おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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扶養控除
2008年04月14日 (月)
給料明細が届いた。バベルでの石積みは残業がほぼ0なので、「現金掛け値なし」的な感じで、まったくドキドキしないのが難点だ。

とりあえず中を開けて額面をみてびっくり!!!

「なんじゃこりゃ〜〜〜!!!」

社会保険+所得税で、7万円近くひかれている。

税金があがるとかって書類できてたけど、あがりすぎだろ〜!!と憤慨していたら、どうも社会保険系ではなく、所得税が恐ろしいことになっている。

こりゃ、なんかあっちのミスだろ・・・と、電話をかけてみると。

「ヨモツシコメさん、平成20年度分の扶養控除の申告書が未提出なんですよ・・・」

とかいわれる。

寝耳に水である。

っていうか、おいらその手の書類、怖いから来たらすぐ出すようにしている。年末調整も、その扶養控除とやらも出したはず。緑色の紙だ。なんでも19年度と20年度は別らしいのだが、郵送物に入っていれば、すぐさま出すはず、出しているはず。出してないことは、もとから入ってなかったとしか思えないのだが、「確実に出した!」といるほどの何かが、ものでも記憶でも残っているわけでもなし。

Epoca de ご祝儀貧乏も抜けだし、新年度、心機一転、スペイン積み立て貯金をはじめようと思っていた矢先のことなので、やるせない気持ちでいっぱいになる。

まぁ、多かれ少なかれ、たいして金は入らないのだが(石積みの量考えたら、Super割はいいのだが・・・)、それでもこれじゃ〜ドンキでスルメも買えやしない!ただでさえ、物いりな時期だというのに・・・。

まぁ、とりあえず4月中に、その扶養控除を出せばいいらしい。っていうか、扶養者いないのに、わざわざ提出しないといけな書類って・・・。まぁ、もらってる書類にも「被扶養者の有無にかかわらず」って書いてあるけどさ。

保険の仕組みって難しいわ。


石積みの帰り、階段を上っていると、目の前のおっさんが、青眼の構えから下段に構えたかと思うと、地を擦るような動きで、頭を突き上げた。

「な、なんだ・・・」

その彼の視線の先をみると、だいぶ上の方にスカートの短い女子高生がいた。

その「働くおっさん」を見ると、顔にはなんともいえない満面の笑み。「笑み」と「鼻の下が伸びている顔」をはき違えてるわけではなく、どちらかというと「笑み」に近いのだ。

年の頃は・・・ちょっと格好が・・・なんというか、カテドラルの前に沢山犬をひきつれて、紙コップや右手をあげて座っている方々な感じがするので、いまいち不明会なのだが・・・50近いと思われる。

車内での痴漢は論外としても、「そんなスカートはいてたら見てくれといってるもんだぞ!」という男どもの意見はわからなくない。というか、わかる。

別に自分がこのおっさんのようにわざわざ見ることはしないが、叶姉妹のような服着てて谷間に目がいったから「見るな、ぼけ〜!」というのは了見が違うだろうと思う。見られなくないなら、超長いスカートはけばいいやん・・・とまではいわないが、物事には程度ってものがあるだろう。

ただ、そんなスカートの短い子たちの言う「おっさんたちに見せるためじゃねぇ〜よ」という言い分も理解はできるので、まぁ、五分五分ってところか。

おいらの立ち位置としては、仮にそんな感じの子たちが、スペインにおいて口が閉まらないカバンとか、無防備にリュックを後ろに担いでるとか見ても「あら、あら」とか「おや、まぁ」といって、無関心に通り過ぎるけどね。

で、そのおっさんの笑みをみてふと思う・・・・。

「なんて、欲求にたいして、本能にたいして、正直なんだろう・・・」って。

いや、パンツをみたいわけではない。

ここまで正直になったら、おいらスペインにいってるんだろうな〜って思ったの。

それくらい、なんか、いろいろ危険なの。

こいうの、紙一重っていうの?綱渡りっていうの?崖っぷちっていうの?真剣勝負っていうの?

この程度の出歯亀おっさんみて、「自分に対する正直さ」を感じてしまうほど危なげなのね。今のおいら。

題して「ゾロ目Fiesta」の詳細が決定しそう。

場所は神楽坂になりそうだ。ねねちんに今度いこう・・・と誘われていた場所なのだが・・・その前にいってしまうことになりそうだ。

メンバーは、面白い顔ぶれになりそうだ。おいらも久しぶりの人間もいるし・・・。場所的な問題か、Vinoは少々お高い。他の店と比べて高いということではなく、やはり、自分で店買いする時の値段を知ってしまってると、どうしても高く見えてしまう。ただ、おいらがスペインでも呑んでいたVinoがあったのでそこに決めた。

一時期、おいらにとって救世主的な存在であったラ・マンチャのEstola。年代にもよるが、3euros〜6eurosくらいまでの間で買える。10euros近いやつもあるが・・・。サイトの年代は書いてなかったが、値段は3800円だか3200円。

そういば、白で結構好きだったら、RuedaのBasaもあった。これは日本でも店買いすれば1300円〜1500円程度。それが3800円。

はわわわわわ〜!

賢い人は、店でたくさんかって、誰かの家で呑むんだろうな・・・。

でも、そうはいっても、みな店いくから呑むんであって、誰かの家にいってまで呑まないんだもんな・・・。

今度、一万円くらい握りしめて、酒屋巡りしようかね〜。って、二年前くらい、まったく同じこといってた気がする。

・・・お・・・いま気づいたが、おいら昔に比べて「握りしめ」られる金額が大きくなってきてる!!

昔は5eurosとか20eurosとか1000円とかが限界だったもんな〜。



PD:ちなみに、パンツみるくらいなら、笑ったときにできる鼻の縦皺を盗み見る。

ごきげんよう
2008年04月13日 (日)
昨夜、ピュアをもらったからなのか、すこぶる機嫌が良かった。両親はムクを連れてどこぞに泊まりいったから、"ムク担"もない。あるのはラクチンな"おま担"くらい。マリカルメンも母親が遊びにきているということで、忙しい。

一人の時間を大いに楽しむ。

旅中・・・特に晩飯、呑みの時は、「もうこのままでは絶対死んでまうぞ!」というくらい寂しくなるのだが、無駄に忙しい中、ふって湧いたようなこの時間が楽しくてしょうがない。

ってことで、朝から大音量で音楽かけて、踊りまくる。踊りまくりながら、かなり大変なことになっていた部屋の掃除をする。まぁ、いつものパターンなのだが、今回は、機嫌が良いのと、ピュアまっしぐらなのもあって、本棚の整理など普段いじらないところまで掃除してやった。

いれたてのコーヒーは旨いわ、音楽はノリノリだわ、部屋は猛烈なスピードで片付いていくわ・・・。

ただ、途中、2週間前くらいの、なんたらパン(中国名っぽい名前のパン)がでてきたときはちょっとめげた。マリカルメンが買って食べずにおいていったやつだ。ホント、あのだらしなさはなんとかならんもんかね。冷蔵庫にあるからまだマシだが、なんとかスィートポテトみたいなのも入ってるし・・・。

買ったら喰え!喰わぬなら買うな!

