おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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スペインのTapas紹介
2005年04月12日 (火)
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昨日の日記の宣言通り、起きてすぐ日記を書き始めようと思ったが、イマイチやる気が起きない。頭の中は、今週末のおいらの誕生日Fiestaのことでいっぱいだからっぽい。

Fiestaでかける曲を選ばないといけないし、今回は前回で死ぬほど疲れたのと、金がかかりすぎたので夕食はなしにしたけど、簡単なつまみは必要なので、それも作らないといけない。タカシ君の手を借りたかったが、彼もやることがあって忙しいからそうもいかない。

現時点で25人を呼ぶ予定だが、だいたいこっちのFiestaは友達の友達とか、酔っぱらったスペイン人がその辺のヤツを呼んでくるとか、そのまま人のベッドで事に及ぶとか・・・もう娼婦宿と化す(どうも、うちのFiestaだけらしいが・・・二回やって二回とも娼婦宿になった。一回目がSantiのベッド、2回目はおいらのベッド。泣きながらシーツを洗った)。

そんなわけで最終的には30人とかになるが、今年は・・・日本人が半分くらいだから20人くらいになる可能性もなくない。vamos a ver。

とにかく、頭が痛い。

とはいえ、書かないわけにはいかないので、2日分くらい書いて明日に回す。土曜日があまりに濃すぎて書く気になれなかった。

夕食もあまり作る気になれなくて、Santiからいわれた「今日はTapas(つまみ)でどうだ?」という提案に「SiSiSiSiSiSiSi!!!」と即答。

メニューは

・Patatas Bravas(ポテトフライ)
・Sepia Plancaha(いかの鉄板焼き?わからん)
・Revuelto de Esparragos(アスパラガスのスクランブルエッグ)
・Ensalada(サラダ)
・Alcachofa(アンティチョーク)

といった感じ。

Tapas(タパス)は夕食にもなるし、酒のつまみにもなり、どのBarでも必ずおいてある。そして、今回のメニューはスペイン(Valencia)のBarではどれもおなじみのメニュー。

日本の家でも素材さえそろえば簡単に作れるので、簡単な紹介とレセタを簡単に書いておく。

【Patatas Bravas】
スペインにきてこれを食べないのはいかんだろっ!日本にきて寿司喰わないのと同じ!ってくらい有名な一品。見た目は普通のポテトフライなんだけど、上にかかっているマヨネーズみたいなのはAlioli(アリオリ)と呼ばれるニンニクのマヨネーズ(?)。そして、赤い粉がPimenton(ピメントン)と呼ばれる粉パプリカ(?)。

このメニューはどこにいってもまず間違いなくある。9割方ある。だからメニューに困ったら「パタタス・ブラバス ポル ファボール!」と元気溌剌にいえば問題なし。

アリオリは日本人では知らない人が多いみたいだが、普通にとまではいかないが、ちょっとした大きな店なら売っている。都市にいかないと厳しいかもしれないが、紀伊国屋とか成城石井とかなら普通においてる。まぁ、なんだったらスペインみやげに買っていってもいいかもしれない。スーパーで簡単に手に入る。

ピメントンに関しても名前は違うが買えるらしい。おいらはこっちは買ったことないのでしらない。これもスペインのスーパーで簡単に手に入るので買っていくといい。スペイン料理にはこのPimentonが大量に使われるので、スペイン料理好きの人は3缶くらいまとめて買っていくといいかも。おいらも大量に買って帰った。

で、作り方。

1.ポテトフライを作る。
2.上にアリオリをどばっ!!とかける
3.その上にピメントンをどばっ!!とかける
4.Ya esta!
5.今回の写真の用に別の皿にアリオリとピメントンを分けても良い。お好みで。


【Sepia plancha】
このメニューもたいていのBarにおいてある。困ったら「セピア・プランチャ ポル ファボール!」と元気溌剌にいえば問題なし(笑)。ビールのつまみに最適。

Sepiaは日本だと「イカ!」で済むのだが種類的にいえば「コウイカ」になる。かなりデブで肉厚なイカ。ちなみに、日本で言う「ヤリイカ」はこっちではCalamarという種類。しばしばイカリングとしてTapasに登場するにくいヤツ。これも激ウマ。

普通のイカ焼きなのだが、ソースがうまい。今回はこのソースを伝授するのでおうちで試して貰いたい・・・とっても簡単です。って、珍しく相手がいる日記になってるぞ。

・ソースの作り方
1.ニンニクを大2をまずみじん切りにする。
2.パセリもみじん切りにする。
3.こっちのパセリは日本のと違うけどまぁ大丈夫でしょう。
4.なんかブロッコリーみたいなのじゃないパセリなんだけど・・・。
5.みじん切りにしたその二つをすり鉢に入れる
6.塩を少々入れる。滑らないようにするため。
7.ひたすらたたきつぶいて混ぜ合わせる。もうめいいっぱい!
8.砕けて良い感じになったらオリーブオイルを入れる。
9.量は・・・大さじ3杯くらい?イカの量にもよる。
10.で、さらにかき混ぜる。
11.良い感じで混ぜ合わさったらそのままおいておく。

・Sepia plancha
1.イカを適当な大きさに切る。細かくてよい。(写真参照)
2.オリーブオイルをいれて表面を焼く。
3.火が通ったら、先ほどのソースをいれる。
4.もう少しいたぶる。
5.味見して塩が足りないなら塩をふる。
6.Ya esta!


