おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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「Bodega」をお気に入りに追加しました。
2005年05月12日 (木)
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寝て起きるとともにMadridで充電してきた「やる気」が消滅しているんではないかと心配だったので、昨夜は朝までVinoを飲みながら仕事をし、9時頃寝た。

起きたら夕方の4時。

たいてい何時に寝ても2時くらいには一度目が覚めるのだが、旅の疲れもあったのかノンストップで爆睡。時計みてちょっとのけぞった。

もっそりと起きてCafeを入れる。

先日買ってきて冷凍している鶏肉を使って何か作ろうと思ったが、なんだか食欲がない。腹は減っているんだろうけど・・・。まだMadridのOreja(豚の耳)やLacon(同じく豚肉)が胃の中に残ってるっぽい。

飯は諦めて、もっそりといつもの場所に座る。

ゴミ箱から拾ってきたお気に入りの社長椅子。

シーツかけないと、表面がはげまくってえらいことになる社長椅子。

貧乏なのに、気分だけは社長の社長椅子。

ま、どうでもいいや。

で、お仕事再開。

サイトを作ってそろそろ一年が経ちそうなので、全コンテンツを改めて読み直す。

いや〜fatal!fatal!(ひどい、ひどい!)

勢いで書いた文章だけに、もう誤字脱字は当然のこと、もう中身むちゃくちゃ。ディスプレイの前で1人自分の文章に苦笑する。いや〜バカだね、バカ・・・。

登場人物をみていて、あまりの情報の古さにびっくり。そりゃそうか・・・1年たてば人間かわるってもんか。おいらの年齢も29歳になっているし・・・。

ってことで、2005年版登場人物を作成することにする。

せっかく髪も切ったことだし、自分も含めて全登場人物の写真を変更し、文章を少し削ったり追加し、ついでに、日記にもしばしば出てくる、姐御、オジキ、Chirag、さおりさん、Camilaの5人も追加することにする。

いざ気合いをいれて作り始めたものの・・・意外と書くことがない。

冷静に考えたら、嗜好がわかるほど語ったこともないし、会っても酒を飲んでみなで暴れくらいしかない。無理があったか・・・。

ということで、紹介というよりは、おいらのイメージを書くだけで終わってしまった。もうちょっと練らないとアップできそうにもない。うむう。


Madridにいるときに電話をくれたタカシ君に連絡する。彼の仕事が一段落ついたとのことだったので、久しぶりに飲もうかと。

目指すはすでに4回行って4回とも入れなかった近所の渋い感じのBodega。10時に閉店してしまうのだが、まだ9時前。間に合う!とBodegaで落ち合うことに。

途中、タカシ君から連絡が入り、

「あのさ〜calle(通り)の名前なんだっけ?」
「う〜ん、わからない・・・タカシ君の好きなRicoricの側で・・・で、まだ工事してるあたり!」
「て、適当やな〜〜〜〜!!!」
「だって・・・・わからんのやもん」

なんてやりとりがあったが、無事9時に落ち合うことができた。

早速中に入る。

店内はすこし薄暗い感じで、Vino樽がいっぱい!

そして、床にはゴミいっぱい!

心ときめく。

各樽には種類と値段が貼ってある。

Tinto(赤) 1.3euros
Blanco(白)1.2euros
Malaga(マラガ)2.9euros
Ximenez(ヒメネス)1.2euros

などなど。料金は1Lの値段。

いつも通りJarra(デカンタ)で注文すると、JarraはなくCopa(コップ)しかないという。しょうがないので、Tintoを2杯頼む。

カウンターにはMejillones(ムール貝)とかの普通の缶詰がいっぱい置かれている。注文するとそれを開けて出してくれるのだろう。1.2eurosくらい。なんか、飾らないところが素敵だ。

Vinoを2杯、3杯と杯をすすめながら、いろいろと近況報告。仕事のこととか、卒業制作のこととか、来月の事とか、Fiestaの予定等々。

会話の切れ間に、タカシ君が言う。

タ「彼女の眉毛・・・サパテロ(スペインの首相)みたいやな・・・」
お「・・・サパテロの眉はもっとこうだよ・・・」と指で眉を描く
お「っていうか、やめてよ・・・彼女、かなりおいらの好みの顔なんだから・・・」
タ「ははは、ぼくもだよ!」

ぼくもだよって・・・・なのに、サパテロ眉毛かい!

もしかして、おいらとタカシ君って、好みが近いのかも・・・。

また、こんなこと書くと誰かに「いつも誰かに恋してるね〜」とのたまわれそうだが、かわいいもんはかわいいからしょうがない。系統的には美容院のXELOと同系列。後ろで髪の毛を強引に短く結っているのが、おいらのツボにはまった。

ってことで、彼女の存在と缶詰とVino樽のこの3点で、このBodegaをお気に入りに追加した

問題は10時という我が家の夕食前の時間に閉まってしまうということだ。なかなか使い処が難しい。

持ち帰りの樽だしVinoが1.5L(ちょうどbotella2本分)で2eurosという恐ろしい安さなので(しかも、けっこういける)、彼女を見に行きがてら、しばらく通うことにしよう。

なんか、いったらタカシ君がいて、「よ〜!」なんてことになりそうだが・・・。

会計は、Vino5杯とQuesoとLonganizaと持ち帰りVino2本(3L)で12eurosという安さ!1人6euros。

持ち帰りVinoが4eurosとなると、店での飲み食いは8eurosということになる。

う〜ん、素敵すぎる。

3LのVinoをるんるん気分で持ち帰って、おいらの部屋で飲み続ける。でもって、男だけの裏トーク。男の60分。途中、Mi Kyungも参加して3人でスペイン語で本音トーク。酒も回って熱く激論を交わす。

Mi Kyungが明日の仕事に備えて部屋に戻った後もいろいろ語る。

飲んでは語って、飲んでは語って、飲んでは語って・・・。

気づいたら朝の9時になっていた。

ちょうど12時間飲み続け、語り続けたことになる。

12時間・・・Madridの日記余裕で全部かける時間だ。ちょっと反省。

今日のトークでまたタカシ君とまたさらに親密になった気がする。




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充電完了!!
2005年05月11日 (水)
MadridにEscaparにしてきたおかげで、かなりリフレッシュ!!

