おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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「賽の河原」の謎に迫る
2007年01月26日 (金)
※初の石積み場からの更新か?

のっけから、しょうもない話。

「こうだくみ?こうだみく?どっちかわすれたけど、なぜ人気があるのさっぱりかわからん・・・」

電車の吊り広告とか、雑誌の表紙とか、渋谷とかの巨大モニターとかに、彼女が写っているのを見るたびにそういっていた。

苗字の「倖田」はいいとして、「來」が先だか「未」がさきだか、いつも忘れるのだ。漢字が似てるからというのもあるが、そもそも覚えるつもりがないというのが一番の原因。このまま覚えないでいてやる・・・と思っていたのだが・・・今日・・・うっかり覚えてしまった。

吊り広告に「くぅちゃん」と書かれているのを読んでしまったのだ。

・・・・「來」が先やん。


朝。

クーフーリンさんにしつこく再確認。なんてったって、「30分後に打ち合わせお願いします」といってくるのに、4時間とか連絡ない人だから・・・。石積みの技術やセンスはピカイチだし、よく言えばで豪放磊落な人物なのだが、同時に茫洋ともいえるし、いい加減ともいえる。おいらはこの手の人とは合うのだが、約束するとなると、ちゃんと考える。

ヨ「で、今日どします?大丈夫なんですか?」
ク「大丈夫だと思います。うん大丈夫。明日(土曜日)も石積みば来ますから、今日は早くあがりますよ」
ヨ「OKです。じゃ〜たぶん僕は先にあがるので、神保町でまってますよ」
ク「8時前にはあがるようにします。」
ヨ「あいあい。店は、僕が好きな店(ひばりちゃんのお店)があるので、そこにしましょう。電話番号知ってるので、早めに席とっておいてもらいますよ」
ク「おお!お願いします」

ここまでしつこく言えばさすがに大丈夫だろう。


昼。
今日も朝からたいした石もなく、干され生活気味。それでもなんとか昼飯まではと、ちびちび石を見つけては、それを積んで時間をつぶす。

切りがよくなった2時・・・ちょっと遅い昼飯。たちあがるおいら。そして、ホント偶然に、同じタイミングで立ち上がったゴブリン君。

ゴ「昼飯ですか?」
ヨ「ええ。ちょっと遅くなっちゃいましたけど・・・」
ゴ「行きますか・・・」
ヨ「えっ・・・えぇ(え"え"え"え"え"え"え"っ!)」

エレベーターに乗りながら考える。「たぶん一緒に出よう」ってことだけでしょう。そのあと、ゴブリン君はきっと「じゃ、僕は弁当買ってくるんで・・・」とか、おいらが行く方向を確認してから、「じゃ、ぼくはあっちに・・・」とかいって別れるんだろう。うん、そうに違いない。

うちの石積み場で、もっとも一緒に昼飯食べる可能性やチャンスがあったのはゴブリン君である。だのに、14ヶ月一度も食べたことはない。昼飯食べおわったゴブリン君と擦れ違ったら、偶然「すき家」で食べ終わりかけのゴブリン君と一緒になったこととかはあるが、文字通り「一緒にご飯を食べる」ということはただの一度さえなかった。

エレベーターを降りつつ、カマをかける。

ヨ「2時って、ちょうどランチタイム終わっちゃうから、店がないんですよね〜。僕はこの時間だと、うどん→Cafeコースです。ゴブリンさんは?」
ゴ「Cafeでまったりというのもいいですね〜。」
ヨ「え?」
ゴ「あの最近出来たCafeにしましょう。」
ヨ「(え"え"え"え"え"え"え"え"!!)」

あの「行きますか・・・」はやっぱ厳密な意味での「一緒に出る」じゃなくって、言い回しの「(一緒に出て)一緒にご飯を食べよう」という意味だったのか!!!

たかが同じ石積み場の社員とご飯を食べにいくだけのことなのだが、おいらにとっては「初めていったにもかかわらず霧がない摩周湖」を見ってしまったというか、映画館で席についたら隣が木村カエラだったというか・・・それくらいびっくりすることなのだ。

おそらく最初で最後であろうゴブリン君との昼飯を楽しむことにする。

例のごとく、ここぞとばかりにいろいろ聞く。ゴブリン君がいつ遊んでいるのかとか、いつから石積んでるとか、うちの『賽の河原』の石積み状況をどう思っているとか、ゴブリン君の人物評(これは遠回しに聞き出す)とか、たまにスペインの話とか、ゴブリン君の庭らしい吉祥寺の話とか・・・徹子の部屋以上に濃い一時間を過ごす。

「今のうちの石積み場がどのようにして形成されたか」という考察のいい判断材料になりそうな情報を入手。なんでも、おいらがここに入る半年前くらいに、社員が5人ほどごっそりまとめてやめたらしい。1人が辞めたら連鎖反応でどどどどど〜んと。現在、おいらなど派遣いれても15人いない石積み場なので、5人の割合は本気で大きい。デザイナーもごっそり辞めたが、ゴブリン君をいれて3人いたライターのうち2人もやめてしまって、今のゴブリン君の鬼忙しい環境ができあがってしまったとのこと。さらに、そのやめた5人は「うちの環境に不満をいだいていた」という5人らしい。その不満の中には、有給がないとか、代休がとれないとか、会話がないとか、土曜日出社とか、そういうのがいろいろあるらしい。

ごっそりあいた穴を埋めるために、そのあたりから派遣を探し始めたらしいが、その派遣も環境のためか、はたまた「派遣」であるためか、なかなか定着しないまま、おいらがここにやってきたということになるらしい。

おいらが入ってからも派遣はかなりの数いれかわったが、おいらの前にも結構いれかわっているらしい。

うちの場合は、「即戦力」を重視して人を捜しているが、それよりもある程度の期間「定住」してくれる人を捜さないとだめなんじゃないだろうか・・・たとえ、育てなくてはいけないとしても・・・。

まぁいいか。

ゴブリン君との会話中、とても気になったのが、しょっちゅう時計を見ることだ。話がつまらないのかな〜と心配するといよりは、早く帰りたさそうな感じなのだ。2回や3回ならわかるが、おそらく1時間の間に20回はみてると思う。自分では気付いてないと思うが・・・。飯食ってる最中はいいのだが、食べてまったりコーヒーを呑んでるあたりがすごかった。2分おきくらいに時計をみていた。
まだ休憩が15分も残っているというのに・・・こちらが落ち着かない。

もちろんおいらは一時間きっかり休みを取るつもりなので、あと5分とかでもタバコに火を付ける。でも、ゴブリン君は会話しながらもそわそわそわそわ。

帰りのエレベータの中・・・ゴブリン君がつぶやく。

ゴ「いや〜1時間フルに休んだの初めてですよ・・・」
ヨ「忙しくても休みはとらないと効率悪くなりますよ〜」
ゴ「わかってるんですが、飯食べるとおちつかなくって。なんか罪悪感を感じるというか・・・」
ヨ「・・・・」
ゴ「こういうとこがせっかちなんですよね。映画とか30分前に入らないと気がすまないし・・・」
ヨ「だから、いちも休憩20分とかで帰ってくるんですね・・・」
ゴ「そうなんですよ」

勝手なイメージなのだが東北はA森県出身だからか、彼はとても我慢強い。文句一ついっているのを石積み場内ではきいたことがないが、今日はおいらもそろそろいなくなるからなのか、いろいろ愚痴っぽいことをいっていた。ひかえめではあったが・・・。この『賽の河原』にきた2年でいろいろかわったらしい。そして、最近は「逆ギレとまでは行かない」が、「もう開き直ってる」とのこと。

夕方。

17時半・・・今日はあとちょっとで神保町 con クーフーリンで、いろいろ聞きまくり企画ではないか・・・とドキドキしていると、メールの音。

件名:ごめんなさい!!

・・・やっぱりね。

なにやら、急な石がやってきたらしく、下手すると帰れないとかなんとか・・・。

返信する。

「了解です。なんとなくそんな気がしてましたから・・・」

その返信。

「うっ、それ友達にもよく言われるセリフです。」

続けて。

「明日はどうですか?明日(土曜日)も出社しなくちゃいけないんですが、明日なら確実です。」

返信。

「是非」


本当は土曜日に都心にでるのは避けたいんだけど、クーフーリンさんと呑むなんてこれで最初で最後だと思うし、おいらがこの石積み場に持っている「謎」を解明したいので、とりあえず約束しておいて、もし気分が乗らなかったら当日断ることにする。

すでに呑みモードになっていたおいら。しかも金曜日。定時と同時に石積み場を出て、今日が初出社らしい"むん"を呼び出す。田町。茶水の沖縄料理屋に行くことになる。康雄も誘うが、すでに家。康雄がりのにチクチクいじめられるのは、おいらには耐えられないのであきらめる。のび〜は残業でダメ。おぐりと吉野はスキー。お嬢はお茶。ってことで、マリちゃんも含めた3人で呑むことに。

