おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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フェルミン御用達コルドバの小銭入れ
2007年02月15日 (木)
今日は特に書くべきことがないので、先週の日曜日の日記で書こうと思っていたフェルミン印の小銭入れについて書く。

Cordoba(コルドバ)に、おいら御用達の店がある。皮製品をメインに扱っている雑貨屋だ。店の名前はどっかにメモってるんだろうけど、探すのが大変なのであきらめる。場所を説明しようにも、コルドバの旧市街はユダヤ人街なんかもあったりして、ちょっとした迷路のようで説明ができない。自慢じゃないが、おいらはユダヤ人街がとても得意である。9年前も迷わず宿に戻れたのはおいらのおかげといってもいいくらいだ。

その店にいくと必ず買ってしまうものがある。皮でできた小銭入れ。かなり秀逸な品でかなり使い勝手がいいのだ。おみやげにしても喜ばれるだろうが、たいていスペインにいるときは貧乏だったりするので、自分のだけしか買えず、実際どうだかは不明。お値段は確か23eurosか33eurosとか。今のレートでいうと・・・4000円弱or5000円教といったところだ。

「小銭入れ〜〜!使わないよ〜!」という人もいるだろうが、そんな輩には「甘い!」といってやりたい。確かに、日本では財布にある程度のお金をいれて持ち歩いていても不安ではないが、スペインでは何があるかわからないので自衛として小銭入れにその日使う分だけ入れて持ち歩く。足りなくなったら家に戻るのだ。かなり面倒くさく見えるだろうが、すられてがっかりするよりも全然よい。小銭いれではなく、財布に少額いれて持ち歩く人もいるが、スペインでの生活では基本中の基本。日本人はタダでさえスリに出会い安いし。

観光客の場合は結構なお金を持っていることが多いので、お店なんかでもお金がたくさんはいったお財布を出さない方がよい。ロックオンされるからだ。たが、小銭入れならそんな心配はいらない。紙幣も小さくたたんで入れておけるので、ちょっとした買い物ならば問題ない。

ということで、今でも重宝しているが、スペインではかなり使い倒した自慢の小銭入れなのだ。



かなり汚れて、そしてへたっているが、使えば使うほど味がでてくるのがこの小銭入れのいいところだ。

左右の弁みたいなのをつかんで横に引っ張るとこうなる。



左右のヒモを引っ張れば元に戻る。


で・・・この小銭入れが、数ヶ月前・・・たぶん4ヶ月以上前・・・忽然と姿を消した。かなり焦る。もう泣きそうなくらい焦る。部屋中をくまなく探し、コレまで来た服のポケットかも・・・と滅多に着ないスーツのビニール(クリーニング屋のやつ)のビニールまでやぶきポケットをまさぐるが見つからない。車の中も念入りに探した。おいらの車もパパンの車もママンの車も全部。それでも見つからない。

ここまで探して見つからないということは、酔っぱらったときとかどっかの店で服を脱いだときとかにでも落としたとしか考えられない。思い当たる場所はすべて探したのだから。

意気消沈しながらも、それからの数ヶ月気づいたらいろいろな場所をチェックするようにしてきた。頭の片隅にはつねにその小銭いれのことあった。本当に気に入っていた小銭いれなのだ。代打として、同じくアンダルシアで買った革製の小銭入れ。こちらは巾着タイプで色が緑とおいら好みであったのだが、使用時、中の小銭を一度手のひらにすべて出さないといけなく、使い勝手はあまりよくなかった。

あ〜おいらの小銭入れ〜フェルミン印の小銭入れ〜〜!Te echo de menos!!!

枕を涙でぬらすこと幾星霜。運命の日は突然訪れた・・・。

基本、おいらは家ではトランクス一丁で歩き回っているのだが、その日は珍しく寒く感じたので短パンをはくことにした。普段あけないタンスの引き出しをあける。

確か黒い短パンがあったはず・・・あ、あったあった。これだこれ・・・ん?ポケットになんか入ってる・・・な・・な・・・あなた様は!!!!!

あまりのうれしさに喜びのダンス。30分くらいウキウキ。タバコ吸っている間も飛び跳ねて喜びを表現。求愛のダンス。

完全に予想外であった。まさか普段はくことのない短パンに入っているとは・・・。小銭入れが入っているということは、それすなわち、それをはいて外に買い物にでたということに他ならない。・・・全く記憶がない。

ほかの人にはただの小銭入れだろうから、この喜びはわかってもらえないだろうが、おいらにしたら・・・そう・・・適当に買ってきた安Vinoが大当たりだったときくらい・・・いや、これだともっとわからないか・・・そうだな・・・自分が好きな人が同じように自分のことを好きだったとき・・・いや、これだとチープすぎる・・・う〜ん・・・これに比較できるような嬉しいこと最近ないな・・・まぁ、とにかく文字通り「狂喜乱舞」するくらい嬉しかった。


今はもちろんおいらの右ポケットに入っている。昔よりちょっと多めのお金がはいっているので、彼(小銭入れはmonederoなので男)も満足であろう。

ちなみに・・・この小銭入れ、財布以外の使い方もできる。

薄くて軽い日本円だと難しいが、重くて分厚いeurosの小銭だと、大量に中につめて、ヒモの部分を合わせ持てば、ゴリアテを倒したときにダビデが使っていた投石機になる。投げなくても振り回して当てるだけでも、かなりのダメージだろう。

なんて素敵な小銭入れなんだ・・・。


↓ダビデ仕様↓
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チョコラテ デ ココドゥリロ
2007年02月14日 (水)
なんとか追いつこうと思っていただけど、今の生活じゃとてもじゃないけど追いつかなさそう。先日がんばって6日分書いたけど、日曜日に映画を二本みたことを思い出して挫折。けど、このままでもいかんので、楔打つことにした。じゃないと、めげるから。

最近の生活。

早起きできるようなったな〜と思っていたが、やはり強制力が働いていたようで、すっかり起きれなくなった。いや、起きなくなった。習慣の恐ろしさか、一応8時・・・遅くとも9時には一度目が覚めるのだが(なぜなら目覚まし設定したままだから)、当然二度寝。寝ぼけ頭で「午前中から動こう!なんて殊勝なこと考えるはずもなく、2月に入ったらあれやって、これやって、こっちもやっちゃって・・・なんて予定していたが、な〜んもすんでない。「一応働いている」ってところで、ギリギリ世間体は保っているが、綱渡り状態といった感じ。

朝11時起床。朝飯兼昼食をとって渋谷の出雲へGO。30分でつくのですんごいラクチン。で、2時くらいから11時半(基本終電まで)まで働いて帰宅。家帰ってあれこれ遊ぶ。気づくと6時とかになってて、寝なきゃ・・・といって寝る。で、最初に戻る。

