おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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スペイン版Wikipedia
2007年10月25日 (木)
conflicto:(名)1.争い、紛争、闘争 2.(意見・利害などの)衝突、不一致、対立 3.板挟み、葛藤
lucha interna:心の葛藤

「葛藤」を辞書で調べたのだが、なんともつまらない結果だ。結構、そういう表現の場にいたが、一度も聞いたことがない。辞書が悪いのか、おいらの耳が悪いのか・・・たぶん使わんぞ。これ。例題で「Que conflicto!」(困ったわ!)ってあったけど、これも知らん。おいらが使ってないとしても、どっかで聞いたことがあってもいいはず。

「葛藤」という程度なのかしらんが、そこそこ「迷う」ときは「pensar」を使っていた。何かに誘われて「う〜ん、どうしよ〜」ってときは、「un momentito...estoy pensando」とかいえば、「おいらは迷ってるよ〜ん」ってなる。またはquiero pensarで「考えさせて」だ。pensarは「考える」という程度の意味だが、学校にはいってすぐに覚えたため、ず〜っとこれを使っていた気がする。

で、スペイン人が「迷う」という時によく聞いたのが

vacilar:(動) 1.揺らぐ、触れる、よろめく、ぐらぐらする、不安定である 2.(〜を[en])ためらう、躊躇する、(〜の間で[entre])迷う、二の足を踏む

だ。

でも、なんか今辞書でちゃんと調べると、どうもマイナス的に迷ってる感じっぽいな・・・しらなんだ。あとは、これもよく聞いたし、使うのがdudar。「疑う」で覚えてしまった単語で、しばらく友達が使っているのを聞いて「こいつは何を疑ってるんだ?」って悩んだことがある単語。でも、ちゃんと「迷う」的な意味もあり、pensarみたいにestoyにdudandoつけるだけだったので、ちょっと本気で迷うときは使ってた。

てなわけで、葛藤する・・・は、dudarで表現することにしよう。スペイン人はもしかしたら「葛藤」なんて単語、あまりつかわんのかもしれん。そもそも、これって仏教用語かなんかだった気がしないでもないし。

(注:ちなみに、たまに「へぇ〜知らなかった〜」的なメールをいただくため書いておきますが、この日記で単語書いて遊んでますが、完全においらの独断と偏見とちょっとした経験談でネタとして書いてるだけなので、また、おいらの周りの人間が好んで使っていただけ、使わなかっただけかもしれないのので、信じ込まないようにしてください。旅行で使う単語としては、相手が考慮してくれるので、全く問題ないでしょう。たぶん・・・)

で、なんだけっけ・・・いつも、この単語調べやると、書くこと忘れる。

Wikipediaか・・・。

日本語版のWikipediaは簡単な調べ物したい時に活用しているが、スペインのWikipediaは「ここぞ!」って時に、特に音楽とか文化関係のネタ調べる時くらいしか使っていなかったのだが・・・先日調べた「ocio」系単語がどうにもこうにも気になったので、普通の「単語」を調べるのに使ってみた。

つ、使えるではないでぃすかっ!

Wikipediaは玉石混合という大前提で見ているのだが、辞書だけ使って調べるよりも全然幅が広がる。ocioに関しても、それほど長い説明文ではなかったが、理解を深める手助けには十分になった。とりあえず、勝手な憶測である「熊が関係している」という件については、特に書かれていなかったので、「たぶんそうだよ!いや、絶対そうだね!」が「もしかしたら・・・ねっ!」くらいまで自信は下げることができた。書いてないだけで、「まだそうかもしれない・・・」とは思っているが。

今後はもっと有効活用していこうかと思うが、日記のためにそれを使うと、とてもじゃないけど日記が書き終えなくなりそうなので、自分で楽しむためにだけということにする。

外国語の話で思い出した・・・。

かなり昔に作ったiGoogleのアカウントに久しぶりにログインしたのだが、妙なことになっていた。

みたこともない外国語の画面が表示されるのだ。変な画面にとぶということではなく、iGoogleの画面のままなのだが、みたこともないような文字ばかり並んでいる。なんか知ってる単語でもないもんか・・・とくまなく単語をチェックしたが、推測できそうな単語が一つもない。

ロ、ロシア語か・・・っと一瞬思ったものの、アセントは多いものの、ロシア文字だったら、読めないがわかる。

日本語に戻したいのだが、いかんせん文字が読めないから、どこをどういじって良いのかわからない。さてさてどうしたもんだろう・・・とあれこれいじっていると、とりあえずiGoogleの画面ではなく、普通のGoogle画面に戻ることができた。使用文字はそのままで・・・。

Googleのロゴの右下には、各国名が記されている。

「こ、これでわかる・・・で、どこなのだ?」

うきうきしながら、ロゴ右下を見つめると・・・

Magyar

な、なんで?

magyar・・・つまり、ハンガリーであった。

どうりでアセントが多いはずだ・・・。

頭の上には「?」がいっぱいのままだ。心当たりがないわけではないので、通常より「?」20%減くらいではあったが、ノートPCならいざ知らず、なぜデスクトップPCの文字が変わっている。しかも、かなり久しぶりにログインしたにだ。

携帯とかデジカメとかの「言語」をスペイン語とかにして遊ぶことはあるが、読めないハンガリー語に自分が遊びでするとも思えない。じゃ〜ハンガリー人?残念なことにハンガリー人の友達はいない。可能性的にはうっかりいじって「表示言語」を変えてしまったというのが一番あり得ることだが、PCに疎い母親ならいざしらず、おいらがやるとも思えない。

