おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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02日目:Barcelona(バルセロナ二日目)
2009年02月11日 (水)
はわわ・・・呑んだくれた結果、昨夜は日記が書けず。最後のゲイバーで呑んだ、バランタインがまずかったようだ。大人しくVinoだけにしておけばよかった。

さて、どこから書くってもんかね〜。

タイトルがバルセロナ二日目になっているが、実質的には今日が初日といえるだろう。なんか昨日はいまいちぼ〜っとしたまま過ぎていったし。

朝起きたのは10時くらい。グエル公園以外、特に観光したいものがあるわけでもないので、今回のBarcelonaは基本まったりのつもり。

まずは朝飯。近所のCafe40というBarに入り、Croissant(クロワッサン)とCafe con leche(カフェ・コン・レーチェ)のDesayuno(朝食)を注文。1.95euros。おいらの中の相場よりはほんの少し高めだ。場所によっては1.2euros〜1.5eurosくらいのBarもあるはずなのだが、まぁ、これまた2年前の物価情報なので、今は普通なのかもしれない。この2つにZumo(ジュース)を付けたものがスペインの基本的朝食。Croissantではなく、Napolitana de chocolate(ナポリターナ・デ・チョコラテ:中にチョコの入った甘い菓子パン)を頼む人とかも多い。

この朝食だけで、一気に幸せな気分に包まれる。やっぱり、スペインにいるおいらがもっとも輝やいていると思う。喜ぶべきか、悲しむべきかはわからないけど。

約1ヶ月間、スペインに滞在するので、携帯を購入することにする。公衆電話でもいいのだが、友達にすぐに連絡できるし、逆に、捕まえてもらえたりするし、宿探しのときとかにも重宝する。

2年前のときは、たかし君に預かってもらった携帯を使ったが、さすがにあれから2年たってしまったので、Tarjetaが切れてしまっているはず(半年に一度電話をかけてもらえればTarjetaは切れないのだが(今はどうだか不明))。

Plz de Universitatから伸びている、Rda.Sant Antoniあたりには携帯屋(movistar、vodafone、orange(旧amena))や中古屋さんが軒を並べているので、そこへとりあえず向かう。

いろいろな店に入って値段調査をした結果、movistarのPackのものを購入。19.95euros。これに20euros分のRecargaをし、合計で39.95euros。これで一ヶ月は持つだろう。

本当はNOKIAのやつで、かなり気に入ったデザインのものがあったのだが・・・どうせすぐ使えなくなるんだから・・・と自分に言い聞かせ、我慢した。

ちなみに、短期旅行や短期留学生の場合、携帯はTarjetaとかかれたものを購入したほうが良い。Tarjetaとは、Prepago(プリペイド)タイプのことで、最初にお金を入れておいて、それがなくなったらまた補充して使う。長期だったらContrato(契約タイプ)になるのだが、かなりの長期ということでないなら、いろいろ手続きが面倒なので、どちらにしろTarjetaの方がよいと思う。

昔はもっとわかりやすかったのだが、今は店に行くと、ContratoやTarjeta(PACKとかも同じ)のほかにも、Libre(カタランだとLliure)だとかなんたらとか、ごちゃごちゃあるので注意が必要。わからなかったら、指さしながら「prepago?」とか「Tarjeta?」とか聞けば、店の人が教えてくれる。

って、普通の旅行だったら携帯なんぞかわんか・・・。

どうでもいいが、今回携帯を買ったMovistarのお店の子・・・むちゃくちゃGuapaであった。ちょっとCoraに似ていた。こんな子が石積み場にいたら、毎日石積み場に行くのがすげ〜楽しいんだろうな〜としみじみ思う。

うちらからすると、店員同士でもいろいろ会話をしているし、なんとものびのび仕事をしていて、とても楽しそうに見えるのだが、これでもスペイン人はストレスがたまるっていうんだから(まぁ、仕事だからそりゃたまるだろうが)、日本でなんて絶対に働けないだろうな。

携帯を無事ゲットしたあと、今度はチャンプーを買いにランブラスのCarrefour expressに向かう。

スペインのスーパーは、とにかく楽しい。楽しすぎて、小一時間は軽く散歩できてしまうくらいだ。その中でも、Vino売り場が最強である。日本の酒屋なんて目じゃないほどVinoがところ狭しと陳列されている。当然、目は爛々。血湧き肉躍る。身悶える。鮮魚コーナーや肉、Queso売り場なんかも、心が躍る。

バルセロナにいるわけだから、CatalunyaのVinoを買うべきだったのだが、Mercadonaの宝剣「ALBALI」(Reserva 2003)をみつけてしまい、気づいたらカートンいいれていた。

ほかには、Cuajada(Oveja)、Queso(Curado、Oveja)Papas(Ruffles york'eso)なんかも購入。LaysのQueso味を探したのだが、見つからなかった。そういえば、何年か前にたかし君が無くなってしまったとかなんとかいってたような気がする。

一応、購入したもののうちわけをメモっておく。
(レートは1euros=118円)

Cuajada:0.99euros(羊乳のヨーグルト。Pais Vascoのやつ)
パンテーン:3.65euros(チャンプー)
パンテーン:3.65euros(コンディショナー)
Manzana:0.66euros(リンゴ2つ)
Queso:2.75euros(羊のチーズ。スライスされたやつで200g)
Papas:1.19euros(ハムとチーズ味のポテトチップス)
Chocolate:0.59euros(どこそのチョコ。興味なし)
Agua:0.49euros(Font Vella。水)
cola zero:0.79euros(コカコーラ ZERO)
ALBALI:3.30euros(Mercadonaの宝剣。ワイン。)

といった感じ。

買い物したあと、Carrefourのすぐそばで、なんともうまそうな感じのMenu del diaを8.25eurosで食べさせるRestauranteを発見。メニューはとてもベタなものが多く、まちがってもPaellaとかがあるような店ではない。窓ガラス越しに中をのぞいてみると、観光客ではなく、地元の人間・・・しかも、何故か老人が多い。これはもしや期待できるのでは?と、早速中に入ってみる。