夜はひっそりと、PCの中を掃除。綺麗に整理整頓したった。今回のカエラのアルバムのジャケットがSuper Guapaなので、iTunesのアルバムアートワーク用にスキャンしたのを使って壁紙を作ってやった。Volverのペネロペの壁紙にも飽きたし・・・。その前は、康雄の家でみつけた原田知世を壁紙にしていたが、背景が白で使いづらかった。やはり、壁紙は黒が良い。そういえば、蟲師の壁紙や次元の壁紙もすこぶる使いやすかったな。

フォルダも昔みたいに、アイコンを変えた。MOZCO!GARASHI!という、超有名なアイコン職人がいるのだが、その人のアイコン。残念なことに、その人のサイトは閉鎖されてしまって、いまはもうないのだが、アイコンはどこぞのアイコンサイトでダウンロードできる。MOZCOで検索すれば、すぐでてくるだろう。日本の小粋なアイテムを使ったアイコンが特に気に入っている。

元気があまり過ぎていたのか、なかなか寝付けず、3時くらいまでダラダラと遊ぶ。写真の整理したり・・・。いつ寝ていいのかわからない状態。

でもって、この日記もどう終わらせていいのかわからない。

やめやめ。

ラクシュミさんの結婚式
2008年04月12日 (土)
に行ってきた。横浜。正確には関内。

すげ〜久しぶりにいったんだけど・・・なんか、微妙にガラ悪くなってないか?ガラが悪いっていうか、けばけばしい。いつも、バベル近辺のオフィス街で、おしゃれな人々を見過ぎてるせいでそう思うのか?いや、マジでバベル周辺、怖いくらいお洒落で、10年前のスーツ着てるおいらはいたたまれない。AOKIかどっかで、50%オフやってるから、もう一着くらいナウいスーツを買うってもんか。ナウい・・・。

結婚式にはヘケットさんと行った。ラクシュミさんもヘケットさんも、「あの」賽の河原時代に知り合った石積み場の人間。なんか感慨深いものがあるさ。

ヘケットさんは、乳○家の人々なサイト会社を辞めてから、おいらのように7ヶ月ほどのんべんだらりとしていたようだが、無事、仕事も見つかり月曜日から働くことになったとのこと。めでたし。

結婚式で、一昨年のFiesta de Navidadで会った子と再開した。隣の席に座っても、最初は激痩せしていて「あれ?」という感じであった。一昨年の時にはSuper 不思議ちゃんで、会話が微妙にかみ合わないところもあったのだが、なにやら落ち着いている・・・名前が思い出せないので、目の前にある来客者名簿で名前をチェックすると、聞き覚えのない名字が。

「あ、あれ???飯田って名字だったっけ?」
「あ・・・結婚したんです。」
「おろろ・・・いつしたの?」
「去年の12月です」
「そっかそっか〜おめでとう〜」

その後、話をすると、相変わらずな雰囲気を醸し出しつつも、どこか落ち着いている。旦那のことを話すときなんぞ、完全に「嫁」というか「妻」と化している。

常々思うが、女の人って、段階を追って化けすぎじゃないか?

「男ってホントいつまでたってもガキなんだから〜」とかいわれるが、いや、そうじゃないだろ・・・あんたらが化けすぎなんだと思うぞ。うちらが、普通のほ乳類みたいな成長を遂げているとするならば、女の人たちは、青虫→さなぎ→蝶、とか蟻地獄→ウスバカゲロウ、みたいな変化の仕方じゃないか?なんか例えが綺麗すぎるな・・・オタマジャクシ→カエル、にしよう。

これがしばらくしたら、母親になり・・・でもって、ママンになるのだ。スペインとかイタリアのママンになるのだ・・・ん?でも、あれはあれでいいな。なんかスペインのママンは心が安らぐ。母性のカタマリみたいな人々だからな。おばあちゃんとか。男は永遠にマザコンなのだ。

どちらかというと、少人数のこじんまりとした結婚式の披露宴だったが、ラクシュミさんの弟さんの下手なプロ裸足の司会で大いに盛り上がる。

おいらは、本気モードで最後まで残ったNintendoDSを狙っていたが、それが来たら一気に2列があく36が全く出ず、見事にかっさらわれた。無念。

お開きの後、せっかくなのでヘケットさんと、そこで知り合った子たちと呑みにいくと思っていたのだが、披露宴の開始自体が前の結婚式がずれこんだため遅れ、終わったのは10時近く。普段なら、強引に呑みに連れて行くのだが、そこまで知ってるわけでもないし、10時過ぎに横浜(そこまで移動はした)の街を呑み屋探して徘徊するのも面倒なので(なんか決まりそうもなかったのもある)、おいらには珍しくあっさり帰宅。

「なんだか呑み足りないな〜、会話したりないな〜」と思っていると、バベルの同期・・・あだ名は・・・ラケーさんにしよう・・・から電話。これまで呑みの連絡くらいしかしたことがないので、少々びっくりした。

ラ「あの〜〜ちょっとお尋ねしたいんですけど・・・」
お「あいあい」
ラ「湘南新宿ラインって朝混みますか?」
お「え??」
ラ「え?」
お「しょ、湘南新宿ライン???」
ラ「ええ」
お「あ〜〜〜そっか・・・おいら横浜だけど、横浜横浜してる横浜じゃないのよ。東京に近いから・・・湘南新宿ラインは乗ったこと記憶があるかどうかってくらい知らないよ」
ラ「ですよね!ですよね!」
お「・・・・ですよ。で、それがいかがした?」

という感じで会話が始まった。

この子も、少々先ほど上に書いた子みたいに不思議ちゃんの気があり、テンパったときなどは見ていて面白いのだが・・・あわあわ話すので、イマイチ要領を得ないことが多い。

まとめるとこんな感じだった。

現在、女友達とルームシェアをしてるのだが、その子が突然引っ越そういいだしたらしい。契約の問題もあり、引っ越し自体はそろそろ・・・程度に考えていたらしいのだが、見つけてきた物件が横浜方面のどこぞの丘の上というのだ。でもって、新しく男の子がCompañero(同居人)として加わるということにもなったらしい。で、それを聞いたのは今週の火曜日。で、管理人との話で明日までに決めなくてはいけないという。

「なんじゃそりゃ!」

とりあえず、そう叫んだ。

ラケーさんは現在、バベルまでドアドアで20分程度。自転車でも通える距離である。そこから横浜のどこぞの丘・・・まぁ、仮にゴルゴダの丘にしておこう・・・に引っ越すというのだ。

横浜はいいところだし、おいらも大好きだ。自分で選らんで「このゴルゴダの丘・・・とてもいいところだな〜。バベル近辺のごみごみして、無機質な場所から帰ってきたらほっとするかもな〜」ってことで、考えているならわかるが、本人は、その家自体もみてないし、そもそも見に行くのを断ったし、今のところからそんなところまでは引っ越しする気はない・・・と一度は断ったという。っていうか、それが普通だ。

