おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

日記.用語集 日記一覧 画像タイプ カレンダータイプ 画像カレンダータイプ 日記検索

まだまだ続くらしい・・・・
2005年04月18日 (月)
自分のFiestaも終わり、肩の荷が一つおりたと思ったら、まだまだFiesta生活は余震のように続くようだ。

もともと周りに4月生まれが多かったのだが、それにプラスしてH君も4月生まれということが判明。

当然、みなFiestaをやるようなので・・・出費を考えると今から頭が痛い。タダでさえ今月は税金払って家賃が倍だったというのに・・・。Fiestaは楽しいイベントなのでそれ自体はいいのだが、いい加減仕事の方を考えなくては・・・うむ〜。

Fiestaから2日経ったが、なんとなくまだ「心ここにあらず」の状態。魂が戻ってきていない。だもんで、一日ぼ〜〜っとしていた。

少しは落ち着けようと、日本からわざわざ持ってきた超分厚い本で、スペインを舞台にしたミステリー小説「サファイアの書」を読み始める。ベッドの上で壁に寄りかかって読んでいたのだが、重くて本を持っているだけで手が疲れる。ある意味、筋トレに近い。

映画も見た。以前見た『EL VERDUGO』と同じ監督で"スペインの小津安二郎"Luis Garcia Berlangaの作品で『Placido』という名前の映画。

で、感想

【PLACIDO】1.5点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度 1

いや〜もう、ものの見事にわからならかった。これで完全にわからなかった映画は2本目。たいていの映画は中盤から話がつながっていって最後には理解できておわるのだが、最後までちゃんとみたにもかかわらず、この映画がなんだったのか、全くわからないまま終わった。

ストーリーが難解でわからないのではない。何を話しているのかわからないし、何が目的で登場人物たちが奔走しているのかもわからない。部分部分は理解できていても、そのパーツが続かない。登場人物同士の関係もわからない。

もう、み〜ごとにわからなかった。

わかったところだけ書いておく。

・ある男はお金を急いで払わないと、不渡りになってしまう模様。手形という単語がでてきたことから予想。

・でもって、そのために金策に走る。

・かたや、その街の金持ちたちは、なんかのイベントで「貧乏な人たちと一緒に夕食をとろう!」という企画を開催する。彼女たちは金持ちにありがちな見栄っ張りっぽい。

・貧乏人が各金持ちの家に招待されごちそうを振る舞われる。

・そのうちの1人が病気で死にそうになる。

・病人の彼(おじいさんだが)には恋人(おばさんだが)がいる。

・カトリックでは婚前交渉はタブーで、そのまま死ぬと罪を背負うことになる。

・だから、死ぬ直前に急いで彼女と結婚をさせようとするが、彼は首を縦に振らない。

・最終的には首を縦に振って結婚。

・なんかリボンのついたカゴがなんとかで、主人公と誰かが大げんか。

以上・・・。

映画の雰囲気、テーマは小津安二郎のものと酷似していて、当時の何気ないスペインの日常を映し出しているわけだが・・・。日本語習いたてのスペイン人が、字幕なしで日本語で「さんまの味」を見るようなもんに近かいと思う。

Manoloは大笑いしていたけど、おいらは最後まで一度も笑えなかった・・・。

残念。評価はかなり低いが理解してないのでどうしようもない。誰かこれみてわかる人いたら教えて貰いたい。おいらのスペイン語レベルじゃムリだ・・・。


映画後、Vino飲みながら本読んで寝た。

特になんもない一日。

あまりに何もないので、春のかわいい写真でごまかしつつ・・・フェードアウト。

あ、そういえば、滞っていた11日の日記を書いたや。うん、書いた書いた。仕事したした・・・したじゃん。



よろしかったら投票してください。
grp0420002215.jpg 240×320 20K

ブスということへの絶望・・・そして葛藤
2005年04月17日 (日)
grp0419013412.jpg 320×240 28K
目が覚めた時計を見たら、針は9時を指していた。

ぬ??何事???

と外を見たら真っ黒。

やっちまった・・・・とひとりごちる。

昨夜・・・いや今朝は昼の2時頃寝たからしかたない。

慌てて飛び起きてSalonにいくと、ソファではSantiとManoloが爆睡していた。

部屋は綺麗に掃除してあり、Cocinaの洗い物もすべて完了していた。

ぬお〜〜〜掃除に参加しなかった〜〜〜〜!!!自分のFiestaなのに〜!!

申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

二人が起きるまで、時間をつぶすことに。

昨夜、参加者全員(Duduだけは忘れてしまった)に頼んでとってもらったチェキに書かれたコメントを読み返す。

う〜ん、コメントはいいんだけど・・・おいら想像以上にブスだ・・・。タカシ君にブロンドカツラとったとき「和田アキ子や〜!」といわれたが、自分でも大いに納得。

二人で

「あのころわ〜〜〜♪」

「はっ!!!」

と何度かやったくらい。

このチェキ・・・おいらの誕生日の毎年の恒例になっていて、これで3度目。部屋のコルクボードには、そのすべてが貼ってある。

が・・・ぶっちゃけコレは貼りたくない。あまりにも醜すぎる。しかも酒飲んで調子に乗ってるし・・・。

おいらの家に遊び来た人はだいたいコルクボードに貼られた写真を見ていくので・・・本気で悩むところだ。

開き直ってサイトの登場人物の写真をそれにしてやろうかと、Fiesta中に周りにいた日本人にそのことをいうと・・・

「そこ見た途端・・・絶対みんな帰るよ・・・ページ帰るじゃなくって、×押して消すよ、消す!」

と声を合わせて言われた。

がふん。

まぁ、もうちょっと考えよう。Manoloには「貼れ!」としつこく言われているけど・・・。

30分もすると、おいらが起きたことを察したのか、ManoloもSantiも起きてきた。

開口一番、「ごめん!掃除しなくて・・・」とあやまると、「Que va!正樹は料理とか全部やったんだから、気にしなくていい!」と素敵なお返事が。

あ〜でも、ホント申し訳ないことをした・・・。

Manoloがどこかに出かける準備をし始めた。

お「え?どこいくの?」
M「レンタルビデオ屋だ・・・正樹も来い!」
お「映画???二日酔いなのに映画???」
M「バカ・・・二日酔いだから映画だ!」
お「え〜〜〜マジで?」
M「二日酔いの時はまったり映画を見て寝るんだ」
お「う〜ん・・まぁ、いいや・・・いくよ」

ってことで、3人でレンタルビデオ屋にいく。

借りてきた映画は「Torapia」というスペイン映画。コメディー。

帰る前に中華料理屋で夕食をとる。いつも出前を頼んでいる店Diamante。漢字で書くと「金利来」とかなんとか。なんでコレがDiamante(ダイアモンド)になるのかは未だに謎。

注文するときは大量に頼んだが、二日酔いのManoloは途中で食べられなくなったようで丸々2皿が残る。おいらは腹が減っていたので、食べれないというManoloの白米を奪って食べまくった。