老夫婦がやっているお店で、店内は清潔で明るいのだが、なぜか、老夫婦は元気がない。というか、ちょっと暗い。そつなく注文をとりにきてくれるし、サービスも問題ないのだが、ニコリともしないので、何故かこちらが申し訳ない気分になる。

夜、アントニオとなっちゃんと、偶然バルセロナのサービスについての話になったのだが、バルセロナは観光客なれしているところや、カタラン語の関係もあり、サービスに関してはかなりひどいということだ。

おいらは、「まぁ、バルセロナだし、そんなもんかな・・・」と勝手に納得していたが、たしかに、「グラシアス」といっても「デナーダ」の一つも帰ってこない店が多い。昨日のBarもそうだった。

で、スペイン人のアントニオからすると、ホント腹が立つらしい。なっちゃんも大阪だからか、同様に腹が立つらしく、以前どこぞの店で二人ともあまりのサービスの悪さに(注文したものをガン!ガン!とたたきつけるように出す店だったらしい)店をでたことがあるらしい。

地方の人が東京にでてきて「人が冷たい」というのと同じ感覚なのかもしれないが、東京のお店のサービスについてはアントニオは絶賛していた(※アントニオは日本に1年以上住んでいる)。

おいらからすると、東京の店のサービスは過剰すぎて、おいらは逆に苦手なのだが・・・。マフラーとか小さい鞄とか、たいしたもの買ってないし、軽いものなので、「出口までお持ちいたします・・・」って、あれ嫌い。

とまぁ、老夫婦と若い店員さんは、なんともお通夜みたいな感じではあったが、料理は本当に美味しかった。珍しくTERCERO PLATO(3番目の皿)まであるmenuで、留学中は日々のことなのでバランスを考えて注文したものだが、旅中とあって、食べたいものを頼んだら、かなり腹一杯になってしまった。

食後、荷物が重いのでいったん宿に戻ったのだが、これが失敗だった。ベッドに横になった途端、睡魔に襲われ・・・2時間ほどのシエスタとなってしまった。

18時頃、Plz Espanya側にあるなっちゃん・アントニオ邸に向かう。散歩も兼ねて徒歩でいった。「18時半くらいにきてね〜」と言われたので、スペイン時間を適応して、19時くらいにPlz Espanyaから電話かけたら、開口一番「遅いよ〜!」といわれてしまった。なっちゃんはまだスペイン時間になっていないのか?Fiestaのときは、10時に集まってほしいときは、8時か9時あたりで伝えて丁度良いくらい。もし10時と伝えてしまったら、人が集まるのはだいたい12時になる。

なっちゃん邸で、新しい仲間を紹介してもらう。アキレス君だ。彼はスペイン人と日本人のハーフなのだが、顔は完全に外国人。ハーフといわれれば、まぁ、日本人の血が入っているとみえなくもないが、道ですれ違ったら絶対に気づかない。

びっくりすることに・・・彼はValencianoで、もうかれこれ9年もValenciaにいたらしい。つまり、おいらの留学期間にバリバリかぶっていたのだ。Valencia程度の小さい街で、一度もすれ違わなかったというのは、本当にびっくりだ。一時期、結構な数の日本人集団(といっても多くて7人程度だが)で、Bodegaやら、Barに出没していたのに。

って、今冷静に考えたら、おいらと年が10くらい違うから、おいらの留学当時のアキレス君は下手すると10代くらい。そしたら、生活形態が全然違ってもしょうがないか。Valenciaのヌシであるタカシ君も、知り合ったのが最近ということだから(なっちゃんにアキレス君を紹介したのはたかし君)、さもありなん。

なっちゃん邸でしばらく呑み喰いしたあと、Poble Sec近くのBarで2次会。このあたりは、以前、チカちゃんとシルビアと呑んだ地域だ。エロエロなホアキン・サビナと知り合ったのもそのときだ。

アキレス君は、バルセロナで就職しており、明日も仕事ということで、途中で解散。うちらは3次会で、アントニオの超おすすめの店へ行く。どんな場所?と聞いてもいっこうに教えてくれず、ただただニヤニヤしているだけ。

連れて行かれたのは、Raval地区(Plz de Universitatから少しだけ海寄りの方へ進んだ地区で、冒頭の携帯屋がたくさんあるRdo.Sant Antoniの近く)の小洒落たお店。

店に入っただけではわからないが、何故かアントニオがトイレに行くことを進めるので、小用を足しに入ってみると・・・。

あらあらあらあら・・・男と男のめくるめく世界・・・・なポスターが壁一面に。

一瞬にして、あのポルトガルの苦い想い出が走馬燈のように目の前を走り抜ける。
ポルトガルで知らずに入ったゲイバーで、とある男に気に入られ、宿のテラスでロミオとジュリエットを演じることになった、あの恐怖の一夜がよみがえってきた。

まぁ、今回はおいらとマリカルメン、なっちゃんとアントニオという組み合わせということもあったし、もうおいらもオッサンの領域に突入しているので、なんの問題もなく楽しむことができたが、多少、品定めされたような気がしないでもない。

気のせいだろうか?