だが、彼女はいう・・・

「私・・・断るの苦手なんですよ・・・」

最近、愚痴と相談の区別がつくようになり、「聞き役」なるものができるようになって得意気だったのだが・・・さすがにアホらしいので、昔のおいらのようり、論理的に順を追って、いかにくだらないことを悩んでいるのかということを懇々と諭す。

それをここに書くとえらく長くなるので省くが、もちろん不思議ちゃんのことなので、もしかしたら多少は横浜に住んでみたいという気持ちがあるかと、そちらの方のメリットも説明したった。

なんで、こんなこと話してるんだ・・・と思い始めたころ、もっそりと一階に下り、我が家のワインセラー(ただの棚だが)から、Vinoを持ってくる。

Vinoには吝いおいらが後生大事に・・・ととっておいたVino。たしか、なっちゃんが一昨年の誕生日かなんかの時に、旦那のアントニオと一緒にプレゼントしてくれたVino。

2002年のHERMANOS LURTONだ。D.OはRUEDA!!!!でもって、ブドウはTEMPRANILLO!!スペインいっていったら、TEMPRANILLOです。

まぁ、いい。

で、Vinoのおかげで俄然元気に、しかも会話モードに入ったおいらは、次から次へと出てくる彼女の会話の聞き役に回る。

おいらだけじゃなく、あっちも呑んでるんじゃないのか?ってくらい、次から次へと話題が変わる。さっきまで話していた引っ越しの話はどこへやら。

バベルの人間関係やら、部署内の人間の評価・・・これはもう完全に愚痴だ・・・ってことで、ますますVinoが離せなくなる。

そうかと思うと、長い間していた片思いの話にもなった。結構昔の話と思いきや、つい最近の話で、妙に生々しかった。本人も赤裸々に語りすぎたと、たまに戸惑っていたりもした。

でも、おいしいVinoに勝る愚痴はなし!

これ名言な気がする・・・。

そろそろ話も終わるかな〜と思った頃、ここまでとっておいたかのように、もったいぶらせた言い方をされる。

「ヨモツシコメさん・・・口固いですか?」

こう聞かれて「軽いよ!」という人間がどこにいようかっ!と思いつつも、別に特に固いわけでもないので、

「特に固くはないけど、バベルじゃ会話ないから話す人おらんよ・・・」

ここで「軽いよ」っていっても、たぶん彼女は話しただろうが、彼女の口をついてでた言葉は、かなり意表をついたものだった。

「私・・・実はカワンチャさんとつきあってるんですよ!」

ひええええええええ!

あるかとおもって、冷蔵庫開けて調べたら、見つからなかったのに、もう一度あけてみてみたら、さっき見たはずのことろ今度はあった・・・的な驚きだ。灯台もと暗しである。

というのも、ラケーさんとカワンチャさんは、去年の年末あたり、おもしろ半分でくっつけようとして、くっつかなかった二人なのだ。
(※カワンチャさんは、おいらと同じ部署で、普段もっとも話す男の子)

「ちぇ〜他人の青春みて、元気吸い取ろうと思ってたのに・・・」とがっかりしたが、あまりやりすぎてもしつこいので、今年に入ってからは、ぱったりとその会話はしなくなっていたのだ。というか、飽きていたのだ。

そんなところに、今頃この衝撃の告白!

この話聞いてしまうと、まるでその話をするために電話をかけてきたような気がして、ラケーさんに聞いてみたところ、勢いで話してしまったらしい。ってことは、やっぱり引っ越しの話がメインなのか・・・。

で、おいらが知らない間に、二人の中では、「おいら=二人をくっつけてくれた恩人」になってるらしい。おいらが年末に「バベルで会話できるようになりたい!」と企画した呑み会が、違うところで桜満開になっていたのだ。この呑みで、おいらも会話する量が1から3くらいにはなったし・・・って、全然かわってないやん。

といことで、そろそろ終わると思っていた電話は、その後も小一時間以上続いた。隠すことがなくなった彼女は、もうここぞとばかりにのろけまくる。おいらくらいの歳になると、あまり素ののろけってあまり聞かなくなる(結婚前後はあり)が、本当に、これぞカタカナで「ピュア」っていいたくなるような、純粋なのろけだ。

「あたし・・・こんなに人好きになったの初めてなんですよ!」

「おじちゃん・・・そんなにピュアなのろけきいたの初めてでおじゃるよ」

嬉しいことに、のろけだけではなく、初々しい愚痴もある。あそこがどう、ここがどう・・・もうすべて、むちゃくちゃ些細なことばかりで、おじちゃんは嬉しくなってしまう。

もうひたすら楽しくて

「うんうん。そうなんだ〜」
「ほうほう。それは彼がいけないね〜」
「なるほど。でも、それはあなたがいけないね〜」

心が洗われるとはまさにこのこと。

おいらもちょっとピュアになれた気がするさ。

でも、おじちゃん、やっぱり酒切れるとお話聞けないのね。それに、ピュアな話は、また別の酒あるときにアテ代わりに聞きたいので・・・と、電話を切ることに。

通話時間・・・5時間12分・・・。

電話が苦手になり、長話ができなくなってから早10年・・・おじちゃん青春まっさかりさ。

PHP
2008年04月11日 (金)
かなり分厚くて(600ページくらいあるような気がする)、最初は不安だったが、なんとかPHPの基礎本を一冊やり終えた。石積み場で。

スペイン語とイタリア語の関係というわけではないが、Javascriptでしばらくずっと遊んでいたもんだから、書き方の差こそあれ、基本的なところは意外とすんなり理解できた。大変なのが、関数や引数の数の多さなのだが、こればっかりは、いろいろ作ってみないとダメっぽい。他にもJavascriptでいうところのライブラリにあたる、Pearなるものがあったり、DBとの連携があったりと、まだまだ覚えることは多いが、これも何か作ってみないことにははじまらないので、Poco a Pocoで・・・。

で・・・ちょっとかじった結果、なんとなくなのだが・・・おいらはJavascriptの方が好きなような気してならない。なにが・・っていわれても、まだ半人前以下なので、なんともいえないのだが・・・PHPの方は、何か作ってみようと思っても、どれもこれも、趣味でやるには話が大きすぎる気がしてならない。きっと石積みとかの方では大いに役立つんだろうが、石積み場で、おもちゃ箱を充実させるために、チマチマ遊んだり、ひきこもり生活のサイトでちょっと試すにはJavascriptの方が短時間で楽しめる。

あと、Javascriptの時には「あ〜ここがあ〜だったらな〜」みたいなところが、PHPでは恐ろしく簡単にでき、痒いところに手が届くものが多いのだが、逆に至れり尽くせり感が強く、さらには・・・いろいろ用意されてるのはいいけど、これ、大きいの作ったらかなり汚いプログラムにならんか?って気がしてならない。大きいWEBアプリ作るのなら、それなりの量のプログラムになるのはしょうがないと思うが、そもそも大きいWEBアプリなんて、おいら作るのか?