茶水にいくために、総武線方面に歩いているとむんから電話。

「渋谷でもいいよ〜!」
「え???むん、渋谷でいいの?」
「うん。」
「どして?茶水の方が近いだろ?家。」
「終電読みやすいんだよね〜」
「そんなもんか・・・」

30秒前にマリちゃんに「渋谷から茶水に変更!」とメールを送ったばかりなのに、その10秒後に「茶水から渋谷にまた変更。すまん」というメールを送る羽目になる。

今になって考えると・・・終電の読みやすさだけが理由じゃなかった気がする。いや、それは大義名分な気がする。

さすがに土曜日ということでどこも混んでいた。行きつけの安居酒屋もどこもいっぱいだった。「坐・和民」(確か)とかいう
店は一組待ち。ただ、時間制限がないため、いつ空くか分からない。でも、小雨も降ってきたし・・・ととりあえず、名前を記入して待つ。待っている間にむんを派遣し。

「すぐそばにある東方見聞録のビルにある店が結構空いてる。葡萄屋て方じゃない。黒豚がメニューに多いところ。いけばわかる。」

我ながらむちゃくちゃな注文であったが、とりあえず派遣。

3分もしないうちにむんから電話。

む「とれたよ〜」
フ「おお!すばらしい!」
む「葡萄屋〜」
フ「なに〜!!まぁ、いいや。すぐはいれるなら」

葡萄屋ははいったことないのだが、名前がいまいちなので(Vinoはおいてそうが、まずいVinoだらけな気がして)あまり行きたくなかったのだが、マリちゃんが腹減りすぎて暴動おこしそうなので、とりあえず飯を与えて黙らせることにする。

さんざん文句いってた(心の中でだが)ここ葡萄屋で、スペインVinoを発見。しかも、Valdepen~asのVino。Valdepen~asといったら、「Mercadonaの宝剣」であるAlbari(5euros以下のreserva)の産地。2200円と絶対値としては高いが、店売りと考えると安い。早速注文。

「う〜ん、Valdepen~asだ〜〜!」

すでにAlbariを呑めなくなって一年以上たち、あくまで気分的なものだし、なにがどうっていわれると困るのだが、スペイン臭いVino。懐かしい味がする。葡萄屋・・・結構気に入る。

つまみは何故か「生ぬるい」ものや少量のものが多かった気がするが、Valdepen~asのおかげで満足する。

途中、お茶を終えたお嬢が参加。電話越しにぶつくさいっていたようだが、むんが強制に近い形で招集。

お嬢がきたということで、イタリアのVinoを注文。一番安い1700円のVino。が、よくみたら(白)となっていたので、あわてて「やっぱりスペインの、さっきのやつにしてください」と注文しなおす。

すると、2分後くらいにさっきの店員の子が戻ってきて

「メニューにはないんですが、先ほどのイタリアのワイン、赤もございますがいかがしますか?」

メニューにないなら黙っておけば500円高いVino売れたのに・・・たとえバイトで「別に売上げなんかかんけ〜ね〜」ということで、伝えに来たとしても、わざわざ戻ってきたことに、ちょっとした感動を覚える。

また葡萄屋きてもいいと思った。

欲しいときが買い時?
2007年01月25日 (木)
今日も一日干されてカビカビ。

ヨ「ゴブリンさ〜ん、石くださいよ〜Give me 石!」
ゴ「今ないんですよ。探しておきます」

ヨ「ゴブリンさ〜ん、石でてきました〜?」
ゴ「う〜ん、ないですね〜」

ク「ヨモツシコメさん、これ修正お願いします!」
ヨ「あいよっ!」

10分後

ヨ「終わりましたっ!」
ク「どうもありがとう」
ヨ「・・・・Give me 石〜〜!」

ヨ「ゴブリンさ〜ん、待ってますよ〜」
ゴ「いや〜○○○が終わって今落ち着いちゃってるんですよ〜」

(※サ=サキュバスさん:引き継ぎ相手)
サ「ヨモツシコメさん・・・このデータのアップ場所なんですが・・・」
ヨ「はいはいはいっ!え〜っとですね〜これとこれだけは○○なんですよ〜」
サ「あ〜わかりました」
ヨ「ほかにわからないところとかあります?」
サ「大丈夫です。だいぶつかんできました」
ヨ「そ、そうですか・・・」

ヨ「ゴ、ゴブリ・・・」
ゴ「ないです。あ、そうそう。この前終わった××・・・月曜日にアップされます」
ヨ「もう修正ないんですか?」
ゴ「OKでましたよ」
ヨ「そ、そうですか・・・」

こんなんで一日終わった。

あまりにやることないので、今日もEl Paisとにらめっこしたり、あと4日でやめるというのに、Googleをカスタマイズして遊ぶ。

やっぱりもう大人だから、天気予報くらいみないとな・・・と天気予報をとりあえずいれて、明日の天気でも調べてみる。

「明日は晴れか〜よかったよかった・・・おお!!!日、月と雪が降るではないかっ!なんか雨まじりの雪っぽいな〜」

全然つまらん。

「ん??なんだこれ・・・コンコン指数?なになに・・・風邪に注意 室内は加湿器も有効!・・・?」


「コ、コンコン指数なんてこんな公的な情報で書いていいのか?ジメジメ指数とかっていうけど、あれって不快指数のことでしょ?コンコン指数って正式名称なによ。コンコン指数なのか?」

暇なので、コンコン指数という表記についてあれこれ考える。

まず、これ・・・スペイン人・・・つまり外国人がみたときどうするんだろ?日本に長くいるスペイン人ならいいけど、日本に観光客として、日本の天気を調べたとする。なにも、日本語のサイトで調べなくても・・・と嫌なつっこみを入れる人もいそうだが、おいらだってスペインにいるとき、スペインの天気をわざわざ日本のサイトで調べんかった。たとえ、4つの天気予報サイトみたら、4つとも違う天気が表示されていたとしても、意地でも見た。郷に入りてはだ・・・。

で、スペイン人が見たとき・・・このコンコン指数で頭を悩ませるに違いない。「コンコン」って何だ?と。

よく笑い話としてあげられるが、動物の鳴き声なんかは国によって見事に違う。学校の授業中に各国の動物の鳴き声表現・・・つまり擬音語を言い合うようなことをするのだが、なぜかものすごい爆笑される。当然「コケコッコー」が一番笑われる。こっちはこっちで、相手国の擬音語を笑うのだが、ヨーロッパはヨーロッパで、違うものはあるが、結構共通だったりなんかして、見方が多いのだ。あまりに悔しいので、「キスの時の音は「ズキュ〜〜〜ン!」だ。」といったら、周りにもっと笑われた(実話)。こんちくしょう。

おいらがスペインの擬音語で好きなのが「クラッ(ク)」だ。マウスをクリックする音ではない。何かを折るときの音だ。はっきりした発音で「クラック」というのではなく、最後の「ク」は聞こえるか聞こえないかくらいの発音で、下をうまいこと使って発音する。あひるの「クワックワッ」の「ワ」を「ラ」に変えたような感じ。

日本だと「ポキッ」とか、太そうなものだと「ボキッ」というが、うちらの耳にどちらが近いかというともちろん「ポキッ」「ボキッ」なのだが、音の響きに関しては「クラッ(ク)!」の方が好き。

あっちでは結構、気をつけて会話の節々にかっこよくいれるように練習したものだ。この音、何かが折れるときだけじゃなくって、壊れたりするときにも使えたりする。使えるというか、日本のように擬音語が発達(?)していないのかもしれない。車がぶつかった時も、軽く言う「クラッ(ク)!」ではなく、大きな声での「クラッ(ク)!」でいうのを聞いたことがある。日本だと「ドガシャ〜ン」とか「ガン!」とか、まぁ多種多様だ。

で、なんだっけ・・・そうだ、コンコン指数。

だから、絶対、コンコン指数はわからないに違いない。妄想はさらに広がり、もしこの「コンコン指数」を説明しろとかいわれたら、なんて説明しようかと、本気で考える。もちろんスペイン語で説明だ。

フ「コンコンっていうのはね、咳の時の音だよ。コンコンッ!っていうでしょ?」
ス「コンコン?コンコン?意味がわからんよ」
フ「だ〜か〜ら〜日本では「コンコン」って聞こえるの」
ス「聞こえないって。「○○○」だよ(スペインでの咳の擬音語がわからん)」
フ「日本では「コンコン」なんだ、このやろ〜!」
ス「まぁ、いいや。百歩譲ってコンコンだったとして、どういう意味なんだ?」
フ「空気が乾燥するってことだと思うよ」
ス「空気が乾燥すると、咳でてコンコンなのか・・・へんなの」

で、たぶんその後、マスクをした日本人とかみて、スペイン人は「なんなんだ!エンフェルマ デ チナ(SARSのこと)か!!!あはははは」と笑うに違いない。彼らは風邪引いてもマスクをする習慣がないから・・・当時、なんでマスクしている人の写真をみて笑っているのかまったく意味がわからなかった。

ということで、「コンコン指数」はスペイン人に見せない方がいい。

そして、おいらはそれくらい暇であった。

時は金なりなので、今欲しいものについていろいろ調べる。

その前に、おいらの買い物の仕方について書いておこう。

おいらはとにかく買うまで考える。衝動買いなんぞほとんどしない。考えて考えて考え抜いて、それが本当に必要なのかどうか決まらないと絶対に手を出さない。優柔不断といえばそうともいえるし、慎重といえばそうもいえる。だから、おいらの部屋にはくだらないものはむちゃくちゃ多いが、無駄なものはない。でもって、一つ買うと、それが壊れて使えなくなってしまうか、「超年代物」にならない限り買い換えないもんだから、中途半端に年代物が多い。靴も履けなくなるまではくし、服も破れない限り着る。つい最近のネタでいえば、ポータブルMP3プレイヤー(Rio500)がそうだろう。iPodをプレゼントしてもらったから強制的に世代交代が起きたが、そうじゃなかったら、しばらく使っていたかもれしれない。

