おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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スペインではこう指折り数えるのさっ
2006年03月07日 (火)
かなりの危機に瀕している。これがなかったらおいらは仕事に確実に耐えれない。それをしに石積み場にいっているといっても過言ではないというくらい大事なもの。

北方謙三の水滸伝

おいらとこの本に関して歴史は話すと長いから省く。それどころではない。

ってことで、仕事から帰ってきたのは10時少し前だったが、ご飯を急いで平らげ(おいらの好物である無印のグリーンカレーだったため、汗だくになった)Book Offへ。

出がけに母親に「Book Offいってくる!」っていったら、母親も欲しい本があるということで一緒にいくことになる。

母親とZでいくのか・・・う〜ん・・・なんかイヤだな・・・ドライブみたいじゃないか・・・・母親の赤軽にするってもんか・・・煙草吸えないし、音楽聞けないし・・・たまにはぶい〜んと車飛ばしたいし・・・

10秒間目まぐるしく考え、結局Zでいくことにする。手にしていたkaelaちゃんのCD(キットカットについてきたやつ)は玄関において、Viva la VitaのCDに変更する。kaelaちゃんの歌を歌える雰囲気でもなさそうなので。

回送バスにじゃまされながらも町田街道、鶴川街道と抜け20分後くらい聖蹟桜ヶ丘そばにある、そこそこでかいBook Offに到着。

このBook Offは滅多にくる場所ではない。普段だったら町田の巨大Book Offで事足りるのだが、おいらが探し求めている北方水滸伝の四巻は、町田にも地元そばのにもなかったため、ここに来たわけだ。

日曜に町田と地元のにいった時はまだ今週くらいなら(三巻が)何とかもちそうだ・・・と思っていたのだが、帰りの電車でも読みふけってしまったため、明日には確実に読み終えてしまう。

日々の楽しみなので、できるだけチョットずつチョットずつ、ほかの本(雑誌や漫画)にもウワキしながら読んでいるのだが、あまりにも面白く、あまりにも熱いので、ついつい浮気相手を無視して読んでしまったのだ。

駐車場に止めるべく右折する・・・・

ん???なんかちょっと薄暗くないか??しかも、第一駐車場とやらはしまっているではないk!!!しかし、まだ電気はついている、いける!!

と、地下にある第二駐車場に下りていく・・・

シャッターしまってるやん!

第一駐車場は車止めみたいなので入れないようにしてるのに、なぜUターンができない第二駐車場にはおかない!!!!

やり場のない怒りを感じる。

地元そばのBook Offは23時半まであいているので、たぶん大丈夫だろうと思っていたが・・・甘かった。

図らずも、母親と夜のドライブなぞという、オサレなことをしてしまった・・・。

おいらの貴重なプライベート時間を返せ!1時間返せ!

マジでショックだ。

このままではあまりにも不毛なドライブとなってしまうので、おまけ(猫)の缶詰をセブンイレブンで買うことで正当化した。

うん。そう。水滸伝買いに来たんじゃなくって、おまけのご飯を買いに来たんだ。

そう無理矢理思いこますことにする。


さて、話を移す。

日本に帰ってきて早4ヶ月???おいらの体に染みついていたスペイン習慣はだいぶ洗い落とされてしまった。帰ってきたばかりの時はマジで恥ずかしかった、人とぶつかったときの「Ay!Perdon!」(あ!ごめんなさい)も、最近ではそうとうなことがないと口からでてこなくなったし、変なところで忘れていた日本語も最近ではスラスラ言えるようになり、身も心も日本人となりはじめた今日この頃。あとは、メンタルの部分だけだ・・・なんて思っていたのだが・・・。

日記には"まだ"書いてないが、先日、新大久保の韓国料理屋で、朋美嬢(スペインガイドつながり)、ユカちゃん(同左)、一江ちゃん(スペインガイドつながりの人間の友達)、ひ〜ちゃん(バルデミ)、吉野(バルデミ)というメンバーで飲み食いしたのだが、そのときのこと。
(※吉野をのぞけばかなり平均年齢が高い呑み。しかも、女性陣3人は、おいらが本気でかかっても勝てない面々ばかり、女帝クラスが勢揃い。一人でもすごいというのに3人になると、もう大変。おいらもひ〜すけも吉野も手のひらで転がされまくり。3人だから×3という単純計算ではなく、三乗になるようだ。素人には・・・女子供にはたぶん無理・・そんな呑み)

注文時に、ユカちゃんに笑われながらつっこまれる。

「はい!じゃ、注文ね!プルコギでしょ・・・サラダでしょ・・・味噌なんとかでしょ!キムチでしょ・・・」

と指折り数えるおいらをみて、ユカちゃんが一言。

「なんか数え方が男の子らしいよね!グ〜〜ッ!って感じでさ〜。イエ〜イ!!!」

もう完全に身に付いてしまっているため、まったく気づかなかったのだが、おいらの指を折っての数え方は完全にスペインのそれ。

日本ならば、人差し指から1、中指2・・・となり、5にきて初めて親指がでてくるという数え方なのだが、スペインではその逆になる。

グーにした状態から、親指から1、人差し指2、中指3・・・となり、小指の5で終わる。慣れないと・・・また手の作りによっては、ができなくて困る人もいる。

ユカちゃんが「ぐ〜〜っ!」とか「イエ〜イッ!」といったのは、最初の1がそのゼスチャーに似ているからいったものだ。

スペインで日本式の数え方をすると、スペイン人から笑われるだけではなく、相手に正確な数を伝えられずに困ることが多い。店に入って人数を伝えるとき、切符を買うときなどなど。普段生活で数を伝えることはかなり多いので、これが自然とでてこないと、なにかと不便なのだ。まぁ、口でいうのもありだが、うるさい店とか、自分で数を勘定しながら相手に伝えるときは、どうしても指の動きが必要となる。

で、どう間違われるかというと・・・

まず、人差し指を突き出す1。これがスペイン人にはに見えるのだ。

どう考えても一本しか指はたっていないのだで、なにをどう間違えているかわからないが、先ほど書いたとおり、スペイン版指折りだと、人差し指がでてくるのはなのだ。彼らはでている指の本数で見ているわけではなく、でている指の種類で見るのだ。

「そんな馬鹿な!」って思う人は、今すぐスペインにいってやってごらんなさい!といいたい。

電車のチケットを買うとき、人差し指を突き出して1!と。口で「UNO!」といってもいい。それでも「DOS?」って聞き返してくるから。

ちなみに、スペインでは人差し指をたてるゼスチャーもある。相手に「ちょっと待って!」と制止するときなどだ。このゼスチャーはかなり便利で、相手の口をふさぐ時にも使えるし、意味は少し違うが店員を呼ぶとき、あとは、これは以外かもしれないが、「○○食べたい人〜手〜あげて〜」とか「××行く人、挙手!」ってときにも使われる。日本では手のひらをあげるが、スペインでは人差し指をたてて上に上げるのだ。

どうでもいいといえばいいが、このスペインにおける人差し指ゼスチャーはかっこよくやるコツがある。おいらが8年前(スペイン滞在前)にPamplonaで知り合った「陽気なジェームス・ディーン」(Barの店員)のやっていたそれだ。

あまりにかっこよかったので、日本に帰ってきてしばらくやっていたが、所詮は1ヶ月ちょっとの旅での付け焼き刃。そのときは身に付かなかったが、おそらく今は、気づかずやっているはずだ。ゼスチャーなんてものはつっこまれないと気づかないので、実際どうだかわからんが。

あっ、で、どうやるとかっこいいかというと、日本の「1」をやるときのように、ほかの4つの指をしっかり握るようにやるのではなく、4つの指を使ってふんわりとした円を作るようにするのが、粋であり、侘び寂びなのだ。

とりあえず、人差し指と親指をつけて、「OK」のゼスチャーを作ってみる。ふんわりとだ。その人差し指の代わりに中指を親指にくっつけて、人差し指は少々だらしなく曲がって見えるが、ちゃんとまっすぐたてている状態で一本だけだす。

そして、その状態で相手の目の前にその指たちを持って行き、こういうのだ。

「Espera!」(待て)

と。

もうちょっと通ぶりたい場合は

「Un Poquito」(ちょっとだけ・・・)

といってもいい。

スペイン旅行でも留学でもこのゼスチャー(スペイン語ではGesto(ヘスト)という)を覚えておくと便利。

わからないときとか、相手がせかすときとか・・・スペイン語だけではなく、この指ゼスチャーもつけるのだ。

これをやると、そうまるでパブロフの犬のように、条件反射で黙る・・・そして、止まるのだ。「だるまさんが転んだ」並といってもいい。

スペイン人は基本的におしゃべりなので、スペイン語が上手にはなせないと自分が口を出すタイミングがいつまでたってもやってこないなんてのは日常茶飯事。

そんなときもこれを使うと、自分が話せる。おいらはManolo相手に、何度これを試したことか・・・。

今スペインにいる人、これから行く人・・・チャンスがあったら是非使って欲しい。そして、心の中で「うわ〜〜パブロフの犬だ〜」と思って欲しい。

あ、そうそう。さっきも書いたが、口でいくら叫んでもこない店員も、このゼスチャーを空高く掲げるだけで、やってくる。わんわんわん!って。

いや、ホントなんだってばさ。


で、この数え方はフランスでもそうだった。たまたまかもしれないが、おいらはスペイン滞在前にいったフランスでこの指折りを知った。このフランスも1ヶ月程度だったので、しばらく日本にいたらまた元の数え方に戻ったが、おそらくこの数え方は死ぬまで戻らないと思われる。

そんな説明をユカちゃんにすると、

「中指から出したらやばいよね・・・おりゃ〜〜!」

だって。

やっぱ勝てないよ。類友なのか、朋美嬢は涙を流して笑っていた・・・。


長くなったが・・・なぜこの話をしたこというと・・・場所は変わって、いきつけのCafe de Crie。

今日の昼は、ローテーションの一つである呉で讃岐うどんを食べたので、Cafeでの注文はアイスコーヒーだけにしたのだが・・・

お「え〜っと、アイスカフェ一つ」
店「え?お二つですか?」

どう見てもおいら一人なのに・・・この時点ですでに何かが間違っているのだが・・・いずれ書くが、このCafe de Crieは問題が山積みの店なのだ。

お「いえ、一つです!」

と、癖で親指を突き出したわけさ。

すると、素人店員(実際は長いっぽいのだが。根暗君と勝手に呼んでいる)の彼は、相当そのインパクトが強かったのか、動揺しながら、おいらに向かって、おいらと同じゼスチャーをしながら

店「失礼しました。お一つですね!」

とスペイン式の1をやったのだ。

その後、「あ、やってしまった!」という顔をしていたのをみて、もうおいらは笑いが堪えられなくなってしまい、うつむいて、声を殺し笑わなければいけなくなってしまった。そのニヘラ顔を、コーヒーをとるとき、違う女性店員(声が声優みたいな声してる)にくすっと笑われてしまう、今度はこちらが恥ずかしい思いをしてしまった。

まぁ、なにはともあれ、このゼスチャーを日本でもはやらせたいもの。

日本スペイン化計画の一環として・・・。


追記
昨日、日記書きながら食べていた「あたりめ」の袋口があいており、部屋にはいったときに何ともいえぬにおいが充満していた。ショック!