この前遊んで覚えたGoogle Map(ひきこもりMapaをリニューアルしたいのだが、時間がない)とか、必死扱いて作ったコスタ用の電卓とか・・・あれくらいでいいんだけど・・・。メール送信とか、顧客管理とか、認証とか、セッションとか、お買い物カートとか、ブログとか・・・いつかやるんかね〜。

とりあえず、おいらはまったくわからないPerlで書かれている申し込みフォームとかをPHPで書くことによって、いろいろ細かくカスタマイズとかできるくらいにはなったが・・・別に、今使ってるやつ捨ててまで変えなくてもいいしな〜。

Javascriptにもあったが、写真をアップロードするだけでできるアルバムとかちょっと考えたが、それ専門の写真サイトならいいが、おそらくスペインひきこもり生活でやっても管理が面倒くさそう。

あ〜それだ!わかった・・・。

結局、PHPで作ったものは、アクセスカウンタとか、解析系ならともかく、作ったあといろいろ管理せんといけなさそうなところが、いまいち燃えないんだ・・・。

作れる人は作れるんだろうけど、Javascriptの場合、あまり大きなものは作るのには向いてない気がする。ブラウザに依存しまくるから。だから、ユーザビリティー面とかでちょっと強化して遊ぶくらいがおいらにはちょうど良い。で、PHPでも当然それはできるが、どちらかというと、WEB開発者が管理をしやすくできるような感じのプログラムで、細々したもの作ってもいいけど、もったいない気もする。

実際、サーバサイドでいろいろできるというのは、夢は広がるが、広がりすぎても萎えることが判明。とりあえず、現時点のスペインひきこもり生活には必要ない。でも、覚えておいたら、石積み場変えたときに重宝しそう。給料あがりそう。

まぁ、ぶ〜ぶ〜いいながらも、面白いから、まだ勉強するけどね。


あと数日で誕生日。ゾロ目だ、ゾロ目。

「30歳までは、やりたい邦題やるの。自由なの。」

その30歳も過ぎ、3年たったが・・・・その頃よりも、今の方が「ヨモツシコメ君って・・・自由だよね・・・」と言われることが増えた。それを言われるときは、ちょっとみなため息混じりなのは気のせいじゃないはず。ひややかというか・・・。先日、おぐりにまで言われた時には、少々ショックであった。

去年の誕生日はチェコで過ごした。日本人2人と知り合い、なかなか楽しい誕生日を過ごさせてもらった。Vinoおごってもらったし・・・しかも、3本以上・・・。

今年は、せっかく日本にいるから、Fiestaを企画する予定。先日のVino日和がまだつづいていて、誕生日にかこつけておいしいVinoを呑みたいのだ。誕生日ということなら、意外とみな参加してくれるし。

日本の場合は、誕生日の人が回りからおごってもらえたりするが、スペインの場合は、誕生日の人がFiestaを企画して、友達に来てもらう。食べ物や飲み物は勿論自腹だ。スペインで3回ほど自分の誕生日Fiestaをやったが、毎回150euros前後(2万円くらい)はとぶ。

はじまる時間が遅かったりするので、夕食は家族(Manolo、Santi、Mi Kyung)ととり(それもおいらが作る)、夜にワラワラ人が遊びきて、朝まで呑んだくれるというのがパターンだ。

サングリア用の安Vinoを10本くらいかってきて、赤子が一人洗えるくらいのタライに、大量のサングリアを作る。その際、ノルウェー人がいると、サングリアに大量のウォッカとかが入る。悪い酔いしまくる、恐ろしい飲み物だ。

あまりに金がない時は、飲み物は持参してください・・・といえば、みなもってきてくれるので、それでだいぶ楽しめる。

人数は30人〜50人くらいとまちまち。ちなみに、50人も友達がいるということではない。友達は友達を呼ぶのが普通だったりするから、知らない人もたくさんいる。

「知らないのに、誕生日パーティーくるの?」と思う人がいるかもしれないが、そんなことは関係ないのだ。男や女目当てに来る人もいるろうし、タダ酒呑めればいいという人もいるかもしれないし、おいらの場合は、外国人の友達と知り合いたくって、しばしば参加していた。参加するといっても自分からいうわけではなく、だいたいどっかで誕生日Fiestaをやってると、その噂がまわりまわって、誰かに誘われるのだ。

だから、誕生日Fiestaとなると、一応主役はいて、ケーキとかあったりするが、他の場所では、ラブロマンスが繰り広げられている。

以前、知らない間に、おいらのベッドでやられていて・・・たしか、ドイツ人とノルウェー人だった気がする・・・むちゃくちゃショックを受けたことがある。

「人のベッドでやるな〜〜〜〜!!!」

と。

それ、たしか日記で書いたな。


まぁ、いい。

というわけで、自分の誕生日は自分で祝うのがスペイン流なのだ。もうしばらく書いてないが、「スペイン人への道」の一つである。

一昨年は、うちわで四谷のタペリアにいっておいしいVinoを呑みまくってやった。今年もタペリアにしようと思ったが、なにやらスペインバルブームになっているのか、ぐるなびにも「スペイン料理」なる単独カテゴリができていた。せっかくなので開拓することにする。

メンバーは・・・あまり大がかりにするとまた大変だから、バルデミ+αで行く。仮に15人集まれば・・・うふふふふ・・・笑いが止まらない。

Vino、Vino〜♪


他。

歯医者が終わった。お手入れだけなのに、なにやらエライ時間がかかった気がする。歯石を取る作業だけを、毎回15分くらい。それを6回くらい・・・一回一回は1000円〜1500円くらいだけど、ちょっとずつ搾取されていってる気がして、なんか疑心暗鬼になる。明らかに歯石が取れているのがわかるので、信じたい気持ちもあったのだが・・・。毎週毎週、歯医者のこと考えるのもイヤなので、「5月から石積み忙しくなりそうで・・・できるだけ、早く終わらせたいんですが・・・」とハッタリをいったら、1週間に3回も入れることができた。じゃなかったら、5月に食い込んでいただろう。

明日はまたもや結婚式。横浜で。ラクシュミさんの。

賽の河原で知り合った人の結婚式にいくことになるとは思わなかったさ。

まぁ、ヘケットさんと3人で、いろいろ苦楽を共にしたからな〜日雇い職人として・・・。

ヌエボ ゴルフォ
2008年04月10日 (木)
朝。中央線で何かしら起こったらしく(火災らしい)、山手線だけでなく、他の電車もえらいことに。毎日、30分前にバベル下について一服するところが、30分遅刻。寝坊とかじゃないのに遅刻するのって、すごいイヤ。遅刻するくらいだったら、石積み休む!と思ってしまうのはおいらだけか?

