おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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寝るのが怖い・・・自分が怖い・・・
2005年03月23日 (水)
最近また変な夢をみる。変なという言葉じゃ足りない。奇妙というか、ありえない夢。

いままでみた夢でも、と思うことはあるが、現実では面識がないおいらの友達同士が同時に登場するとか、スペイン語を話せないはずの弟が、おいらより流暢に話しているとか、エレベーターが落ちるとかそういう類ののレベル。

が、最近は違う。

藤子藤男とか手塚治虫とか宮崎駿とかSF作家とかメルヘン作家とかみたいな才能が芽生え始めたのか?と思うくらい、唐突でしかも、見終わったあと本人も意味がわからない夢。

たとえば・・・たぶん4日前くらいに見た夢・・・あまりしっかり寝てない時の夢・・・。

まず登場人物・・・誰も知りません

なのにちゃんと顔がある。顔が。

夢の中でもおいらは「あんた、誰?」とかいってるし。

しかも、8人くらいいるのに、何故か布団は4組。二人一組で寝ないと行けない仕組みらしい。みんなそれで当たりまえのように寝てるし、うつぶせ状態で話してる。

っていうか、あんたたち誰?

いたたまれないので、おいらは温泉に行くことにする。何でそこが温泉だと思ったかはしらない。たぶん、そういう設定できてるし、夢の中のおいらは自然にそう考えた。

「そうだ、温泉へ行こう♪」

って。

露天風呂、露天風呂。なんでかしらんけど、露天風呂。

何故かついてくる男ども。

「おれも一緒に行く〜!」

そして、4人で行く羽目に。

この宿場・・・たぶんおいらの好みの場末の温泉宿が設定だからかもしれないが、真っ暗・・・しかも無駄に広い!

地図は全くない。だから、道がわからない。

この当たりは以前いった栃木の温泉宿の影響だと思われる。

歩を進めるにつれて、宿場は徐々に暗くなってくる。そして、何故か神仏習合した巨大な寺。つまり仏閣もあれば、赤い鳥居もある寺が見えてくる。

向こうからは・・・草履だけが歩いてくる

と思ったら、手はないのに風鈴鳴らしてるし

襲われないように、そ〜っと浴衣姿で真横を通り抜ける。

まだ温泉には着かない。鳥居をくぐり、仏閣の横を抜ける。もう闇中の闇。明らかにこんな方には露天風呂はない。引き返すうちら。

曲がったはずの仏閣も消えていて、何故かトンネルがある。そのトンネルを抜けたら、今度は何故か鉄パイプを持ったチーマーみたいのが大挙で押し寄せてくる。うちらには一瞥もしない。ただ、鉄パイプを振り回したりしてるだけ。

その横もそ〜〜っと通り抜ける。

彼らを抜けると漸く木造の階段・・・学校の入り口みたいなの・・・を発見。しかも、露天風呂はこちら・・・の矢印付き!

Por Fin!

とその階段を駆け上がると、虚無僧みたいな坊さんが・・ちりんちりん。

でもって、その横を困ったことに、ふつ〜〜〜の子供が半袖、半ズボンで・・・小津安二郎の映画にでてくるみたいなホント普通の子供が・・・「わ〜〜〜」っていって走り抜けていく。

で、廊下を歩き、角を曲がると突然、洞窟。木造が岩場に変化。

わけわからないまま、その目の前の階段を下りていくと・・・

お次は西洋の妖怪大集結!!!

フランケンシュタインが一番印象に残っているが、ドラキュラもミイラ男も狼男もいたし、名前の知らない目だけのなんか黒いふわふわ浮いてるやつとかまでいた。

「ここ・・・ですか?」
「そうです」

フランケンシュタインはそう答えて、おいらを「さ、さ、中へ」という感じで手で促す。

そこで目が覚めた。

起きたあと・・・

「おれ・・・昨夜、妖怪本とか見てないよな?」

確かに妖怪好きだけど・・・・いみわからじ。


そして、昨日の夢はすごい。ハウルの動く城もびっくりの夢だった。

まず、おいらはスペインから日本に帰国したような感じで夢は始まった。

実家に入ると、両親と弟が居間・・・というか台所で3人ともちびまる子ちゃんのアニメみたいに目の下に青線いれてうなだれている。もうすごいうなだれ具合。

「電気が・・・電気が・・・・」
「え?」
「電気がつかない・・・」
「なんで?停電?」
「違う・・・わからないけど・・・ず〜っと暗い」
「まぁ、戻るでしょ・・・」

気味悪いまま部屋に戻る。当然部屋は真っ暗。

ベッドの上に座り壁にもたれてしばらくすると

ぴかっ!と両側が明るくなる。

ぐぬっ!と思って両側を見ると、青と緑の熱帯魚・・・巨大な熱帯魚がいた。しかも、何故か光ってる。

そして彼らはなぜか自己紹介。緑の方がえらいというか、えらそうな感じで、青のほうは聞き役って感じだった。緑の名前が・・・アなんとか・・・それは忘れてしまった。青の方は4文字のカタカナだった気がするが、こっちも忘れた。

夢の中でおいらは「あ〜そんな感じの名前〜」と思ったくらいだから妙に納得。まぁ自分の夢だから納得いかなかったら逆に困るのだが。

で、彼らは突然話をし始める。RPGとかで街中の普通のおばさんが初対面の自分に向かって「うちの娘が〜魔王に〜捕まって〜」みたいな感じに似ていた。

魚「電気がないだろ?」
お「うん、ないね。停電でしょ?」
魚「いや、違う」
お「じゃなに・・・」
魚「これを見ろ」

といって、なんか突然目の前に変な地図みたいな映像を出す。街の断面図。

下の方に白い四角が3つあって、それが街の上の方に向けて地下鉄みたいに網を作っていた。

魚「ここの電気がなくなったんだ」
お「ここの電気がなくなったのね」
魚「そして、俺たちは・・・最後の電気だ」
お「で、電気???熱帯魚っていうか、魚じゃん!」
魚「その形をしているが電気なんだ」
お「電気が魚の形していて、名前あるの?」
魚「そんなことはどうでもよく・・・」
お「うん」
魚「電気いるだろ?」
お「いるね〜。両親たちあれじゃ〜ね〜」
魚「じゃ、手伝え」
お「うん、いいけど・・・」
魚「よし」
お「で、おいらは何すればいいの?」
魚「手頃な・・・これくらいの・・・を集めてこい!できるだけ多くだ!」

ここで目が覚めた。

電気と布?
電気が熱帯魚?
っていうか、なにこのRPGじみたストーリー?
どこに魔王がいるの?