やはり、ここ最近の「やる気ナシナシ病」は、今の鬱屈した生活によるものだったらしい。ここでもまた石投げられそうだけが、人間っていうのは貪欲なのだ。環境になれてしまったら、さらなる環境の改善を求める・・・そういう生き物なのだ。

まぁ、どうでもいいが。

そういえば、病といえば・・・これまたここ最近おいらを悩ませていた「花粉症」。どうも・・・「花粉症」じゃなかったっぽい。普通の風邪だか、寝返りうって、ナイトテーブルに顔ぶつけたかしらないが、とにかく治った。

Manoloがおいらに「スペインには花粉症はない!」といっていたので、勝手にそう思いこんでいたが、スペインにもしっかり花粉症はあった!!。しかも、日本と全く同じ症状。たしかに、日本ほど花粉症の人は多くないようだが・・・。

CMでも、花粉症の薬のやつを発見した。花屋のトラックが通り過ぎると、ベンチに座っていた人間がくしゃみをするというCMだ。しかも、Madridで会ったSantiのおじいちゃんも、友達のcompan~eraの彼氏も花粉症だったっぽく、目から涙ながして、鼻をすすっていた。

ってことで、花粉症問題も解決した。


リフレッシュのおかげで、いまはかなりやる気がある。「はい!喜んで〜♪」って感じだ。

仕事はもちろんとして、ついついさぼりがちなネタの執筆もやる気になってるし、さらには、スペイン語の勉強までもしてしまおうと思っている。

というのも・・・Madridで、マジでスペイン語ちんぷんかんぷんだったから。必殺技の「三割理解頷拳」をつかいまくった。
(説明しよう!「三割理解頷拳」というのは、会話の内容が3割しかわかってなくても、うまいこと頷いて流したり、適当な合いの手をいれ、そのままうやむやに他のテーマの話にもっていくという横暴な技である。だが、スペイン人の話の7割はどうでもいいことが多いので、意外と有効なのだっ!!!)

なんかさ・・・いいわけじゃないけどさ・・・言葉違うだろ?って感じだった。

Santiもいっていたが・・・Madridの下町の人間は使う言葉・・・正確には、単語・・・が異なるらしい。あと、言い回し等も。

完璧なカスティジャーノだというのに、マジで泣きそうだった。
(詳しくは当日の日記で書く)

ってことで、スペイン語を勉強してやろうと心に誓った。

まずは・・・単語からだ!

Perro!Casa!Gato!Vino!Escuela!Cama!!

完璧だっ!



さて・・・ここで問題となるのが・・・今回充電したバッテリーが何日もつかだ。おいらの携帯みたいに、1日たったら空になるかも、ならないかも。

祈るばかりだ。


母の日に花を贈ったら、お礼のメールが来ていた。どうも拓也(弟)に負けたっぽい。拓也はこともあろうに、小遣いをやって京都なんぞにいかせたとかいかせてないとか・・・。うむむ・・・もともとない兄の威厳がもっとなくなった。

まぁ、意外性で勝ったということにしておこうじゃないか。

つまり、引き分けってことで・・・。

な、弟よ。

で、おいらからのプレゼントにもかなり喜んでくれたようだが(父親の方が感動していたらしいが)・・・最後の行に・・・

飲み過ぎ無いように 少し生活を変えなさいね


とかかれていた。

家族もこのサイトを知っているのだが、日記については「長くてくだらないから読んでないわよ」といわれて安心していたのだが・・・。


今の生活を変えるなんて、スペインにいる以上無理だわさ。

スペインにいる意味がなくなる。

飲んで、書いて、寝て、また飲んで・・・たまに放浪して・・・また飲んで・・・。

ま、そういうことだ。

さ〜て、明日は思いっきり飲むぞ!!!

じゃなかった・・・思いっきり書くぞ!!!

充実した一日にしてやる。


追記
掲示板にZipーFMのリスナーさんの書き込みがあって、こっぱずかしいやら、嬉しいやら。けど、嬉しいね〜こういうのって。次はTomatinaあたりのネタを狙ってみる予定。あと数ヶ月だし・・・。原稿かくぞっ!



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スペインの美容院事情 〜初めての散髪 en Espan~a〜
2005年05月06日 (金)
え〜っと・・・何から書こう。

まず、おいらの散髪事情について

・基本的に髪型はどうでもいい。頓着全くなし!
・うざくなったら切るって感じ。のびっぱなし。
・日本にいるときは、お風呂場で「バーバー弟」を利用。
・なので、美容院には5,6年いってない。なぜなら高いから。
・この前日本に帰ったときに母親に懇願されて「美容院」へ。980円くらい?。


お次は、スペインの散髪噂事情について

・日本人の女の子にはすこぶる評判が悪い。
・経験者から話しによると、ハサミを横にいれてざくざく切るらしい。
・あっというまに短くなるらしい。ざくっ!ざくっ!
・梳く(すく)とかそういうのは皆無らしい。
・たいていの日本人はスペインで髪を切るのは怖いという。


