜きは必要だ。根を詰めても効率が悪い。全員がそうかどうかはしらないが、おいらの場合は確実にそう。実際、今日は終わらないだろうな〜と思っていた石積みも、サボりのおかげで、さらに集中してできたのか、定時を少しすぎたところで終わることができ、8時前には退社。

いや〜、なんかコツをつかんだ気がする。

これでパーティションさえあれば、このサイトをリニューアルしてしまうくらいなのだが・・・さすがにそこまではできんだろうな・・・TOPとか真っ黒だし・・・(今作ってるサイトはカラフル)。


帰り道・・・たまにはスペイン語を口にしないといかんな・・・と思い、混雑する階段の待ち時間(?)に、子供みたいに・・・とかいって、おいらはよくやるのだが1・・・2・・・3・・・・と数えてみた。スペイン語で。

ウン・・・ドス・・・トレス・・・クアトロ・・・シンコ・・・セイス・・・シエテ・・・オチョ・・・ヌエベ・・・ディエス・・・オンセ・・・ドセ・・・

すこぶる快調。たかが数字だけど、まだまだスムーズにいえるぞ・・・・。

トレセ・・・カトルセ・・・キンセ・・・・ディエシセイス・・・・ディエシシエテ・・・・


うぐむ!!!

長すぎて歩調と合わなくなってきた

その後も、我が家までの帰り道、数えながら歩いたのだが・・・後半になってくるともう最初のような短い数字はなく、どうもリズムがとりづらい。

スムーズにいえていないわけではない。ただたんに長いのだ。クアレンタイセイス(46)とか。

なるほど・・・これが原因というわけかどうかわからないが、スペインに九九がない理由がわかってしまったような気がする。

たとえば、ニニンガシ。

スペインでいうならば(ないからいえないのだが)、ドスドスクアトロとかドスポルドスクアトロとかになるんだろうけど、まだ発音が簡単なのに面倒くささ十分だ。

答えが2桁になる九九でやってみよう。

シチシチシジュウク

が・・・

シエテシエテクアレンタイヌエベ

う〜ん、無理。

なんか復活の呪文みたいだ。

続けよう。

シエテヌエベセセンタイトレス

オチョオチョセセンタイクアトロ

ヌエベヌエベオチェンタイウノ


あ、一人でつぶやいてたらなんかいけるような気がしてきた・・・。

これ、スペインの学校教育でやらせたら、パキスタン人とかインド人から、スペイン人は数に弱すぎる!!とかいわれることもなくなるだろうな〜。あのスペイン好きなチラグでさえ、「スペイン人は本当に計算ができない!」とぼやいていたし。仕事をしにきている彼らからしたら、その辺がまどろっこしいんだろう。なんでもインドの九九は、九九じゃなくって、十六十六くらいあるとかないとか。二十二十だったっけな?

おそらく日本人なら、二桁以上でも20くらいまでだったら、頭の中で暗算できることだろう。同じ数字なら、もう覚えてしまってるし。12×12=144とか13×13=169とか。いちいち計算しないでもすんなりでてくる。

が、九九でさえないスペイン人が、そんな計算をするのは、独自で訓練しないと到底い無理。

だから、街頭かけ算クイズみたいな、平凡な番組が成り立つのだろう。

421×26と書かれた紙を、その辺を道行く人に見せて問題を解いてもらうという至ってシンプルな企画だ。

制限時間は・・・10秒とか20秒・・・・ではない!!!

1分だ!1分!!!

問題が解けると賞金が当然もらえるのだが・・・誰も解けない・・・。

おいらを出せ!!金よこせ〜〜〜!