追記2
石積み場においてついに「デザイナー」とか「プロ」とかいう単語を使われてしまった。デザイナーは百歩譲って、「もどき」をやっているとしても、たかだか2ヶ月働いただけでプロとは呼べないだろう。デザイナーっていう単語もそうだが、プロって、もっと重い意味を持つ単語だと思うのだが・・・。最近、仕事募集とかでもよく見かけるが、WEBデザイナーって単語をよく耳にするが、どれくらいできるか知らないけど、働きはじめてすぐに「デザイナー」とか「プロ」とか使う人間が信じられん。「WEBのデザインやってる」とはいえるが、「あ、おれ、WEBデザイナー!」なんて口が裂けてもいえん。おいらとしては「WEB職人」という単語を使いたいのだが、場合によっては「職人」の方がデザイナーより上のような気がしてしまうので、たまに使ってしまうが、たまに自分の仕事をなんていうか悩んでしまう。なんかいいのないもんかね〜。いままで通り「WEB作る人」といえばいいのだろうか・・・。

TO DO
2006年03月06日 (月)
ふぬ・・・木曜から日記書けてないのか・・・。やっぱ週末は無理っぽい。遊びまくっているから書くことはいっぱいあるのだが、書く隙がない。しばらくは無理しないでこのペースで行こう。

週末に遊びすぎると月曜日に応える体になってしまった。たが、体力的な問題よりも精神的な方が原因っぽい。やりたいことと、それに没頭するための時間のバランスがすこぶる悪い。

スペインひきこもり時代は、一日一本のVinoという慎ましい生活を送っていたのだが、やはり人間とは欲深いものらしく、金を稼ぐようになってから、おいらも人並みに物欲というものを持つようになってしまった。その物欲の最初となる証が、先日買ったばかりのOrdenador nuevo・・・愛称Estherだろう。

最近ではさらにありえないことに、「服を買わなくては・・・」とも思い始めてしまっている。これもスペインひきこもり時代には、スペイン人と自分を比べることなんてまずなかったし、仮に外見的な部分で比べることはあっても「おいらは日本人だし・・・」と都合よく解釈してしまえば、身なりが多少ひどくても・・・周りと違っていてもいくらでも良いわけができるのだが、日本にいる今となってはそうもいかないらしく、先日も関西人のなっちゃんやらお嬢やらのびやらマリちゃんと呑んだときにいろいろと質問し、いろいろとつっこまれた。

やはり、ジーンズは2着以上もっていないといけならしい。

まぁ、おいらもそう思っていることにはいるのだが、一本でなんとかなってしまうのでは・・・というずぼらなおいらもいるわけだ。

スペインにいるときは、良いところでも、悪いところでも「おいらは日本人」と様々な場面で思わされたものだが、その場合は民族やら集合体としての「日本人」を意識することになる。だけど、日本にいればそんな大きな範疇ではなく、「個」の単位で「日本人」を意識せざるを得なくなる。

スペインに行く前は「ほかの日本人とは違う」というところを躍起になって探していたような気がするが、今はそれが面倒くさく感じることが多くなってきている。

いや、正確には日本でそうることが面倒くさいわけではなく、スペインにいるときの自分のポジションがあちらでの生活同様、恐ろしく楽だったんだと思う。あちらでは逆に「スペイン人」であること(あちらでの文化や風習になれるというの意で)が必要であることもあったが、それにすぐ慣れてしまうくらい自分の気質はあちら側に似ているようだ。

で、何がいいたいかというと・・・やらなければいけないことが、やりたいことが、やった方がいいことが多すぎるのだ。

システム手帳とかPCのフリーソフトとかPDAとか会社のディスプレにはってある付箋とかでよく「TO DO」ってのを見かける。もちろん、石積み場に就職する前にもその言葉は知っているが、この年までそんなもの書いたことはない。まぁ、似たようなものはあるが、なんとな〜く、最近思う「TO DO」とはなんか違うのだ。

TO DO・・・スペイン語だとPARA HACERになるんだろう・・・おいらはそんな遠回しじゃなく、やぶとったノートに「trabajo!!」と書いておいた。意味はまぁ、「仕事」って感じで使っていた。

仕事をしてないことによる、あこがれから使っていたのか、はたまた、「仕事」とかかないとさぼっちゃうからなのかは、自分でもよくわからないが、とにかくスペイン語でも日本語でも「仕事」といっていた。

日記を書くのも仕事、趣味のガイドも仕事、サイト用のスペイン散歩も仕事・・・なんでも感でも仕事だ。唯一、Vinoを呑み行くことだけは「仕事」とはいわなかった。

スペインに関する質問メールやら、コスタの手続き代行のメール、友達との連絡メールでもこの手の作業を「仕事」と書くもんだから、相手に「スペインでお仕事なさってるんですね〜すごいですね〜!」などという返事をもらってしまい、慌てて訂正することなんかもよくあった。

それが今や・・・本当に「仕事」してるんだから面白い。まぁ、当たり前のことなんだろうけど・・・不思議な感覚にとらわれてしまうのだからしょうがない。

って、なんか最近、女々しいというか、愚痴っぽいというか、言い訳がましい日記が多いな・・・。

で、なんだっけ・・・まぁ、いいや忘れた。備忘録に移ろう。


あいかわらず、Cafe de Crieで「ふわふわ卵サンド」と食べながら「Bocadillo〜〜〜〜!」と叫び過ごす日々を送っている。

相手が見事につかんだのか、はたまた、おいらが藪をつついて蛇だして・・・つかませてしまったのかわからないが、四方八方から矢のように仕事の依頼が飛んでくる。

おかげで入った当初は暇で暇で逆に退屈疲れしていたのだが、今では仕事が次の日まで余裕で残るほどの仕事があてがわれている。おいらも成長したもんだ。

新しい人間が次から次へとはいってくるかわりに、知らない間にいなくなっている人間も多い。

うちは、まったくもってコミュニケーションがない石積み場なのだ。

仕事がら、みなホント黙々と仕事をする。お昼も当然別々。仕事関連以外の会話はない。話したとしても一言二言。

以前いた石積み場がみな一緒にテーブルに座ってご飯を食べるところだっただけに、経験のないおいらは初日から周章狼狽。

12時・・・
「あれ?みんなご飯食べないのかな?チャイムもならんね〜」
「まぁ、10時からの会社だから一時なのかな?」
「おいらも腹減ってないし別にいいけど・・・」

1時・・・
「ぬ〜ん・・・みんな忙しいのかな?」
「おなか減ってないのかな?」
「っていうか、喫煙場所どこなんだろ?」
「隣の人は名前なんていうんだろ?」
「ぬ〜ん・・・うぐむ・・・」
「こりゃ、聞いた方が良さそうだけど・・・」
「仕事全くしてないのに、飯だけ食べいくのもなんかイヤだしなぁ〜」
「まぁ、もうしばし遊ぶか・・・」

2時・・・
「おいおい・・・この石積み場・・・断食でもしてるのか???」

2時半・・・
「ぬおっ!!!!コンビニ弁当買ってきた人がいる!!!」

隣の人に聞いてみる
お「す・・すいません・・・食事って各個人でとるんですか?時間はどれくらいに?」
相「あ〜そ〜だよ。その辺のコンビニとか、ラーメン屋とかで・・・」

ここでようやく自分の馬鹿さ加減に気づく。

「そうだよ!別に昼飯ってみなで食べるものとは限らないじゃないか!」

そそくさ、上着をきてご飯を食べに行く。

一階まで降りて自動ドアの前まできて、ふと気づく・・・

「あ・・・おいらここの扉の開け方しらんやん!」

引き返して聞きにいく。

なんか、不親切なRPGみたいな気がしてきたが、大人の社会っていうのはこういうもんなんだろう・・・と納得しつつも、「自己紹介する時間」くらいくれてもいいじゃないか・・・とも少々憤る。

結局、自己紹介ができ、さらに一緒に働いている人の名前を知ったのは2週間後の締め日のこと。それまでおいらは誰かが誰かを呼ぶ名前をこっそり聞いて一人、名前を覚える。

「直接ききゃ〜いいじゃん・・・」と思うかもしれないが、そういう雰囲気ではないのだ。年末ということもあってか、恐ろしくみながかけずり回っているし、ディスプレイとにらめっこしている。図々しいとかなれなれしいとかいわれるおいらでさえ、「あの〜お名前は・・・」などと聞けない雰囲気なのだ。

というわけで、就職してからしばらくは、いろんな友達に

「ねぇねぇ、○○の石積み場は一緒にご飯食べる?」

「ねぇねぇ、××の石積み場は、朝入ってきたら挨拶する?朝挨拶してるのおいらだけなんですけど・・・」

「ねぇねぇ、△△の石積み場は、会話ある?くだらない話とか週末の話とかする?」

などをあっちこっちでしていた。

で、周りの意見としては・・・

「その手の仕事なら挨拶しない場合もあるよ」(A氏談)
「え〜〜〜〜!!!!!人として最低限だと思うんだけど!スペインじゃエレベーターで会っただけでも挨拶するよ。たった数秒しか一緒にいなくても・・・」