スペインの基本的な朝食

朝はまずこれからですな。

jamon売り場

PATA(足)一本持って帰れたらな〜っていつも思う。

Vino売り場

宝くじでがあたったら、全部買い占めるのが夢。

Vino

昼間っからVino。これは基本中の基本。一口ごとに、おいらの輝きが増す。

Ensalada

オリーブオイル、どが〜〜〜!!
ワインビネガー、どりゃ〜〜〜〜!!!
塩、どば〜〜〜〜!!
たぶん、スペインのサラダが一番感動すると思う。

Segunda

2番目の皿。Ternera(牛肉)を煮込んだもの。パンがすすむ、すすむ。

卵料理

マリカルメン「なんか普通に卵きた・・・」。
想像していたのと違ったらしい。どんなの想像してたんだ?

tercero

3番目の皿。骨付きの豚。あっさりしてる。

バカラオ

バカラオ(タラ)を煮込んだもの。

TALLERS

レストランの門構え。ランブラスからすぐのところにある。

Carrefour Express

ランブラス沿いにある。かなり便利。

お買い物

買い物した品々。

携帯

Movistarの携帯持ったの初めてかも。ずっとvodafoneだったから・・・。

二十世紀少年的なドライヤー

日記ではふれなかったが・・・頭を悩ませたドライヤーのオプション。
なんか二十世紀少年を彷彿させるのだが・・・。いったいなんに使うオプションなんだろう。試しに使ってみたけど、あまり意味がない気がする。風があまりでてこないので、乾かない。

Poble secのBar

Poble Secで入ったBar。アントニオ撮影。

01日目:Barcelona(バルセロナ一日目)
2009年02月10日 (火)
なんかKLM使ってスペイン行ったときよりも1.5倍くらい疲れた気がする。たぶん、BA(ブリティッシュ)ってスペインいくのに向いていないかと・・・。

基本は10年前(二度目くらいにスペインに行ったとき)とほとんど変わっていない。フランスを旅する予定だったのだが、どうしてもダリ美術館のあるフィゲラスにいきたくて、バルセロナ入りすることにしたのだが、その時BAを使ったのだ。そのあとも
なんかの時にもう一回使ったのだが、いつだったのかもう覚えてない。

とにかくヒースローが使いづらい。改装されてとても綺麗になっているのだが、もうRPGのダンジョンを歩かされているような気分になる。バルセロナ行きの飛行機がでるGATE74が遠いのなんのって・・・。その前に、飛行機降りてから、モノレールみたいので移動し、そのあとバスにのってどこかに連行(というほどでもないのだが)され、そこで降りてからもまた長い。

昨今の嫌煙ムードの関係もあって、喫煙所がないのもつらい。あのせせこましく隔離された喫煙ルームさえもないのだ。おそらく、ヒースロー自体喫煙できる場所がないのだろう。かなり細かく調べたわけではないので、確かな情報ではないのだが、煙の臭いをさせている人がいないので、たぶんあっていると思う。

1日くらいなら喫煙しないでも耐えれるので、まぁ、それはいいのだが・・・ユーロは使えないし(正確には使えるのだが、使いづらい)、免税店等のおみやげ物やはぱっとしないし・・・・とても綺麗なのだが、なんというか・・・作ったはいいが、客がやってこないショッピングモールみたいな感じだ。

BAはKLMよりも機内食の回数が多いのだが、味はKLMよりも落ちる。でも、量が多い。機内の空調も、これまた10年前と変わらず寒い!!!もしかしたら、なんらかの事情(結構北に航路をとっているからとか関係あったり?単純すぎか?)があるのかもしれないが、危うく10年前の二の舞になるところだった。

映画がいまいちよいのがやっておらず、しかたなしにスパイダーマン3をみたのだが・・・もう支離滅裂で最悪な映画。1は結構おもしろかったし、2もそれなりにみれたのだが・・・3のひどさはちょっとびっくり。

あ〜スペイン全然関係ないやん。話を一気にスペインにもっていこう。

まずついて早々、大きく深呼吸して、肺胞からすべての日本とロンドンの空気をはき出し、スペインの空気に入れ替える。細かく聞かれると困るのだが、スペインの空気の臭いは、とてもスペインなのだ。日本の空気が醤油とかいわれるが、あれは笑い話でもなんでもなく、実際、そう思うはずだ。友達に貸した服を洗濯されて返されたときの「あ〜○○(友達)の臭いだ〜〜!」な状況とても似ている。

空港をでてまずは一服。かなりくらくら。このまま欠陥が収縮して脳卒中になってしまうんじゃないかと思うくらい。やっぱりタバコっていかんけど、やめられないんだよね。

くらくらしながらも、カタルーニャ広場行きのバスに乗り込む。Aerobusかとかなんとかっていう名前の青いバスで、空港でればすぐに見つかる。カタルーニャ広場までは4eurosちょいくらい。停留所の側にチケットの自販があるのだが、あれは罠なので無視した方がよい。状況によるのかもしれないが、使えないことが多い。バスの中で帰るので、そっちのほうが全然楽なので、堂々と乗り込むべし!

15分〜20分くらいでカタルーニャ広場に到着。途中で、その一つ前の「大学広場」(Plz de Universitat)で降りたほうが全然近いことに気づいたのだが、重いトランクをあわてて引きづりだすのが面倒だったので、あきらめてカタルーニャ広場までいくことにした。

カタルーニャ広場から、予約しておいた宿、Hostal Barcelona City Centerまではトランクさえなければたいした距離ではないのだが、荷物があると結構遠い。いや、遠いじゃないな・・・大変だ。というのも、スペインのCalle(通り)はトランクにやさしくないのだ。モザイクみたいに石が敷き詰められた通りではないが、縦横に溝があるため、もうガタガタガタガタ・・・。あれで前回おいらのトランクはタイヤがご臨終したのだ。前回の教訓をいかし、できるだけトランクに負担がかからないように宿へ向かう。

宿は、昨日か一昨日の日記に書いた通り、スペインによくある、ビィィィィ!ガチャ!な扉な宿であった。普通のピソ(アパートの一室?)を宿泊用に綺麗に改装したようなHostalで、門構えと比べて、また年代もののエレベータから考えると、とても綺麗なHostalといえる。

が、想像していたような、レセプションがあるような宿ではなく(そういうところにはほとんど泊まったことがないので、ちょっと興奮していた)、バックパッカーが使うような作りになっていた。

共同の居間、自動販売機、冷蔵庫、たくさんのカップ、アイロン、インターネット・・・などなど。いうなれば、かつてのおいらの御用達の宿"Vitoria"をかなり綺麗にしたようなHostalであった。

