おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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やっぱり住むならValencia!
2005年03月28日 (月)
基本的には前しか見ないおいらだが、ひょんなことから、珍しく昔を想い出すことになる。思えばいろいろあったな〜と感慨深い気持ちになった。

人生語れるほど悟りきってないが・・・振り向いて懐かしめるだけの年数は生きたことを実感。

ふと、3週間後くらいに30歳になることを思いだして腰が砕ける。

スペイン語だと、Treintan~ero。Manoloに教えて貰った。辞書には三十路という意味ではなく、30代という意味で載っていたが、三十路として使っても良さそうな感じ。わからんが。

というわけで、

30歳とはなんぞや?

三十路とはなんぞや?

生きるとはなんぞや?

人生とはなんぞや?

1人禅問答

が、実はどうでもよかったりする。

しなければいけないような気がしたから問うてみたが・・・。

全然実感ないし〜超自堕落だし〜先見えないし〜手探りだし〜。

なんかいろいろ楽しすぎてダメ。

Aunque no tengo nada de nada....。

そんなおいらの座右の銘は「心配するな何とかなる」一休宗純。

スペインでいうなら「Que sera sera」


ManoloとSantiがイギリスから帰ってきた。イギリス留学経験のある二人は行く前はなんだかんだでぶ〜ぶ〜いっていたが(じゃ、何故行く?って感じだが)、かなり楽しんできたみたいだ。

だが、やはり物価の高さには辟易していた(笑)

食事も家賃もバスもCafeも服も・・・・全部。

しょうがない・・・スペインからいってるんだもんな〜。

ただ、スペインよりは物が全然あふれているし、楽しめるところがたくさんあるとのこと。ずっとはムリだけど、少しの間イギリスに滞在して楽しみたいとも。

日本のものも韓国のものも、スペイン・・・いや、Valenciaよりも全然あったそうだ。Japan Centerなる建物には、日本のありとあらゆるものが売られているらしい。日本に興味のあるManoloはかなり惹かれたようだ。

以前いたときと比べて、日本人の数が恐ろしいほど増えていたらしい。もうバスでも道でもそこら中日本人。まぁ、ちょっとまえから留学流行始めたし、さもありなん。

留学生なんかはグループでいるから目立つそうだ。Salamanca状態か?服装も髪型もメイクもすべてがModernoで、スペインにいる日本人とは大きくことなっているとのこと。男でも完璧な服装で、眉毛も手入れして・・・。

おいらには考えられん。

話は飛ぶが、イギリスではスペイン人は警戒されているらしい。ディスコでも美術館でもスペイン人にだけ当てて注意を促す張り紙が貼られていたり、アナウンスがされるそうだ。

「タバコは吸わないでください」

とか

「酒飲んで暴れないでください」

みたいなの(笑)

理解できるだけに大爆笑。

Manoloも苦笑気味に「イギリスではスペイン人はfatalだ・・・fatal・・・」(fatal=最低みたいな意味)とつぶやいていた。

その手の羽目はずしは留学生にありがちで、Valenciaの場合、酒に強くむちゃくちゃ飲むノルウェー人やら、Valenciaに太陽を求めてやってきて、光合成をして意気揚々とするドイツ人の若者なんかがそう。当然全部ではないが、よくそんな話を耳にする。

日本人は逆におとなしすぎて、「もっと踊れ!」とか「もっと飲め!」とか「もっと食え!」とか「もっと遊べ!」とか言われることが多い。

民族性ってやつなんだろうな〜。面白い面白い。

で、あれやこれや話して貰ったあと、彼らが最終的に出した結論は・・・

「やっぱ住むならスペイン・・・それもValenciaだ・・・家賃も安いし、飯も安い、ゴミゴミしてないし・・・」

だった。

あんたら、やっぱりスペイン人だよ(笑)


あまり腹は減っていなかったのだが、Mi Kyungがカレーを作るというのでそれを食べることに。

バーモントカレー。

どうもおいらのらしい。記憶にない・・・全く持って記憶にない。いつもってきたんだ?まぁ、完全日本語だからおいらのなのは確か。

う〜ん・・・

あっ!今思いだした。

ハルカちゃんが送ってくれたヤツやん!

一時帰国して帰ってきたら、日本食材の保管場所が変わっていたから、何がどこにあるのかわからなくなったんだよな〜。

で、カレー。

カレーにすりおろしのリンゴとかを入れるとかいう話は聞いたことがあるが、角切りリンゴが・・・ジャガイモみたいに切ったリンゴが入っているカレーは初めて食った。

ジャガイモだ!リンゴだ!と思って食べたら甘かったり甘くなかったり。

おいしかったけど・・・なんか複雑な味わいだった。


夕食後、テレビでやってた「フロム・ヘル」を見る。ジョニーデップがでてるやつ。スペイン語タイトルで「Desde el infierno」とそのまんま。

というわけで、映画の感想

【Desde el Infierno】 1.8点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度 4

この映画は、かの有名な連続殺人犯ジャック・ザ・リッパーを主題にした映画。日本だと「切り裂きジャック」で有名なのかな?舞台は19世紀末のイギリスはロンドン。

現在でも犯人はわかっておらず謎に包まれているこの事件。諸説がいろいろあったりするのだが、この映画は監督であるヒューズ兄弟の解釈で制作された映画。

で、映画自体の感想だが・・・・例のごとく突然見た映画で、何がウリとかそういう類の情報は全くなし。知ってることといえば、切り裂くジャックの情報を少々と19世紀末のイギリスのことを少々程度。アヘン、ロボトミー、フリーメイソンの流行等々。

舞台がひたすら暗いのもあって、ほとんどの人間がぼそぼそとしゃべる。毎日雨ばかりだから、それもわかるが・・・・スペイン語聞き取りづらい。もっと口開けろ!素ペン人みたいに!と何度思ったことか。特に、犯人切り裂きジャックのだみ声っていうの?・・・何言ってるかわからじ。多少の専門用語は少ない基礎知識でカバーすることができたからいいものの・・・がふんって感じ。