「東京の石積み場ってそんなところばっからしいよ!冷たいよね〜」(寒い国のT嬢談)
「関西人がよくそういうのがよくわかったよ!」

「ご飯を一緒に食べなきゃいけないっての、結構つらいよ〜」(誰か忘れた)
「うぬ〜!おいらは・・・一日全く口を動かせないのがつらい・・・天性のおしゃべりだから・・・ただ、まぁ、そういう考え方もあるか・・・」


ってことで、マジで最初は入ったばかりの石積み場に不満であった。

挨拶もそうだが、自己紹介もないなんて・・・人として何か間違っている気がした。そして、会話が全くないのがおいらにはつらかった。つらくてつらくて死にそうだった。ウサギみたいに寂しくて死んでしまうのではないかとさえ思った。実際、ウサギが寂しくて本当に死ぬのかどうかは知らないが・・・。

が、「慣れ」っていうのは恐ろしいもんで・・・帰ってこない挨拶の返事も最近では気にならなくなってしまった。ただ人として返事がなかろうが、「お疲れ様〜」と「おはようございます」はいうようにしている。ちなみに、さすがに対面でいえば返事はかえってくる。

一人の食事も慣れた。それだけではなく、その時間が楽しい時間にもなりつつある。本が読めるのが楽しい。ふわふわ卵サンドとCafeでま〜ったり読書。もう最高。

楽しみといえば、思い出した・・・

自己紹介や自動ドアの開け方も教えてくれない石積み場なのだが、「喫煙所」なんてものは教えてくれるはずもなく、「仕事まったくしてないのに・・・」と、食事の時と同じ理由で聞けないまま2日ほどすぎた。

しばらく観察を続けるうちにどこが喫煙場所かわかったのだが(ベランダだった(笑))、その頃までには、コーヒー買いにに行くついでに、外で吸う習慣が付いていた。Aunque 千代田区だけど。灰皿があるところがあるのだ。

愛煙家といえども、仕事を中断してまで外に煙草を吸いにいくのはいかんせん面倒くさい。おかげで、喫煙量は激減。以前は暇な日などは一日一箱以上すっていたのだが、就職してから一日半箱前後。どうがんばっても一箱いかなくなった。

そのため、喫煙所の場所を知っている今でも、石積み場の喫煙所では煙草を吸っていない。そこを自分に許可すると、また煙草量が増えるから・・・。おいらは、とてつもなく自分に甘い男なのだ。

で、楽しみというのは・・・愛煙家なら知っているとは思うが、数時間ぶりに煙草を吸うと・・・ものすごいクラクラするのだ。飛行機での長旅で16時間ぶりに煙草を吸ったときのアレが簡単に体験できるのだ。スペインでいうたら、チョコラテかマリアの効力に近い。

4時間ぶりに煙草をすって、フラフラしながら石積み場に戻る・・・それが読書とならぶ、最近のおいらの楽しみだ。

話がそれまくった。

相変わらず会話はないが、かれこれ2ヶ月ほど顔を合わせてきたので、ちょっとした時にちょっとした会話はするようになった。マリちゃんからもらったディズニーランドのチョコレートを餌にしてまで会話していたころを考えると、まぁ、マシにはなった。

ちなみに、そのチョコレート・・・楕円形の缶に入ったチョコレートなのだが・・・隣の若い男の子に「チョコ好きですか?食べます?」というと、「それ・・・むちゃくちゃうまいヤツじゃないですか・・・」というもじもじした返事が返ってきた。

彼らが・・・といっても一人にあげただけだが「あ・・・別に冷たい人たちじゃないんだ・・・」ということがわかっただけでも、このチョコレートは大いに役立った。Aunque チョコレートは好きじゃないけど。おいらはこの出来事を、「チョコレートの変」と名付け、今も大切な思い出にしている。

ただ、どうも悪循環をしている気がしてならない・・・うちの石積み場。どっかでテコ入れしないとダメな気もするが、派遣なので余計なことはしないでおく。個人的にがんばりはするが・・・。スペインに全員強制連行すれば、もうそれはそれは立派な「無駄話戦隊」に育つと思うのだが・・・。

もう、仕事そっちのけで、自分の生い立ちから、地元の自慢、最近あったおいらにはまったくどうでもいい出来事・・・そいうことを語る人間・・・おいらはそういうのが大好きだ。


TO DOの話を書こうと思ったのに・・・全然違うこと書いて疲れてしまった。

書きたかったことだけ書いておこう。

スペイン生活のおかげでFiestaの最大許容人数は増えたが、逆に許容できるtrabajo(TO DO)の数は激減しまくってしまった。

もう、ものすごい叫びたい気分。

むきっ〜〜〜〜〜〜っ!

って。

車でどっか遠出したい気分。

ぶい〜〜〜〜〜ん!

って。

ということで、本気で今月、滋賀と大阪に週末いこうかと画策中。

あ、そういえば、母親と4月末に奈良に行くことになった。岐阜、大分と合わせておいらが日本でもっとも好きな県の一つだ。

ただ、問題は母親に合わせてツアーということ。しかも、花巡りらしい。

正直、花より団子、団子より仏像なのだが、親孝行するために日本に帰ってきたので、一緒に行って欲しそうな母親につきあうことにした。たまにはそういう自分じゃ企画しないような旅行に便乗するのも楽しそうだし・・・。



それにしても・・・みんなはどうやってプライベートにおけるtrabajoをこなしてるんだろう。時間足りなくないのか?なんかコツがあるのか?教えて欲しいものだ・・・。


追記
今日も残業で、西遊記みれなかった。もうどうでもよくなってきた。

スペインのおにぎり「Bocadillo」の無限性
2006年03月01日 (水)
昨日日記であれだけ愚痴ったおかげか、一晩寝たらまたいつもの超お気楽極楽なおいらになっていた。まぁ、まだ愚痴はいろいろとあるのだが、それは追々書いていく。だいたい一つのことに端を発しているんだけどね。

昨日か一昨日か・・・一昨日だな・・・デブネタについてのネタの時に記したが、おいらの昼飯は讃岐うどんすき家Cafe de Crieのローテンション。だが、三国志のような感じで、Cafe de Crieが魏だったら、讃岐うどんが呉で、すき家が蜀という感じになる。わかりづらいという方のタメに比率で書いておくと、6(7):3(2):1といった感じだ。

ちなみに、すき家に関しては、働き初めて昼飯場所探しで探索していて発見し、時間もないし、石積み場からも近いということで、生まれて初めて入ったのだが、ネギ玉牛丼というのが思いのほかうまくて、はまった。ネギがいっぱいなのがうれしい。びっくりしたのが、卵は白身と黄身を分離させる専門器具がついており、心ときめきつつも、早速使用してみたが、なんか白身がかわいそうになって3度目からは使わないようにしている。もったいないお化けがでそうだし。

まぁ、すき家のことはどうでもいい。

働き初めてすでに2ヶ月・・・さすがにこのローテーションも飽きてきている。石積みのすぐそばに、うまくて、量も多くて、しっかりした定食を700円とか750円で出す店も見つけたのだが、さすがに頻繁に通うにはお財布的にも厳しいし、いかせん腹がいっぱいになりすぎるのだ。そして、おいらの昼食時間である2時半が閉店時間なので、最近はさらに疎遠になってしまっている。

今日も魏であるCafe de Crieで昼食をとっていたのだが・・・最近とみに思う・・・・

日本に・・・そして身近に・・・贅沢いえばあっちこっちにBarがあったらどれほどうれしいことか!

日本も少しはBarが増えてきているらしいが、所詮はおされCafeの部類ばかりで、本当の意味でのBarはない。というか、おいらは知らないし、あったとしても電車をのりついでわざわざいかなくてはいけないBarなんて、Barとは呼べない。呼びたくない。

ちなみに、日記でも何度も書いているが、Barはバルと発音する。詳しくはコラム-スペイン人への道-Barを参照。またBarについて熱く語ると日記が長くなるので・・・。


スペインのBarというのは、まぁ、何でも屋で、朝は朝食が食べられ、昼は定食が食べられ、夕方はCafeやCervezaで休憩でき、夜はがっつり酒も飲め、時にはサッカーの中継なんかもやってしまう、いうたらオールマイティー選手なのだ。

スペインはこのBarがものすごいいっぱいある。いったことない人には想像もできないかもしれないが、スペインにはBarしかない!と言い切ってしまってもいいくらいだ。そういっても、石投げられる数よりも、賛同してくれるスペインファンの方が多いと信じている。以前、スペインの新聞の統計とかなんかで見たのだが、スペインでは一人頭に付き数件のBarが存在するらしい。でもって、世界一とのこと。

これだけ万能なBarが石積み場のそばに・・・たった一件でもあれば、おいらは毎日石積み場にスキップでいく自信がある。階段だってウサギ跳びでいってやる。

Barで昼飯といったら、定番はやはりMenu del Dia(日替わり定食みたいなもん)になるわけだが、ここでは忘れてはいけないのが、Bocadillo!