まぁ、考えてもしかたないので、考えないことにした。じゃないと、ちょっと怖いし。

どこの文字かわかったところで、辞書ひきひきやるのもあほらしいので、ノートPCたちあげて、日本語版のiGoogleを表示して、そのページと照らし合わせながら、なんとか日本語に戻せた。すげ〜簡単な場所にあった。

文字が読めないってエライつらいことだ・・・と改めて実感した。

あ、違うやん。今日の単語、Wikipediaじゃないじゃん。葛藤じゃん。寝ぼけてるわ。

今日は、調練を休んだ。

結果だけ書くと、一行で終わってしまい何とももの悲しいが、退石積み場から帰宅するまでの間、悶々と葛藤。延々と反芻。

「体がいたい・・・特に左手の間接。内側・・・今日はやめておくか・・・」

「いや、まて・・・ここでいかなかったら負けやろ」

「でも、先はまだ長い・・・ここで無理しても・・・序盤からがっぷり四つに組んでも投げられるだけだぞ」

「だったら一時間とか二時間とかでもええやん。筋トレはやらんで走るだけ」

「しかし、今日は筋肉フェチ子がいる木曜日!いるのに、筋トレやってなかったら「ふっ」って鼻で笑われるのではないか?「筋トレどうですか〜」っていわれたらなんて返すんだ?」

「たしかにそうかもしれんが・・・フェチ子もいっていたじゃないか。『一日おきくらいがちょうど良い。フェルミンさんの場合は、平日会員だから、火・・・木・・・あ、でもそれだと2日だけだから・・・水、金・・・あれ・・・じゃ〜火、水、金・・・あ、でも金曜日は呑むんでしたっけ?じゃ〜火、水、木・・・あれ・・・・一日おきにならない・・・』って知恵熱だしてたじゃないか・・・いたるところが筋肉だったことに思わず笑ってしまったではないか・・・」

「とりあえず、まだ明日・・・金曜日がある。まだ呑みの予定はないから、いけるではないか」

「いやいや。金曜日は魔性の曜日だ。何が起こるかわからんぞ。」

「でも、最近、ないやん。みんな、結婚式とかで忙しいだろうし。」

「そういうときに限ってだな・・・」

「話がずれてるぞ・・・調練か否かの問題だよ」

「ここで休んで、火、水しかいかないとどれくらい寂しいかを知っておくのも大事じゃないか?」

「それはある。おいらの場合、一度決めたら、バカみたいに続けるからな・・・」

「ただ、冷静に考えてやはり火、水、木、(金)は多いとも思うぞ。月会費を無駄にしないという理由はわかるが・・・」

「月曜日が休みな以上、フェチ子のいう一日おきは無理だ。考えるまでもない。考えたフェチ子の負けだ。」

「そうなると、火、木・・・になるが、水曜日ってのは一番油がのってる油性の曜日だ。また折り返し地点でもある。そういうときには行っておきたいだろ」

「そうなると、やはり木曜日が定休日だろ」

「だから〜そうなると、金曜日がダメだった場合、火、水でおわって、6日間も間があくことになるんだぞ」

「それはわかってるってばさ。だから悩んでるんだろ〜」

「まぁ、いい。とりあえず、体痛いから、今日は休もう。」

「ただ、ご飯たべて元気だったら行くぞ。」

「ああ、そうしよう」

「おお、そうしよう」

最近、おいらの好きな会話タイプの日記が書けないからだろうが、独り言、ここに極まれりだな。


結局、ご飯食べても、どうにこうにも左手が痛かったため、おとなしく休むことにした。その時点で特に予定は入ってなかったから、明日の金曜日行くことにして。

そしたら、寝る直前くらいに、むんからメール。

「あしたおぐりと呑むけど、呑まん?神保町あたりで。場所は応相談」

なんとも複雑な気分なまま「参加。」とだけ返事した。

はい、中6日決定。

茄子が好き。
2007年10月24日 (水)
berenjena:(名)ナス

berenjena。ベレンヘナ。だいたい複数形でいうから、berenjenas。ベレンへナス。それが、ナス。初めて知った時、「なんて覚えやすい!」と感動したものだ。

ちょっとした自慢話になるが、おいらは、結構「食べ物の名前」を知っている。日本語ではなく、スペイン語でだ。あまりにへんちくりんな野菜の名前は知らないが、ひきこもり当初、スペイン語はほとんど話せないのに、食べ物の名前だけスペイン語で異常に知っていたので、「なんでマサキはそんなに食べ物の名前を知ってるんだ!料理人なのか!?」とスペイン人に言わせしめて事がある。Hola!(オラ!:ういっす!)よりも、さきにberenjenasを覚えたといっても言い過ぎではない。まぁ、嘘だが。

別に食意地がはっているから知っていたわけではなく、バレンシアの雄「Mercadona」とかMercado Central(中央市場)とかを散歩していて自然と覚えたのだ。日常生活に密着しているし、スペイン語が話せなくても、値札を見ていれば勉強できるので、散歩にはうってつけの場所であった。

日本でスペイン語をやってきた人間・・・特に外語大学系で勉強してきた人間・・・には、とてもじゃないけど、単語量では勝ち目はなかったが、意外と盲点なのが、この手の日常生活に関わる単語で、えらそうに先輩風吹かせられるのは、このテーマの時だけだった気がする。情けないといえば、情けないが・・・。

で、berenjenas。茄子。

これまでおいらは誰かに「好きな食べ物は?」って聞かれたら、「鯖の味噌煮!」って答えていたが、スペインに行ってからは「茄子!」っていうようになった。

それはなぜか・・・。

スペインにいると、改めて気づくことが多々あるが、食の嗜好もその中の一つだ。日本にいるときも、茄子は好きだったが、なんか、原材料って感じで、「好きな食べ物は?」の問いに答えられていないような気がして、きちんと調理されている料理である「鯖の味噌煮」といっていた。