でもって、日本人とスペイン人の髪質の違いについて

・髪の毛の生え方が違うらしい。
・スペイン人は上に向かって生えるらしい(もちろん日本人にもいるだろうけど)
・スペイン人は日本人が全員サラサラな髪質だと思っている。
・つまり、天然パーマの人間がいないと思っている。
・スペイン人に限らず、ヨーロッパ人にはその手の偏見をもつ人間が多い。
・スペインには、女性はともかく、男はなんらかの癖毛を持つ人間が多い。
・スペインには、金髪もいれば黒髪もいる。


これをふまえた上に今日の日記。

先日、Santiと髪の毛の話をした。

お「いいな〜Santiの髪・・・クリクリで・・・そうなりたいよ、ホント」
S「俺は逆に正樹の髪みたいになりたい。」

まぁ、無い物ねだり同士の会話だ。

S「近々髪切りにいくよ」
お「そんなに短いのに?」
S「俺には長いんだ!もっと短い方がいい!もう夏が来るしな」
お「確かに・・・おいらも切ろうかな・・・・」
S「スペイン風にか?(笑)」
お「ははは・・・でも、スペイン人には日本人の髪は切れないだろうな〜」
S「じゃ、いったときに、おれの担当の女の子にきいてやるよ」
お「え?何を?」
S「中国人の髪は切れるか?って(笑)」
お「はははは・・・って、おい!」
S「もし切れるっていったら予約してやるよ」
お「(・・・なんか話が違う展開に・・・)」
S「いいか?」
お「う・・・うん」


ということで、あれよあれよと、美容院にいく話になる。足かけ3年弱スペインにいるが、美容院にはいったことはない。怖いから。怖すぎるから。Manoloには切ってもらったことがあるが・・・。


で、昨日。打ち合わせの時・・・

S「そうだ、そうだ!明日の3時だ!」
お「は?」
S「美容院だ!予約しておいたぞ。彼女、切れるっていうから」
お「あ、明日????(まだ心の準備が・・・)」
S「ダメか?」
お「い、いや、OKだけど・・・(ネタにするしかないな・・・)」
S「もしダメならいってくれ、電話してやるから」
お「あいあい・・・」

その話聞いてからというもの、昨日は一日Nerviosoだった。Camilaにも、切ったあと笑われる前に、しっかり話しておいた。そして、雲隠れするかもしれん・・・とも。

髪型に関しては頓着はないが・・・日本だったら、ある程度どんな髪になるか想像がつくからいいが、こっちできるとなると、まったくもって想像がつかない。

イメチェンとかそういう問題ではなく、別人になりそうな予感さえする。

しかも、Santiはご丁寧に「スペイン人風な髪型」といって注文したらしい。

散髪自体経験のないおいらは、美容院にいっても「おまかせで!」とまるで寿司屋か焼き鳥屋みたいに注文し、美容師を困らせる人間である。

スペイン語で、微妙なニュアンスなんて伝えられるはずもない。そういった意味では、Santiがそういってくれたのはありがたいのだが・・・

日本人のおいらが・・・スペイン人風の髪型???

ちなみに、Valenciaの男の髪型というのは、流行もあるのだろうが、サイドは短く、頭の上はちょっとながく、それをワックスでつんつんにするってのが多い。若者はだいたいそれだ。多少偏見な気がしないでもないが・・・。


ということで、Nervioso(イライラ?)になりながらも、なおしたばかりのKristin号で美容院へ向かう。コスタのすぐ側の美容院。

中に入るのに少々躊躇して、店の前でとりあえずタバコを一本吸う。

その間に、もらいタバコの輩が来る。普段なら断るがNerviosoなので、あげてしまった。ついでに、「火かして!」って女性も2人ほど来た。たかだかタバコ一本吸う時間でだ。

やっぱ、ここはスペインだ〜〜!

ますます不安になる。

やめようかな〜、やめようかな〜。

このまま帰っちゃおうかな〜。でもな〜。

3分ほど考えたあと、

なるようにしかならないだろ!最初で最後だ!ネタ作りだ!

と勢いよく扉を引っ張る!

ガチャガチャガチャ!!!!

あ、あかない・・・・・。

しょうがない・・・・

帰るか!!

と思うや否や、気づいた美容師が中から扉をあけてくれてしまう。

どうもこっちの美容院は、中からあけないと入れない仕組みになってるらしい。なんでかわからん。予約制だからだろうか?

中に入ると、座って待ってて・・・といわれる。

Santiには「名前を言え」といわれてたが、そんなこというチャンスもなく、椅子に座る。

で・・・

予約したにもかかわらず30分以上待たされた

これって普通なんか?美容院ってこういうもんなんか?

もう心の中では、

頼むから・・・頼むから・・・斬るなら斬ってくれ!!!これ以上考える時間をおいらに与えないでくれ・・・もう・・・頼むから・・・・

で、40分くらい待った後、ついに死刑宣告を告げる言葉がおいらに投げかけられる。

「おまたせ〜〜!じゃ、こっちにきて!髪洗うから・・・」

振り向くと、そこにはおいらがぼ〜っと待ってる間「ちょっと怖い感じだけど、すげ〜かわいいな〜」と思っていた子がいた。

っていうか、おいらさっき髪洗ったばっかなんだけど・・・と思いながらも洗面台に向かう。

されるがままに髪を洗われる。

もうまな板の上の鯉。

好きにして・・・って感じ。

すでに覚悟は決めた。

「ここまできたら、つぶさにスペインの散髪事情をみてやろうじゃないか!」

と心で誓い、椅子に座る。

この美容院・・・ちょっとおしゃれな感じ(?)を演出しているらしく、内装もさることながら、散髪椅子は普通のソファーだったりする。当然、背もたれは倒れない。

美「さ〜て、どうする?」
お「(・・・ど、どうするっていわれても・・・)」
お「スペイン人みたいに!!!!」
お「(いっちまった〜〜〜!!!もう終わりだ)」
美「え???すごい短くするってこと?」
お「う、うん・・・で、でも・・・あまり短くしすぎない程度に・・・」
お「(保険かけとかないとな・・・)」
美「じゃ、サイドは短くして、トップは長めって感じ?」
お「(やっぱ予想通りか・・・)」
お「そ、それで・・・(もういいや・・・しらん)」
美「わかったわ、それできるわね。」
お「おねがい」
美「切ってる最中にもっと長くとか短くっていってね!」
お「あいあい」


ってことで、散髪開始!