と何度思ったことか。

この計算の弱さは何もスペインに限ったことではない。フランス人も弱かった。たぶん、ドイツ人は強そう。ドイツに九九がなかったとしても。

ポルトガルの人もかなり弱かった。あまりに弱すぎて、バス駅のCafeの姉ちゃんと言い争うになったことがある。

相手があまりにもおつり少ないので、文句をつけたら、相手は「これであってる!」といって聞かない。少額だったら面倒なのでほうっておくかもしれないが、まったくもって論外に足らないのだ。10euros以上は足りない。

ちなみに、会計なので九九は使わない。足し算引き算で事足りるような計算。実際に紙に書いておいらがその計算を解いて見せたのだが、同じ問題を彼女が解くと全く違う応えがでるのだ。しかも、最初にもらったおつりとは違う答えがでる。

スペイン語だったらまだしも、ポルトガル語なんて話せんから、マジで「うが〜〜〜〜!!!」となる。バスの時間も近いというのに・・・。

彼らは引き算もあまり得意ではない。

なんかこのネタ以前にもがっつり書いた気がするが・・・まぁいいや・・・。

日本人だったら、もらったお金から会計分を引いておつりを渡す。2470円の買い物に10000円払ったら、10000円-2470円をはって、7530円と答えを出す。

だが彼らの計算方法は違う。足すのだ。そういう文化なのだ。

同じ買い物だったら・・・

まず、2470円に30円を足す。端数だから。で、2500円とする。実際に向こうのおつりの渡し方を会話調で書いてみる。

「あい!一万円ね!買い物は2470円だから・・・」

10円を一枚ずつだしながら・・・

「2480円・・・2490円・・・はいっ!2500円!」

お次は100円を一枚ずつだしながら・・・

「2600円・・2700円・・・2800円・・・2900円・・・はい、3000円!」

最後は1000円札を同じように一枚ずつだしながら・・・

「4000円・・・5000円・・・6000円・・・7000円・・・8000円・・・9000円・・・はいっ!10000円ね!」

こんな具合である。

日本ではおつりを手渡す時は、おつりの金額をいって渡すが、スペインだとなぜか、払った金額が言われて戻ってくるのだ。面白すぎる。

試したことはないが、そのおつりをくれた人に、今のおつりはいくら?って聞いたら、覚えてないと思う。だから、必死で頭で計算して答えをだそうとすると思う。その間、確実に3分は待たされると思う(笑)

とにかく、まどろっこしいが、スペインびいきなおいらはこれが嫌いじゃなかったりする。

これを楽しみたい人は、小さな買い物を大きな紙幣で買ってみればいい。まぁ、50eurosなどの高額紙幣は、たいていの個人点では嫌がられる。100euros札は存在するが、スペインでは50eurosが10000円札みたいなポジションにある。

煙草屋だったら、文句をいうことはまずないから、試してみるといい。

そして、彼らをかわいいと思って欲しい。

そのために、おいらはまどろっこしく、こんなことを書いている・・・。

疲れたよ。

全然日記になってねぇ〜し。


追記
今日は給料日だったから呑もうと思っていろいろ誘ってみたが、誰からも返事がこない。友達がいなくなってしまった。こことぞとばかりにおごろうと思っていたのだが・・・すねたので、もうおごらん。しかし、給料日だというのに、使う当てがないもんだから、全然うれしくない。いや、うれしいが・・・なんていうんだろ・・ひゃっほ〜い!Viva!給料日!って感じではない。いつもと同じ日々。いつもと同じ帰り道。切ないぞよ・・・。





ふるさとは遠きにありて想ふもの・・・
2006年03月14日 (火)
なんか日に日にパワーダウンしている。

どれくらいパワーダウンしてるかというと・・・

昼飯でいつも食べている・・・もう飽きるくらい食べているが、それしか選択肢がない・・・あるにはあるが、ほかのはどうも食べたくないので、それを選んでいる「ふわふわ卵サンド」のフワフワ感が、「作る人によって違ってる!!」ということに気づいてしまうくらい。

まだ、誰のフワフワ感が好みのやつなのかまで調べてないが、今度からこっそりチェックしてみようと思う。あの声が小さく、まったく笑顔を見せないさえない男性か、はたまた声優声の女性か、それとも、なぜかおつりをくれるとき、スマイルじゃなくて、ニヤッって笑う女の子か・・・。