ようやく愛着がわいてきたというのに、車を売られた。ゴルフォ号。売られたのは、昨日、今日の話ではなく、約一ヶ月前くらい。ある晴れた昼下がり、市場へ続く路を・・・。

具体的なことはよくわからないが、泪橋の加藤さんの知り合いで、マニュアルじゃなくてはだめという人がいたらしく、なぜかおいらの車に白羽の矢が。まぁ、そのゴルフォ号も加藤さんがもってきたんだけど・・・。

まだ売れるかどうかわからないらしい。売れなかったら、ドナドナは売られることなく、またおいらの元に戻ってくるという話であったが、その口調が子供をだます時の大人のような感じだったので、まったく信じてなかった。

おいらもマニュアルじゃなくちゃイヤだ〜!とダダをこねて、ようやく今のゴルフォ号になったというのに・・・帰国してからしばらく乗りづらいZに乗っていたから、もしかしたら一年も乗ってないかもしれない。

まぁ、文句をいったところで、自分で買った車なわけではない。最初からおいらに選択権なんてないのだ。それを泪橋の加藤さんにいうと、

「そうだよ!そうだよ!実験君、自分で金払ってないじゃん!なんだ〜聞かなくてもいいじゃん!」

大人はわかってくれない。

習わぬ経は覚えなかった門前の小僧のおいらは、車なんて乗れればいい。別に車種とかなんてどうでもよい。ただ、マニュアルじゃなくちゃイヤなのだ。どうにもこうにも、あのクリープが苦手なのだ。おいらはオマエに乗らされてるんじゃなくって、オマエに乗ってるんだ!おいらがいなきゃ、オマエは進まないんだ!わかってるのか!いざ鎌倉な主従関係なんだぞ!支配してるんだぞ!というのが好きなのだ。特にクネクネ道・・・例えるなら、長野から岐阜あたりに入る辺りの峠とか・・・を乗ってるときは、思わず恍惚としてしまう。

まぁ、いい。

で、次にあてがわれるのは、またもやゴルフォだという。それも泪橋の加藤さんが、どこぞのオークションだか、どっかだかで買ってきた車だ。ドナドナゴルフォは、バージョンが3だか4だか、よくわからないが、一世代前のヤツらしいのだが、ヌエボゴルフォは、より新しいらしい。かなり良い車でおいらにはもったいないくらいの車らしい。でも、当然マニュアルではなくオートマだ。

おいらのマニュアル好きは、結構前から非難囂々であった。ママンはいうまでもなく、パパンも年をとってきたからか、マニュアルの車をイヤがるのだ。直接聞いたわけではないが、拓也もどうもオートマの方がいいらしかった。

だが、拓也はすでに実家にいないし、ママンは仕事用で赤い軽を乗ってるし(最近マーチになった)、パパンはパパンでちょっと前にエルグラントとかいう車を入手してホクホクであった。ということで、完全にマイカーと化しているわけだから、マニュアル反対派もそこまで意地になって反対したりはしない。

Zからドナドナゴルフォになったときも、かなり必死扱いてパパンを説得したのだ。

「昔、男はマニュアル乗れないとダメだっていってたじゃないか〜」

と、武士の二言を責めたり、

「クリープあると事故っちゃうかも〜」

と脅迫したり、

「Zだと2人しか乗れないから、男友達と遊びにいけないんだよ〜」

と男の友情を語ってみたり、

「マニュアル乗ってないと、スペインに行ったときに、困るんだよ〜!」

とグローバルな話をしてみたり・・・。

まぁ、最後は、ファミコンほしがる子供の「だって、みんなもってるんだもん」的な世界だな。

無駄に長くなったな。

結論から言うと、ドナドナゴルフォはやはり売れてしまった。一度、うちに戻ってきたらしいが、おいらが居ないときで、結局お別れをいうことはできなかった。

で、それとほぼ同時にヌエボ ゴルフォ号がやってきた。まだナンバーもなかったし、保険も入ってなかったので、乗れるようになったのは、2週間くらい前のこと。

ヌエボ ゴルフォ号は、見た目はほとんどドナドナゴルフォと変わらなかった。ただ、ちょっと丸みを帯びたような気はするが、車に興味のないおいらにはあまり差がない。色も真っ黒だし。相変わらずの質実剛健っぷりだ。さすがドイツの車だ。

ちょっと前の週末、ヌエボ ゴルフォと友情を深めようとドライブにでることにしたが、そのとき衝撃的な事件が起こった。

助手席の窓を閉めようと、運転席側のスイッチを押したら、途中で「スポッ!!!」と窓が落ちたのだ。本来なら「ウィ〜〜〜〜ン・・・ウィィ〜〜〜ン」と徐々にドアのポケットのところに消えていく窓が、一瞬にして目の前から消えたのだ。本当にスポッと!

あまりのことに言葉を失う。

こんな欠陥車いらねぇ〜〜〜!ドナドナを返せ!!

という感じで、すぐ側にいた泪橋の加藤さんに、攻め寄る。

あの・・・窓が・・・窓が消えたんですけど・・・・

すぐに感づいた泪橋の加藤さんは、あわてて言い訳する。

「実験君!知ってるか?ドイツの車って、部品がちゃんと土に帰るような素材を使ってるんだよ。だから、ある程度時間が経つとボロボロになるんだよね。それにこれは全ゴルフに言える欠陥なんだよ。この前売れたあれなんて、一番落ちるやつなんだぜ!」

「嘘だ・・・おいら、一度も落ちたことないよ。4つとも全部・・・」

「まぁ、この車、長い間乗ってなかったから、もう中の部品がダメだったんだろうな・・・」

「・・・・」

「じゃ〜ちょっと教えておくよ・・・これはダメっていう閉め方・・・」

「なんだよ、それ〜〜〜!そんなの怖すぎだって。旅行いけないやん!旅先で落ちたらどうするんだよ〜!スペインだったら、車の中何も残らないぞ!」

そんな話をしている横で、うちの従業員のキタムラ君が、なにやらドアのポケット(窓が収納されるところのこと)から何か・・・って窓なのだが・・・を一生懸命引っ張りあげようとしている。

「キ、キタムラ君・・・そ、そんな原始的な・・・完全に中にはいっちゃったよ・・・そんな細いところからとれないでしょ・・・」

「ちょっとちょっと実験君、ほら・・・みてな・・・しめるときな・・・」

「う、うん・・・」

「これは正しい閉め方・・・」

スイッチを押したり話したりして、窓を徐々に閉める泪橋。

「で、これはだめな閉め方」

スイッチを一回押しただけで、最後まで閉める泪橋(運転主席側の窓はドライバーのことを考えて、普通(?)は一回押しただけで最後まで閉まるようになってるため)

「今きいた!?この、最後に閉まる「ガコン!」って音・・・・これを何度もやると、あ〜やって落ちるのよ〜〜〜!」

「あああああああ!!ドナドナを返せ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

「とれました!」

キタムラ君・・・軍手した指で、あの隙間3mmくらいしかないポケットから窓を引っ張りだす。そ、そんなんで窓ガラスとれるのかよっ!!