そんな生活。夜なにやってるの?と聞かれるとすごい困る。音楽聞きながらニュースサイト渡り歩く。その間わからない言葉や知らない言葉みつけたら検索して、そこから派生した言葉とか、ふと思い出した言葉を調べてるとあっという間に朝になってる。最近は「YouTube」や「ニコニコ動画」をみることもある。出雲のケルピーさんとバステトさんが情報をくれるからだ。「マリオの曲のピアノメロディ」は面白かった。「マリオ」、「ピアノ」でググればすぐに見つかるかと。ニコニコ動画のコメント機能は、意味のないコメントも多いが、一人で黙々とみるよりも楽しいかも。そういえば、J-WAVEで「893239」(ヤクザもののショートムービー。コメディもあり)を特集していたので、雑誌で読んだときは興味なくて見ようとは思わなかったが、暇つぶしに見てみたが・・・イマイチだった。面白いのもあったけど・・・。

Vistaの石積みは卒業。1週間くらいと期間は短いが、石積みでいじっているのでかなり隅々までいじり倒す。で、思うに・・・たぶんMEみたなOSになりそう。なんかちまたはものすごい騒いでいるが・・・こなれてくるまで微妙なOS。PCをそれほど使わない人ならPCのスペックさえ問題なければ、意外とすんなりなれるかもしれないが、仕事とかで使ってる人は、今までの慣れた動作のせいでいろいろと煩わしく思いそう。エアロも思い出したように使ってはみるものの、またすぐに忘れる。Macでもウィンドウ開きすぎて「どこになにがあるかわかるの?」ってよく聞かれたが、散らかっている部屋は秩序がないように見えて、散らかした本人にはちゃんと秩序があるのだ。あ、でも、細かいところ(保存ダイアログ)とかはちょっと便利になってるかも。ただ、振り分けようフォルダ多すぎ・・・。

で、Vistaに変わって今やってる石積みは「指紋認証機器」。アメリカのマニュアル読むと、日本のマニュアルがいかに「いたれりつくせり」かということがよくわかる。わかりづらいことこの上なし。その「いたれりつくせり」を過保護ととるかどうかは、「バス停の名前をアナウンスするかどうか」同様に文化によるだろうけど、頭から何度も何度も読み返さないと何が何だかわからない。歴史の専門書読んでるみたいな難しさだ。

知恵熱でたので、削除するべきかどうか迷いに迷っていた、Media Centerでとりためたカエラ出演のテレビ番組をDVDに焼くも、テレビ見るの面倒なので、みるかどうかも微妙。自分の中のカエラのポジションがよくわからず。オタクになりきれない・・・。

通石積み途中・・・おいらより若いが成人してしばらくたったような男の子が、「三秒ルール!」と叫んでいるのに遭遇。久しぶりに聞いた・・・。いや、子供がいってるのはたまに聞くが、大人が言っているのは初めてかも。電車に乗りながら友達の顔を思い浮かべる。結果、おぐりと吉野のメガマックコンビは、今でも素で使っていそうだ。あと、マリちゃんだな・・・。今度、おいらもさりげなく使ってみよう。勝ち誇ったような顔で「三秒ルール!!」って。


黒船以来、初の出来事。

おいらの部屋にチョコがあふれている。あふれているといっても、3つ。先日の日記で書いた8年前のドラえもんチョコも含めれば4つなのだが、チョコが食べられないおいらの部屋にチョコが入り込むなんぞ、Fiestaでもやって誰かがおいていかなければまずあり得ない。

バレンタインにチョコもらうなんて何年ぶりだろう。去年は石積み場の女性陣で「どうぞ」と大量の駄菓子が支給されたが、個人でもらったものではない。スペインに行っている間ももらった記憶はない。その前ももらってないと思う。大学院もない。チョコが食べれないから、記憶に残ってないだけなのかもしれない。

チョコで思い出したが、今日は出石積み場前に出雲の合い鍵を作るために、Mr.Minutesへ寄った。最初、駅地下の店にいったが「そのタイプの鍵は昔はあったが、今はない」といわれ、東急3階の同店を教えられそこに向かったのだが・・・。

エスカレーターの入り口あたりにチョコの販売ブース(横に長い)が開設されていて
ものすごい人だかり。戦場さながら。当然、いるのは女性ばかり。香水やら化粧のにおいがすごい。おいらはこれもかなり苦手。そこにチョコのにおいが立ちこめているわけだ。渋谷にあるバーバーパパみたいな名前のシュークリーム屋の前を通っただけで吐き気を催すというのに、炎でできた100mの道を走れと言われているようなもんだ。

できれば違うルートでいきたかったが、場所がわからないだけに、迷うのもいやだし、意を決し息をとめてダッシュ。

っていうか、聖バレンティヌスって今日やろ?前日までに買っておけや〜!

って、今日できることは明日に延ばすおいらにいわれたかないだろうけど。


Mr.Minutesって合い鍵作るときくらいしか利用しないので、人生で5回いったかいかないかくらいで気づかなかったが、ここ東急の三階は大繁盛。おいらが言ったときは10割女性だ。どうも靴を直しているらしく、皆スリッパを履いて椅子に座っていた。おしゃれな格好をしてスリッパ・・・ってのが笑いを誘う。おいらは普通の格好で笑われているような気もするが。

おいらがこれまでみたMr.Minutesはたいてい小さい箱部屋に一人だけというものだったが、ここ東急三階のMr.Minutesは違った。中に6人もいるのだ。ここまで繁盛していればさもありなん・・・って感じなのだが、とても忙しそうに働いているのをみて、しかも仕事内容が仕事内容だけに・・・職人!って感じで、ちょっとMr.Minutesで働きたくなった。楽しそう。

ものすごい混んでいたので、おいらが鍵を渡した時も女性の店員に「20分くらいかかります。お預かりする場合は1時間半いただいてます・・・」といわれて、返事に困っていると、すぐ後ろで靴を直していた男性店員が「さくっとやっちゃいますので、5分でいいですよ・・・」と小声でいってくれた。かっこええ。

さらに働きたくなった。

うちの工場に似たような電動ヤスリ(?)があるので、それで修行すれば独学で学べるだろうか?小学校の頃、ベーゴマ削る時くらいしか触ったことないが、ものすごい機械である。あれ、指紋削れるんだよね・・・実際削れたし。

