おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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Santiはかわいい
2005年04月07日 (木)
Santiはしばしばおいらのツボをよくつく。

彼はおいらと同じで・・・いや、どうも男というものは一様にそうなのかもしれないが・・・専門器具が好き。

一時帰国から帰ってきても、なにやらいろんな専門(調理)器具が増えていたが、彼はいつも嬉しそうに野菜脱水器(?)に野菜をいれてグルグルグルグル勢いよく回す。もうそれはそれは楽しそうに。

その気持ちがおいらにはわかるだけにかわいらしい。

タマネギ切ってれば・・・

「Masaquito!涙が!涙が!涙がとまらないよ〜〜!」

と切なげな瞳を潤ませて泣く。

竹の調理ベラを手にしては

「ほらみろ!!Cuchara de bambu(竹のスプーン)だ!なんて素敵なんだ!!!おれは大好きだ!」

と目を輝かせて言う。

Longaniza(ロンガニサ:長いサラミみたいなの)を冷蔵庫から出してきては

「Masaquito!Masaquito!半分喰うか!喰うか!」

と嬉しそうに囓る。

食器洗いにも柄の長いトイレの便器用のブラシ(?)を使っては
(※いうまでもないが、鍋洗い用に新品を買ってきてる)

「みろ!正樹!遠隔操作だ!スポンジなんかよりも全然楽だ!」

と鍋だけでなく、皿からフォークまでそれで洗う。

そんなSantiがどこかからかニンニク潰し器を購入してきた。

そしていつものように

「ジャジャジャン!!!みろ!!!魔法のアイテムだ!!!すごい便利なんだぞ!」

とドラえもんが秘密道具を出すときのような効果音付きでおいらにみえびらかす。

「ははは・・・日本にもあるよ・・・」
「いいからみろ!ほら・・・ここにな・・・ニンニクをいれてな・・・」

「グシャ!!!」とニンニクはつぶれる。

つぶれる・・・が・・・複数ある穴からはニンニクがでてこない。

さらにぎゅ〜っと取っ手を握りしめるSanti。

が、穴からミンチになったニンニクはでてきてるのだが、くっついてしまっていてなかなか鍋に落ちない。

「糞!!!なんだこの安物は!!!全然だめじゃんか!」
「これさ・・・もしかして・・・中国雑貨店で買った?」
「そ・・・そうだ・・・」
「やっぱりね・・・みてわかったよ(笑)」

「ちくしょ〜〜〜〜!!!!」

叫びながら指で丁寧にニンニクをはがすSanti。

「Mierda!」

彼の逆鱗に触れたニンニク潰し器はおそらく一生使われることはないだろう。

彼の美学・・・おいらはいったいどこまでついていけるか・・・今後も楽しみだ。



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ロコローション
2005年04月06日 (水)
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Yahooニュースで「新1年生のなりたい職業」ってのがあり、スポーツ選手が一位だった。

「なれるといいね〜」ってほのぼのした気持ちになる。

「新三十路」のおいらがなりたい職業はあいかわらずスペイン人

「なれといいね〜」って誰かいってくれないかな・・・。


さて、6日。天気はすこぶる良好。けど、ちょっと睡眠時間が足りてなくもない。Vinoが足りないからだ。


おいらがひきこもってる間、ManoloたちがLocaになってる春のためにオモチャを買ってきたようだ。50cmくらいの棒にヒモがついていて、その先にネズミがあるという、もう猫まっしぐらのオモチャ。それで春と遊ぶ。

うちの実家の猫はもうおじいちゃんなのでそんな本物のネズミがいようが見向きもしないが、春はまだ2ちゃい。噛みたくなるくらいやんちゃくれだ。

そんなやんちゃくれと一緒に家中を走り回る。

下界をしらないからか、春は「狩りのセンス」がない。「捕まえる気あるのか!」と怒鳴りたくなるくらい、ただじゃれてるだけ。

うちの実家の猫はそのへんは堂に入ったもので、あの猫独特のおしりフリフリダッシュをする。獲物を捕らえたら、気づかないように遠くからロックオン。スナイパーさながら集中して・・・おしりフリフリ・・・・ダッシュ!!!がぶっ!ってのが正しい狩りのやり方だ。

なのに春は・・・

ドドドドド・・・・ニャニャッ!

ドドドドドド・・・ニャニャッ!

ドドドドドド・・・ニャニャッ!

ドドドドドド・・・ニャニャッ!

ただ、走るだけ。

ただ、手を出すだけ。

たまにはおいらを出し抜いて貰いたいものだ。


夜、Camilaが来る。学校のことを聞きに。彼女はいつも、なにか取材でもしてるかのようにメモをとりまくる。すべてだすべて。おいらもメモ魔だけど、彼女はもしかしてそれ以上かも。

Manoloがいないので、今日はSantiと肉の夕食。Camilaもついで食べていく。

S「正樹!!!ハンバーガーだ!ハンバーガー!!!ガルガルガル!!!」
お「Arroz con bacalaoが残ってるから、おいらはそれ食べるよ。Santiがたっぷりたべな〜」
S「Que va!no me jodas!」(ばかなこというの、こんにゃろめ!)
お「え?」
S「Manoloがいないんだから、今日は肉だ!肉だ!!Comida sanaだ!(健康な夕食)」
お「・・・・肉の料理がComida sanaね〜(^_^;)」
S「Bacon Ibericoもあるぞ!!超うまい!けど、そんなに高くない!」
お「お〜、ホント肉ばっか買ってきたのね」
S「あとは鳥の空揚げだ・・・・どうだ?いいか?」
お「いいけど・・・」

ホント肉ばっか。

Santi若いからね〜。

けど、Santiのハンバーガーはおいしいから好きだ。

食後、コメディードラマの「Aqui! No hay quien viva」を見てから、Bar Irun~aへ軽く一杯飲みにいった。


近々おいらの誕生日のFiestaがある。そのときの音楽を集めるために、Camilaからブラジルのノリの良い曲を教えて貰ったりして、それを入手。

ついでに日本の有名そうな曲をいくつか入手した。おいらの知らないばっか。

その中に、オレンジレンジの「ロコローション」があった。

聞いた瞬間、これを今年の夏の曲にすることを決定。Camilaを真ん中においらとタカシ君で踊る振り付けまでも考えた。

これまでの2年間は深田恭子の「キミノヒトミニコイシテル」でなんとか粘らせたが流石に3年は厳しい。アクセントにいれるならいいが、メインにしてると周りにも飽きられる。この曲は、かなり頑張ってくれたので、卒業させようと思う。


が、ぶっちゃけ・・・初めて聞いたこのオレンジレンジ・・・・どうも好きになれない。っていうか、ひどい。音楽性もなにもあったもんじゃない。腹立たしいくらいだ。

ロコローションのクレジットが紅白の時に変わったとかなんとかって騒いでいたが、興味なかったので特に気にしなかったが・・・彼ら・・・パクリ音楽専門なのか?