対応してくれたJuan(フアン)は、とても綺麗でわかりやすいスペイン語を話し、とても愛嬌のあるタイプの男。彼は英語も話すようで、最初はうちらに対して英語を話してきたが、こちらが「英語ははなせないの・・・スペイン語にして」といったら、即座に「マサキート!」と呼ばれた(笑)

部屋はとても清潔なのだが、ちょいと狭い。これが一人部屋だったら文句なしだが、二人で使うとなると、トランクをあけるスペースがない。con ducha(シャワー付き。浴槽はない)、con ban~o(トイレ付き)だが、duchaの方は畳半畳くらいのスペースなので、大柄な人にはかなりきつい。ちょいデブなおいらだと、シャワーを浴びるならなんら問題ないが、体をゴシゴシ洗おうとしたら、壁とかにがんがんぶつかりそうな感じ。

とはいえ、水回りに難があることの多いスペイン(さすがに昔とちがって、いまはそういうHostalも減ってきているが、田舎のHostalは、未だにお湯をためて使っているところもあるので注意が必要)においては、かなり快適なシャワーであった。じゃんけんして、早い者勝ちでduchaを浴びて、途中で水に変わったら、そのあとの人は次の日の朝・・・みたいなゲームは楽しむことはできないけどね。

あとは、テレビあり、エアコンあり、ドライヤーありって感じ。自販の飲み物は安いのでとても助かる。さっきもcerveza(ビール)を買ってきたが、0.85eurosととても安い。でも、なぜかハイネケンなんだよね。スペインビールがよかった。Mahouが呑みたかった!!!!

宿に到着したのは8時半くらい。その後、JuanからHostalの使い方等の説明を30分ほどきいたあと、部屋でぼ〜っと荷物をあける。ネット環境の方は、HPにWI-FIと書いてあったが、各部屋で使えるというわけではなく、共同の居間にWI-FIを使ったPCがあるということらしい。なので、いまはその辺に飛んでるやつを勝手に拝借して、この日記を書いている。だもんで、今はいいが、明日以降はどうなるかは不明。

22時頃、シャンプーを買いに外にでるが、店はほとんど閉店してしまっており、結局シャンプーは買えなかった。ちなみに、シャンプーは、スペイン語でチャンプー。なんかかわいいのだ。

機内でブロイラーのように出されたものをひたすら食べたのだが、なぜか小腹が減っていた。肩慣らしに適当なBarに入る。お店は、La TRAMOIAという、ちょっとおしゃれな感じの、観光客用のBar。本当は、大好きなオヤジBarにはいりたかったのだが、2年ぶりということで、ちょっと日和ってしまったのだ。情けない話だが・・・スペインのBarでの注文は、右脳を使うような作業なのだ。一度覚えたらそうは忘れないのだが・・・久しぶりの場合は軽く肩慣らしをしたほうがよかったりする。じゃないと、負けた気分になるのだ。不思議と。そうだな〜、以前はかなり運転していたが、わけあって2年くらい運転しなくなった軽いペーパードライバーが、久しぶりに運転する状態だと思ってくれればよい。

オヤジBarでは、まず「なんでこの店に中国人がはいってくるんだ?」という感じの好奇な視線を全身に浴びることから慣れなくてはいけないのだ。明日はもちろんチャレンジするさ。すでにHostalのそばに一見みつけたからね。

ついでだから、La TRAMOIAの料金をメモしておく。

カニャ(コップで出されるビール。銘柄はサン・ミゲルで、330ml):2.15euros
コカコーラ ライト:2euros
パタタス・ブラバス(ポテトフライにマヨネーズ+α。量は多い):3.75euros
チュピロネス(小イカのフライ。結構量が多い。):7.75euros
パン コン トマテ(パンにトマトの中身をこすりつけたもの。バルセロナのTIPICO):1.15euros
コルタド(デミタスサイズの濃いカフェ):1.15euros

という感じ。バルセロナにおいて観光客がいるようなところはこれくらいが普通か、場合によってはもっと高いが、普通はもう少しだけ安い。コルタドは0.8euros〜1eurosくらいカニャも330mlなら、1.5〜1.8eurosくらい。まぁ、おいらが知ってるのは、最近で2年前の物価なのだが。

明日はなっちゃんとアントニオと夜に落ち合う予定。ほかにもジェイソンやシルビアとも会う予定があるのだが、こっちはまだ決まってない。

明日起きれるかな〜。なんか、宿のミスなのか、ツイン頼んだのに、ダブルベッドだし・・・しかも、ベッド占領されてるし・・・。真ん中で寝るなよ・・・。

テレビでスペイン語耳の訓練しながら、もう一本ハイネケン呑んで、おいらも寝るとしよう。

ぬっ・・・ハンドソープで髪洗ったから、パサパサだ。

追記
明日からはもう少し頭の中でまとめてから書くことにする。書きたいことかけてないし、支離滅裂だ・・・。うぐむ。

部屋の様子

スペインはなぜかこの部屋のように一面だけ違う色にするのが好き。おいらの昔の部屋も、一面だけ緑にしていたし・・・

パタタス・ブラバスとカニャ

スペインの「とりあえず!」がこの2つかな。

パン コン トマテ

バルセロナといったらこれ!テーブル代みたいな感じで頼まなくても出てくる店も多い。シンプルなくせして、これがうまいんだ!日本で同じことやっても、まったく味が違うの注意。パンの味も違うし、トマトも違う。ちなみに、ここのは・・・正直いまいちだった。

年代物のエレベータ

今でも古い建物ではよく見かけるが、昔はほとんどこれだった。途中で扉あけようとすると、エレベータが止まるのよ。ここは入り口と出口が異なる場合も多い。ちょっとしたアトラクション。