スペイン語はわかりづらかったが、ストーリーは簡単にわかる。見たまんまだから。が、別に面白くない。19世紀末のロンドンはこんな感じだったんだ〜と、趣味の部分では面白かったが、映画自体は淡々と予想通りすすむ。どうも時代考証をがんばったっぽい映画。

ジョニーデップが相変わらずかっこいいので、ジョニーデップファンの女の子は喜べる気がしないでもない。それかちゃんとこの事件について、本とかで調べてからみたら面白いのかも。


映画後、珍しく仕事に精を出す。朝の8時くらいまで。

できあがったのはいいが、なんだかな〜なんだかな〜って感じ。

おいらはサイトを作るときにいくつか決めている項目がある。

まず、幅は650ピクセルあたりから、ギリギリ800ピクセルまでということ。サイトをみる環境が人によって異なるから。けど・・・今回はどう頑張っても800以下には納めることができず、かなり横長。フルスクリーンにしないとおそらく入りきらないほど。なんとかしたいのだが、どうしようもない。

それもこれも、一番最初にこのサイトを作るときに手抜きで一枚絵タイプでサイトを作ってしまったから。なんとかなるだろ〜って。当初はここまで大事にならず簡単な情報サイトってだけのつもりだったから。

でもって、よく知り合いにいわれていた「見づらい」という意見。うん、おいらもそう思う。見づらい、見づらい。作ってる本人が見づらいのだから、知らないお客さんはもっと見づらいだろうな〜と常々思っていた。

が、おいらとしては「ひきこもり」のイメージを粗雑感・・・なんていうか散らかった部屋がイメージだったもんだから、見づらいけど許容してきた。あと、スペイン関連サイトにはあり得ない黒がベースということも、同様に「ひきこもり感」を出したかったから。よくある国旗を模した「赤・黄・赤」じゃ、まったくもって「ひきこもり生活」にならないわけで・・・それもどうしようもなかった。

完全にコンセプトありきで作ったサイトなのだが、流石にサイトで粗雑感を出すのはムリがあるので、これを機に情報部を右にしたわけだが・・・その結果が超横長。

作りなおした方がいい気がするのだが、そんな時間もない。

それに最初は手抜きで「う〜ん」と思っていたトップ以下各コンテンツのデザインも今では何となく見慣れてしまって気に入ってたりなんかりする。何がいいって、更新がものすごい楽。新しいコンテンツも増やしやすかったりするし。サイトを続けるためにはその辺は重要だと思う。

なんか珍しく愚痴ってる愚痴ってる。

どっちにしろ、現状としては退っ引きならない状態なので、これでOKとしてこのまますすめることにする。さらに退っ引きならなくなったら・・・そのとき考えよう。

Vino日記が漸く公開できたのは喜ばしい。Vino日記は、この日記と違って短いし、書くこと決まってるからラクチンでいい。それにコレクション性もあるから、書いてて楽しい。毎日じゃないから強迫観念もなくていい。

Vinoの空きbotellaがそろそろ100本たまりそうだから、それを整理して、今度はサイトの方で100本目指したい。

あと90本くらいか?一日一本としたら3ヶ月。6月末か・・・。

少々厳しいの〜。



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一時間損する日
2005年03月27日 (日)
12時頃寝て、起きたら時計の針は6時を指していた。

やっぱりね。こうなるんだよね。朝までFiestaのあとは。わかってるもんね。

とりあえず何か喰うか・・・とCocinaにいく。

ふと時計を見ると7時を回ったところ。

ん?ん?ん?

あ、そうだ・・・今日からサマータイムやん。

時計の針を一時間進める。

これによって6時間しか寝てないのに、7時間寝たことになる。

う〜ん、一時間損した

この一時間を取り戻せるのは10月末。

おそらくおいらは日本。

一生取り戻せないままか・・・たかが一時間、されど一時間。

意地でも10月までいたい気分になる。

サマータイムは日本では馴染みがないので、結構わからない人もおり、たまに質問される。なんで、ついで書いておく。

サマータイムの意義は簡単に言うと「一日の日照時間を有意義に使う」ということにある。

たとえば。

太陽が昇るのが朝5時で、沈むのが夜9時の時期にうちらがいるとする。

サマータイムで考えない場合、当然時間はそのままで考えて良い。

そんでもって、100%ありえないが、おいらは朝7時に会社に行くとする。

日が昇ってから2時間後だ。太陽はとっくに昇っていて明るい。

で、会社が終わるのが7時としよう。日が沈むまであと2時間を残すばかりだ。

気分的にはもう夜になるまでたいしてない・・・だったら家でまったりするか・・・ってなる。スペイン人はありえないとは思うが・・・。

ここでサマータイムで考えてみる。+1時間時計を進めた状態。

つまり、最初の時間設定が・・・

時計的には朝6時に日が昇り、夜10時に日が沈むことになる。

同じ風に生活する。

朝7時に会社出発。太陽が昇ってから1時間しか立っていない。無駄がない。

夜7時に退社。あと3時間も太陽を浴びれる。

気分的に、じゃ〜仕事も終わったしちょっと海辺でも散歩するか〜、買い物にでもいくか〜、友達と一杯やるか〜まだ3時間もあるしね〜・・・となる。

たかが一時間、されど一時間・・・というわけだ。

一般的に人間の活動時間と重なる日照時間を最大限に利用しようという制度。

日本でも、どこかの会社か役所で実験的にやったことがあるみたいだが(もしくは今も続行中かも)、イマイチ活用しきれてないようだ。というのも、周りはサマータイムを導入してないから、友達と遊ぼうにもあわなかったりするとかなんとか。

他に導入しない理由として考えられるのは、日本は残業大国(そんなことばあるかしらんが)ということだろう。導入したところで、一時間程度じゃ梨の礫。とっくに太陽なんておやすみさ〜てな具合になるからだろう。ホントの理由はわからんが。

もし、日本が残業もなく定時で仕事があがれるのであるならば、サマータイムはスペインよりも意味があるものになると思う。というのは、太陽が昇るのがスペインより全然早いから。おいらの地元は夏なんて4時すぎたら明るくなってきて、鳥がちゅんちゅんさえずるくらいだ。