ロコローションは、スパイスガールズの有名な曲(タイトルしらん)と、オリジナルというかキャロル・キングのフレーズがあわさった感じだし、あと・・・・なんだっけ・・・「以心電信」(おいらはCMでながれているのを聞いて、心電図って聞こえてた)って曲の頭の部分を聞いたけど・・・くるりの「ワンダーフォーゲル」の出だしと全く同じ。似てるとかそういうことじゃない。お・な・じ。シャッフルで流してたらどっちか一瞬わからないくらいだ。

他にも曲名は忘れたが、Bon Joviのレイ・ユア・ハンズ・オン・ミーに似てるやつとか、とにかくどこかで聞いたことあるメロディーばかり。


だから、あまり彼らの曲は広めるようなことはしたくないが・・・・バカ丸出しの曲なので、使ってみる。Fiestaのときに、受けるかどうかは不明。受けなかったら即ゴミ箱やな。


なんか今はとにかく自分のFiestaのことで頭がいっぱい。

何人呼ぶことになるんだろうか?・・・30人とか?

やっぱり仮装パーティーにするべきなんだろうか?・・・時間あるか?・・・。

食事は作るべきだろうか?・・・う〜ん金ないからな・・・。

頭が痛い・・・頭が痛い・・・。

一難去って、また一難だ。


今日もまた昼まで起きてしまった。気づいたら寝てた。

飲む酒が無くてかなり困った。



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超料理欲
2005年04月05日 (火)
起きたら夕方6時。

改めて仕事が一段落ついたことを思い返し、1人部屋でガッツポーズ。

ちゃんと予定通り5日に完成。

やればできるんじゃん・・・おいら。

スケジュールなんて基本的に形骸化するのに・・・。

生まれて初めてかも。自力でスケジュール守れたのって。

報われなさそうな気分でいっぱいだが、とりあえず、やることはやった。あとは宣伝活動に力をいれる。もう頭の中、人名でいっぱいいっぱい。

ふと、ものすごい料理欲求に襲われる。もう、料理したくてしたくてしょうがない。当然日本食。米だ、米。

最近、ろくに物を口にしてない気がして、がっつりと食べることにする。

鮭の和風ソテー(適当に作るからネーミングも適当)
ポテトサラダ(得意料理。conわかめのやつ)
みそ汁(残りまくってる簡単みそ汁)
白米(是最強!)

早速買い出しにいこうと服を着替える。

久しぶりのジーンズ。

久しぶりの外出。

久しぶりに買い出し。

うふふふ・・・楽しくてしょうがない。

楽しすぎるので、裾の引きずっているところも、あまりに美穂ちゃんとかタカシ君がうるさいので、これを気ににいわれたとおりちゃんと切ることに。はさみでジョキジョキ。

ズボンをはく。

ん???ん????

ベルト・・・・穴2つ減ってるし・・・

おいらは痩せると顔から痩せるのだが・・・無精髭がすごいから気づかなかったのかもしれないが、顔は全然変わってないと思う。なのに・・・ベルト2つ。

う〜ん、絶食のせいか?まぁ、どうせすぐ戻るからいいけどね。

Que vaおばさんのところでタバコを買って、Mercadonaへ。

買い物リストを手に、鼻歌まじりでお買い物。いや〜楽しい・・・楽しすぎる・・・なんか人間らしい生活を取り戻したことに涙がでそうになる。

Vinoも当然買っちゃう。

が、何故か・・・商品の入れ替えなのか、Vinoが全然ない。高いのは残ってるけど、買おうと思っていたALBALIはない。しょうがないので、3回連続になってしまうが、Mercadonaの宝剣をまた買った。

おうちに帰ってきて早速料理開始。久しぶりなので丁寧につくった。味もちゃんとみながら。

けど・・・・ちょっと作りすぎた。

久しぶりのちゃんとした食事をむさぼり食べる。

もう吐きそうなくらい・・・。

しばらく、日本食いらないかも・・・。


食後、これまた久しぶりに映画を見る。「MADRID」という映画。

ってことで、映画感想。

【MADRID】3.5点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度 4(10段階評価)

いい映画だった。ストーリではなく映像がかなりおいら好み。監督は有名でもなんでもないらしいが、この映画でなにか賞を取ったというようなことを言っていた。

スペインの市民戦争が50周年ということで、ある会社がドキュメンタリー映像をつくることとなる。担当するのはドイツ人のハンス。なんか彼・・・シリアスすぎてちょっと怖い。後半笑顔を見せはじめたが、当初は殺し屋かなんかの映画かと思ったくらいだ。電話でもニコリともしないし、口も開けないし、感情ださないし・・・。

ハンスはどうもまじめなのもあったようで、この市民戦争という歴史事実に興味をひかれていき、きちんとした真実を伝える映像を作ることに本気で取り組み出す。が、会社の方はそんな本気なのはいらない。わかりやすいものがいいらしく、50周年のイベントがわかる程度の適当なものでよかったらしく、折り合いがわるくなって最終的には、自分の会社と女上司とぶつかって・・・みたいな話。

実はManoloにも最初に「正樹にはちょっと難しいかも・・・」っていわれたが、確かにちょっと難しかった。あまり細かいストーリーを理解してないっぽい。あまりにもハンス話さないし・・・。