たまにこの性格に困る・・・というか、適度にしとかないとな〜と思うこともあるのだが、考えてる間に時代がかわったりして、進歩の早いPC関連の世界での買い物では無駄金を使わなくて済むというメリットもある。

将来、旅行ではなく物にしか金を使えない状況になったら、この性格も変わるかもしれない。

貧乏時代が長いからというのもあるんだろうけど、これって性格だと思う。ただ、これは物に対してだけ適応される性格で、消え物・・・具体的にいえば、Vinoとか日本酒とか酒や食いもんは大丈夫だったりする。特に酒は悩まず「これ買う!」とすぐ決まる。経験値というか、経験しないとだめなものだと大丈夫らしい。ようは代わりになる物がない物ということなんだろう。うん、書いてて今わかった。なるほど。そっか〜だからCDとか映画はOKなのか〜。旅にはいくら金かけても何ともなかったもんな〜。バイト代全部、旅にしか使ってないし・・・う〜ん、自分発見。

で、そんなおいらが今欲しいものは

・24インチディスプレイ
・一眼レフデジカメ

の2つ。

両方とも現時点では代わりがある。今使ってる17インチディスプレイ(かれこれ9年くらい使ってる?)と、SANYOのデジカメ(これは3年前くらい)、キヤノンの一眼レフ(4、5年前くらい)。

さっきのルール(?)に適応させると、普段なら買わないものなのだけど、かなり欲しいのだ。欲しくて欲しくてたまらないのだが、おいらの性格が邪魔してるわけだ。で、一生懸命調べてる間に時代がかわってしまうのだ。

なぜ欲しいかというと、本格的に今の石積みの勉強をするなら24インチとまではいかなくても、もう少し大きい作業スペースが欲しい。今の石積み場で22インチのディスプレイを使ってるもんだから、家に帰ると不便に感じてしかたがないのだ。普通にネットみたり音楽聞いたりする分には困らないのだが、何か作ろうと思うと、「狭い!!!」となってしまう。昔はそう思わなかったのに・・・。スペインでは11インチくらいのノートで3年間過ごしてきたから、逆に帰国後は「これでちゃんとサイト作れるやん。リニューアルできるやん」と思ってたのに、そのまま一年たってしまった。

一眼レフデジカメが欲しいのは、スペインの写真をとりたいから。今のカメラよりも綺麗に撮りたいから。これは好きな子をかわいく撮りたいと思うのと一緒だろう。おいらは変な顔した写真をほしがるが、その変な顔も変な顔らしくとりたいのだ。

同じ理由で、スペインに留学する前に一眼レフカメラを買った。もちろんたくさん写真は撮った。かなりいい写真が撮れた。ただ、旅行にいったときすごい不便なのだ。おいらは風景はサイト用にデジカメで、Fiestaとかみなで遊びに行ったときには一眼レフを・・・と使い分けていたのだが、旅行中に2台のカメラを使うのはかなり大変だし、田舎町にいってまで彼らのイメージする「典型的ハポネス」に自分がなりたくないというのもある。日本人なのだが、

「あれみて。カメラ二台よ!二台!ほら、カルロス・・・みなさい・・・あれが典型的な日本人よ!滅多にこの村には日本人がこないからしっかり目にやきつけておきなさい!二台のカメラよ!」

とか後ろ指さされたくないのだ。

さらに、うちの学校(コスタ・デ・バレンシア)の校長が一眼レフデジカメをもっていて、学校イベントなどのときにたくさん撮っている。バレンシアにいたときは、そのデータを今やってる「コスタ・デ・バレンシア紹介サイト」用の素材として、DVDに焼いてくれるのだが、その写真の綺麗なこと、綺麗なこと!!

フ「欲しい!!アンドレアス(校長の名前)、そのカメラくれ!」
ア「フェルミンは日本人だろ!日本で安く買え!これも日本製だぞ」
フ「うぐむ・・・でも、今はスペイン人だから買えない。くれ!」

というようなやりとりを飽きるほどやるくらい欲しくなったのだ。


スペイン旅行を控えて、同時に2つ買うのはかなり厳しい。スペインを重視するなら一眼レフカメラだろう。ただ、先を考えると24インチディスプレイなのだ。

そのもの自体、買うか買うまいか迷っているのに、そこを何とか気合いで通り抜けても、またそういう問題がでてきて悩まされる。

こういうとき、何も考えないで買える性格が欲しい!と思うだ。


石がないのは周知の事実なので、どうどうと、価格comを熟読。

24インチディスプレイを買うとなると、グラボを買わないといけない。いいグラボを買うと、電源もかわなくてはいけない。いったいどれくらいの出費になるのだろう?ディスプレイが7万円くらいで、グラボが2万円弱、電源が1万円くらいとすると・・・10万か・・・。うむ〜。

一眼レフは・・・買うメーカーは決まっている。ペンタックス。なんで?って聞かれると困るが、おいらは「二番目」が好きなのだ。カメラに詳しいわけではないので、ペンタックスが二番目かどうかわからないが、キヤノンやニコンとかが「一番目」な気がするから。CMとかよくやってるし。ソニーはまだ新参ものらしいのだが、今の機種はなかなか人気があるとのことだが、ソニーなので怖くて買えない。富士フイルムのは、一人周りにアンチ富士フイルムがいて、その影響を受けて買えない。なので、ペンタックス。これも欲しいのだと11万くらいする。11万。

おいらの買えない病は、料金に関係なく発病する。2000円のものでも、しっかり悩むというのに、11万じゃ悩まないはずがない。

とにかく、スペインにいくまでに、どちらか一つ買いたい。

Patatas Bravas(パタタス・ブラバス:スペインのポテトフライ)とか、Boquerones(ボケロネス:鰯の酢漬け)とかを、一眼レフですげ〜綺麗に撮りたいから、やっぱ一眼レフかな〜。
(※今「え?Patatas Bravasを?Boqueronesを?」と思った人はスペイン好きを自称してはいけません。)


追記
今日も当然定時あがりだったので、帰宅後、でかけたかったのだが、車が出せず。駐車場いっぱいすぎ・・・。なので、Google Earthでスペインにいって遊んだ。

追記2
明日は予定通りならクーフーリンさんと呑むことになるのだが、本当に大丈夫なんだろうか?毎日終電で帰っている様な人が、8時前にあがれるのだろうか?あまり期待しないで、なんか代替えの予定を考えておかなくては・・・帰って映画みるってのでもいいか・・・。

追記3
昼飯にカレー食べたら、晩飯もカレーだった。

追記4
帰りにデジカメの本と、「黒鷺死体宅配便」の6巻を買ってきた。

長崎からの来訪者
2007年01月24日 (水)
昨日の日記で感情的になりすぎて反省。不安に思って今読み直したけど、自分でも本気で意味わからん。誤字脱字多すぎ。消したいが・・・まぁ、あきらめる。

さて、今日。

書くことあるようで書くことがない。

石積み・・・適度に石はあるが基本的にひま。簡単な石積みを丁寧に丁寧に丁寧に丁寧にやり、定時ギリギリまで伸ばして終わらせる。どうも周りを見回すと、今はちょうど年度末の「鬼忙しシーズン」の前らしい。いうたら嵐の前の静けさってやつだ。だから、おいら以外のデザイナーとか制作関係の人たちはそれほど忙しいわけではないようだ。忙しいのがゴブリン君とかカーリーとかディレクションの人たちの模様。そこをまとめないことには、うちら制作サイドはうごくことができない。ほかの石積み場のシステムがどうなってるかはおいらにはわからないが、少なくともうちはそういう状態。ゴブリン君曰く「僕はすごい忙しいけど、渡せる石がないんですよ」とのこと。ふ〜ん。

来月あたりから、予算調整をするためのサイトリニューアルやら、リクルート系のサイトの更新が大量に来るようだ。

昼飯は、最後も近いので、クリシュナ君とフォーモリアさんを誘って行く。2時をまわってしまっていたため、ランチが食べれる店がほとんどなく、量は少ないが普通の値段のおされカフェで飯を食べる。「おもしろい漫画」について3人で盛り上がる。

定時にあがると、すぐに昔のバイト先のMさんに電話。そのバイト先が「Vista景気」でむちゃくちゃ忙しいということで、そのために長崎から呼び戻されたのだ。長崎から・・・佐世保から・・・(笑)。

年賀状を書いたら今月末まで東京にいるという返事をもらったので、1年ぶりにMさんの顔を見に行く。ついでに、二月からのバイトの打診もしに行く。まだわからんが、うまくいけば石積ませてもらえるかも。2月末まで少しは収入欲しいし・・・飛行機代くらい・・・いや、24インチディスプレイ代を稼ぎたい。