「ああああああああ〜〜〜!!やっぱドナドナがいい〜〜〜!!」

そこへパパンがごっつい吸盤みたいなのを持ってくる。造船所とかにありそうなくらいごつい専門器具だ。ちょっとかっこいい。そいつもドイツ製であった。

吸盤のところには何やらヌルヌルしたクリーム状のものが塗ってある。それを窓にベタッ!とつけたかと思うと、背中側にある二つの取っ手みたいなのを開くと、吸盤がベタ〜〜〜と窓ガラスにくっついた。窓が落ちないためのストッパーであった。たったそれだけのために、こんな厳つい吸盤が・・・・。

「いいじゃん!実験君!かっこいいじゃん!」と泪橋
「ちょっとこれで我慢しとけ」とパパン。
「ああああああ〜〜〜ん!ドナドナ〜〜〜!」とおいら。

ブチブチいってもしょうがないので、諦めてドライブにいく。マリカルメンと吸盤と共に。

で、ヌエボ ゴルフォ号。

前の持ち主は、相当車好きだったのか・・・というか、ヤンキーかなんかだったのか・・・なぜか、ルームミラーの右端にハイビスカスの小さいシール。そして、ハザードボタンの横の、なにもないスペースにもハイビスカスのシール。

どいう人たちか知らないが、車内に綿毛とかおいちゃうような・・・絨毯引いちゃうような方々の車によく貼ってあるシールだ。サーファーとかも貼ってそう。

で、これは元々の仕様らしいが・・・タコメータのところの色が、何ともくらい気分にさせるどす黒い青と赤な電光表示なのだ。

ライトをつける。異常に明るいスペシャルライト。これは取り替えたっぽい。雪山とかまっくらな峠の時には大活躍しそうだが、近所を走るくらいだったら、都内を走る程度だったら全くいらなさそうな明るさだ。

と、これが違和感を感じたところ。

で、よかったところ。

乗り心地はかなり良い。ドナドナゴルフォは、なんでもスポーツカー仕様とかいうやつで、サスペ・・・なんだっけかな・・・まぁ、車のバネだな。バネ。サスペンダー・・・違うな。パーミッション・・・違う。サスペンション?か?まぁ、そのバネがガチガチで、なんとも車らしい、嫌いな人は嫌いらしいが、おいらは好きな男らしい乗り心地であったのに対し、今回のは、ス〜〜〜〜っと進む大人な乗り心地。「寝ちゃった子供も起きないぞっ!」的な感じ。

ガチガチも良いが、大人も良い。うん。

で、お次が、ドリンクホルダーをついにゲット!!!車に最初からついてた。ドナドナゴルフォは、車自体にはついてないし、買ってきて取り付けようにも、取り付ける場所がないのだ。運転席右斜め前のエアコン部の下にはライトのスイッチ(ダイヤルタイプ)があってダメ。正面部のエアコン部はナビのコードがでてて入らない。他にもあれやこれや考えたが、結局良い場所が見つからず、コーヒー買っても、いつも股にはさんで運転していたのだ。あれはかなり不便であった。

しかし、今度のはちゃんと車に収納されるタイプでついていたもんだから、最初に乗った時点でちょっとした感動であった。

で、最後が・・・キーレス。これは、かなり前から欲しかったんだけど、金がかかるとかいう理由で却下されていた。おいらが乗っている車は、なんか古い車種のものが多かったのか、キーレスをつけることは可能でも、最初からついてないものばかりだった。母親の赤軽でさえついていたというのに・・・。友達が、遠くからキーをあけたり閉めたりしているのを、なんどうらやましがったことか!

そのキーレスが・・・ついに・・・という感じなのだ。

いや〜便利便利。なにが便利って、車下りても、荷物やなんやらでもたもたしているマリカルメンを放ったまま、数m車を離れても、カギが閉めれるのだ。わざわざ、ドアの前で待って、「ちゃんと閉めた?」とか聞かなくてもいいのだ。

雨の時とかも重宝する。遠くから開け、ダッシュして車に滑り込むことができる。前だったら、冷たい思いをしながら、(まぁ、たかがしれてるが)カギをカギ穴につっこんで・・・とやらなくてはいけなかった。

ということで、窓スッポ抜け事件のことはすっかり忘れ、キーレスとドリンクホルダーを大いに堪能した。

オートマってところは、未だに不満だが、大きなメリットもあったりする。

ドナドナゴルフォを乗っていた時から、マリカルメンにも運転を覚えさせることにした。免許とって一度も運転してなかったのを、無理矢理させたわけだ。TSUTAYAとかドンキとかまでのコースを何度も練習させた。

マリカルメンの免許はマニュアルだったりするのだが、1年間、まったく運転していないため、さすがに最初からマニュアルを運転させるのはさすがに危険というか、前に進まなさそうなのでやめておいたため、練習はママンのオートマでさせていた。そこから慣れさせて、ドナドナゴルフォの高みまで・・・と思っていたのだが、はからずもマイカーがオートマになった。不幸中の幸いとはまさにこのこと。

これにより、仮にどっかいったとして・・・例えば、日本酒の旨い新潟とかいっても、車の心配をせずに呑んだくれることができるし、お好み焼き食べにいっても、ビールの一杯も呑めるってもんだ。

こう考えるとメリットもでかい・・・・のだが・・・やっぱりクリープが怖い。窓が
落ちるのが怖い。

と、徐々にヌエボ ゴルフォのことを気に入りだしているというのに、泪橋の加藤さん・・・またもや最近変なことを言い始める。それも結構しつこい。

「ねぇ・・・ゴルフとベンツ取っ替えない?」

また、どっかで買ってきたらしい。でもって、泪橋の加藤さん・・・ヌエボ ゴルフォを自分が乗りたいらしい・・・。

だけど・・・絶対に嫌だ。

なんでこの年でベンツなんぞに乗らんといかんのだ。

それだけは断固拒否する。おいらに選択権があろうが、無かろうが。ベンツ乗るくらいなら、自転車乗るわ!


追記
ヌエボ ゴルフォのカギ・・・ボタンを押すと、飛び出しナイフみたいにシャッキ〜〜〜ン!とカギがでてくる。結構面白い。

Moda
2008年04月09日 (水)
すでに第何弾かわからないが、また久しぶりの友達からメールが届く。春ってすごいわ。

メールの送り主はなっちゃん。なんと、6月からスペインにいくらしい。バルセロナ。しかも、移住ときたもんだ!旦那(スペイン人)はどうやら一足先にあっちに行ったらしい。

移り住むとなると、その先には計り知れない苦労があるとは思うが、なんとも雅でうらやましい。うらやましすぎる。

昨日メールをくれたラミアさんも6月にスペインにいくというし、寅さん・さくらちゃん兄妹は先月末に1年間の留学にいってしまった。

それとは別に、去年の時点では「いったいどうしたんだ?」っていうくらい、バレンシアへの留学生が激減したのだが、今年に入ってまとめてわらわらとやってきて、バレンシアへ日本の刺客を数人送り込むことができた。それはいいのだが、送り出しつつも、うらやましすぎてしょうがない。

さらに、コスタ・デ・バレンシアとは関係なく、スペインの質問メールは相変わらず届く。日記書いてても書いてなくてもあまり関係ないみたい。

「火祭りいくんですが・・・」
「パエリア食べにいくんですが・・・」
「バルセロナにサッカー見に行くですが・・・」
「巡礼の道歩くんですが・・・」
「パラドールに泊まりたいんですが・・・」
「スペインのおいしいもの食べたいんですが・・・」
「北と南で迷ってるんですが・・・」
「学校探してるんですが・・・」
「料理修行しにいきたいんですが・・・」
「陶芸を楽しみたいなと・・・」