でも、途中途中に流れる市民戦争の映像がとても楽しい。若かりし頃のフランコも登場するし。当時の雰囲気がとてもよくわかる。日本で言うと、安保闘争の頃の映像を見るみたいな感じなので、スペインの歴史に興味がない人が見てもチンプンカンプンだし、どうでもいいかもしれない。

Manoloたちは途中で飽きたのか、また寝てしまったが、おいら1人だけ最後まで食い入るようにこの映画を見ていた。ストーリーではなく、映像だが(^_^;)

スペインの当時の歴史に興味がある人にはホントにおすすめ。戦中ってどこの国もいっしょだな〜と思いつつも、なんかとても日本に酷似している気がした。やっぱ独裁政権下ってことが同じだからだろうか・・・。

このとき生まれなくてホント良かったと思う。


ベッドに入ったあとも、うっかり昼まで本を読んでしまった。

もう完全に昼夜逆転してる。

治さないと。



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うぬっ!!!
2005年04月04日 (月)
現在、4月8日早朝4時58分・・・・。

なにがどうなったら、4日分も日記がとぶんだ?

気分的には昨日日記書いたばかりな気がするんだけど・・・。

ちょっと思いだして書く。いかんのしっ!

きっと、Gulliverのせいだ。

こんなこと書いてる時点で日記じゃない・・・。

どうでもいいこと記録するための日記なのに・・・。

どんな生活をしたかを無駄に細かく残すのがこの日記なのに・・・。

書く。

4日の日記・・・

今日は聖Vicenteってことで祝日。たぶん、Valenciaだけ。スペインは各都市が聖人をもっていて、その聖人の日は休みなる。でかい聖人の場合・・・ほんの一部だが・・・はスペイン全土が休みになる。

が、そんなことはおいらには関係なかった。

昨夜の・・・いや今日の昼までタカシ君と飲んだくれていたので、起きたのは夜の8時。誰かがサロンにいたっぽいが、あまりにひどい格好をしていたので顔は出さず。

そのまま、なんとなく仕事を開始する。

腹は減っていた。

とてつもなく減っていた。

でも、作る気まったくなし。

そんな気分じゃない。

なんでかわからんが。

ただ、お腹がギュルギュルうるさいので、コーヒーでだます。

そのまま、ノンストップでお仕事。

コスタのパンフレットとにらめっこ。

自分の行った学校だが、結構知らないことがあってびっくり。

スペイン人とのコンパルティールを探してくれるとはしらなんだ。

学生寮も予約できるなんてしらなんだ。

ホームステイが2食か3食を選べるなんてしらなんだ。

気がついたら昼になっていた。

でも、仕事はとりあえず終わった。

1つ残ってるけど、終わった。

終わった終わった終わった。

一仕事終え、とても爽やかな気分になったので、寝た。

2時くらいのこと。



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「人間交差点」 Bar Gulliver
2005年04月03日 (日)
さ〜て、何から書こうかね〜。長くなりそうだから、いつもみたいに垂れ流しで書くと偉いことになりそうだ。まぁ、いいや。

目が覚めたのは3時半くらい。睡眠時間は短いはずなのだが、すこぶる目覚めも良く機嫌もいい。

ありえない・・・絶対ありえない・・・。

スリッパを履きつつ考える。

なんでだ?すごい調子がいいぞ?疲れてなきゃいけないはずなのに・・・・。

社長椅子に座って音楽をかけ、しばらく考えてみる。

なんでだろ?

思い当たる節がない。

ちゃんと寝れたってことか。熟睡できたってことなんだろう。

あっ!Vinoだ!Vinoのおかげだ!!

最近、仕事のことで頭がいっぱいでベッドに潜り込んでも、あ〜でもない、こ〜でもない、あ〜〜〜!あそこはこうするべきだった!あれはやっぱあっちがいいかも・・・と考えてしまう。体と頭は別らしい。体は疲れてるのに、頭は休もうとしない。

だから、ベッドにはいってもゴロゴロゴロゴロ寝返り打って(おいらのcamaはツインサイズででかい)一番おさまりのいいポジションを探す。でも、やっぱり寝れなくて、タバコの煙をくゆらせては、手元にある本をパラパラめくって・・・・。

そんな日が続いていた。

だが、昨夜は違った。久しぶりにVinoを解禁した。

あっというまに空いてしまったVin~a Enterizoに続いて、食料棚から見つけ出してきたSangriaを1パック全部空けたので、良い感じでほろ酔い気分。

そして、ベッドに入っても考えを巡らすことなく熟睡。

やっぱVinoって素敵すぎる

謎が解けてさらに機嫌がよくなったので、昨夜雨のおかげで素敵なほど濡れた洗濯物をチェックしにいく。

うん・・・まだ全然濡れてるね!干したてって感じだね!うふふ。

機嫌がいいから、むかつかない。

猫も春めいてくるとおかしくなるのか、春がcachonda(サカリ?)でうるさい。猫を飼ったことがある人ならわかると思うが、普通の「にゃ〜にゃ〜」じゃなくって、もうオペラ歌手みたいに喉の奥から「にゅお〜にゅお〜」なく。そして、おいらが行くとこ行くとこついてくる。ちょこまかちょこまか。おそらくすごい寂しいっていうか、むかつくくらい暇なんだと思う。

うちの実家の猫は散歩し放題だが、春はマンション住まいで外にでれない。いつも良家のお姫様のようにテラスから下界を見下ろすだけ。すごい不憫に思って、なんど、首に縄つけて散歩につれていってあげようと思ったことか。

春について1つ謎なのが、誰かがうっかり玄関を開けっ放しにしてしまったとき、春が逃げ出すことがあるんだけど、何故かいつも3階のpta6の家の前にいる。おいらが一時帰国してるときに、Manoloが「春にもNovio(恋人)できたぞ!でも、ひきはなされて悲しんでる・・・」ってメールをくれたが、もしかして、彼のカンイチ・・・いや、金色夜叉は内容が違うから・・・そうだな・・・・ロミオはそのpta6のピソにいるのかもしれない。