でもって、さらにパワーダウンをしていることが如実にわかってしまったのが、今日の帰り道。

石積みはたっぷりあるようで、最近徹夜組が多い賽の河原。今日も朝いったら5人ほど徹夜明けで、疲れた顔をしていた。まぁ、そんなことはどうでもいい。

おいらにも石積みはたっぷりあるのだが、集中力と精神力が切れたのできりがよくなった8時にさっくり帰ってきた。

「お・・・まだ8時か・・・帰ってもまだたっぷり遊べるが・・・飲みに行くか・・・」

とおもむろに携帯を取り出しバルデミにメールを打ち始める。

が!

「うぬ・・・しかし、なんか知らんけど疲れてるし、コスタにメールしなくちゃいけないし、なんかやることたまってるし、寝たい気分だし、やっぱり帰ってまったりするってもんかな・・・珍しく早く帰れるし・・・」


書き途中のメールを削除したあと、一人心の中で叫ぶ・・

うぬが〜〜〜〜!!!!!!

こんなはずでは・・・こんな・・・。酒の誘いは切らず、迷わず、顧みず!!我が生涯にいっぺんの悔いなし!!がモットーだったのに、ひよってしまった。

おそらく酒を飲み初めて初めてのことのような気がする。ダメージでかすぎ。自暴自棄。


フワフワ卵サンドのフワフワ感がどうとかを日記のネタにしている時点でおいらはもう終わりな気がする。というか、小さくこじんまりとまとまり始めている。つまらん男になり始めている。夢のない男になり始めている。野望のない男になり始めている。

うううう。

でも、なんか、生活がヒリついてないんだもん・・・。

なんか、早くもねねちんのいっていた「五勤二休」(ごきんにやす・・だっけ?)にこだわってはいかん!という言葉の意味がわかった気がする。

おそらく今ValenciaがLas Fallas(火祭り)の真っ最中ということもあって、生き急いでいるのもあるかもしれないが、やはり何か野望を設定しなければ。無我夢中で働けるようにな、馬の目の前にあるニンジンのような野望。

水滸伝もまだかえないことだし、明日から誰がフワフワ卵サンドを作ってるかチェックしつつ、野望について考えよう。

なんか、想像以上に出戻る日が近いような気がしてきた。

だけど、いまはいっちゃ〜いけねぇ〜その台詞!

とりあえず、詩っておこう。

ふるさとは遠きにありて想ふもの・・・
そして悲しくうたふもの・・・
よしやうらぶれて、異土の乞食となるとても帰るところにあるまじや・・・
ひとり都のゆふぐれに・・・・
ふるさと想ひ涙ぐむ・・・
その心もて・・・
遠きみやこにかへらばや・・・
遠きみやこにかへらばや・・・

(※うろ覚えな部分があるので微妙に違っててもつっこまないように)

今のおいらにぴったりの詩だ。

とりあえず、やっぱり石川県にいくってもんか・・・室生犀星記念会館みたいなのがあった気がしないでもない。

異土の乞食ってところが、あまりにもあまりにもあまりにも・・・うううう。

とりあえず、今日のところは寝るしかないね〜♪

Buenas noches!


追記
備忘録はものの見事にない。あ、そうだ。今日がホワイトデーということをラジオで知った。石積み場の女性2人から、石積み場の男性全員に、チョコやら駄菓子が配給された。石積み人経験の少ないおいらは、それにお返しをするもんなのか、いらないもんなのか・・・いや、そんなもんは気持ちでもあげた方がいいに決まっているので、飯喰いながら何を返せばいいのか全く思いつかず。

以前、誰だっけな・・・マリちゃんと朋美ちゃんだった気がするが、バレンタインデーのお返しに「アメ」「クッキー」「マシュマロ」なんてもらっても全然うれしくないとぼやいていたのを思い出したのだが、もう何十年もバレンタインデーとは関係ない生活を送っていたもんだから(今回も関係ないっちゃ〜関係ないが)、それくらいしか思いつかない。小学校の時に返したのは瓶に入ったアメ(500円)だった。