【Revuelto de Esparragos】
この料理はあまり説明がいらん気がする。スクランブルエッグにアスパラガスが入ってる料理。具材自体は別になんでもいい。スクランブルエッグだから。Tapasとしても登場するが、家庭料理という感じ。パンととてもよく合う。卵を溶くときにすりつぶしたニンニクを入れてもうまい。うまい店のRevueltoは半端なくうまい。

レセタは・・・なし。


【Alcachofa】
このメニューは店にもあるにはあるかもしれないが、家庭料理の1つ。どこの家でも作る一品とのこと。Alcachofaは日本で言うアンティチョーク。値段は・・・高いかもしれない。買ったことないのでわからない。あっさりしててとてもおいしい。ご飯おおかずにはならないので、Tapas(つまみ)という感じ。

とりあえず、レセタ・・・。

1.Alcachofaの茎の部分を切り落とし、さらに外側の堅い皮をとる。
2.適当な堅さの皮まで辿り着いたらそこでむくのをやめる。
3.半分に切ったレモンにおしつけるようにして、レモンでAlcachofaを濡らす。
4.Alcachofaと同数のニンニクの皮をむく。
5.上部真ん中にニンニクを押し込む(写真参照。見えれば)
6.鍋に水を少し入れる。量は・・・300mlくらい?
7.Alcachofaの足(?)が少しひたるってくらい。床上浸水?
8.オリーブ油をいれる。おさじ・・・2杯?
9.上から塩をふる
10.上からレモンを絞る
11.鍋に蓋をしてふかすようにしてしばらくまつ。
12.圧縮鍋でやってもよい。
13.柔らかくなったらOK。
14.味付けは塩。
15.食べるときにニンニクをほぐしながら食べる。
16.堅い皮は歯でこそげるところだけ食べて捨てる。
17.Ya esta!


【Ensalada】
サラダは8年前にスペインにきてその食べ方に感動した一品。おいらの住んでいる地域と野菜のうまさが違うのかもしれないが、あまりにうまい。ドレッシングなんて間違っても使わない。っていうか・・・みたことない・・・。日本みたいにあんなに多彩なドレッシング。あまりに感動したので、日本で作ったことがあるが・・・塩もオリーブ油も、ワインビネガーも違うのか、全然違うサラダでがっかりした記憶がある。

とりあえずレセタ。

1.サラダを作る。なんのサラダでもいい。
2.今回はレタスとトマトのみ。Tapasが多かったから。
3.普段はよくタマネギのスライスとか、ツナ缶、オリーブを入れる
4.上からオリーブ油をまんべんなくかける
5.上からワインビネガーをかける。いっぱいいっぱい。
6.その上から塩をかける。
7.Ya esta!

こっちのサラダはこれが普通。どこのBarでもサラダ(生野菜)だけ運ばれてきて、持ってきてくれたオリーブ油、ワインビネガー、塩をかける。

スペインにきたら是非食べて貰いたい。

今日はそんくらい。

追記
Vino日記を10本分書いた。本当は20本あったがムリだった。瓶が無かったり、味を覚えてなかったり、どこで買ったか、値段がいくらか忘れていたり・・・ためているレシートを探す気にもなれなかった。今度からちゃんと飲んだら、酔っぱらってても書くようにしないとダメかも。Vinoの消費量が思ったよりも最近早い・・・。



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Feria de Turismoにいってきた。
2005年04月11日 (月)
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今日は壮絶な一日だった。

まず朝・・・といっても12時は回っていたが・・・。

昨夜の約束通りSantiがおいらを起こしに来た。おいらが思っていた以上のやり方で。

まず、布団をひっぺがされる。で、揺り動かす。

「う、う〜ん・・・・」とおいら。

「正樹!起きろ!起きろ!」とさらに揺り動かされる。

おいらは完全に二日酔い。以前は「二日酔いは絶対にない!」と豪語していたが、スペインに来てからはこれでたぶん3度目のマジの二日酔い。頭痛がすることはまだないのだが、胃がなんか変。もう今度からは「二日酔いはない」なんて口が裂けてもいえなくなった。流石に3度目だし・・・。

揺り動かされて気持ち悪くなったのか、おいらの開口一番の台詞は

「Uuuu....quiero Vomitar」(は、はきたい・・・)

まぁ、実際ははかなかったが、もう胃の調子はすこぶる悪い。

しかし、そんなおいらをみておもしろがるSantiとManolo。

「そりゃそうだ・・・昨日もまた帰ってきてVino飲んだのだろ?ここに証拠のBottelaがある!おまえのせいだ!!!」

でもって、Santiは「ほら、吐け!吐くんだ!」と口の中に指をつっこんでこようとする。

そして、傍らにあった新しい絆創膏を目に貼り付けてくる。そしてベッドの上で飛び跳ねるSanti。それを動画に撮る二人・・・。



(動画から・・・)

それでも布団からなかなかでれないおいら。気持ち悪い。気分はもう最悪。

「deja me en paz・・・por favor」(頼むからほっておいてくれ〜〜!)