同じバイト先であった(というか、おいらをそこに紹介してくれた)あらぽんも誘う。

旧バイト先で発売前のWindows Vistaで遊ぶ。エアロだ、エアロ。グイングイングイングイン。結構おもしろい。が、ほかは・・・う〜ん・・・XPとあまりかわらんかも。ただ、微妙な違いはたくさんあるため、操作に少々戸惑う。アイコンは派手になってたかな。見た目も少し綺麗になっていたが、ごちゃごちゃした感も否めない。起動音などのサウンドが変わったと本で読んだから、それも聞きたかったのだが、本番前の製品だからか、そこもXPと同じだった。つまらん。

Vista一つであれもこれも・・・という感じになっているので、長くつかえば、いろいろ便利なのかもしれないが、ノートだったのもあってなんだか動作が重くてストレスを感じた。やっぱりもう少し様子をみてからだな・・・。

KさんとMさんに別れをつげ旧バイト先をあとにし、あらぽんと一緒に排骨担々麺を食べに行く。1200円しかもっていなかったので、水餃子をおごってくれた。その後カフェにいったがそこでもおごってくれた。でも、お礼言い忘れた。すまん。でもって、ありがとう。でも、ラージサイズのコーヒー買わんでも・・・おいら初めて飲んだよ。ラージサイズ。おなかタポンタポンだよ。


石積みもあと5日・・・今月どう勘違いしたのか30日までだと思ってたので、一日増えてしまった感じ。

14ヶ月後・・・
2007年01月23日 (火)
騙された〜!ものの見事に騙された!なんかそんな気もしてなくはなかったんだけど、ちょっと期待しちゃったおいらがバカだった。自業自得なり。もう信じない。信じないったら信じない。まじりっけなしの・・・。うぐむ〜。

日記の頭にもってくるのも癪にさわるので、最後にぐだぐだ書くことにする。

石積み。

ヒマ。ヒマ。ヒマ。適度に石はあるのだけど、引き継ぎの関係で、今までおいらがやっていた石は、まだおいらがいるうちにと、他の人がやることになり、おいらはその補佐にまわる。

自分用の点検マニュアルの改良をがんばってやりすぎてしまったもんだから、そのマニュアルで十分こと足りてしまい、補佐らしい補佐がない。

「補佐だけに干されたる・・・ふっふっふっ・・・ふっふっふっ・・・ふっふっふっ・・・」

とくだらないオヤジギャグが頭に急に思い浮かんでしまう。

あまりの落ち目っぷりに、自分自身に失笑。

デスクトップの掃除をしたときに「おもちゃ箱」まで整理してしまったもんだから、遊ぶに遊べない。しかたがないので、準備運動として、ネットでEl Pais(スペインの新聞)を熟読。分からない単語いっぱいでへこむ。


昼飯。

もちろん、今日も1人。

食後、持ってきた浦沢直樹の「Monster」をカバンから取り出し広げる。

次から次へといれかわっていく客。みんな誰かと食べに来ている。楽しそうに談笑し、あっという間に帰っていく。うらやましか〜。

4組のグループがおいらのそばに座り、去っていったのだが、何故か今日は皆が皆「納豆」の話をする。

「あるある大辞典」の関係でだ。ある一組のOL二人組なんぞ、納豆の話から、ナタデココの話にまで及び去っていった。

「今回もそうだけどさ〜、ナタデココがすごいはやった時期があったじゃない?あの時、たぶんタイかどっかだと思うんだけど、みんな畑をナタデココ畑にしちゃったんだって。『金になる!』って。他のもの植えてた畑とかをわざわざつぶしてだよ!でも、日本って熱しやすく冷めやすいじゃない?それで、あっちでは畑だけ残っちゃったんだって。で、今でもナタデココ畑がいっぱいあるんだって〜。日本人がミーハーなんて、そんなの向こうじゃ読めないよね〜」

まぁ、そうなんだろうけど・・・商魂たくましい彼らが「日本人の性質」を読めなかったというよりは、「ナタデココブームが彼らが想像して以上に一過性のものだった」んだと思う。それに、本当にまだナタデココ畑いっぱいあまってるんだろうか?まぁ、どうでもいいんだけどね。

おいらは「あるある大辞典」なるものを実はまだ一度もみたことがないのだが、その影響力のすごさは、スペインにいたときでもyahooニュースなどで知っていた。

けどさ〜、「納豆」って、普通どこの冷蔵庫でも常備されてるもんかと思ってた。もちろん、納豆が嫌いな人が多い家では、そうではないだろうけど・・・。注文取り消しで業者が困るほどバカ騒ぎになるとは思わなんだ。

いったい今回の納豆ブームに踊らされた人って、1人でどれくらいの数の納豆を買おうとしたんだろ?すんげ〜気になる。1人で50パックとか100パックとか買おうとしたのかな?

おいらはスペインにいたから知らないけど、ところてんの時にも、売り切れ続出したらしいが、なんとなく、ところてんの場合は、「売り切れ状況」を納得出来た。そういえば、ガイドをしてたころ、佐賀の超サッカー好きな女性が「今売り切れでかえないんだよ〜!」とところてんセット(専門器具付)をおみやげで持ってきてくれこともあった。スペインで食べるところてんはなかなか乙だった。

そもそも、納豆って身体にいいことにはかわりないんだかし、そんなに高い食材ってわけでもないし・・・キャンセルせんでもええのに。おいときゃ売れるんじゃないのかね〜。

おいらはかなり納豆が大好きなのだが、そのせいもあって、あまりに庶民的かつ平凡な食材な気がして、今回の騒動に関しては、いまいち理解できない。

だから、今日みたいにみなが「今日は天気がいいね〜」みたいな感じで「納豆話」をしていることがにわかに信じられなかった。でもって、どうでもよかった。

けど、けど、誰かと会話したいおいらとしては、「納豆話」でも、うらやましかった。


帰宅の時。

喫煙所にあるゴミ袋に空き缶を捨てにいくと、クーフーリンさんがタバコを吸っていた。

ヨ「お疲れ様で〜す。」
ク「お疲れ様です。」
ク「もうあと少しだけですね〜。ヨモツシコメさん、日本に残りましょうよ〜」
ヨ「いや、残るも残らないも、帰ってきますから。すぐに」
ク「帰ってきてからは決まってるんですか?」
ヨ「もちろん!働きますよ!」
ク「いえ、そうじゃなくって・・・会社とか」
ヨ「決まってませんが、いろいろ見て回ります。」
ク「そうですか〜」
ヨ「ええ」
ク「あ、そうだ。今週呑みましょうよ!一度呑みにいきたかったんですよ。ヨモツシコメさんと。」
ヨ「え!!!???今週ですか?」
ク「あ、ヨモツシコメさんのことだから、もう予定入ってますかね?」
(※クーフーリンさんには何故かいろいろと誤解されてる。彼いわく、おいらは石積みあと1人でBAR(バルではなくバーの方)で、ウィスキーのグラスを傾けているように見えるらしい。1人で酒なんて呑まないって・・・)
ヨ「い、いや・・・そうではなくって・・・全然空いてますけど・・・」

当然おいらが「えっ!?」といたのは、まさかここにきて「呑み」誘われるとは思わなかったからだ。

たしかに、うちの石積み場最初で最後とされる「打ち上げ」のときに「今度サシで呑みに行きたいですね」といわれたが、あれはそう・・・もうかれこれ14ヶ月も前になる。つまり、おいらが入石積み場した直後のことだ。

それが、残りあと5日となったところで誘われたわけだから、誰でもびっくりすると思う。

っていうか、一言だけいわせてもらうと・・・もっと前に一度くらい誘ってくれれば、もしかしたらもう一年、いや半年は頑張ったかもしれないのに・・・。

ク「ヨモツシコメさんってどこでしたっけ?住んでるの。」
ヨ「クーフーリンさんとは間逆ですね。横浜の方です。」
ク「じゃ、新宿とかがいいですかね?」
ヨ「いや、新宿苦手なんで、ここ「三途の川」でもいいですよ。というか、クーフーリンさん、そんな余裕あるんですか?」
ク「8時くらいからは呑み始めたいよね」
ヨ「ええ・・・でも・・・(8時は終われるとは思えないんですけど・・・)」
ク「じゃ、金曜日大丈夫ですか?」
ヨ「僕は大丈夫ですけど・・・まぁ、石積みの様子みてからですね(おいらはヒマだけど)。」

ということで、クーフーリンさんと、ここにきてサシで呑むことになった。

かなり楽しみではあるのだが、いかんせんコミニュケーションがないため、クーフーリンさんの情報はたいしてもっていない。名前と家族構成、住んでいるところ・・・程度。彼の嗜好に関しての情報は皆無に等しい。1年以上いたのにだ。

こういう状態で、(一年以上顔はみているが、なんも情報がない)会話するなんてう経験はかつて一度もないため、少々緊張するが、初対面だと思って話せばなんとかなるだろう。いや、そういうわけにもいかんか・・・。

まぁ、なるようにしかならないだろうな。


帰宅後。

定時に帰れるも、有楽町線(だよな?)が止まっていて右往左往。「永田町までいきたいんですが・・・」っていったら、駅員に「南北線でいけるよ」と冷たく言い放たれる。「そんなこともしらんのかっ!」って感じで。「知るか、ぼけっ!南北線なんぞ、たぶん人生で3回も乗っとらんわ!」と心の中で叫びつつ改札を通る。

8時ちょっと過ぎ無事、帰宅。

う〜ん、すばらしい。まだ寝るまでかなりの時間あるではないかっ!