で、彼女たちにだったら三倍返しとかそういうのはなしにして、何だったらいいんだ!と聞いたら「チョコレートで返してくれればいい!」と二人ともいっていたので、「チョコレート」をあげようと思ったら、流れているラジオで、ヤバイおかえしチョコレートと言っていたのを聞いて、もう八方塞がり。

結局、今日は覚えてなかったことにして、明日あたりコンビニいってまだ残っていたら何か適当に買ってお返ししようかと思うが、このまま何事もなかったかのように振る舞うのも悪くないとも思っている。

っていうか、ほかの人々・・・なんか返したのか?返そうとしているおいらが馬鹿正直なのか?

なんだか「いまさら聞けない社会人の常識」みたいな本があったら読まなくちゃいけない気がしてきたさ。

カラスの向こう側・・・ 〜スペインVinoで憤る〜
2006年03月13日 (月)
カワウソがイナバウアーしたらしい。

カワウソのかわいさと荒○静香の恐さを天秤の両端においてみる。

カワウソの負け

そんな技の名前つけんでほしかった。ほんでもって、カワウソの前はカメがイナバウアーしたらしい。

完全に個人的意見なのだが・・・カワウソとカメに対するいじめとさえ思えてしまう。

しつこいようだが、おいらは彼女が金メダルを獲ったことにたいして「おめでとう!」と思っている。本当に。

でも、それとこれとは別なのだ。

それはそうと、今さっきYahooニュースをのぞいてみたらアリクイの子供が生まれたらしい。

恐ろしくかわいい。かわいすぎる。やっぱ、なんでも子供の時はかわいいもんだ。その中でも猫なんてもう超弩級の反則だ。

そういえば、最近とみに母親に「せっかくあんなにかわいくうんであげたのに・・・もういや・・・こんなオッサン!」とかいわれる。

ひどい言いがかりだと思うが、オッサンであることには変わりないので、放っておく。


今週は宣言通り石積みてんこ盛りでたっぷり残業(おいらにしたら)。さらに、ある友達から嫌がらせのようなメールが届いたので、気もそぞろで、仕事どころではなくなった。だから、精神統一、Mugaの境地・・・Muga!・・・PCの変換までもおいらに嫌がらせかい!!・・・無我の境地になるために、動物みて心いやしてみたわけだが・・・

で、嫌がらせメールについて書き殴っておく。
(ちなみに、名前は伏せておく。いろいろお世話になってるし、今後もお世話になりそうだし・・・(笑))

「(前略)ところでスペインワインについてなんだけどRibera del DueroHACIENDA MONASTERIO 1998MATARROMERA 1997があってもしこの2本
について味とか知ってたら教えてください。MATARROMERAの1998は前に飲んだことがあるんだけど、上司にどちらかをあげたいので。よろしくです。」

今日は石積みが忙しいというのに、昼間からこんな質問しやがって!!!たしかに、スペインに関する質問は「いつでもお気軽にね!」がポリシーではあるが、これは卑怯だ!卑怯すぎる!!!

しかも、休日にまったりしてたりとかじゃない。石積み中だ、石積み中!

あまりに不意をつかれた攻撃で、しばし呆然となってしまい、石積みなんてすっかり忘れて、頭の中うまいVinoのことでいっぱいになる。

おいらが知ってることを書いて丁重にお返事したが・・・心の中では

「知るかっ!ぼけっ!!!」

てなもんだ。

まず許せないのが、ありがちなRiojaではなく、Ribera del dueroということにある。ここのVinoはおいらがもっとも好きなDO(産地みたいなもん)の一つなのだ。ほかは、当然Utiel-Requenaと、Toro