5分待って899円。スペインは鍵一個だったら3euros〜5eurosくらいだったのでちょっとびっくり。でも、今のレートだと同じくらいか・・・。

働きたいといえば・・・J-WAVEが正社員(契約社員もあり)のWEBのデザイナを募集していてちょっと興味を引く。条件設定もぴったり。年齢・学歴不問ってのもいいけど、わざわざ書かれていた「コミュニケーションができる人」ってのもいい。やることもおいらができる範囲内だし・・・Flashは個人的にあまり好きではないが・・・「やれ」というなら覚えるし。なにやるかしらんけど、イメージ的には動的なサイトが多そう。スペインから帰ってきて、まだ募集してたら履歴書送ってみようかね〜。

話飛びすぎた・・・。

聖バレンティヌスだ。

土曜日に帰国し、すでにサセボニアンになってしまったバステトさんからはポテトチップチョコレートをもらう。ROYCEだ。北海道だ。東京にいてなぜROYCE?と思うが、チョコ柿ピーは食べられるので、意外といけるかもしれない。オタクな息子さんがいるアルラウネさんからは、チョコ嫌いということでスペインのシャンパン「CAVA」をいただく。あなうれし。残りはすべてマリちゃんだったりする。麻雀大会の時にマリちゃんが皆に配っていた200円くらいのバニラエスプレッソとかいうチョコ、バレンティヌスでは定番らしいゴディバ、あと買ったはいいが、会社の人にあげても大丈夫かどうか不安になっているココドゥリロのチョコ。余ったから・・・とくれた。「食べれんからいらん」といったのだが、そのあまりのリアルな出来に、こりゃ飾れるのでは・・・ともらうことにした。

置物チョコということだと、kristinからもらったリンツ・・・だっけ?のうさぎチョコレート。夏には熱帯雨林になるおいらの部屋にあって、がんばって耐えていたが、最近みたらエイリアンが生まれるんじゃないか?という感じに背中がぱっくり割れていた。子供ウサギの方はまだ無事だが、アルミ包装の下ではおそらくカビカビになっているんではないだろうか・・・。

とりあえず、ココドゥリロを載せておく。



The Pink JungleEditionってのが意味わからないが(Home Editionとかでもあるんだろうか?)、箱はいかにも聖バレンティヌスという感じ。ココドゥリロのイラストもかわいらしい。このほかにもゴリラやカメやらオランウータンとかもあるらしい。

が、箱を開けると・・・



こいつが住んでいる。


ココドゥリロ・ダンディーもびっくりだ。


ちなみにスペインでは映画クロコダイル・ダンディーはそう言う。


追記
余談だが、アルラウネさんがケルピーさんにあげたチョコもこのココドゥリロのチョコだった(笑)。アルラウネさんとマリちゃんの発想は同じで、おいらとケルピーさんの嗜好も同じということなのだろうか?

アルラウネさん曰く、「ヨモツシコメ君には最初このチョコの子ワニを買ってこようと思ってたのよ〜。でも、チョコキライっていってたから・・・」

危うい危うい・・・ウサギ同様、ココドゥリロも親子になるところだった。


追記2
これ食べる人って・・・頭から食べるのかな?しっぽから食べるのかな?おいらは置物にするけど・・・もらった人に是非聞いてみたい。

あたしを富士に連れてって!
2007年02月03日 (土)
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バステトさんが、「せっかく東京に来たから、癒されに富士山を見に行きたい」と宣う。

「あたしを富士に連れてって!」とは、奥ゆかしいバステトさんに言われたわけではないが、せっかくこっちに来ているわけだし、一人で行くのも寂しいだろうと思って、ゴルフォ号でお連れすることにする。最近ドライブしてなかったし。富士山ならドライブにもってこいだし。

せっかくドライブするんだったら・・・共通の友人であるあらぽんを誘うが、「今週末は予定があります。ごめんなさい。」と丁寧ながらも、つれないお返事。ここで来れば男があがるというものなのに・・・もったいない。

それならば・・・とバステトさんとはほとんど接点はないのだが、マリちゃんも誘う。返事は「行く〜!樹海!」。誰も「樹海」なんていってない。

富士山は当然みたことあるが、わざわざ富士山をみにドライブにいったことがないバステトさんは、おいらにおまかせプラン。一人でいくっていってたけど、いったいどこに行くつもりだったんだろう・・・。

というわけで書き忘れたが昨日はいろいろ調べた結果、懐かしい「忍野八海」に行くことにする。大学2年くらいとき、夜中に突然「ドライブいこう。忍野八海に行こう」と連行されたことがある。時期はバレンタインの時期なので、ちょうど今くらいのころだ。立ち寄ったコンビニで、すげ〜素敵なデザインのドラえもんの缶(形状がドラえもんじゃなく、ドラえもんが印刷されている。あ〜う〜まだあるだろうから写真載せた方早いか・・・)のチョコレートを購入。中身のチョコレートは食べれないのでくれたやった。



うげ〜!いま見たら、全部くれてやったはずのチョコレートが一つ残ってる!!!青の缶の中に!!8年前のチョコレートって食べれるのか?怖くて袋あけれない・・・。

夜中にいったから当然富士山なぞもみれるわけもなく、「忍野八海」自体も店もなにもやっていないので、池だけみて終わり。確か雪つもってた気がする・・・。そのまま夜明けを待ちつつドライブを続けて、赤富士をみて帰ってきた。すんげ〜綺麗だった。

本栖湖や西湖の方へ行って、マリちゃん希望の樹海にいくというのも問題ないのだが、ある意味マニアックな「忍野八海」につれていくのも、思い出にいいだろう・・・とそこに決定。

1時にUtielに集合する予定だったが、朝時間があったので青葉台の大きな本屋で、いまだに買えないでいる「気まぐれコンセプト クロニクル」を探しに行くことに。探しているうちに集合時間が迫ってきたので、バステトさんには青葉台で降りてもらって、そこから直接行くことにする。昼飯は神戸屋キッチンのサンドイッチと缶コーヒー。高いだけあって結構うまい。


1時間も車を走らせないうちに足柄PAに近づく。

フ「そろそろ降りるよ〜」
バ「え〜〜〜!!あれ・・・・富士山!!??」
マ「え?富士山、もうみえちゃうの〜〜!」
フ「嘘!マジで?まだ足柄だよ?」

フバマ「でけぇ〜〜〜!!