いじらしいったらありゃしない。健気な子って好きだ。


今日は予定では7時〜8時くらいにタカシ君が遊びに来ることになっていた。なんでもサイトを立ち上げたいらしく、そのための準備等を質問したいとのことだった。

たっぷり時間もあるし、ご機嫌麗しゅう状態だったので、仕事に着手する。

チャクチャクチャク・・・・チャクチャクチャク・・・・。

ひたすら黙々とひきこもり。

6時がすぎる。

もしかして、タカシ君来るかな〜、早ければ来そうな時間だよな〜。

心はすでに仕事から離れて、Vinoにいっている。

チャクチャクチャク・・・・チャクチャクチャク・・・・。

7時になる。

そろそろかな?質問会を開いて〜なんだかんだで2時間でしょ?そうすると、9時でしょ?飲み行くには悪くない時間だよな〜。

当初は9時っていったが、日曜ということもあって、飲みにしても店が閉まってしまうので9時よりは早く来るということになったのだが・・・

仕事にも飽きてきたので「ひきこもりマパ」作りに変更する。

当初は何度も聞かれる観光面と留学面の謎(?)を解消するために、また自分が楽するために作っていたのだが、おいらの家の周りと海方面があまりにも寂しいので、おいらの日記にでてくる場所を一気に追加する。

Gulliver、OpenCor、Bodega、Que va!おばさんのEstanco(何故か写真を見たいという人が数人いる。撮れないって)等々。

作るのは結構面倒くさいんだが、残るもんだから気合いが入る。マリちゃんがいなくなって依頼、イマイチ活動がご無沙汰の「Valencia復興委員会」の一環なので、さらに気合いも入るってもんでしょ・・・。

って、酔っぱらってると、田中角栄の演説みたいになるな。

で、なんだっけ。

ホントに忘れた・・・。

そうだ、タカシ君待ってたんだ。

結局タカシ君がきたのは9時15分前。待ち焦がれたよ・・・ほんと、焦げたよ。

例のごとく、Vinoを一本持参してくれた。「安Vinoでスマンね〜」と1.5eurosのRiojaのVino。2euros以下のVinoはおいらはまず買わないのだが、タカシ君は良く買うらしく、おいらよりもそのジャンルは詳しい。

で、そのVino・・・十分いける。っていうか、うまい。Riojaって値段に関係なく卒がない。問題はやはり甘い。いいRiojaのVinoになると、甘いだけじゃなくって、ソムリエ用語っていうの?芳醇っていうか、そうなってくるけど、安いと「甘いね!」ってなる。でも飲み口はいい!Camilaあたりは「これおいしい!」といいそうなVinoだ。Valencia産(Utiel-Requenaではなく)だとこうはいかない。「う〜ん・・・・」ってなる。この違いがRiojaとValenciaの差だろうな。

サイト開設の講義を始めるが、肝心の生徒のタカシ君が「寝ちゃってさ〜」っていう状態でまだ頭が覚めきってないのか、ぐだぐだ(笑)

「なんかあったらまた聞くよ・・・」ってことで講義は1時間くらいで終了してしまう。

じゃ、そろそろ・・・・行きますか・・・小腹も減ったし・・・。

服を着替えて、Cocinaで料理していたSantiとManoloに挨拶。

「でかけてくるね〜」
「ムリだよ!」
「え?」
「大雨だ!」

テラスに行くと、ホントに大雨。昨夜なんかとは違って超大雨。Valenciaじゃこの時期珍しい。

もう、気分的には・・・

あっ!また・・・・やっちまった?

って感じ。

カレーも寝かせれば寝かせるほどうまいから、洗濯物も濡れるのは3回目だけど、まぁ、大丈夫だろ・・・とほうっておくことにする。昨夜よりもさらに素敵にぐっちょり。水したたり落ちてるし。

足止めくらうも、もう飲む酒がない。

よし、こんな時のためにとっておいた、日本酒をあけるか!

「米だけ酒」という名前の酒。有名な新潟の「吉乃川」の純米酒。

字は違うが奈良県出身のタカシ君に向けて「奈良に乾杯!」っていったら、「これ、新潟の酒でしょ?」ってつっこまれた。

吉野川つながりでええやん。

いっこうに雨が止む気配もないので、軽く飯を作ることに。おいらが良く作る簡単パスタ第二弾・・・超オリジナルペペロンチーノ。みたかんじはペペロンチーノでもないし、食べた感じもペペロンチーノではないが、ニンニクと唐辛子作るからペペロンチーノ。20分もあれば作れる超簡単パスタ。缶詰使用。前に美穂ちゃんにも作って、一応好評だった・・・たぶん。日本人はお世辞言うからわからん。

1時頃、雨足が緩やかになり、その隙に外出。

さすがに日曜だけあって店は閉まっている。が、今日は普通の日曜ではなく、休日をひかえている日曜。

「明日休みなのに、なんでやってないんだ!」

と文句ぶ〜ぶ〜のうちら二人。

明日、月曜日は「聖Vicenteの日」。St VicenteはValenciaには二人いる。重要なのが。なのでややこしいのだが、Ferrerの方。カテドラルにある腕のミイラの人。Valenciaの聖人だ。

どこもしまってるので、可能性を考えて、たまたま開いていたBarに悩むことなくはいる。

注文は当然Vino。

「Vino・・・一番安いの・・・」
「これが一番安くて、5.5euros」
「どこの?」
「ここ」
「ここ?」

みるとラベルには産地が書いてない。う〜ん・・・・

「Utiel-RequenaのVinoは?」
「ないね〜」
「Riojaは?」
「え〜っと・・・ちょっとまって・・・」
「あい」
「10euros」
「(倍か・・・・)じゃ、さっきので・・・」

運ばれたVinoを隅から隅まで舐め回すようにみたが、どこにも産地が書いてない。しかも、コルクじゃなくって・・・なんていうの・・・キャップっていうか・・・ネジみたいな蓋。キュポッ!って抜ける感じのやつ

二人で「う〜〜〜ん・・・・」

基本的に二人ともポジティブだし、スペインには慣れているので

「まっ、酔っちゃえば関係ないからいいけどね!」

と、産地不明の微妙に高いVinoをごくごく飲む。来る前にそこそこ飲んでるから、意外といけた(笑)