こっちの夏は逆で、どんなに早くても太陽がでるのは6時過ぎ。そして沈むのは9時半〜10時の間(サマータイム下で)。

なんで、おいらの生活的にはサマータイムがあろうがなかろうが全然問題ない。なくても朝5時の夜8時半くらいだから、全然遊べる。

スペイン人は太陽に貪欲なのかもしれない。


サマータイム+スペインの太陽のサイクルのおかげで、こちらの夏はしばしば時計をみてびっくりさせられる。

「え????!!!!!こんなに明るいのにもう9時なの!!!???」

と。

これは2年程度住んだくらいじゃ慣れないみたいだ。

ちなみに、夏に遊びにきたおいらの友達なんて、おいらよりエクスクラメーションマークが(!)30個ほど多い感じで悲鳴を上げる。

おいらは何もしてないが、なんかちょっとだけ鼻高々になる。

「いいでしょ〜!」って(笑)


日記に戻る。

夕食は微妙に少しだけ残ったお好み焼きの具材(?)を使ってお好み焼きを作って食べる。薄すぎてひっくり返すときに思い切りまっぷたつにおれたが、それはそれで「原宿焼き」(?)ぽくって食べやすかった。

Mi Kyungはせっかく午後がお休みだったというのにresaca(二日酔い)に苦しんでいた。

M「すごい二日酔い〜。4回くらいボミったわ〜」
お「あらら〜かわいそうに〜」
M「昨夜はあんまり飲んでないのに・・・・」
お「え?え?え?覚えてないの?」
M「私飲んでた?」
お「・・・・Hostia〜!」
M「・・・」
お「もうすごい飲んでたよ・・・しかも、すごい踊って・・・また飲んで・・・」
M「え〜」
お「コップが空になったら、ずずずっって音だけでうちらに催促してたよ〜もう一杯って!」
M「え〜〜〜!!そうだったの〜」
お「そりゃ・・・resacaにもなるよ。安静にしてなさい(笑)」
M「うん・・・寝る〜」

あれだけガブガブ飲んでいたのに・・・しかも・・・高いVinoを・・・覚えてないなんて・・・しかも・・・ボミるなんて・・・・もったいない。人のこといえんけど。


その後、サイトの更新でもしようかと思い立ったが、柿ピーがないので断念。

滞っていたメールに返信し、明け方近くまで読書。そして、力つきた。

なんかいかん・・・最近のおいら。また現実逃避下の現実逃避モードになってる。

気を引き締めるために・・・一日徹夜して時間を元に戻したほうがよさそうだ。

せっかく追い風吹いているんだから・・・。



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ブラジル料理「Feija~o」(フェイジャオ)を覚えた。
2005年03月26日 (土)
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今日は長くなりそうなので、箇条書きタイプで逃げる。

料理教室を開くことにした。

エビチリとブラジル料理のFeija~oのレセタを覚えたかったから。

エビチリは何故か最近日本人の間で小ブームになっていたりする。

メンバーは24日に集まったメンバー。

タカシ君、Camila、A子ちゃん、おいらの4人。

テーマは「簡単にでき、しかも今後も定番で作れる料理を一人一品」

開催場所は我が家。

タカシ君はエビチリ担当。

Camilaは当然Feija~o

A子ちゃんはお好み焼き

おいらはわかめ入りポテトサラダと竜田揚げ。

4時頃集合してPorronでCervezaを飲みつつ料理開始。

CamilaはFeijaoを作るのは2度目とか3度目とか・・・

自信ありげにいってたわりには不安な回数。

しかも、言うたびに回数が違うからもっと不安。

とりあえず、時間がかかるというFeija~oから作り始める。

Feija~oはブラジルの伝統的料理で常に食卓にあがるとのこと。

ジャンルとしてはマメ料理。

スープといえばスープだが、主食にもなりそうな感じ。カレーみたい。

パンでもご飯でもいいらしい。

肉をいれたバージョンもあるが、魚は絶対いれないらしい。

関係ないがブラジル料理には辛いものはないらしい。

ちょっと意外だった。チリ料理がかなり激辛のものが多かったから。

近いといっても全然違う文化ということを実感。

あとあまり魚介類は食べないらしい。

エビを見たことがない・・・というCamilaの発言にはみんながびっくり。

殻をむくのも初めてだったらしい。

「普段何食べてるの?」という質問をみながする。

あがる料理はすべて一品料理。チャーハンとか(笑)

日本語話すが、やはり彼女はブラジル人。

日本語たまに理解してないし・・・。

「滞る」ってなに?

「予知夢」ってなに?

てな感じ。

なにに方言を話す。

なんか、バランスが面白い。

8時半頃、タカシ君がやってくる。

みんなで、近くのbodegaにVinoを買いに行く。

今回は奮発していいVinoを買うことにする。

マックスを5euros前後にするという大奮発。

結果、3.8、4.25、5、5.8eurosのVinoを購入。

Catalunya、Utiel-Requena、Rioja、Ribera del dueroと蒼々たるメンバー。

ちょっとウキウキになる。

エビチリ、お好み焼き、竜田揚げを作りおえる。

お好み焼きの第一弾がフライパンのせいで、炒め物になるという事件が起こる。

が、第二弾はくっつかないフライパンを使ったので成功。

A子ちゃんは胸をなで下ろしていた。

食卓の上はものすごい料理になった。

っていうか、明らかに作りすぎ。

ある程度予想はしていたけど、想像以上の量だった。

とりあえず、「いただきます!」

Feija~o・・・・激ウマ!!!

びっくり。

シンプル イズ ベスト とはまさにこのこと。

使っている材料も調味料も調理方法も簡単に覚えられる。

が、Camila曰く、毎回味が変わるという。

いったい、どこの部分で味が変わるんだ?