もうのっけから唖然・・・・

切った髪の毛が宙を舞ってるんですが・・・

なんか、太鼓のバチでもふるってるかのように・・・右手のハサミと左手のクシが軽快に舞う。当然、両手とも高速。

さ、散髪って・・・こんなに躍動的だったっけ?

クシを勢いよく跳ね上げるもんだから、鏡越しに、後ろで、自分の髪の毛があっちこっちにとんでいくのがよく見える。

もう、拍手〜〜〜!!!

って感じ。

っていうかさ・・・「途中で言ってね!」とかいってたけど、これじゃ無理だろう・・・・

まだ残っている後ろ髪も、見えないが跳ねまくってるのを感じる。

美「それにしても・・・貴方の髪すごいわね〜」
お「え?」
美「すごい綺麗。あたしはすごい好きよ」

切るのやめてもらおうかと一瞬思う

お「ありがと・・」
お「でも、スペイン人とおいらの髪ってやっぱ違う?」
美「全然違うわね」
お「たとえば」
美「みて、私の髪もあなたと同じように滑らかだけど・・・」
お「うん」
美「あたしは延びると、全部上にいくの。あなたみたいに寝ないのよ」
お「それってスペイン人はだいたいそうなの?」
美「違う人ももちろんいるけど、延びると上にボリュームがいくわね」
お「なるほどね」
美「あと、貴方の髪は・・・Muchisimo Muchisimo Muchisimo Muchisimo Muchisimo brillo!」(すごい天使の輪)
お「(・・・五連発かよ・・・)」
美「que envidia eh!」(うらやましわ、ほんと・・・)

この髪質が嫌だから切ってるのに、そういうこといわれると、ホント困る。

ここでもまた、切るのやめようかと思った


もう考えるのはやめて、鏡越しに彼女を見つめることにする。

う〜ん、それにしても、かわいいの〜。怖いと思ったけど、笑うとかなり良い感じだ。レベッカの笑顔にも負けていないかもしれん。しかも、声もちょっとハスキー気味で悪くない。うん。あ〜!誰かに似てると思ったら、Manoloの妹のLauraにちょっと似てるかもしれん・・・。

別世界に突入。

たまに彼女の歌声で、現実に引き戻されると、おいらの髪は相変わらず宙を舞っている。

みないみない・・・。


一つだけ誤解があった。

ハサミを横にしかいれないと聞いてたが・・・彼女は・・・ハサミを縦にしか入れない(^_^;)

彼女のテクニックなのかしらないが、一度も横にいれない。だから、髪はすべてそろっていなく、よく見ると、すべてバラバラの長さ。

どうも全体的なバランスがとれればいいみたいだ。

どんどん短くなっていくおいらの髪。

途中経過では、かなりアバンギャルドな髪型になったりもした。

美「これくらいでどう?わたしは、良い感じだと思うけど・・・もっと短くする?」
お「いや・・・これでいいです。」

もうどうでもよくなる。

突然、ワックスを取り出し、髪を立て始める彼女。

え?もう終わり?でも、まだバランスが・・・

と思ってびくびくしていると、再び散髪開始。

全体的なバランスを整えているようだ。

木を見るな!!!森を見ろ!!ってことなんやろうね。うん。そう思うしかないな・・・こりゃ

でも、普通ワックスとかって、最後につけるもんじゃないのかね?


結局彼女は、梳き鋏を使用することなく、小学生が使うような小さいハサミ一本でおいらの髪を切り終えた。すべて縦にハサミをいれて。見事に一回も横にいれていない。

おいらの黒髪はあっちこっちにとんでいた。

もうあり得ないところまで。たとえば、彼女の頭とか・・・。

最後に、もう一度洗面台に向かい、髪を濡らして(シャンプーはしない)、乾かして、ワックスつけて終了。

鏡で自分をみる。


当初の予定はスペイン人を目指していたのだが・・・やはり、顔がアジアなのでそうはいかないようだ。おいらが短くすると、やはりChino(中国人)になる。

とはいえ、サイドは短く、トップはツンツン・・・と、スペイン人の若者の髪型と同じだ。似合うか似合わないかの差があるだけだ。

その差がでかいんだけどな・・・。

なんか、とてもModerno(流行頭)になってしまった気がする。ワックスとかつける習慣ないし、そもそも面倒くさい。が、ここまでしてしまったら、ワックスを買ってくるしかないようだ。じゃないと、もっとChinoになる。

散髪時間は約1時間。お代は12euros。スペインの散髪代の相場はだいたいこれくらい。安いと9eurosとかもある。

最後に、彼女の名前を聞くことにする。

お「名前は?」
美「チェロ」
お「え????」
美「ホントよ!」
お「・・・・(そんな名前きいたことない・・・)」
美「でもValenciano(バレンシア語ね)」
お「どうかくの?」
美「X・E・L・O」
お「なるほど・・・Xがはいるのか!イイ名前だね。」
美「ありがと」
お「こちらこそ、じゃね〜」

なんか、ナンパみたいな会話をしてしまった(^_^;)