すでに、約束していたFeriaには行けそうもない。この状態で言ったら絶対どこかでぶっ倒れる・・・。

そんなことを考えているのに、暴れる二人。

突然Manoloが叫ぶ。

「正樹!CoraとKristinが今Valenciaにいるぞ!」

「(なにバカなことをいってるんだ・・・CoraとKristin?おいらが今外人の友達がいないからってバカにしやがって・・・ドイツにいる彼女たちが何でValenciaにいるんだよ・・・っていうか、なにおいらの携帯を勝手に見てるんだ〜!起こすにしてももっとうまい嘘考えろってんだ〜)」

まだ布団から出ないおいら。

二人も諦めたのか「そろそろいくからな〜〜!準備しろよ!」と自分たちの部屋に戻る。

静かになった部屋で布団にもぐりこんで考える。

「でも、ちょっとまてよ・・・ここで二日酔いを理由にして、Feriaにいかないというのがどれくらい損なことだろうか・・・昨日Santiに見せてもらったが、大好きな地図がいっぱいもらえるのだ・・・しかも、いろんな企画物のパンフレットまで。ここで気合いをいれていけば、今後の旅行大いに役立つし・・・ポルトガルのブースもあるっていってたし・・・冷静に考えろ正樹・・・ここで本当に一日つぶしてもいいのか?」

起きました。起きましたとも・・・気合いいれて。

目から絆創膏をはがして傍らにおいてある携帯に目をする。

ん?Mensaje?(メッセージ?)

メッセージを見る。

「Hola!Masaquito!今私たちはValenciaにいるの。今晩もし時間があったら、Copita(軽く一杯って感じ)でもどう? Kristin y Cora」
(彼女たちに関しては「登場人物」参考」)

は、はい〜〜〜!!!????

あまりに突然のことで頭が錯乱する。

「何でValenciaに・・・・4月1日はもうおわってるし・・・嘘じゃないよな・・・まぁ、ドイツだからValenciaなんてすぐだからいるのはいいとして・・・普通前もって連絡くれるだろ〜。半年以上ぶりに会うのだからさ〜。もしおいらに予定が入ってたらどうするんだ〜!」

とブツブツ言いながらも、かつては毎日のようの一緒にいた二人とあえることに胸を躍らせる。なんていうか、青春が蘇るって感じ。が・・・まずは、この二日酔いを何とかしなければ・・・彼女たちも普通に飲むから、この状態でいっては負ける。

Manoloの部屋に行くと二人とも出発の準備をしていた。Manoloは興味がないとかいいながらも結局いくことにしたようだ。

お「Coraたちの話・・・本当だったのね」
M「そうだぞ(笑)」
お「嘘かと思ってた・・・起こすための」
M「ははははは!」
お「(^_^;)」
M「でも、知らなかったのか?」
お「うん、さっきのメッセージで初めて知ったよ」
M「なんか、Oliver(フランス人)も今日きていてCenaをしようってことになってる。で、Coraたちも一緒にいるらしい」
お「そうなんだ・・・」
M「だから、今日は全員でどこかでCena(夕食)をとろう。いいか?」
お「もちろんOK・・・」
M「で、今日はこれから飯を食べにいく。その後Feriaだ・・・」
お「め、飯〜〜〜〜!!!???」

まず最初の試練に突入・・・。

昼食はおいらのお気に入りのBarでとることに

二人は当たり前の用にMenu del diaを注文。おいらは・・・とてもじゃないけど食べれないのでBocadilloと水を注文したが、それでさ食べれる自信がない。

もりもり食べる二人。そして、休み休み食べるおいら。Santiはともかく、Manoloは昨夜おいらと一緒に飲んでいたはず。やはり、昨夜ボミったかボミってないかの差があるんだろうか・・・。

羨ましげに二人を見つめるおいら。

昼食後、Santiの車でFeriaに向かう。途中でSantiの友達のオランダ人・・・といっても滞在して長いのでスペイン語は普通に話す・・・を拾う。

Feria de ValenciaのあるBenimametには30分ぐらいで到着した。ここは郊外にあるので今回は車できたが、Tranvia(路面電車)でも来ることができる。日本で言うと、お台場にある国際展示場みたいなもので(中もびっくりする暗いそっくりだった)、様々な催しものをやっている。Ceramica(陶芸)やらMueble(家具)やら・・・情報はインフォでもらえると思われる。


(外観)


(内部)

で、Feria de Turismo

Feriaは日本で言うところの「フェア」ととってもらってOK。で、Turismoは「観光」。つまり、直訳すると観光フェアとなるが、このままでもなんのことやら・・・。

端的に言ってしまえば、スペインの各地域の観光組合(?)が一同に集まって自分たちの街を宣伝しよう!という企画。その地域のインフォにいかなければもらえないようなパンフレット、地図、宣伝アイテム等が、このFeriaにくるだけで大量に収集できるという素晴らしい企画だ。

それにつけくわえて、すべてではないがヨーロッパの他の国も参加していた。ドイツ、ギリシャ、アイスランド、オランダ、ポーランド、イスラエル等々。

宣伝媒体はパンフレットや地図、宿情報の冊子以外にも、DVDやCD、ノート、ポスターなどいろいろある。パンフレットは、各都市の名物・・・たとえばCamino de EL CID(エルシドの道)やら、Camino de Santiago(サンチャゴ巡礼)など、テーマを絞ったものも少なくない。


(展示場内)

かなり本格的な企画で、これらの宣伝媒体を全部もらっていったらとても紙袋10個じゃ足りないくらい。おいらは厳選したつもりではあったが、紙袋で4つにもなってしまい、あまりの重さに、肩や手が赤々となってしまった。

おいらは地図を見ただけで心をときめかせることができる人間なので、地図の類はすべてもらってきた。あとは宿情報の冊子。地域によっては3cmくらいの厚さの本がおいてあったりする。もうそれ一冊だけで重いほどだ。