で、映画・・・

【Torapia】3.3点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度 3(10段階評価)

Torapiaという単語はTerapia(セラピーとか治療)とToro(闘牛)を組み合わせてつくった造語。見る前はイマイチ理解ができなかった。闘牛養成所?闘牛を治療する?闘牛士のためのセラピー?・・・・まぁ、コメディーだから何でもいいや・・・ということで落ち着いた。

ストーリー・・
あるスリの男がその日の収穫をトイレで整理していた。偶然隣のトイレに入ってきて用を足している男のポケットに何かを発見しそれを盗む。むちゃくちゃキラキラ光るダイヤのネックレス。

仕事場にしている空港を後にして、適当なバスの荷物置き場(バスのトランク)に潜り込み、そのネックレスを調べていると・・・突然暗闇の中から手がでてきてネックレスを盗まれる。何故か女がいたのだ。

彼女がいないことを知ったバスガイドは、荷物置き場にやってきて彼女を発見する。「なんでこんなところにいるの〜」と連れて行かれる彼女。ネックレスをしたまま彼女は連れ出される。

実は彼女・・・深いトラウマをもち、頭がおかしくなってしまった女性で、精神病棟の様なところに入っている。そのバスの乗員は、みな彼女と同じような精神異常者たちで、病院が企画した遠足から帰る途中だった。

スリの男が家に帰ってテレビみていると、ある女王がつけるような(この辺聞き取れてない)時価何億円というネックレスが盗まれたというニュースが流れる。彼が先ほど盗んだネックレス。

慌てて先ほどの病院に行くが、門ががっちり閉められていて中に入れない。精神異常者たちの病院だからだ。

ということで、彼は中に入るために「精神異常者」のふりをして警察にわざと捕まる。はたして、彼は無事病院の中に入り込むことに成功したのだが・・・その病院は表向きの顔とは別に裏では一部の人間だけが知る「人体実験場」でもあった。

そこで彼は闘牛士時代に深いトラウマを負った1人の男と知り合う。彼はそのスリの男に闘牛士の素質を見いだし、さらに彼女がしていたネックレスが高級品であることをしり、スリより先にそれを彼女から盗みだし、それとの交換条件で、闘牛士になることを約束させる。

てな感じのネックレスを巡ってのドタバタコメディー。

あらすじをうまく書けないので、イマイチどんなものか想像できないかもしれないが、ストーリー自体はコメディーなのでどうでもよかったりする。少なくスペイン語がちゃんとわかってないおいらにとっては・・・舞台設定が理解できれば、だいたいは理解できる。

スペイン映画らしいバカっぽさが満載で「ありえねぇ〜」と思いつつも、最後まで見入ってしまった。スペイン流の冗談はたまに理解できないこともあるが、映像を見ているだけで結構楽しめる。「こいつらホントバカだ!」って感じ。

主人公の男は決してかっこいいわけではないが、存在感がたっぷりで目が離せない。演技がうまいのだろう。

スペイン人しかわからないような冗談は別として、笑えるシーンは多いし、わかりやすい。特に・・・猿のように生活する男(クロマニョン人みたい)は、ホントに演技なのかわからないくらいうまい。

日本でこの映画がDVD化されているかはわからないが、日本語で見てもおそらく楽しめるスペイン映画の1つだと思う。

【参考】
http://www.lahiguera.net/cinemania/pelicula/1101/
http://www.zinema.com/pelicula/2004/torapia.htm

なんか感想になってないけど、この辺で・・・。



よろしかったら投票してください。

二十代最後の日
2005年04月15日 (金)
30歳っていわれても、実のところ何も変わらないし、正直なんとも思わないのだが・・・

二十代最後の日

って書かれたメールをみて

あぐっ!!!

ってなった。

なるほど・・・過去ってこういう時に振り返るだ〜としみじみ(笑)

もう、走馬燈のように二十代の想い出が蘇る。

いや〜、いろいろ悪いこともしてきたな〜。

BGMは勝手に中島みゆきがかかる。

こんな〜時代も〜あ〜〜ったねと〜♪

おセンチになってしまったざんす。

そんな想いもManoloとSantiの「明日からusuted使わないとな・・・」という台詞で全部吹っ飛んだけどな。
(※usutedはあなたという意味で敬称で使われる)


二十代最後の日といっても、脳内以外は別に普通の一日。当然ちゃ〜当然。

いつものように過ごす。

タバコ臭い部屋を変えようと、マリちゃんから貰ったお香を焚く。

「シバの女王を夢見て」と銘打たれた乳香。

シバの女王か〜なんか優雅な気分になりそうだな〜と思っていたら

部屋中、病院の匂いになった。

あぐっ!


Fiesta用の音楽を選んでいたら、Manoloが入ってきて・・・

M「誰だこれ?結構好きだ・・・この曲」
お「あ〜これ?YUKI」
M「子供みたいな声だな・・・」
お「うん。でももう結構年なはずだよ」
M「わかるわかる・・・スペインにも似たのいるよ。」

YUKIの声のエロさは万国共通らしい。

ホント、エロいよな〜YUKI。

8時頃、電話が鳴る。

最近、日本人以外から電話がかかってくることはそうないので、うっかり

「もしもし!」

って出てしまったら、Santiだった。

「何が『もしもし』だ!!!!おれは日本人じゃないぞ!!!このバカチンが!」

失笑された。

Santiが時間ができたということで、車でAl Campoにつれていってくれるという。

早速車で向かう。

酒を買う前にJamonコーナーで、Santiと一緒にJamonについて学ぶ。暇そうにしていた店員さんがとても丁寧にJamonについて語ってくれた。それを熱心に聞く。

なるほど・・・なるほど・・・ほほう・・・へぇ〜。

って。

Jamonに専用の管を出して匂いをかがせてくれる。

「ほら・・・どうだ?」
「・・・・」

何が違うのかわからなかった・・・(笑)

小さい冊子もくれたので、しっかり勉強して、コラムで紹介しよう。

今のおいらとSantiの夢は高いJamonを丸ごと一個買うことだ。もちろん、Jamon専用台も一緒に。

仕事がうまくいったら買おう。うふふふ。楽しみだ。

で、酒。

Vino15本 1.25×12本 1.23×3本
ラム酒 5.95×2本
サングリア用Vino 0.45×4本
ジン 8.44
コカコーラ2L(6本パック) 6.15
ファンタ・リモン 2L 1.03
偽ファンタ・ナランハ2L 0.28
ウィスキー 3.52
缶ビール 0.16×24本
炭酸ガス1.5L 0.52×2本
トニック 1.15×2本
Vermouth Rojo(謎の酒) 1.59

合計 約60euros。

これにプラスしてみなが持参してくる酒がある。

う〜ん、素敵なFiestaになりそうだ。前後不覚にならないように気をつけないと。


追記
VOTACIONでフランス語の意外な人気にびっくり。スペイン語はまぁ、スペイン関連サイトだから当然なんだけど・・・。フランス語か〜〜。あれ・・・発音できる気がまったくしない・・・。優雅な響きは好きだけど。