スペイン風サンドイッチとか訳されることが多いが、まぁ、ぶっちゃけ、食パンではなく、フランスパンで挟んでいるサンドイッチだ。

百聞は一見に如かず・・この日記ページの上の方にある日記用語集ってのをクリックしてみましょう。上から3つ目・・・これがそのBocadilloである。面倒くさいって人のために、優しいおいらがここをおすだけにしてあげるから、見なさい。


おいらはこのBocadilloは、日本でいうところの「おにぎり」のようなものだと思っている。まぁ、普通のサンドイッチもそうなんだろうけど・・・とにかく具が多種多様なのがうれしい。いや、いってしまえば、何でも挟めてしまうから、おにぎり以上に具に制限がないといっても良い。

値段はピンキリだが、2.5euros〜4eruosくらいで、観光客いっぱいのところに行くと5euros級もなくはないが、あまりみかけることはない。今はeurosが強いので、円に換算してしまうと高いように思えてしまうが、感覚的にはそのまま100がけしたような感じだ。つまり、240円〜400円くらい。

スペインにいったら是非ともBocadilloを食べてもらいたいので、おいらのお気に入りBocadilloの中からいくつか紹介する。

まぁ、まず基本はBocadillo de Jamon。ハモン(スペインハム)がはさんである、定番中の定番だ。天気のよい日など、散歩にもっていったり、ちょとした野外イベントのときなどは、たいてい持って行く、スペイン人にとってもなくてはならない一品だ。ちょっとトーストして、オリーブ油をがっつり垂らし(スペインではUn Poco de Aceiteという)、トマトの中身だけをぐちゃぐちゃにこすりつけたBocadillo de Jamonは半端じゃなくうまい。

BarcelonaのParque guel(グエル公園)に行くときは必ず持って行っていた。
(園内で買ってはダメ。説明しづらいが、正門ではなく、裏門側の方にに渋い感じのオヤジBarがあるのでそこで買うと2.5eurosか3eurosで買える)


お次は、Bocadillo de Tortilla。これを日本風に訳すと・・・スペイン風オムレツのスペイン風サンドイッチとなり(実際ありそうで怖い)、とても侘び寂びがない名前になってしまう。

Tortillaだけで十分分厚いというのに、フランスパンにはさんでしまうと、脇からはみ出す・・・というか、全然入りきってないことが多い。Tortillaだけで十分うまいし、おかずになるというのに、それをBocadilloにしてしまうのだから、スペインジンは短絡的というか、大胆というか、大食漢というか・・・素敵すぎる。

このBocadilloはこれ一つでかなり腹いっぱいになるし、組み合わせも抜群によい。おにぎりと梅干しとまではいかないとしても、おにぎりとおかか級。

見た目で「でかっ!」ってなるが、安心してくれ!女の子ならまず残すだろうと思われるから・・・。期待を裏切らないのがスペインだ。


3つ目は・・・おいらとしては当初「え〜〜〜〜!!!うそん!」となったBocadillo。それは、Bocadillo de Calamares

Calamaresとはイカのことである。が、別にイカ刺しが入っているわけではない。そして、イカ焼きが入っているわけではない。イカリングが入っているのだ!!!!Bravo!

Imaginate・・・想像してくれ・・・フランスパンに挟まったイカリングを・・・。ここで「別にありじゃない?」と思う人は、そのままがっつりいって欲しい。感激する味だから。

正直、何度も食べた今でもわからない。どうしてパンとイカフライが合うのかが・・・。酒のつまみや、米のおかずとしてならわかるのだが・・・やはり日本人としての固定観念がじゃましているのだろか。

とりあえず、これをみつけたらダマされたと思って食べて欲しい。で、ダマされたと思ったら、苦情をくれてもかまわない。だけど、おいしかったら、正直に掲示板に「うまかった!」と書いて欲しい。一生のお願いだ。


まだまだ続く4つめのBocadillo・・・Bocadillo de Magro con tomate。マグロ コン トマテがはさまれているのだが・・・鮪が入っているわけではない。すまん・・・面白くない。

Magroは豚肉のことなのだが、豚肉でも・・・なんていうか・・・すじ肉みたいなところ。あまり油とかがない部分の肉だ。

その豚肉を・・・それはそれは大量のオリーブ油とトマトで煮込んで煮込んで煮詰めたものが、Magro con tomate。あまりに大量のオリーブ油を使うので、Magro使った意味が全くない。きっと値段的な意味合いで使っているのだろう。

これは見た目も恐ろしくうまそうだが、食ってもかなりうまい。いうたら、BocadilloのIT革命や!!!スペイン自体IT革命なんて何それ?みたいな国なのに、BocadilloだけはIT革命しているわけだ。

マグロという名前のせいで、変なBocadilloを想像してしまうが、是非食べて欲しいBocadilloの補突。ただ、2つほど問題点がある。

かなり重いのと、食べるのが遅い人は、Magro con tomateの汁っけで、手がえらいことになるということだ。

あまり綺麗な服をきておらず、またが、ガッツリ食べたい時に注文しよう。

で、最後が、Bocadillo de Blanco y Negro白と黒のBocadilloという意味だ。スペイン人にしてはおされな名前を付けたと思う。

このBocadillo・・・聞くところによると、Bocadillo de Jamon並に、伝統的かつ定番のBocadilloとのこと。

中身にはいっている、黒の方は、Morcilla(モルシージャ)と呼ばれる、豚の血が入ってるソーセージ。タマネギと香草なんかも入っているが、これは苦手な人が多い。スペイン人はあっちこっちのBarで、老若男女、バクバク食べているが、日本人ではなぜかダメな人が多い一品。おいしいところのはすごくおいしいのだが・・・。

それはさておき、白の方は普通の白ソーセージ。この日本が堂々と・・・フランスパンとはなんら融合することなく・・ふつ〜にはさんである(笑)

が、これがまたやみつきになる味だったりするから恐ろしい。

Morcillaはさっきも書いたとおり、観光とかだけでスペインにくると「豚の血〜〜〜!うげ〜〜〜!イヤ〜〜!」となり、がんばって一口食べてみても「やっぱ無理〜!」となって、次に食べる機会があっても「これダメ〜」となり、そんでもって、食べてみなよ!ここのはおいしいから・・・といっても、「前に一度食べて無理だっったから絶対無理〜」という、最悪のケースになる場合が多い。

そんな状況の人が多い中、おいらはあえていいたい。

スペインに来たからには、

黙って食え!

と。

で、一度だけじゃだめ。最低5回は食べてもらわないとやみつきにならないから。

5回食べてダメだったらあきらめて良いけど、食べないうちから「嫌い」というのは、ママンは許しません。


ってことで、Bocadillo紹介は終わり。

ここで紹介したのは、Bocadillo群のごくわずかでしかない。あとで紹介するが店によっては一日一種類食べても大丈夫なくらい、Bocadilloのメニューが豊富なところもある。

あと、これは言い忘れていたが、スペインでは「できあい」のBocadilloだけを食べさせるわけではなく、好きなものを挟めるサンドイッチというスタイルを崩していない。それが店のBocadilloであろうとだ。

だから、メニューになりBocadilloも材料さえあれば・・・基本的にTapas(つまみ)を使うのだが・・・自分で好きな組み合わせのBocadilloを作ることができる。

さらにはそのBarにいきつけになってしまえば、「例のヤツね!」というだけで、オリジナルBocadilloなんかもでてきてしまうかもしれない。そして、いつしか、顔をみただけで・・・でてくるようになり・・・果ては、店に入ってくる時の表情かなんかで、でてくるBocadilloがかわったりなんかした日にゃ・・・スペインに骨を埋めるしかないでしょう。

おおげさか。


ここまで書いた、Bocadilloだけでことだけでも、おいらが「石積み場のそばにBarが欲しい」といっている意味もわかってくれるだろうが、Barは、まだいくつもの顔を持っているのだ。

休憩のCafe!

石積み後のVino!

友達と軽くいっぱい!

Barのオヤジと世間話!



そんなことを考えながら、おいらは日々、Cafe de Crieで、3種類か、多く見積もっても5種類くらいしかない選択肢の中から、サンドイッチとCafeを選んで、もそもそと食べているわけだ。

ふわふわ卵サンド

もう飽きたよ〜〜〜〜〜!!!

外食産業が発展してるのは何かと便利だが、Barだよ、Bar!!!

バルバルバルバル!!!!


おいらはまだ夢は捨てていない・・・。



追記(ちょっと仕事の話)
今日の仕事は、わからないことばかりでかなり楽しかった。何度やってもうまくいかないというのが楽しい。というか、すごい技術の社員の人を発見。盗みまくる予定。教えてもらいまくる予定。もう手の動きが尋常じゃない。あれはかっこいい・・・。

あと今日はうまいこと逃げた。

社「ヨモツシコメ君・・・Flash作れる?」
お「やったことありますが、今はもう無理です!」
社「うぐむ」

ってことで、7時と同時に帰宅。焼き鳥食べにいこうと思っていたが、雨が結構ふっていたので、おとなしくおうちに帰ってきて、部屋の掃除をした。カエラちゃんのCircleを聴きながら。名曲だ・・・。

今日は仕事も楽しかったし、自分の時間もたっぷりだったし・・・と良い一日だった。あまりに期限がよかったので、定期券を買ってしまった。約18000円なり。もうパスネットとはおさらばさ!




あぶね〜、うっかり忘れてた。いま急いで修正。

ValenciaでもたくさんBocadilloが食べられるところはあるが、2カ所ほどおすすめしておく。片方は観光には向いてないが、もう片方はすごい観光にも便利なので、是非いって欲しい。

1.Bar KIOSCO
ガイド本を考えてわかりやすくいうと、ラロンハの裏側にある、小さな広場「Plaz Doctor Collado」にある。ラロンハの正面入り口を目の前にして、すぐ右にある細い道(数段の階段あり)を20mほどいくとある広場。広場にでたら右手に向かっていけば、すぐに見つかる。

2.Los MALAGUEN~OS
大学のすぐそば。そして、Costa de Valenciaからも結構近い。説明しずらいが、Plz Xuquerのど真ん中にたつ。背中はBlasco Ibanez側に向けた状態。そしたら、右手の道(道は十字の形で4本ある)をまっすぐ行けばぶつかる。そのまっすぐいっている道の途中、左手にPan de Azcarというクレープ屋(夕食になるクレープ)がある。安くてうまい。

自業自得の誤算と誤解
2006年02月28日 (火)
自分でも要領は良い方だ・・・と思っているのだが、ここにきて大きな誤算が・・・。

また今日もなんとな〜く長くなりそうだが、がんばって書いてみようと思う夜の1時。もう、遊ぶ時間がな〜い!