今回は何故かAndalucia地方のブースが1つもなかった。理由はわからず。Andaluciaはそこだけで1つのFeriaを開けてしまうからだろうか?またSantiが「見た」といっていたポルトガルのブースもなかった。う〜ん残念。

展示場は2つに別れており、片方がスペインやヨーロッパ各都市の展示場。もう片方は企業関係のブース。格安航空会社や大学、建築関係、化粧品関係、お酒関係、食品関係、不動産関係と様々。企業ブースの奥の方には、観光関係の方にあったValencia州のブースとは別に、Valenciaの小さい村々(街々?)の小さいブースもあり、各ブース内にいる説明係(普通のおばさんだったりするが)に聞けば、その村(街?)の見所を余すことなく教えてくれる。

そして、ブースの机には客寄せ用なのか、Vinoやら名物のお菓子、ポストカードなどが置かれていて無料で自由に食べたり貰ったりすることができるようになっている。もちろん、RequenaとUtielのブースもあったので、Vinoをたっぷり飲んできた。

すでに二日酔いは吹き飛んでいた。

他にも少しMoro y Cristiano(イスラム教徒とキリスト教徒の意。レコンキスタ成功を祝う祭り)の行列や、カタルーニャ地方で有名な・・・人柱のイベントなどで、会場は盛り上がっていた(カタルーニャだけでなくValenciaにもそのイベントはあるらしく、違う名前で呼ばれるらしい。名前は忘れた(^_^;))


(人柱) 

うちら4人は2つの展示場会わせて5時間ほどで回った。昨日は仕事で来たSantiは別として、うちら3人の手には大量の紙袋。もう喜色満面とはまさにこのことなのだが、これを帰ってから整理しなければいけないと思うとちょっと頭も痛くなった。


(広げると・・・)


(積み重ねると・・・)

帰り道、3人で

「うちら、明日からでもインフォーメションが開けるぞ!コピーして有料で配れば・・・すごいことになるな」

と叫びながら帰ってきた。

まだとてもじゃないがすべてには目を通していないが、今後サイトの方でもValencia以外の情報も書けそうな感じ。

さてさて・・・次はどこの街を旅するってもんかね〜。

もう、血湧き肉躍る〜♪(by 電グル)

帰ってきたらもう9時を回っていた。

忘れていった携帯を見るとCoraたちからメッセージが入っていた。

「9時半か10時くらいに、KIOSCO(Barの名前)で待ち合わせでどう?」

とのことだった。

休む暇なく、シャワーを浴び、髭を剃りCentroにあるKIOSCOに向かう。

約7ヶ月ぶりに再会するCoraとKristin・・・前と特に変わってなかったが、服装はドイツ人に戻っていた。近況報告をするも、7ヶ月程度じゃそうは変わらないみたいで、「う〜ん、なにもないね〜」でお互い終わってしまった。実際、Valenciaの街もなんら変わってないし・・・。

KIOSCOを出た後も違うBarを梯子する。二日酔いを忘れてVinoを飲みまくる。計5,6本は開けたと思われる。この日、初めてBierzoのVinoを飲む。Santiのおすすめでだったのだが・・そんな産地さえあることも知らなかったおいらは、そのうまさにびっくり。店のVinoなので、12eurosほどしたが、Bodegaとかで買えばその半額くらいで帰るはず。

もし見つけたら絶対に買ってやる。

4時頃、FoxCongoにいくが、旅行をひかえてるCora、Kristinは帰っていった。Olivierを含めたうちら4人はしばらく残ったが、店が閉まるとFoxCongoを後にして、次なる目的地を探し始める。

おいらは、次の日、姐御たちと昼飯を食べる約束をしていたのだで、そのまま帰ることにする。だいたい5時半頃。

家に着くともう体はクタクタだったけど、二日酔いが回復してしまったため、調子にのってVino一本開けたらまたかなり酔っぱらってしまった。

いつものように倒れ込むように床についた。

追記
Discoteca(ディスコ)でSantiにカメラをかしたのはいいが・・・



あんたら・・誰だよ・・・



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2週間に一度の大買い出し!en Al Campo
2005年04月11日 (月)
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なんか週末が来るたびに生活のリズムが崩れまくり。

ええじゃないかを踊りながらお伊勢さんにいってしまいたい気分。

反省・・・・したところで、今週末はおいらの誕生日のFiesta。ひょんなことから仮装Fiesta(Disfraces)になるし・・・。面白そうだからいいけど・・・ちょっと怖い。自分のFiestaなのに。

やることが全部滞ったから、日記もメールもVino日記もたまりまくり。Vinoなんて15本近く書いてない。もう泣きそう。

そんな生活を送っているというのに、追い風はまだ吹いているようで、コスタのサイトを立ち上げたばかりだが、何通かメールを貰う。「ひきこもり」の方も各方面の仲間たちの助けで徐々にだが、確実に有名になってきている。

Vino飲んでるどころの話じゃないんだけど・・・・やっぱ今も飲んでたりする。AlicanteのVino。これも仕事の1つだからしょうがないしょうがないで饅頭怖い。

マリちゃんがくれたTei Towa(最近はTowa Teiになったとかいってたけど本当なのか!?)の「Sametime Samurai」が最近のBGM。「頭から離れないよ・・・」っていわれていたが、本当に離れなくなった。ちょっと負けた気分で悔しい。