二つ目に許せないのが、「(おいらに)どっちか一本あげるけど、どっちがいい?」ってんじゃなくって、「上司にあげるんだけど・・・」ってところ。先日あれだけ反対したのに!!!。「そんな上司にあげるVinoなんて、その辺の酒屋で適当に2、3000円のVino買って『スペインで買ってきたの!』っていえばすむじゃないか!そうしようそうしよう!車でぶい〜んって小旅行がてら行くから、呑もう呑んじゃおう!そうしよう!」とあれだけ・・・あれだけ何度もしつこくultraしつこくいったのに・・・。

怒りを通り越して、涙でてきたよ。うううう。

しかし、まさかスペイン人の友達からもらったVinoというのがRibera del dueroだったとは・・・。確かそのBodegaを持っているという友人はMadridであったとかいってたような気がしないでもないのだが・・・おかしい・・・。根拠はないが、完全にRiojaだと思っていた分、そのショックも大きい。大きすぎる。うううう。

3つめに許せないのが、Hacienda ManasterioMatarromeraは両方ともおいらが知っているVinoなのだが、高くて買うに買えない種類のVinoだったのだ!!!

そう、まるで、クリスマスにプレゼントを買ってもらえない子が、お店のガラス越しに手をベタ〜〜〜〜と、おでこもベタ〜〜と、鼻もグチャ〜〜〜と、押しつけるよな感じで、一心不乱に「いつかおおきくなっておとなになったら・・・ぜったいぜったいこのび〜のをのんでやるんだ!おおきくなったら、だれにもまけないくらい、いっぱいはたらいて、いっぱいいっぱいはたらいて、おおがねもちになってやるんだ!ぼくはちかうよ!もなすてりお!またろめら!いつかきみたちをてにいれるからね!」

嗚呼・・・いまや、彼らを手に入れるくらいの余裕が手にはいったけが、天は二物を与えず・・・金がはいったと思ったら、モナステリオとマタロメラは、おいらのもとから去っていってしまたた・・・いや、違う・・・おいらから離れてしまったのだ・・・。うううう。

いかん、感傷的になりすぎた。


で、このVino君たち・・・Monasterioの方は年代まではチェックしていないのだが、近所のBodegaでも軽く20euros前後(Crianza)はしていたから、Reservaなんていいったら・・・もう・・・そりゃ〜!ねぇ!

Matarromeraの方は、Monasterioよりもさらに高く30euros近い値段。たしか、Carrefourでも、特別Vinoにだけつけられる栄誉の「防犯グッズ」がつけられていたはずだ。

20euros?30euros??安いや〜ん!とかいいう人は、そのままPijo街道をつっぱしっればよかろう。本当のVino呑みは安くてうまいVinoを探すことに奔走するのだ。そして、たま〜に高くておいしいVinoを呑むのだ。それがスペインの庶民なのだ・・・そうJuan Calros、Manolo、Santi、そしてタカシ君が教えてくれたのだ。

ってことで、おいらは完全に安Vino専門(参考:ひきこもりのソムリエ)だ。

タカシ君と一緒にどちらかの家で呑むときも・・・

お「今日は決行いいVino買ってきたよ〜!」
タ「おれもや〜」
お「これ!!!!どうだ!」
タ「すげ〜〜〜〜!!!5eurosくらいするやつちゃう?これ」
お「ふふふ」
タ「ぼくのはこれや・・・」
お「おお!それも4eurosくらいのやつじゃん!前に××で呑んでうまかったよね!」
タ「そうそう。それをたまたま見つけてん」
お「さっそく呑みますか!」
タ「どれから呑もうかね〜!」
お「もちろん高い方からでしょ!」

これがうちらが日頃・・・いや毎日のように繰り返していた会話である。

文句あるやつはかかってこい!笑いたいやつは笑えばいい!自慢のSacacorchos(コルク抜き)で、笑ったヤツの高級VinoのコルクをVinoの中にムリカラ押し込んで、落としてやる!台無しにしてやる。


あ〜すっきりした。


結局、メールでも必死に反対したにもかかわらず、彼女は「上司にあげる〜」とかのたまうのであきらめた。

もう、うらやましくてうらやましくてうらやましくてうらやましくてしょうがないので、彼女からスペインQuesoを頂いたことだし(笑)、それをつまみにVino企画を決行することにした。