スペインにいれば、基本的に食べる料理のほとんどは当然スペイン料理になる。一年くらい過ぎると、調味料やら食材も揃ってきたり、また無性に日本食が恋しくなる頻度も増えてくるので、夕食に日本食を作ったりするようなる。

まぁ、醤油があれば日本食になるといっても過言ではないが、やはりMercadonaとかを回っていると、ぱっと思いつくのはスペイン料理だし、4人暮らしのあまりもので調理をするとなると、やはりスペイン料理用の食材が多かったりする。

そんなときに、おいらを救ってくれたのがberenjenas。茄子。二代目トモキートにおいしい茄子料理を教わって以来、週に二日はナス料理を作っていた気がするし、買い物に行く時間がなくっても、近くの八百屋(トルコ人とかインド人がやっている)にいって、茄子一個だけ買って、常備冷蔵庫にあるようにしていた。茄子さえあれば、確実に満足できたのだ。しかも、あっちの茄子は米なすみたいに巨大なため、一つで4人分の料理がまかなえてしまう。栄養価はゼロだが、素敵な野菜だ。

てなわけで、今のおいらは「好きな食べ物は?」ときかれたら「茄子!!でも、料理だったら『鯖の味噌煮』!」と答えている。

茄子とはちょっと違うが、同じように「あ、おいら、こんなにも好きだったんだ・・・」って気づかされたのが「天かす」。自分でも「え〜〜〜〜!!!」って思ったが、なんか好きだったみたい。異性の場合、基本一目惚れのような具合で、友達から・・・なんてことはないのだが、天かすに関しては、友達から・・・って感じだ。

日本だと天ぷらあげれば普通に「天かす」できるし、作るのが面倒だったらスーパーで買ってくれば簡単に手に入る。だが、あちらではそうもいかない。売ってなくはないだろうが、あるとしても日本食材屋か、china店だろう。天かすのタメだけにチャリンコに乗って、駅向こうにいくのも・・・。

じゃぁ、作れば・・・と思いもしたが、天かすはあくまで「かす」であって、わざわざ作るものでもない気がする。「天かす」にこだわっている料理屋とかならいざ知らず・・・。

もし作っている最中にSantiあたりが帰ってきたら、なんていいわけすればいいかも考えたこともある。絶対「Venenoだ!Veneno!わ〜〜〜!」(Veneno=毒)というか「マサキート・・・それはカメの餌か?」というに違いない。なぜなら、以前、たこ焼きセットについていた桜エビを「マサキート!なぜ、冷蔵庫にカメの餌が!」っていったことがあるくらいだから。実際、うちのカメが食べていた餌とえらい酷似・・・いや、まさにそのものだった・・・していたので、抵抗するにも抵抗できなかった。

「何が好き?」に「天かす!」とは答えないが、冷やしたぬきそばを注文して、天かすがついていると、血湧き肉躍ってしまう。

他にもあるのだが、また違う機会に書く。

日記。

石積み。

なし!

調練。

筋肉痛。でも、心地よい痛み。筋トレって、基本マゾじゃないと続かない気がするのはおいらの気のせいだろうか・・・。

ケッタマシーンなのだが、どうも、パスワードは意味がないっぽい。パスワードが間違っていたかも・・・と思って、再び北九州から始めたが、今日やってみたら、またすべての数値がリセットされていた。パスワードで保存されるのは、終了した地点(都市)だけで、出会った動物やら妖怪、日本全体から見た踏破率みたいのは引き継がれないらしい。もし個人で購入したものなら、なんらかの条件下で引き継がれるっぽいが、ヒムナシオのは、どこかの時点でリセットされてしまうのだろう・・・たぶん。ちょっとやる気失せたが、とりあえず、今日は種子島を通って、那覇にいってみた。

運動が終わると、画面に、今走った分の消費カロリーが表示されるのだが、それはいいとして、あの「○○何個分」みたいなの、なんとかならんのかね。「砂糖5g 20kcal」とか「コーラ 100kcal」とか・・・。「ごはん一杯 160kcal」っていうのはわかるが、今日なんて「プリン一個分」とかでてきた。言いたいことはわかるが、日常からかけ離れているモノで比較するな。砂糖5gっていったってわからんし、コーラは飲まんし、ましてやプリンなんぞたべん!!

おいらとしては、茄子2つ分とか出て欲しい。

そちらのほうが俄然やる気でる。

今日は、一時間半で帰ってきた。休憩の意味もあったが、映画をみたかったから。最近、全然映画みてないし・・・。

ってことで、これから映画見る。たぶん。

1997
2007年10月23日 (火)
desilusionar:(動) 1.〜を失望させる、がっかりさせる 2.幻滅させる、迷いを覚まさせる

decepcionar:(動) 1.〜を失望させる、〜に幻滅を感じさせられる

二つとも、ほとんど似た感じで使われる。授業中「こういうときはどっち?」って聞くと「どっちでもOK」と返ってきたので、本当にどっちも使うのだろう。ただ、desilusionarの方はseがついた再帰動詞もあるので、他動詞としてじゃないいときには、こっちを使った方がよさそう。ただ、おいらは、どうにもうにもdesilusionarがスムーズに発音できないため、圧倒的にdecepcionarの方を使っていた。

失望する・・・なんて、あまり使わなさそうの単語なのだが、おいらはゲイリー・オールドマンが大好きで、彼がでている「Fifth Element」のセリフにはまっていたのと、もともと「がっかりだよ・・・」という表現が好きなため、それを訳してたまに使っていた。ただ、スペインでスペイン人につかうと、自分が意図するよりも強くとられてしまいそうで、タイミングが難しかった。軽い感じの「がっかりだよ・・・」ってのは、スペイン語でどういえばいいんだろうか?