サムタイム サムラ〜〜〜イ♪

この曲・・・さり気なくFiestaで書けて、みなの頭を洗脳する予定。

しらずしらずのうちにサムタイム サムラ〜〜〜イ♪

ご飯作ってるとサムタイム サムラ〜〜〜イ♪

シャワー浴びてもサムタイム サムラ〜〜〜イ♪

粘土こねててもサムタイム サムラ〜〜〜イ♪

Vino飲んでいてもサムタイム サムラ〜〜〜イ♪

デートしててもサムタイム サムラ〜〜〜イ♪

名付けて「Valenciaサムライ化計画」・・・・ベタすぎだ・・・。

Santiの仕事が終わる8時にコスタまでいって、そのまま車でAl Campo(巨大スーパー)へ。

今日は2週間に一度くらいやってくる「大買い出し」の日。

巨大スーパーはたくさんものがあって、スペインのことについて何でも知りたいおいらにはとても楽しい場所だったりする。珍しいものもあったりするからだ。

知らないところに来たらとりあえず走るのが「Vinoコーナー」

Santiはおいてけぼり。

知ってるVinoもいっぱいあるが、知らないVinoはも〜っといっぱい。

目が輝く。

土曜日にSantiにすすめられて飲んだ「Bierzo」のVino。そんな産地があることさえ知らなかったのだが・・・むちゃくちゃうまくてびっくり。

大きいスーパーだから絶対あるだろ・・・と思って店員さんに聞いたら「ないね〜」っていわれてがっかり。

しょうがないので、予定を変更して最近は凝っている安いVino選びに軌道修正。なんとなく、タカシ君が歩んだ道を通ってる気がする。

3eurosくらいのVinoはとてもうまいのだが、いかんせん毎日のこととなると、結構痛い。今は特に貧乏だし・・・。

量を飲むなら安いVinoの方がいいことに今更ながら気づく。確かに味は落ちるし、なんとなく失敗したと思うVinoも確かにあるが、味なんてたぶんわかってないので、da igual!それに、中には1.5eurosのくせして十分いけるVinoもある。それを探そうと最近は躍起になっている。宝探しみたいなもんだな。1.5eurosだったら失敗しても、「まぁ、いいか」となるし、勉強代だと思えば当然の出費。

今日買ってきたのは、おそらく初めて買う「Alicante」のVino。1.85eurosという安さだが、先日、姐御邸でJuan Calrosとタカシ君と一緒に勉強したときに知った「良質Vinoが量産された2001年」のVino。

手元のリストでは2001年のAlicanteは「MB」(Muy buena)だが、他の産地では「E」がたくさんついている素敵な年。たぶん、MBでも+がつくMBだろう。たぶん。1つ不安なのが、このリストの評価が果たして2euros以下のVinoにも当てはまるのかってことだ。ちょっとドキドキ。まぁ、詳しくはVino日記で書こう。

で、もう一本は意外と飲まない「Catalunya」のVino。値段はちょっと上がって2.45euros。2euros以下のやつと決めていたのだが、これまた先ほど書いたVino講習会(?)で、Catalunyaが意外と有名な産地っぽいことを知ったので、買ってみた。これまで飲んだCatalunyaのVinoは「悪くない・・けど・・・同じ値段だったら、Utiel-requenaだな〜」という評価が常だった。2003年と最近のやつだが、いろんな品種の葡萄がごちゃまぜのやつではなくて、Tempranilloだけのやつ。スペインといったらTempranillo!っていったのはSantiだったかな?こちらも楽しみ。


Santiとスーパーに行くとだいたい「肉選び」をする。うちら二人だけの楽しみ。Manoloとだったら肉コーナーにはいくことはない。

今日はSantiの提案で久しぶりに牛肉を買う。スペインのは高いのでオランダの牛肉。牛肉なんてこっちにきてからも滅多に食べない。高いというのもあるけど、Cordero(羊肉)が好きだし、そちらの方が安いので、ついついそっちを買ってしまうから。

Santiが牛肉を選んでいる最中、おいらは肉コーナー見学。

Cabrito?

あ〜〜Cabra(ヤギ肉)か!ってことは、Cabritoは子ヤギ・・・ユキちゃんか・・・。う〜ん・・・う〜ん・・・また今度にしよ。

ぬおっ!!Cerdo Ibericoがあるではないでぃすか!!(イベリコ豚)

キロ15euros・・・・た、高い・・・恐ろしく高い・・・・けど、買いたい・・・食べてみたい・・・ステーキにして食べてみたい・・・・

悩んだあげく、一番少ないパックを選らんで購入。250gで3.62euros。でも、すごい量が少ない・・・。おいしいかな?おいしいかな?うまいよな〜イベリコ豚だもんな〜。

明日だな、明日・・・明日の昼食に食べよ。醤油はぐっと我慢してまずは塩こしょうだな。イベリコ豚に敬意を表して。

ってことで、久しぶりに以前何故か好評だった「スペインのレシート」を残して日記を終えよう。

※1euros=140円くらい

キッチンペーパー(8ロール):1.49euros
食パン(1kg):0.99euros
トイレットペーパー(48ロール):6.98euros
フランスパン:0.38euros
黒オリーブ:0.59euros×2
トマト缶:0.32euros×4
ねじりパスタ(?):0.55euros×2
メルルーサ(1kg):6.59euros
パルメザンチーズ(パスタ用):0.68euros
アルビアス(豆)500g:0.3euros×2
ガルバンソス(エジプト豆)500g:0.3euros×2
トマトフリート(トマトソース?):0.45euros×2
牛乳(新鮮なやつ)1.5L:0.93euros
調理用白ワイン:0.45euros
スパゲティー(メーカー:Gallo)1kg:1.25euros
スパゲティー(メーカーなし)1kg:0.47euros
イベリコ豚 250g:3.62euros
牛肉(オランダ産)700g:6.61euros
牛乳(超低脂肪)1L:0.59×6
牛乳(普通)1L:0.49×12
バージンエクストラオリーブオイル 5L:12.95euros
ラベルなしワイン:1.25euros×2
水 1.5L:0.15euros×18
歯磨き粉:1.75euros
シャワーソープ1.5L:2.9euros

合計:約67euros(約9400円)
※写真の食材は買ったものの一部。


なんか・・・なんか・・・5Lのオリーブオイルって胸がときめいてしまう。ある意味イベリコ豚級。

おいらだけかな?