スペイン話ができるのはホント嬉しいし、お節介なので、プランをきいて、あれやこれやメールを書くのはとても楽しい。でも・・・まだ見ぬスペインに心ときめかせる人々を見るのは、ホント目には毒だ。これだから2年経っても忘れられないのだ。すごい大失恋した時だって、4ヶ月くらいで完全回復したというのに・・・。

なっちゃんがバルセロナに移住するというのは、おいらにとっても結構ラッキーなことかもしれない(書き忘れたが、なっちゃんはMalagueñaで、タカシ君との古い友達である)。というも、たいていスペイン入りするときはバルセロナから入る。で、帰るときもバルセロナが圧倒的に多い。うまいこと予定を立てれば、なっちゃんにいろいろおいしい店とか教えてもらったり、時間さえあえば、一人寂しくBodegaやBarで呑んだくれるということもなくなるかもしれない。いかんせん、バルセロナというか、スペインのBarは、一人で夜入りづらい。Barはいいが、Bodegaは厳しい。Labradorみたいにタクシーの運ちゃんたちが立ち寄るようなBodegaなら、結構盛り上がるが、おいらがバルセロナにいったときに良く行く通りは、おいらが一人が苦手ということを考えないでも、寂しすぎる。

出国前に、呑む約束をしたので、会ったときにいろいろ聞いてみよう。

日記。

石積み。大きな石2つがとりあえず完成し、今日はパックス・ロマーナならぬ、パックス・バビロニア。ただ、この時期、新入社員がわんさわんさ、新大学一年生もわんさわんさといるのが、正直つらい。初々しさは大いに認めるし、輝かしい彼らをみて、頑張ろうという気持ちにもなれるのだが・・・タダでさえ人口密度が高いバビロニアの朝が、もう大変なことになり、もうさっきまであった微笑ましさなんて、どこ吹く風だ。

クモの子を散らすよう・・・というのは逃げる時とかに使うんだろうけど、あの様子はあえてその表現をを使いたいくらい、チマチマチマ〜と人が四方八方へ向かって歩いている。駅の改札口をエスカレーターの上から見下ろすと、良くテレビで「ドロドロ血」の映像として映し出される、なんていうの・・・・

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こんなん。イマイチ伝わらんな・・・・まぁいいや。

いうたら、毎朝が、火祭り中のバレンシア・・・しかも、マスクレタがはじまる12時前のAyuntamiento前という感じ。

早く、配属決まって、ガイダンス時期終わって、新人歓迎会終わって、新歓コンパ終わって・・・人少なくならないもんかね。

他に書くことあったかな・・・。

ないな。

プラハの春
2008年04月08日 (火)
とりあえず、今日の日記から・・・。

帰国してから2年。平々凡々なおいらの生活において、ささやかな楽しみになっているのが昼休み中と帰りの電車での読書(※行きは音楽聞きながら爆睡している。)

なんか知らんが、おいらを「読書好き」と思っている人がたまにいるのだが、あまりに本を読むのが苦手で、夏休みの宿題の「読書感想文」に自分が勝手に考えたお話について感想文を書いて逃げたことがあるくらい本は読まなかった。

今になって思うが、当時、本が嫌いだったわけではなく、落ち着きがないから、座ってじっとするということが苦手だったんだと思う。それもつい最近まで。

ただ、全く本を読まないというわけでもなく、例外として、妖怪もの、ファンタジーものは小学生のころよく読んでいた。指輪物語もそのころに読んでいたから、ロード・オブ・ザ・リングの時「なんでいまさら?」という感じであった。当然見たが。

中学生あたりからは歴史小説はこよなく愛するようになる。これは読書だろう。うん。あと、読書という感じではないが、地図は大好きだった。日本地図もそうだが、やっぱり世界地図。でもって、辞書とか事典的なもの・・・特に図入りのもの・・・はとても好きであったが、普通の小説と呼ばれる類の本は、ほとんど読んでこなかった。

だから、友達の家にいって本がたくさんあるとすごいかっこよく見えたものだ。滅多に本なんか読まないおいらは「図書館で本を借りる」なんてことは絶対しない。なぜなら、少しでも、その本を読む友達たちに近づきたくて、部屋にある本の数を増やしそうとしゃかりきだったのだ。たまに読みたいのがみつかると、必ず購入して、読後は「見栄え」として本棚に飾ったものだが、まぁ、がんばってみたところ、まったくもって冊数は増えなかった・・・。

おいらが普通の小説に興味を持ち始めたのは、ホントつい最近のこと。スペインひきこもり中、帰国した人間が邪魔でおいて行った本が、たまりにたまってうちにどどど〜んとやってくることが多くなったのだ。半長期滞在者のメリットってやつだな。バスラ、バスラ。

呑む以外特にすることはなく、さらには周りはスペイン語ばかりで、日本語の活字に飢えていたのもあり、なんとなく、それらの人がおいていった本を開くようになった。

偶然というよりは、必然な気がするのだが、その置かれていった(捨てられたというべきかも)本は、かなりの少数精鋭であったと思われる。わざわざトランクのスペースを割いてまで、旅や、留学にもってくる本なわけだから、その捨てていった人たちが特に好きな本なのだろう。というのも、それらの本は新しい本というよりは、どちらかというと、前に一度読んだんだけど、好きな本だから、スペインでも読もう・・・と、わざわざ持ってきたという感じがする本が多かったからだ。あくまでおいらの直感だが・・・。

ってことで、その捨てられた本のおかげで、おいらは読書に目覚めた。最初は、「あ〜彼(彼女)はこんな本読むのか〜」と、その本を選んだ人間のタイプと、自分がもっていたイメージを重ねてみて楽しんでいたが、冊数が増えるにつれて、本自体にはまりだした。

その時の楽しさが忘れられず、また自分で選ぶと、どういうわけか歴史小説ばかり買ってしまうので、今でも友達に「オススメの本教えてくれ!」と教えてもらって、それを買って読むようにしている。

って・・・なんか、このネタ何度か書いた気がする。

話をすすめよう。

一ヶ月ほど前、BOOK OFFで本を物色していた。いまのおいらの昼休み中のささやかな幸せのための本だ。そこで、ジャケ買い・・・違うな・・・装丁買い?いや、それも違う・・・タイトル買い?・・・で即買いした本が春江一也氏の「プラハの春」。タイトルをみて「うおっ!」と思って迷うことなく購入した。そこそこの厚さのある文庫本が上下巻ある。

スペイン贔屓をうたっているおいらとしては、あまり大声ではいえないのだが、実はチェコに行って以来、かなり気になる存在になりつつあるのだ。スペインの歴史も面白いのだが、チェコの歴史もかなり面白いのだ。チェコというと「プラハの春」前後について、多少は知っていたが、まったく意識していなかった中世を調べてみたら、あらあらあらあら・・・断片的にしか持っていなかったヨーロッパの歴史の知識とつながる部分が結構あったりして、なんとも楽しいのだ。