食後。

車でばびゅ〜んとTSUTAYAへ。もちろん、「El Pato」が収録されている「Natalia Lafourcade」のCD「casa」を借りるため。

動画はとても楽しいのだが、音楽と違って、連続してかけていると(見ていると)なかなか椅子から動けなくなって、なにもできないのだ。音楽なた垂れ流しで、掃除したりとか、マンガ読んだりできるけど・・・。

調べたところ、どうもソニーミュージックから発売していることが判明。ソニーが出してるならあるだろう!ってことで、疑うことなくいったのだが・・・

なかった・・・。

(※家に帰って調べたら、ソニーミュージックが出したのは、その前あたりにだしてる「Natalia Lafourcade」というアルバム(それは偶然にもマリちゃんがもっていたのですでに入手)で、どうも「casa」は輸入盤しかない模様)

あまりにがっかりしたので、良く喫茶店においてあるパナソニックかなんかのポストカード(無料のやつ)みたいなja家デザインをした、「The BOSSA NOVA」というアルバムを借りてきたのだが・・・持ってる曲がほとんどであった。

ボサノバのアルバムはまず失敗することはない。が、同じ曲がいろんなアルバム・・・たとえばイパネマやら、マシュケナダやら・・・は、入っていないアルバムの方を探すのが大変なくらいで、歌い手は異なるのだが、曲は同じなので、多少の新鮮みは感じるものの、やはり「聴いた事ある」になってしまうことが多い。だからこそ、BOSSA NOVAはいろんなアレンジがあって楽しいのだが・・・あひる中毒なおいらには物足りなかった。っていうか、大御所ばかりのコンピレーションアルバムだったもんだから、オリジナルをほとんど持っていたため、曲も歌い手も同じという羽目になってしまった。

余談だが、何度聞いてもあまりのかっこよさに震えが来るmas que nadaがある。スペインひきこもり時代も、毎日のように聴いては、「かっこいい!!!かっこよすぎる!」とブルブル震えていた。

探したらたまたま視聴ができるサイトを発見したので、下記に残しておく。すんごいラッキーなことに・・・というか、やはりそこが聴き所なんだろうけど、おいらが「ガクブル」する部分が視聴できる。

Bab & Rolando 808 「Mas que nada (melodic slide)」



で、なんだっけ・・・。

あ、そうだ。TSUTAYAだ。

ここ最近のヒット続きで、中南米の映画がおいらの中で熱い。「今更かよ!」と言う人もいそうだが、おいらのブームは人よりだいぶ遅いのだ。iPodに感動したのもつい最近だし。ちゃんと理解できるようになったころにブームが来るのだ。おいらの中では。うん。そうなのだ。


で、中南米の映画を探すも、なかなか「コレ!」ってのがみつからない。まぁ、情報をしいれてききてないから仕方がないんだけど・・・。ラブストーリーではなく、ヒューマン系がいいのだ。友情とか家族愛とか、そういうの。

結局、これまで見ようと思って見れていなかった、借りようと思って借りていなかった「WISKY」を借りることにする。制作国は「ウルグアイ-アルゼンチン-ドイツ-スペイン」となんとも今のおいらのためにあるような感じだ。

楽しい気分は長続きさせたいので「WISKY」は週末あたりにとっておいて、今日これから単純にスカッとみれそうな映画も探す。

が、ここでもまた「これだ!」ってのが見つからない。

う〜んう〜んうないながら、TSUTAYA内を徘徊。

ふと思い出す・・・アメリカドラマ「Lost」のCMでやたらながれていたやつ!高度一万メートルの超音速アクション・サスペンス!!ジョディーフォスターがでてるやつ。

LostのDVDいれるたびに、その予告トレイラーをみさせれたもんだから興味をもってしまったのだ。密室の飛行機内で子供が行方不明!!??綿密に練られた計画!!??どういうオチなんだ??

ジョディ・フォスターといえば、おいらが映画にはまり始めた中学生の頃、愛読書が「ロードショー」だったころ、デミ・ムーア、メグ・ライアン、ジュリア・ロバーツと並んで、人気のある女優の四天王だった一人。読者投票の人気ランキングでも上位の常連だった女優。インタビューとかで7カ国語だか5カ国語だか話せるというのを聞いて、「こいつすげ〜〜!!」と思ったやつだ。

若かりし頃の思い出が背中を押してしまい、ジョディなら大丈夫だろ・・・たとえべたなハリウッド映画でも2.5点くらいはいくんじゃないか?まぁ、2.3点でも気になるオチがみれるなら・・・と借りてしまった。

ってことで、感想


【フライトプラン】 1.2点(5点満点)

フライトプラン公式サイト

最初にいいわけしておいたから、言いたい放題書く。

もう最悪。ここまでひどい映画もそうはないんじゃないだろうか?ダマされて映画館で見てしまった人にはホント同情するし、DVDなら・・・と見てしまった人もご愁傷様。おいらもご愁傷様。

いや〜、これまでもひどい点数をつけた映画は何本かあるが、心の残るひどさ。自業自得とはいえ、裏切られた気持ち・・・怨念はでかい。

すぐにでてくるつまらない映画というと、まずぱっと「パーフェクトストーム」があがる。これはなんかで試写会が当たって国際フォーラムにあらぽんと見に行った。ジョージクルーニーかなんかの舞台挨拶まであり、スクリーンも巨大だったし、そこそこ楽しめるんじゃないかと思ったら、もう最悪。試写会だけど、金返せ!といいたくなるできだった。しかも、最後によくテレビかなんかで、感想を聞く「インタビュー」を流すやつがあるが、そこの場で「『おもしろかった!』といってください」とか「『感動しました!』とかいってください」と、カメラマンというか、ディレクタとかに言われ、ただでさえメディア不振(主にテレビ)のあらぽんをさらに悪化させたできごともあった。もらったヘリハンのTシャツはなかなかいい素材で、いまだにパジャマとして使用している。どうでもいいが・・・とにかくひどい映画だった。

二つ目にぱっとあがるのが「ワンダーランド駅」でというやつ。ボサノバが劇中いたるところで使われているラブストーリーなのだが、ボサノバの曲はいいとしても、映画がひどすぎる。「君はボサノバが好きかい?」とかなんとかの決め台詞が、またひどい!この映画のせいでしばらく、「ボサノバ好きだよ」っていえなくなった。

で、おそらく今後3つめにあがるのがこの映画だと思う。

【以下ネタバレの可能性あり】

なにがどう悪いかとか説明ができないくらいひどい。はちゃめちゃなり。オチがみたかったと書いたが、本当に予告トレイラーが映画の9割で、最後の5分か10分だけをみれば事足りる。しかも、そのオチがひどいのなんのって。

一応犯人当てというか、どうなってるのかをとくという部分はあるのだが、最終的に犯人が「まさかこいつが犯人ではないでしょ〜。こいつが犯人だったら終わってるっていうか、何も考えてない」ってやつが犯人。意表をついたとか、ウラのウラをウラをかいてとか、そういうことではない。映画っぽさがまったくない。さらには、突然でてきたやつが共犯で、旦那は理由もなく殺され・・・と、とにかく伏線というか、ストーリーになっていない。

極端にいってしまえば、ある男が殺された。いろいろ調べたら、男性Aが犯人の可能性が高い。現場の証拠は明らかにAが犯人だと告げている。ただ、一人でできる犯行ではないし、殺された男のことをほかにも恨んでいる人間はたくさんいて、疑わしいのもいる。犯人は誰だ!?なんて映画があったとする。

で、映画だから、一応ストーリー的になにかいろいろ趣向をこらして、Aが犯人として追われつつも、そうならないような証拠が、調べるにつれて次々でてきて、ひょんなことから違う線も浮かびあがり、二転三転して・・・とつながっていき、犯人は・・・みたいなのが定石というか、ベタなパターンであろう。

で、この映画は、ひっかきまわしてまわしてまわしたあげくに、やっぱり犯人はAでした。共犯者は、たまたまそこにいた郵便屋さんでした。ちゃんちゃん。

なんのひねりもない。ひねり以前に、あってはいけない結末を普通にしれっとやってしまったのだ。なんか上手に説明できてないが、これは見てもらわなければ説明できん。見てもらったら困るのだが・・・・かわいそうなのだが・・・。

あと、この映画、超巨大なブルジョワ飛行機をみせてくて作ったような節もある?節どころか、すべてがそれといってしまってもいいかも。おいらはそう思ってる。公式サイトの方も、トップページからすぐに飛行機の中に飛べるようになってるし、映画の説明よりも、そのブルジョワ飛行機の説明の方が多い気がしないでもない。その割には、劇中は同じような場面しかでてこない。ただただ広すぎて、子供が隠れる場所がいっぱいあるよ〜というのしか伝わってこない。