さて。どこからかこうか。


3年間の呑んだくれスペイン滞在を終えて帰ってきたのが、10月16日のこと。早くも4ヶ月がすぎたわけだ。

シェンゲン条約の規定によれば、すでに90日が経った今、戻ろうと思えばいつでもスペインに戻れるわけだが、つい最近までの、スペイン→一時帰国→スペインの繰り返しでできあがった体と脳のリズムが、おいらをスペインへと誘いまくりで、その感情を抑えるのに必死だった。それをどうにかこうにか乗り切っって現在に至る。

帰国直前、いろんな人に「帰っても仕事あるの〜」、「もう30歳でしょ?厳しいんでないの〜」、「なんだかんだで不況だよ〜」といわれても、あまり動じなかった。ハッタリが得意なのはおいらの自負するところだからだ。「1しかない実力を10に・・・」とまではいわないが、3とか4、ないしは5くらいには見せてしまえるハッタリだ。すべては根拠のない自信がなせる技で、それによって人から煙たがられていることも多々あると思われる。

帰ってきて、いろいろあったが、とりあえず仕事は見つかった。形態は派遣。出国する前は、男の派遣社員なんてほとんどいなく、「男で派遣なんて・・・」という感じだったが、帰ってきたら、あっちこっちに派遣会社の広告やら宣伝やら、無料雑誌が配られている状態。3年間の呑んだくれ生活へのリハビリもかねて、帰国前から派遣で働こうと思っていたおいらには、かなりラッキーな状況だった(何でも派遣法(?)みたいなのが変わったとのこと)。

「ほら・・・やっぱ仕事みつかったよ。全然余裕じゃん!」とは思いつつも、あまりにすんなり予定していた業種の仕事につけたことに戸惑いもした。まぁ、そんなところは人には見せないし、頭もネガティブに考えるようにはできてないので、スペイン滞在でさらにパワーアップした「Que sera sera」精神(いうたら、楽観主義)で本気で心配することなく仕事開始とあいなる。

おいらが仕事としてできることは、PC関連のことばかりでDTPとかWEB制作とかになるわけなのだが、はっきりいって、素人に毛が生えた程度なわけだ。いうたら、作れない人よりは作れるというくらい。まぁ、一度慣れれば、多少の応用はできるようになるし、コツをつかむのも苦手ではない。だけど、玄人ではない。

そんな状態を、さも「経験あります」とだけいって、そして、実際相手もそれだけ聞いて「はい、合格」と、二つ返事で決まってしまったから、さぁ〜大変。ドングリさんどころの話ではないわけだ。

だけど、こんな状態でもQue sera seraによって、どうにかなるでしょ〜となるのがおいら。

実際、仕事を始めて最初の方の仕事は、これまでの技術でなんとかなるものばかりだった。たまに「これはあまりやったことないな〜」という仕事も、応用の範囲でなんとかなっていた。

だけど、いずれつらくなるな〜と思い、仕事の合間に(最初は変な時に思い切り暇になったりした)、ハッタリを埋めるための知識集めと独学を開始したわけなのだが・・・そこにあった情報はおいらを愕然とさせるものばかりだった。

冷静に考えたら、日本が3年(実際に働いていたのは5年近く前になる)の間に眠っているわけではなく、さらにはPCの世界なんて日進月歩の世界・・・浦島太郎のおいらがどうにかなる問題ではない。帰ってきたら、友達一人もいなく、知らない人ばかりで、「あんた誰?」という状態なわけだ。

情報を集めていたおいらも、見たこともない・・・とまではいわないが、あまりに形式の変わったWEB世界の現実を目の当たりにして・・・「あんた誰?」状態。

具体的にいっても、サイトを作ったことのある人しか知らないだろうが、たとえば、CSS、たとえば、Frame、たとえば、SEOとSEM

おいらがまだ日本にいたころなんて、CSSはブラウザ依存だから使わない・・・というのがメインだった。自分のサイトで使用していたので知ってはいるが、うちの会社(某超大手楽器メーカー)では、そうとのことがないと使わないことになっていた

Frame(フレーム)に関しても同じで、このサイトでは当然のように使っているが、今の主流は「No Frame」だ。どうもそれは次に書くSEOとSEMとの関係によるところが大きい。

SEOとSEMというのは、ぶっちゃけいってしまえば、「どうやったらYahooやGoogleの上位に出せるか」ということ。そして、そのための手段対策のことをいう。

今はぱっと思いついた3つをあげたが、ほかにもFlashの台頭(おいらは好きではなかったが、最近ではさりげなく、さらに上手い使い方がたくさんある)なんかもあったりする。とにかく、おいらにとってはこの3つだけでももうえらいことに。特にCSSが使えるようになったことで、サイトの世界は一新されたといっても良い。Javascriptとの連携なんかもでてきちゃったりするから、ドングリころころドングリこ〜お池にはまってさ〜大変!なわけだ。

冗談抜きで、あと一年遅く帰ってきてたら・・・考えただけでも死ねる。っていうか、もうかなり致命的な状態なのだが・・・。


そんなのっぴきならない状態だというのに、おいらのハッタリが断然の効き目で功を奏してしまったのが先月くらいのこと。

社内で某有名企業のコンテンツデザインをやることになったのだが、そのデザイン係の一人に選ばれてしまったわけだ。

意気消沈しているおいらは、なんとか逃げようとほかのサイトのコーディングに集中したが・・・しっかり待たれてしまい、結局デザインする羽目に。

そして、ここでまた大きな誤算が生じた。

あろうことか、提出した3つのデザイン案からおいらのが使われることになってしまったのだ。

これがすべての始まりだった。

はっきり言って、そして、しつこいようだが、おいらはデザインセンスとかそういう類は全くない。本当だ。ここに書いてるからって「謙遜」とかとらないように。ないものはないのだ。美大みたいなところをでた拓也(弟)の作るものの方がよっぽどデザインとして確率されている。おいらは色合いの勉強さえしたことがない。全部、いうたら「どっかからのパクリ」だ。まぁ、この世界パクってなんぼみたいなところがあるから、悪ではないのだが・・・。

宝くじに当たったんだったら、双手をあげて大喜びするが、あいての誤解とこちらの誤算によっての修羅場なんて勘弁してもらいたい。タダでさえ「賽の河原での石積み」だというのに・・・。

その後も、大きな誤解が続いた。

その社内コンペみたいなデザインのあとにも、またデザインの仕事がやってきた。

「も、もしかして・・・おいらこのままデザイン専門になってしまうの?これじゃ〜、仕事は?とかきかれたら「デザイナー」とか答えなくちゃいけなくなるじゃんか!それだけは避けたい。荷が重い」

すんげ〜不安に思う毎日が続く。

だのに・・・だのに・・・その新たなデザインでも・・・

社「ヨモツシコメ君・・・ここの質感あたりとか・・・流石ですね〜
お「・・・」


ありえんたい!ありえんばい!ありえなかと!

それじゃ、なにか?おいらはスペインいってる間、さりげなく視力があがっていたけど、それと同じで何もしてないのにデザインセンスがあがったとでもいうのか?ありえんわ、ぼけ〜〜〜!!

絶対おかしい・・・なにかが間違ってる。

そりゃ、仕事をほめられるのはうれしいよ。認められないより、認めてもらった方が全然いいわ!だけど、やっぱり何かがおかしい。必死で作ってるとはいえども、ほめられるようなデザインじゃないと思う。どう見ても。

ただ、お世辞と考えるには、デザインの仕事が多すぎる。コンペで一緒に提出したもう一人は、すっかりコーディングや雑用の方に回っている。

そして、今日も・・・

女「今日はヨモツシコメさんにこのデザインとコーディングを頼みたいんです。で、ヨモツシコメさんですから、是非とも+αのこの部分もお願いしたいんですよ・・・」
お「・・・・」


なんか、読み返してみると「仕事できてるのに何困ってるの?自慢してるの?」とかとられそうな日記に見えてきたが、それは大きな誤解だ。違うんだ。つらいの。マジで、つらいんだってば。

おいらはね。こう、なんていうか・・・まだね・・・定時の7時にあがって、たまには平日呑みにいったりとかね、おうち帰ってサイトの更新したり、スペインの旅行記とかネタとか書いたりして優雅に過ごしたいの


ってことで、今日もこつこつ石に絵書きながら、その石を積む・・・みたいな仕事になる。10時過ぎまで。

そして、ここでついにおいらのわからない世界に突入した。その+αの部分だ。

さ〜〜〜っぱりわかりません。

何を根拠に頼んできたか知らないけど、そんなことやったこともないし、おいらCGIやJavascriptは修正、追加くらいはできるのだが(それは面接時特にいってない)、手打ちで作るなんて無理。しかもSSIがでてきて、外部から呼び出して・・・。

お手上げ〜白旗〜!

お「すいません・・・そのあたり、全くやったことないんですけど・・・」

そういったんだけど、やることになりました。そして、未だ相手の言葉の端々に含まれる「期待感たっぷり」といった感じの雰囲気。

結局、助けてもらったり、サイトで情報調べながら作り上げた。

途中から、仕事忘れて「知らないことを知る」・・・おいらの大好きな知識探求の世界に突入し、大いに楽しむ。そして、無我夢中にやっているおいらに気づく。どうも、おいらはデザインよりもコーディングの方が向いているっぽい。あのコマンド+Nの恐怖はもう味わいたくない。

Macでいうところの「コマンド+N」・・・それは、白紙の紙を意味するのだ。

白紙から作り上げる創造力、空想力なんておいらにはない。おいらがあるのは「妄想力」なのだ。


そこには大きな違いがあるのだ。詳しい定義なんぞは知らんが、想像力、空想力というのは現実にとらわれることなく、そこから新しい何かを生み出す正の力なのだ。

対して、おいらがたぶんにもっている「妄想力」というのは、現実の状態をふまえながら、それを都合よく改竄しつつ、時には嘘やハッタリで塗りつぶす、いうたら、自分勝手な負の力なのだ。

Estherの「Voy Carin~o!」なのだ。

おいらはしばらく、何を当てにされていて、何を期待されているのかわからないまま働くことになりそうだ。相手が持っているヨモツシコメの像が全く見えない。

猛烈に忙しいとかではなく、自分では荷が重いと思う仕事を続けると、人間いったいどうなるんだろう。

大人になれるんだろうか?

何か壁を越えるのだろうか?