突然現れた富士山に小学生並の感想を叫ぶ3人。

今日はかなり天気がよかったので、くっきりと富士山が見えたのだが、イマイチ、あれが富士山なのか不安な3人。想像していた富士山と違うのだ。想像していた富士山というと、さきっちょだけに雪があって、切れ目はギザギザしている、イラストのような富士山。だのに、暖冬というのに、かなりの雪が山頂にはつもっており、そのつもりかたも、うちらからみて、右側が短く、左側が妙に長いつもり方。

マ「雪崩が起きたのかな?」

あほらしくて返事もできん。


全然運転してないのだが、あれが本当に富士山かどうか確認するためにも、足柄PAで休憩をいれる。

それにしてもうちら本当に日本人なんだろうか・・・。富士山がわからないなんて・・・。

足柄PAにある地図で確認したが、その山はマサカリ担いだ金太郎さんが熊と相撲をとっている足柄山ではなく、確かに富士山だった。

ここで、何かを勘違いしているマリちゃんが、早くもおみやげ購入。

マ「信玄餅〜〜♪おいしいよね〜」
フ「もうおみやげ買うんですか?帰りにも帰るし・・・あっちでもなんかあるかもよ?」
マ「だって、好きなんだもん」
フ「答えになってません」

御殿場ICで降りて、山中湖方面へ。

しばらく走り、適当な駐車場に車を止め湖畔を散策。シーズンオフだからなのか、見事に人はおらず、駐車場もガラガラ。ボートにのって、男らしさを強調しようとしたが、ボート屋休業。そういえば、東京ではまだ雪をみてないのだが、こっちは結構ふったのか、道路橋には雪がたくさん残っていた。



再び車に乗り込み、場所を反対側の湖畔に移すことにする。

すると・・・うってかわってそこにはものすごい数の人がいた。みな、一眼レフカメラを三脚でたてて待機している。



フ「なんだこの数の人は・・・・とりあえず降りてみる?」
バ「なんかあるのかな?」
マ「ね〜。でも、一年に一回、富士山がすごい綺麗なときがあるとか前になんかでやってたよ〜」
フ「え〜それが今日?そんな〜。うちらが知らないだけど、普段からカメラ好きの人は来てるんじゃないの〜だって、普通の富士山やん」
バ「そうかもね〜」
マ「かな〜?」

車を駐車場に二重駐車のような形で止めたので、さくっと写真を撮って退散。目的地の忍野八海へ行く。山中湖から来るまで15分とかからないところだ。

マ「忍野八海ってなんなの?」
バ「何があるの?」
フ「何もない。いやあるけど・・・池が8つ。まぁ、いけばわかるよ。」
マ「池しかないの?」
フ「だ〜か〜ら〜いってからのお楽しみだって」

実は、おいらもあまり記憶が定かでないので何もいえなかっただけなのだが、接待役としてはそれではいかんと、もったいぶった言い方で逃げる。

「鏡池」がでてくる。

フ「これ・・・8つの池のうちの1つ」
バ「これ?」
マ「普通の池やん!」
フ「バカ!これは特別な池なのだ。昔はな、ここは一つの大きな湖でな・・・うんちくうんちく・・・」

そういいながらも、おいらからみても普通の池にしかみえなかった・・・鏡池。

花より団子の女性陣は、池よりもいい感じに年をとったおばあちゃんが網で焼いている「よもぎ餅」に興味をもったようだ。それは食後のデザートにとっておく。

おいらは、忍野八海のメイン池である湧池(かなり綺麗。水がおそろしく透き通っている)のそばにある「富士山の雪解け水です。手を30秒間いれてみてください」とかかれた看板に促されて、実際30を数えて手をいれる。



何が起こるのか・・・30秒いれると、いったいどんな風になるのか・・・わざわざ書くくらいだから、何か特別な体験ができるに違いない・・・とすんげ〜楽しみにしたのだが、手が痛くなっただけだった。しかも、しばらく痛かった。ジンジンジンジン。

遅めの昼食は、忍野八海のメイン通りど真ん中にある、池本だかなんだかという店で、そばを食う。ほんとうは、ホウトウを食べる予定だったのだが、すぐそばで水車がそば粉をひいていたから。それにダマされた。

おいらとバステトさんは月見とろろそば(温)を、マリちゃんは同じメニューで(冷)を注文。おいしいにはおいしかったが味は普通。

お茶でまったりしていると外人さん夫婦が入ってくる。

フ「あ、フランス人だ!」
外「ボンジュ〜ル。おそば!」
フ「すげ〜!おいら、フランス人あたったじゃん!すごくない?だてにスペインいってないね」

二人とも思い切り無視。

フ「忍野八海に観光に来るフランス人か〜ずいぶんマニアックだね〜」
バ「違うよ〜!あれは住んでるよ。」
マ「うん。住んでるね」
フ「え〜〜〜!だったら日本語話すでしょ〜!」
マ「さっき話してたじゃん!」
フ「『おそば』くらいいえるだろ!」
バ「観光で、あんな小さな子供と、あんな大きなベビーカーもってこないよ。大変だもん」
フ「え〜〜〜!え〜〜!観光だよ〜〜!!(確かにそうかも・・・)」
バ「なんかすごい二人寄り添って食べてるね」
フ「だって、二人で一杯しかたのんでないもん」
バ「一杯のかけそば!!!!」(満面の笑み)
フ「うんうん。」

しばらく観察してると、嫁さんがなにやら迷い始める。

薬味(わさびとネギ)を蕎麦の中にいれるのか、それとも蕎麦をその薬味のさらにのせて食べるのかで、きょろきょろし始めたのだ。ほかの人がどうしてるのかみようと思って。ただ、みな食べ終わっていたため、まねする人がいないで、右往左往している。

どうみても、薬味の皿は小さすぎて蕎麦をのせるようには思えないのだが、困っているのだからしょうがない。助け船をだすために、離れたところから、「薬味を中にいれろ!」というゼスチャーで必死に教える。気づくまで教える。

「Oh!Inside!」

なぜか英語・・・。嫁さんはイギリス人だったりするのか?

フ「ほら〜〜〜!!!ほら〜〜〜!やっぱり観光じゃん!日本に住んでたら蕎麦の食べ方くらいわかるよ〜!おいらの勝ち〜!」
バ「絶対住んでるよ〜」
マ「蕎麦始めた食べたんだよ」
フ「そこまでいうか・・・年越し蕎麦も食べないのか?」
マ「住んでるの!」
バ「住んでるの!」
フ「はい・・・住んでます。」

店を後にし、次はdurceとさっきのおばあちゃんのよもぎ餅を食べにいくことに。が、営業時間(?)が終わってしまったのか、ただたんに寒くて撤退してしまったのかわからんが、さっきまでにぎわっていた通りが、一変してゴーストタウンに。西部劇とかにでてくる変なホコリのカタマリがクルクル転がってそうな感じ。

しょうがないので、忍野八海の景観をだめにしている「New Ikemoto」とかかれた看板の店でよもぎ餅を購入。Nuevo CentroとかNew Ikemotoとか、全然新しい感じがしない。ついでに、おみやげ物やで「ホウトウ」を購入。3人とも。