かなりの謎。

他の料理も上出来。

だが、うちらが初めて食べたFeija~oが今日のMVPに選ばれた。

Camilaはポテトサラダを気に入ってくれたようでおみやげに持って帰った。

お好み焼きを食べきったところで、みなギブアップ。

のど元まで来ていた。

なので、エビチリはほぼ完全に残り、冷蔵庫行き。

ポテトサラダも軽く2日分残る。

Feija~oは軽く3日分残る。

なので、タッパーに詰めてみなのおみやげにする。

食後、Vinoで乾杯。

しばらくして、Mi Kyungが帰宅。

ミニFiestaになる。

今日もタカシ・CamilaのSalsa教室。

前回よりは少し上達したと思う。

音楽をガンガンかけすぎて、上か下の住人に扉をガンガンガン!と叩かれたっぽい。

が、そんなことは気にしない。いつものこと。今日は土曜日。利はうちらにある!

ってことで、引き続き踊りまくり。

デジカメで動画を撮る。

みな酔っぱらいですごいことになっていた。

Camilaを中心にみなで腰振りの練習。

しつこいようだが、Camilaは血は日本人でも国籍はブラジル人。

腰の動きが違う。

一言でいえばエロい

彼女の腰の動きは円の動き。

うちらアジア人の動きは三角の動き。

左!前!右!左!前!右!

カクカクカク。

Mi Kyungはとりつかれたように頑張る。

なにが彼女にそうさせているのかわからない。

Camilaの腰を凝視しつつ、腰を回す。

が、やはり動きの違いは明か。

悔しがるMi Kyung。

Pobrecita。

途中から何故かファッションショー。

設置した録画中のデジカメに向かってモデル歩きの1ポーズ。

ひたすらそれを繰り返す。

もうわけわからない。

みんな酔っぱらい。

Salsaのおかげか、みな小腹が減りはじめる。

まるで、それを見越していたように・・・・

エビチリ完食!

ポテトサラダも半食!

そして、気がついたら、朝の9時。

テレビではドラえもんがやっていた。

のび太の声は許せないが、ジャイアンとスネオはまぁ良しとする。

ドラえもんは・・・仕方がないというところか。

あの声には愛着がありすぎるから・・・日本人には。

9時半頃、CamilaとA子ちゃんは帰っていった。

タカシ君は10時半頃帰っていった。

おいらは12時くらいに布団に入った。

火祭りは終わったが、まだあの生活は続いているとタカシ君とぼやく。

しばらくの間は「朝までFiesta」は自粛。

遅くとも4時には解散しよう。

反省!



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たかがレトルト、されどレトルト
2005年03月25日 (金)
昨夜が昨夜だっただけに、起きときには、残り数時間で今日が終わるいう時刻だった。

頭を抑えて、「Madre Mia・・・」とひとりごちてみたものの、時計の針は当然戻ってくれるはずもなく、もう一度「Madre Mia・・・」

まっ、療養をまだ続けてると思って諦める。

やることいっぱいだが、イマイチやる気が起こらず。おまけに家にはおいらと春しかおらず、静まりかえる家の中。

最近、春はおいらの部屋の入り口にシーサーのように居座っている。部屋の中をみるわけではなく、そとを見てじ〜っと動かず。

気づくとそこにいるので聞いてみた。

「何やってるの?そこで・・・番猫?」
「にゃ〜」
「つまらないの?たいくつなの?」
「にゃ〜」
「遊ぶ?」

抱こうと思ってしゃがもうとした途端、春は逃げてった。

生意気なガキだ。

ぼ〜っと、ユカさんとみほちゃんがおいていった「女性自身」「婦人公論」のページをめくる。

日本のニュースはYahooやら朝日のサイトなんかでチェックしているが、この手の下世話(?)なニュースはなかなか手にはいらないので、この手の雑誌は結構楽しめる。それが日本では絶対読まないタイプの雑誌であっても。

女性自身の表紙には知らない名前ばかり・・・しかもカタカナ。

なるほど・・・まだ韓国ブームか・・・まだというか、これからしばらく続きそうな勢いっぽい。ヨーロッパやアメリカの男と比べられれば、「まぁ、作りが違うしな・・・」と諦めもつくだろうが、同じアジア・・・しかも最もご近所の韓国の男と比べられたら、日本の男もつらいだろうな〜と他人事のように思いつつも、しばらく日本に戻るのはやめようかな〜なんてことも思った。あんなスマイルはおいらにはできん。

ヨン様ブームも当然健在で、「ヨン様のクールな姿」というタイトルに思わず苦笑。

お姿って・・・・後光でもさしてるんかい・・・。

でもって、なんでも、愛用のスプーンとか箸が盗まれて、さらに緊急入院のW悲痛でファンは超deprimidoらしい(笑)。

入院はともかく、愛用品のスプーンの盗難で悲痛?

おいらも、柿ピーがなくて悲痛だよ。悲痛。心臓えぐり取られたような悲痛だよ。

他にも「愛知万博7つの初めて」とか「雅子さん、暗い春再び」とかよみつつ、「へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜」とボタンを押しまくる。これはもう古いのか?

女性雑誌だからか、お笑いブームのことについては全く触れられておらず、波田陽区とかはなわとかヒロシとか長井秀和(?)とかの行方はしることができなかった。

あとは「負け犬」ネタがあったくらい。

婦人公論の表紙はセレブな格好をした杉田かおる。独占インタビューとのことだったが、あまり興味が持てずとばす。さらにパラパラとページをめくるも・・・少し難しかった。やっぱ婦人じゃないとダメらしい。残念。


今日の夕食はすべてレトルトを使うことに決定。我が家は全員で一緒にご飯を食べるのでレトルトを使える感じじゃないし、レトルト使うほど忙しくもない。

前回の一時帰国の時に急いでレトルトカレーを消費してきたが、まだ親子丼のレトルトが残っていたのでそれに少し具材を出して作る。

スープはもってきたら役立つと思って大量に持ってきた物の、意外と使うチャンスのないレトルト系スープ。今回は中華ということもあり、みそ汁ではなく、寿司の出前を取ったときについてきた「お寿司屋さんのお吸い物」とかいう妙に長い名前のスープにする。

大量にあったので「使ってやれ〜!」と小さめのご飯茶碗に二袋いれて作ったら、味が濃くてえらいことになった。お湯を足し足し飲む。おかげでスープでお腹一杯になりかけた。