そろそろ質問変えないとな〜



よろしかったら投票してください。

脱ひきこもり・・・そして、パクられた「HIKIKOMORI」
2005年04月14日 (木)
今日は・・・恐ろしく人間的な生活をした一日だった。

人に自慢できる一日。

仕事もいっぱいした。

午前中から活動できるとこんなに人生違うんだ!と思い知らされた一日。

なんど「今日のおれすげ〜〜!」と叫んだことか。


おいらが普通に午前中に起きれるわけないので、つまり徹夜

コスタのサイトにメニューをつけ加えたり、新プロジェクトに着手したりして夜を過ごし朝の8時を迎える。良い感じで疲れてるが、ここで寝ては元の木阿弥。

「肉喰うか!肉!!朝っぱらから肉くうべ!」

Santiと先日Al Campoで買ってきたオランダ肉を冷凍庫から出し解凍する。Santiいわく、間違えて買ったらしく思ったよりも柔らかくないとのことだった。Terneraだと思ったらVacaだったらしい。Terneraは仔牛。つまりドナドナ。Vacaは大人の牛。肉の柔らかさに差があるわけだ。

ステーキで食べるには少々難がありそうなので、久しぶりに野菜炒めにする。キャベツもたくさんあったし、新鮮なタマネギも残っていたから。

赤ワインを入れたのはいいが、フライパンを振り回しすぎて目の前で火柱をみたときには少々びびったが、無事野菜炒め完了。

朝の9時から肉をむさぼり喰う。

エネルギー確保!とがっつく。

うん・・・たしかに堅い・・・けど、味は悪くなかった・・・。


来週からコスタに通うCamilaと12時にコスタの前で待ち合わせをしていたので、シャワーを浴び、適当に時間をつぶし、11時45分頃Kristin号で疾走。

途中できちんと「ひきこもりマパ」用に映画館Babelの写真も撮る。



う〜ん、おいらって働き者。

コスタについたは良いが、その前にやることがたくさんあった。

まず・・・

・Kristin号には鍵がない。酔っぱらって落としたから。
・だから、まずchina店で鎖を買わなければいけない。
・買わなければいけないんだが、金が30centimoくらいしかない。
・だからお金をおろさねばならない。
・けど、未だに銀行のカードは使えない。
・だからそれを使えるようにしないといけない。
・つまり・・・最初はおいらの銀行にいかねばならない。

それをCamilaに説明すると・・・

「じゃ、ここで待ってるからいっておいで・・・」

と言われる。

「いや・・・来て貰わないと困るのよ・・・」
「なんで?」
「自転車・・・」
「?」
「鎖がないからね・・・銀行も入れないの」
「・・・・(笑)」

ということで、コスタ近くのBBVAへ出発。

銀行で

お「あのね・・・一ヶ月以上前にカードはもらったのね。でもね・・・」
銀「あ〜PINコード届かないのね」

このおいらが全部言う前のいつものおばさん銀行員すばやい返答にPINコードが届いてないのはおいらだけではないことを確信する。絶対確信犯や、BBVA!

10分後には、無事PINコードも手にいれ、1ヶ月半ぶりに・・・いや帰国して初めて自分の銀行カードが使えるようになった。もっと早くこい・・・って感じだが、結果オーライ。これでパスポートと通帳を持って午前中から銀行に行く必要がなくなった。それに追い返されることもなくなった。

そのまま、その足でこれまたコスタ側のchina店に向かい、5eurosで自転車の鎖を買う。流石china店!安い!庶民の味方!!

これ、Al Campoでみたら同じようなので15euros以上した。

この価格差って・・・。

これで漸く自転車をつなぎ止めておくことができるようになり、いざコスタへ。

コスタに入るや否やSantiに遭遇。

お「あ〜〜!今いくところなのに〜もしや、帰るの?」
S「Que va!タバコを吸いにいくだけだ・・・」

一緒にタバコを吸うことに。そしたら、Camilaに殴られた。

喫煙後改めて受付へ。

Camilaが手続きをしている間、おいらはデジカメでコスタ内部の写真を少し撮る。イベント告知の掲示板、インターネットコーナー等々。教室内部は授業中だったからとれなかった・・・。






Camilaはあいかわらず、スペイン語とポルトガル語が入り交じった言葉を話している。相手しているのはメキシコ人(コロンビア人だったか?)のデニス。

明らかにCamilaの話す言葉はポルトガル語が混じっているのだが、デニスは理解している。

お「ねぇ、デニス・・・ポルトガル語話せるの?」
D「Que va!あたしが話せるのは・・・スペイン語だけよ」

・・・Que va!って・・・だって、理解してるじゃん・・・。

なんか二人とも卑怯だ。

でも、たしかにCamilaのメールはポルトガル語で書かれてくるが、何故か理解できてしまう。

言葉なんてそんなもんなのかもしれない。

今日はプレテスト(レベル分けテスト)はないと思っていたが、どうもそれは土日にこっちについた日とだけで、受けれるなら月曜日(授業開始日)より前がいいらしく、さっそく受けることとなる。

おいらもコスタに入る前にこのテストを受けた。そのときのことを苦々しい想い出がよみがえる。担当してくれたのは今はすでに学校にいないトニー。

ト「じゃ、このテスト受けて。わからないところはわからなくていいか・・・」
お「はい」
ト「重要なのは全部とくことじゃなくって、どこまでわかるか・・・ってことだから」
お「はい」
ト「じゃ・・・」
お「・・・・」

5分後

ト「どう?できた?」
お「あのですね・・・ボク・・・スペイン語何もしらないんです」
ト「え?」
お「数字しか数えられないんです」
ト「はははは!だったら最初にいってくれれば!」
お「・・・・(スペイン語知らないからいえないんだよ!)」
ト「OKOK!じゃ、最初のレベルからでいいね」
お「お願いします」

ホント一問もといてない。これまでいくつもテストを受けてきたが、ここまで見事な「白紙答案」はない。

4択問題みたいのもあったが、やってやろうかと思ったが、余計情けなくなるのでやめておいた。あてずっぽで当ててもしょうがない。

Camilaが試験を受けている間暇なのでEstancoへタバコを買いに。その途中、疲れ果てたManoloに遭遇。

お「どこいくの?」
M「そこの店にEmpanadillaを買いに・・・」
お「疲れてるね〜」
M「疲れてるよ・・・」
お「じゃね〜」
M「じゃな」

コスタに戻ってもCamilaはまだ問題を解いていた。

「Camila、Camila・・・あんまり解いちゃうと上のクラスになっちゃうよ?日本人は文法ができちゃうから、あまり上にいっちゃうと苦労するぞ〜」

と小声でアドバイスしたが、集中しているCamilaも耳にはとどかなかったらしく返事なし。

暇なので掲示板の企画をつぶさに見ていく。

サッカー観戦(レバンテvsマドリッド)
Mestalla見学(サッカー競技場見学)
サッカーをやろう!(生徒内でのサッカー対戦)

・・・あいかわらずサッカー多いな・・・アンドレアスさんよ〜。

フラメンコを見よう!