もう、起きた瞬間こちらも「????」。

いつもにまして未曾有な夢に、自分が怖くなったし寝るのが怖くなった

おいら・・・・人殺したりとか・・・・しないよね?

なんか自信なくなった。

体だけでなく、頭もぼろぼろなのか?


夢の話で長くなった。日記に戻ろう。

といっても、今日は書くことがない。一日中闘病生活。

昨夜は一度夜中の12時頃に目が覚めてしまい、そのまま寝れず朝まで布団の中で本を読んでいた。寝れるまで。

最初が、読みかけの三島由紀夫の「美徳のよろめき」。なんかイマイチだった。三島の本は「仮面の告白」、「金閣寺」、「潮騒」あたりの有名なやつ読んだことがなかったのだが・・・悪くはないが、別にこれといって・・・という感じ。趣味に合わず。

なんか不完全燃焼なので、ちょっと布団から這いずり出て、遠藤周作の「深い河〜ディープリバー〜」とやらを読み始める。たぶん、帰国した誰かがいらなくておいていったやつか、おいらが誰かの趣味に合わせて選んで貰ったやつだと思う。

それを半分くらい読み終えたところで眠くなって寝た。たぶん朝の8時ちょっとまえ。

で、起きたのが昼の3時くらい。

最近気づいたのだが、おいらは何時に寝ても、最高7時間くらいたつと目が覚めるらしい。時間帯は関係なく、時間幅みたいだ。

もっそり布団からでて、昨夜の卵粥を食べることに。

ふとみると、表面が平らになっていたはずの卵粥に穴が3つ

Santiがあとから

S「何だ、あれは!あの米の・・・どろどろのやつ!」
お「病人食だよ」
S「なんかどろどろだし、味ないし、変な感触だし!」
お「あたりまえだろ〜Que va!だけどな・・・」
S「でもな、でもな!そこにあった、鰹節と梅干しと醤油か?あれつけてくったら・・・もう、cojonudoだ!信じられないくらいうまかった・・・」
お「アホ・・・だから味がないんだよ・・・粥には」

ということで、SantiとManolo・・・がスプーンでくりぬいた穴ということが判明。鰹ぶしと梅干しは全部食べられてしまっていたので、作り直した。

まったく・・・Santiは、ホント日本食というとなんでも「Que asco!」(気持ち悪い〜!)っていうんだから・・・。Venenoとか・・・。

お粥喰った後、ちょっとだけやることやって、布団で再びまったり。昨夜ほど胃もたれ感?はないが、とにかく療養。今週末のために。

今はPOLEO MENTAというハーブディーに蜂蜜いれて飲みながら、久しぶりに当日の日記を書いている。

写真も掲示板にアップしたしそろそろ本読んで寝るとしよう。

でも、なんかお腹減った。

なんか喰いたい。

追記
今日のValenciaは雨。洗濯物濡れてた・・・おいらは干してなかったけど・・・。街は火祭りが終わったらぴたりと静かになった。ちょっとだけ・・・ほんのちょっとだけペタルド残党がいるけど、Rioで残ったペタルドを使い切ってるだけっぽいのでOK。明日は雨やんでくれないかな〜。気が滅入る。



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げろっぱ
2005年03月22日 (火)
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昼間はなんてことはなかった。ほんと、いつものようにすっきり目が覚めた・・・いや、嘘かも・・・思い返せば、なんとなく予兆はあったな。

昨日Manoloと

M「正樹!自分の部屋掃除しろ!先週もいったぞ!正樹!」
お「わかってるって〜ちょっとまってよ〜」
M「それも先週いってたぞ」
お「わかってるでしょ〜!まだ、火祭り終わってないの!」
M「もう終わったぞ!」
お「友達が帰るまでが火祭りなの」
M「わかった、わかった。じゃ、今週中な・・・ははは」

てな具合の会話をした。

もう、服はぬぎっぱ、Vinoの空瓶はころがりっぱ、お客様用ベッド(結局使わなかったが)はだしっぱ、洗濯ものはつみかさねっぱ、胃腸薬をさがしっぱ(?)、本は読みっぱ、メモはかきっぱ、タバコはすいっぱ・・・・

と、もう火祭りの路上よろしく、戦場と化していた。

そんな状況を春だけは大喜び

「テーマパーク〜!」
「巨大迷路〜〜〜!」
「火祭り〜〜〜〜!」

とおいらの部屋をかけずり回る。主にベッドの下が面白いらしく、ベッドの上から水をとろうとしたら手がでてきてすごいびっくりさせられた。

掃除が終わったあとの春は挙動不審。

「ねぇ、どこで遊べばいいの?ねぇ、どこ?」

とベッドの上をうろうろうろうろしていた。

ごめんな〜春。

掃除も無事"なんとなく"終わり、本来の生活に戻り、いろいろやろうかと思ったのもつかのも・・・なんとなく体調が悪い。気持ちが悪い。腹の調子が悪い。

この症状はZamora12日間飲んだくれ旅行から帰ってきたときのものに酷似していた。

張りつめすぎのテンションと飲み過ぎのVinoがコラボレーションするとこうなるらしい。

もう、それからはダメダメ。ヘタすると普段持ったことのない頭痛までしてきてるような気がする。

なのに、頭の中では誰かさんたちが旅行中ず〜っとうたっていた

「なんていうのですか〜存在感〜♪」
「なんていうのですか〜臨場感〜♪」
「なんていうのですか〜友情感〜♪」

替え歌にしてたっぽいからわからないけど、聞いたこともないDA PUMP(だっけ?)の曲がリフレイン。

「なんていうのですか〜絶望感〜♪」
「なんていうのですか〜退廃感〜♪」
「なんていうのですか〜腹痛感〜♪」
「なんていうのですか〜胃痛感〜♪」

ダメダメすぎるので、8時頃、卵粥作って、彼女たちからいただいた梅干しと鰹節で早めの夕食。

そのまま闘病生活にはいることにした。

しばらくは、飲まず!吸わず!外に出ず!の生活。

気分はアルコール中毒者。

24日の夜までにはなおって欲しい・・・。



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火祭り終了!
2005年03月21日 (月)
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なんか、ヘタにテンション高くて寝れないので珍しくこんな時間に日記を書くことにする。現在4時20分・・・当然、真夜中。