追記
明日は・・・マジで仕事するぞ!日記も全部書くぞ!Vino飲むぞ!イベリコ豚喰うぞ!



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Paella de coliflor(カリフラワーのパエージャ)
2005年04月10日 (日)
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今日は姐御・おじきの家に昼飯をごちそうになりにいってきた。

帰国して以来、何でも誘って貰っていたのだが、タイミングが合わず「por fin!」って感じ。


昨夜はきちんと目覚ましをかけて12時にはきちんと起きたのだが、なんとなくVinoとかCervezaが残ったまんま。もう二日酔いとかじゃなくって四日酔いのレベル。

それもそのはず・・・昨夜帰ってきたの5時過ぎ。Manoloたちはそのあと違う場所に行くとOlivier(フランス人)とタクシーを拾っていたが、おいらは今日があるから帰ってきた。

うなされながらシャワーを浴びる。

・・・・おいら今日飲めるのかな?

・・・・おいら今日食べれるのかな?

すごい不安に思いつつも家を出る。

OpenCorでVinoを選ぶ。おじきに失礼があってはいけないように、きちんとしたVinoを選ぶ。OpenCorではVinoを買ったことがそうはないので、かなり迷う。で、選んだのは無難にRibera del dueroと、何となくラベルの可愛いNavarraのVino。両方とも4euros以上。たぶん大丈夫だろう。

姐御・オジキ邸はうちから少々遠いのでバスを使う。89番。

OpenCorの前のバス停で待つこと20分以上・・・。

全く持ってバスがこない。

なんだよ・・・他のバスばっかじゃんかよ〜!

ぶつくさいいながら、バスの番号表を見る。

あ!!!!あ!!!!しまった!!!!ここ・・・違うじゃん!

普段バス使うといったらLabrador方面に行くときだけで、習慣になってしまっていたもんだから、うっかりしていた。

あわてて89番のバス停に走る。

バスがちょうどバス停からでたところだった。

「89番じゃありませんように!」

反対車線をバスが通り過ぎていくのを眺めつつ、バスの最後尾をにらむ。


・・・・89番やん・・・

その後待つこと15分。

ようやく89番到着。

それに乗るも30分もの遅刻。

タカシ君、開口一番「珍しいじゃ〜ん!遅刻するなんて〜!」。

日本の友達は信じないだろうが、おいらは何故かスペインだと集合時間の10分前にはつくようにしている。

なんでかって聞かれるとすごい困るのだが・・・別にスペイン人に対する当てつけでもなんでもなく・・・ただたんに暇だからかもしれない。

バスの中でコンタクトずれるは、四日酔いだというのにバス停から走ったおかげで心臓バクバクのギリギリ状態。

そんなおいらにオジキは笑顔でVinoを注ぐ。

オジキからの酌を断れるはずもなく、笑顔で戴く。

うんまいVino。

今日はこのいっぱいを皮切りに、ほぼ3人で7本ものVinoを開ける。もうなんていうか・・・金曜日からを振り返ってみても、自分の体のどこにこれだけのVinoがはいっていってるのか全くの謎。金曜日に4本、土曜日に5本、で今日が7本・・・計16本。

何かが狂ってる・・・スペイン。

あまりにたくさんの種類のVinoを飲んだので、姐御によってすでに捨てられた空き瓶をわざわざ拾ってきてVino講習会。オジキが秘蔵(?)のVino本をもってきてくれたので、それと照らし合わせて、

これはMuy buena!

おおお〜!Muy buena〜〜!

これはbuena!!

おおお〜!buena〜!

これは・・・Muy buenaとbuenaの中間!

おおお〜!Muy buenaとbuenaの中間〜!

残念なことにExcelenteは一本もなかった。


が、オジキのPaellaはもう Super Excelenteだった。

初めて食べるcoliflor(カリフラワー)のPaella。半端なくうまい。カリフラワーが口の中でマジでとろける。四日酔いなのが悔やまれた。じゃなかったら、おかわりしたのに・・・。

オジキは東京は銀座のスペイン料理屋で料理人をやっていて、毎日(?)Paellaを作っていたほどの腕前。Buen Cocineroなわけだ。

ManoloのPaellaもすごいうまいが、このカリフラワーのPaellaには恐れ入った。今度一度作ってみようと思う。オジキにまずはレセタを聞かなければ・・・・一子相伝だったりしたらどうしよう。

姐御のEspinaca(ほうれん草)のTortilla(スペイン風オムレツ)や、肉料理も絶品だった。

もう、最初から最後まで四日酔いを後悔しまくりだった。


さらに、今日は姐御の紹介で奈穂子さんと、その旦那のJuan Calros(オジキと同名)と知り合う。彼女もスペインは長くて3年目になるそうだ。おいらのサイトを見てくれてるとのことで嬉しかったが、恥ずかしくもあった・・・。

写真ではナイナイの矢部に似てるっていわれたが・・・どの写真なんだろう?マリちゃんに大不評の豆写真か?っていうか、矢部ってどんな顔だっけ?