レトルトの一人前は基本的に量が多くないので、残ったご飯を「ごはんですよ」で食べる。岩のりは大好きだが、日本じゃ滅多に食べない「ごはんですよ」。

美味じゃ。美味。

日本じゃ、「え〜レトルト〜〜!!??」と非難されることのある彼らだが、やっぱり日本の味がする。いい意味でも悪い意味でも。

スペインも最近じゃ冷凍食品がはびこり始めており、テレビでも「簡単、おいしぃ〜、ヘルシィ〜」みたいなCMが流れているのを良く見る。

スペイン人のどれくらいの人間が使ってるかはしらないが、ManoloとかSantiはちゃんと料理を作る人間なので、そんなCMをみて苦笑している。

でも、たぶん・・・もう少ししたら、スペインも冷凍食品やらレトルトであふれかえるんだろうな。そう思うと切ない。時代の流れなんてそんなもんだとわかっていても・・・。スペインでも先日発売になった「NINTENDO DS」をみてもそんな気分になった。

思い切り勝手な押しつけだが・・・スペインではレトルトが幅をきかすようなことや、(すでになりつつあるが)ゲーム社会の蔓延みたいのは、できればみたくない。

そんな、母国2つもいらない。


食後はサイトのデザイン変更に知恵熱がでて、飽きて読書に変更。


今日はそんくらいかな。



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そして誰もいなくなっちまった・・・
2005年03月24日 (木)
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書くことが雑多なので、久しぶりに小見出し付き日記で書く。

■柿ピー
病人(?)になって気弱になると、日本の食べ物が恋しくなる。ふと、かつて日本にいたときの主食「柿ピー」を思いだし、猛烈に食べたくなった。たしか、一時帰国前、丸々一パック残っていたはず。6袋入りのヤツ。たしか・・・。

いつもの引き出しを開ける・・・。

な、ない!

心当たりのある段ボールも開けてみる・・・。

な、ない!

秘密の押入も開けてみる・・・。

な、ない!

食べれないと思ったら余計食べたくなるのが人の常。

一生懸命探すも結局見つからず。

これだけ探してないということは、おいらの記憶違いっぽい。うぬ〜。今度誰かに送ってもらうしかない。それまで我慢か・・・我慢か・・・。

なんで、柿ピーくらいで我慢せにゃいけないんだ!!!

まぁ、売ってる場所がないこともないけど・・・高くて買えない。

ぐすん。


■自分の写真
諸事情により先日秘密裏に変えたプロフィールの写真。Vino持ったアップの写真。

数日は絶えたが、やはり恥ずかしくて、恥ずかしくて、もう心ここにあらず状態な日が続いていたので、結局、前のヤツに戻した。豆くってるやつ。ハトとかっていわれた写真。

少し心穏やかになった。

それにしても、どんな写真にしても、どこかから物言いが入るのは何故?

怖い・・・とか・・・・変・・・・とか・・・・実物より爽やかすぎる・・・・とか・・・・ハト・・・・とか・・・・不自然・・・・とか。

思い切ってモリゾウにしてやろうか、こんにゃろめ!

ってな気分だ。

■我が家の水回り
かなりの快適さを誇る我がPISOだが、1つだけ問題というか、不満っぽいものがある。それが「水回り」

家の作り・・・たとえば、小間使い用の部屋やクローゼットの部屋とか居間にある小間使いを呼ぶブザーとか・・・、風呂場の蛇口の形1つとっても、我がPISOは古いというかアンティーク色の強い建物なことがわかる。

それが関係してかどうかはわからないが、おいらが9年前にスペイン周遊旅行したときに感じた不満がここにはある。

その筆頭がシャワー。

今でこそ観光客がしばしば泊まるような安宿でもそんなことはなくなったが、9年前はシャワーに関してはかなり気を遣ってたものだ。宿取りにいったときに必ず聞くのが

「シャワーはお湯がでますか?」

だったくらい。これを聞かなかったことは一度もない。いや、正確には一度きかないで宿を予約して、水シャワーだったもんだから、聞くようになったわけだが・・・。

だがこれだけでは安心できないことはすぐにわかった。

「もちろんでるよ!」と言われ安心して宿を取っても・・・なるほど、たしかにお湯はでる・・・・だが、制限付きで。

途中からお湯が水に変わるのだ。詳しくはわかってないが、ためてあるお湯がなくなると、それ以降は水になってしまうようだ。

うちらは4人で旅をしていたが、シャワーはいつもじゃんけんだった。勝った人から入れるのだ。一人目があまりにお湯を使いすぎると、二人目の途中で水になり、三人目以降は入れないか水シャワーということになる。

一番最悪なのが、いつ切れるかわからないもんだから、頭も体も洗って泡泡になっているところで水になるパターン。もう、二進も三進もいかない。行った時期は3月頭で、少しずつ暖かくなってきてるとはいえ、夜は肌寒い時期。そんなときに水風呂。

今ではネタになるが、旅行中はホントヒヤヒヤだった。

脱線しすぎた。

で、うちの水回りの難点はというと・・・

まず、Cocinaで洗い物をしていたり、洗濯機を回しているとシャワーの出が猛烈に悪くなること。だから、風呂に入る前はみんなに「おれいまからシャワー浴びるからね〜!」と伝えてから入る。逆に誰かが料理中の時はシャワーには入らない。この点はもう今では慣れたので、まぁ、とくに不満というほど、不満ではなくなっている。

が、もう一つ。これは・・・なんか・・・不満だな。

仮に誰も水を使っていなくても、うちのシャワーは水の出が恐ろしく悪い気がする。友達の家でシャワーを借りたこととかもあるし、安宿とかで使ったこともあるが、うちほどひどいところは最近は滅多にないんじゃないかと思う。

また、シャワーを頭上のシャワー掛け(?)につけて浴びるとそこそこ水はでるのだが、手に持って使おうとすると、わき水!?ってくらいの勢いしか水がでない。

で、シャワー掛け(おいらの身長(175cm)とおいらが手長猿であるにも関わらず、ちょっと背伸び気味にしないと届かない高さにある)の時も十分とは書いたが、なんて説明していいのかわからないが・・・