さて、日記。

石積み。

今日は素材集が必要になったため、上司に「素材集あります?」と尋ねて、でてきた素材集は、なんと10年前・・・1997年の素材集であった。黄色いヘルメットをかぶってごめんなさいしている「工事中」のアイコンをみたときには、少々頭を抱えた。

素材集とは名ばかりで「TOP」、「NEXT」、「BACK」、「HOME」、「PROFILE」・・・などなどのボタン群・・・しかも、かなりノスタルジックなやつ・・・で本の半分くらいが埋まっているような素材集。

懐かしさを感じる以外には何の訳にも経たない素材集であった。

調練。

月曜日がメンテナンス日なのもあって、火曜日のヒムナシオは混む。初日もそうだった。おいらみたいに平日会員がウズウズして押し寄せてくるのだろう。

10分ほどウォーミングアップをした後、筋肉フェチ子が作ってくれたプランを早速試してみることにした。具体的に書いておくと・・・
(未だに、名前だけみてもどれがその器具なのかわからないため、説明書きと照らし合わさないとわからなかったりする)

チェストプレス;22.5kg 10回 3セット(胸筋を鍛えるやつ)
クランチ:15回 3セット(いうたら、腹筋。傾斜をつけるので頭に少し血が上る)
レッグプレス:63kg(?単位がわからない) 10回 3セット(大腿筋を鍛えるやつ)
ラットプルダウン:22.5kg 10回 3セット(上背筋?上から首くらいまで横棒をひっぱてくる)
レッグカール 27kg 10回 3セット(裏腿?のやつだった気がする。うつぶせになる)
レッグエクステンション 27kg 10回 3セット(これも大腿か?膝から下だけで持ち上げる)
ダンベル 6kg 10回 3セット(筋肉フェチ子が好きなアイテムらしい)

プランを作っているとき、実際に数回やって、それぞれの器具の効果的なやり方を説明してくれたのだが、そのときは「結構余裕やん・・・」と思っていたのだが・・・流石は筋肉フェチ子。「生かさぬように、殺さぬように」を心得ていたようだ。どれも3セット目くらいになると、結構プルプルくらいの負荷であった。

彼女の筋トレ一家言。
「筋トレは速くやったら楽なのよ。回数は少なくてもいいから、ゆっくりと、どこに負荷がかかっているかしっかり考えながら、特に戻すときはゆっくりとね。8拍子で・・・」

だそうだ。これやると、確かにえぐい。

ケッタマシーンが混んでいたので、ルームランナーで遊ぶことに。一回の使用で最大45分間利用できるのだが(45分になると自動的にクールダウンモードになる)、45分も走る自信はないので、15分短い30分にした。とりあえず、休まないで走り続けることを目標に、ちょっと本気を出すことにする。本気といっても、途中でめげない・・・と心に誓っただけなのだが。

もともと、長距離は苦手で、どちらかというと短距離の方が得意ではあるのだが・・・なんと・・・3.5kmでばてた。「運動不足、ここに極まれり!」だ。がっかりだ・・・。

時速10kmの速度だったので、時間にして20分。20分しかもたんのか・・・。その後、なんとか足を止めないで、速度は時速8kmまで落とし、ほとんど競歩に近い、小走りでなんとか30分は耐え抜いたが・・・走り終わったあとも5分くらいはゼ〜ゼ〜いっていた。

気持ちだけ若くてもダメなのね・・・もう如実に体力には出てるじゃないか・・・。

いままでおいらが調練に出た日は、毎回来ているのだが、一人かっこいい女性がいる。たぶん時速10kmか、それより少し速いくらいなのだが、とても姿勢よく、45分走りきる人がいる。3.5kmでばてているおいらにとっては、まだまだ遠い存在だが、なんとか45分を同じ速度で走りきれるようになりたい。なぜなら、おいらもかっこよくなりたいから。まぁ、Poco a Pocoだな。

どうでもいいことなのだが、ルームランナーをしばらくやったあとは、体がおかしくなる。空港なんかにある歩く歩道でも起こる現象だが、速度が倍以上速いので、かなり強烈だ。普通に歩いているのに、感覚だけはものすごい速く前に進んでいるようになるのだ。わかる人にしかわからない表現だろうが、たぶん「ゴールド・エクスペリエンス」に殴られたらこんな感じなのだろう。これって運動不足が解消されたら、起こらなくなる現象なのだろうか?

今日の疲れ具合から冷静に考えてみたのだが・・・火曜日から金曜日(呑む場合はなし)の8時半から11時半まで、毎日調練したら、恐ろしく疲れるんじゃないのか?先週は、オリエンテーションとかコンサルティング(?)とかあったから、休憩時間が多かったから、意外といけたけど・・・。すげ〜気持ちいいから、今はまだいいのだが、その疲れで土日が寝たきりになったら嫌だな〜。しばらくやれば、疲れなくなるのか?いや、それはないだろう・・・常に疲れるように、調練の質を徐々にあげていかないといけないらしいし・・・。あ〜なるほど・・・インストラクターの人たちが「一日おきに」っていっていたのはそういうことか。

運動のあとは、体は疲れているのだが、目が思い切りさえてしまう。寝れなくなってしまうのだ。アドレナリンが出続けているのか?2時になっても眠くならない。喜ぶべきか、焦るべきなのか、悩むところだ。