ということで、スペイン人2人に日本人4人という組合せでの昼食会だったのだが、「ダブル Juan Calros」は全然日本語を理解するので、日本語ばかり使っていた気がする。たまにスペイン語を使ったが。


今日はこの後、CoraとKristinと会う約束をしていた。8時には電話するといったのだが・・・携帯を自宅に忘れ、さらに時計は9時を回っていた。ここまで盛り上がるとはおもっていなかった。

オジキと姐御にお礼を言い、家を出る。

とりあえず、電話番号がわからないので家に帰らないといけない。

時間は9時半。急がなければ・・・。

というわけで、タカシ君と一台の自転車で二人乗り。

おいらが座席に座って、タカシ君はおいらの前で立ち漕ぎ。

なんか恋人みたいな状態。

が、そんなこといってられるような状況ではない。

男二人だから体勢が難しい。足の置き場も難しい。

途中から降りて小走りで走り、家の近くの直線コースにでてから再び二人乗り。

タカシ君のおかげで、かなり時間を短縮できた。まだ10時にもなっていない。

部屋に戻って携帯を握りしめ、Coraたちに電話。

お「Hola!今どこよ?」
C「今ね〜Tranvia(路面電車)のベニマクレーの側〜」
お「ベ、ベニマクレー!!!!!

ベニマクレーってことは、さっきいた姐御たちの家の方。つまり、今来た道をトンボ帰りすることになるわけだ。

C「うん・・・軽く食事できるところ探してるの・・・」
お「な、なんでベニマクレーなの?住んでるのJardin Real(王室公園)の側じゃ・・・?」
C「そうだけど、ベニマクレーも近いから・・・」
お「わかった・・・じゃ、とりあえずベニマクレー向かうわ。で、また電話する」
C「Hasta pronto(じゃ、またあとで〜)」

電話を切るや否や部屋から自転車を運びタカシ君の待つ玄関へ。

た「どこだって?」
お「・・・・ベニマクレー・・・」
た「ベ、ベニマクレー!!!
お「ごめん・・・もっと近くだと思ってた・・・」
た「ま、いこか・・・」

ってことで、チャリで二人で猛ダッシュ。

どうにかこうにか合流でき・・・2時間くらい軽く飲む。

最後にドイツのJ・・・なんだっけ・・・・たしか・・Jager-meister?という強い酒をくいっと全員で飲み干す。なんでも「猟師の親分」という意味らしい。

ドイツ人のFiestaに行くと、毎回何らかの強い酒を勧められて飲まされる。かなり強い酒が多くて、飲み過ぎるといちころという危険な酒。でも、飲みと何故か彼らは喜ぶので飲んで飲んで飲みまくって・・・トイレでおやすみ・・・なんてこともあった。もう、ノルウェー人並に奴らは飲む。

明日から彼女たちはAndaluciaに観光にいくというので1時頃別れる。

彼女たちが残したピザを二人で山分け(といっても一切れずつだが(笑))。

何時間も経ってすごい冷たいピザだったが、激ウマだった。

この頃には飲み続けているにもかかわらず、何故か四日酔いも完全回復しており・・・

家に帰ってさらにタカシ君とVinoで一杯やる。

タカシ君が帰ったあともゴソゴソと起きていて・・・・外が明るくなったころ寝た。


追記
姐御に服を借りた。あと黒のストッキング。試着してみな・・・といわれてしたのだが・・・すごい爆笑された。「いや〜〜!!」って。

まぁ、これでメイクさん(姐御)も頼めたから・・・Fiestaは完璧だ!あとはカツラを買わなければ・・・やっぱ金髪だよな〜。髭も全部そらないと・・・やっぱやるならマニキュアも?引かれまくったらどうしよう・・・。



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スペインの週末 〜Los alcoholicos〜
2005年04月08日 (金)
おいらはしばしば「Alcoholico!」と罵倒される。辞書で引くと「アルコール中毒患者」。俗っぽくいえば「アル中」ってヤツだ。

おいらにとっては褒め言葉になるので、そう叫ばれることは罵倒ではなく、賞賛と同じ。なんらダメージを受けるどころか、やる気がでる。それだけ勉強熱心ってことだからだ(笑)

おいらのFamilia(家族)は仕事があるのもあって普段それほど飲まない。週末に一緒にでかければたくさん飲むが、平日は一滴も飲まないといっていいかもしれない。せいぜい冷蔵庫にCervezaがあるときに軽く飲むくらい。

が、今日は珍しくManoloがAlcoholicoだった。自分でも「今日はおれはよくわからんがAlcoholicoなんだ!」と叫んでいたくらい。

というわけで、「今夜は仕事がんばるぞ!」と思っていたのだ、珍しいManoloからの誘いを断れるはずもなく、Santiも引き連れて3人で肩で風を切るように通りを徘徊する。時間はすでに1時近くだった。

おいらとタカシ君二人の場合はたいてい同じところに行き着いてしまうことが多い。GulliverかIrun~aかLabradorのローテーションって感じになる。

が、スペイン人の彼らと行くと、なんとな〜く日本人だけでは入りづらいようなBarにも入りやすくなる。もちろんタカシ君とでも全然入れるのだが・・・なんなんだろ・・・気分的な部分で堂々とっていうか、う〜ん・・・「今日はChino(中国人)だけじゃないぞ!スペイン人と一緒のChinoだぞ!どうだ!」ってなる。そうだな〜虎の威を借る狐の気分てやつなんだろうな。たぶん。人間小さいな・・・おいら。