打たせ湯

に近い。

露天風呂とかにあって、竹を半分に割ったようなところからジョボジョボとでてくるあれ。

シャワーが広角じゃなくて、細い滝みたいなので、おいらはいつもシャワーを浴びるときはファラオのポーズ。手を胸でクロスさせて直立不動で立って体を温めるというか、石けん等を洗い流す。

このポーズが、一番無駄なくお湯をあびれて、また水の流れが複雑になるのでまんべんなく暖まれるポーズ。生活の知恵。おばあちゃんの知恵袋だ。

ま、Valenciaは基本的に熱いから、冬を越せばだいぶ不満も減ってくるんだけどさ。


■そして、誰もいなくなっちまった・・・
ManoloとSantiがSemana Santaの休日を利用してイギリスに旅立っていった。今日の19時くらい。大量のスペイン食材、Vino、タバコをかついで・・・。




たかだか4日くらいの旅行だが、おかげでしばらくひとりぼっち。普段から1人暮らしなら慣れるかもしれないが、普段賑やかな分だけ、孤独感は強い。

今日も誰かのけたたましい話し声が聞こえて起きたのだが、フラメンコの曲でカンタンテが叫んでいただけだった。そして、Manoloたちはノリノリだった。

そんな生活だもんで・・・孤独になるわけだ。

鬼の居ぬ間に洗濯という気分もなきにしもあらずだが・・・・(笑)

■Semana Santa
ってことで、今日から始まったSemana Santaの行列に暇つぶし+素材写真撮影でいってみようと思い立ち、タカシ君を誘ってみる。でもって、Camilaちゃんも誘ったらくるということで3人と思いきや、A子ちゃんも一緒にいたらしく計4人のミニツアーになった。

後の小Fiesta(おいらの快気祝い?)に備えて途中でVinoを4本ほど購入して、Semana Santaの行列を探すが、なかなか見つからず、結局終点となる教会・・・この教会、今日しったのだが、作りがロマネスクだった。しらんかった・・・とはいえ、12世紀とかではなく、たぶん14世紀・・・・についても行列には出会えず、近くにいい感じのBarで一杯やることとなる。

ここで、今日はかなりうまい・・・激うまといってもいいくらいのTapasを発見。といってもただの鯖なのだが、この手の鯖のフライはValenciaだけでなくスペインで食べたのも初めて。たまたま目についてうまそうだったから注文しただけなのだが、大ヒットで、タカシ君もおいらも感動の涙。

うまいよ・・・これ・・・うますぎるよ・・・。




で、こっちはTapasの定番・・・




イカリング。

レモンだけでも十分うまいのだが、両方とも醤油がものすごく欲しくなる味。4人でヨダレジュルジュル。しょ〜〜う〜〜〜ゆ〜〜〜〜。


結局行列の方は、今日がキリストが死んだ日ということもあり、賑やかというよりは、荘厳さのほうが強い行列で、幻想的ではあるけど、なんとなく自分たちが場違いな気がしてきたので、また明後日あたりに見に来ることにして(たぶん)、適当に写真数枚とったくらいで帰ってきた。12時ちょっと前のこと。



キリスト役とマリア役の二人が行列に混じってた。


■カラオケのちサルサ
A子ちゃんとは、引っ越しの問題で別れ、うちら3人でテクテクあるいて我がPISOに向かう。Vinoをガチャガチャ音させて。

いつものようにVinoをあけ、音楽をかけて乾杯。

最初はおいらの大好きな曲を自慢したくて、ムーディーというよりは、いろんな曲をおりまぜて聞かせていたためか、知らない間においらの部屋がカラオケボックスに。

そうなってくるとやはり日本語の曲がメインとなり、

スピッツ、ミスチル、民生、夏木マリ、キリンジ、くるり、マッキー・・・

何故か二人大熱唱。おいらもか・・・



こんな感じ。Vinoの空き瓶と水のペットボトルがマイク。朝の5時くらいから2時間以上ぶっ通し。

途中サルサの曲をかけたところから、「Camila・タカシのサルサ教室」が開かれ、生徒はおいら1人で、レクチャーを受ける。タカシ君は以前習ったことがあるらしく、全然うまいが、おいらはずぶの素人。もう手と足がちぐはぐになるので基本から習う。

いち、に、さん、し、いち、に、さん、し・・・と。

ブラジル人のCamilaは、

「なんで腰だけ動かせないの〜〜!簡単じゃ〜ん!」

と小生意気なことを日本語でいってくるので

「じゃ、Camilaは来たばかりでスペイン語話せるのかよ〜!できないもんはできないんじゃい、こんにゃろ〜!軽くいうな〜おいらは必死なんだよ・・・これでも・・・(;´Д⊂」

といいかえしてやった。

1人こっそり家で練習してやる。

で、しばらくしたら



ギターとベースとドラムでライブになって・・・

でもって、

こうなった・・・



ペットボトルで叩かれるタカシ・・・。

10時頃、Camilaが帰ったあと、タカシ君がおいらのベッドでねているので、おいらはお客様用ベッドに転がりそのまま爆睡。


追記
Vinoのほうは・・・それほど飲んでないと思う。快気祝いだが、病み上がりだし。今回は少し自粛できたと思う。空き瓶は4本転がってるけど、飲んだのはほとんどタカシ君だろう。たぶん。苦情が来そうだが・・・(^_^;)





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寝るのが怖い・・・自分が怖い・・・
2005年03月23日 (水)
最近また変な夢をみる。変なという言葉じゃ足りない。奇妙というか、ありえない夢。

いままでみた夢でも、と思うことはあるが、現実では面識がないおいらの友達同士が同時に登場するとか、スペイン語を話せないはずの弟が、おいらより流暢に話しているとか、エレベーターが落ちるとかそういう類ののレベル。

が、最近は違う。

藤子藤男とか手塚治虫とか宮崎駿とかSF作家とかメルヘン作家とかみたいな才能が芽生え始めたのか?と思うくらい、唐突でしかも、見終わったあと本人も意味がわからない夢。

たとえば・・・たぶん4日前くらいに見た夢・・・あまりしっかり寝てない時の夢・・・。

まず登場人物・・・誰も知りません

なのにちゃんと顔がある。顔が。

夢の中でもおいらは「あんた、誰?」とかいってるし。

しかも、8人くらいいるのに、何故か布団は4組。二人一組で寝ないと行けない仕組みらしい。みんなそれで当たりまえのように寝てるし、うつぶせ状態で話してる。

っていうか、あんたたち誰?