お、duendeか・・・行きたいけど今週はムリだな・・・。

しばらくすると、校長アンドレアスが登場。

お「Hola!」
A「Hola!コスタのサイトみたよ!」
お「どう?」
A「良くできてるよ!びっくりだ!もっと簡単なやつかと思ってたよ。あと、なんといっても、俺が作ったPaellaの写真が使われてたのが嬉しかったよ!」
お「え?あれアンドレアスが作ったの?ホント?知らなかったよ・・・」
A「あと・・・あの交通標識はどこでみつけてきたんだ?Valenciaって書いてあるやつ」
お「あ〜あれは・・・最初TokyoとParisだったんだけど、消してValenciaに書き換えただけだよ。」
A「はははは。だから時間と距離が英語表記なのか」
お「そうそう。ぱっとみわからないでしょ?」
A「ところで・・・正樹・・・Alcoiにはいかないか?」
お「う〜ん20eurosでしょ?悩むところ」
A「今年は午前中に行くから去年よりもイベントがみれるよ」
お「ほほう」
A「マスクレタみたいなイベントをやるから、うるさいしな」
お「わかった・・・じゃ、周り誘ってみて、名前書くよ」
A「21日までな」
お「あいあい」

その後、日本人のT君とH君にも遭遇。これからクラスらしい。

早速T君とH君をAlcoiに誘ってみるといい返事が返ってくる。ついでに試験が終わったCamilaにも聞いてみると「いきたい」との返事が。4人ゲット!

なんかコスタの回し者のような気分だ。

コスタを後にしたあと、喉が渇いていたので近くのBarに。そこでCervezaを4杯あおる。一杯1eurosだがオリーブがついてくる。

偶然、ヒロシ君にも遭遇。約半年ぶりで坊主だった頭が長髪になっていた。

やっぱ外にでるといろんな人に遭遇するもんだな。

誘って一緒にCervezaを飲む。

ヒロシ君はコロンビアに旅行にいっていたようで、おみやげのコロンビアたばこを貰う。両切りタバコ。いかにも強そうなタバコだ。

せっかく日本人留学生が二人目の前にいるので、留学前にもっていた疑問や、もしコスタにこれからいくならどんな質問をしたいか?というテーマに話をもっていく。

ヒロシ君はもうかれこれ1年間こっちにいるので、いろんなことを知ってしまっているが、Camilaはこれからコスタに行く人間。いい意見が聞けるかもしれない。

帰ってきた答えは

・人数の多い時期はいつか?
・スペイン人の友達はできるか?
・どこの国からの留学生が多いか?
・先生の数は?
・DELE対策はどうか?
・サッカー観戦のチケットはすぐ帰るか?

あたり。

結構書くのが難しい。マチマチだからだ・・・。マチマチだったら「マチマチ」と書けばいいといわれたが・・・マチマチな情報を聞いて役に立つんだろうか?まぁ、書いてみるってもんか・・・。うむ。

喉も潤ったので、近くのchina店に「ブロンドカツラ」を探しに行く。

が、2カ所回ったがどちらにもない。

やっぱ特別なところにいかないとないのか・・・。

しかたないので、側にある日本語が打てるネットカフェの写真をこっそりとって、ポリテクニカ大学に向かう。先日、以前Valenciaにいた友達からメールがきて、ポリテクニカ大学の芸術学部のカリキュラム本を送ってくれと頼まれたから。






早速Bellas Artesの受付で聞いてみるが・・・

「今はもうない。これしか・・・」

と一枚の薄っぺらい紙を渡される。

確かに授業名は書いてあるが、内容は書いてないし、本でもない。

「いや、もっと分厚い本で・・・」
「ないのよ・・・・これしか・・」

同じ返事。

どこかに積んでないか、少し探し回ったがどこにもない。

まぁ、時期が時期だけにしょうがない。そろそろ大学も終わり、9月から新年度が始まる。その時期にこないと手にはいらないのかもしれない。

久ぶりに大学へ来たので、なんか面白い物がないか探してみたら、こんなものを発見した・・・


・・・パクラレタ!!!!!

っていうか、全然イメージがHIKIKOMORIじゃない!!!

これじゃ、バーバレラじゃないか!

「ひきこもりってのはな・・・・おいらみたいのを言うんだ!おいらの写真を使え!」といってやりたい!

ポリ大学の写真もTranviaの写真もとったのでBellas Artesを後にする。





そろそろ眠い。すでに4時近い・・・連続活動時間もかれこれ26時間目に突入している。

C「どうするの?寝るの?」
お「う〜ん・・・眠いけど・・・寝たらまたおかしな生活リズムに戻るしな〜。やることいっぱいあるしな〜。カツラもかわないといけないし・・・そういえば、仮装パーティー用の店の場所知ってるんだっけ?」
C「うん、この前いった。」
お「じゃ、そこいこう。その前に、酒取りにあなたの寮いくんだっけ?」
C「うん、Caipirin~aのお酒」
お「じゃ、まずはそこだな・・・」

ってことで、Camilaの寮に向かう。近くに映画館Albatrosがあるので、マパ用にそこの写真を撮る。



今日の撮影で、マパが9割方完成しそうな勢いだ。素晴らしきこと限りなし。

Camilaが酒をとってきた。Cachocaという名前の酒。これでブラジルで有名なお酒Caipirin~aを作るらしい。必要なのは氷(クラッシャー)とライムとのこと。

おいらの中では、Caipirin~aと聞くと、おいらの昔の友達を想い出す。彼女のあだ名がCaipirin~aだった。恐ろしくかわいい子で、おいらのイメージするブラジル人像そのまんまの子だった。たぶん、彼女はスペイン人と結婚して、まだここにいるに違いないのだが、しばらく見てないな・・・。どうしてるんだろ。

Blasco Iban~ezを通って、バレンシア大学の写真を撮り、Centro方面に向かう。仮装
パーティー店はPlz de Toro(闘牛場)の側にあるとのこと。

関係ないが、オレンジが綺麗だったので青果屋の写真もとる。




でもって、Rioも綺麗だった。




突然、腹が減って死にそうになったので、Plz Ayuntamientoの側のケバブ屋でケバブをほおばる〜♪

この店はおいらのお気に入りの店。映画館Lysのすぐ目の前にある。

おいらがこっちで食べるファーストフードといったらこのケバブだけ。

8年前のスペイン旅行の時には、Barやレストランで慣れないスペイン語でメニューを読んだり注文することを考えて神経をすり減らすよりも・・・ってことで、1週間に一回くらいは食べたが、こっちに滞在するようになってからはマックやバーガーキングではまだ一度も食べたことがない。何故なら高いから。

日本だったら使うことはよくある。早いし、安いし。だが、こっちだったらマック喰うくらいだったら、BarでMenu del dia食べた方がヘタすると安いし、うまい。




ケバブは3eurosで、コーラが1.2euros。

大満足でケバブ屋を後にする。


で、仮装パーティ店に到着。

う〜ん・・・いっぱいある・・・。ここで買えばなんでもそろうかもしれない・・・。っていうか、ここ見てからテーマを決めても良かったかも。今回はManoloが以前やったことのあるという「ラスベガス」にしたが・・・「エジプト」とか「中世」とか「ファンタジー」っていうのも面白かったかもしれない。まぁ、いいか・・誕生日は明後日だし・・・。

カツラもたくさんあったが、今回はブロンドでなくてはいけない。マリリン・モンローをイメージしていたのだが、そんな感じのカツラはなく・・・

ベルサイユのバラ

に変更。

アンソニー!!!