金曜日だというのに、どこも閉まり始めている。なんでも聞いた話によるとスペインでは一応公的には2時に店を閉めなくてはいけないらしい。Discotecaは別として、たいていのBarはそれを守っているようだ。そうじゃないところもたくさんあるが・・・。

さまよったあげくReig de Valenciaを渡ったJapon.es側のBarに入る。このBar・・・おいらがこっちについたばかりのころ・・・2ヶ月たってないと思う・・・日本人から聞いた「Japon.es」(日本食材屋)を探して彷徨い歩いて、結局見つけられなくて疲れ果てて入った店だった。2年半ほど前のことだ。

あのときはこの手のBarには入りなれていなく、意味もわからず開いていたから入ったのだが、BarではなくBodegaだった。しかもAsturiasのBodega。おいらのVino日記でも使っているお気に入りの絵のパネルが飾られていた。すんげ〜欲しかった。

ここも閉店間近で、店員が遅い夕食をとっているところだったが、「別にいいよ・・・けどあと1時間くらいで閉めるよ・・」とのことだった。

うちの近所では安いVinoが飲めるところがあまりないし(だいたいBottelaで9euros前後)、これ以上探しても見つからないので、「それでもいい」ということで中に入って注文。

樽出しVinoがJarra(デカンタ)で4.8euros。

Labradorに比べたら全然高いが、うちの近くではかなり重宝しそうだ。タカシ君を今度連れて行こう。

Vinoの味はもう「樽出し!」って感じ。Vinoから樽の匂いがプンプンとする。味としてはどうだかわからないが、こういうVinoもおいらは嫌いではない。家で飲むわけではなく、スペインのBodegaで飲む樽の匂いがするVino。Viva!Espan~a!って感じだ。

ここでJarraで2杯分のVinoを飲む。後半は急いで飲まなければならなくなった。

次の店はRussafa(ルサファ)地区の店。

この辺はちょっと胡散臭い感じがする分、面白そうなというか遅くまでやってる店が多い。表の入り口は閉めて裏口が開いているというのは、おそらくその「2時まで対策」に対する逃げ道なんだろう。どこの店も入り口がわかりづらい。ぱっとみただけだったらしまってるようにしかみえない。おいら1人だったら「あ〜しまってるや〜残念・・・」で終わってただろう。

ここではCervezaとAceitunas(オリーブ)とAlmendras(アーモンド類)で乾杯。なんかいろんなことを話した気がするが・・・あまりよく覚えてない。スペインの伝統的なボードゲームについて聞いた気がする。あ〜あと、Barcelonaの人間がcatalanばかり話すことについて侃々諤々やった気がする。

3軒目は2軒目の目の前にあった小さいDiscoteca。時間は3時をまわっていた。

閉店近いからお客は誰もいない。良い感じに酔っぱらっていたおいらは誰もいないお立ち台で適当に踊る。観客はSantiとManolo。

もっと踊れ!!!とその辺の紙くずをSantiに投げられた・・・。

音楽が微妙においらたちの趣味からずれていたので、DJに注文してFangoriaをかけてもらうも、なんかリミックスでよくわからんかった。

ここでもbebidaはCerveza。話したことは・・・うちらの過去について。知り合ってからもう3年近くになるので、それなりの歴史というか語る過去もあったりする。Manoloも酔っぱらってきてたので、いつもより本音トーク。面白かった。

Discotecaの後は家に向かって歩き始める。

お開きか?と思いきや、おいらとManoloの二人はまだ飲み足りないのでそのままValenciaの秘宝 Bar Gulliverへ。

Santiは明日に備えて寝るとのことだった。おいらも明日Santiと一緒にFeria de Turistico(観光展覧会?)にいくことになっていたが、「まぁ、大丈夫だろう」とGulliverへいくことにした。

「Santi!明日もしおいらが爆睡してたら、たたき起こして!蹴ってもいいからさ。よろしくね!」

そういい残してSantiと別れる。

Gulliverにはいるとまず目についたのが・・・

Prehistoria(先史時代)
(※4月3日の日記参照)

ま、またいるのかっ!!!!

Prehistoriaはおいらを見つけるなり近づいてきて・・・

P「Hola!一杯おごってくださらない?」
お「(は、はやっ!!!)」
M「おれら貧乏だからおごれないよ・・・」

むっとしたPrehistoria退場。

M「正樹・・・友達か・・・(笑)」
お「・・・・知ってるだけ。この前たまたまあって・・・」
M「すごいな・・・」
お「すごいよね・・・・」
M「あの唇がすごい・・」
お「すごい・・・」

その後、移民に興味あるManoloは彼女になにやら話しかけにいったが、なんか怒られて帰ってきた(笑)

おいらは怖いので、1人Cervezaを飲んで待つ。

Gulliverは人間交差点・・・酒も入ってManoloにいろいろ話を聞く。これまで特につっこんでこなかったこととか、とにかくもういろいろ。

なんか、また1つ大人になった気がする。

楽しい一夜だった。

追記
家についたのは6時すぎ。Manoloはもうべろべろだった。家に戻ってからもManoloの部屋で踊りまくり・・・おいらの部屋に残っていた安Vinoを飲みながら。おいらはそのせいで気分が悪くなって・・・トイレでボミって息も絶え絶え状態で布団に倒れ込んだ。たぶん7時過ぎ・・・・。



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