追記
急いで家をでたため、替えのパンツを忘れる。おかげで、シャワー浴びたあとも、汗で湿ったパンツをはかないといけない状況に陥る。自分の愚かさにがっかりしすぎたので、戒めとして、はかないで帰ってきてやった。もう長いことノーパンでズボンなんてやってないので、ちょっとドキドキした。

追記2
かれこれ7年近く愛用してきたLogitechトラックボール(固定したマウスみたいなもの)が壊れた。クリックが効きづらい。減価償却はしたと思うが、愛着あっただけに、買い換えるのがつらい。これを機にマウスに戻すべきか、否か・・・迷うところだ。

追記3
日記らしいといえば、日記らしいが・・・平日は波瀾万丈とはいかないのう。

追記4
ここ最近のsoftbankのCMが気に入っている。「食べました!」とか「おまえに別件などない!」とか「そうですか・・・」の白戸家の人々シリーズ。大好きだ。

CM Gallery Softbank

逆に、最近なにやらむかつくCMが「Roots」のCM。渋谷の駅とかに大量にポスターを貼っているのだが、どれもこれも面白くない。笑えない。えらくベタなのに、考えてる人間はしたり顔してそうで、嫌。でも、もしかしたらむかついているのはおいらだけなのかな?ちなみに、坂口憲二が嫌いとか悪いとかいってるわけではない。

Roots公式サイト

高校生のように・・・
2007年10月22日 (月)
adicto/ta(形):1.[ser〜]献身的な、(・・・に[a])傾倒している 2.(・・・に[a])ふける、おぼれる、中毒
fanatico/ca(名):熱狂者、狂信者、〜狂
aficionado/da:(形)1.アマチュアの、趣味の、愛好家の 2.好きな、ひいきの (名):愛好家、ファン、ひいき

似たような意味だが、使い方が結構違う。adictoは、タバコとか酒とか、ドラッグのときに良く使われる。おいらの部屋に並べたれたVinoの空き瓶200本とかを見て、人はみな「adicto!」と行った。バレンシアは、サッカー好きがかなり来るが、日本人の異常なほどのサッカー熱をみて彼ら(スペイン人は)を「fanatico」という。一見、ただの「ファン」のような感じに思える単語だが、結構マイナス面の方が強く、日本で言うと「オタク」がfanaticoに訳されることが多い。だから、うっかりアニメ好きのスペイン人に、「fanaticoだね〜」っていうと、ちょっとムッとされながら「No!!!!!!!!」と返ってくることもある。だけど、日本同様「そんなにfanaticoじゃないけどね」とか「うん」って返ってくる人もいる。で、辞書にはファンの意味ででているaficionadoだが、ファンという単語ではあまり使わない。通じなくもないが、なんかちょっと違う感じなのだ。というのも、aficionadoは「闘牛好き」または「闘牛オ狂」の方で使われることが多く、こちらも意味へ結構強い。fanaticoな要素がある。

じゃ〜、普通な意味の「ファン」はなんていえばいいんだ・・・って聞いたらfanでいいらしい。「英語といっしょじゃん!」っていったら、苦笑混じりで「うん・・・そうなんだ・・・」って返ってきたので、それ以上つっこむことができなかった。別に英語と同じでいいし、当然なことなのだが、スペイン語が英語と同じだと、ちょっとがっかりするだけ。スペルも英語と同じでfan。


で、おいらは何が書きたいのですか?

あ〜そうだ。

金・土・日・・・そして、今日、月曜日・・・と4日間、調練にいけなかっただけで、ちょっとクサクサしてきた。始めたばかりの時には良くあることだと思うが、体を動かしたくてしょうがないのだ。マリカルメンがカポエラを始めた時、同じように週末「あ〜〜〜!カポエラ〜〜!」と叫んでいるのをみて、「なんなんだ、こやつは・・・」はと、冷ややかな目でみていたが、自分が似たような状況になって、ようやく理解できた。なるほど・・・これなのか・・・。

健康的か不健康かという大きな違いはあるが、タバコが吸いたくて「あ〜〜一服したいな〜」と思うときの気分に似ていなくもない。タバコの場合は、まぁ、体に悪いし、たとえば長時間のフライトで吸えない時なんかは、前向きに「まぁ、吸えない方がいいな・・・」と思うことの方が多いのだが、調練の場合は「健康にいいのに、なぜできない!!」となって、地団駄を踏みたくなる。ちなみに、酒の方も最近では「金曜日なのに呑めない・・・でも、まぁ〜それはそれでいいか・・・」と思えるようになってきている。

なんか初めての体験だから、どうして表現していいのかわからないのだが、例えるなら、まだ若かりし時代、つきあってた子と逢いたくても逢えないようなもどかしさがある。

自分自身のことなのに、新たな感情にたいして「へぇ〜」って感じだ。


月曜日はメンテナンス日ということで、月の第一月曜日以外はお休み。だもんで、今日は気を紛らわすために、6日分の過去の日記を書いたった。ここ最近、なんともめまぐるしいので、先々週のことなのに、先週と思って日記を書いて、途中でつじつまが合わなくなり、しっかり調べてみたら、先々週だった・・・とか、日曜日のことだと思ったら土曜日だった・・・と頭が混乱させられる。書いた日にムラがでてしまったのはそういうわけだ。

本当はチャチャチャ〜とでいいから、もう4、5日分書きたかったが、うまくまとめられる自信がないので、時間ができたら書くことにする。

ホント、平日は書くことがない・・・石積みが平和すぎるのも考えものだ・・・。

あ、そういえば。今日からサイト閲覧に規制が入った。おいらは石積みの性質上、多少緩いようだが、業務に関係ないサイトの閲覧はすべて禁止ということになったようだ。WEBメールとかも当然ダメ。おいらは入れそうだが・・・。アメリカの方では、検索サイトもダメという状況らしい。