怖いものみたさ
2009年02月09日 (月)
グエル公園で食べるおいしいBocadilloや、Bodegaで呑む安Vinoなんかを想像すると、かなりドキドキワクワクするのだが、なんか昔あった得体の知れぬ高揚感がない。

今あれこれ考えてみると、どうも探検的な、冒険的な高揚感がないのだ。洞窟に入ったらサソリやら、毒蛇やら、コウモリがでてきそうな感じがするが、怖いもの見たさ・・・そう!「怖いもの見たさ」的な要素がなくなっている。波瀾万丈というか、姉さん事件ですというか、ヒリつく出来事というか、そういうのに遭遇する気が全くしない。

あ〜あれか・・・スペインに行くのに、変になれてきてしまってるからだ・・・。田舎がある人が帰省するのと同じ感覚か?いや、違うか。これが最初に訪れる国が、ボスニア・ヘルツゴヴィナだったりしたら、きっとその手の高揚感はでてくるに違いない。言葉が全く通じないって、それだけでもだいぶヒリつくもんな〜。

思いだし思い出した。ウィーンからドナウ側を船で下ってハンガリーにいったときも、かなり川口弘探検隊だったわ。そもそも自分がどこで降ろされたのかもわからないし、市街地の方にいこうにも質問できないのだ。手も足もでないだけでなく、声もでない。赤子だ赤子。全く同じ理由で、プラハの駅で降りた瞬間、変なおっちゃんから声をかけられたときもドキドキした。とりあえず丁重にお断りして逃げたが、泣きそうな顔するもんだから、ついていったら、駅裏のまったく人気のないところにつれていかれて・・・・「乗れ!」。あれは一瞬「しまった〜」と思ったが、中にかわいい犬がいたので、「大丈夫だ・・・動物好きに悪いやつはおらん!」と、結局乗ったら、かなりよい人で、その後もだいぶお世話になった。

言葉が通じるようになったら、それはそれでその国の旅がすんごい楽しくなるし、話せる方うが断然お得だったりするのだが、言葉が通じないからこその楽しみもあったりする。なんだろう・・・人間的にひとつ成長できる気がするのだ。旅自体その手の要素があるというのに、言葉が通じないというハンデを乗り越えることによって、さらにワンランク上に・・・。ママンなんかは、その感情が全く理解できないようだが、それでも何度も海外にいくってことは、知らずにそういうのを楽しんでるんじゃないのかね〜。

今回もいつものように徹夜で空港にいき、機内で爆睡するつもりなのだが・・・おもしろそうな映画があったら・・・どうしよう。

BA(ブルティッシュ・エアウェイズ)とは、Alitaliaの次に相性がよくない。最後に乗ったのはだいぶ前なので、なんともいえないが・・・そのときみたいに機内で体調崩すということはないようにしたい。あのときは寒かった〜。

昔は「うへ〜」となっていた16時間のフライトに関しては、すでにもう慣れてしまい、最近では「寝た!起きた!着いた!」という感じで、手持ち無沙汰になるようなことはない。

Barcelonaに到着するのは、夜の7時半くらい。そこからバスにのって、重いトランク引きずって宿につくのはたぶん8時半くらいだろうか?疲れていなかったら、そのまま呑んだくれ通りまでいくのもよいし、大学側の安いBarで肩慣らしのTapas&Vinoというのもいいかもしれん。いや、久しぶりに夜のサグラダ・ファミリアにいくというのも手だ。

そういえば、今日たまたまBarcelonaのストリートビューで、Barcelonaの拠点となる宿の門構えでも見てみようと調べたのだが・・・別に高級でもなんでもないっぽい。HotelっぽいHostalだと思っていたが、普通にHostalみたい。写真みた感じ、結構高級そうにみえたんだけどな〜。

自動ドアなんかがあったり、受付があったりするようなところではなく、たぶん

ビィィィィィィ!(入り口横にあるチャイムを押す音)
ジ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!(入り口が開く音)
ガチャ!(入り口を開ける音)
うんこらしょ、よっこいしょ(重いトランクをもって階段をあがる音)
ビィィィィィィ!(宿の入り口の横にあるチャイムを押す音)
ガチャ!(宿の入り口が開く音)
・・・・・(待ってる音)
ペタペタペタ(おばあちゃんが歩いてくる音)
・・・・・(待ってる音)
ペタペタペタ(おばあちゃんが歩いてくる音)
・・・・・(待ってる音)
ペタペタペタ(おばあちゃんが歩いてくる音)
・・・・・(待ってる音)
ペタペタペタ(おばあちゃんが歩いてくる音)
HOLA!(あちらがあいさつする音)
・・・・HOLA!(こちらがあいさつする音)

な感じの宿に違いない。

あ、なんか「怖いものみたさ」が湧き出てきたや。

呑んだくれマパ 2009 Versionβ
2009年02月08日 (日)
今回こそは、旅中のメモを今後も生かせるように形にしたい。あとから、自分の旅を振り返ってなんだったけかな〜と、段ボールをごそごそ、メモをパラパラ、日記をよみよみ・・・なんて面倒なことはもうごめんだ。

宿について一段落ついたら、文字おこしをすることを心に誓うのだ。絶対に!!