その前に、もう石積みどころな気分じゃなくなったので、こっそり積まれた石の裏にかくれて、スペイン語のサイトで値段調査を開始。

実は、Monasterioの方は年代までは失念したが一度呑んだことがある。今回の二本は別にそれほど珍しいVinoではなく、有名なVinoの部類になるので、ちょっとしたBodegaに行けば簡単に手に入るし、スペイン人でも先ほど書いたように金持ちや、ちょっとした特別な時に買われる手頃なVinoの一つなのだ。

おいらが手をだせなかったのは、ただ単に猛烈に貧乏だったということと、安くてうまいVinoで十分満足してしまっていたため、3年程度の滞在じゃ、20eurosのVinoを呑むレベルにまで達っせなかったのだ。

おいらがガラス越しに見ていた時は、店売りで20euros〜30eurosといったところだったのだが、いかんせん年代が1997年と1998年。

このレベルになると、一気に高いVinoが増えてしまうのだ。たまに、なぜか2000年以前でも5eurosとか8eurosとかで買えてしまうReservaもあるのだが、RiojaやRibera del dueroレベルになると、この年代だとたいていは20euros近く、もしくはそれを余裕で超えてしまう。だから、暇な時によくやっていた一人Vinoの下見ツアーでも、最初から論外の値段で、たまに夢をみるために、チラ見する程度といった具合だったのだ。だもんで、調べてみないことには値段がさっぱり・・・。

で、調べた結果・・・といっても、あまりに露骨にスペイン語サイトを見て石積みをサボルわけにもいかず、ネットショップみたいなところで軽くチェックした程度なのだが・・・Monasterioの方は、Reserva Especialといわれるものということが判明。Especialとは、英語でSpecialのこと。なんじゃそりゃ〜〜〜!と興奮しながらも、本人にメールで確認すると「うん、なんかEspecialってついてるね〜」と暢気な返事が返ってくる。

「それくれ!」と何度言おうと思ったことか・・・。

で、先ほどじっくりと調べた結果・・・Matarromeraの1997年のものはなぜか値段がみつからなかった。Matarromeraの公式サイトにもなぜか1997年だけない。うぐむ・・・。1997年のものは検索されるので・・・と思ったらあった・・・。約23euros

これ

ん?思ったより高くない。いや、おいらには十分高いが・・・公式サイトで1996のGran Reservaが恐ろしく高いのに比べると安い。なぜだ?

逆にEspecialも期待を裏切った。高い・・・。

これ

41euros・・・日本円で・・・約5600円か・・・。日本で売ってるとしたら倍の値段以上するんだろうか・・・。うぐむ〜。


企画の方は、自分勝手に企画していた旅行がすべてぽしゃってしまったため、今月適当にやろうと思う。題して「利きVino en Bodega Pascual 日本支店」

最初は、おいしいQuesoを独り占めにしようと思っていたのだが、やはりおいしいQuesoにはおいしいVinoがなくてはいかん。だが、まだおいら一人の財力で高いVinoは買えない。

コンセプトとしては、安くておいしいVinoを日本で探すのは時間的に厳しい・・・というか、それは日本での生活の楽しみにするので一人でやるとして・・・、どうせだったら人数呼んで高いVinoを購入しようと思いついた。

ってことで、一本3000円くらいのVino限定で数本購入し、それをゴクゴク飲むのではなく、まったり落ち着いて呑み、ソムリエのように、何か一言いわなくてはいけないという企画。つまみはもちろん買ってきてもらったOvejaのCurado。ありがたいことに二カタマリも買ってきてくれたので数名だったらなんとか足りるだろう。ひ〜ちゃんが買ってきてくれたマカオのQuesoもあるし・・・。

会場はおいらの家。先日、Tortilla用のフライパンをようやく購入したので、その新しいひっつかないフライパンでTortillaを作る予定。あとはYaMaYaあたりで、Aceituna(オリーブ)とBoquerones(イワシの酢漬け)でも買ってこよう。