そこまでやるのか〜っと少々びっくりさせられたが、効率重視の我が石積み場では、無駄な残業はアウトなのだが、それを少しでも解消させるために、WEBメールやら、mixiやら、個人的な検索(旅行やら出張に伴う風俗検索等)を撲滅したいらしい。でもって、実際にそれで遊んでいる人が数多くいるということらしく、良くおいらの横で、そのネタで盛り上がっている。今日は北海道の「すすきの」を検索している人が見つかって、みなで苦笑していた。どう考えても、うちの石積みの内容からはかけ離れてるから、もう相手も抵抗できないだろう。

もう4ヶ月たったし、石積み場でメールチェックできないのには慣れたけど、たまに使いたいとき、びびって使えなさそうだ。

のんべんだらり
2007年10月21日 (日)
Ocio(名):1.暇、暇な時間、余暇 2.レジャー、娯楽、気晴らし 3.無為、怠惰
osiosidad(名):怠惰、無為
ocioso/sa(形):1.(estar〜)仕事をしていない、用のない、遊んでいる、休んでいる、暇な 2.(ser〜)無駄な、くだらない、意味のない、根拠のない
pasar los dias ociosamente、llevar una vida ociosa:のんべんだらり

いや〜ダメもとで調べたのに「のんべんだらり」が辞書にあるとはおもわなんだよ。まだに、スペインひきこもり時代のおいらにぴったりの単語群なのだが、一度も聞いたことがない(または聞き逃していたか?)ので、すでに使われなくなった表現なのか?おじいちゃんとかおばあちゃんが使うのか?今度、スペイン人に「スペインでなにしてたの?勉強?」と聞かれたら、こう答えることにしよう。今までは「呑んでた」と答えていたが・・・。

直感だが、このociosa・・・派生というか由来は「oso」(熊)なんじゃないだろうか。辞書に書いてないので確証はないが、俄然そんな気がする。

ってことで、のんべんだらりと過ごす。

1ヶ月前くらいから5ページだけ残して止まっている本のようになっているドラクエ8でカジノに興じる。のんべんだらりらしい選択。さっさと終わらせてすっきりしたいドラクエとは逆に、北方水滸伝は今週中に読み終わってしまうため、すごい切ない気分におそわれている。とりあえず、次の長編小説を見つけるまでの中継ぎとして、寅さんから勧められた高橋克彦「火怨」を上下巻で買ってきておいた。蝦夷が舞台らしい。かなり楽しみだ。康雄も絶賛してたし。

当然0枚からはじまったカジノだが、大人げない方法を駆使し1万枚まで増やすと、その後も大人げない賭け方方で・・・本物だったら絶対そうかけないような賭け方・・・で30万枚まで増やす。

カジノといえば、数年前、あらぽんと長尾の3人で約3週間かけてアメリカ横断(車。正確には横断はしていないが・・・)をしたときラスベガスにも寄り、ものすごいヒッピーな格好でカジノをやった。

BINGOやらスロットやらいろいろあったが、おいらがはまったのはブラックジャック。1時間もしないうちに5000円が8万円になる。かわいいアジア系の女性のテーブルで、調子よく20ドル単位でかけた。今になって背中に冷たいものを感じるが、そのときは、あのチープな作りのチップのせいで、それが500円相当にあたるなんてことは思えなくなってしまうのだ。

1、2時間で作ったはした金だし・・・とかけまくっていたら、しばらくしてディーラーがいぶし銀のおっちゃんに変わった。その途端、見事に勝てなくなり、あれよあれよと数万は飛び、結局5000円か1万円マイナスまでなってしまった。

貧乏旅行だったので、さすがにそれ以上はやばいと理性を働かせ、楽しい想い出とともにラスベガスを後にした。

当時の日記を今読んでみたら、かなり興奮状態で綴っている。

日付は9月14日(火)となっているが、西暦が書いてない・・・たぶん、23歳の時だった気がするから9年前の今くらいという感じか。

場所はルクソールというピラミッド型のカジノ。そうだそうだ。思い出してきた。

日記の頭と終わりだけ書いておく。

「負けた〜〜〜〜くやし〜〜〜〜!!ちくしょ〜〜〜〜!ラスベガスに金を掃除機で吸われた気分だ」

「さっきまで、5ドルなどをポンポン湯水のように使っていたにもかかわらずスーパーで1.99ドルの水を『高い・・・』と渋っている自分に気づく。自分でも自分の価値観がわからなくなる」

おまけ
あらぽんの格言「こってり味の多いアメリカにおいて、カップヌードルのそっけないさっぱりとした味は我々日本人にとってほっとさせられるものである」→悲しいセリフだ

今も昔も表現力がかわっていないじゃないか・・・。嘆かわしい。

今も昔も貧乏じゃないか・・・不憫だ・・・。

鳥肌
2007年10月20日 (土)
piel de gallina(名):鳥肌

この単語にはちょっとした想い出がある。まぁ、想い出ってほどではないのだが・・・最初おいらはこの「鳥肌」をpiel de polloといって大爆笑された。(※pielは皮とか皮膚の意味)

「いいたいことはわかるが・・・マサキート・・・わかるが・・・違うんだ。polloは『鶏肉』なんだ。鳥(鶏)はgallinaだ。だから、piel de gallinaだ。」