って感じ。

ぬ?これってキャンディキャンディか?

巻き毛クルクルクルクル。

おいらはCabezon(頭でかっち)なので、合うかどうか不安だったが、それを9eurosで購入。貧乏なおいらには痛い出費だが、年に一度のFiestaだからしょうがない。

ここまできたから・・・と醤油(中国製)とインスタントラーメンでも買おうかとBarrio de Chinoに向かうことに。

すると、違う仮装パーティ店を発見。

何度も通ったことがある道なのに、気づかなかったよ・・・。

しかも、おいらがさっき買ったのと全く同じカツラが7.5eurosで売っていた。1.5eurosも安いじゃないか!!!!!!

安いVinoが一本買える金額差

うなだれる。

china店では何故か醤油が手に入らず。しょうがないので、米酢とインスタントラーメン×6を購入。

Camilaが仮装用のボンボン?・・・髪に巻くやつ?・・・を買いたいというので、china店(100円ショップの方)に向かうことに。

うちの方に向かって歩いていると、今度はA子ちゃんに遭遇。

う〜ん、Valenciaってこんなに狭かったっけ・・・。

なんでもCamilaと映画を見に行く約束をしているらしい。ブリジットジョーンズの日記2。この映画って古くなかったっけ?

Fnacに行くというA子ちゃんとわかれて、うちらはchina店でブツを購入。

その後、うちに帰る。CamilaもA子ちゃんと1時間後の8時半にPlz Canovasで待ち合わせしているとのことでうちに遊びにくる。

Camilaはおいらの持ってる曲を焼いて欲しいということで、PCをいじっている。

おいらはCervezaを飲みながらベッドの上に横になる。座った状態のまま・・・。

どうもそのままおいらは寝てしまったらしく、一度9時頃目が覚めたらCamilaは消えていた。

おいらはそのまま歯を磨いて、パジャマに着替えて・・・もう一度布団にはいる。

たぶん、10時頃・・・。

今日一日でValenciaでのおいらの行動範囲のほとんどを歩いた気がする。

いろんな意味で有意義な一日であった。うん。

たまには早起き(?)もいいもんだ。

カツラをかぶった写真・・・当日、全貌を明らかに?



よろしかったら投票してください。
grp0416014413.jpg 320×240 12K

遺跡発掘
2005年04月13日 (水)
火祭りくらいの時期から、おいらの部屋はず〜っとゴミ溜めになっていた。

1ヶ月前に洗濯したものはたたみもせず椅子の上とか棚の上に置きっぱなし。

資料にするためにとってあったレシートはたまりまくり。

仕事で使ったCDもケースにしまわないでほったからし。

思いついたことを書いていたメモ用紙も散乱しまくり。

これまた資料用に引っ張りだしてきた本は積みっぱなし。

寝る前に読んだ本は読みっぱなし。

誰かが来たときに出したお客様用マットは出しっぱなし。


基本的にゴミ溜めでも生活はできる人なので、実際問題、まぁ、このままでも問題無かったりするのだが、土曜日のFiestaで多分おいらの部屋に人が入ることになるので、重い腰を上げて本格的に掃除をし始めた。年末の大掃除並の掃除。この後、3ヶ月くらいは掃除しないという意気込みで隅から隅までしっかりと掃除した。

一ヶ月前の洗濯物をたたむ。

椅子の上に、もう山のようにこんもり盛られてる。

う〜ん・・・面倒くさい・・・面倒くさいがしょうがない・・・・。

洗濯物を抱え上げて布団の上にどさっ!とばらまく。

すると・・・・なにやら袋がでてきた。

ん?なんの袋だ?

中を開ける・・・。

か、柿ぴーではないでぃすか!!??

気分はエジプトの遺跡発掘人。ツタンカーメンを見つけた時はきっとこんな気分だったのではないだろうか。

おおお〜〜〜〜!!!!!

涙でむせかえる。

しかも、袋の中からは他の埋葬品もざくざく小判のようにいっぱいでてくる。

七味とうがらし

おおお!!!!

すりごま

おおお!!!!

あられせんべい

おおお!!!!

甘納豆

おおお!!!!

ミックスナッツ

ミックスナッツ!!!?????


最後の「ミックスナッツ」が何故ここから発掘されるのか、かなりの謎を残したが、まぁ良し。きっと誰かがおいていったんだろう。だって、おいらの知ってる単語には「ミックスナッツ」なんてないから・・・・知り合いに頼むはずはない。

朝から何も食べてなく、掃除の後パスタでも作ろうと思っていたが、せっかくなので、柿ぴーでお腹いっぱいにさせていただく。

それにしても・・・6パック入りじゃなくて、ミニ柿ピーだったのも謎。これもおいらの単語リストにはない。う〜ん。

実は七味も誰に頼んだか記憶になかったりして。

掃除は順調に進み、3時間後には以前のまともな部屋に戻った。

なんだかんだ言いながらも嬉しくて、新しくポスターまで貼ってしまった。

ラロンハの彫刻のやつ。色の合わせ方のセンスがとても良くて気に入っている。今度サイトでもパクろうと思う。

夕食は、久しぶりの「和風ナスパスタ」。tomokitoのレセタをアレンジしたやつ。SantiとManoloが好物で・・・特に、Santiはこれを作ってると目を輝かせるので・・・たまに作る。

今日はそんくらいか・・・・。

最近全然家からでていないので、書くことが全くない。

あ、そういえば・・・CAMELライトの値段が10centimo上がっていた。この前(1年前くらい?)上がったばかりだというのに・・・・。

スペインは喫煙者にとって天国の様な国。世の中が「禁煙運動」に躍起になっていても我関せずという感じで、路上でも吸いまくりだし、ポイ捨てなんて当然だし、Barでもレストランでも喫煙席なんてみたことがない(一カ所だけ知ってるが、そこは健康食材の店だからさもありなん)。

だが、最近になって流石に世の風潮に押され気味なのか、テレビでも「ニコレット」(禁煙ガム)とか、湿布みたいに体に貼って禁煙を促す製品のCMがよく流れるようになった。