この店でたぶん・・・たぶんだけど・・・2時間くらい?いた気がする。たぶん。

閉店と同時に店をでて、次の店を探して近所を徘徊。

うちの近くはPijoなので店はちゃんと普通にしまってしまう。こうなってくると、もう一カ所しかない。

人間交差点 Bar Gulliver だ


【Gulliver】
このBarは珍しくほぼ24時間開いてるとても素敵なBarなのだが、立地的なもんなのか、それともduen~o(店主)の出身(しらんが)の関係なのか、とにかく客層が他のBarとは全く異なる。店員はウルグアイとかそういうところが多い。

店自体は小さいのだが、意外とTapasはうまい。いる客は、トラック野郎とか娼婦とか、謎の老人とか、南米、アフリカから出稼ぎに来ている人とか・・・差別用語になるかはしらんけど、「ブルーカラー」と呼ぶにふさわしい感じの客が多い。おいらはここで何度も絡まれてるし(話しかけられる?)、マロキー女性に瞼や頭にキスまでされている。しらん人に「お〜〜お〜〜〜!」と握手を求められることも少なくない。人間交差点・・・いや、無法地帯みたいな匂いがプンプンとしているBarなので、人種関係なく話しかけ来る。もらいタバコも多いし、勝手におごってくれる人もいる。Santi曰く「tipico」(名物?)とのことだが、ここ以外、こんなに胡散臭いところは見たことがない。

Gulliverにきたら酔っぱらえ!という決まりでもあるのかしらないが、いる客は結構酔っぱらってるし、陽気。はじめてあったのに、まるで前にあったことがあるかのように仲良くなってしまうことも多い。その日だけだが・・・。

それが、このBarの素敵なところ。行けばその場限りとはいえ、妙な仲間になれる。自己紹介もなしで。逆にいえば危ないし、女の子1人とか、留学したての学生にはあまり勧められない。まず、スペイン語がわからん。相手が酔っぱらってるというのもあるが、国籍がスペイン人でないことが多いので、発音が違う。おいらたち日本人も違うので、別に下手くそなスペイン語でも、相手にとってはどうでもいいことだったりする。

留学生活にちょっと刺激が欲しい人向け。決して無謀につっこんで、観光客気分でいかないで欲しい。「人生とはなんぞや!」と迷ってる人には悟りを開くにはいいかもしれない(笑)


で、今回のGulliverはものすごいことになっていた。登場人物が多すぎて、もう今から書くと考えただけでも頭が痛い。


意外とも盛り上がってる店内。時間としては夜中の3時(憶測)。

カウンターは埋まってたし、奥には2人の男客が座っている。スロットに興じてるおやじもいた。

うちらは入ってすぐの柱側の席に陣取る。そして、CervezaをJarraで、そして、また小腹がすいていたので、なんかの肉(牛肉だった)のタパスを注文。

周りの喧噪をBGMに、奈良、京都、大阪、兵庫の人間の話で盛り上がる。どことどこがどういう関係性なのかということはおいらにとっては興味津々の話題だからだ。

しばらくすると、もらいタバコをきっかけに1人の酔っぱらい・・・完全に酔っぱらった親父が話しかけてくる。

「あそこにいるのは、弟だ・・・でも、バカだ・・・バカ!」

とこめかみあたりを人差し指でさし、クルクル回す。

見ると、ものすご〜〜〜〜い冷た〜〜〜い・・・もう、極寒を感じるくらい冷たい目をした男が座っていた。

瞬時に「アルパチーノ」というあだ名を付ける。ゴッドファーザーのアルパチーノだ。


対照的に陽気なのが酔っぱらいオヤジ。

「フラメンコだ!カマロンだ!!!しってるか?」
「知ってる知ってる・・・・」
「あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜!!!」

手を叩きながらノリノリのオヤジ。

「ノリノリやで〜!」
「ノリノリだね〜!」
「あれは、おれの弟だ!弟!!!バカだ!バカ!」

冷たい視線・・・・

もう話が成立しない。

ここで、あまりに騒いでうるさいオヤジに対して、のっぽの若い黒人がちらちら視線を向ける。

それに気づいたのかオヤジ、彼に絡む絡む。

「ね〜おいらだったらあんな黒人に絡まないよ〜。すごくない?どう考えたって、オヤジ勝てないって!」
「彼(黒人)は大人だから大丈夫っぽいけどね〜」

なるほど、その通り。

黒人の彼は、酔っぱらいオヤジとは話ができないと思ったらしく、アルパチーノに苦情をいう。アルパチーノもオヤジ(兄)にはうんざりしてるようで、我関せずの姿勢をとりつつも、周りに絡んだ時には止めに入る。

うちらはその隙に肉とCervezaをつまみに話を進める。

が、まだまだうるさいオヤジ。アルパチーノは素知らぬ顔でCervezaの缶を唇に当てている。

そして、まだ黒人に絡むオヤジ・・・・。

店員も顔をしかめる。

たまにうちらの席に座っては

「あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜!!!」
「カマロンだ、カマロン!」

わかったつ〜の!(笑)

アルパチーノの目は本当に凍えそうなくらい冷たい。

お「あれ、アルパチーノ・・・本当に弟かな?」
タ「いや、違うよ・・・・すごい仲の良い友達だよ」
お「でも、弟っていってるよ〜オヤジ」
タ「違うと思うよ・・・」
お「顔全然似てないよね」
タ「似てない似てない」
お「聞いてみたい聞いてみたい」
タ「やめときやめとき」

もううずうずしてダメ。ホントに血のつながった弟なんだろうか?アルパチーノは・・・。

タバコを買いに来た瞬間を狙って、タカシ君の忠告も無視して聞いてみる。アルパチーノに。

「・・・本当に・・・あなた、弟?血のつながった?」

アルパチーノ・・・・黙って頷いて親指を立ててgood!のポーズ。でも、会いからず目は冷たい。心なしかほほえんでいるようにもみえなくはないが・・・。

お「弟だよ!弟!!!」
タ「ほんとだよ〜!」
お「似てないのにね〜!」
タ「意外と、アルパチーノ・・・いい人やん!」
お「うんうん!」

これがGulliverの醍醐味。

その間にもオヤジは絡みまくり。

うちらが、アルパチーノに質問するちょっとまえくらいから、謎の女性がはいってきていた。

もう外は深夜・・・真夜中なのに・・・・サングラスをかけて、Gulliverに来るにはあり得ない服装・・・それでも、微妙にヘボい感じではあるが・・・・って感じの女性。