時間帯が悪かったのか、肉眼では見える富士山が、ファインダーからみると逆行で見事に富士山が消えてしまうという状態だったので、再びドライブに戻ることに。

車に戻る途中に「浅間神社」をみつけたので、その歴史について熱弁したが・・・やはり彼女たちは「花より団子」。たいして興味を持ってもらえなかった。無念。

本栖湖や西湖・・・そして樹海方面にいくことも考えたが、先ほどの山中湖の人混みが気になったのと、樹海ハイキングコースを歩くのはいや〜という花より団子組の提案により、戻ることにする。

ちょうど日が暮れる時間帯で、とても綺麗な富士山を拝むことに成功。接待成功。

山中湖につくと、人だかりは減っていたが、氷で作られた筒にロウソクの火がともされている。

バ「これか〜!」
マ「すごいいっぱい」
フ「なるほど・・・夜になんかあるみたいね〜イベントかな〜」

そういいながらも、人は明らかに減っていた。

車をとめて人だかりにいってみたが、帰り始める人もチラホラ。

うちらがキョロキョロしていると、そばにいたイベントの関係者みたいな人が話しかけてくる。

関「今はね〜ちょうど富士山の上に日が沈む時期なの。今日はここだけど、バレンタインくらいになると、もうちょっとむこうにいった、××(失念)ってところにうつって、さらにたつと、今度はあっちの山の頂上に沈むのよ」

フ「今日はもう終わったんですか?」
関「ええ。さっきね」
フ「あら〜蕎麦食べてるところじゃなかったね〜」
関「おそば食べてたの(笑)」
フ「忍野八海いってきたんですよ。でも、人混みが気になって戻ってきたんですが・・・」
関「明日もみれるわよ」
バ「明日もお休みでしょ?きちゃいなよ(笑)」
フ「・・・来るか・・・」

関係者さんにお礼をいい、歩道にでると、そこには大きな垂れ幕が。

ダイヤモンド富士

最初にマリちゃんがいったのが正しかったのか・・・太陽が指輪みたいにみえるとかなんとかって説明していたが、まさにこのことだったとは。

偶然にもそんなすごい日に富士山ドライブにくることになったのだが、蕎麦喰って、「oh Inside!」に喜んで、見逃したってのは、とてももったいない。

まぁ、バステトさんのタメの企画としては、うまい具合にオチがついて良かったと言うべきなのだろうか・・・・。

帰りの月は、ものすごい怖かった。まん丸で巨大。


追記
企画当初は、富士山なんてみなれてるし・・・とバステトさんの接待ドライブのつもりでいたが、思いのほか楽しんでしまった。いや〜富士山すげ〜よ。

異なる番組表
2007年02月02日 (金)
金曜日だけど、呑みたくならない。呑める時間に石積みが終わらないというのもあるが、本来のおいらに戻りつつあるのか?

今日も石積みはひたすらVistaチェック。特に書くことはないが、コーヒーメーカーがあることと、ラジオの音が聞こえることに、ちょっとした感動を覚える。

三途の川時代は、どう減らしても一日3本、日によっては5本くらい缶コーヒーを飲んでいた。間をとって4本にしたとしても、120円×4本×20日=9600円。結構バカにならない額である。2ヶ月分ためたら、ETC深夜料金限定で九州片道分になってしまう(横浜町田-佐世保みなと間が16300円くらいだから)。うぐむ〜・・・そう考えると、もったいないことしていた気でいっぱいになる。計算しなきゃよかった。あ、でもガソリン代がかかるか。

ラジオは、三途の川ではかかってるけどあまりにボリュームが小さいので、かけている意味がない状態だったし、家では普段全く聞かないのだが、聞くと実に楽しい。流行の曲やら懐メロやらいろいろ聞けるし。出雲ではいつもJ-WAVEなのだが、ピストン西沢と秀島史香はホント昔からやっているのでとても懐かしい。秀島史香の声はちょっとハスキーがかっていてとてもよいし。


話は飛ぶが、今、実機チェックをやってるPCにはビデオキャプチャーボードが入っているのでテレビの録画ができる。そんなもんはかなり昔からあるのだが、実はまともに使ったのは初めて。同じく出雲でDVDレコーダーのマニュアルを作ったときに、実機チェックで「へぇ〜ほ〜」と楽しんだものだが(たぶん過去の日記に記録が残ってるはず)、今度は一日の大半、目の前にあるPCでの話。「へぇ〜ほ〜」度が違う。

前の時は加藤ローサがイタリア語講座をやっているときだったので、「おまかせ検索」みたいなので「加藤ローサ」といれて勝手に録画して遊んでいたが、今は当然「木村カエラ」と検索ボックスに入力して、おまかせ検索。

ネットからとりこんだ番組表からカエラちゃんがでている番組がいっぱいでてくる。

ほほう・・・これはなんて素敵な機能だ!

しかし、いろいろ試していると問題も発見。

まず、どの番組表を使うかで検索結果が違うのだ。Media Centerがとってくる番組表だと4件でるのに、キャプチャボード付属のソフトだと1件とか。たとえば前者は「サクサク 木村カエラ登場」ってなるのだが、後者だと「サク」としか書いてない。

迷うじゃないか・・・どの番組表がいいんだよ・・・。

普段テレビみない人間なのに、ブツブツ書いているのにはわけがある。ビデオキャプチャボードは、実は購入予定品の一つに入っているからだ。テレビは確かにみないのだが、全く見ない訳じゃない。現に、つい最近まで月曜日は「のだめカンタービレ」をみるために石積み場から急いで帰ってきていたくらいだからだ。たまにこういうことがあると困るのだ。年末年始とか、突然、電話かかってきて「テレビみてる?カエラでてるよ?」という親切な人間がいるときも困る。

テレビを部屋から追い出したと前に書いたが、それは半分本当で、半分嘘。PCのモニタがTVチューナーがついているため、テレビがみれるのだ。小さい画面にして、日記書きながらも見ることも可能なのだ。日記書くときにはテレビはみれないが。追い出したのは、テレビしかみれないテレビで、テレビが見れるモニタは部屋にある。

しかし、このモニタもそろそろ引退させ、24インチのモニタを買う予定。そうなるとテレビがみれない。新しく買うモニタもTVチューナーつきを買えばいいという話もあるが、4年後には地デジになる今わざわざそんなもん買うのはもったいない。そうなると、かなり値の下がったビデオキャプチャボード(1万円もしなで買える。高いのはもっとするが、5000円とかのものもあり)を買った方が経済的なわけだ。