なんだけど、Vinoを毎日必ずBotella一本はあけるということも日課として科してしまったもんだから、そのあたりはせめぎ合いだろうな。

ということで、昨夜ちまちま作ったのがこれ。

呑んだくれマパ 2009 Versionβ

とりあえず、旅日記にはとても便利なGoogleを使ってみた。色分け確認をするために大まかな都市だけを配置。あとは、その都市に到着した日に追加する形で進めていく。テキストはメモのメモ。そこで何があったかを短く箇条書きで書くつもりだが、どうなるかは不明。写真をアップすることも考えたが、更新力を維持し続けるためにやめておいた。

見栄えはぱっとしないが、更新しやすいように作ったから、酔っぱらってさえいなければ問題ないはず。都市の座標さえ調べれば、あとは全部自動・・・なはず。

あと、スケールによって情報を選別することにした。つまり、宿とか、その日いったBodegaとか、Barとかは、スケールをある程度、詳細にしないと表示されないので、都市によってはマパをグイングインやらないと、見逃すこともあるかも。都市みたいにリスト表示させるのは帰国して、時間ができたらだろうな。テストで、空港とカタルーニャ広場、今回泊まるHostalの情報だけいれておいた。

裏の使い方として、バレンシアとかバルセロナのいきつけのBodegaとか、あまり教えたくない場所なんかは、最小スケールにしないとでないようにしてもいいかも・・・。いや、やっぱ秘密だな。

ということで、自分のがんばりに期待。

毎晩11時には、宿のテーブルに座って、Vino呑みつつ、その日のメモの整理。

嗚呼、なんて理想的なんだ・・・。

Maximo
2009年02月07日 (土)
今日はパッキング作業。我ながらほれぼれするパッキングだ。履歴書の「趣味」の欄にかいてしまおうかというくらい、パズルみたいなパッキングは好きだ。

今回は、前回の旅の反省点を生かして、衣類はかなり減らした。前回はスペインはいうまでもなく、チェコやハンガリーでも、ふつうのHostalではなく、アパートメントみたいなのを借りたから(あっちはそれがふつう。インフォいったら、イタリア語を話すお姉さんに勧められたのがアパートだった)、冷蔵庫やら洗濯機がふつうに使えてしまい、服のストックがつきることがないどころか、逆に持ってきすぎたと後悔したくらいだったから。もし、万が一、足りなくなったらどっかで買えばいいし。

ただ、ほどよい大きさのトランクがなく(マリカルメンに貸してしまったため)、今回のトランクは少々大きい。半分は注文品やおみやげで埋まっているのだが、スペインに到着したらすべて渡してしまうので、半分は空っぽになってしまう。しかたないので、帰りはしこたまvinoを詰めて帰ろうと思っているのだが、Venezia行きの飛行機がRyanairなため、あまり荷物を積むことができない。前回、このRyanairには苦汁を飲まされているだけに・・・。9kgオーバーで72eurosも払わさせれたのだ。「あ〜じゃ〜手荷物に移動させるから・・・」と言おうとしたときには、すでにおいらのトランクはベルトコンベアーに乗せられて遙か彼方に・・・。「はい、72eurosです」。結構むかついた。激安だから文句は言えないのだが・・・あれはないでしょ。

ちなみに、今回のフライトも激安だ。Barcelona→Veneziaで10euros。1200円だ。浅草往復くらいか?もうここまでやすいと、世の中の仕組み自体疑いたくなる。Taxもかからないやつを選んだので、本当に10eurosなのだ。

ただ、前とはちょっとシステムが変わったのか知らないが、トランクの郵送料は何kgでもとられるみたい。前回は、特に払ってない・・・15kgを超えた超過分はとられたが(怒)

そのほか、taxではないもろもろとられて(テロ関係のなんたらとか)、最終的には32euros。いまみてみたら、トランクで10euros、空港使用料みたいなのが5euros、ネット予約料(わからんが)が5euros、で、楽しそうなのでつけてみた「優先搭乗」(Ryanairの席は早い者勝ちなので。さすがになくなることはないが・・・)が2eurosの計32euros。4000円弱といったところか。

スペインの格安航空会社であるVuelingも一度も乗ったことがないので、試しにのってみたかったのだが、35eurosのやつをみつけたものの、Valencia滞在を減らさないといけなくなるのでやめておいた。

今回の旅には、初のWIFI付きのミニノート(最近購入したEeePC)、その名も"Peregrino"(巡礼者)を持って行くので、環境によってはあちらから日記が書けるかもしれない。少なくとも最初のBarcelonaの宿には無線LAN環境があるので、疲れてなければ、また呑んだくれてなければ、動画とか写真とかアップできるかもしれない。ちょっと楽しみだ。いつもはメモ帳に書いただけで終わってしまう走り書きも、今回は、昔のように宿についたら打ち込むようにしようと思っている。旅の記録メモだけたまっていって、呑みの時に話すネタ帳止まりで、あまり活用できてないし・・・。

出発まであと2日・・・2年ぶりのスペインにボルテージはマキシモだ。


追記
ネストルから連絡あり。これによってVitoria決定。なんでも友達を紹介してくれて、さらにvino巡りに連れて行ってくれるそうだ。Rioja。観光としては初のPais Vasco。飯うまいんだろうな〜。

あなたになら言える秘密のこと
2009年02月06日 (金)
近所のTSUTAYAで、ユーゴスラビア関係の映画を2本ゲット。

・あなたになら言える秘密のこと
・セイビング フロム エネミーライン

の2本。

「セイビング フロム エネミーライン」の方は昨日までのリストに入っていないが、これは偶然の発見。どこぞのサイトに書いてあった「エネミーライン」は、パッケージをみた結果、あまりに関係なさそう(トップガンが引き合いに出されていたし)なので即却下したのだが、近辺をみていると、まぁ〜なんと「エネミーライン」を冠する映画の多いこと、多いこと・・・何がどう違うんだ・・・と見比べるために最初に手にしたのが、この「セービング フロム エネミーライン」。

完全にボスニアが舞台の映画で、もしかしたら、上で書いたどこそのサイトも、この映画と間違えて書いてしまったんじゃないか・・・と思えるほど。

まだ映画の方はみてないが、パッケージとそこにかかれている内容から、あまり期待できそうな感じではない。とりあえず、みてみるが・・・。

で、夜中・・・どちらをみるか迷ったあげく、「あなたになら言える秘密のこと」をみてみることにした。

The Secret Life of Words(あなたになら言える秘密のこと)

あなたになら言える秘密のこと

【点数】3.8点(5点満点) 

【制作年】2005年 【制作国】スペイン 【監督】イザベル・コイシェ、アグスティン・アルモドバル(制作総指揮) 【公式サイト】なし
【キャスト】サラ・ポーリー、ティム・ロビンス、ハビエル・カマラ、レオノール・ワトリング