美容院の後、コスタにいって用事を済ませ、おうちにかえって、トイレ掃除をする。

鏡に映った自分を見て、一瞬のけぞる。

やっぱ・・・なんか違う・・・。

近々、雲隠れしよう。


今日はこれから、SantiのFiestaで、Centroへ行く。

なんか・・・ちょっと緊張・・・この髪型でいくのか・・・。


追記
Andreasに8歳若返ったといわれた。だから、今日からおいらは22歳。




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スペインのツケのきく八百屋さん
2005年05月05日 (木)
ってことで、木曜日♪

なんて♪つけてみたけど、別に普通の日。

天気もいいので、音楽かけていつものように踊ってたら・・・Sometime Samurai(TOWATEI)が流れる。

やっちまった・・・・。

もう頭の中、またもやサムタイム・サムラ〜イ♪

封印してたのに。

逃げ出すように、買い物に行く。

現金の持ち合わせがなかったので(数十centimoだけ)、カードでお買い物。スペインのスーパーはカードを使う人が結構多い。うちのZona(地区)だけかもしれないけど。サインするときに漢字で書くと店員に喜ばれる。Que Bonita!(素敵〜♪)って。

その後、Mercadonaの目の前の八百屋さんに行く。

ピーマン・・・・4つと・・・・タマネギ・・・4つくらい・・・キュウリ・・・3本・・・痛っ!・・・キュウリのとげが・・・。

てな具合。

レジに野菜をおきながら、ふと思い出す。

「あっ!!!!ここ・・・カード・・・・つかえ・・・・・ないよね?」

「うん、使えない」

「ごめん、現金ないから・・・・また今度・・・」

「どこに住んでるの?」

「え?この近く・・・」

「じゃ〜いいいい。次でいいよ、次で!」

「え???次?」

おいらはこの八百屋さんに来るのは初めて。すぐ隣にもう一軒八百屋があるのだが、Santiが最近こっちを使ってるというので、初めて足を踏み入れたわけなのだ。

つまり、おいらと彼は初対面。な〜〜んの信頼関係もない。

なのに、支払いは次でいいという。

スペイン方式なんだろうか?

まぁ、野菜の総額が1.92eurosという安さもあったのかもしれない。2eurosくらいだたら、まぁ逃げられてもいいか・・・ってことなんだろう。

って、やっぱなんか変だ。

でも、ご好意に甘えて、支払わずに野菜を持って帰った。

5時頃・・・いつものように前日の日記を書いてるとSantiから電話がはいる。

「正樹!!!メール読んだぞ!でも、全然意味がわからん!!!!」

「・・・・やはりね・・・」

コスタの仕事関係のメールをしたのだが、こみ入った話で、自分で書いてても、「絶対これわからんだろうな〜」と思って送信したメール。わからなくて当然。おいらもわからんもん。

「これからこれるか?」
「うん、いくいく。」

ってことで、6時頃コスタに打ち合わせに行く。文章はダメだが、話ならなんとかなるだろうってことで。

打ち合わせは30分ほどで終わり、問題が一つ解決した。

またもやパンクした(今度は前輪だが)Kristin号のcamara de aire(タイヤのチューブ)を自転車屋で買ったり、Bodega見学で心を躍らしたりなどをして気分転換をする。すごい良さそうなコルク抜き(コルク抜きにも心ときめく)を発見したのが・・・・23euros(3000円くらい)もした。「金持ちになったら買ってやる!」と心に誓ってBodegaを出る。

授業を終えたCamilaと会い、そのまま飲み行くことになる。

家で軽く夕食をすませ、目指すはこれまで2回チャレンジして2回ともダメだった、近所のBodega!その店は何故か閉店時間が早い。早すぎる。スペインなのに22時には閉まる。

飯喰ってたら10時をすぎてしまったが・・・ダメもとで言ってみる。

お・・・・まだ・・・空いてるっぽい!!!!

と思って店の目の前に行くと・・・閉店準備をしていた。

またダメか・・・。

しょうがないでの、先日Manoloたちといった、Bodega Asturiaで樽だしVino飲むことに。

内容は・・・留学のコツ(主観)とスペイン語の講義。話せないのに・・・(笑)

デカンタで2杯飲み、家に帰っても飲み、酔っぱらって爆睡した。

追記
なにやらまた追い風っぽいのが吹いてきた。そよ風程度だが・・・。



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3度目のZip-FM
2005年05月04日 (水)
なんか、未だやる気ナシナシ病

仕事はするものの、3時間くらいするか、一つの仕事が一段落すると飽きる。飽きるというか、煮詰まる。な〜んもでてこない。やっぱセンスなし。

色合いとか考えるのも面倒くさいし、レイアウト考えるのも面倒くさい。
タグ書くのも面倒くさいし、写真選ぶのも面倒くさい。

ぜ〜んぶ面倒くさい。

スペインにあるかどうかしらんが、もしやこれって5月病!?

日本人だからこの病気にかかる権利はおいらにもあるような気がする。

とかいってみる。

あ〜痛っ!痛い!石投げないでください!危ないです!