そう思った矢先の番組表事件。迷うじゃないか。まぁ、買うのはスペイン帰ってきて、新しい石積み場に入ってからだろうけど・・・。

もう一つは、DVDレコーダーと違って、録画予約してもPCがついてないと録画予約してくれないということ。こればかりは、物理的に無理っぽい。つまり、おまかせ検索して、勝手に番組表から検索ボックスにいれたキーワードの番組を録画してくれるといっても、PCの電源をきってしまっていたら全く意味がないというわけだ。録画するためには、常にPCをつけておかなければいけないことになる。サーバーとして動かしているPCならいいが、家のPCは電源は消したい。ハードディスクの音とか聞こえたら寝れないじゃないか。だったら、スリープにすればいいという話もあるが、それもなんかいや。

迷うじゃないか。

いやはや、ほんとどうでもいいこと書いてしまった。

夜、珍しく一人でまったり呑むことにする。RIOJAのVinoを発見したから。つまみは、北海道の「なんとか」とかいうチーズが挟んであるお菓子。マリちゃんが北海道からネットでわざわざとりよせたというもの。大量にとりよせたらしい。

「北海道のお菓子〜〜!?白い恋人みたい(形状も似ている)にあまいんじゃねぇ〜の〜!?そんなもんわざわざ取り寄せたの?もったいねぇ〜。」とカメラの仕返しのごとく、ブツブツ文句をいってやったのだが、思いの外うまかった。悪くない。いや、それどころか、Vinoに合う。ただ、さすがに3つが限界。それ以上は舌が耐えれなかった。

出雲
2007年02月01日 (木)
切れ間なく、今日から「出雲」。

「やっぱり、来週からにしてもらえばよかった・・・いや、しかし、出雲には大恩があるし、そういうわけにはいかないな・・・だけど、この変化に体がついてきていないよ・・・そもそも、この時間に出石積み場ってのも変だし・・・電車ガラガラだよ・・・暇になるとか周りにいっちゃったけど、なんか忙しくなりそうだな・・・出雲のことだし・・・っていうか、チケットおさえないとダメやん・・・プラン練らんといかんやん・・・ブタペストどうするねん。マインツどうするねん。先に行くの?あとに行くの?帰りだと荷物多そうだけど、行きだとかなりの金換金していかなくちゃいかんし・・・あ〜どうしよう・・・でも、出雲で働いた分がチケット代やデジイチ代になると思えばいいか・・・あ、あとCD買わなくちゃ。PatoのCD・・・いつかおう?気まぐれコンセプト クロニクルも買わんと・・・いつかおう?・・・2月7日にカエラちゃんのCDもでるとかいうし・・・金たりるのか?Fiestaの時のお金返さないといけないのに、今月生活費ギリギリだし・・・え?でも、なんでギリギリなんだ?先月、結構稼いでないか?なにに使った?気のせいか・・・そんなことどうでもいい・・・スペインだ、スペイン!」

などと、あれこれ考えているうちに渋谷到着。30分って短い。

軽く出雲について書いておこう。

出雲はおいらの旧バイト先。たぶん大学1年か、大学2年のときからお世話になっているから、つきあいは10年近くになる(間はポツポツ抜けているが)。スペイン滞在中も、わがままいって出稼ぎさせてもらっていたのもこの「出雲」。今回も、わがままいって、こっちの都合で石積ませてもらうことになった。感謝。

石積み内容は、例のごとくPCを使うが、WEBではなく、本。正確には、電化製品・・・というと語弊があるが、様々な機器のマニュアル。大手メーカーのものが多いが、ここで書いていいのかわからないのでやめておく。

おいらが現在、Macを使えるのは、この出雲のおかげといってもいい。CDの出し方さえわからなかった(ゴミ箱にドラッグ&ドロップさせる)レベルから教えてくれたのだ。おいらがサイトを作ったのもMacが初めて。10年前くらい。でもって、WEBの仕事でMacを使ってるわけだから、「出稼ぎ」の件も含めて、その恩恵は計り知れない。

上司(?)のケルピーさんは、かなり面白い人で、おいらが知り得ないような様々な情報を教えてくれる。面白い漫画や本を探し出しては貸してくれる。

今はすでに退社し、東京を離れサセボニアンに戻ったMさん・・・あだ名は・・・バステトさんにしよう・・・もかなり変わった感覚を持っている人で、彼女にもいろいろお世話になった。

バステトさんは、出雲がVista景気に沸いていそがしくなったことから、期間限定でこっちに戻ってきた。約1ヶ月くらいということで、去年の年末からきているとのこと。年賀状書いたら、「今なら出雲にいるよ〜」と返事がきてびっくりしたのだが、今も返してもらえないで、家なき子状態で、東京中を泊まり歩いている。

職場は渋谷なんで、通石積み時間は半分になったといっていい。ただ、ケルピーさんの性格というか、生活リズムの関係で、就石積み時間が、昼の2時くらいから終電となる。だもんで、石積みあとどっかに寄り道する・・・なんてことはできず(24時間空いてる本屋はあるが)、そのまま帰宅することになる。出稼ぎのときは、このシステムのおかげで、お金を全然使わず済むというメリットがあったが、今は・・・もう少し開始が早くてもいいかな〜と思う。

バイトということもあるが、出雲の環境はおいらにとってはかなり良い。いうたら、石積みしにいってるのに、石積みをしている気分がしない。もちろん、さぼってるとかそいうことではなく、きちんと集中して石は積んでいる。なにがいいって、会話がある。しかも、ネタになるような会話が多い。だから、ただ話しているというレベルではなく、情報を仕入れるという意味合いでも大きい。当然「三途の川」みたいなお通夜状態になるということはない。これが普通なのかもしれないが、おいらにはありがたい。なんにせよ、疲れない石積み場である。

初日のおいらの石は、ひたすら実機チェック。すでに最終段階にはいっているから。Vistaが搭載されたPCを相手に、誤字脱字、手順通りに動くか、画面の写真はあっているか等々をひたすら見る。普段ならマニュアルなんて必要なときだけ読むか、または、全く読まないかのどちらかだが、流通するもんだからそういうわけにもいかず、隅々までみないといけない。重箱の隅のようなミスも対象になるので、紙に穴が開くほどみていると、あっという間に終電・・・となる。

一日目で、すでにVistaの新機能はマスターしてしまったのではないだろうか(笑)。これでもか!!ってくらい、Media Centerいじりたおしたし。

結果、「しばらくはXPでいいや」・・・ってとこに落ち着く。1GBメモリつんでて、あの遅さだとな〜。メモリ1.5GBのおいらのPCだったらもう少し快適に動くんだろうか?メーカーPCじゃなければ、もう少し快適に動くんだろうか?