【感想】(ネタバレありの可能性大)
監督は「死ぬまでにしたい10のこと」のイザベル・コイシェ。だれそが、「死ぬほどつまらない」といっていたので、みてはいないのだが「パリ、ジュテーム」もそうらしい。制作総指揮のアグスティン・アルモドバルは、ペドロ・アルモドバルの弟なり。

で、「死ぬまで〜」がテーマはともかく(結構日記でも使った記憶があるので、なにも言えない)、なんかストーリーがいまいち散逸で微妙だったため、正直期待していなかった。スペイン映画ということと、ユーゴスラビアが関係してくるということでなければ、おそらくみてないと思われる。

とりあえず、あらすじ。例のごとくgoo映画からぱくってきた。

あらゆる感情を封印したかのように誰にも打ち解けず、黙々と工場で働くハンナ。その真面目過ぎる働きぶりを上司にとがめられ強制的に取らされた休暇中、思いがけないことから油田掘削所の事故で大怪我をした男・ジョゼフの看護を買って出る。向かった先は海に浮かぶ油田。そこには陽気で腕のいい料理人をはじめ風変わりな男たちが働いていた。彼らと生活を共にするうちにハンナは次第に笑顔を取り戻して行くのだが…。


ででで・・・冒頭から、文句たらたらだったけど、結構楽しめてしまった。ハンナの変化が楽しくて、食い入るいうに見てしまった。おもしろかった。おもしろかった。スペイン語でないのが残念だったが・・・。

「死ぬまで〜」同様、脇役にいろいろと伏線はりまくっているのだが、最終的には何事もなかったかのように終わる。コック役のサイモンがおいらの大好きなハビエル・カマラで、彼のストーリーもかなり期待していたのだが・・・なんだったんだ?あれ・・・。

それにしてもハビエル・カマラもだいぶ老けた気がする・・・あれは役どころで、あんな風に見えるのか?Hable con ella(邦題:トーク トゥ ハー)の時は、もっと若々しかった。

Hable con ellaといえば、今回の映画では超脇役であったが、キャストにわざわざ書いといたレオノール・ワトリングも老けた感じがした。Hable con ellaの時は、それはそれはもう・・・・それ以上に、「マルティナは海」の彼女ときたら、エロいのなんのって・・・。日本人の女性の場合、30歳あたりからはもう、あまりに変化しないので、見ても年齢がさっぱりわからないが、スペイン人はそうではないのかもしれない。まぁ、あのGuapaな状態のまま、綺麗に年をとられたら不平等ってやつだよな。風吹ジュンみたいなのは日本だけで十分だ。

おいらが一番気に入ったシーンは、ハビエル・カマラ演ずるサイモンと、サラ・ポーリー演じるハンナがブランコに乗るシーン。あの手の青春が皆無なおいらは、身をよじりながら「これやってみて〜〜〜!」と夜中に叫んぶ羽目になった。

このあたりになるとハンナはだいぶ笑顔をみせるようになってるわけだが、最初のころの威圧的で、誰にも心を開かない状態をずっとみてきてるので、なんとも幸せな気持ちになれる。30歳超えたあたりから、声を大にして唱えているが、やっぱ笑顔は大事だって。

「死ぬまでに〜」のときはおいらのレーダーがまったく反応しなかった、主演のサラ・ポーリーなのだが、今回は、レーダーが反応しまくり。なんだろ・・・今回の役どころがツボにはまったんだろうか?出し惜しんで、出し惜しんでの笑顔にやられたに違いない。クロアチア人役だったもんで、少なくともそのあたりと勝手におもっていたのだが、なんとカナダ人。まぁ、たしかに、ユマサーマンとかノニーに似ていると思ったから、納得はいくのだが・・・スペインで知り合ったポーランド人のエヴァにも似ていたしな・・・。むむむ。

ティム・ロビンスについては特になし。もともと好きな俳優だし・・・。ティム・ロビンスというと、たいてい「ショーシャンクの空に」あたりがあがるが、おいらが好きなのは「未来は今」。思い出してはついつい借りてしまう映画だ。

映画の話してないな・・・。そうだ、ユーゴスラビアだ・・・。

ユーゴスラビア・・・今回の場合、クロアチアになるのだが、それがかなり重要な部分になってくる。風景こそないものの、一昨日くらいにみた「ノー・マンズ・ライン」並に、紛争の悲惨さは十分伝わってきた。これから行く旅のためにみたとはいえ、少々ダメージが強すぎた。

正直、2つの世界大戦くらいまで話しが戻ってしまうと、区分として「自分が生まれる前」というフィルターを通して見てしまうが、今回の話は、たかだか20年前の話。もうとっくにおいらは生まれている。つい最近とはいわないが、十分最近だ。

ちょっとクロアチア行くの怖くなったさ。

で、最後に。

なんか小さいストーリーが生まれそうで生まれないモヤモヤ感は結構残ったが、そのあたりは見ている方で勝手にやってくれということなのだろう。「みなまでいうな」な映画は大好きなんだけど、もう少し広げてほしかったな〜とは思う。結構、いわくありげな脇役いたしさ。

あと、最初からわかっているとはいえ、どうしてジョゼフだったのかが、いまいち納得いかん。彼の秘密は最後の最後のための伏線としか役立ってないし、ほかの秘密も、わかるけど、なんというか・・・バランスが釣り合わない。ジョゼフはジョゼフで、結構短絡的な気もするし。あれだったら世界中の看護士さんが・・・。

そう考えると、やっぱ今回の映画の高得点は、サラ・ポーリーの笑顔の効果が大きいということか。うん、そうに違いない

レンタカーを使ったスペイン呑んだ暮れの旅 参考資料
2009年02月05日 (木)
スペインの方も公式サイトが充実してきて、以前に比べたら何かと便利で助かる。
以前もネットで予約等は出来たが、あくまでも「申し込み」だけで、オプションやら、要望やら、Oferta(割引)なんかは、スペイン語で書かないといけなかったのだが、今は、申し込みフォーム内で選択できるようになっていたりする。