同じように、Vacaは牛のことだが、牛肉になるとTerneraになる。まぁ、部位によって呼び名は異なるのだが・・・。


ひょんなことから、cold stoneとかいうアイス屋さんのアイスを食べる羽目になった。

コールド・ストーン・クリマリー公式ページ

雰囲気的に食べないといけない状況になったのだ。どんな雰囲気かというと、女性にありがちな「じゃ〜違うの頼んで、みんなでシェアしよう!」みたいなやつ。おいらだけ「いらない。二人のちょっとだけもらうから・・・」なんて言えるような状況ではなかった。最初はそういっていたのだが、「なんにしよう!迷う!いや〜!!どうしよう〜〜〜!」と叫びのたうち回るので、馬の耳に念仏だと悟り、おいらも注文してみることにした。こんなタイミングじゃないと食べることなさそうだし・・・。

それにしても、薄めでみても、斜め45度からみても、甘そうであった。ただでさえクソ甘いイメージのあるアメリカンな食べ物なのに、もうなんていっていいか・・・メニューみただけで、本当に鳥肌が立った。そこまでして食べることないやん・・・と自分でも思ったが、好奇心とタイミングと調査の鼎は一期一会なのだ。

おいらの場合は、甘いモノの選択は、『食べられるか食べられないか』であり、『いや〜ん、どれもたべた〜い!』ではない。だから、消去法でいとも簡単に絞れるのだが、今回はラッキーなことに、おいらの大好きな「シナモン」の名を冠するアイスが早々に見つかり、すぐにそれに決定した。一番小さいサイズでワッフルボール(?)とかいうやつにして450円くらいだった。

で、実際食べた見たのだが・・・思ったよりも甘くなかった。というか、結構おいしくいただけた。アメリカンなのに・・・とイマイチ釈然としないが、思ってしまったものはしょうがない。シナモンパワーのおかげにしておく。

案の定、半分くらい食べたところで、おいらの「甘いモノに対する満足度」はメータを振り切り、だいぶペースダウンしたが、必死こいて食べたおかげで無事完食。

意外な評価となったが、もう2、3年くらいは食べなくてもいいや。


買い物をした。調練用の服。うちのママンに「あんたはまたそうやって形から入る〜」とかいわれた。面倒くさいので、その場は右から左に流したが、どうにもこうにも心外である。いつもは「あんた、頼むからちゃんとした服装して・・・」とか懇願するくせに・・・というか、おいら形から入ったことなんか無いぞ。別に形からでもなんでもいいんだけど、他に形からはいったもんってなんじゃい!

そもそも、おいらはジャージがない。短パンもない。スニーカーもない、水着もない(あるにはあるが海用)状態だったのだ。先週なんて、この前の旅で寝巻きを忘れて、いたしかたなくtienda de china(中国雑貨店。いうたら100円ショッップ)でかった、3.6eurosくらいのパジャマジャージでやってたんだぞ。短パンなんて、腰のところのヒモがないから、iPodをポケットにいれて走ると、徐々にずり落ちてきて、危うく露わな姿になるところだったというのに・・・。

まぁ、確かに、他でも代用が聞く鞄は、形から入りたくて買ったけどさ・・・。

石積み行くのに、スーツきると、ピシッ!っとした気分になるのと同じことさ。うん。

「あんた、何買ってきたの?」っていわれ、実際買った物よりも少なめにいったのはヒミツだ。

パ、パンツとか、かばん・・・あとは・・・く、くつした・・・だけ・・・かな?


追記
ボクサーパンツで走ると収まりがいいことが判明したので、それも買おうと思っていったのだが・・・3着3000円ってことで断念。スーパーのパンツでいいよ。3枚1000円くらいので・・・。現在おいらがはいているパンツは、スペインのカバニャールの市場で買った3枚5eurosくらいのパンツ。パンツ一丁でいると、ちょっと危うい危険なパンツだ。

イベリコ豚のぶ〜ちゃん
2007年10月19日 (金)
debustación(名):味見、試食、試飲
probar(動):試す、試してみる、試みる、やってみる、着用する、食べてみる、飲んでみる、着てみる

この2つはとてもutilな単語。degustaci´nは呑んだくれなら知っていないといけない。なんかのFeria(お祭り)とかにいったときに、特にVinoの産地なんかいったときには、この文字を探す。いや、探さなくていいか・・・適当にはいって「quiero probar」(味見させて〜)とか「puedo probar?」(味見していい?)といえばOK。

試飲や試食コーナーだけではなく、この「quiero probar」「puedo probar?」は、普通のBarでも使おうと思えば使える。

ちゃんとしたレストランや、観光客だらけのBarなんかだと無理だが、田舎のBarなんかいったら、外国人というメリットを最大限に生かして、図々しく、かつ厚かましくいってみるのも手である。

この場合の「試す」は、最初から「タダ」ということを狙って言うわけではなく、「おいらは観光客で、いろいろここのtipico(名産)を試したいんだけど、一人旅だし、とてもじゃないけど、試すことができない」的な匂いをさせていうのだ。

だから、普通に注文してから言った方が効果的。または、辺りを見回して、マドリッドのBarのように一皿一皿が大きい場合は、「ちょっとずつ試したい」という感じで使うと、たまに小皿に出してくれて、料金も小皿分(どんぶり勘定なので、大皿で頼んだのとあまり変わらない場合もあるが)で済む場合もある。

また、分量がきまってなかったり、相手の人数をみて分量を決めるようなBarだと、一人の場合、相手が「どれくらい食べたいの?」と聞いてくることがある。そういうときにも「solo uno!」(一個だけ!)とか「un poquito」(ちょっとだけ)といったあと、付け足すと相手は「はいはい」と了承してくれて、その後の注文もしやすくなる。