なんか、もがいてるな〜おいら。

まっ、こういうのもありっちゃ〜ありなのかな。


追記
日記で愚痴るのって意外と気持ちいいことが判明。こんな効能もあったのか・・・日記って・・・。

水2Lの呪文を唱えてみる。
2006年02月27日 (月)
月曜日・・・それは、週の始まりで、これからまた5日間の石積み作業が開始されるというのに、朝からすこぶる元気な日。

それはどうもおいらだけじゃなくって、ほかの人もそうみたいだ。なぜなら、おいらの乗っている電車の行列がこの曜日だけは少ない。

みな、この週の始まりはシャキン!としゃかりきチェリーボーイとなって、一本早い電車に乗るんだろう。それは、地元の乗り換え用連絡通路を必死な形相で走っている人が少ないことからもすぐわかる。

そんなすこぶる調子のいい日であったはずなのだが、今朝閉会式を終えたばかりのオリンピックで、唯一メダルをゲットした荒川静香の特番ばかりでがっかり。

本当はテレビももっとダイジェストのようにやりたいのだが、それもかなわずとにかく荒川静香責めでもっていこうとしているんだろう。まぁ、いたしかたなし。

ただ、どうも・・・なんというか・・・金メダルを取ったことや、彼女の演技がよかったことはすごいと思うのだが、本当に心から「よかったね〜」といってあげたいのだが・・・顔が怖いのだ。この手の生理的な現象は人からどう非難されようがどうしようもない。怖いったら怖いのだ。

だから、一緒に流されるスルツカヤの演技シーンで、彼女がこけたところをみると、いつも必ず呪いだ〜〜!呪怨だ〜〜〜!とどうしても思ってしまう。そう見えてしまうんだってば!!何かこう、凡人のおいらには見えない何かのチカラが働いているように思えてしまうのだ。もう一人の人形みたいな顔したアメリカ人・・・名前忘れたが・・・もこけまくりだし。

お願いだから、もうこれ以上、フィギュアの映像を流さないで欲しい。

朝からあることないこと考えてしまうではないか・・・。

さて、そんな月曜日。今日もばっちり残業。月曜日の残業ほど気分を鬱屈させる日もないだろう。ほかの人が電話で話しているのを聞いていると、これがどうも「3月の追い込み」ってやつらしい。

なるほど。一つ大人になったけど、やっぱり月曜日の残業はさけたい。あと金曜も。

おかげで「西遊記」を見逃し、途中から自暴自棄になってやった。


それにしても、うちの石積み場・・・仕事とりすぎなんじゃないだろうか。もう人足りてないのは明かだし(実際、人が足りないと騒いでいるし)、おいらもエグいけど、ある意味、転職用の作品として出すことができるくらいの立派な仕事をもらっていて、ありがたいっちゃ〜ありがたいんだけど、締め切りだったはずの日が何事もなく過ぎ去っていくし、打ち合わせしたくても、周りが忙しすぎて打ち合わせもできないし、打ち合わせができても、かなりあわてての打ち合わせで打ち合わせの体裁になってないし・・・。

「うん!この感じでいいよ!あとは、ここをこんな感じとかにしてみたら・・・」

だけ。

センスがなかろうと、経験値が足りてなかろうと、おいらは必死にやっていて、背伸びしまくって、ない頭絞って「これでいいだろう!」というものを作っているのだが、いかんせん心配なのだ。だって、クライアントのこと全く知らないし、自分はその相手の意見聞いてないし(人づてでは聞くが・・・)、毎度「とりあえず・・・こんな感じで・・・あとは形になってから打ち合わせしましょう」というから、それに従っているというのに・・・。

本当に、石積み場での、自分のスケジュールが全く経たない。

今日はここまでやれば、明日に間に合うだろう・・・とか、今日はここまでやらなければ、厳しいだろう・・・とか、ここで今日打ち合わせやって、今回やった分の雰囲気を確認してから、次のに移ろう・・・とか、そういうもんじゃないのかね〜。

これが、単純作業のコーディング(HTMLを組んだりする)とかだったら、相談とかも別にいらないんだけど、デザインばっかは一人じゃできんよ。忙しいのはわかるけど、ここまでいっぱいいっぱいにならない程度が、スペイン的でいいんでないの〜。

といつも思ってしまう。

これで好き勝手にサイト作れるんだったら、もう遊びまくっちゃうんだけどな〜。そういうのだけ困ったことにいくらでも思いついてしまい、仕事中思いついては、イヤらしい笑いを一人してしている。たまに声にだして笑っちゃうし。

やばい方向に進んできていると自分でも思う。

明日は、自分で作ったデザインのコーディングだから、少しはスケジュールがたちそうだ。


あ、タイトルで書いたこと全然忘れてたや。危うい危うい。


日本に帰ってきてからというもの、体重の増加が止まらない。ロマンティックが止まらない。

スペインに到着したばかりの時も、右肩上がりであがっていったが、それは食べ物になれていなかったためであって、しばらくしたら食事のペースにも、量にもなれてきて、体重は元に戻ったので、今回も多少状況は異なるが、似たような原因だと思っていたのだが、全く持って戻らない。戻らないどころか増え続けている。

浪人時代のマックス体重にほぼ近づいていて、帰国時から考えると5kgは太った。

確かに、帰ってきたばかりのころは、もう日本食がうますぎて、うますぎて、バクバクバクバク食べていたので、さもありなん・・・ってなもんだが、今はそんな太るような原因が見あたらない。

唯一思い当たるとしたら「酒」。これはみなが口をそろえていうのだが、原因としては浅はかすぎる気がしないでもない。

酒量に関しては、日本に帰ってきてからの方が断然減っている。Vinoと日本酒の糖分やらカロリーに関しては全く知識がないのでわからんが、毎日少なくともVino1本を3年間(少なくとも2年間)は続けていた人間が、今や週末・・・多いときで金曜日と土曜日の二連続というくらい。まぁ、たまに平日も呑んでいるが・・・。

確かに酒が太るのはわかるのだが、おいらは甘いものが苦手なので、チョコレートやアイス、ケーキの類は普段まず口にしない。口にしたところで、キットカット半カケ程度。

なにが問題なんだ??

以前にも違うネタで日記に書いた気がするが、これが三十路の呪いってやつなのか?

朝食は食べないとダメというので、今はきちんと食べている。おいらは朝食食べると、燃費が良いのか腹が減らなくなってしまう変な体質なのだが、それでも食べている。コーヒーいっぱいとパン一枚くらい。これは問題ないでしょ?

昼食はスペインに合わせて・・・これはねねちんに「さすがスペイン時間だね!」といわれるまで、本人はきづいていなかったため、あとづけでいっているだけなのだが・・・・2時半くらいにCafeに行く。

三途の川のCafe事情についてはいつか書くつもりなのでここでは端折るが、週の昼食は、「讃岐うどん」「CafeのサンドイッチとCafe」「すき家」のローテーション。ほかにもたくさんあるのだが、どうも貧乏感覚がみについていて、定食700円でも唸ってしまうから、なかなかいけない。そこにこの体重増加もあって、量を気にして食べにいけない。

ここで「ん?」って思い当たるのは素人考えで「すき家」なのだが、ぱっと見はマックなんかよりもよっぽどまともな気がするし、週一いくかいかないかなので、それほどダメージもでかくなさそうなのだが・・・やはりここなのか?

夕食は・・・確かに食べている。なぜなら家に帰ってくると突然腹が減るから。たぶん、ここなんだろうな〜。っていうか、まともに「食べた!」って思うのはこの夕食だけだ。

でも、腹が減ってるから食べる・・・これって生理現象な気がするのだが・・・。これで太るんだったら、太ってやる!とも思わなくもないが、やはり体が重いのは困る。

あと、思い当たるのは・・・実際書いてみると、思い当たる節って結構出てくるな・・・・、休憩の時に買う缶コーヒー。働きはじめの時は一日3本は呑んでいた。ブラックではなく、普通の。まぁ、微糖とかカロリーオフとか最近のは書いてあるがあまりあてにならんが、それを3本ほど。

だが、休憩のCafeもいれるとCafe率がスペイン並みに高いので、途中からそれをセーブして、自宅にいるときにようにお茶にしていた。なので、1茶、2Cafeという形となっていたのだが、なぜかみな「おいらが太ってきてる」というと、「水2L呑まなきゃダメなんだよ!」と呪文のようにいってくるので、洗脳されて水までいれるようになっている。もうわらにもすがる思いというのはこういうことなのだろうか・・・。

この手の「あるある大辞典」的なネタは、Que Va!!と一蹴していた。そもそもテレビというものに懐疑的だし、運動もしてないのに、毎日水2Lなんか呑めるかぼけ〜〜!って気持ちもある。

が、2Lペットボトルを買ってきて、ラッパ飲みで呑んでいるとスペインの生活を思い出して、石積み場だというのに、なにやらスペインにいるような気がしてきて一人はしゃいでしまった。誰もそんな感覚共有してくれる人いないから。

そういえば、スペインでは一日2Lとまではいかないが、多いときならそれ以上飲んでいた気がする。日本のように自動販売機に多種多様な飲み物などなく、コーラ、スプライト、ファンタ、ビール、水・・・と選択肢は恐ろしく少ない。この中だったら、何も考えずビールとなるのは必然だ。

今さらに思い出したが、スペインには「あるある大辞典」(実はおいらは一度もみたことがない)的な番組はやっていないのだが、健康志向のManoloは、しばしば水を全く呑まないMi Kyungに一日「dos Botellas」呑め!といっていた。2Lではなく、2botella・・・2ペットボトルってことだ。うちで常時買い置きしていたのは2Lだから、2本で4L

そりゃ、無理だろ〜Manolo・・・。

なに書いてたか忘れた。

あ、そうだ。デブネタだ、デブネタ。

母親はその手のダイエットは全部試している人間なので、当然うちにはContrexが買いだめしてあり、ついでに買い出しにいくのにつきあわされたこともあり、たまにそのContrexをMy ペットボトルに入れ替えて最近ではもっていったりしている。あまり効果があるとは思えないのだが、鰯の頭もなんとやら・・・水でダマされても別に害はないから、一応呑んでいる。