まず9割、PUTA(娼婦)。

しばらくうろうろしていたが、黒人の彼が話しかけたようで、一緒に酒を飲んでいる。そのあたりから、黒人の彼はオヤジの絡み攻撃を無視するようになる。

あいからず、騒いでるオヤジ。

「あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜!!!」

「あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜!!!」

「あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜あ"〜〜〜〜!!!」

アルパチーノは視線をそらせたまんま。

うちらも酔っぱらってきて、Gulliverの雰囲気を楽しむ。

タ「あれ・・・ほら・・・タバコの自販のところにいる彼・・・人殺してるで!」
お「はいはいはいはい!」
タ「やろ?」
お「そこみてそこ・・・あの柔和なおじいさん・・・」
タ「あれも・・・人殺してるで・・・・」
お「(爆)」

もう、超ハイテンション。

映画の舞台にいる・・・そう、バグジーの世界やね・・・・ような感じに浸る。

ここで、真打ち登場。もうびっくり。

お「タカシ君!タカシ君!!!!!」
タ「ん?」
お「Prehistoria・・・・Prehistoria・・・だよ!(涙)」

Prehistoriaという単語があるのかしらんが、先史時代という意味で使ってる。

タ「ぬおっ!!!!世界遺産やん!!!」
お「うん・・・・クロマニョン人」
タ「(笑)」
お「Barcelonaのシャウタデリア公園の・・・・今は亡きコピート君だよ・・・」

もう、失礼極まりない二人。Gulliverだからしょうがない。

でも、とにかく、黒人の女性で・・・・思い切り失礼なの覚悟でいうのだが・・・現代人には見えないのだ。

服装からして・・・たぶん、彼女もPUTA(娼婦)。

飲みもせず、客がつくまで傍観してる感じ。

「なんでわかるの?」っていわれるとすごい困るし、はずれることだって多々あるからわからないが・・Gulliverの場合はなんとなくわかるのだ。

自分のポジションを決めたプレイストリアな彼女・・・・


お「ねぇねぇ・・・・ねぇねぇ・・・・」
タ「なんねん?」
「プレイストリアがおいらを見つめてるよ・・・ねぇ、怖いよ」
タ「正樹君、顔濃いからな〜!」
お「濃いからじゃない!」
タ「お持ち帰り?お持ち帰り?」
お「やめてよ〜〜!!だったら、前のマロキー探す!マロキー!彼女の方がかわいい!」

そんな会話は相手にわかるはずもなく、なんか見つめられてる・・・熱い視線・・・熱視線・・・・安全地帯・・・・。

お「まだ、見てるよ〜〜〜!」

なんかこっちにやってくるプレイストリア。

プ「どこからきたの?」
お「彼は日本で・・・おいらは中国!」

今日はここの客全員に「おいらは中国人!」って宣言していた。Gulliverだから別にOKだし、それで「え?嘘!」っていう人もいない。誰がいてもおかしくないBar・・・それがGulliverだからだ。

お「そっちはどこ?」
プ「ギニア・・・ブラブラブラ」
お「ギニア・・・・南だね・・・」

今考えると、コンゴと間違えてた・・・(笑)
コンゴも南ってわけではないが・・・(^_^;)

プ「違うわ・・・ギニア・・・ブラブラブラ」

おいらにとってはギニアはギニアで、そのあとに何かがつく国はしらない。

お「北?」
プ「ナイジェリアの近くよ」
お「はいはいはいはい!」

ナイジェリアっていわれて漸くわかった、まだアフリカの地図が頭にはいってないおいら。

家に帰ってきてから調べたら「赤道ギニア」ってことが判明。小さい国だ。

話が盛り上がってきたと思ったのか、おいらの側からタカシ君の後ろを通って、おいらの真っ正面、タカシ君の隣の席に座るプレイストリア。

タカシ君すかさず・・・

「やっぱり座るのかい!」

こわいよ、こわいよ・・・・。

そこから、彼女の「赤道ギニア」の話続く。スペイン語を話すということ等々。

間近で顔をみさせてもらったが・・・・もう・・・やっぱりプレイストリア

おいらに向ける目がなまめかしい感じなのが困る。

でも、そのターゲットは意表をついてタカシ君にいった。

プ「お・さ・けは?」
タ「ごめん・・・うちらギリギリなのよ」
プ「・・・」
タ「タバコ吸う?」
プ「タバコはいいわ」
タ「このビールの残りあげるよ!」
プ「それはあなたのだから・・・私のじゃないわ」
タ「気にしないで、いいよ、飲んでも!」
プ「っていうか、よかったらおごってくれない?」
タ「ギリギリなの・・・ホントに・・・」
お「うちら貧乏なのよ・・・」

すまん・・・タカシ君・・・プレイストリアの熱視線怖くて、おいら微妙に腰引けてて・・・。

おごってくれないということを確信したのか、

「あ、友達・・・友達・・・」

と席を立ちうちらから離れるプレイストリア。

酔っぱらいオヤジはあまりに騒ぎすぎて、マッチョな店員に外で説教くらったり、アルパチーノと

ア「そこ座れ!」
オ「どこ?」
ア「そこだ!そこ!!!いいから座って黙って飲め!」
オ「ここね・・・はいはい・・・」
ア「そうだ・・・」
オ「あ"〜〜〜〜〜あ"〜〜〜〜〜あ"〜〜〜〜〜あ"〜〜〜〜〜」
オ「カマロンだ!カマロン!l

あいかわらずだ。

その隙に、若い黒人は、サングラスの娼婦と商談成立したらしくニコニコしてでていった。

帰り際に、ポケットの方から自分のイチモツを見せて(直接ではない)・・・

どういう長さしてたらそこまで届くんだよ!