細かく書くとエライ長くなりそうだから端折るが、とにかく本命で好きな子はスペインなのだが、なんとなく気になって、たまに会いたくなってしまうのがチェコなのだ。

話が飛びまくりだが、かな〜〜〜り昔の話・・・22歳くらいのころだろうか・・・、「コーリャ愛のプラハ」という映画をみた。面白いような、つまらないような、でもとりあえず、「面白い」っていっておいた方がよさそうな映画・・・という感じで終わった映画であった。

で、この前、プラハにいったときもわざわざ「プラハ!」という映画を持って行って、プラハの宿で、チェコビールを呑みながら鑑賞したのだが・・・なんかイマイチ臨場感がない。男も女もはっちゃけてるんだけど、ただの青春映画としても全く面白くないし、感情移入もできない。

で、つい最近みた「チェコ映画祭」のアニメ。当時を社会風刺したような作品が結構あったのだが・・・その時代の「程度」がやはり理解できてないため、シニカルなのだが、おそらくチェコの人でないとわからない面白さなのだろう。スペイン人のジョークをうちらが笑えないのと同じだ。

だが、この本を読むと、上の3つの映画をきちんと楽しめてなかった理由が、すべておいらの知識不足にあるということを思い知らされた。日本の学生運動時代や、安保闘争時代について、なんとな〜くどんなことかはわかるが、当時の大人たちが騒ぐほど熱いものがこみあげてこないのと同じだったのだ。

まぁ、当然といえば当然だ。

この本のすごいところは、そんなバックボーンもなにもないおいらにたいして、文章だけで「すげっ〜〜!こんな時代だったのか〜」と、上の映画だけではほとんど理解できなかったところを、かなりの程度・・・すくなくとも、「程度」の上では、かなり理解させてくれたことだ。筆者が元外交官だけあって、経験や実体験に基づき書いていているからか、妙にリアリティーがあるのだ。

登場人物ももちろん架空の人間もたくさんでてくるが、史実の人物もかなりでてくる。メインとなるのは当然チェコだが、DDR、ハンガリー、ソ連、ポーランド・・・と、小学生くらいのときにテレビで幾度となく聞いた「冷戦」の時代の主要国を所狭しと駆け回る。資料に基づいているとはいえ、まだ50年も経ってないのに、ここまでキャラ付けしちゃっていいの?と心配になるくらい、史実の人物たちが、この本の中では、生き生きとしている。

一応、「ラブロマンス」とい背表紙にはかかれているが、歴史小説としてもとても楽しめる作品だ。ちなみに、この人・・・春江一也氏・・・むちゃくちゃ文章うまいと思う。おいら好み。

カタカナの名前が多いし、多少なりとも歴史を知らないと、または興味がないとぶっちゃけ食いつきづらい本かとも思う。が、東欧(今はもう東欧とは言わないが)行くなら是非とも読んで欲しい本だ。おいらも今になって、深夜特急じゃなくって、こっちの本もっていけば良かった〜〜!と後悔した。これ読んでれば、もっとハンガリーはチェコを楽しめたに違いないのに!!と。
(※深夜特急は最初の方・・・アジアのあたりはとても面白かったが、後半は微妙であった)

この「プラハの春」には、なんと続編もあった。その名も「ベルリンの秋」。プラハの春に続いて、こちらもベルリンの壁崩壊までを時代背景として描かれたラブロマンスだが、プラハの春同様、歴史小説としての方が強いと思う。というのも「プラハの春」よりも、ラブロマンス要素が重々しすぎて、そちらは途中から感情移入できなくなってしまった。できなくもないが、怖くて逃げ出しそうになる。主人公堀江亮介のように、あそこまで覚悟を決めれんわ。

足を棒にして、一日かけて、旧東ベルリンを歩いたおいら。マジで泣きそうだったが、おかげで東ベルリンをたっぷり堪能することができた。そう思っていたが、この本読んでいけば、チェコ同様もっと楽しめたに違いない。妄想しまくりだったに違いない。本当に悔しすぎる。

・・・・・

・・・・・

・・・ダメだ・・・やっぱ読書感想文は得意じゃないや。


日記に戻る。

ってことで、今日ついに上に書いた「ベルリンの秋」(上・下巻)を読み終えてしまう。読んでは調べ、読んでは調べ・・・そして、登場人物が「あれ?これどこの書記長だったっけ?」と「なにしたやつだっけ?」と、ページを戻ったりしたから、かなり時間がかかったような気がするが、満足度十分な本であった。

で、今は、一昨日くらいに買ってきた、おかむんオススメの川上健一の「翼はいつまでも」を読み始めた。前知識なしで、すすめられるがまま読み始めたから、どんな話かわからないが、ビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」な時代なようだ。山形ではsexoのことをヘッペというらしい。へぇ〜って感じだ。

そういえば、これを書いておかなくては・・・

プラハの春に感動したあと、藤沢周平の用心棒シリーズをすべて読破し、佐知に恋した。いや〜佐知、最高だわ!その話をねねちんにしたら、なんか苦虫つぶしたような顔してたが。女性から見ると佐知はイマイチらしい。男からみたらあれは最高でしょ。絶対に。長尾あたりは確実に賛同してくれるはず。ただ、ドラマ版は黒木瞳ということが判明し、ちょっとがっかり。黒木瞳は美しいと思うが、佐知のイメージではない。


春になったからか、珍しい人から連絡が来た。一人目は前の職場・・・賽の河原の子。在石積み場中は、ほとんど口をきいたことがなく、辞めてから2回ほど、ヘケットさんやラクシュミさんなどを含めて呑んだことがあるくらいで、あまり知らないのだが、明るくて良い子であった。当時・・・あだ名なににしてたっけかな・・・ラミアだっけか・・・調べたらラミアだった。

その子が、なんとうらやましいことに6月にスペインに行くらしい。ついては、自称スペインの伝道師、スペインと日本の架け橋、スペインの水先案内人である、おいらにいろいろ教えて欲しいというのだ。

わ〜い、久しぶりのライフワークだ〜。

何が楽しいって、酒呑みながら、スペインの話ができる・・・これほど楽しいことは世の中にそうはないんじゃないだろうか。

どうでもいいが、ライフワークって和製英語だろうか?スペイン語だと、El trabajo de la vidaになるのか?

あった・・・El trabajo de toda su vida・・・って例文にあるや。


久しぶりといえば、ママ(瑞穂姉さん)からも連絡があった。なんかHPを三年間ほったらかしにしていて、バイトがどうとかで、「焼酎ともつ鍋とラーメンとホルモンをごちそうするけんこんね〜」とのお誘いだった。

九州弁でいわれたら、おいらはもう抵抗できんちゃね。

パパにも会いたいしな〜。早く会わないと、「他人」にされそうで怖いし。電話だと、なんか他人行儀なんだよな〜パパ。

九州いくなら1週間くらいと思っているのだが、今年は夏あたりにスペインにもいかなくてはいけない。スペインは最低10日間は行きたい。そうなると、有給の関係でどうしても、九州が短くなる。でも、そろそろ九州上陸を真剣に考えないといけない。

明日あたりカレンダーとにらめっこしてみよう。

石積み場やめれば、すべての問題は解決するんだけど・・・またそれやるとな〜。



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