登場人物はせまいながらもそこそこいるわりには、どれもこれも軽い。アラブ人なんて劇中の扱いも悲惨だけど、役柄的にも意味わからない。そいつをむかついてるドイツ人らしきおっちゃんも痛いし、あの最後の方にでてきたカウンセラーも意味不明、死んだ旦那も存在感まったくゼロだし、誘拐された娘は娘で、薬を盛られたとしても
あんなところで寝過ぎだし、ママン(ジョディ)は強い母親、子供を愛する母親を演じているのはわかるが、とばしすぎて少々やり過ぎ。映画だからオチ的には娘が見つかるのはわかるが、普通なら周りがあの反応するのはよくわかる。おかしなおばさんと思われてもおかしくない。そこが映画では重要なわけだから、演技に気合いが入るのはわかるが、周りのキャラとの温度差がありすぎて、痛いおばちゃんに成り下がる。

さらに困ったことに、最後の方になってこの映画は「隣人に無関心な現代」へのアンチテーゼだ!みたいな、いやらしい感じがちょくちょく感じられるようになる。最後の最後に「あの子みたよ〜!」とかなんとか。うざすぎる。

なんか興奮しすぎて感想になってない。もっと言いたいことはあるが、やめておこう。映画も意味わからんが、自分の書いてることも意味わからなくなってきた。それ以前に、こんな映画を論理立ててどうつまらないかなど書きたくないわ。

あ〜ひどい。ひどすぎる。自業自得なんだけど、なにもここまでひどい映画をおいらに見させなくても・・・。見終わったあと、珍しく本気でむかついたもん。自分自身に。

口直しに週末あたりWiskyをみよう。これはおいらの弱い「おじいちゃん系映画」だから、たぶんおもしろいに違いない。キッチンストーリーみたいなのを想像しているんだけど、違うかな〜。

楽しみだ。


追記
日記で愚痴ったからか、はたまた偶然なのか、もしかしたら八百万の神のおかげか、スペインで合流するというメールがっ!
何故か火祭りの終わる19日からということなので、どうなるかはわからないが、呑み相手は多ければ多いほどうれしい。

Adicto al pato
2007年01月22日 (月)
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いかん・・・想像以上にはまった。あひる。完全にAdicto al patoである。いうたらあひる中毒。まぁ、このスペイン語の表現が正しいかは知らん。知ってる単語並べただけだから。たとえあっていたとしても、スペイン人にいったら「Como?」っていわれることは確か。

TEMPORADA DEL PATOSを見てからというもの、一日10回は見てしまう。この動画

たぶん映画自体をみていなかったら、動画中に映画シーンの挿入がなかったらここまではまらなかったかもしれないが、メロディーもさることながら、何度もみていたらこの歌い手の子・・・Natalia Lafourcadeがかわいく見てきた。

30歳に近づくに従いタレ目シンドロームにかかってしまったせいもあり、Bjorkに感じたものに近い魅力が・・・。とくに「mh mh mh mh」の歌詞のところでやられる。

何度も見ていたおかげで、徐々に歌詞が聞き取れてきたのだが、歌おうと思うと、早すぎてとてもじゃないけど無理。最初の「alegremente〜」あたりで躓く。ってことで結局、cuicuicuiとかmiaumiauとかcuacuaしか歌えないで終わることが多い。

近々、この曲が入っているという「Casa」というアルバムを借りてくる予定だが、週末じゃないといけないので、それまではこの動画を毎日みることになりそうだ。


さて・・・ここ最近ザーラ(金魚)と意思の疎通がとれるようになってきて驚いている。まぁ、「意思の疎通」というほど大仰なことではないが、彼女は「餌」をくれる人というのを認識しつつある。金魚の脳みそなんて・・・と思っていたのだが、コイも手を叩けば餌がもらえるとよってくるわけだから、小さいコイみたいな金魚も同じなのかもしれない。最近では部屋に戻ってきて電気をつけると、突然猛スピードで泳いだと思うと、「餌くれ!餌くれ!」と口をパクパクさせて、水面を泡立たせる。

それがかわいくて、ついつい餌をちょっと多めにあげすぎてしまったせいか、前回預かった時には小さかったザーラの体は・・・心なしかメタボリックな体に。うちで飼われる動物は、おまけもムクもそうだが、どんどん太っていく。そして、おいらも・・・。元凶はすべてママンにある。「食べたいんだったら食べなさい!」という精神の持ち主だから・・・。パパンだけは・・・全然太らない。肉体労働ってのもあるけど、それ以外にもなんかあるような気がする・・・。


石積み生活も実質残り6日間で終わるということもあって、今日の石積みは穏やかであった。もう大きな石は時間的に厳しいので、引き継ぎやら、補佐やらで一日終わる。なんとも穏やかな一日。もちろん定時にあがる。水曜締め切りの石が、その心穏やかな境地が幸いしてか、さくっと終わってしまい、明日からは手持ちの石が何もない状態。引き継ぎようのマニュアルを作ったりしてすごそうとは思うが、8時間なにもないのも実際問題つらい。窓際とか定年前の方々ってこういう状況になるんだろうか?長く石積んでいれば石積んでるほど、哀愁というか・・・寂静の境地を感じるに違いない。諸行無常なり。

しかし、おいらはそんなことはいっていられない。次なるステップ・・・いや、ステップでも何でもないんだが、やることがある。

2月最終週出発ということになったので、そろそろ動き始めなければいかん。今回の旅はこれまでの経験を生かし、大まかな部分では無駄なく動きたい。細かいところは無駄ばかり・・・というのがベスト。

おそらく、ちょっとした大型休暇はこれで最後になる予定なので、できるだけいけるところには行っておきたいのだが、かといってあまり詰めすぎても何が何だかわからなくおそれがある。

とりあえず、ドイツには行きたい。ウングリア(ハンガリー)にも友達がいるので今のうちにいっておきた。でもって、以前は全くもって歴史をしらんため、旅先候補でも下位にあったプラハにも行きたい。ヨーロッパ人(スペイン人が主だが)がかなり薦めてくる街だ。テレビとかでもたまにみるが何ともきれいな街だ(らしい)。ドイツにいったらベルリンにも行きたいし、ウングリアいくならそのままオーストリアにいって、もう一度ヴィエナ(ウィーン)にも行きたい。あそこは全く期待していなかったのだが、むちゃくちゃ素敵な街であった(友達が案内してくれたというのもあるが・・・じゃなきゃ、どうしようもなかったかも)。

しかし、プラハは途中下車としては、少々スペインに遠すぎるし、ベルリンも距離的にもそうだし、ちょっと散歩するだけではもったいない。さらには、まったくもってドイツの物価をしらんため、予算が組みづらくもなってしまい。

スペインは前回のひきこもり生活で、結局いけなかったGaliciaを中心に回ろうと思う。最後にいったのは10年くらい前。噂によるとSantiago de Composteraはかなり観光地化が進んでしまい、昔の面影はないという。今でもトレドは好きだが、やはりこちらも10年前とは全然変わってしまっていて、少々がっかりしたというか、びっくりした。

原点回帰といわけではないが、最初にスペインに行くきっかけになった「Camino de Santiago」をレンタカーで走り抜けるのもいいかな〜と。そのルートなら、Pais Vasco(バスク地方:食いモン旨い。でもETAの話はタブーだって)もよれるし、海沿いになってしまうが、前回いって楽しかったCantabria(カンタブリア:長閑。年賀状につかったアルタミラの洞窟のイノシシはここ)やAsturias(アストゥリア:乳製品が絶品。妖精の話が多くて楽しい。Oviedoやその近辺ではかなり遊べる。プレ・ロマネスク建築多し!)も通れる。そうじゃなくって、大通りを通ってBurgos(ブルゴス:エル・シドやね。でも・・・結構都会で小綺麗。)やLeon(レオン:昔首都だったことも。飲んだくれるには最適な街。ステンドグラスはホントきれい。)を通っていっても、久しぶりでいいかもしれない。Leonまでいったら、Galicia(ガリシア)に行く前に、Zamora(サモーラ:ここも飲んだくれるには最高。晩飯付き7eurosの変な宿がある。お化け屋敷みたい。ロマネスクの教会がすごい多くてかなり楽しめる。でもって、素敵なBARを知ってるんだな・・・)やBenavente(ここでも呑んだくれて、酔っぱらって公園猛ダッシュして、エロエロエロ〜。TIPICOおばさんがいる。Barのハシゴが推奨されている街。)

血湧き肉躍るわ。こりゃ。

問題はレンタカー借りるのはいいとしても、ナビがいないこと。数ヶ月前から、現地で落ち合うという形で何人か誘ってみて、OKがでていたのだが、ここ最近になって「やっぱり休みがとれな〜い」という人続出。

田舎へ行けば車両は多くないのでかなりのんびり運転できるのだが・・・車の運転をしつつも、読み慣れていない横文字の道路標識を見ないといけないので、結構道を間違えるのだ。日本と違って、道なき道に入らなければいけないこともあるし、大きな街になると、看板一つ違うとそれが命取りになる。リカバリーが結構難しいのだ。