砂糖入りコーヒーもやはりダメな気がしてきて、今日からブラックにしてみた。もともと日本の缶コーヒーはあまりおいしくないので、以前はほとんど呑まなかったのだが、スペインで呑む砂糖入りコーヒーになれてしまったというのと、日本の缶コーヒーの質が以前よりもだいぶよくなった気がして、さらには、一本110円の自動販売機をみつけてしまって、ケチケチ節約術を駆使する主婦のように、「一日30円浮いた!一週間で150円!一ヶ月(勤務日約20日)で3000円!1年で36000円!これ握りしめてスペインいったら、mercadonaの宝剣が120本!!」などとほくそ笑んで、スキップしていたのだが、それもやめやめ。遠くのEnterizo一本より、近くの1kgだ。

しかしながら、すき家と夕食が原因と考えても、この短期間で5kgの贈り物はやりすぎだろうよ。

あまりにも不可解なので、「そうだ!きっと筋肉だ!無駄に長くて、階段ばかりの黄泉の街の地下道を歩き続けて筋肉がついたんだ!」と思ってもみたが、やはり、どうひいき目に、また楽観視してみても、すき家説と夕食食い過ぎ説には勝てなかったのでもがくのをやめた。まぁ、実際、もともと子持ちししゃもみたいなおいらの袋はぎは、すでにパンパンで、バスケ部時代みたいになっている。風呂場でもんでみてびっくりした。

ホント階段長いんだって・・・黄泉の街の地下道!!!エレベーターはもともと使いたくないので、階段を上っているのだが・・・ありゃ、やりすぎ。


また何かいてるか忘れた・・・。

あ、デブネタ。

というわけで、コーヒーと水という飲み物仕様の変更の成果が一ヶ月後にでているのだろうか?はたまた、自己ベスト・・・いや自己ワースト記録を作り出してしまうのだろうか・・・。

困ったことに、浪人時代(若い頃)と違って、明らかに顔にでていないことにも気づいてしまった。太るとすぐ顔にでていたのに・・・。まったくでていないわけではないが・・・自己ベストに近いというのに・・・以前の時とは顔のふくらみが違う。

あ〜イヤだイヤだ。

日本に、太りに帰りきたんじゃないのにさ。


最後に・・・ここまで読んだ人・・・おいらはマジで尊敬します。


追記
今の生活だと、金、土、日の日記を書くのがかなりきつい。日記なのに、五勤二休になりそうだ。なんとかしたいのだが・・・なすすべなし。家にいないし・・・。週末こそ書くことあるというのに・・・。

ムチョ過労死で書き殴り。スペインについて想いを馳せる。
2006年02月23日 (木)
ただいま、12時19分・・・ちょうど一時間ほど前に帰国した・・・じゃなかった、帰宅した。

会社に着く前からわかっていたことだが、今日は大量に仕事のある日だった。仕事にして3つだが、デザインにして6つ。

そもそも、おいらはデザインとかそういう類のセンスはまったくないわけだから、十時間以上もデザインやってれば、ネタつきてくるわけ。おまけに、トップデザインが終わったあとの、下の階層だから、イメージはある程度トップにあわせないといけない。なんでもいいから作れってわけではない。

こんなもん、ひきこもり生活みたいに黒と白とか、コスタのサイトみたいに同系色だけでええやん!すんげ〜ラクだし・・と投げ出しそうになるが、名の通っている企業のものだからそうも行かない。

ってことで、滅多に使わない・・・っていうか、初めてピンクを使ってやった。

じゃないと、おいらは気づくとを使ってしまうのだ。

結局6つのうち、3つ終わらせた時点でやる気End。引き出し全部丸ごとだして、裏返ししても、1centimo一つでてこない状態になったから。そんでもって、集中力も完全に切れた。

そしたら、こんな時間にきたく。

飯食ったら12時すぎてるなんてどういう了見じゃ、ごらぁ〜〜!!

と憤るのも無理はないでござろう。

今のおいらにはまだ早いよ・・・このリズム・・・。

だって・・・日々、今日の労働時間(12時間)と同じ時間、vino呑んでたんだもん。タカシ君と。

一つだけうれしかったのは、昨日もおいらの時間感覚の機転となるひきこもりタイムがなかったため、今日が木曜ということをすっかり忘れていたこと。Aunque 日記を書いてても。

明日いけばお休み。ねねちんと先日焼き鳥食ったときに「『五勤二休』(ゴキンニヤスというらしい)にしばられちゃだめ!一週間の7日は平等にあるのよ!」と力説されたが、それもまだ無理。

しばられまくり。

だて、3年間、七休やってたんだもん・・・。

ということで、今ならManoloに自信をもっていえるね。

ムチョ 過労死!

って。

過労死は状態だから、ムチョはつかないよ〜!となんど教えても「ムチョ過労死」というManoloはとてもかわいかった。同様に何度いわれても「demasiado Guapa」(すんげ〜かわいいの意で使っていた)を使っていたおいらをManoloはかわいいと思ったに違いない。

ちなみに、demasiadoは「〜すぎ」という時に使われる単語で、否定の意味でしか使われないそうだ。おいらとしては「かわいすぎ」という日本語を直訳して使ったのだが、語呂がいいので間違いだとわかったあとも使っている。そのうちManoloもおいらに「正樹・・・今日会う子はおまえにはdemasiado Guapaだぞ」と使うようになった。

あ、Demasiado Guapaで思い出した。

木村カエラ

やばいの発見した。super ultra demasiado guapaなやつ。

先日、食後の運動がてらバルデミで数年ぶり(おいらは5年ぶりくらい?)にやった
ボーリング場で「リルラリルハ」のPVが流れた。

それ。

自分の投球忘れて、口あんぐりあけて・・・見つめてしまった。

生涯3本の指に入るすばらしきPVだ。

黒目でかいし、あひる口だし・・・おそらく近年まれに見る最強の齧歯類系Guapaだ。彼女の表情や仕草は、すごい細かいところでチアーズのEliza Dushukに似ている。彼女も同じく麗しき齧歯類だ。

それにしても、このPV・・・何度みても心が癒される。

収拾つかなくなってきた・・・書き殴りすぎだ。でも、もう今日はこれから何かやろうなんて時間でもないから、日記だけで終わらしてやる。だから、もっと書き殴る。

書いておきたいこといっぱいあるんだよね〜。

小出しにいこう。

まず、スペインからの便り

友君(プロフ参照)からは帰国の便り。

スペインから南米に移り半年ほどいて帰ってきたようだ。先輩であるマリちゃん曰くエクアドルじゃなくって・・・どこだっけかな・・・コロンビアじゃないし・・・あっ!ボリビアだ・・・ボリビアが気に入ってずっと住んでいたらしい。あっちでの生活は全く想像つかないが、あの嫌みなほどキラキラ輝く瞳は曇っただろうか・・・楽しみだ。

しかし、彼をおいらの女友達に紹介するには怖い。ヨン様ばりのスマイルと瞳で、スペインのヨン様!・・・とはいわれてないが、そのツボにもっともはまるのが30代女性というだけあって、おいらの友達あたりは危険。トモ様ブームでおいらの近辺を席巻するってもんかの〜。


で、心の友たかし君からは便所の壁が完成したという便り。

残りもののスペインvino(Maraques de Turiaのくせに900円もするが、こっちでは安い方。味はともかくVALENCIAのvinoで、懐かしい味がするのでよく買う)を呑みながらみたからか、もう写真つきのそのメールをみて、大興奮!

そうだった・・・そうだった・・・最近はすっかり日本の町並みになれてしまったが、スペインの基本はこれ!この便所の壁なんだよ!!!!

スペインは市街地だろうがなんだろうが、古い建物が多い。外観なんて、「おいおい、これどっかのゴシックかバロック教会のファサードの移築かい?」と叫びたくなるくらい、派手というか、荘厳なのだ。

「地○の歩き方」片手に、町を徘徊していれば「あれが市庁舎・・・あれが郵便曲・・・あれが銀行・・・」とかってわかるが、地図なしでいったら、絶対に一目ではわからない仕組みになっている。仕組みとかくと語弊があるが・・・(笑)

公共の建物以外の普通の家もそうだ。市街地になると一軒家ではなく、マンションのような形の建物が並んでいるわけだが、一部の新しいマンションをのぞくと、程度は下がるとはいえ、外壁はかなり教会チックだったりする。おいらの住んでいた金持ち地区calle Salamanca近辺などは、金持ちが多いだけあって、そういう建物が多い。

Valenciaにもガウディなんかで有名なモデルニスモ建築の影響をしこたま受けていたらしく、その手の建物も結構あっちこっちにあったりする。

で・・・外壁はすごいのだが・・・人が生活すれば家は汚れ、そして時が経てば古くなるのが自然の摂理。地震もあまりないためか、そうとう大がかりなマンションの建て直しとかでもない限り、人はその古くなって、汚れたPISOに引っ越してきたり買ったりするわけだが・・・ここからがおもしろい。

スペインは一人暮らしでも、共同生活だろうと、大家がOKをくれれば部屋の中はいくらでも改造できる。

日本は壁に画鋲の穴一つあけてもぶ〜ぶ〜いうらしいが、スペインじゃ、ドリルで穴をあけ釘を差し、絵を飾ったり、服カケをつけたりする。当然、画鋲なんてさしまくりだ。

壁紙みたいに便利だが、侘び寂びのないものはない!ある家もあるだろうが、これまで行ったどの家でもそんなもんみたことない!