いたたまれないので、おいらは温泉に行くことにする。何でそこが温泉だと思ったかはしらない。たぶん、そういう設定できてるし、夢の中のおいらは自然にそう考えた。

「そうだ、温泉へ行こう♪」

って。

露天風呂、露天風呂。なんでかしらんけど、露天風呂。

何故かついてくる男ども。

「おれも一緒に行く〜!」

そして、4人で行く羽目に。

この宿場・・・たぶんおいらの好みの場末の温泉宿が設定だからかもしれないが、真っ暗・・・しかも無駄に広い!

地図は全くない。だから、道がわからない。

この当たりは以前いった栃木の温泉宿の影響だと思われる。

歩を進めるにつれて、宿場は徐々に暗くなってくる。そして、何故か神仏習合した巨大な寺。つまり仏閣もあれば、赤い鳥居もある寺が見えてくる。

向こうからは・・・草履だけが歩いてくる

と思ったら、手はないのに風鈴鳴らしてるし

襲われないように、そ〜っと浴衣姿で真横を通り抜ける。

まだ温泉には着かない。鳥居をくぐり、仏閣の横を抜ける。もう闇中の闇。明らかにこんな方には露天風呂はない。引き返すうちら。

曲がったはずの仏閣も消えていて、何故かトンネルがある。そのトンネルを抜けたら、今度は何故か鉄パイプを持ったチーマーみたいのが大挙で押し寄せてくる。うちらには一瞥もしない。ただ、鉄パイプを振り回したりしてるだけ。

その横もそ〜〜っと通り抜ける。

彼らを抜けると漸く木造の階段・・・学校の入り口みたいなの・・・を発見。しかも、露天風呂はこちら・・・の矢印付き!

Por Fin!

とその階段を駆け上がると、虚無僧みたいな坊さんが・・ちりんちりん。

でもって、その横を困ったことに、ふつ〜〜〜の子供が半袖、半ズボンで・・・小津安二郎の映画にでてくるみたいなホント普通の子供が・・・「わ〜〜〜」っていって走り抜けていく。

で、廊下を歩き、角を曲がると突然、洞窟。木造が岩場に変化。

わけわからないまま、その目の前の階段を下りていくと・・・

お次は西洋の妖怪大集結!!!

フランケンシュタインが一番印象に残っているが、ドラキュラもミイラ男も狼男もいたし、名前の知らない目だけのなんか黒いふわふわ浮いてるやつとかまでいた。

「ここ・・・ですか?」
「そうです」

フランケンシュタインはそう答えて、おいらを「さ、さ、中へ」という感じで手で促す。

そこで目が覚めた。

起きたあと・・・

「おれ・・・昨夜、妖怪本とか見てないよな?」

確かに妖怪好きだけど・・・・いみわからじ。


そして、昨日の夢はすごい。ハウルの動く城もびっくりの夢だった。

まず、おいらはスペインから日本に帰国したような感じで夢は始まった。

実家に入ると、両親と弟が居間・・・というか台所で3人ともちびまる子ちゃんのアニメみたいに目の下に青線いれてうなだれている。もうすごいうなだれ具合。

「電気が・・・電気が・・・・」
「え?」
「電気がつかない・・・」
「なんで?停電?」
「違う・・・わからないけど・・・ず〜っと暗い」
「まぁ、戻るでしょ・・・」

気味悪いまま部屋に戻る。当然部屋は真っ暗。

ベッドの上に座り壁にもたれてしばらくすると

ぴかっ!と両側が明るくなる。

ぐぬっ!と思って両側を見ると、青と緑の熱帯魚・・・巨大な熱帯魚がいた。しかも、何故か光ってる。

そして彼らはなぜか自己紹介。緑の方がえらいというか、えらそうな感じで、青のほうは聞き役って感じだった。緑の名前が・・・アなんとか・・・それは忘れてしまった。青の方は4文字のカタカナだった気がするが、こっちも忘れた。

夢の中でおいらは「あ〜そんな感じの名前〜」と思ったくらいだから妙に納得。まぁ自分の夢だから納得いかなかったら逆に困るのだが。

で、彼らは突然話をし始める。RPGとかで街中の普通のおばさんが初対面の自分に向かって「うちの娘が〜魔王に〜捕まって〜」みたいな感じに似ていた。

魚「電気がないだろ?」
お「うん、ないね。停電でしょ?」
魚「いや、違う」
お「じゃなに・・・」
魚「これを見ろ」

といって、なんか突然目の前に変な地図みたいな映像を出す。街の断面図。

下の方に白い四角が3つあって、それが街の上の方に向けて地下鉄みたいに網を作っていた。

魚「ここの電気がなくなったんだ」
お「ここの電気がなくなったのね」
魚「そして、俺たちは・・・最後の電気だ」
お「で、電気???熱帯魚っていうか、魚じゃん!」
魚「その形をしているが電気なんだ」
お「電気が魚の形していて、名前あるの?」
魚「そんなことはどうでもよく・・・」
お「うん」
魚「電気いるだろ?」
お「いるね〜。両親たちあれじゃ〜ね〜」
魚「じゃ、手伝え」
お「うん、いいけど・・・」
魚「よし」
お「で、おいらは何すればいいの?」
魚「手頃な・・・これくらいの・・・を集めてこい!できるだけ多くだ!」

ここで目が覚めた。

電気と布?
電気が熱帯魚?
っていうか、なにこのRPGじみたストーリー?
どこに魔王がいるの?