Valenciaの火祭りは19日・・・正確には20日か?・・・に終わったが、おいらの火祭りは今日終わった感じ。言うなれば、「おいらの友達がおうちに帰るまでが遠足」みたいな感じ。明日はパリに寄って、そのあと帰るからまだ家には帰ってないのだが、まぁ、終わりをみたといったところ。

それにしてもハードだった。ハードすぎた

この一週間でそれくらいのVinoを開けたかわからない。一週間連続、一日1人3本くらいのペースはいってるんじゃないと思うくらい。

おかげで、体ぼろぼろ。Falla同様燃え尽きた

今日は一日中、二日酔い。たぶん二度目。頭は痛くない。けど、なんか胃がむかつく。食欲ない。だから食べない・・・余計気持ち悪い・・・。だから、滅多にあることじゃないが、薬を探して・・・たしか、長尾がくれたワカマツとかいう薬?・・・を飲んだ。薬に頼るのは嫌いなのだが、しょうがない。


今日は二度目のZip-FMの生出演の日。でもって、ユカさん、美穂ちゃんのDespedida・・・スペイン最後の夜。

それが見事に重なった。予定外だがしょうがない。

昼間は、何を話すか考え、プレゼント用のFallasの写真をCDに焼いたりなどして過ごす。睡眠時間も4時間くらいで・・・・。もう、ホントにホントに最悪な体調。

夜、8時頃、ユカさんと美穂ちゃんたちと合流して、コスタの側のLizarranで一杯・・・と思っていたが、火祭りあとでしまっていた。しかたがないので、すぐ側にあるJamon Quesoとかいう店でCervecitaとVinoを飲みまくる。

会話は相変わらずとりとめのないもの・・・というか、ほんとに突拍子もないものばかり。

1時間くらいして、学校から帰ってきたタカシ君が登場。

Vinoのペースがスピードアップ。

で、Manoloも登場。

このあたりで、おいらは一度ラジオ出演のために家に帰る。タカシ君の自転車を借りて・・・。状態はほとんど酔っぱらい・・・。ナチュラルハイというか・・・。

でも、ラジオにでるのもあって、緊張感は常にあり、電話がかかってき時には平常心に戻っていた。自ずと、口調がなめらかになっていたとは思うけど・・・。

送ってきてくれるテープはタカシ君と聴く予定なので、それを肴に大爆笑しながら一杯やろうと思う。

もう、あんた、噛み噛み!

っていってもらいたい。

じゃないとおいらが救われない。

ラジオの方は、ちゃんと伝えきれたかどうか実はあまり自信がない。「スペインに行きたくなった!」というリスナーもいて好評だったということだが・・・それを信じることにする。

今日話したのは、Paellaについてと、スペインの食事事情。コラムに書いてるネタがメイン。それにプラスして話した感じ。

PaellaはやはりValenciaで食べて欲しい。とんこつラーメンを九州で食べて欲しい!讃岐うどんは香川で食べて欲しい!という想いと同じだ。「違う!間違ってる!」とは言わないが、やっぱり本場のを食べてからにしてもらいたい。

Manoloたちが、GaliciaにいってレストランでPaellaのメニューをみてがっかりするのと同じだ。別にあるのはいいけど・・・Galiciaはもっとおいしくて自慢できるものあるでしょ〜〜〜!って。

まぁ、とにかくPaellaはValenciaで食えと。

Mariscos(魚介類)じゃなくって、Paella Valencianaを。

11時半くらいに彼らと別れて、12時ぴったりくらいにラジオに出て、10分後には自転車でトンボ帰り。

超とばしたもんだから、もう頭の中フラフラ。

その後、Manoloをのぞいた4人でCafe ParisでAgua de Valenciaを飲む。

おいらとしてはようやく緊張感もとけてまったりしてきたところなのだが、彼女たちが明日の飛行機がはやいのもあって、2時ちょっとすぎに解散。

で、現在にいたる。

もう寝てないし、飲み過ぎだし、体ぼろぼろだし・・・と最悪状態だが、何故か心は晴れ晴れしている。

明日からは滞っている火祭り中の日記や、Vino日記も含めて完全復活したい。

っていうか、ひきこもりたい・・・。

さ〜て、珍しくやることいっぱいだ〜!

いっぱいすぎて、涙出そう。

脱藩したい。

追記
今気づいた・・・名刺入りのEspecialCD・・・・Sarvajeじゃなくて、salvajeじゃん・・・。かっこわる〜!久しぶりに書いたから・・・と言い訳しておこう。まだまだ未熟者だな。相変わらずLとRがダメだ。ダメダメだ。



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日本食材もゲット〜!
2005年03月15日 (火)
最近ほとんど食べてないのに・・・マジで・・・信じられないくらい食べてないのに・・・ラマダンなの?とか聞かれちゃいそうなくらい食べてないのに・・・激やせしないのは、たぶんVinoのおかげ(せい?)っぽい。

「おまえの血は何色だ〜!?」

ってきかれたら

「たぶん、Vinoの色!えへ!」

った可愛く答えようと思う。

でも、Vinoって栄養あるんだろうか?


以前Valenciaで一度だけあったことのあるユカさんが友達のミホさんをつれてValenciaに遊びにきた。

たった一度・・・しかも、夜の数時間しか話してないのだが、縁っていうのはわからんもので、日本食材を頼めてしまうくらいの間柄に。

今日ついたばかり、かなりお疲れの様子だったが、おいらの今後のスケジュールがもうゴチャゴチャなので、今日あうことにする。

20時45分。コスタの前集合。kristin号で夜のValenciaを疾走する。その前に、いいことがあったタカシ君から連絡がきてせっかくだから彼も誘う。

寝てなくて眠い・・・お腹一杯食べ過ぎてもう食えない・・・昼間Cervezaも飲み過ぎてしまってもうあまり飲めない・・・疲れてる・・・

という彼女たちの状況なので、Lizarranというピンチョをつまめるバスク料理屋のチェーン店にでもいって、軽く飲みながら2時間程度話して、その後タカシ邸にでもいって飲もうかな〜というプランで暫定的にいくことにする。


まずはCervezaをJarra(デキャンタ?)で注文。

かんぱ〜い!Bienvenido!