なんもしなくても、時間は進むわけで・・・スペイン語のメールは来るわけで、他にも日本語のメールもくるわけで・・・。

最近、おいらのところにくるスペイン語のメールは仕事関係のためか、辞書がないとちゃんと読めない。「なんだよ!この単語!!見たことも聞いたこともない!」なんてのはしょっちゅう。辞書で調べてみると・・・「あ〜なんだ・・・○○と同じ意味か・・・」となる。だったら、最初からそっちで書いて欲しいのだが・・・やはりそうもいかないのだろう。

なんだかんだで、スペイン語も、文語と口語を使い分けてることを知る。ちゃんと表現が硬くなったり、説明調になるわけだ。

納得。


やはり4月の税金(住民税みたいなもの?一年おき)で家賃が2倍になったのと、大量のFiestaが痛かった・・・通帳記入して愕然。プラトーンみたいに膝から崩れ落ちるところだった。なんとなくわかってはいたんだけどね。

おそらく6月に予定していたポルトガルの旅は延期になりそうだ。9月にはおそらくまとまった金が入ってくるが、もう一つの仕事の方はまだな〜んも進んでない。イメージを考えてるくらいで・・・この仕事の収入によっていけるか否かが決まる感じだ。

voy a ver。

仕事に煮詰まったときは、料理に限る。おされに「創作」という言葉を使うことが許されるなら、ある意味「創作料理」。

今回はさおりさんちで食べたピラフをアレンジして作ってみる。以前どこかで食べたトマトソースみたいなのも適当に作ってみる。もうホント適当。

野菜いっぱいのエビピラフをまず作る。微妙にPaellaっぽくなった気がしないでもない。まぁ、ピラフがトルコのPaellaと考えれば、別に問題ないということで、続行。

トマトソースはトマト缶とタマネギと塩こしょうとバターで作る。

Manoloたちは「ピラフ」を知らなかったが、すこぶる好評だった。やはりトルコのPaellaだし(?)、食べ慣れてる調味料を使っているからだろうか?

夜は「Aqui no hay quien vivas!」のNG集で笑い転げ、そのあとZip-FMに出演。12時半の予定だったのだが、時差をうっかり間違えてしまい1時半の出演になる。空いた時間でVinoを一本あけ、出演に備える。

10分くらいだろうか・・・電話で「Valenciaの夏の過ごし方」をメインに、コンサートの話や、Horchataについて話す。今回は噛まなかったが、話したいことが多すぎて、順序がバラバラになった気がしないでもない。あとづけというか・・・。

とてもいいテーマなので、Valencia復興委員会のコンテンツとして、"近々"まとめようと思う。夏こそValenciaの本領発揮という感じだからな。

ラジオ後、再び買ってきたばかりのVinoをあけ、お仕事再会。コスタの宣伝用チラシを作りはじめるが・・・

10分で完成する

もう手抜き中の手抜きだが・・・シンプル イズ ベストということで、GOサインを出す。こんなところに力をいれて、疲れ果ててもしょうがない。

あとはこれを配るのみ。


そうだ・・・昨夜映画をみたのに、感想を書き忘れたのでここに書く。

【SON DE MAR】2.0点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度 8

ペネロペが出ているやりまくり映画「JamonJamon」(ハモンハモン)の監督Bigas Luna(ビガス・ルナ)の作品。

たぶん3年ほど前に、日本でも上映されたようだ。そのときの邦題は「マルティナは海」とのこと。きいたことあるような、ないような・・・。

出てくるのは、おいらは未見だが、「Habla con ella」(Talk to her)にも出ているLeonor Watling(レオノル・ワトリング)と、「JamonJamon」でペネロペと一緒にでてたJordi Molla(ジョルディ・モリャ)って感じ。

で、手短に感想。

監督が監督だけに・・・例のごとく、やりまくりの映画。とはいえ、「Lucia y el sexo」がスペイン映画 ハードポルノ部門 No.1とするならば・・・この映画は、まぁ・・・10位以下ってところだろう。やりまくりといえばやりまくりなのだが、描写自体はそうハードでもない。スペイン映画になれてないと、結構ハードにみえるかもしれないが・・・この手の描写なら、普通のスペイン映画でもくさるほどある。

内容の方はネタバレになるので、あまり深くは書かないが・・・

ウリエスが高校の新任教師としてやってくる。彼は文学や詩を好み、講義も「オデュッセイア」について。でもって、その下宿先にいるわけだ・・・マルティナが。

もう最初の時点で・・・疑うことなくお互い惹かれあってる感じムンムン。その後、彼は何度か彼女に詩を吟じると、もうメロメロ。同じように彼女にいいよっていた、不動産業をやっている金持ち男もいたのだが、もう完全無視といった感じ。

で、子供ができちゃって・・・結婚することになっちゃって・・・小さい釣り漁船買って・・・不吉だといいながらも、それにマルティナという名前つけちゃって・・・そしたら、嵐きちゃって・・・難破しちゃって・・・ウリセスは死んじゃって・・・

てな感じでストーリは進む。

で・・・ストーリーの方もスペイン語の方も、珍しく完璧に近いくらいわかったのだが・・・。いかんせん、いいたいことや、もっていきたい方面もわかるのだが、人間関係の描写がすごい適当。

「え〜〜!!その展開になるのは映画だからわかるけど・・・ちょっとすんなりもっていきすぎでしょ〜〜〜!!っていうか、なんでだよ!」

と心の中で叫ぶこと数度。

最初にでてきたときは「またかよ、こんちくしょ!卑怯だ!」というくらい、Leonor Watlingがかわいくみえたが・・・だんだん魅力が半減していく。かわいいけど・・・なんかPUTAみたいで嫌。

Jordi Mollaもかっこいいのかもしれないけど、目がちょっと怖い。しかも、日本語でも詩とかを理解できないので、詩一つで彼女をメロメロにさせる部分がイマイチ理解できない。おいらも詩でも学んでやろうかと思うくらい、いろんなシーンで効果を発揮する。

あと、このキーとなる詩・・・なにやらエロい感じの詩なのだが・・・がスペイン語だとイマイチ理解できなかった。

やってるときもこの詩を呪文のように吟じ、それをきくと彼女が果てる仕組みになっているのだが・・・う〜ん、そんなもんなのか・・・。試してみたい気もするが、おいらが吟じれる話なんて、せいぜい「桃太郎さん」か「かぐや姫」くらいだ。