でもって、今日は「Aqui no hay quien viva!」(コメディードラマ)は、「禁煙ネタ」だった。

う〜ん、ついにスペインにも「禁煙運動」がきてしまったか。

ま〜当然の流れといえば当然の流れだよな〜。

百害あって一利なしだし・・・。

でも、そんなことはわかってる。

わかってるけど・・・愛してるのさ。

こんな時は奥田民生の「たばこのみ」でも聞くってもんだろうな。

誰がなんと言お〜〜と〜〜タバコを愛してる〜、それはもうナイスな友達さ〜♪


少しくらい脱ヘルシー〜♪人間だもの〜♪


追伸
Vinoが切れて、ちょっと切ない・・・



よろしかったら投票してください。
grp0414104335.jpg 320×240 17K

スペインのTapas紹介
2005年04月12日 (火)
grp0413110831.jpg 320×240 19K
昨日の日記の宣言通り、起きてすぐ日記を書き始めようと思ったが、イマイチやる気が起きない。頭の中は、今週末のおいらの誕生日Fiestaのことでいっぱいだからっぽい。

Fiestaでかける曲を選ばないといけないし、今回は前回で死ぬほど疲れたのと、金がかかりすぎたので夕食はなしにしたけど、簡単なつまみは必要なので、それも作らないといけない。タカシ君の手を借りたかったが、彼もやることがあって忙しいからそうもいかない。

現時点で25人を呼ぶ予定だが、だいたいこっちのFiestaは友達の友達とか、酔っぱらったスペイン人がその辺のヤツを呼んでくるとか、そのまま人のベッドで事に及ぶとか・・・もう娼婦宿と化す(どうも、うちのFiestaだけらしいが・・・二回やって二回とも娼婦宿になった。一回目がSantiのベッド、2回目はおいらのベッド。泣きながらシーツを洗った)。

そんなわけで最終的には30人とかになるが、今年は・・・日本人が半分くらいだから20人くらいになる可能性もなくない。vamos a ver。

とにかく、頭が痛い。

とはいえ、書かないわけにはいかないので、2日分くらい書いて明日に回す。土曜日があまりに濃すぎて書く気になれなかった。

夕食もあまり作る気になれなくて、Santiからいわれた「今日はTapas(つまみ)でどうだ?」という提案に「SiSiSiSiSiSiSi!!!」と即答。

メニューは

・Patatas Bravas(ポテトフライ)
・Sepia Plancaha(いかの鉄板焼き?わからん)
・Revuelto de Esparragos(アスパラガスのスクランブルエッグ)
・Ensalada(サラダ)
・Alcachofa(アンティチョーク)

といった感じ。

Tapas(タパス)は夕食にもなるし、酒のつまみにもなり、どのBarでも必ずおいてある。そして、今回のメニューはスペイン(Valencia)のBarではどれもおなじみのメニュー。

日本の家でも素材さえそろえば簡単に作れるので、簡単な紹介とレセタを簡単に書いておく。

【Patatas Bravas】
スペインにきてこれを食べないのはいかんだろっ!日本にきて寿司喰わないのと同じ!ってくらい有名な一品。見た目は普通のポテトフライなんだけど、上にかかっているマヨネーズみたいなのはAlioli(アリオリ)と呼ばれるニンニクのマヨネーズ(?)。そして、赤い粉がPimenton(ピメントン)と呼ばれる粉パプリカ(?)。

このメニューはどこにいってもまず間違いなくある。9割方ある。だからメニューに困ったら「パタタス・ブラバス ポル ファボール!」と元気溌剌にいえば問題なし。

アリオリは日本人では知らない人が多いみたいだが、普通にとまではいかないが、ちょっとした大きな店なら売っている。都市にいかないと厳しいかもしれないが、紀伊国屋とか成城石井とかなら普通においてる。まぁ、なんだったらスペインみやげに買っていってもいいかもしれない。スーパーで簡単に手に入る。

ピメントンに関しても名前は違うが買えるらしい。おいらはこっちは買ったことないのでしらない。これもスペインのスーパーで簡単に手に入るので買っていくといい。スペイン料理にはこのPimentonが大量に使われるので、スペイン料理好きの人は3缶くらいまとめて買っていくといいかも。おいらも大量に買って帰った。

で、作り方。

1.ポテトフライを作る。
2.上にアリオリをどばっ!!とかける
3.その上にピメントンをどばっ!!とかける
4.Ya esta!
5.今回の写真の用に別の皿にアリオリとピメントンを分けても良い。お好みで。


【Sepia plancha】
このメニューもたいていのBarにおいてある。困ったら「セピア・プランチャ ポル ファボール!」と元気溌剌にいえば問題なし(笑)。ビールのつまみに最適。

Sepiaは日本だと「イカ!」で済むのだが種類的にいえば「コウイカ」になる。かなりデブで肉厚なイカ。ちなみに、日本で言う「ヤリイカ」はこっちではCalamarという種類。しばしばイカリングとしてTapasに登場するにくいヤツ。これも激ウマ。

普通のイカ焼きなのだが、ソースがうまい。今回はこのソースを伝授するのでおうちで試して貰いたい・・・とっても簡単です。って、珍しく相手がいる日記になってるぞ。

・ソースの作り方
1.ニンニクを大2をまずみじん切りにする。
2.パセリもみじん切りにする。
3.こっちのパセリは日本のと違うけどまぁ大丈夫でしょう。
4.なんかブロッコリーみたいなのじゃないパセリなんだけど・・・。
5.みじん切りにしたその二つをすり鉢に入れる
6.塩を少々入れる。滑らないようにするため。
7.ひたすらたたきつぶいて混ぜ合わせる。もうめいいっぱい!
8.砕けて良い感じになったらオリーブオイルを入れる。
9.量は・・・大さじ3杯くらい?イカの量にもよる。
10.で、さらにかき混ぜる。
11.良い感じで混ぜ合わさったらそのままおいておく。

・Sepia plancha
1.イカを適当な大きさに切る。細かくてよい。(写真参照)
2.オリーブオイルをいれて表面を焼く。
3.火が通ったら、先ほどのソースをいれる。
4.もう少しいたぶる。
5.味見して塩が足りないなら塩をふる。
6.Ya esta!


【Revuelto de Esparragos】
この料理はあまり説明がいらん気がする。スクランブルエッグにアスパラガスが入ってる料理。具材自体は別になんでもいい。スクランブルエッグだから。Tapasとしても登場するが、家庭料理という感じ。パンととてもよく合う。卵を溶くときにすりつぶしたニンニクを入れてもうまい。うまい店のRevueltoは半端なくうまい。

レセタは・・・なし。


【Alcachofa】
このメニューは店にもあるにはあるかもしれないが、家庭料理の1つ。どこの家でも作る一品とのこと。Alcachofaは日本で言うアンティチョーク。値段は・・・高いかもしれない。買ったことないのでわからない。あっさりしててとてもおいしい。ご飯おおかずにはならないので、Tapas(つまみ)という感じ。

とりあえず、レセタ・・・。

1.Alcachofaの茎の部分を切り落とし、さらに外側の堅い皮をとる。
2.適当な堅さの皮まで辿り着いたらそこでむくのをやめる。
3.半分に切ったレモンにおしつけるようにして、レモンでAlcachofaを濡らす。
4.Alcachofaと同数のニンニクの皮をむく。
5.上部真ん中にニンニクを押し込む(写真参照。見えれば)
6.鍋に水を少し入れる。量は・・・300mlくらい?
7.Alcachofaの足(?)が少しひたるってくらい。床上浸水?
8.オリーブ油をいれる。おさじ・・・2杯?
9.上から塩をふる
10.上からレモンを絞る
11.鍋に蓋をしてふかすようにしてしばらくまつ。
12.圧縮鍋でやってもよい。
13.柔らかくなったらOK。
14.味付けは塩。
15.食べるときにニンニクをほぐしながら食べる。
16.堅い皮は歯でこそげるところだけ食べて捨てる。
17.Ya esta!