黒人っていろんな意味ですごすぎだろ。

彼が去った直後・・・朝の6時頃・・・うちらも会計をすませることにする。

CervezaのJarraと缶ビール2本・・・あと肉とパンで20euros。

高い!と思って

「20euros!!!??」

というと

「あの肉は牛肉だから・・・」

との返事が(笑)

Gulliverはたぶん会計もいい加減。端数はおそらく切り捨て。12eurosが10eurosに。18eurosが20eurosに。そんな素敵なBarだ。

まぁ、今考えると、わからなくもない値段。タカシ君はかなりご満悦で、飲み食いした料金よりも、楽しいショーをみせてもらったかのように、「あれなら20eurosでも全然OK!」といっていた。

Jarraが8euros・・・缶が3eurosとして6euros。14eurosで、肉とパンで6euros尾。

まぁ、そんなもんか。

帰り際、一言も話してない男の人に握手を求められる。

「今日はこんなだったけど・・・・また、あおうや!」

って。

Gulliver、最高っす。


うちに戻ってきてからも話は尽きず、6時間後の昼の1時半までず〜っと話し続ける。

20時半から話しつづけてるから、かれこれ17時間ほぼノンストップで語ってる感じ。

最終的にでた結論は・・・・

うちらみたいなバカな人間が、スペインで・・・しかも、Valenciaでであったことは恐ろしほど低い確率であり、今後、でてくる可能性は少ない

ということだった。

おいらが日本に帰国したあと・・・・バカな人間をひたすら待ち続けるタカシ君の姿が目に浮かぶよ。


追記
タカシ君が帰ったあと、ちょっとメールや仕事をして3時ちょっと前に寝た。



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120eurosの大当たり
2005年04月02日 (土)
昨夜帰ってきたのはたぶん明け方のの5時くらいか?

で、飯つくって、ゴマの瓶落として、親指ざっくりいって、流血して、赤いパスタ、食べながら少しお仕事して・・・7時とか8時くらいか?寝たのは?たぶん寝たよな?寝てないっけ?なんか寝てない気がしないでもない。あ、寝たや。寝た寝た。

もう、毎日何がなんだかわからなくなってきてる。

で、起きたのは昼の1時頃。

でもって、雨。久しぶりの雨。

あ!!!洗濯物!!!

もう素敵なほどぐっちょり。

ぐぬ〜〜〜!洗濯し直しか・・・・いや、乾かしてこのままごまかすか。雨はなかったことにして・・・そうしよう・・・。

取り込まず、そのままさらに濡れて貰うことにする。もうしらん。

雨降ってるので仕事に専念。

ず〜〜〜っとひきこもり。

連日の夜を徹しての作業のおかげで、あと少しで公開できるところまで辿り着く。綺麗ではないが、それなりの見栄えがして、かつシンプルなサイトになった。このレベルならば胡散臭いということはないだろう。

5時頃急激に眠くなりシエスタをとる。

起きたら8時をすぎていた。

ManoloとSantiが車をとりにSantiの家にいくというのでお留守番。

また仕事に戻る。

外は相変わらずの雨。

タバコが切れたのでOpenCorにいくことに。

偶然、エレベータでMi Kyungと遭遇。

M「どこいくの?」
お「OpenCorにタバコを買いに・・・行く?」
M「行く!」

OpenCorへ向かっていると、今度はManoloたちと遭遇。Santiの弟のEnriqueも一緒だった。

S「どこいくんだ?」
お「OpenCorにタバコを買いに・・・行く?」
S「行く。」

なんか、桃太郎になった気分がした。

これから家でDVDを見るというSantiとOpenCorで別れて、Mi Kyungといっぱいやることにする。家にひきこもってるとクサクサしてくるから。

場所は当然BarGulliver

バレンシアの至宝

人間交差点

相変わらずの雰囲気。もうその辺のBarとは匂いが違う。オーラというか。

おいらは夕食代わりのTapas(Albondigas。肉団子。Gulliverのは激ウマ!)Mi Kyungといろいろ語っていると、突然スロットマシーンで遊んでいた妙齢の女性・・・たぶん娼婦(金髪のボブショート?があまり似合ってない感じ。プリティーウマンにでてきそうな感じ)・・・・がものすごい奇声をあげた。

「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

みなが一斉に彼女に注目する。

どうも大当たりを出したようだ。

みるみる増えていく配当を示す電光表示。

あれよあれよと、120eurosまで行く。

小銭を稼いでるのはたまに見かけるが、ここまでの大金をあてた人は初めて見た。

「ほら〜〜!!最近ついてなかったけど、ようやく来たわ!みなさい!!!きゃ〜〜〜!!!」

もう興奮状態でテンションの高い妙齢娼婦。

「袋袋!袋ちょうだい!早く!」

すごい剣幕でまくし立てる。

彼女がボタンを押すと、ジャラジャラと音をたてながら1eurosが次々とでてくる。

あ・・・もしかして、1eurosが120枚でてくるのか!!???

ホントにでてきた。

もうびっくり(^_^;)

隣にいた知り合いっぽい男が、カウンターに10枚ずつ1eurosを積み重ねていく。

Mi Kyungにこっそり耳打ちする。

『マスター!ここの客全員にCervezaを!!!』とか言ってくれないかな?」

ちょっと期待に胸を膨らますが、彼女は娼婦。毎日の生活に困ってるかもしれない彼女がそんなこというわけもなく・・・


Mi KyungとおいらはGulliverを後にする。120eurosいいね〜!とつぶやきながら。


帰ってきてからも当然お仕事。

一昨日、お祝い用に買ってきた、Mercadonaの宝剣「Vin~a Enterizo」をあける。

う〜ん、うまい!やっぱVinoはいい!

久しぶりに部屋で飲みVinoにかなりご満悦で、仕事もはかどる。

が、あっというまに一本飲み干してしまい、一本しかかってこなかった自分の愚かさを後悔。やはり常にストックは3本ないとダメだ。

しょうがないのでCocinaの食料棚をゴソゴソとやっていると、火祭り中に買ったSangriaを発見!

今のこの気分を逃してはならぬ!