「むか〜し、むかし。あるところにおじいさんとおばあさんがおったとな。おじいさんは山へ芝刈りに・・・」とつぶやきだしたら、自分の体の下にいる彼女が果てる。

う〜ん、想像できない。

スペイン語やストーリをほぼ完全に理解できたという嬉しさから2点を付けたが、たぶん日本語でみたら2点より下になってるかもしれない。

なんか、キャラに魅力がないんだよな〜。こうなってるくと、やりまくりということが、滑稽にさえ思えてしまう。

あ、そうだ。うっかりしてた。

DeniaというValenciaのすぐそばの街が舞台だったりして、しばしばValenciaの見慣れた風景がでてきたりするのはとてもうれしかった。思わず1人拍手拍手。「わ〜い、北駅だ!」とか「あ〜このホテル・・あそこだ〜!」とか。

海の風景も見慣れてる感じでよし!Valencia!!って感じ。

あと、マルティナのオレンジの食べ方がエロくて◎!わざとらしい感じだけど、エロかった。




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G・M突入!
2005年05月03日 (火)
日本はGWで活気づいてるらしいので、おいらもスペイン風連休を作ってみることにした。

その名も・・・GM

日本風に言えば、黄金月間、ゴールデン・マンス。

やはり、シエスタの国スペインなわけだから、Semana(Week)じゃ申し訳ない。ここはどどどん!とMes(month)といくってもんだろう。

あっちこっちから石・・・巨大な石・・・を投げられそうだが・・・。

ということで、5月は毎週末どこかにいくことにした。

1日はおいといて・・・

第2週目の週末はMadrid。これはSantiと。3日くらいのEscapada。

第3週目は、ワインの街UtielRequenaあたり

第4週目は、恋人とJamonの街Teruel

第5週目は、なんかの街Moixen

というスケジュール。

Madrid以外は全部日帰り旅行。

MadridはSantiの車でいき、宿はSantiの実家なので安く済む。他の旅も全部日帰りなので安く済む。なのだが・・・・現在かなり貧乏なので少々不安だ。


夕方、先日見つけたBodega「Buscavino」を調査しに行く。飲めるのか否かを・・・。

結果、飲めるBodegaではなく、買う方のBodegaということが判明。店内にはVinoがずらりと並び垂涎もの。よく行く近所のBodegaよりは小さいのだが、みたことのないVinoがいっぱい。

問題は・・・値段設定が高いのか安いのかが全く検討がつかないということ。

見たことのあるVinoが一本もないから。もしあれば、あれはどこどこで、いくらだったから・・・だいたい他よりも1eurosくらい高い値段設定なんだな・・・と検討もつくってものなのだが・・・。

あと、値段設定以前に、高いVinoが多い。24eurosとか30eurosとか100euros以上とか・・・ラベルに年季はいりまくりのVinoや、おいらの誕生日と同じ年のVinoとか、さらに古いVinoとか・・・いっぱいいっぱい。BierzoやToroのVinoも揃えているので、誕生日のプレゼントとかには重宝しそう。あと、おいらが万が一金持ちになったときだな。

duenoのおばさんに見つめられながら、店内のVinoをくまなく調査して・・・今は時期尚早ということ確認し・・・店を出ようと思ったが・・・いろいろ質問しては、丁寧に答えられてしまったので、日本人を発揮して・・・1.8eurosのラベルナシ・・・つまり、Vino de la casa(おうち用の安ワインのこと)を一本だけ購入して帰ってきた。

このVinoを買ったら、おいらのお財布には68centimo(100円くらい)しかなくなった・・・。

安ワインでここまで落ちぶれることができるなんて・・・

なんて不憫なんだ・・・おいら


ZipーFMの電話出演の件がまとまった。

FangoriaはGWでCDが間に合わないということで中止となる。じゃ〜、スペインで今流行ってることはどうか?ということになって考えたのだが・・・。

今、ValenciaのModaは日本・・・というか、アジア。あっちこっちの雑貨店で、なんとも首をかしげるような・・・たとえば茶碗に穴が開いていて箸が通せるようになってるとか・・・微妙にベトナムと日本、タイと日本。中国と日本の合いの子だったりとか・・・アイテムが陳列されている。

彼はそれをみて、日本だ!もしくは、アジアだ!と思うわけだ。

まぁ、それはおいといて・・・その手のアジアの流行はすでに以前に扱ったネタということで却下となり、さらに考える。

そもそも、おいらはまだModaがわかるほどこちらに滞在してない。流行の周期が1年〜3年とするならば(しらんが)、おいらの滞在は帰国期間も含めて約3年弱。ちょうどModaの一区切りでしかない。日本(アジア)の流行は、そんなおいらの滞在期間中、唯一わかる流行だったりする。

じゃ、他は?

電話を切ってしばらく考えることになったので、SantiとManoloに聞いてみる。

ねぇねぇ、スペインのModaって何?

え??

とSantiもManoloも凍り付いたあと、

日本だ!アジアだ!

と口を揃えて言う。

ごめん、それだめなの。ほか、ほか

う〜ん・・・こっちも日本と一緒だよ・・・一時期の流行にわ〜〜〜!!と流されて、わ〜〜〜〜〜!!って終わるから・・・他にはない!っていうか、しらん!

そっか〜〜〜う〜〜〜〜〜ん・・・流行か・・・・

頭を悩ましていると、Santiが叫ぶ!

禅と風水だ!!!今、これはModaだ!

なんでも、政府の某が、風水に乗っ取って建物を造ったとかなんとか。禅については・・・よくわからず。

実際みてないものを話すわけにもいかないので、それも却下し、あれこれ考えていると、電話がかかってきて「バレンシアでの夏の過ごし方」というのはどうかということになった。Horchataの話を交えてだ・・・(Horchataについてはかつて書いたのでここでは書かない)

う〜ん!盲点!!