それがまず3杯続く。

駆けつけ三杯とはよくいうが、Jarraで三杯ってことじゃないと思う。

で、そろそろVinoでも・・・せっかく来たしね・・・

RiojaのVino。

店ということもあり6.5eurosとちょっと高いが、とてもおいしいVino。

今度店で買おうと思う。

じゃ、改めてかんぱ〜い!タカシ君おめでと〜!

おいしいVino。

るんるんVino。

おしゃべり好きの彼女たち。

話は全く尽きない。

だけでなく、全く予想できない流れで話題が作られる。

パタタス・ブラバス(ポテトフライ)の話題が・・・

女性の骨盤の話になり、

中世の日本とヨーロッパの話になり、

大奥の話になり、

「あれ?何でこの話してるんだっけ?」

そんな台詞聞くこと幾度。

そんなことをしていたら、店は閉店時間。

そして、何故か目の前にはVinoの空き瓶が4本あった。


あ、忘れてた・・・ユカさんに頼んだ物を受け取った。乾燥わかめと片栗粉と梅干しいっぱい。でもって、今回はこれなかったユミコさんからもおみやげをいただく。

梅干しいっぱいと日本のお菓子と漬け物。

しばらく梅干しには困らなさそうだ。

店をでたあと、すぐそばの路上ディスコ(Verbena)へ繰り出す。

もう完全に4人とも酔っぱらい。

踊っては飲んで、踊っては飲んで・・・。

もうそのへんから、記憶系統は全部ショート。

自転車を目の前でもっていかれても気づかず、あれ?消えた?
(泥棒ではなく、親切な人がしまってくれたみたい)

自転車の重みに絶えられなくて転んでも、いたくな〜い!

ただ、もらった梅干しにだけは、つねに心のどこかで気を配っていた。

それほど重要なのだ、梅干しは。

ほとんど何も喰ってないわりには、いい酔い方をした夜だった。

そんなことをタカシ君と話しながら帰る。

フラフラ、ヨロヨロしながら。

その後、ちゃんと自転車をホントギリギリの大きさのエレベーターに乗せ

部屋まで運び

歯を磨いて

パジャマに着替えて

Vinoの空瓶ひっくり返して

ガラガラガッシャ〜ン!

おとなしく寝た。

たぶん、朝の5時とか?

タカシ君も覚えてないらしい。


それにしても、人間・・・無意識化でもいろいろできてしまうんだな〜。



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スペインで仕事ゲットか!?
2005年03月14日 (月)
ということで、ついに仕事のネゴシオ当日。

待ち合わせの5時まで、1人部屋をうろうろしながら、あ〜でもない、こ〜でもないと考える。

「よし、まずはこの切り口で攻めよう!」

と決まってからは、まとまるまでが早かった。

スペイン語の方はぶっちゃけ自信がないけど、スペインだし、この手の面接というか打ち合わせは勢いでもっていくことにする。とにかく、おいらがいかにこの学校と長いつきあいか・・・そのことによってどれだけメリットがあるかを力説する方向にする。

御社が・・・

なんてことは間違っても使わないし、使えない。

まぁ、御社っていうか、おいらは完全にフリーだし、顧雍されるわけではないく契約なので、立場は対等なんだけど、やっぱ社会人経験が足りないからな〜。バイトみたいな仕事ならいっぱいしてるけど・・・。変なバイトばっかだけどな。

打ち合わせは学校の教室で二人でやった。最初なんか大量の上司陣がでてきてあせった。三者面談になったらどうしようと・・・。危なかった。

打ち合わせは滞りなく進む。途中何度も噛んだり、スペイン語間違えまくったが、交渉は無事成功。

契約成る!

Viva!ひきこもり!

ただ、1つ不安要素がある。

慣れ親しんだ語学学校とはいえ、契約した学校に迎合するつもりはもとよりさらさら無い。ビジネスはビジネス。なぁなぁでやると怖いから。

そうなのだが・・・質問に来てくれる人に、性格的に全部正確に「あれがダメ」とか「これがダメ」とかいってしまいそうな自分が怖い。

宣伝しなければいけない立場なのに、自分が「この人にはこの学校ではなく、違う方がいいと思うな〜」って思ったらそういってしまいそうな自分が怖い。

おいらとしては、どっちに得にもなり、あくまで中立な立場で、客観的な事実を提供するスタイルがいい。主観はできるだけ排除したいんだけど・・・主観でいくんだろうな〜。たぶん、主観でまくるんだろうな〜。

まぁ、それはそれでいいか。

学校まで来たので近々日本に帰ってしまうtomokitoに連絡。が、例のごとくつながらない。

しょうがないので、完全復活したkristin号でおうちに帰る。

帰ってほどなく、tomokitoから連絡。

30分後に再びBlasco Iban~ez方面に戻ることになった。

適当に見つけたBarでCervezaを数杯飲み・・・このBar、1杯1eurosなのにつまみがついてくるBarだった・・・スーパーでの買い物をつきあい、そのまま夕食をごちそうになることに。

わけあって今tomokitoはさおりさんとチラグ(インド人)の家に居候しているので、彼らと共にtomokito手製のビビンパを食す。先日帰った韓国人のスンジュの置きみやげである韓国製コチジャンを使ったので、味はMi Kyungのとまったくといっていいほどかわらなかった。

うまかった!

その後、4人+犬(おいらの愛人。Tulaという名前)で談笑。

Vinoを飲みつつ、おいらが今日ゲットできた仕事のこととかで盛り上がる。ついでに、もしかしたらチラグからも仕事を頼まれるかもしれないという可能性まででてきた。ホント、追い風ってすごい。このまま一気に喜望峰発見だな!