と、Sangriaをゴクゴクゴクゴク。

おかげで、陽気な気分になり、仕事もはかどるはかどる。

途中、

酔っぱらった状態で、サイトのテキストなんて打っていいのか?おいら・・・

ま、わからないから大丈夫でしょ

と自問自答するも、気にせず仕事続行。

一段落がついた昼の11時・・・・布団に入った。



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酔っぱらって料理なんてするもんじゃないね!
2005年04月01日 (金)
どこから書けばいいんだ?

まず、仕事関係からか・・・。

コスタ関係のサイトの方は徹夜しすぎて飽きが出る。3日以内!とかいってたけど、一日1コンテンツということにして、少し余裕を持たせることにする。

「根性」とか「努力」とかは嫌いです。

「徹夜」と「無駄」は大好きです。

で、なんだっけ?

あ、そうそう。仕事、仕事。

打ち合わせいってきたよ。う・ち・あ・わ・せ。

うちの近くのCafeにいっての打ち合わせ。

おいらが予想していたのと違ったのは・・・

「すでに向こうはこっちに頼む気でいた」

ということ。

しらなんだ・・・しらなんだ・・・。

なんでも、のらりくらりと逃げて、なかなか着手しなかった他の人を完全に断ってのことらしい。

「正樹は日本人だからまじめだろ?ちゃんとしてるだろ?」

とかいわれて、ちょっと耳が痛かった。

「ごめんなさい・・・実はすごいいい加減です・・・」とは言えるはずもなく、ひたすら話を聞く。

当然スペイン語。

う〜ん、Que Dificil!(難しい!)

だいたいのイメージをとかはつかめたし、仕事なのでわからないところはないがしろ
にできないのでつっこんで質問するも、やはり日本人同士というわけにはいかない。

でもって、やっぱりスペイン語のサイトだし、色彩はスペイン人の好みにあわせなkればいけない。原色っていうの?赤なら赤!青なら青!って感じ。

いろんなスペインサイトで研究しないとダメっぽい。

ともあれ、だいたい・・・ほんとだいたいはわかって、了解した。

話によっては断るつもりでいたが、建築会社のサイトということで、イメージがある程度あるのと、それほどでかい(十分時間はかかるが)サイトでもないので、了承するつもりで話を聞く。

唯一の問題は、彼(Sergio)も苦笑しながらいっていたが、社長の嫁はんも建築関係の人間で、Bastante PijaでEspecialらしい(訳が難しい。つまり、アーティストだってこと)だということ。

つまり、サイトを作り知識は全くないが、色彩に関してはうるさい可能性があるとのこと。

「あ〜あたし〜この色嫌い〜!他のにして〜」

とか

「ここは嫌〜!これじゃないににして〜!」

とか

そういう苦情はあるかもしれないとのこと。

でも、サイト職人ではないのでそれはおいらが一喝すればいいとのことらしい。

あとは、おいらは好きじゃないので使うことは滅多にないがFlashを少しは使って欲しいようだ。映画サイトとかテレビドラマとかだったら、まぁいいんだが、普通の会社のサイトでFlashを使うのはおいらはあまり好きではない。最初はいいが、二回目以降はとばされるのがオチだ。それで無駄な金を取るよりは、もっとわかりやすいサイトがいいというのがおいらの信念。

そこは曲げずにいいきったので、むこうも了承してくれたが、少しは使ってあげたいので、メニューくらいはFlashを使うことにする。

以前働いていた会社のオヤジと違って、かなり建設的な(?)イメージをもっているので、おそらくおいらにも作れそう。

前は「う〜ん、なんていうかトランスな感じで〜。自然との融合っていうの?」とかいうわけのわからないイメージを押しつけられて、あくせくしていたが、スペイン人だからか、曖昧な表現はほとんどなく、「俺はこんな感じで考えている!」っていうのが全面にでていてわかりやすかった。

まぁ、なにはともあれ、相手には少し申し訳ないが、スペイン語の勉強も兼ねて、またスペイン人の好むデザインを学ぶと言うことも考慮して、引き受けることにした。

日本の料金設定よりは下げたが、そこそこ稼ぎになるような金額を提示したし。

これが叶えば、ポルトガル、ドイツあたりは鼻歌混じりで旅行できそう。

小金持ちってやつ?

ふふふふふ。

打ち合わせの途中で、クミコさん・・・でもって、何故か一緒にCamilaがやってくる。

その後、Labradorで軽く飲む。Sergioは違う名前をいっていたが、それは昔の名前だった。

ここでVinoをしこたま飲んだ後、車でおいらの家の近くのDiscotecaへ。ここで朝の5時?4時?くらいまで踊りまくる。

家に到着後、どうにもこうにも腹がはっていたので、何かを作ることにするのが、もう十分酔っぱらい。フラフラ状態で、手もおぼつかない感じ。

そんな状態で料理なんてするもんじゃないね。ホント。

メニューは、おいらが良く作る簡単和風パスタ。

ツナとノリとゴマと醤油だけでできるお手軽パスタ。

ただ、Vinoのせいでフラフラ。

作ってる最中に、ゴマを入れてる瓶を手をすべらせて、床に落として粉々にしてしまう。

フラフラながらも掃除をする。

で、できあがったパスタは・・・・何故か赤い

酔っぱらってるので何でかわからない。

とにかくパスタが赤い。

ツナも赤い。

真っ赤っか。

「ん??塩はかけたけど・・・Pimenton(粉パプリカ)はいれてないよな?間違えたか?」

「う〜ん・・・赤い・・・赤いぞ・・・パスタが、赤い。ありえない赤さだ・・・」

ふと見ると、パスタ以外も赤い。机とか鍋の取っ手とか・・・。

「ぬっ??」

もしかして・・・・


右手の親指ざっくりいってました

もう大惨事。

酔っぱらって痛み感じてないからわからなかったけど、さらに慎重にガラス瓶の破片を拾ったつもりだったけど、親指ざっくり。大流血。

でも、酔っぱらってるから「切れてな〜い!」って感じで、パスタをむさぼり喰う。

で、食べ終わったあと、フラフラになりながら、絆創膏を探して止血。

傷の深さよりを心配するよりも、ある意味微妙に貴重なゴマを無駄にしたことに心をいためながら、ベッドにはいった。

ゴマ・・・結構高いのに・・・・(;´Д⊂



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