たしかに、おいらもそれは伝えたいところではある、特にHorchataについては熱く日本国民に語りたいところ。

こっちに来る日本人、日本人に「Horchata」を勧めるのだが、みな最初は「うえ〜何これ〜〜あま〜〜〜い!」とぶ〜たれる。が、何度か飲んでるうちにやみつきになり「Horchata飲み行こう!」ということになる。

ケバブに近い中毒性を持つ、素敵な飲み物だ。

あの粉っぽさがまた素敵なんだよね〜。

Horchataについては、何度も日本人に説明してきてるので、ラジオで噛むこともないだろう。もうHorchata工場で働いてもいいくらいだから・・・。

もう5月にはいり、Mercadonaにも大量のHorchataの段ボールが積み重ねられていた。

Mercadonaのは・・・というか、市販のは・・・「まずい」と誰かにいわれたので買ったことはないのだが、Vino季節でもなくなったし、近々まったりとHorchataを飲みに行こう。

日本庭園のあるHorchateriaに。



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目が覚めると・・・
2005年05月02日 (月)
今日は何がなんだかわからないうちに終わっていた。

簡潔に書かないでも、ものすごく短く終わるだろう。

さ〜いってみよ〜。

まず目が覚めたら例のごとくソファの上。もういちいちビビってられない。慣れたよ。半袖の上に、窓が開いてて寒かった(笑)

起き抜けに、さおりさんの「もういくよ〜!!」という合図で意味もわからずついて行く。とりあえず洗面所にいって顔だけ洗う。タカシ君も寝ていったようだ・・・ベッドで・・・。

話によるとおいらは座ったまま寝ていて、タカシ君に寝かせて貰ったらしい。毎度の事ながら感謝だな。

で、そのままチラグカーに乗り込み我が家へ。

チラグの誕生日Fiestaに参加できなかったManoloが、昼飯を招待したらしい。つまり、おいらは量らずも二日連続さおり・チラグコンビと過ごすことになったわけだ。

メニューはManoloお得意のArroz Negro(イカスミご飯?)。

寝ぼけ頭のまま、Arroz Negroをたいらげる。

3時間後の5時。さおりさんが仕事があるということで二人とも早々に引き上げてしまった。

おいらは・・・「夕方にもしかしてメグミさんから連絡があるかもよ〜」というさおりさんの言葉に備えてシエスタをとる。

5時半くらいからまたもやソファでうとうとうとうとし・・・

目が覚めたら、目の前にMi Kyung特製の素麺が準備されていた。

「a comer!」(ごはんですよ〜)というMi Kyungの言葉で、意味もわからずもぐもぐ素麺を食べる。

時計を見ると10時半。

急いで携帯を見に行くと、電話は入ってない。だが、安心もできない。活動時間の遅いスペインでは10時半というと、飲みが始まる時間だったりする。

携帯をポケットにしまいSalonに戻る。

映画をみようということになった。

タイトルは「OPERA PRIMA」

ってことで、感想。

【OPERA PRIMA】2.5点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度 5(10段階評価)

この映画、ペネロペ出演の中でおいらにとってもっとも"危険"な作品「Belle Epoque」(ベル・エポック:1992年)のFernando Truebaの作品。1980年の作品だ。どうも処女作っぽい。

舞台は1978年のMadrid。ヒッピーがいっぱ〜いという時代だ。数年前に離婚して、子供が1人いる新聞記者のMatiasは偶然、従姉妹のVioletaと街中で出会い、何度か合ううちに、何故かつきあうことになる・・・いとこ同士なのに・・・。

っていうか、ぶっちゃけ何でつきあったのかよくわからん。突然Violetaが一枚だけ羽織っていたTシャツを脱いだかと思うと「Ven!」(ここへ来て!)といって・・・そのまま・・・・って感じ。

その後、何回か会ってるうちに、Matiasは彼女と一緒に住むことに。彼女はバイオリンを習っているのだが、そのヒッピー仲間の・・・名前忘れた・・・と仲が良い。Matiasはそれに何度かやきもちを焼く。そのやきもちの激しさに、Violetaともすれ違うようになっていき・・・

って感じのストーリー。たぶん。

この映画、スペイン映画によくある、なんてことのない日常風景を映像化した映画。主題となるのが、当時の「ウィットに富んだ会話」なもんだから、その辺はぶっちゃけなにをいってるのか、まったく理解できない。それでなくてもMatiasはうるさいくらい早口でよく話すのに・・・。

スペイン語わかりやすさ度を5としたのは、そのウィットやら皮肉やらを込めた言い回し以外のスペイン語はとても聞き取りやすいからだ。が、主題であるそれらの会話が理解できないと、この映画のおもしろさは半減するようだ。ManoloとかSantiからすると、「なんて理屈だ!」みたいなことになるらしい。その辺はよくわからんかった。

Violetaはシーンによるがびっくりするほど可愛い顔をしている。最初に登場したときなんぞ、後ろにもたれかかっていた体が、即座に全面にでたくらいだ。

彼女が自分の電話番号を言うシーンで・・・おいらが

「メモった!これで彼女に電話できるぞ!」と言うとManoloは・・・

「電話してもいいけど・・・もうマサキの母親くらいの年齢だぞ・・・それでもいいならかけろ・・・」

とリアルなことを言われて萎えた。

まぁ、いわれてみればそうか・・・1980年に20歳くらいってことは・・・おいらの母親にはほど遠いが45歳ってことか・・・。

う〜ん残念。

でも、それにしてもかわいかった。

ってことで、映画はあまり理解していないが、ほほえましい映画だった。

それにしても、もうちょっとわかりやすい映画を見たいものだ・・・。

追記
結局電話はかかってこなかったので、Vinoでまったり。




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