だから、地図が見れるナビが必要なのだが・・・あと、CDチェンジャーも必要なのだが・・・今回は「スペインの車窓から」にするってもんかな〜。でも、スペインは絶対車の方が楽しんだけどな〜。日本人きたらすげ〜ジロジロみるような小さな村とかいって、突然スペイン語話して「なんでおめぇ〜スペイン語わかるんだ・・・」ってことになって、そのまま世間話しちゃったり、でもって、Vinoをおごってもらっちゃったり・・・。高速のサービスエリアみたいな役割になっているような街とかの、なんともいえぬ薄汚れたBarでいっぱい呑んだり(そういうところは、家で家族が食べるような料理がメニューにあり、これがまた普通レストランじゃないようなメニューでおもしろい)・・・。

悩みはもう一つある。

2月末にでれば、燃油サーチャージは除いてヨーロッパ系の航空会社でも58000円前後で往復チケットが買える。1ヶ月Fix。だが、KLMで2ヶ月Fixで78000円というのも見つけてしまった。

2ヶ月、スペインにひきこもってたら、それはさぞかし楽しいに違いない。2ヶ月じゃなくて、半分の一ヶ月をほかの国に回して、友達巡りするのもいい。どうせ行くなら2ヶ月・・・と心傾き始めているのだが、帰ってくるのが4月末とかになると、完全に体がひきこもりモードになってしまって、また一から社会復帰ということになってしまう。それはそれで面倒というか、やっかいだ。じゃ〜キリがいいところで45日・・・とかってしたところで、すんごい中途半端な気もする。チケット代金は2ヶ月分払うのにだ。

また、スペインは一ヶ月であきらめて、九州旅行に日数をさくのも手。ただ、このプランの場合、スペインを回るよりも金がかかるということ。やはり宿代の差がでかいし、日本円を使わなくてはいけなくなるのも痛い。

メリハリ優先なら一ヶ月。満足度を優先するなら二ヶ月。

なんとなくおいらのことだから、逆の意味で将来を考え、二ヶ月になるような気が・・・・中途半端はよくないよな。やっぱり。

今回のひきこもりの旅では、以前イタリア旅行でやった時のような毎日ポストカード企画をやろうと思ってる。イタリアの時は30枚であったが、今回二ヶ月いくなら60枚・・・。

あの企画、おいらにぴったりなのだ。長所と短所を旨く補ってくれる。短期間で設定したことはかなりの確率でやり遂げるので、毎日書くのも苦にはならないし、だらだらと冗長なおいらの文章がポストカードの性質上、どうあがいても短くなってくれるのだ。でもって、ポストカードにはたいていTIPICOな絵柄がついているし、探す楽しみもできる。一人旅ならその手の楽しみは必要だ。時間は宿とかで腐るほどあるし。もし60枚の絵はがきを書いてアップしたら、それなりのコンテンツになるに違いない。

ただ、一つだけ不安がある。火祭り最中に果たしてポストカードを書く時間があるのだろうか?

追記
写真は「mh...mh...mh...mh」な時の顔。

TEMPORADA DE PATOS
2007年01月19日 (金)
【TEMPORADA DE PATOS】(邦題:ダッグシーズン) 4.8点(5点満点) スペイン語のわかりやすさ:8(10段評価)

公式サイト:ダッグシーズン(TEMPORADA DE PATOS)

いやはや、いやはや・・・先日見た「El Abrazo Partido」(邦題:僕と未来とブエノスアイレス)からそんなに間をおいてないというのに、最高の映画を発見してしまった。(中)南米・・・いちいちおいらのツボにはまる。おもしろい映画が多すぎる。

なんとも絶妙な映画。何がおもしろいのかって聞かれるとも、ものすごい困るのだが、おもしろいものはおもしろい。

どきどき感が失われるため、いつも事前に予備知識はいれないため、どんなジャンルの映画か、ストーリー(あらすじ)はどんなもんのかとか全く知らん情報で見始めるも、最初の「あひるの歌」でやられる。ボサノバ調の曲。頭から離れん。

でもってタイトル・・・「TEMPORADA DE PATOS」・・・メキシコなので、もちろんスペイン語。無条件で興奮。しかし、困惑。

あ、あひるの季節?あひるの時?・・・邦題はダッグシーズンだから季節ってのがいいのか?意味わからない・・・メキシコじゃ、そういう言い回しがあるのか?

ともかく、クワックワッいいながら先をすすめると、今度はコーラのアップ。さすが、コーラ好きの多いメキシコ・・・子供をコーラで育てるとかいう揶揄にもちかい表現があるらしいが、中学生くらいの子供が2Lのペットボトルをコップ二つになみなみついでからにする。おまえら、一人でコーラ1Lも呑むのかよ!

最初だけかと思ったが、なぜか画面は白黒のままで、物語は始まる。主人公は二人の男っぽい。一人はなんかアイマールみたいなクリクリ頭の子「モコ」、もう一人は金持ってるところのおぼっちゃんみたいな子「フラマ」。二人で仲良くゲームに興じていると、玄関でチャムがなる。

ヒロイン?・・・登場。名前は「リタ」。かわいいのかかわいくないのかわからないが、におい的にはかわいい感じがする。大人っぽいと思っていたが、映画の中では16歳の設定。ちょっと無理がある気がするが、実際それくらいの年の可能性が、あっちではあるのでそのまま流す。(※映画みたあとキャストをみたら、この子・・・デンマークのコペンハーゲン生まれらしい。Latin系じゃないのね・・・年齢は21歳。う〜ん・・・やっぱ外国人わからんわ)

リタはケーキを焼くためにオーブンを借りにきた。日本じゃ・・・少なくとも東京じゃ考えられんシチュエーションだが、だてにスペインにいってない。よくある話。

「勝手に使え・・・」とばかりにリタを通し、ゲームに戻るモコとフラマ。小腹が減った・・・ピザを頼もう・・・宅配ピザだ・・・。

30分で到着しなかったら無料って・・・今の日本でもあるんだろうか?昔の宅配ピザはそんなキャッチコピーを使っていたが・・・おいらの経験によると最近では「今日は道路が混んでいるので・・・」とか「注文が多いので・・・」など、事前にいいわけしておいて、実際は20分くらいでくることが多い気がする。侘びも寂びもあったもんじゃない。が、メヒコは違う。30分過ぎるとタダになるようだ。

そこで、宅配ピザのにーちゃん「ウリセス」。顔はエルビス・コステロになんとなく似てる気がする。かっこよくないが、演劇部っぽい仕草と存在感。

11秒過ぎた過ぎないで、そのウリセスと口論・・・結局、金を払うまで帰らないというウリセスが部屋に押しはいるような形で、4人が一つのマンションの一室に揃い、物語が展開する。

そんなお話。

もう映画中、終始ニヤニヤしっぱなし。寝ていた体を起こし、さらにニヤニヤニヤニヤ。スペイン語の映画はその響きだけでニヤニヤしてしまうことが多いのだが、この映画はストーリーの展開でもニヤニヤニヤニヤ。

何か特別なことが起こるわけではない。ある意味普通の日常的な風景と会話。彼ら4人はバラバラに動いているようにみえて、絶妙なバランス(ボキャがないので「絶妙」としかいいようがない)でかみ合っている。

見終わったあと、タバコをすいながらぼ〜っと考える。

こんな風な生活ができたらな〜
こんな風な日記が書けたらな〜

いったいどういう発想をしたら、何万本とったらこんな自然かつ素敵な映画が作れるのだろうか。でもって、チェブラーシカみたいな絵本を書く人とかもそうだろうけど、どうやったらこんなにほのぼのした、優しい雰囲気を盛り込めるんだろう。やっぱり作る側が優しくないとダメなんだろうか?それだとおいらには無理だろうな。やさしくないから。そういえば、この映画、最後まで白黒映画だったのだが、それがどういう効果をねらってのものかわからないのだが、確実のこの「ほのぼの感」と「優しさ」は増幅していた気がする。

最後に「最後」。最高の終わり方。この辺もにくい。ムカツクくらいうらやましいまとめ方。たった数秒の一コマできれいに感動。

TEMPORADA DE PATOSね・・・納得。

たぶんこの映画・・・あと5回は見るだろうな・・・。

追記
メキシコのスペイン語・・・地方にいってしまうと、マジで何言ってるかわからなくて泣きそうになるが(メキシコ人でもわからないことがあるといっていたが)、この映画のはとてもわかりやすい。fangoriaのAlaskaのスペイン語もそうだが、発音がしっかりしていて、かなりはっきり聞こえる。映画の最中は難しい単語がほとんどでてこないような、日常的な会話なので、それを聞いているだけでも楽しめる。特にキッチンでのリタとモコの話。「パパ〜と一緒?」のあたりは、ほのぼのしすぎて、マックスニタニタだった。



一応日記。

金曜日だが今日は帰ろうと思っていた。今年のおいらの抱負は「大人呑み」。文字通り、大人な呑み方をすることにしたのだ。あきらかに会話のなさのせいだと思うが、昨年は酒でいろいろ周りに迷惑をかけてしまったから。ネタあげたらキリがないほど。

が、そんな日に限って誘いが入る。おぐり。誘われたら断らないのが信条なので、とりあえずOKする。「やぶさかでなし」と。人数が少なかったら中止になるかな〜とも思ったのだが、康雄が来るんじゃいかないわけにはいかない。さらにのび〜も参戦して4人となる。