もう、起きた瞬間こちらも「????」。

いつもにまして未曾有な夢に、自分が怖くなったし寝るのが怖くなった

おいら・・・・人殺したりとか・・・・しないよね?

なんか自信なくなった。

体だけでなく、頭もぼろぼろなのか?


夢の話で長くなった。日記に戻ろう。

といっても、今日は書くことがない。一日中闘病生活。

昨夜は一度夜中の12時頃に目が覚めてしまい、そのまま寝れず朝まで布団の中で本を読んでいた。寝れるまで。

最初が、読みかけの三島由紀夫の「美徳のよろめき」。なんかイマイチだった。三島の本は「仮面の告白」、「金閣寺」、「潮騒」あたりの有名なやつ読んだことがなかったのだが・・・悪くはないが、別にこれといって・・・という感じ。趣味に合わず。

なんか不完全燃焼なので、ちょっと布団から這いずり出て、遠藤周作の「深い河〜ディープリバー〜」とやらを読み始める。たぶん、帰国した誰かがいらなくておいていったやつか、おいらが誰かの趣味に合わせて選んで貰ったやつだと思う。

それを半分くらい読み終えたところで眠くなって寝た。たぶん朝の8時ちょっとまえ。

で、起きたのが昼の3時くらい。

最近気づいたのだが、おいらは何時に寝ても、最高7時間くらいたつと目が覚めるらしい。時間帯は関係なく、時間幅みたいだ。

もっそり布団からでて、昨夜の卵粥を食べることに。

ふとみると、表面が平らになっていたはずの卵粥に穴が3つ

Santiがあとから

S「何だ、あれは!あの米の・・・どろどろのやつ!」
お「病人食だよ」
S「なんかどろどろだし、味ないし、変な感触だし!」
お「あたりまえだろ〜Que va!だけどな・・・」
S「でもな、でもな!そこにあった、鰹節と梅干しと醤油か?あれつけてくったら・・・もう、cojonudoだ!信じられないくらいうまかった・・・」
お「アホ・・・だから味がないんだよ・・・粥には」

ということで、SantiとManolo・・・がスプーンでくりぬいた穴ということが判明。鰹ぶしと梅干しは全部食べられてしまっていたので、作り直した。

まったく・・・Santiは、ホント日本食というとなんでも「Que asco!」(気持ち悪い〜!)っていうんだから・・・。Venenoとか・・・。

お粥喰った後、ちょっとだけやることやって、布団で再びまったり。昨夜ほど胃もたれ感?はないが、とにかく療養。今週末のために。

今はPOLEO MENTAというハーブディーに蜂蜜いれて飲みながら、久しぶりに当日の日記を書いている。

写真も掲示板にアップしたしそろそろ本読んで寝るとしよう。

でも、なんかお腹減った。

なんか喰いたい。

追記
今日のValenciaは雨。洗濯物濡れてた・・・おいらは干してなかったけど・・・。街は火祭りが終わったらぴたりと静かになった。ちょっとだけ・・・ほんのちょっとだけペタルド残党がいるけど、Rioで残ったペタルドを使い切ってるだけっぽいのでOK。明日は雨やんでくれないかな〜。気が滅入る。



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げろっぱ
2005年03月22日 (火)
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昼間はなんてことはなかった。ほんと、いつものようにすっきり目が覚めた・・・いや、嘘かも・・・思い返せば、なんとなく予兆はあったな。

昨日Manoloと

M「正樹!自分の部屋掃除しろ!先週もいったぞ!正樹!」
お「わかってるって〜ちょっとまってよ〜」
M「それも先週いってたぞ」
お「わかってるでしょ〜!まだ、火祭り終わってないの!」
M「もう終わったぞ!」
お「友達が帰るまでが火祭りなの」
M「わかった、わかった。じゃ、今週中な・・・ははは」

てな具合の会話をした。

もう、服はぬぎっぱ、Vinoの空瓶はころがりっぱ、お客様用ベッド(結局使わなかったが)はだしっぱ、洗濯ものはつみかさねっぱ、胃腸薬をさがしっぱ(?)、本は読みっぱ、メモはかきっぱ、タバコはすいっぱ・・・・

と、もう火祭りの路上よろしく、戦場と化していた。

そんな状況を春だけは大喜び

「テーマパーク〜!」
「巨大迷路〜〜〜!」
「火祭り〜〜〜〜!」

とおいらの部屋をかけずり回る。主にベッドの下が面白いらしく、ベッドの上から水をとろうとしたら手がでてきてすごいびっくりさせられた。

掃除が終わったあとの春は挙動不審。

「ねぇ、どこで遊べばいいの?ねぇ、どこ?」

とベッドの上をうろうろうろうろしていた。

ごめんな〜春。

掃除も無事"なんとなく"終わり、本来の生活に戻り、いろいろやろうかと思ったのもつかのも・・・なんとなく体調が悪い。気持ちが悪い。腹の調子が悪い。

この症状はZamora12日間飲んだくれ旅行から帰ってきたときのものに酷似していた。

張りつめすぎのテンションと飲み過ぎのVinoがコラボレーションするとこうなるらしい。

もう、それからはダメダメ。ヘタすると普段持ったことのない頭痛までしてきてるような気がする。

なのに、頭の中では誰かさんたちが旅行中ず〜っとうたっていた

「なんていうのですか〜存在感〜♪」
「なんていうのですか〜臨場感〜♪」
「なんていうのですか〜友情感〜♪」

替え歌にしてたっぽいからわからないけど、聞いたこともないDA PUMP(だっけ?)の曲がリフレイン。

「なんていうのですか〜絶望感〜♪」
「なんていうのですか〜退廃感〜♪」
「なんていうのですか〜腹痛感〜♪」
「なんていうのですか〜胃痛感〜♪」

ダメダメすぎるので、8時頃、卵粥作って、彼女たちからいただいた梅干しと鰹節で早めの夕食。

そのまま闘病生活にはいることにした。

しばらくは、飲まず!吸わず!外に出ず!の生活。

気分はアルコール中毒者。

24日の夜までにはなおって欲しい・・・。



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