当日・・・おいらが大事にしまってある自慢のVinoはかくしておかなくては・・・。値段は先ほどの二本には劣るが、どれも思い出が詰まったVinoばかり。番頭ManoloのVino、帰国前にいきつけとなったアルゼンチンBarの兄ちゃんがくれたVino、そして、タカシ君がくれたVino。

たぶん、来月のおいらの誕生日に一人でこっそり呑んで涙することだろう・・・。


追記
火祭りが近づいてきて・・・ってすでにもうValenciaはえらいことになっていることだろうが・・・最終日が近いので、行きたい気持ちをぐっと抑えるためにどこかに旅がしたい。どこでもいい。どこでも。仏像があればいいが、まぁ、それはそれ、これはこれ。九州はさすがに遠いが・・・滋賀県がダメだったので、大阪でも三重でもいい。誰かおいらを泊めてくれる人はいないもんだろうか・・・。

ひかる〜うみ♪
2006年03月12日 (日)
じゃないや。

「浮いたお金で今日タクシー」

っていってるのかあれ?


日本の進歩についていくために、我が家は光回線にした。FTTHってやつだ。

スペイン行く前はPCなんて全然使ってなかった我が家族だが、ちょっと教えたら、亀の歩みではあるが、徐々に使いこなすようになってきて、母親にいたっては自分のCDをMP3にできるようにさえなってしまった。

そして、とても小さい会社なのに、仕事でPC(インターネット)を使う必要性がでてきてしまったため、うちの会社(自営業)に3台目のPCが導入されることになった。もちろんおいらが母親におろしたやつを、またさらにおろすという形でだ。

それによって、会社3台、我が家3台と計6台のPCをたかだか8MBくらいの回線につなぐことになってしまった。

実際問題、普通にネットをするには問題もなく、実際、乗り換え案内とか、ちょっとしたデータの送信くらいしかしない両親には、まったくもって光に変える意味を理解していないのだが、以前は拓也と2台でしかつかっていなかったのもあって、如実に回線速度が落ちてきていることが不満であった。

まぁ、普通にネットする分にはおいらも困ってなかったのだが・・・まぁ、たまに困るのだ。

FTTHはまだ値段が高いと聞いていたのだが、おいらからするとそれほど高いとは思えない。おそらくスペインで320kb回線に対して40eurosくらい払っていたからだろう。毎月5000円で320kbps・・・そりゃ、安いと感じるか・・・。まぁ、実際にはONO(回線業者)の手違いで、おいらは後半の2年は無料でインターネットをやっていたわけだが、その前は毎月結構な額を払っていた。

それに比べると、FTTHは安いといえよう。しかも、キャンペーンとかで9ヶ月半額とかいうし、知らない間に、今の8MB回線に対する支払いが2000円前後と恐ろしく安くなっていたのもあり、これを機に変えてしまおう!そして、どうせ変えるなら速いやつを試してみたい。100MB占有独り占め〜!してみたい・・・と、独断で計画したわけだ。

おいらにしてみりゃ、正規の値段の半額である三千なんぼを払っても安い。


で、午前中に回線工事にきたのだが・・・あいにくの強風。台風みたいに吹き荒れていたため、工事をしにきた二人の男性はさぞかし作業が大変だったと思われる。田疇に上りながら「すげ〜〜〜風つえ〜〜〜!」と叫んでいたし・・・。

まぁ、回線工事のことをあまり書いてもしょうがないからここでは省こう。

結構みていて「へ〜」「ふ〜ん」「ほほう!」ものだったので、金魚の糞のように後ろをついて回っていた。

で、光を使った感想。

ぶっちゃけ、Yahooやgoogleで検索するくらいだと、たいして差はない。差はあるのだが、8MBと100MBほどの差はない。

早速スピードテストをいくつかのサイトでやってみる。結果はサイトによってマチマチだが、下りで75MB〜80MBといったところ。MTUをいじったら、さらに少しだけ速くなった。数値的にはだが。