あのあたりのメンバーだと「お茶の水」or「浅草橋」(おいらにとってはかなりの鬼門)になりそうなので、先手必勝のごとくメールで一言。「神保町!」と送る。

予想通り(バルデミにおいてわがままなのはおいらだけで、あとはみな大人なため、主張がぶつかることがほとんどない)神保町に決定。

今日は新しくきた石が結構残ってはいたのだが(おかげで昼飯4時だった。すき家。)、金曜日くらいさっさと帰らせてくれ・・・と断固定時帰宅のオーラをだしていたのだが、ゴブリン君に「今までヨモツシコメサンにやってもらってた石をアスタロートさんに今後お願いするので、簡単にひきつぎお願いできますか・・・」といわれる。定時20分前。

引き継ぎはすんげ〜重要なことなのに、うちの石積み場じゃ、これまでやめていった人が引き継ぎしているのをみたこともない。「絶対引き継ぎしたほうがいいけど、たぶんおいらもないんだろうな〜」と思っていたので、正直びっくり。当たり前のことなのだが、うちの石積み場では異常事態なのだ。

ゴブリン君にそう頼まれちゃ、また自分もそうした方がいいと思っていたので、確実に定時は過ぎるが了承し、40分弱簡単な引き継ぎをする。そして、もう少し具体的な話は、また来週、実際に更新作業石がきてからにすることになった。

急いで神保町へ。

久しぶりにひばりさんの店(九州もつ鍋)だったらいいな〜と思っていたが、なぜか駅から少々離れた「和民ん家」とかいう店。「「和民」じゃなくって「和民ん家」??」。たまたま一緒になったのび〜に何度も聞いてしまった。和民系列なんだろうか?

この手の学生居酒屋はホント久しぶりだが、おぐりはこの手の安い居酒屋が大好きなのだ。スペインひきこもり前・・・泉岳寺で石積んでいたころ、週に4日は三田の甘太郎で呑んでいたのだが、その相手はおぐりであった。980円くらいのカイザートロストを1晩で13本あけて、店の在庫を飲み尽くした伝説を作ったのもこの時代。途中、のび〜が来たが、ほとんど二人であけたといってもよい。

今ふと思ったが、このカイザートロスト・・・メニューにはスペインワインとなっていたから頼んだ気がするが、冷静に考えると明らかにドイツっぽい名前じゃないか・・・メニューのミスなのか?それとも、ほかにもスペインワインなのだが、ドイツで売っているVinoがあるが、それと同じことなんだろうか?そういや、近所のスーパーで売ってるドイツのスペインVinoもカイザーなんとかって名前だった気が・・・その話Coraにしたら苦笑しながら「知ってる!日本にもあるの!?」といっていた気がする・・・ちょっとバカにされる安Vinoなのだろうか。確かに980円の味だ。

話は、2月に予定しているスキーの話やら(おいらはおぐりを先生に康雄と一緒に初スノボーをやるかもしれない。「フェルミンがボード一緒にやってくれるなら、オレ行くよ!」と康雄にいわれ、やらないわけがない)、例のごとく、むんの話とか、さらにはのび〜の話とか、先週の土曜日のフットサル後の飲み会でおぐりがはじけた話とか、秋田の話とか、ドイツの話とか、最近姿を見ない友達の話とか、誰に子供ができたとかそんな話を肴に日本酒を大人呑みする。

大人呑みはいい。心構え一つで、気構え一つで、No hay problema。天狗舞を5、6杯のんだが、乗り過ごすことなく、また眠ることなく帰宅。1時くらい。

で、調子がいいのでそのまま映画を見て、感動。

心地よい金曜日であった。


追加:公式サイトを見ていたら、あひるの歌のPVを発見。EL PATOというタイトルらしい。本当にあひるの歌という名前っぽい。ここから見られる。

un poco cansado....
2007年01月18日 (木)
6時くらいまでまともな石がなくともて暇だったというのに、なんで帰ってくるのが12時近いんだ?なにかがおかしくないか?

ふと思ったのが、ほかの正石積み職人さんたちは、あまりに終電帰りが多すぎて定時が終電までと勘違いしてないか?定時は一応7時なんだから、7時までになんらかの目標というかスケジュールたてて石積むってもんじゃないの?最初から終電まで石積むつもりだったら「残石積み」とはいわんわ・・・それ。いや、あなたたちはいいけど、すでに帰宅モードの人間に、あたりまえのように、自分の定時を押しつけるように、石投げてくるのやめようよ。もう7時まで20分もないんだから、渡すだけ渡しておいて「明日お願いします」でええやん。百歩譲って、石投げるのはいいとしても、ある程度前に話ししておいてくれれば、多少変更あろうが、こっちもある程度準備できるってもんでしょ〜。

空気を読むのが不得意そうなラミアさん・・・なんとな〜く苦手なタイプっぽいな・・・と思っていたが、やっぱりそうっぽい。というか、自分がわかってない石投げてくるから、こっちもどうしようもくなることが多いのも困る。

今日はさっさと7時にあがって、借りてきてるメキシコ映画でもみようと思ってたのに・・・最近、アメリカドラマばかりみてて映画みてないから楽しみにしてたのに・・・。

アメリカ映画は、Tru Callingに始まり、Lost、Prison Breakときている。感想はまぁ、いつか書きたい。

でも、簡単に。Tru Callingは大好きなEliza Dushkが出ていたので借りる。ビバヒルのブランドンもでてる。オヤジになったもんだ〜としみじみ。ストーリーは基本的に一話完結(二話になるものもあるし、全体でストーリーはつながってはいるが)でちょっとした時に見れるのがいい。Lostは最近落ち目のハリウッド映画よりはハラハラするが、ドラマという形式なためか、先延ばし、先延ばし・・・という感じで、たまに萎える。しかも、なぜか回を重ねるごとにキャラクターたちがしなびていくし。一話目から、「もしやジュラシックパーク!?」と不安に思っていたが、12巻まで見ても謎は解けず。この手の「とりあえず何かいる系」はおいら個人としては嫌。侘び寂びがない。Prison Breakは導入部が最高。うまい。舞台は刑務所、目的は脱出というシンプルなストーリーに、徐々に彩られていくキャラクター。しかも、悪者ってところがいい。「不良おばあさん横断歩道戦法」というべきか・・・たまに、いいこといったり、したりするとかっこよく見えてしまう。レオンのゲイリー・オールドマン
みたいにイッちゃった悪者が多いというのも、おいらにはうれしい。簡潔にまとめて最後は大団円となると思うきや、まだ続くらしい。最後のほうはちょっと強引過ぎる気がしつつも、今のところ続きは気になる。主人公のマイケルがかっこいい。クールだ。ああいう「余計なことはいわない男」になれたらな〜と太古の昔からあこがれているおいらとしては、惚れざるを得ない。


土曜日・・・大宮のルミネにフットサルをしにいき・・・周りの「明日こないかもよ〜」という筋肉痛もすぐさまきて、負けなかったのはいいが、土踏まずは2日たっても痛く(心地よいのだが)、何となく体も疲れ気味。酒もあまり呑みたいと思わないし・・・ただただ寝たい。完全に寝不足。スペインひきこもり時代なら、日々たいして疲れてないから、3時間睡眠とかでもいけるが、やはり石積み始めるとそうもいかない。3時間しかねないと、徐々に疲れがたまっていくのはわかっているのだが・・・帰るのが遅いモンだからムカついて5時とかまで起きていてしまう。

「今、何したい?」と聞かれたらなんて答えるだろう。

ホント珍しく酒じゃない。会話はしたいが、会話でもない・・・なんか、久しぶりに裸電球に蛾がまとわりつくような、場末な温泉宿で、ぼ〜っと音楽鬼気ながら、ゆっくり本読みたいかも。

わけあって、いまドイツ史を勉強している。ヨーロッパの真ん中にありながら、意外とドイツの歴史って知らなかったりすることに気づいたから。というか、あのへん版図がが変わりすぎ。

スペイン史を通じて15世紀からカール5世(カルロス1世)が活躍する16世紀あたり秦多少わかるのだが、あとはちょいちょいつまみ食いがある程度。全体を通じてつながってない。神聖ローマ皇帝関係とか、西ゴート東ゴートとか・・・どちらかというと周辺民族とかばっかりで、ドイツのドイツたる所以もよくわからじ。未だに、なぜドイツがスペインではアレマニア(Alemania)っていうのかもしらないままだ。米語ならGermanyでジャーマーニーで、ゲルマンみたいな感じでわかりやすいのだが・・・。

ってことで、ここ最近では地名を結びつける意味も含めて、前以上に「MONSTER」(浦沢直樹)を熟読。うろ覚えの地名がでてきたら、すぐにグーグルマップ。便利な世のかなだね〜。

そういえば、今日、石積みで韓国と台湾の地図を作らなければいけなかったのだが・・・なぜこの2つは拡大できないんだ?あと中国もだ。いつもヨーロッパの地図ばかりみてたから気づかんかった・・・同じアジア内だから?道一本もでてこない。

ためしにスペインGoogleでもみてみたが変わらず。韓国なんてネット大国なのに・・・Googleマップがまだできてないのか?回線速度が1Mで大喜びしているスペインでも細かくCalleがでるというのに・・・。

なんか、何が書きたいかわからない日記になってしまったが、この辺にしておく。

ホント疲れてるわ。cansadoだわ。



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