ってことで、壁もペンキで塗りまくり。自分の好きなようにリフォームできるのだ。居心地の良さは倍どころか二乗になる。もちろん、綺麗で真新しくて、最新式の家というのもいいのかもしれないが、おいらはスペインのあの古寂れた感じの家が好き。

おいらは共同生活だったため、自分の部屋のみ改造したが、家(PISOの一部屋)を買って、一人暮らしをしている人の家になんかいくと、それはもう思い思いに家を改造している。ヘルマンなんてそのいい例だ。彼のリフォームセンスというか、能力は半端なかった。そして、彼の家の風呂場は恐ろしくエロかった

日本で家に呼ばれたら、「綺麗だね〜」とか「広いね〜」とか「新しいね〜」とかってほめるが、スペインでは「かっこいいね〜!」とか「センスいいね〜」とか「おしゃれだね〜」とほめることが多い。スペイン語でいうとBonita一語で片づいてしまうのがなんだが、使ってる本人は日本語の意味において、いろいろ含蓄を含んでいるのだ。

というわけで、スペイン人は、家の・・・部屋の改造(リフォーム)にかなり命を賭ける。そして、たぶん金もかけている。そうしないと、漆喰材なもんだから味気がなくなってしまうのだ。日本も昔は漆喰の家が多かったが・・・今となっては・・・もう・・・残念なり。

当然たかしくんの家の壁も・・・漆喰・・・・だと思う。写真だとよくわからないが、あの作りは漆喰だ。

いいな〜いいな〜漆喰の家に住みたい。

どんなに一生懸命、今おいらが住んでいるこの部屋をスペインにいたときに似せようとしても限界がある!!!!

これはこれで住み慣れているから居心地は最高なのだが・・・2年しか住んでいないというのに、あのPISOのあの部屋の居心地の良さときたら・・・この部屋にかなり匹敵する。


vino休憩。

もう一時間も日記書いてるやん。


まだ書きたいことあるけど、ちょっとずつにしよ。


最後に・・・

最近耳についてはなれない曲がある。

一つはラジオでハードローテーションでかかっているせいもあるが、宇多田ヒカルのKeep Tryin。どこかの携帯オーディオのCM(緑の塗り染めリスのやつ)で流れてるやつ。

会社のラジオは音量が小さいので歌詞まで聴き取れなかったのだが、手にいれてきて最近きいているのだが、後半の方の歌詞が面白い。お嫁さんになぜか大爆笑。かわいいかわいい。

お嫁さんも、Keep Tryin!

二つ目は、木村カエラのCircle

だまってこれ聞け。

キットカットのサイトで、その右側からカエラちゃんのPVに飛べる。

実はこれまでのカエラちゃんの曲は、それほど心に響くわけでもないし、特にそれといって好みではない。かわいいから聞いてしまっていた感じ。

リルラリルハが「REAL LIFE REAL HEART」とわかったときは、マクドナルドのエビバーガーのCMの子が、蛯原(だっけ?)という名字でエビちゃんとかいうらしいから採用されたとおかむんに聞いたときくらい「やられた!!!」と思ったが。

で、このCircleという曲・・・・いいです。

カエラちゃん・・・やっぱハーフなのね!

ってわかる曲。で、かっこいい。

仕事中、気づくとひっそりとクチずさんでしまっている。

明日はマリちゃんからうばった(レンタルした)iPodにいれて通勤時間にノリノリになろう。

そして、仕事が終わったらキットカットを買おう。

でもって、週末を幸せに過ごそう。

そうやって、タカシ君ちいったり、Bodegaいったりしたい気持ちを押さえよう。

おいらが壊れるまで。

明日がある。
2006年02月22日 (水)
今日は、帰ってきたら気合いいれて、たまってる日記を書き上げようと思ったのだが・・・突如わいてでたような、大量の仕事で頭使いすぎてもうダメ。

とりあえず、今日のノルマだけはこなして寝てやる。

本当は「誤算と妥協」というタイトルで日記を書こうと思っていたのだが、長くなるので別の日に回して、とりあえず今日のことだけにしておく。

で、なんだっけ・・・あ、そうだ・・・今週半ばだ。


おいらは社会人経験がほとんどないから、会社内における暗黙の了解とか、遠い・・・遠い・・むちゃくちゃ遠い、遠回し表現とか、曖昧な言い方とか、気分を楽にさせるためと思われる言葉の選び方とか、横文字にする必要性が感じられない単語群とかになれていない。

だもんで、会社内で耳に入ってくる会話にはたまに苦笑をしてしまっている。

どんなもの?と聞かれても、今は多すぎて思い出してまで書く気力はないが、昨日おいらが直面したできごとを書いておく。

別に変と思わない人はそれでいいと思うが、おいらはなんかしっくりこないというか、違和感を感じたので記しておく。

よくおいらに仕事をくれる女性社員(日記用にあだ名を考え中)がいるのだが、その人との昨日の会話。7時をすぎて、帰宅準備をしているときの会話だ。

女「ヨモツシコメさん・・・オシゴトの件なんですけど」
お「あいあい」
女「えっとですね〜やっていただきたいことがたくさんあるんですよ」
お「ええ」
女「それがですね・・・かなりぎりぎりでして・・・しかもたくさんあるんですよ」
お「・・・・うぐむ」
女「先日までやっていた○○の××のデザインのさらに下の階層と、あと新規のコンテンツのデザイン、あとは、リニューアルデザイン案なんですよ〜」
お「・・・・一気にきますね・・・・」
女「で、いまヨモツシコメさんは、□□のデザインはもう着手してもらえてます?」
お「ええ。今日はそのデザインをやってました。だいぶ形になったので、△フォルダにいれておくのでみておいてください」
女「あ、わかりました」
お「で、ぎりぎりって、いつまでなんですか?今週中って感じっぽいですね〜」
女「よくわかってくださってますね〜^ ^;」
お「ええ・・・少しは慣れてきましたし」
女「そうなんですよ。実は締め切りのばしてもらったんですけど、それでも急ぎでして・・・」
お「いつまでですか?」
女「今週の半ばまでにお願いしたいんですよ・・・」
お「え??今週の半ば???今日って火曜日ですよね?ってことは、明日とか明後日ってことですか?」
女「・・・・え、ええ」
お「わかりました・・・今週の半ばですね・・・じゃ、今日は帰ります」
女「お疲れ様」


明日か明後日っていえばいいじゃんか〜〜〜!!!

週の半ばって、水曜日だろ〜〜!木曜日もまぁいれてもいいけど、火曜日の時点で使い表現じゃないでしょう。

これって社会人の間では普通なの?

石積み人足のおいらには普通じゃないです。

その辺は、潔く「明日、明後日までにやってください!」っていってくれたほうが、断然いい。些細なことといえば、そんな気がしないでもないが・・・スペインにいってたからというわけじゃないが、ストレートにいわんといかん。

以前、Manoloからこんなことをいっていたことがある。

日本人の友達が書くメールはとてもうれしいが、あの書き方では何を言ってるのかさっぱりわからない。文法が間違っているとか、単語が間違ってるとか、表現が間違っているとかなら、文間からとることができるが、話や頼み事が遠回しすぎて、本当にわからないんだよ。読めないとかじゃないんだよ。意味がわからないんだよ。


おいらはこのタイプではない自信がある。というのも、日本語の文体や表現でスペイン語のメールを書こうとすると、どうしても辞書が必要になってきてしまう。でも、調べるの面倒くさい。だから、もう、思いついたまんまストレートに適当に書いてる。

コスタの手続き代行で最近、Denisseとメールのやりとりをしているが、自分でかいててなんだが、よくもまぁ、ちゃんとこちらの要求通りの返事が返ってくるもんだ・・・と感心してしまう。ホント、おいらのスペイン語の文章は、スペインに3年もいたくせに・・・といわれるレベルで、きちんと日本の学校でスペイン語の勉強をした人には絶対に見せたくない代物なのだ。

まぁ、それはいい。

で、想像してみた。

仮にManoloに、上でおいらが違和感を感じた表現をメールで使ったとする。状況としてはこんな感じだろう。

「今週の半ばあいてる?もしあいてたら呑み行こうよ!」という内容を火曜日に送る

もちろん、間違ってないので意味は通じるが、おいらだったら「これ・・・来週の半ばの間違いかな?今週の半ばって、明日だし・・・」って思ってしまうと思うし、Manoloも違和感を感じるに違いない。

もう自分でも「だから、どうした・・・」って気分になってきたが、こうなんていうか・・・むずがゆいのだ。

とにかく・・・・「明日」とか「明後日」じゃなくても、「水曜」と「木曜」といってもいいじゃないか。なぜ「今週半ば」を選んだのか・・・そこを問いたい。問いつめたい。

これってさ〜応用編として、13日の時点で使う「今月半ば」とか、28日の時点で使う「今月末」というのもありなのか?

ありなんだろうな〜。ありに違いない。

あ〜〜〜絶対ありだ〜〜〜!!!

もうダメ。


あ、そうだ。今日の日記。

ってことで、今日は朝から忙しいと思いきや、その女性社員さんが忙しすぎて、おいらは昼飯を食べ終わったちょっとすぎくらいまで、のんびりと今手持ちのデザインをシコシコとやる。自分から藪をつついて蛇をだすようなことはしない。

Queremos Paz♪のGotan Projectoなのだ。


6時ちょっと前・・・「打ち合わせいいですか?」と彼女にいわれ別テーブルへ。

昨日聞いていたデザイン話の細かい打ち合わせ。

もう、好きにして・・・とまな板の上のコイ。

石積み人足ごときは、無理とかイヤとか、ダメとかいってはいけないのだ。たぶん。


そんなことよりも、打ち合わせをしながら違うことを考えていた。

「水曜日の夕方6時の時点で・・・あと1時間でおいらの定時という時点で、まだ『今週半ば』という表現を使うのかどうか」

だ。

もう、ドキドキ。

もしここで使えるんだったら、彼女の中では、まだ「月月火水木金金」に違いない。絶対そうに違いない。

これでも字面だけみたらやはり、火水木が週半ばになるが、休みがない分どこで終わるかわからないので、週末もないから、週半ばもないと、言い捨てることもできそうだ。


打ち合わせ最後に聞いてみる。

お「締め切りは変わらずですか?もう今日終わりですけど・・・」
女「ええ・・・明日までには形に・・・最悪金曜日ということで」


よかった・・・「明日」があったよ

合唱


追記
この日記読まれないかどうかもドキドキ。見つかりませんように・・・。写真だけでも消しておこうかな・・・Masaquitoもやめちゃおうかな・・・。まだクビにはなりたくないよ。



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