いや〜、面倒くさいやりとりがないのが、何とも良い。

ここ数日、遊んでいるのが、下記のサイト

■パラドール公式サイト
PARADORES

地図に関しては以前の方が見やすかったと思うのだが、ある程度、目的地が決まっているなら、この地図でも問題ないだろう。今回のおいらの旅の場合は、ちょっと面倒だった。かなり使いやすくはなっているのだが、相変わらず重い。重すぎる。これはもうあちら側の回線としか思えない。重いのに各Paradorで動画を載せてしまっているため、これまた重い。ストレスが少したまる。

結局泊まることにしたのは、2カ所。

パラドールというと、LeonやらGranadaやらSantiago de compostelaあたりが超有名だし、行きやすいのだが、立地条件でいうとCardona!

CardonaのParador

行った人行った人、皆一様に「Cardonaいいよ〜〜!」と勧められていたので、前々から行きたかったのだが、意外とルートに組み込みづらいのだ。Cardonaは。今回も実は、以前レンタカーでがっつり回ったBarcelona方面まで足を伸ばす必要はないが、わざわざCardonaのためだけに、Valenciaから北上することになった。そのあとの都市がLogron~oであることを考えると、ホント遠回りなのだが・・・もうスペインにはそうそういけないので、思い切ることにした。

で、このParador・・・Escapada Joven(若者割引。もう若くないのだが)で1泊(朝食付き)56eurosくらいで泊まろうと思っていたのだが、なんかいろいろ調べていると、Tarifa Unicaという新しい割引商品を発見。詳しいことはイマイチわからないのだが、どうもネットで予約した場合のみOKみたいで、部屋数にも限りがあるっぽい。ちなみに、トップのバナーで流れている、Habitacion Unicaとは異なるので注意。こちらは、もう天蓋ついちゃったりするような、もうそれこそ、極上の一部屋だ。

Tarifa Unicaの力によって、このCardonaは2人で2泊で200euros。一泊50euros/人と、激安である。まぁ、それでも通常おいらが泊まるような安Hostal2泊分になるんだが・・・。夏だったらプールなんかも入れちゃうので、余裕で50eurosの元手はとれるし、バイキング形式の朝食が楽しいんだ、旨いんだ。


Cardonaの一週間後に泊まるパラドールがLerma。

LermaのParador

Lermaなんて名前の街はきいたことがなかったのだが、Ribera del Dueroでベロンベロンに呑んだ暮れることができそうなパラドールで探していたら発見した。位置的には、Burgosのすぐ南にあたる。

Lermaの近辺には、Aranda de DueroやRoa、San Esteban Gormaz等々、Duero川に沿った素敵(たぶんだが)な街がたくさんあるので、レンタカーならば、Lermaを拠点にしても大丈夫そうだと決定。

この建物はDuque(ドゥケ)、すなわち公爵のおうち。ここまででかいということは、それなりに有名人なのだろう・・・あちらにいったら調べる予定。

なお、パラドールは、Castillo(城)タイプ、Alcazar(宮殿とか居城とか砦とかの意味で、Carmonaだけ)タイプ、Monasterio(修道院)タイプとかいろいろある。ほとんどが歴史的建造物なのだが、たまにModerna(近代的)とかRegional(地方建築)なものがあるが、これらは泊まり心地は他のものと変わらず、得てして自然に囲まれていたり、長めがよかったりするのだが、建物自体を楽しむ感じではない。ToledoなんかはRegionalになるようで、ぶっちゃけ建物自体大して面白くないものの、テラスからの眺めは半端ない。Cafeを飲みながら、Vinoを呑みながら、かつての首都の栄光を偲んでも悪くない。Toledoにいったらタクシーを使ってでも見に行くべき。ソコトレンに乗って近くまでいって歩くのもよし。

おまけだが、Anican~izのParadorにもかなり惹かれた。

alcan~izのParador

Castilloタイプ。バレンシアから近いように思われたのだが、普通の国道にはいからか、結構時間がかかる。ここは次回だな・・・。


■おすすめレンタカー
Europcar

探せば他に安いところはもっとあるのだが、使い勝手の良さと信頼度なんかを鑑みて毎回使っているのが、Europcar。慣れているから使っているというのもあるのだが・・・。

ここのサイトもひきこもりのリンク集を作った頃よりも、またさらに使いやすくなった。今回は15日ほどレンタカーを借りるのだが、そのお値段・・・36000円!!(34000円ってのもある)。二人で割れば18000円。一日1200円の計算だ。まぁ、ガソリン代があるから実際はもう少し金かかるが・・・。円じゃなくってEuroでも算出できるのだが、なぜか円で算出したほうが安かったので、円のまま予約した。


■都市間のルートを概算してくれるサイト
Guia Repsol

ここもかなりサイトが進化した。以前のも便利だったのが、今の物にくらべると、かなりごちゃごちゃしていたし、重いし・・・と、少々使い勝手が悪かったのだが、新しいサイトはかなり快適。

簡単にいえば、サイト版カーナビ。出発都市と、目的都市をいれて探せば、最短ルートを距離や時間で計算してくれ、さらに使う道路も教えてくれる。

今回もレンタカーで回る都市を滞在順に調べていったり、余裕があったら他の都市までの時間を調べたりして、プランニングの参考にした。

なんか、もうAjax様々って感じ。


追記
別のTSUTAYAで、「ウェルカム・トゥ・サラエボ」を発見。「あなたになら言える秘密のこと」と「エネミーライン」は半額クーポンが使えるところで借りる。

夜中、「ノー・マンズ・ライン」を鑑賞。感想は後日。月並みな表現だが、いろいろ考えさせれる映画であった。



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