【Ensalada】
サラダは8年前にスペインにきてその食べ方に感動した一品。おいらの住んでいる地域と野菜のうまさが違うのかもしれないが、あまりにうまい。ドレッシングなんて間違っても使わない。っていうか・・・みたことない・・・。日本みたいにあんなに多彩なドレッシング。あまりに感動したので、日本で作ったことがあるが・・・塩もオリーブ油も、ワインビネガーも違うのか、全然違うサラダでがっかりした記憶がある。

とりあえずレセタ。

1.サラダを作る。なんのサラダでもいい。
2.今回はレタスとトマトのみ。Tapasが多かったから。
3.普段はよくタマネギのスライスとか、ツナ缶、オリーブを入れる
4.上からオリーブ油をまんべんなくかける
5.上からワインビネガーをかける。いっぱいいっぱい。
6.その上から塩をかける。
7.Ya esta!

こっちのサラダはこれが普通。どこのBarでもサラダ(生野菜)だけ運ばれてきて、持ってきてくれたオリーブ油、ワインビネガー、塩をかける。

スペインにきたら是非食べて貰いたい。

今日はそんくらい。

追記
Vino日記を10本分書いた。本当は20本あったがムリだった。瓶が無かったり、味を覚えてなかったり、どこで買ったか、値段がいくらか忘れていたり・・・ためているレシートを探す気にもなれなかった。今度からちゃんと飲んだら、酔っぱらってても書くようにしないとダメかも。Vinoの消費量が思ったよりも最近早い・・・。



よろしかったら投票してください。

Feria de Turismoにいってきた。
2005年04月11日 (月)
grp0419043613.jpg 320×240 19K
今日は壮絶な一日だった。

まず朝・・・といっても12時は回っていたが・・・。

昨夜の約束通りSantiがおいらを起こしに来た。おいらが思っていた以上のやり方で。

まず、布団をひっぺがされる。で、揺り動かす。

「う、う〜ん・・・・」とおいら。

「正樹!起きろ!起きろ!」とさらに揺り動かされる。

おいらは完全に二日酔い。以前は「二日酔いは絶対にない!」と豪語していたが、スペインに来てからはこれでたぶん3度目のマジの二日酔い。頭痛がすることはまだないのだが、胃がなんか変。もう今度からは「二日酔いはない」なんて口が裂けてもいえなくなった。流石に3度目だし・・・。

揺り動かされて気持ち悪くなったのか、おいらの開口一番の台詞は

「Uuuu....quiero Vomitar」(は、はきたい・・・)

まぁ、実際ははかなかったが、もう胃の調子はすこぶる悪い。

しかし、そんなおいらをみておもしろがるSantiとManolo。

「そりゃそうだ・・・昨日もまた帰ってきてVino飲んだのだろ?ここに証拠のBottelaがある!おまえのせいだ!!!」

でもって、Santiは「ほら、吐け!吐くんだ!」と口の中に指をつっこんでこようとする。

そして、傍らにあった新しい絆創膏を目に貼り付けてくる。そしてベッドの上で飛び跳ねるSanti。それを動画に撮る二人・・・。



(動画から・・・)

それでも布団からなかなかでれないおいら。気持ち悪い。気分はもう最悪。

「deja me en paz・・・por favor」(頼むからほっておいてくれ〜〜!)

すでに、約束していたFeriaには行けそうもない。この状態で言ったら絶対どこかでぶっ倒れる・・・。

そんなことを考えているのに、暴れる二人。

突然Manoloが叫ぶ。

「正樹!CoraとKristinが今Valenciaにいるぞ!」

「(なにバカなことをいってるんだ・・・CoraとKristin?おいらが今外人の友達がいないからってバカにしやがって・・・ドイツにいる彼女たちが何でValenciaにいるんだよ・・・っていうか、なにおいらの携帯を勝手に見てるんだ〜!起こすにしてももっとうまい嘘考えろってんだ〜)」

まだ布団から出ないおいら。

二人も諦めたのか「そろそろいくからな〜〜!準備しろよ!」と自分たちの部屋に戻る。

静かになった部屋で布団にもぐりこんで考える。

「でも、ちょっとまてよ・・・ここで二日酔いを理由にして、Feriaにいかないというのがどれくらい損なことだろうか・・・昨日Santiに見せてもらったが、大好きな地図がいっぱいもらえるのだ・・・しかも、いろんな企画物のパンフレットまで。ここで気合いをいれていけば、今後の旅行大いに役立つし・・・ポルトガルのブースもあるっていってたし・・・冷静に考えろ正樹・・・ここで本当に一日つぶしてもいいのか?」

起きました。起きましたとも・・・気合いいれて。

目から絆創膏をはがして傍らにおいてある携帯に目をする。

ん?Mensaje?(メッセージ?)

メッセージを見る。

「Hola!Masaquito!今私たちはValenciaにいるの。今晩もし時間があったら、Copita(軽く一杯って感じ)でもどう? Kristin y Cora」
(彼女たちに関しては「登場人物」参考」)

は、はい〜〜〜!!!????

あまりに突然のことで頭が錯乱する。

「何でValenciaに・・・・4月1日はもうおわってるし・・・嘘じゃないよな・・・まぁ、ドイツだからValenciaなんてすぐだからいるのはいいとして・・・普通前もって連絡くれるだろ〜。半年以上ぶりに会うのだからさ〜。もしおいらに予定が入ってたらどうするんだ〜!」

とブツブツ言いながらも、かつては毎日のようの一緒にいた二人とあえることに胸を躍らせる。なんていうか、青春が蘇るって感じ。が・・・まずは、この二日酔いを何とかしなければ・・・彼女たちも普通に飲むから、この状態でいっては負ける。

Manoloの部屋に行くと二人とも出発の準備をしていた。Manoloは興味がないとかいいながらも結局いくことにしたようだ。

お「Coraたちの話・・・本当だったのね」
M「そうだぞ(笑)」
お「嘘かと思ってた・・・起こすための」
M「ははははは!」
お「(^_^;)」
M「でも、知らなかったのか?」
お「うん、さっきのメッセージで初めて知ったよ」
M「なんか、Oliver(フランス人)も今日きていてCenaをしようってことになってる。で、Coraたちも一緒にいるらしい」
お「そうなんだ・・・」
M「だから、今日は全員でどこかでCena(夕食)をとろう。いいか?」
お「もちろんOK・・・」
M「で、今日はこれから飯を食べにいく。その後Feriaだ・・・」
お「め、飯〜〜〜〜!!!???」