友達が飲んでいる、または食べている飲み物や食べ物を「ちょっと一口!」的な感じでいうときにも使う。まず「No!」とはいわれないはずだし、逆に向こうから「quieres probar?」(一口食べたい?)といってきてくれることの方が多いかもしれない。

隣の知らないおっちゃんが呑んでいる得たいのしれない酒・・・いかにもtipicoっぽいやつ・・・を興味津々にみつめながら「それはなんという酒?」と聞いたりしても「quieres probar?」と返ってくるし、気前のいいおっちゃん(田舎は得てしてそういうことが多いが)だと、おごってくれることもある。

ってことで、前回の「te invito」に続いて、おいらがBarでよく使う単語の一つだ。


で、今日は石積みのあと、高島屋バビロニア店で5日間だけ開催されていた「スペイン展」にいってきた。Feria的な感じで、いろんな輸入代理店(?)が店を出して商品を売っていた。問題は、おいらは高すぎたということ。高島屋でやっている時点でうすうす気づいてはいたが、恐ろしくPijaなFeriaであった。Jamon(ハモン:スペインハム)が10gなんぼで切り売りされているところからも、そのPijaぶりはうかがい知れよう。日本においてスペインVinoは未だ安く買えるので(当然スペインに比べれば高いが、納得できる値段ではある)いいが、JamonとかQueso(ケソ:チーズ)は、倍以上の値段だして、半分くらいしか買えない。質がいいものを輸入しているというのもあるのかもしれないが・・・「うぐむ」と唸ってしまう。まぁ、食べれるだけよしとするか・・・。

おいらにとってJamonはちびちびもったいぶって食べるものではなく、贅沢に「うそっ〜!」ってくらいパンに挟んで食べたいものなので、そちらには見向きもせず、ちびちびVinoのアテに楽しめるQuesoとVinoをメインに見学。

産地ごとに並んでいると思いきや、店ごとにそれぞれ店舗を構えているため、イマイチ探しづらかった。店の方は店の方で、売るのに必死なので、思う存分試飲させてもらった。中には一本3万とか5万のVinoも打っていたが、目の毒なのでラベルだけ眺めて、おいらの専門の1500円〜3000円くらいのVinoを探す。

すでに2002年くらいのVinoだと、1万円くらいになってしまい、安く買えるのは2005年前後のものばかり。2001年になると・・・もう数万円!!90年代なんて、ある意味おいらの「財産」になってしまいそうな値段だ。

あれこれ試飲させてもらった結果、「今回のために取り寄せて、普段日本では買えない」という(実際どうだかはしらんけど)Vinoばかりを取り扱っていた店で、3000円くらいのToroのPrimaというVinoを購入。決め手は、「日本では買えない」というところだったが、笑うと鼻のところに縦皺ができる女性の店員さんがいたということも決め手となった。なすすべなし。縦皺。

QuesoもOveja(羊)のものを購入。ちびちび食べたら、そこそこ楽しめるくらいの量で1300円弱。まぁ、いたしかたなし。

Paellaがあったので、せっかくなので、奮発して食べていくことにする。パエリアプレート(1260円)とかいうやつ。味はなかなかおいしかったのだが・・・なぜか冷たかった。スペインの場末のBarでも、電子レンジでチンして暖かいのを食べさせてくれるというのに・・・。

Jamon(960円)も一皿注文。量は少ないが、その辺のスペインレストランよりは多いくらいの感じ。とてもうまかった。が・・・パンを二切れしかくれないのはどういう了見や〜〜〜!!!フランスパンくらいだったら日本でも安く買えるだろ〜!ハモン10枚くらいにパン2枚。せっかくおいしいJamonだったのに・・・。

とある一角で、「イベリコ豚のぶ〜ちゃん」という名前で売られている、黒豚のぬいぐるみを発見。「ロッタちゃん」のバムセには劣るかもしれないが、なかなかかわいらしい。豚というとピンクが相場だが、黒いので、「イベリコ豚」(ちなみにあたりまえだが、スペインではそんな言い方はしない)といわれればそう見える。

店員のおばちゃん曰く、made in Japonなぬいぐるみらしく、「本当は足も黒いのよ!でも、黒くしちゃったらかわいくなくなっちゃったから・・・」とのこと。スペインの高級Jamonは「pata negra」というブランドになっていて、ひづめのところが黒い。黒ければ黒いほど良い。Bellota(どんぐり)ばかり食べそだったpata negra・・・スペインでも結構な値段がするが、旅行の時だったら買えない金額ではない。まぁ、おいらはVino同様、喰っても喰っても問題ない安Jamon専門だが・・・。安いJamonは安いJamonで十分味わい深いのだ。

あ〜〜〜〜〜LabradorのJamon食べてぇ〜〜〜〜!!

家に帰って予定通り髪を切る。マリカルメンも切りたいというので切るも、前髪を切られすぎたようで、F氏が帰っていったあとぶ〜ぶ〜と文句をたれていた。「前髪〜〜!前髪〜〜〜!こんなにきられた〜〜〜!」と。

おいら個人としては、イギリス人の子みたいで前よりも良いと思うのだが、本人はそういったところで、聞く耳もたない。おいらは「前髪切りすぎた・・・」と手で前髪を押さえる子が好きなので、そうぼやくマリカルメンをほほえましく見つめ、楽しまさせてもらった。

もっとざっくりガタガタに切ってもいいと思うのだが・・・。


スペイン展で買った物


一部、今回購入したものじゃない品物が入っている。chorisoやEmbutidoは買ってない。真ん中にいるのは、滋賀の100円ショップで運命的な出会いをしたチェブのぬいぐるみ(200円)だ。別にぬいぐるみ好きじゃないのに、ぬいぐるみが増えつつあるのはなぜなのだろう・・・。



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