せっかく100MBなのに・・・と、なにか重いファイルをDLしてみることにする。ぱっと思いついたのが、リネージュというオンラインゲームのクライアントだったので、それを落としてみた。ファイルサイズは約1GB。

で・・・やってみたところ・・・

は・・・速い・・・

以前落とした時は、なんだかんだで1時間くらいかかった気がするが(あるいは30分とかだったかもしれないが)、3分もかからず落とせてしまった。

おいらはまだあまり利用したことないのだが、Gyaoなんかで、この光の恩恵は受けれることであろう。ストリーミング系の動画(おいらショックウェーブのミニ映画が好き)は8MBだとたまに読み込んで中断することもあるし・・・。

Quesoじゃないが、ここまで速いと6台でつないでわざわざ回線速度を落としたくなくなる。両親なんて、おそらく320KBでも満足するに違いない・・・という邪念が頭をもたげたりもする。

文字通り「100MB占有一人じめ〜♪」をしたくなったわけだ。

とはいえ、実際あまり家にいないし、100MBの恩恵を受けるのはまだまだ先になりそう。

いけないことをするときくらいだろうな・・・。いけないことを・・・。


ちなみに母親は、ひかりの説明をすると、必ず「ひかる〜うみ!ひかる〜おおぞら!ひ〜〜か〜〜るだい〜〜ち〜〜!」と歌う。さすがはエイトナン世代だ・・・。耳から離れないらしい。おいらとしては曲はともかくとして、あのSMAPの歌はひどすぎる。音痴すぎる。人変えようよ・・・。

お久しぶり・・・
2006年03月11日 (土)
久しぶりに土曜日に家にいる気がした。

朝から精力的に動く。じゃないと、昨日のGulliverでの一夜が走馬燈にように・・・。大人だから。

って、違う。

明日のタメに部屋の掃除をしたり、事務所にもっていくPCを組み立て、OSをいれたり、セッティングしたり、たまに漫画呼んだり、kaelaちゃんの歌でノリノリになってみたり、壁に貼ってある懐かしい写真を眺めてみたり、呑む訳じゃないけど、Vinoの瓶を手に取ってみたり・・・。

日記を書こうと思ったがやめた。時期尚早。

スペインでの思い出のジグソーパズルを作って飾ろうと思ったが、こちらもやめた。時期尚早。

一段落したので、北方水滸伝を探しにBookoffへ。リベンジとばかりに母親がまたついてきた。昼間なので、夜のドライブにはなるはずもなく、快諾する。

未だ微妙にスペインモードであったため、偶然見つけた、アルモドバルのバチあたり修道院の最後を1650円で衝動買い。お安い!!!!はず・・・。Manoloからさんざんこの映画の話は聞いたが、まだ見ていない。あちらに滞在中、だいぶスペイン映画はみた。アルモドバルの映画もいっぱいみた。が、この映画はまだみてない。

・・・なんか、さっきの日記がまだうつってる・・・。

うぐむ。

北方水滸伝は結局なかった。おいらが欲しい四巻だけが嫌がらせのように見事に抜けていた。むかついたので、5巻以降をまとめて買ってきてやった。それでも悔しいので、トルコから帰ってくるマリちゃんに読ませようと、塩野七生の「コンスタンティノープル陥落」を購入。おいらの大好きな本だ。ロマンだ!ロマン!男のロマン!作者は女性だけど・・・。それにしても、105円のプレゼント。お安い!!!確実に!こういうときって、ちゃんと本屋で新刊を買うってもんなんだろうな〜。まだまだだ・・・おいら。

夕食は近所で摘んできたという、ヨモギと菜の花を天ぷらにして蕎麦を食べる。そして、ヨモギのうまさにびっくり・・・ヨモギまんじゅうのイメージが強いのだが・・・これまで感動したことないってことは、まともなヨモギを食べたことがなかったんだろうか・・・。

おかげで食べ過ぎて、胸焼けした。

ヨモギといえども、天ぷらは天ぷらだった。



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