まず最初の試練に突入・・・。

昼食はおいらのお気に入りのBarでとることに

二人は当たり前の用にMenu del diaを注文。おいらは・・・とてもじゃないけど食べれないのでBocadilloと水を注文したが、それでさ食べれる自信がない。

もりもり食べる二人。そして、休み休み食べるおいら。Santiはともかく、Manoloは昨夜おいらと一緒に飲んでいたはず。やはり、昨夜ボミったかボミってないかの差があるんだろうか・・・。

羨ましげに二人を見つめるおいら。

昼食後、Santiの車でFeriaに向かう。途中でSantiの友達のオランダ人・・・といっても滞在して長いのでスペイン語は普通に話す・・・を拾う。

Feria de ValenciaのあるBenimametには30分ぐらいで到着した。ここは郊外にあるので今回は車できたが、Tranvia(路面電車)でも来ることができる。日本で言うと、お台場にある国際展示場みたいなもので(中もびっくりする暗いそっくりだった)、様々な催しものをやっている。Ceramica(陶芸)やらMueble(家具)やら・・・情報はインフォでもらえると思われる。


(外観)


(内部)

で、Feria de Turismo

Feriaは日本で言うところの「フェア」ととってもらってOK。で、Turismoは「観光」。つまり、直訳すると観光フェアとなるが、このままでもなんのことやら・・・。

端的に言ってしまえば、スペインの各地域の観光組合(?)が一同に集まって自分たちの街を宣伝しよう!という企画。その地域のインフォにいかなければもらえないようなパンフレット、地図、宣伝アイテム等が、このFeriaにくるだけで大量に収集できるという素晴らしい企画だ。

それにつけくわえて、すべてではないがヨーロッパの他の国も参加していた。ドイツ、ギリシャ、アイスランド、オランダ、ポーランド、イスラエル等々。

宣伝媒体はパンフレットや地図、宿情報の冊子以外にも、DVDやCD、ノート、ポスターなどいろいろある。パンフレットは、各都市の名物・・・たとえばCamino de EL CID(エルシドの道)やら、Camino de Santiago(サンチャゴ巡礼)など、テーマを絞ったものも少なくない。


(展示場内)

かなり本格的な企画で、これらの宣伝媒体を全部もらっていったらとても紙袋10個じゃ足りないくらい。おいらは厳選したつもりではあったが、紙袋で4つにもなってしまい、あまりの重さに、肩や手が赤々となってしまった。

おいらは地図を見ただけで心をときめかせることができる人間なので、地図の類はすべてもらってきた。あとは宿情報の冊子。地域によっては3cmくらいの厚さの本がおいてあったりする。もうそれ一冊だけで重いほどだ。

今回は何故かAndalucia地方のブースが1つもなかった。理由はわからず。Andaluciaはそこだけで1つのFeriaを開けてしまうからだろうか?またSantiが「見た」といっていたポルトガルのブースもなかった。う〜ん残念。

展示場は2つに別れており、片方がスペインやヨーロッパ各都市の展示場。もう片方は企業関係のブース。格安航空会社や大学、建築関係、化粧品関係、お酒関係、食品関係、不動産関係と様々。企業ブースの奥の方には、観光関係の方にあったValencia州のブースとは別に、Valenciaの小さい村々(街々?)の小さいブースもあり、各ブース内にいる説明係(普通のおばさんだったりするが)に聞けば、その村(街?)の見所を余すことなく教えてくれる。

そして、ブースの机には客寄せ用なのか、Vinoやら名物のお菓子、ポストカードなどが置かれていて無料で自由に食べたり貰ったりすることができるようになっている。もちろん、RequenaとUtielのブースもあったので、Vinoをたっぷり飲んできた。

すでに二日酔いは吹き飛んでいた。

他にも少しMoro y Cristiano(イスラム教徒とキリスト教徒の意。レコンキスタ成功を祝う祭り)の行列や、カタルーニャ地方で有名な・・・人柱のイベントなどで、会場は盛り上がっていた(カタルーニャだけでなくValenciaにもそのイベントはあるらしく、違う名前で呼ばれるらしい。名前は忘れた(^_^;))


(人柱) 

うちら4人は2つの展示場会わせて5時間ほどで回った。昨日は仕事で来たSantiは別として、うちら3人の手には大量の紙袋。もう喜色満面とはまさにこのことなのだが、これを帰ってから整理しなければいけないと思うとちょっと頭も痛くなった。


(広げると・・・)


(積み重ねると・・・)

帰り道、3人で

「うちら、明日からでもインフォーメションが開けるぞ!コピーして有料で配れば・・・すごいことになるな」

と叫びながら帰ってきた。

まだとてもじゃないがすべてには目を通していないが、今後サイトの方でもValencia以外の情報も書けそうな感じ。

さてさて・・・次はどこの街を旅するってもんかね〜。

もう、血湧き肉躍る〜♪(by 電グル)

帰ってきたらもう9時を回っていた。

忘れていった携帯を見るとCoraたちからメッセージが入っていた。

「9時半か10時くらいに、KIOSCO(Barの名前)で待ち合わせでどう?」

とのことだった。

休む暇なく、シャワーを浴び、髭を剃りCentroにあるKIOSCOに向かう。

約7ヶ月ぶりに再会するCoraとKristin・・・前と特に変わってなかったが、服装はドイツ人に戻っていた。近況報告をするも、7ヶ月程度じゃそうは変わらないみたいで、「う〜ん、なにもないね〜」でお互い終わってしまった。実際、Valenciaの街もなんら変わってないし・・・。

KIOSCOを出た後も違うBarを梯子する。二日酔いを忘れてVinoを飲みまくる。計5,6本は開けたと思われる。この日、初めてBierzoのVinoを飲む。Santiのおすすめでだったのだが・・そんな産地さえあることも知らなかったおいらは、そのうまさにびっくり。店のVinoなので、12eurosほどしたが、Bodegaとかで買えばその半額くらいで帰るはず。

もし見つけたら絶対に買ってやる。

4時頃、FoxCongoにいくが、旅行をひかえてるCora、Kristinは帰っていった。Olivierを含めたうちら4人はしばらく残ったが、店が閉まるとFoxCongoを後にして、次なる目的地を探し始める。

おいらは、次の日、姐御たちと昼飯を食べる約束をしていたのだで、そのまま帰ることにする。だいたい5時半頃。

家に着くともう体はクタクタだったけど、二日酔いが回復してしまったため、調子にのってVino一本開けたらまたかなり酔っぱらってしまった。

いつものように倒れ込むように床についた。

追記
Discoteca(ディスコ)でSantiにカメラをかしたのはいいが・・・



あんたら・・誰だよ・・・



よろしかったら投票してください。



一覧 / 検索