最近、いろんな人から「スペインで仕事見つけて一生住めば?」とよく言われる。仕事がサイト職人ということもあって、こっちだったら仕事はあるというのだ。みんながみんな口を揃えて。そして、よければ職を紹介できそうな人間を紹介してくれるといってくれる友達もいたりする。

その甘い誘惑を何度か本気で考えたこともあったが、おいらは日本でもやりたいことがあるし、やり残してることもいっぱいある。もうありすぎる。両親や友達に恩返しなんて何もしてないし・・・。

具体的な将来設計とか立て、道をつくるのはあまり得意じゃない・・・というか好きではないのだが、大まかに臨機応変に対応できる道作りは作っているつもり。でも、こっちで仕事が見つかったから「はい、OK」ってことではなく、ちゃんと考えてから、もしスペインのことも考えるのなら、それをうまいこと組み入れて作りたい。

今はまだいってしまえば、時期尚早なのだ。動かざること山のごとし・・・なのだ。

おいらはスペイン人ではなく、スペインの伝道師で居続けたいらしい。

最近、よくそう思う。


追記
Vino日記・・・ラクチンだと思っていたら、週末飲んだ3本+今日飲んだ3本で計6本分が滞ってることに気づく。わざわざ空のBottelaをチラグ邸から貰って帰ってきた。ラベルの写真とるために・・・。味を覚えているうちに早く書かなくては・・・。チラグ邸からは2時くらいに帰ってきて、家帰ってさらに飲んだ。

スペインの小津安二郎
2005年03月13日 (日)
ちょっとソファーで小一時間ほど・・・と体を倒しただけなのに・・・

目が覚めたのは13時ちょっと前。

「あ、もうだめじゃん・・・Toroいけないやん・・・接待失敗ヤン・・・でも、眠いからまぁいいか・・・」

もっかい寝た。

この日も、路上のあちらこちらでペタルドの音が戦場さながらけたたましくなっていて、なんどが無意識の膜は破られたが、無視して寝続けた。

次に目が覚めたのは何時か不明だが、タカシ君の電話の声で目が覚めた。日本語はなしていたから日本人っぽい。

さらに寝続けた。

で、次起きたら夕方の6時。

おしりのポケットに小銭いれをいれたまんまで寝ていたから臀部というか腰が痛い。

「さ〜てどうしよう・・・タカシ君起こして軽く食べに(飲みに?)いくか・・・あ〜でもぐっすり寝てるしな〜。」

とりあえず、昨夜のFiestaの後始末をする。タバコ吸いすぎて灰皿一杯になってたし。ついでにコップとかも台所に移す。もしかしたら、その音でタカシ君が目が覚めるかな〜とちょっと期待して。

けど、起きなかった(^_^;)

で7時頃、テクテクおうちに帰ってきた。

家に帰ってくると、3人ともSalonにいた。

「どうだったよ?Toroは!」とManolo
「う〜ん・・・いってない・・・」
「え???いってない?」
「いけなかったの・・・」
「Que va!いけなかっただって・・・・二日酔いだろ、どうせ!」
「いや、そんな二日酔いになるほど飲んでないよ・・・」
「じゃなんでだ」
「う〜ん、観光したり、朝まで話してたからね〜」
(微妙に嘘)
「Andreasは?」
「・・・明日・・・明日ということで・・・」
「・・・・」

ということで、昨夜の説明をするのが面倒くさかったので、適当にごまかして逃げた。

普段、二日酔いには絶対ならないと自慢気にはいっているが、酒を飲み過ぎた次の日に体の調子がなんとな〜くおかしいというのは当然ある。それはたいていベッドじゃないところで寝たり、ベッドでも他人のベッドだったり、あとは寝るタイミングがずれたとき・・・酒飲んで眠くなった瞬間寝れば問題ない。頭が痛くなったり、食べれなかったりというのではなく、ただ、なんか疲れてるってそんな症状。

Manoloたちが映画を見るという。正直そんな気分ではなかった・・・。

が、何でもスペインでも有名な監督で、「El VERDUGO」(死刑執行人)というタイトルとそのストーリを聞いてしまったら興味がそそられてしまい、見ることにした。


【El VERDUGO】2.8点(5点満点)スペイン語わかりやすさ度 3(10段階評価)
監督:Luis Garcia Berlanga 1964年 白黒

スペイン映画に詳しい人ならかなり有名な監督らしい。「黒沢明?みたいな感じ?」ってきいたら、「いや、コメディーに近い・・・小津安二郎だな・・・」との返事が。

見終わってなるほど納得・・・なんてことのないリアルな日常風景などが多い。スペインの当時の文化や習慣を忠実に再現しているらしい。台詞等なども。ちなみに、彼はValenciano(バレンシア人)。

この映画・・・もしかしたら日本にあるかもしれない。たぶん「死刑執行人」というタイトルで。もうそのまんま。

現在、スペインには死刑の制度はない。だから、良くスペイン人から「なんで、まだ死刑があるんだ!日本は!アメリカと一緒か!」といわれることがある。スペインに死刑があったのはフランコの時代。思想弾圧や共産党員の弾圧のためだったという。そのための刑務所もたまにあったりする。目的はともかく、歴史を感じさせるかっこいい建物が多い。

で、内容なのだが・・・。

ぶっちゃけ、スペイン語難しすぎて4割以下しかわかっていないと思う。先ほども書いたが当時の雰囲気を忠実に再現しているから、単語なども・・・たとえば、外人に対する別称なども、Manoloたちに説明してもらわらないとわからないし、当時の時代背景がわからないととても難しい。ファッションもしかりだ。

小津安二郎の時代を今の中学生やら高校生がどこまで理解できるか・・・というのと同じことだと思う。

ただ、ストーリー自体はとてもシンプルなので、台詞がわからずManoloやSantiと一緒に笑えなくても(そういうスペイン映画はいっぱいある)、ちゃんと映画としてみることはできる。

ある若い男が、死刑執行人の仕事をしているおじいさんの娘と恋に落ちる(?)。恋に落ちたというよりは、関係をもち、そのまま結婚まで話しが進んだという感じに近い。そのおじいさんは近々PISO(家)を持つことになっていたのだが、結婚して彼の義理の息子になるにもかかわらず、その若い男では職業的に?身分的に?(この辺よくわかってない)家を持てないという。