ほかに書くことあるかな・・・あまり石の内容かいちゃダメだしな・・・。

ってことで、今日は終わる。

メルアド交換
2007年01月31日 (水)
ついきました最終日。1年と二ヶ月・・・お疲れ様、俺。ここを経験したからには、次からの石積み場は楽しくて楽しくてしょうがないことでしょう。少なくとも、会話がある。なかったらどうしよう・・・。

最終日だけど、石はなし。8時間ぶっ続けで石はなし。まぁ、いいけどね。

「最後ですから一緒に昼飯食べましょうよ」といってきたのはクリシュナ君。Sさん(あだ名なし。接点がほとんどないため。)と3人で飯を食べに行く。店は「OLの味」。Lentejasの料理にsalchichonが150円でつけれるというのでいれる。最後だしね。

最後なのでメルアドの交換をする。最後なのに・・・というべきか。

ただ、この昼飯の時の話で、さらに「三途の川の謎」(会話がない理由など)は解けてきているので、それほど驚かず。

昼食後・・・みなが集まったタイミングで「最後の挨拶」することになる。これまでうちの石積み場をやめていった人は何人もいるが、いつも「突然」だったため、挨拶など一度もきいたことはない。ラクシュミさんや、ヘケットさんの時も、たぶん挨拶はなかったと思う。

おいらにとってもあまりに突然だったので、「諸事情でスペインに戻ることになりましたが、すぐ戻ってくるので道でであったら声かけてください。呑みに行きましょう」と、普通のノリで挨拶してしまう。「呑み」がない石積み場ということを忘れて・・・。

定時の19時。席を立ち上がると、ゴブリン君。

ゴ「ヨモツシコメさん・・・もう帰ります?」
ヨ「ええ。石ないですしね。」
ゴ「じゃ、最後に一緒にタバコ吸いましょう」
ヨ「え、ええ・・・」

これが最終日の威力ってやつだろうか?

タバコを吸いながら、再びゴブリン君。

ゴ「今度呑みにいきましょうよ・・・」
ヨ「・・・お、おいらはいつでもOKですけど・・・」
ゴ「あとでメルアド教えてください」
ヨ「え、ええ・・・もちろんいいですけど」
ヨ「サシでまったり呑みたいですね〜。ゴブリンさんのおすすめの場所とかで」
ゴ「僕は下北ですね。歩いてもいけるんで」
ヨ「下北か〜詳しくないんですけど、いい呑み屋がいっぱいあるそうですね。教えてくださいよ〜。」
ゴ「すごい呑み屋多いですよ」
ヨ「品揃えがいいワイン屋は知ってるんですけど〜」
ゴ「ワインは飲めないんですよね」
ヨ「そっか、じゃ、日本酒でいきましょう」
ゴ「じゃ、適当にメールくださいよ。」
ヨ「ええ。送りますよ。」

なんなんだ、この雰囲気は!?というか、なぜ今更メルアド交換なのだ?こういうのって、初日とはもちろんいわないけど、数ヶ月たったころには交換するもんなのでは?そこまでうちの規律は厳しかったのか?呑んじゃいけなかったのか?

うむむ〜。

この変化はゴブリン君だけではなかった。

帰り際、再び挨拶して退社。クーフーリンさんがエレベーターまで見送りにくる。心なしか悲しそうな顔をしている。というか泣きそうな顔。不可解なり。

たまたまサキュバスさんと一緒になり駅まで帰ることに。

ヨ「いや〜なんだかんだで、寂しいですよね〜1年ちょっといましたからね〜」
サ「え〜そうですか?セイセイしません?」

・・・・滅多に使わない「大人的発言」をしたというのに、そんな返事がくるとはおもわなんだ。

サ「スペインへはいついくんですか?」
ヨ「今月末に出発予定ですね」
サ「いいな〜スペイン一度いってみたいんですよね〜」
ヨ「行くべきです。マジで。」
サ「前からスペインに興味あったんで、スペインにいるって聞いていろいろききたかかったんですよ」
ヨ「・・・別にいつでも教えましたけどね〜」
サ「ええ、でも、あの雰囲気では・・・」
ヨ「ま・・・そうだけどね(笑)。でも、この前クーフーリンさんと呑みにいったんですよ。渋谷の焼鳥屋に。楽しかったですよ」
サ「ええ〜〜!!いいな〜!うらやまし〜!!」
ヨ「うらやましいって・・・だったら、クーフーリンさん誘ってみればいいじゃないですか?」
サ「え?いや、そうじゃなくって・・・ヨモツシコメさんとですよ」
ヨ「おいらと?そんなんいつでもOKなんですけど・・・というか、石積み場の人とのみたかったんですけどね〜ゴブリン君とか、かなりタイミング狙ってたんですけど、忙しすぎてだめでしたよ。」
サ「まぁ、ウチはね〜。」
ヨ「呑みたいなら、今月中ラクシュミさんとヘケットさんとおいらの送別会・・・ほら、うち送別会ないじゃないですか・・・」
サ「そうなんですよ!私もそれおかしいと思ってるんですよ」
ヨ「で、それをやるんで来ます?」
サ「え?いいんですか?」
ヨ「別にいいですけど。二人とも知ってますし、サキュバスさんのこと」
サ「是非行きたいです」
ヨ「この前はスペイン料理屋いったんですけど・・・でもって、終電のがして朝までになって・・・」
サ「超仲いいじゃないですかっ!!いいな〜」
ヨ「まぁ、普通に仲いいですけど・・・昼飯一緒に食べてましたからね」
サ「その日、ラミアさんも誘っていいですか?」
ヨ「問題ないですよ。でも、連絡先知らないから、サキュバスさんから伝えてください。」
サ「ヨモツシコメさんは、もうやめちゃうからいっちゃいますけど・・・」
ヨ「ん?」
サ「ラミアさん・・・たぶんそろそろ石積み場やめるんですよ」
ヨ「あらら。またやめちゃう人がでたのか・・・」
サ「知ってるの、また社長と、クーフーリンさんだけなんですけど、やめさせてくれないみたいです。すでに「やめる」って話はしたんですけどね」
ヨ「カーリーは知らないの?」
サ「カーリーも知らないです。というか、やめる原因がカーリーですからね」
ヨ「・・・まぁ、さもありなん。あのやりとりみてるとね〜」
サ「ええ。なんかもう限界みたいで。」
ヨ「人が入ったと思ったらまた減っちゃうのか〜大丈夫なのかな〜あそこ。」
サ「どうでしょうね〜」