そのために・・・自分の嫁と子供のために家を持つために・・・何度も何度もためらにながらも、ついに彼は義父の後をついで死刑執行人(公務員の身分になる)になることに。

そして、彼にとっては初めての仕事(死刑執行)の手紙が届く。そのために家族全員でマヨルカ島へいき・・・そこで・・・。

という感じのストーリー。ここら辺は結構あってると思う。

前半のドタバタ劇は映像によってでしか判断が難しく、細かい笑いどころが理解できないのだが、マヨルカにいってからはとても面白く、食い入るようにみてしまった。かわいそうなんだけど、他人事なのでみていて面白い。

スペイン語の勉強にみるというとなると微妙なところ。このDVDがそうだったのか、字幕がないやつだったので、完全にヒアリングだけが頼り。あの当時のスペインの雰囲気を楽しみたいという人にはお勧め。もっと理解できていたら、点数も高かったであろう映画だった。

一番驚いたのが、嫁さん役の綺麗な女性が、今こっちでやっているテレビドラマ(aqui no hay quien viva)に出演していて、いつも文句たれてるおばあさんと同じだということ。若いときは十分美しいのに・・・スペイン人って年とると結構かわるのね〜。美しいセニョリータもやっぱママンの卵なのか・・・って思わされた。


夕食後、もう一本映画を見ることに。単純なホラー「Tesis」を見ようといったのだが、またもや同じ監督の映画。EL PAISで特集をやっていたみたいで、Manoloが実家から大量に持ち帰ってきたからだ。

「必死にみないといけない映画はホント疲れるんだよな〜」と思いながらも、また映画の簡単なストーリを聞いて、興味津々。「それみよう!」って自分でいってしまった。


【Bienvenido.Mister Marshall!】2.8点(5点満点)スペイン語わかりやすさ度 2(10段階評価)
監督:Luis Garcia Berlanga 1953年 白黒

この映画・・・歴史的な部分は専門なのでわかったのだが・・・台詞がまったくもってわからない。「El VERDUGO」はまだ対話形式だったのだが・・・意外と聞き取れないナレーションタイプであったのと、演説やヤジ、白熱した議論のシーンが多く、もうえぐいのなんのって・・・。テーマは1つなので、議論の目的はわかるので、ほとんど表情をみての憶測となってしまった。

タイトルの意味は「ようこそ、ミスター・マーシャル!」って感じ。日本にあるかどうかはこれもわからない。

ストーリーは・・・

完全に眠りこけたような小さな小さな田舎町にアメリカ人(アメリカ)がやってくることになった。目的はマーシャル・プランのため。マーシャル・プランは戦後・・・たしか1950年前後の数年にアメリカのマーシャル(当時の国務長官)が提案したヨーロッパ復興計画のこと。日本の世界史の授業でも必ずでてくる有名な制作。ソ連や東欧をのぞくほとんどのヨーロッパの国が参加した。

まぁ、そのマーシャル・プランのおかげで、寂れた自分たちの村にアメリカ人がやってくるってもんだから、村(Villar de Rio)は大騒ぎに。村長と偶然やってきた踊り子のマネージャー(?)と共に、歓迎パーティーや、援助して欲しいもののリストなどを制作したりなど・・・いろいろと準備をする。

アメリカの歴史を学んだり・・・村はMadrid周辺にもかかわらず、張りぼてなどを使ってアンダルシア風の町並みにしたり、服装もベタなフラメンコの衣装などにしたり、アメリカの国旗を掲揚したりなどなど・・・。

広場では、1人1人に何が欲しいかを聞くのだが・・・トラクターやら洗濯機やら、冷蔵庫やら、料理器具やら・・・もうそれはそれは現金な意見が飛び交う。

彼らはアメリカ人が来た後の村の様子を夢見る。

ある農夫は東方三賢者(スペインのサンタみたいなもの)の格好をしたアメリカ人がミサイルを投下するように、空からトラクターを落としてくれた夢を見る。

村長は、みながカードに興じる西部劇のような酒場に警官として登場し、おたずねものとの銃撃戦と、踊り子との恋。

様々な夢でありながら、みながみな一様にべたなアメリカのイメージをもっていることがよくわかる。対象が日本人だったら、刀をさした侍が村を闊歩し、ハラキリをして、芸者がでてきて・・・という感じだ。

こちらもなんてことのないストーリーなのだが、とても当時の様子がよくわかる映像に、スペインの小津安二郎ということを確信する。

台詞はたぶんいっこうにわかる気がしないが、映像をみるためだけにでも今後もみてみたい監督だ。次はManoloたちが進めてくれた「Moros y Cristianos」をみようと思う。以前、Alcoiのそのイベントに参加したことがあるから、少しは理解できるだろう・・・。



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遠慮のない火祭り始動開始!
2005年03月12日 (土)
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最近、Manoloが春のことを

「春巻き〜!」

と呼ぶ。

そのたびに苦笑しながら、「違〜う!!」とつっこんでいる。

たまに「春巻き〜!Guapa!(かわいいね〜)」とかいってたりもして、もう・・・日本人のおいらは・・・複雑な気分にさせれる。

彼の言い分としては

「春」と「春巻き」の春は同じ漢字だから

ということらしい。

春巻き〜っていわれて、「にゃ〜」といってる春を思うとちょっと不憫。


先日、試しに日記に書いてみたVino日記をちゃんとした形でやることにする。なにやらメールをもらい、楽しみにしてくれている人の存在を知ったので。といっても3人だけだが。

自分でいちから作るのは面倒なので、既存のブログサイトを利用。まだ調整中なので公開はしてないが、これから飲むたびにちゃんとつけていこうと思う。

Vinoを飲むのはほぼ日課。金がないから最近は減ってはいるが、夜中はだいたい飲んでいる。なので、わざわざVinoを買ってきて、飲む・・・なんてことではないので、おいらにとってのVino日記は結構ラクチン。天職(?)といってもいい。