ということで、14ヶ月かかって一度も聞かれなかったおいらの携帯アドレスだが、今日一日で4人から聞かれる。もう大人気。そして、意味不明。

石積み場やめて、外部の人になるから「呑みに行ってもいい」ってことになるんだろうな〜。変なの。


「最終日だし何か食べよう」というマリちゃんとお茶の水に沖縄料理を食べに行くことにする。食べるよりも泡盛を楽しむ。やっぱり泡盛は旨い。とくに、「白百合」はあのどくどくの土の味がたまらない。石積み場が変わったら、お茶の水は遠くなってしまうので、なかなか行かなさそうなので、思う存分泡盛を味わう。粟国ちゃんが以前薦めてくれた「忠孝」も呑む。

明日も石積みだが、昼過ぎからなのでまったり映画でも見ることにする。

【サイダーハウス・ルール】 2.2点(5点満点)2000年

公式サイト

ジョン・アーヴィングの小説を映画化したものらしいが・・・イマイチ。テーマや舞台は面白そうなのだが、なんていうか・・・中途半端な感じがしてならない。最たるは、タイトルの「サイダーハウス・ルール」の部分がこの映画だとむちゃくちゃ軽い。映画後に見たオマケの「メイキング」で納得はいったが、「いいわけ」しているようにしか見えないし。700ページくらいの小説を映画化する場合、大幅に削らないといけないとかなんとか・・・。それわかってるなら、作らなきゃいいやん。2時間に納めるのは「不可能」でしょう。これ。あと、屋上のシーンカットしたら意味ないんじゃないの?

小説読んでないので完全にはわからないが、ストーリーはかなり暗くて重い。出てくる登場人物も何かを背負ってでてくる。が、描かれてるのは「父と子の絆」(血はつながってないけど)のみといっていい。

一応、小説をもとにストーリーは進んでいくが(たぶん)、時間が足りないから浅くしか掘れないまま、先に進むからどうにもこうにもちぐはぐで、「なんで?」と思うシーンがとても多かったんだと思う。

あと、優等生映画すぎておもしろみもない。普通に始まって普通に終わる。なまじ、「なんかこれテーマ深そう」と思わされる舞台設定だけに、しこりが残る。

原作読んでないのにつべこべ書いたが、全員が全員原作読んでるわけじゃないし、映画だけでいったら、まぁ、微妙な映画だったというわけだ。

本来ならもっと点数低いのだが、この映画をきっかけに小説は読みたくなったので、ちょっとプラスしてみた。スペイン旅行に持って行って、Cafeとかでまったり読みたい。ず〜っしり重くなりそうだけど。

そういえば、主人公のトビー・マグワイア・・・彼のイメージで「優等生映画」と思ってしまった節もあるが、彼の笑顔・・・お面の笑顔・・・作られた笑顔にみえてなんかダメ。甘いマスクなんだろうけど・・・う〜ん、って感じ。同じく苦手な「ジム・キャリー」にも思えてしまう。

ついでに・・・海もみたことないのに、なぜ抱き方は知ってるのかがとても謎だった。あのタイミングでの、あのせわしいズボンの下ろし方は変だろ〜。

線路は続くよどこまでも
2007年01月30日 (火)
今日も干され組。石がなにもない。小石もない。ここまで石くれないと、なんか悪意さえ感じるよ。いじめってやつ?

だもんで、今日も「一眼レフデジカメ」の情報集めに奔走する。あと日記書いたり。

迷いに迷っていた一眼レフデジカメ・・・通称「デジイチ」だが、調べているうちに、「買う」方向で進み始める。というか、「買う」ことになった。一年間まともに買い物してないし、いいだろう・・・と。

マリちゃんに自慢げに「一眼レフデジカメ買うんだ・・・」と言ったら、「スペインいたときはとってたけど、最近とってないじゃん。なのに13万円とか無駄だよ!もったいないよ〜。ほかに買う物とかあるでしょ?」という返事が返ってきた。服や靴に無駄遣いしている輩に、ある種「図星」的なことをいわれたので反論。

フ「あほ!買ったら撮るんじゃ!撮るようになるんじゃ!これから!スペインにいったらPatatas BravasとかBoqueronesとか美しく撮りたいだろ!!おぬしにはそれがわからぬか!一人旅でな、Barとかはいって普通のコンパクトデジカメで写真とってたら、いかにも観光客って感じになるだろ?でもな、今度の一人旅では、おいらは「記者」になるのだ。どこぞのRevista(雑誌の意)の記者だ。名刺にも刷っちゃうよ・・・なんだっけ?記者って・・・Escritor?いや、それは違う・・・Editor?それは編集者?・・・なんだっけ?まぁ、いいや、とにかくだな、こう椅子に座ってこっそりとるんじゃなくってだな、こう、椅子から立ち勝手「いかにも!」って感じで写真とるのよ。そして、写真撮ったあとおもむろにメモ帳取り出して「○月○日、Bar××、Boquerones」とか書くわけよ。いかにも記者っぽいだろ?そうするとだま、Barのオヤジが「なんでこんな田舎に・・・」ということで、声をかけてくるわけだよ。「日本人かい?観光かい?」、「いや、仕事で・・・」、「なんの仕事?」、「雑誌(ホントはサイト)で使うために料理の写真とってるんだよ」、「ほう!うちの料理をつかうのかい!」、「ええ」、「それなら、これとこれもうちのTIPICOだ!撮ってけ!喰ってけ!」となわるけなのよ。で、仕事終わった後も、話つづけて、そこのオヤジと仲良くなってしまってだな・・・わかる?それ?記者ってのは、まぁ嘘だけど、サイトで使うから、半分ホントだからいいの。とりあえず、ビシバシ写真とるの。今後は!」

マ「・・・記者って嘘つく理由あるの?」
フ「今の話きいてなかったのかっ!」

ダメだ。大学卒業と同時に急にリアルな世界の住人になる「女」なる生き物には、この確かに一見無意味だが、恐ろしく楽しい浪漫を理解できないのだ。

ま、せいぜいその日履く靴のことで迷ってください。


「三途の川」でのバイトは結局断る。

出雲のHさん・・・あだ名つけなくては・・・ケルピーさんにしよう・・・から電話をもらい、「とりあえず、やることいっぱいあるだろうから来て」ということになった。計算外だったのが、今の石積み場をやめたあと、2月の頭の週・・・1日、2日は休みをもらって、週明けの5日から石積ませてもらおうと思っていたのだが、「できれば1日から来て」といわれてしまう。その数日で、チケットとったり、各方面にメールしたりするつもりでいたから、どうしようか頭を悩ませたが、「まぁ、なんとかなるでしょ」ってことで、お世話になっているのもあり承諾する。

ホントになんとかなるのか?

あとは・・・忘れた。



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