Vinoの空瓶100本集めるぞ計画も先日タカシ君が数えたらゴールも近いとのこと。

日記にかこつけて、ラストスパートをかけよう。


Mi KyungにEl Salerに誘われる。自転車を買いたいんだけど下見につきあってくれという。おいらも自転車のチューブを買いたかったし、火祭り博物館やEl Salerの写真もマパ用に撮りたかったので、今日もついていくことにする。

自転車の下見を終えたあと、Vinoでも買って帰ろうとVino売り場に。

デジカメをもっていたので、素材用にでも・・・とカメラを構えたら、運悪く警備員が・・・(^_^;)

「お兄ちゃん、ここカメラだめよ」

Fnacに続いて、また注意された。

おいらが悪いから何もいえないけど・・・

「また日本人が写真撮ってるよ!ホント、写真、写真、写真だな〜!日本人は」

とか思われてるんだろうな〜って考えると・・・言い訳したくなる。

いやね、おいらね、サイトもっててね・・・でもってね、Valencia復興委員会の会長でね・・・あとね、Radioにもでちゃうからね・・・Valenciaの紹介とかしなくちゃいけなくてね・・・だからね、あのね・・・。

「ごめんなさい」だけいって逃げてきた。


Vino売り場の正面にOferta(特売)のVinoが陳列されていた。

よく見ると「Enterizo Reserva」!!

Utiel-RequenaのVinoで、おいらもタカシ君も大好きなのだが、結構値がはるのでなかなか買えないVino。値がはるっていっても、4eurosくらいなのだが・・・。

それが、3×2のOfertaで売られていた。3×2というのは、良くこちらでみる特売の形で、「3つで2つの値段ですよ!」って意味。

一本3.9eurosのEnterizoを3本買うと、本来なら12euros弱になるのだが、7.8eurosで3本帰るというわけだ。

そのOfertaを見つけるやいなや、おいらの手には3本のEnterizoが。

本能って怖い。考えるより早く手が動いていた。

それをみてMi Kyungは大爆笑しつつ、「alcoholico!」(飲兵衛!)。


ホント考えるより早く手にしてしまったのだが・・・冷静に考えた。

確かに、EnterizoのReservaはうまい。しかし、これまで何度も飲んでいる。せっかくVino日記始めるわけだから・・・やはりここはMercadonaとかでかえない珍しいVino・・・飲んだことのないVinoを買うってもんだろう・・・

おずおずと手にしていたVinoを棚に戻し、物色を始める。

前回はRibera del dueroだったから・・・今回は別の産地にし、まずはNavarraを選択、ついで・・・先日タカシ君と盛り上がったCastilla y Leon、そして、Valencia優勝記念で作ったらしい企画物のVinoっぽいUtiel-Requenaの3本を購入。総額約8euros(1200円くらい?)。やっぱお安い。

無事、買い物も、マパ用写真も撮り終え、おうちに帰宅。

早速買ってきたチューブをkristin号につけることにする。

サイズは正確にインチで調べなかった(消えててわからず)が、ちゃんとメジャーで直径を測ったきたから、見事にぴったり!

kristin号が本格的に復活か!!!!

と意気揚々自転車を解体してチューブを取り付けようとしたのだが・・・・

空気穴(管)の大きさがホイールの穴と合わない!

最近の自転車に合わせて売られているのかもしれないが、おいらのkristin号は古いタイプなのかもしれない。

とにかく、空気穴の管がホイールの穴に入らない!

悩む・・・さて、どうするか?

ちょっと幅広のマイナスドライバーと金槌で幅を広げるも厳しい。

結局ドリルをもちだしてきて、ホイールを削るように穴を広げる。

気分は虫歯を治す歯医者さん。

ドリルといっても壁に穴を開けるためのものだから、刃(?)はそれほどしっかりしてるわけでもなく、本当に少しずつ削るようにして穴を広げる。

広がってるようにはみえなかったが、広がっていると信じて削った。

1時間後・・・ようやく穴が空気管のサイズとあい(ギリギリだが)、なんとか穴から管がでる形に。

そして空気をいれ、Nueva kristin号が完成した。

今までと違ってなんか頼もしい空気の入り具合。

火祭りに間に合って良かった・・・。使うかわからんけど・・・・。


日記はまだまだ続く。書くことありすぎ。

今週末は他力本願の人決めていた。

誰かから連絡あればいくけど、こなければいかない・・・そういう週末。別にどっちでもよかったから。遊びにいっても、そうでなくても。

Vinoで乾杯したい気分でもあったが、家で仕事(?)をしたい気分でもあった。

だから他力本願

今のおいらだと、タカシ君かCちゃんくらい。その二人から連絡がきたらでかけようと思っていた。

Vino日記を作っていると・・・タカシ君から連絡がきた。

「観光客の人間とたまたま知り合ってんけど・・・Mejillonesでも喰わん?」

とのことだった。

連絡が来たので、予定通り即答ででかけることにした。


もしも・・・もしも・・・スペイン人に遠慮とか集団心理というものがあるのだったら理解できるのだが・・・

火祭りは突然始まった。

火祭り自体は先月末・・・28日くらい?から一応始まっているのだが・・・どうやら本気モードで始まったようだ。

街は・・・もう、ペタルドの嵐。昨日は11-Mだったから自粛していたのかもしれない。

うるさいなんてもんじゃない。テロリストと放火魔の卵が街には氾濫する。

いろいろ検証した結果、年齢に比例して、ペタルドの大きさは大きくなる。10代後半の男の子の投げるペタルドは半端ない。

どれくらい半端ないかというと・・・投げて爆発させるだけで、3台くらいの車が音による振動で防犯装置が働き、ピヨピヨピヨピヨなるくらい

ホント、ダイナマイト。

小さい子供はまぁ、かわいいっちゃ〜かわいいのだが、勝手に良いように解釈して油断して歩いてると、小さい子供でも、かなり地響きがするくらいのペタルドを投げる。


こ、このガキ〜〜〜!!!一昨日くらいにハイハイから抜け出したみたいな顔して・・・そんなペタルド、笑顔で投げるんじゃねぇ〜〜〜!!!!!

と怒りたくもなるのも間違ってないと思う。

負けじと投げてやりたいが、おいらは来週から投げる。投げて投げて投げまくってやる。復習や。リベンジや。ジェノサイドや。バレンシアオレンジや!

火祭り中の散歩は常に・・・常に・・・注意を払ってないといけない。

どこから音がするかわからないし、たまに、バカといってもいいくらいの若者がスクーターに乗りながら手持ち花火を打ち上げていたりするからだ。

うちから駅まで15分くらいなのだが、もうビクビクしながら。

もう、文字通り老若男女、ペタルドにトリコロール赤の愛だ。

たまに、彼らの感性を信じられなくなる。

ちょっとした広場で、すでにペタルドの空き箱やら、その辺のゴミでCrema(火祭りの最終日にFalla(張りぼて)を燃やすイベント。ぶっちゃけキャンプファイヤー)をやっている子供たちを眺めては、「こいつら将来放火魔や・・・」と思いつつ、駅に向かう。

約束は9時だったが、15分前についてしまい途方に暮れ、駅構内のベンチでぼ〜っとする。

すると、地○の歩き方を持った日本人の女の子がテクテク歩いている。

「あ〜ホントに観光客増えてるわ〜」

と声をかけることもせずぼ〜っと眺める。

タカシ君も結構約束時間前に来る人間なので、10分前に構内からでて駅正面でタバコを吸って待っていると、しばらくしてタカシ君登場

近況報告?をする。

「はじまったね〜」
「はじまったよ〜」
「すごいね〜」
「すごいよ〜」
「突然だね〜」
「突然だよ〜」

そんな感じの会話。

それから数分後・・・・女の子が登場。さっき駅構内で見た子。

実は、おいらの勝手な勘違いというか、憶測で、タカシ君が声をかけたのは男の子だと完全に信じ切っていた。別に理由はないのだが・・・直感で。

だから女の子と聞いてびっくりした。

彼女をつれて、いきつけになりつつあるMejillones屋にいく。Mejillonesはムール貝。こっちのは実も大きくてうまい!!スペインにきたら是非食べて欲しい味だ。

Mejillones屋では、これからBarcelonaにいくという彼女に対してのアドバイスで、タカシ君とおいらで競うように話す。

あそこがいい!ここはいってほしい!飯はここ!ここからの景色は最高!!!!

もう、二人ともスペインの自慢をしたいんだと思う。スペインを好きになって欲しいんだと思う。明らかに、そんなにいっぺんに言われても消化不良になることは確実なのだが、「いけたらここもいって!」とか「ここはいくべき!」とか「これは気をつけて!」とか・・・もう、それはそれはいっぱいいっぱいの情報量。

おいらはちゃっかり自分のサイトの宣伝もしておいた。彼女のガイドに、サイト名とアドレスをしっかりかかせてもらった。もちろんValenciaのページに。

うちらはVinoを勧めまくったのだが・・・・実は彼女未成年だった。

「ここなら大丈夫!」

っておっしゃるとおりなのだが、10代の子とは思ってなくて、二人とも愕然とする。タカシ君なんていうにことかいて

「正樹君より10歳も違うやん!!!」

そんなこといわなくてもわかるちゅ〜の!!!

年齢聞いたらちょっとビビり初めて扱いが丁寧になった気がしないでもない。

汚しちゃいかんからね・・・これからの若者を・・・うちらはもうダメだからね・・・ダメじゃないけど・・・厳しいからね・・・。

ここのMejillones屋はうちらのお気に入りでたまに食べに来る。

Vinoを2Bottelaほど開けたおいらは、彼女に

「タカシ君に捕まってラッキーだったね〜。ここの料理はうまいし、スペインBarのtipico(名産?)がいっぱいあるしね〜」と自分の功績のように自慢気に話す。

12時で閉店したMejillones屋を出て観光へと繰り出す。

目的地は、火祭りのでもっとも有名(?)なイルミネーションがある通り。

観光地からは少々はなれているのだが、スペイン人なら必ず見に行くだろう場所。

案の定、1時くらいだというのに、恐ろしいほどの人がいた。

そこでたまたま日本人のクミコさんと、相方のセルヒオにあう。

日本にいるものとばかり思っていたからびっくり。

しかも、セルヒオがもしかしておいらに仕事を紹介できるかもしれないというから、さらにびっくり。

ぶっちゃけ、あまり期待はしていないのだが(話してる感じで)、コネクションがつながるのはいいことなので、期待しないで待つことにする。

やっぱ占い当たってる。

イルミネーションを見た後、例のごとくタカシ邸で飲んだくれる。今日のために2本Vinoをかっておいてくれたとのことなので。おいらも、それを見越して明日のチケットはしっかりもってきておいたし、なおしたばかりの自転車でもこなかった。

ツーカーやね。

なんとなく追い風が吹いてきたので、ここぞとばかりにタカシ君のとっておきの出世男(日本酒)を開けて飲む。

Bastante、出世しそうな気分になる。

っていうか、よっぱらって寝そうになったが、タカシ君に叱咤されてなんとか思いとどまる。

後半は酔っぱらってきたおいらとタカシ君で勝手に盛り上がり、彼女(Sちゃん)は聞くばかり。もうしわけないな〜と思いつつも、二人であ〜でもない、こ〜でもない、盛り上がる。

つまらないだろうな〜と思いつつも、彼女もちゃんと聞いていてくれたらしく、女の子ならではのアドバイスをくれた。

朝の8時までミニFiestaは続いた。途中Cafe休憩をいれつつも・・・。

もう日は昇っている。彼女は明日・・・いや、すでに今日の朝10時にBarcelonaに向けて立たなければいかなかった。

酔い覚ましを兼ねて、タカシ君の家からそれほど遠くない彼女の宿まで送っていく。火祭り名物チュロスを彼女におごってもらって、それをたべつつ・・・

タカシ君の家に戻ってきたあと、もう一杯Cafeを飲む。

あと2時間後には、接待?もかねてPlz de Toroにいかねばならない。闘牛を見に。

でも、眠くて眠くてしょうがない。

時計は9時半を指していた。

1時間くらいは寝れるかな・・・とソファに横になった。

寝る前に心の中でふと思った。

彼女・・・・「タカシ君に捕まったおかげで・・・徹夜でBarcelonaか・・・・」

今度はタカシ君のせいにしつつ、そうつぶやき、目を閉じた。



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